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2016年10月2日(日) / 中山 1200m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13  ○ レッドファルクス  牡5 57 Mデム  1:07.6  3
2[8] 15  ▲ ミッキーアイル   牡5 57 松 山  アタマ  2
3[2] 4     ソルヴェイグ    牝3 53 田 辺  クビ    9
4[3] 5  △ シュウジ      牡3 55 川 田  クビ    5
5[4] 7     スノードラゴン   牡8 57 大 野  ハナ    12
6[8] 16  ☆ ネロ        牡5 57 内 田  アタマ  8
7[5] 9     サトノルパン    牡5 57 和 田  クビ    14
8[2] 3     ティーハーフ    牡6 57 池 添  ハナ    16
9[6] 12     レッツゴードンキ  牝4 55 岩 田  クビ    7
10[3] 6     ベルカント     牝5 55 蛯 名  クビ    11
11[1] 2  ☆ ブランボヌール   牝3 53 武 豊  クビ    6
12[1] 1  ◎ ビッグアーサー   牡5 57 福 永  1/2     1
13[7] 14  ☆ ウリウリ      牝6 55 戸 崎  アタマ  10
14[5] 10     レッドアリオン   牡6 57 川 須  クビ    15
15[6] 11  △ ダンスディレクター 牡6 57 浜 中  アタマ  4
16[4] 8     サクラゴスペル   牡8 57 横山典  1.1/4   13
  
払戻金 単勝 13 920円
    複勝 13 380円 / 15 290円 / 4 740円
    枠連 7-8 2000円
    馬連 13-15 4490円 / 馬単 13-15 8240円
    3連複 4-13-15 42230円 / 3連単 13-15-4 180060円
    ワイド 13-15 1470円 / 4-13 3470円 / 4-15 3450円
  

感想と言い訳?!

 短距離戦ですからこういうこともあるのですが、それにしても不完全燃焼に終わったビックアーサー。これが最内枠の怖さですね。コーナーでは行き場を失い、直線では力任せに進路をこじ開けようとしましたが、躓いてジ・エンドでした。

 勝ったのはやはりのミルコ、レッドファルクス。理想的な逃げを打ち、勝利確定気味だったミッキーアイルを見事に追い落としました。注目された3歳馬ですが、一番人気薄だったソルヴェイグが混戦捌いて3着。ビックアーサーを外していたとしても、ちょっと馬券的には難しかったかなぁ…という一戦でした。

2016/10/2 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 C
  • 芝1200m
    外・右回り

  • 見込み
常にコーナーとなるため、外枠は不利。テンからの早いペースについていき、直線の急坂でも耐えることができる先行馬が理想。差し馬は直線前には捉える必要がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ビッグアーサー 牡5 57.0 福永祐一
1 02 ブランボヌール 牝3 53.0 武豊
2 03   ティーハーフ 牡6 57.0 池添謙一
2 04   ソルヴェイグ 牝3 53.0 田辺裕信
3 05 シュウジ 牡3 55.0 川田将雅
3 06   ベルカント 牝5 55.0 蛯名正義
4 07   スノードラゴン 牡8 57.0 大野拓弥
4 08   サクラゴスペル 牡8 57.0 横山典弘
5 09   サトノルパン 牡5 57.0 和田竜二
5 10   レッドアリオン 牡6 57.0 川須栄彦
6 11 ダンスディレクター 牡6 57.0 浜中俊
6 12   レッツゴードンキ 牝4 55.0 岩田康誠
7 13 レッドファルクス 牡5 57.0 M.デムーロ
7 14 ウリウリ 牝6 55.0 戸崎圭太
8 15 ミッキーアイル 牡5 57.0 松山弘平
8 16 ネロ 牡5 57.0 内田博幸
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
外から15がかぶせての逃げる。おそらくはこれに競りかける他馬もなく、平均ラップを刻みそう。差すにしてもある程度前での競馬が必要か。
信頼度
C
混戦
波乱も多い電撃戦。1つ抜けた本命馬ですらも油断はできぬ状況。
予想本文 

~ 秋G1戦線開幕告げる電撃戦 ~
 遠くフランスでは日本のダービー馬が悲願に挑むが、こちらも秋のG1シリーズが開幕する。近年は荒れる傾向の強い同レース。今年は先行の本命馬が最内枠。一定の信頼は置けるも伏兵陣は多彩で予断は許せない。

 それでもここは素直にビックアーサーを信頼。休養明けの前哨戦をしっかりと貫禄の勝利。 それも果敢にハナを切って押し切る形で、力の違いを見せつけた。ただ、一方で行きたがる面も見せており、一叩きされたことでこの点の改善がどこまで見込めるかがポイントにはなりそう。それがクリアできれば、最内からの先行できる強みを活かして、スプリント春秋連覇も手が届くはず。

 対抗格には少々迷ったが、レッドファルクスを抜擢。右回りに実績がなく、評価できる芝の実績もほぼ前走のみ。だが今の状態ならすべて克服できるのではなかろうかと思えるほどの充実ぶり。調教の状態は最高潮に近い状態で、ここに前走に引き続いての名手を得たとあらば、狙ってみる価値は十分。差し馬だけに、前が止まらない展開とならなければ、このメンバーでも通用するはず。

 外枠を嫌って評価をやや下げたが、高松宮記念2着馬、ミッキーアイルも当然の実力馬。今回のメンバー構成では外からでも楽にハナに立つ展開が濃厚。高松宮記念からのぶっつけは決して歓迎できる材料ではないが、うまく自身のペースに持ち込めれば簡単には潰れない。やはりスプリント戦ならこの馬は有力馬の一頭。

 ダンスディレクターは本命馬に2度先着しており、春の時点では実績も上位だった。高松宮記念は出走していれば、かなりの人気も背負ったであろう。そんな中、注目された復帰戦だが、さすがにその末脚は不発に終わった。ただ、終始、叩き台としてのレースに専念していた節もあり、この本番で本領を発揮してくる可能性は高い。後方待機型ゆえ、末脚不発のリスクがあるものの、ハマれば当然首位争い。

 古馬陣が混戦模様ゆえ、やはり新鋭の3歳馬に食指が動く。その筆頭には好調維持するシュウジを推す。父を彷彿させるかの如く、スプリント戦で輝きを放ちはじめた。古馬を相手に北海道での連続重賞2着は評価に値する内容。前で競馬ができる点も強み。

 こちらも3歳馬、ブランボヌール。3歳牝馬の53キロの斤量も魅力。秋始動の前走では、クラシック戦線からスプリントへ目先を変え、開眼思わせる快勝となった。勢いに乗って連勝してしまう可能性も十分。

 実績的にウリウリもまだ捨てきれぬ。同日に全弟マカヒキが凱旋門賞に挑戦。兄弟G1制覇の場面がどうにもちらつく。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着固定ながし:

01
→13,15,11,05,02,16,14
(42点)

2着固定ながし:
01
→13,15,11,05,02,16,14
(42点)
やはり、基本的にはビックアーサーを信頼したい。ここに向けての死角が少なく安定した競馬が望めそう。軸馬としての信頼には応えてくれるだろう。問題は2番手以下。実力的に拮抗してるなら、鞍上の腕にもかけてレッドファルクスを相手筆頭に据える。とはいえミッキーアイルや、ダンスディレクター、加えて3歳勢もほとんど差はない。そのため、馬券としては、ビックアーサーの3連単 1着固定ながしを推奨。余裕があれば2着固定ながしも抑えで。
2016年6月5日(日) / 東京 1600m 芝・左 / 晴・良 サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 6     ロゴタイプ     牡6 58 田 辺  1.33.0  8
2[6] 8  ○ モーリス      牡5 58 ベリー  1.1/4   1
3[7] 10  ☆ フィエロ      牡7 58 内 田  ハナ    6
4[6] 7  ▲ サトノアラジン   牡5 58 川 田  クビ    3
5[7] 9  △ イスラボニータ   牡5 58 蛯 名  1/2     4
6[4] 4     ディサイファ    牡7 58 武 豊  ハナ    7
7[2] 2     ダノンシャーク   牡8 58 岩 田  1/2     11
8[1] 1     クラレント     牡7 58 小 牧  1/2     10
9[3] 3  ☆ ロサギガンティア  牡5 58 Mデム  クビ    5
10[8] 12     レッドアリオン   牡6 58 川 須  1.1/4   12
11[8] 11  ◎ リアルスティール  牡4 58 福 永  1.1/4   2
12[5] 5     コンテントメント  セ6 58 プレブ  2      9
  
払戻金 単勝 6 3690円
    複勝 6 520円 / 8 130円 / 10 450円
    枠連 5-6 1200円
    馬連 6-8 3230円 / 馬単 6-8 11580円
    3連複 6-8-10 14990円 / 3連単 6-8-10 153560円
    ワイド 6-8 1130円 / 6-10 4820円 / 8-10 840円
  

感想と言い訳?!

 予想以上にペースは遅くなり、ロゴタイプがまんまと逃げ切ってしまいました。いや、この場合はまんまという表現は適切ではないですね。ある程度この展開は予想されていて、当然ロゴタイプに考えは及んではいましたが、それでも勝つことはないだろうと侮ってました。人馬ともよく頑張りました。

 モーリスは敗れてしまい、連勝ストップ。ただ、さすがの貫禄はみせたといっていいでしょう。以下もおよそ人気馬決着となりました。が!!!予想外はリアルスティール。前半のスローでかかってはいたようですが、スローと行っても短距離レースでのもの。ここまで大敗するとは意外でした。

2016/6/5 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
直線長く、コースも広いマギレの生じにくいコース体系。マイル以上もある程度こなせるスタミナも要求される。脚質は差し馬有利も極端な追い込みは厳しい。また、外差しも決まりにくく、内枠が望ましい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   クラレント 牡7 58.0 小牧太
2 02   ダノンシャーク 牡8 58.0 岩田康誠
3 03 ロサギガンティア 牡5 58.0 M.デムーロ
4 04   ディサイファ 牡7 58.0 武豊
5 05   コンテントメント セ6 58.0 プレブル
5 06   ロゴタイプ 牡6 58.0 田辺裕信
6 07 サトノアラジン 牡5 58.0 川田将雅
6 08 モーリス 牡5 58.0 ベリー
7 09 イスラボニータ 牡5 58.0 蛯名正義
7 10 フィエロ 牡7 58.0 ルメール
8 11 リアルスティール 牡4 58.0 福永祐一
8 12   レッドアリオン 牡6 58.0 川須栄彦
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
積極的に引く馬もなく、直線の長さも手伝ってゆったりとした流れの見込み。上がりの競馬の公算が高く、ある程度前につける必要がある。
信頼度
B
順当
広いコースでの少数頭のため、極端な波乱の可能性は低い。
予想本文 

~ マイル王凱旋 ~
 盛り上がった日本ダービーから一転、12頭と少ないメンバー構成となった安田記念。昨年このレースを制し、世界レベルのマイル王へと成長したモーリスの凱旋レースとなる。迎え撃つメンバーは数こそ少ないものの、精鋭揃い。連覇なるか、ならざるかが注目。

 その大本命馬を差し置いて、リアルスティールを本命に据えてみる。もはやマイルに敵なしのモーリスに土をつけるなら別路線組だろう。ならば、3冠レースで常に中心にいたこの馬をおいてない。海外で待望のG1を獲ったが、やはり国内G1未勝利は受け入れられないはず。ここが未知の距離であることは承知の上での本命視。海外帰りだが栗東でじっくり調整はできており、不器用なタイプでもあるので、少数頭の東京コースはうってつけ。素直に地力勝負できる点に賭けてみたい。

 海外含むG1 4連勝中のマイル王、モーリス。ここは負けられぬ一戦とはなるが、不安要素もないわけではない。鞍上手替わりはもちろんだが、それより海外帰りゆえの調整過程がいつもと異なる点。東京コースでの追い切り内容に問題はなく、依然好調をキープしているとも思えるが、その微妙な変化が有形無形の影響を及ぼす不安は残る。ただ、多少骨っぽい相手とはいえ、この少数頭で紛れの少ない展開ならそうそう崩れるとも思えない。当然勝ち負けの存在には違いない。

 サトノアラジンは目下絶好調。これまでもマイル前後の中距離では、ずば抜けた末脚を武器に、常に上位を賑わしてきたが、前走で完全覚醒の感。直一気の脚質的なリスクはあるが、今の状態なら確実な差し込みが期待できるだろう。前走から距離が伸びるが、むしろマイルの方がこの馬にとっては、競馬がしやすいはず。ダービー制覇で勢いづく鞍上は、モーリスとも旧知の仲。彼我の差を知っている点も強み。

 ここのところ精彩を欠くイスラボニータだが、毎日王冠、天皇賞・秋での実績からも、やはり東京コースとなると怖さが増す。先行馬のイメージも強いが、早い上がりも使える自在型。どのような展開でも対応できることは強み。距離短縮も折り合い面の不安がなくなる分、メリットの方が大きい。

 なかなか勝ち切れないが、フィエロもマイル戦線では安定勢力の一角を担う古豪。7歳という年齢から、間を空けた復帰戦は注目だったが、1番人気を裏切る結果。ただ、そこまで悲観する内容でもなく、ひと叩きの上積みがどこまで期待できるかにもよるものの、大きな衰えは感じない。鞍上強化も魅力で、馬券対象からは外しにくい。

 少々取捨に迷うのがロサギガンティア。東京コースは得意といえる舞台で、マイルにも実績はある。調教も特に問題なくこなしてはいる。前走でサトノアラジンとの勝負付けが済んでいる分、人気的には今ひとつ。鞍上頼みの一面もあるが、その割に旨味も大きい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

11=08
→07,09,10,03
(24点)
少数頭ゆえ、馬券戦略が難しい。東京コースでもあり、素直に地力を信頼したいところだが、配当を考えると絞り込みも必要。適距離でない分、不安も伴うが、リアルスティールの地力を信頼して本命に据えた。ダントツ人気のモーリスだが、複勝圏内に外れることも考えにくく、馬券はこの2頭からの3連単2頭軸マルチが妥当か。ただ、金額には差をつけたいところ。
2016年5月15日(日) / 東京 1600m 芝・左 / 晴・良
サラ系4歳以上 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13      ストレイトガール  牝7 55 戸 崎  1:31.5  7
2[5] 10  ◎  ミッキークイーン  牝4 55 浜 中  2.1/2   1
3[7] 15  ▲  ショウナンパンドラ 牝5 55 池 添  ハナ    2
4[1] 2  ○  スマートレイアー  牝6 55 武 豊  1.1/4   3
5[4] 7  △  ルージュバック   牝4 55 ルメー  ハナ    4
6[3] 6  ☆  マジックタイム   牝5 55 ボウマ  ハナ    6
7[7] 14      ウキヨノカゼ    牝6 55 四 位  1.1/4   15
8[6] 12  △  クイーンズリング  牝4 55 Mデム  1.1/2   5
9[8] 16      シュンドルボン   牝5 55 吉田豊  1.1/4   12
10[6] 11  ☆  レッツゴードンキ  牝4 55 岩 田  1      8
11[1] 1  ☆  ウインプリメーラ  牝6 55 川 田  クビ    10
12[4] 8      メイショウマンボ  牝6 55 武 幸  2      17
13[2] 4      ウリウリ      牝6 55 三 浦  クビ    13
14[3] 5     Bレッドリヴェール  牝5 55 石 川  1.1/4   18
15[5] 9     Bカフェブリリアント 牝6 55 福 永  4      14
16[8] 18      ショウナンアデラ  牝4 55 蛯 名  1/2     11
17[8] 17      トーセンビクトリー 牝4 55 内 田  クビ    16
18[2] 3      シャルール     牝4 55 横山典  3      9
  
払戻金 単勝 13 1770円
    複勝 13 410円 / 10 140円 / 15 170円
    枠連 5-7 650円
    馬連 10-13 3510円 / 馬単 13-10 9790円
    3連複 10-13-15 6090円 / 3連単 13-10-15 48310円
    ワイド 10-13 1310円 / 13-15 1790円 / 10-15 350円
  

感想と言い訳?!

 いやぁ、参りました。ストレイトガール圧勝でした。この馬は本当にひと叩きでガラリと変わりますね。前走の大敗で見限ってはいけませんでした。上位陣がしっかり来ている展開で、これは力の差があっての勝利といえます。

 それにしても7歳牝馬の戴冠です。しかもフジキセキ産駒です。サクラバクシンオー系統のキタサンブラックの春天制覇とか、予想外のことが最近はよく起きますね。

 実は、推奨の最後の1頭、レッツゴードンキか、ストレイトガールですごく悩んだのですが、前に行く分レッツゴードンキを選択しました。なので、馬券は一応押さえておりました。ごめんなさい。といっても、あまり大きな勝ちではありませんが…。

2016/5/15 4歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝1600m
    外・左回り

  • 見込み
直線長く、コースも広いマギレの生じにくいコース体系。マイル以上もある程度こなせるスタミナも要求される。脚質は差し馬有利も極端な追い込みは厳しい。また、外差しも決まりにくく、内枠が望ましい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ウインプリメーラ 牝6 55.0 川田将雅
1 02 スマートレイアー 牝6 55.0 武豊
2 03   シャルール 牝4 55.0 横山典弘
2 04   ウリウリ 牝6 55.0 三浦皇成
3 05   レッドリヴェール 牝5 55.0 石川裕紀
3 06 マジックタイム 牝5 55.0 ボウマン
4 07 ルージュバック 牝4 55.0 ルメール
4 08   メイショウマンボ 牝6 55.0 武幸四郎
5 09   カフェブリリアント 牝6 55.0 福永祐一
5 10 ミッキークイーン 牝4 55.0 浜中俊
6 11 レッツゴードンキ 牝4 55.0 岩田康誠
6 12 クイーンズリング 牝4 55.0 M,デムーロ
7 13   ストレイトガール 牝7 55.0 戸崎圭太
7 14   ウキヨノカゼ 牝6 55.0 四位洋文
7 15 ショウナンパンドラ 牝5 55.0 池添謙一
8 16   シュンドルボン 牝5 55.0 吉田豊
8 17   トーセンビクトリー 牝4 55.0 内田博幸
8 18   ショウナンアデラ 牝4 55.0 蛯名正義
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
特に主張する馬もなく、高速馬場の近年の傾向からもスローペースは濃厚。前残りに注意。
信頼度
C
実力伯仲
高いレベルの各馬の実力均衡状態。直線の叩き合いが濃厚で、直線までの位置取りがカギ。
予想本文 

~ 春の嵐、吹くや、吹かざるや ~
 これまで今ひとつ盛り上がりに欠ける印象のあった春の古牝馬G1だが、今年はG1ホースがズラリ。得意距離も世代も異なり、軸馬もかなり迷うほど。昨年は2000万馬券という大波乱を呼んだレース。それ以前も近年も波乱の傾向を含む。ただ、ここまでメンバーが揃った中、それも東京コースでそれほど荒れるだろうか。その点をよく見極めたい。

 1番人気がコロッと敗れる当レースではあるが、それでもミッキークイーンには死角がないように思える。JC大敗後、休養挟んでの復帰戦、古牝馬との対戦、それもマイル戦と注目の中、2着に甘んじたが十分な内容。馬群後方に揉まれ、これは沈んだか?と思わせた刹那、ぐいぐい伸びて、とくにゴール前3完歩は戦慄覚える追い上げを見せた。ひと叩きの効果もあってか、仕上がりも絶好。主戦騎手に戻ってここは無様な競馬はできない。

 愛すべき末脚の持ち主スマートレイアー。その末脚は不発に終わることが多く、力を出し切れていないもどかしさがあったが、ここ2走で逃げ馬として開眼。少しづつ先行できる器用さも身につけてはいたが、正直、ここまでの変わり身には驚いた。昨年、このレースは大敗しているが、その上がり3Fは実に32秒台。それでも前が止まらなければどうしようもなかった。しかし、今年は前に位置することができる。単純にこの点は非常に大きい。1年ぶりにかつてのパートナーに戻る。さすがに控える事はしないと思うが、どのようなレースをするか楽しみ。

 こと地力ならば、JC馬、ショウナンパンドラで異論はないだろう。牡馬とも真っ向から渡り合っている実力馬で、むしろ牝馬限定戦に出る意味がないほど。得意の東京で今回も確実な差し込みが期待できそう。ただ、やはりマイルは本来、この馬の適正距離ではない。過去、圧倒的1番人気が大敗したのがこのパターンに似ている。今回、メンバー揃って1番人気とはならなさそうだが、軸に据えるには躊躇が生じた。

 今となってはやや地味な存在となってしまったが、ルージュバックも桜花賞、オークス1番人気の実力馬。有馬記念では大敗したが、復帰戦の前走では一定の目処。メンバー的にはスカッと勝利してほしいところだったが、斤量差と落鉄の影響もあった。東京コースには実績もあり、ここで反撃の狼煙をあげてほしいところ。

 クイーンズリングはやはりこの鞍上だと無視することはできない。また、馬の方も鞍上の意に従う起用な自在性を持つ。ここはある程度前での競馬が必須となろう。レース間隔が空いているのもこの馬にとっては好ましい。成績的にはムラがあるも上位陣との地力差もそれほど感じない。十分勝ち負けできる。

 マイルを中心に、最近は堅実な成績を残るマジックタイム。前走は軽ハンデの恩恵も受けたとはいえ、スローの中、中団から差し切る良い内容。調子はまだ上向きのようで、この舞台での引き続き。

 有力各馬とはすでに勝負付けが済んでいる感もあるが、先行しぶとく、相手なりに走るウインプリメーラ。好調さは維持しているようで混戦で目。

 不気味なのがレッツゴードンキ。思うように成績が残せていないが、色々と不運が重なったことも事実。先行できるマイラーとしては、この条件にピタリ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

10=02
→15,07,12,06,01,11
(36点)

05=15
→02,07,12,06,01,11
(36点)
軸には迷うところではあるが、1番人気を承知で、4歳エースのミッキークイーンを据えたい。今の前残りの東京であれば、内枠引いたスマートレイアーに食指が動くところだが、やはり飲み込まれる懸念もあり、ならば堅実に3着圏内を狙える同馬に白羽の矢。相手は当然のスマートレイアーとの3連単マルチながし。オッズ次第ではあるが、2番軸はいくつか変えても押さえたいところ。
2016年5月8日(日) / 東京 1600m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 4  ◎ メジャーエンブレム 牝3 55 ルメー  1:32.8  1
2[3] 5  ○ ロードクエスト   牡3 57 池 添  3/4     2
3[8] 18  ☆ レインボーライン  牡3 57 福 永  クビ    12
4[5] 10  △ ダンツプリウス   牡3 57 丸 山  1.1/4   7
5[4] 7     トウショウドラフタ 牡3 57 田 辺  アタマ  5
6[6] 12     ハクサンルドルフ  牡3 57 内 田  アタマ  11
6[8] 17     ブランボヌール   牝3 55 三 浦  同着    15
8[7] 14     ブレイブスマッシュ 牡3 57 横山典  ハナ    9
9[7] 15     ストーミーシー   牡3 57 江田照  1.1/4   10
10[5] 9  ☆ シャドウアプローチ 牡3 57 ベリー  ハナ    13
11[4] 8  △ イモータル     牡3 57 戸 崎  クビ    3
12[1] 1     シュウジ      牡3 57 岩 田  アタマ  8
13[1] 2     エクラミレネール  牝3 55 大 野  クビ    16
14[8] 16     カネノイロ     牡3 57 蛯 名  クビ    17
15[6] 11     ペルソナリテ    牝3 55 柴田大  3/4     18
16[2] 3  ☆ アーバンキッド   牡3 57 ボウマ  1/2     6
17[3] 6     ティソーナ     牡3 57 Mデム  クビ    4
18[7] 13     シゲルノコギリザメ 牡3 57 松 岡  10      14
  
払戻金 単勝 4 230円
    複勝 4 140円 / 5 210円 / 18 660円
    枠連 2-3 460円
    馬連 4-5 940円 / 馬単 4-5 1470円
    3連複 4-5-18 11190円 / 3連単 4-5-18 33030円
    ワイド 4-5 430円 / 4-18 1990円 / 5-18 3520円
  

感想と言い訳?!

 好スタートからそのまま先手を奪い、ケレン味のない逃げで見事に逃げ切ったメジャーエンブレム。自身の競馬ができれば、さすがの強さを見せつけました。ちょっとオークス出ていればどうなったかも興味のあったところですが、ひとまず目的を達したと言えるでしょう。

 2着にも皐月賞から折り返したロードクエストが追い込み馬に不利な流れの中、よく外から差し込みました。こちらもさすがの競馬でした。

 マイル専科組はやはりクラシック参戦組との力の差が大きかったといえる結果です。そんな中、レインボーラインが好位中団から押しあげての3着は立派でした。

2016/5/8 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 A
  • 芝1600m
    外・左回り

  • 見込み
直線長く、コースも広いマギレの生じにくいコース体系。マイル以上もある程度こなせるスタミナも要求される。脚質は差し馬有利も極端な追い込みは厳しい。また、外差しも決まりにくく、内枠が望ましい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   シュウジ 牡3 57.0 岩田康誠
1 02   エクラミレネール 牝3 55.0 大野拓弥
2 03 アーバンキッド 牡3 57.0 ボウマン
2 04 メジャーエンブレム 牝3 55.0 ルメール
3 05 ロードクエスト 牡3 57.0 池添謙一
3 06 ティソーナ 牡3 57.0 M.デムーロ
4 07   トウショウドラフタ 牡3 57.0 田辺裕信
4 08 イモータル 牡3 57.0 戸崎圭太
5 09 シャドウアプローチ 牡3 57.0 ベリー
5 10 ダンツプリウス 牡3 57.0 丸山元気
6 11   ペルソナリテ 牝3 55.0 柴田大知
6 12   ハクサンルドルフ 牡3 57.0 内田博幸
7 13   シゲルノコギリザメ 牡3 57.0 松岡正海
7 14   ブレイブスマッシュ 牡3 57.0 横山典弘
7 15   ストーミーシー 牡3 57.0 江田照男
8 16   カネノイロ 牡3 57.0 蛯名正義
8 17   ブランボヌール 牝3 55.0 三浦皇成
8 18 レインボーライン 牡3 57.0 福永祐一
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
逃げ馬13を他馬が追いかけるかどうかがカギ。特にかかる馬が出なければ、マイル戦としてはゆったり目のペースが予想される。
信頼度
D
混戦
軸馬には一定の信頼も、敗戦後の立て直しゆえ、不安もある。ヒモ穴要素も多分にあり、波乱の可能性も。
予想本文 

~ 復権にかける ~
 桜花賞の本命馬、メジャーエンブレムがオークスを回避し、ここに参戦。現情勢をみれば、オークス参戦の方がチャンスがあったような気もするが、マイルに適性を求めた陣営の判断には、この馬を1冠だけで終わらすわけにはいかないという意気込みを感じる。傷心の敗戦後、牡馬相手にどこまでの競馬をみせるかが注目したいところ。

 1番人気で迎えた桜花賞では、期待に答えられなかったメジャーエンブレム。直線挟まれながらよく抜けては来たものの、最後は後続馬に飲まれてしまった。キレというよりも、持続力ある脚での早め押し切りがこの馬のスタイルであるため、不向きな展開となったことは否めない。東京のマイル戦は差し馬有利に思えるが、ことNHKマイルに限っては先行脚質が活躍。今年のクラシックのレベルは高く、敗れたとはいえ、その主役を担ったこの馬の能力は評価したい。

 同様にロードクエストも皐月賞では大敗してしまった。どうもこの馬は中山では自慢の切れる脚が使えない。得意の左回り、それも直線長い東京の舞台はお誂え向き。こちらも再起を図る注目を集めるレースとなる。皐月賞も桜花賞同様相当にハイレベルなレース。このメンバーなら、やはりクラシック組に食指が動くし、事実地力的にも上位に位置するだろう。ただ、直一気ではなかなか通用しづらいレースでもあるので、その点が少々不安。

 本命馬と同じく、ダイワメージャー産駒のティソーナ。重賞未経験で実績的には劣るが、このメンバーならそう臆することはない。先行しながらも、それなりの速い脚を使い、なお、粘れる根性もある。まさにこのレース向きのタイプで、G1でも好勝負が期待できそう。

 東京コースならイモータルに魅力を感じる。朝日杯では状態一息で敗れはしたが、続く共同通信杯では変わり身を見せた。しかも敗れた相手は後の皐月賞馬。少々気性的に問題を抱える不安点はあるものの、ひとたび折り合えば中団からの切れる脚が使える。

 近年連動性は薄れつつあるがニュージーランドT勝ち馬、ダンツプリウスも注目の一頭。母父マンハッタンカフェにブライアンズタイムという重厚な血統背景で、速い時計に対応できるか疑問はあるが、現状はマイルがあっているといえよう。

 1勝馬ながらレベルの高かった毎日杯の2着が光るアーバンキッド。上位陣ともそれほど差はないはずで、ここは展開ひとつ。

 実績的には地味だが、ダンツプリウスにも先着経験のあるレインボーライン。うまく流れに乗れれば、大外からの差し込みも怖い。

 須貝厩舎の3頭出し3番手に位置するシャドウアプローチだが、一頓挫後の久々でも自身の出来は良さそう。G1 3着の実績に1票を投じておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

04=05
→06,08,10,03,18,09
(36点)

04=06
→05,08,10,03,18,09
(36点)
予断は許されないとはいえ、メジャーエンブレムの主軸は揺るがないという見解。ただ、周囲はなかなかに混戦。順当ならロードクエストの地力が一段高く思えるが、そうすんなりと決まるだろうか。印を打たなかった馬にも十分チャンスが有り、ヒモ穴にも十分警戒したい。馬券的にはメジャーエンブレムを軸に、ロードクエスト、ティソーナを相手に2頭軸マルチながしを推奨。
2016年4月10日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13  ◎ ジュエラー     牝3 55 Mデム  1:33.4  3
2[6] 12  ▲ シンハライト    牝3 55 池 添  ハナ    2
3[5] 10  △ アットザシーサイド 牝3 55 福 永  1.3/4   6
4[3] 5  ○ メジャーエンブレム 牝3 55 ルメー  1/2     1
5[8] 17     アドマイヤリード  牝3 55 藤岡康  1/2     13
6[7] 15  △ ラベンダーヴァレイ 牝3 55 戸 崎  1.1/4   5
7[6] 11  ☆ レッドアヴァンセ  牝3 55 武 豊  1.1/4   4
8[1] 2     ブランボヌール   牝3 55 三 浦  クビ    10
9[3] 6     ビービーバーレル  牝3 55 石 橋  3/4     12
10[4] 7  ☆ デンコウアンジュ  牝3 55 川 田  クビ    7
11[2] 3     メイショウスイヅキ 牝3 55 松 山  1.1/4   14
12[8] 16     ウインファビラス  牝3 55 松 岡  1/2     9
13[1] 1     キャンディバローズ 牝3 55 菱 田  クビ    11
14[7] 14     カトルラポール   牝3 55 秋 山  2.1/2   17
15[5] 9     ジープルメリア   牝3 55 松 田  クビ    16
16[8] 18     メイショウバーズ  牝3 55 古 川  ハナ    18
17[2] 4     ソルヴェイグ    牝3 55 蛯 名  1.1/4   8
18[4] 8     アッラサルーテ   牝3 55 和 田  クビ    15
  
払戻金 単勝 13 500円
    複勝 13 240円 / 12 260円 / 10 810円
    枠連 6-7 730円
    馬連 12-13 960円 / 馬単 13-12 1950円
    3連複 10-12-13 5650円 / 3連単 13-12-10 20330円
    ワイド 12-13 320円 / 10-13 1320円 / 10-12 1430円
  

感想と言い訳?!

 まさかのメジャーエンブレムの4着。脚質的にターゲットにされやすいとは思っていましたがそれでも3着までには…と思っていました。直線挟まれる不利はありましたが、見事に割ってきた点はさすがも、チューリップ賞の1、2着馬には及びませんでした。こちらは再度ハナ差の大接戦でしたが、ジュエラーがモノにしました。シンハライト、アットザシーサイドも力量をみせつけました。どうやらオークスは高レベルの接戦模様で、難しくなってきましたね。

2016/6/1 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   キャンディバローズ 牝3 55.0 菱田裕二
1 02   ブランボヌール 牝3 55.0 三浦皇成
2 03   メイショウスイヅキ 牝3 55.0 松山弘平
2 04   ソルヴェイグ 牝3 55.0 蛯名正義
3 05 メジャーエンブレム 牝3 55.0 ルメール
3 06   ビービーバーレル 牝3 55.0 石橋脩
4 07 デンコウアンジュ 牝3 55.0 川田将雅
4 08   アッラサルーテ 牝3 55.0 和田竜二
5 09   ジープルメリア 牝3 55.0 松田大作
5 10 アットザシーサイド 牝3 55.0 福永祐一
6 11 レッドアヴァンセ 牝3 55.0 武豊
6 12 シンハライト 牝3 55.0 池添謙一
7 13 ジュエラー 牝3 55.0 M.デムーロ
7 14   カトルラポール 牝3 55.0 秋山真一
7 15 ラベンダーヴァレイ 牝3 55.0 戸崎圭太
8 16   ウインファビラス 牝3 55.0 松岡正海
8 17   アドマイヤリード 牝3 55.0 藤岡康太
8 18   メイショウバーズ 牝3 55.0 古川吉洋
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
昨年のようなスローは考えづらく、ある程度流れる展開。基本的には差し馬に有利。
信頼度
B
軸馬信頼
本命馬の連軸としての役割に期待。波乱の可能性は低そう。絞り込んでの金額勝負。
予想本文 

~ 3強?! ~
 いよいよクラシック第1弾、桜花賞。今の阪神は時計が速い。それも、一般的には差し有利のコース形態にも関わらず、比較的前が止まらない傾向も目立つ。そんな中、この時期の3歳牝馬が1分32秒台を叩きだした。それも3頭も。時計通りならこのタイムは圧巻。レースは3強で決まる公算はかなり高いはず。しかし、そううまく行かないのも競馬。果たして結果やいかに。

 ジュエラーは前走チューリップ賞ではかなり好展開にも関わらず、シンハライトに力負けともいえる着差以上の大きなハナ差負け。だが、これで勝負付けが済んだといえるほど決定的な差でもない。むしろ、1.32.8の時計で走破できた点は収穫で、さらに敗れたことでも人気的な旨味が増した点は大きい。調教に不安なく、前走以上に好調。この鞍上であれば今度はアジャストしてくるはずで、正直、単アタマとしての本命は断言しがたいが、連軸としてなら今回はうってつけの存在。

 2歳女王、メジャーエンブレムの前走は圧巻のひとこと。比較的手薄な相手だったとはいえ、東京コースを逃げてそのまま5馬身突き放し、そのタイムはなんと1分32秒5。前後半、ともに34秒台でまとめた内容でこれではちょっと、他馬にはどうしようもない。阪神コースは差し有利も、それでも十分押し切れる計算。後は、やはりチューリップ賞組との力関係。脚質的には分が悪く、人気もダントツなのでどうにか逆らいたいので、少し印を落とした。が、走りたくて仕方がないような躍動感溢れる調教をみるかぎり、実力的なトップはやはりこの馬かもしれない。

 シンハライトはいずれも僅差とはいえ、無敗の3連勝を成し遂げた点と、やはり連動性高いチューリップ賞を勝っている点を評価したい。末脚勝負の脚質、阪神1600の鬼、ディープインパクト産駒である点にも大いに安心感がある。相手2騎は強力だが、地力は互角以上。相手鞍上はG1コレクターの外国人ジョッキー。どうしてもその点で印的に下げたが、本心としては日本人ジョッキーの意地を見せて欲しいところ。

 敗れたとはいえ、アットザシーサイドの最後の伸び脚は目を見張るものがあった。阪神JFでは5着ではあるが、この時も末の良さは見せており、侮れない存在。ひと叩きの効果で上積みも見込めそう。

 少々離されたとはいえ、ラベンダーヴァレイのチューリップ賞3着の内容は評価すべき。10番人気での激走ではあるが、こちらもディープ産駒で適性は高く、3強崩しの一角を担える存在。

 外枠で半ば意図的だったかもしれないが、前走チューリップ賞で出遅れたレッドアヴァンセは上がり33.1秒の脚を繰り出しながら、前にも同じ脚を使われ、勝負にならなかった。今回も追い込み一手では苦しいが、好位つければ面白い。

 今一つ掴みどころのないデンコウアンジュ。後で我慢させれば確実な脚を使ってくれる。やや展開頼みの側面があるものの、幸い流れは早そうで出番はあるかも。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

13=05
→13,10,15,11,07
(30点)
ハナ差決着に終わったチューリップ賞の1,2着馬にメジャーエンブレムを加えた3強は、やはりまともに予想すれば死角は少ない。超スローに陥る可能性も少なく、阪神外回りなら、力通りの決着が濃厚。やはりメジャーエンブレムが力としては抜けている印象があるが、この馬を頭にしてしまうと配当は1ケタでこれでは割にあわない。ならば、連軸としてならという観点でジュエラーを本命に据えてみた。2強の各馬からの2頭軸マルチ流しでヒモ穴狙いが妥当なところか。
2016年3月27日(日) / 中京 1200m 芝・左 / 曇・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 4  △  ビッグアーサー   牡5 57 福 永  1:06.7  1
2[3] 6  ○  ミッキーアイル   牡5 57 松 山  3/4     2
3[4] 8  ▲  アルビアーノ    牝4 55 ルメー  1.3/4   3
4[5] 10      アクティブミノル  牡4 57 藤岡康  アタマ  16
5[7] 13  ☆  エイシンブルズアイ 牡5 57 石 橋  3/4     5
6[5] 9      ティーハーフ    牡6 57 池 添  クビ    14
7[3] 5  △  スノードラゴン   牡8 57 大 野  アタマ  6
8[6] 11      レッツゴードンキ  牝4 55 岩 田  1/2     10
9[6] 12  ◎  ウリウリ      牝6 55 戸 崎  ハナ    4
10[7] 14      アースソニック   牡7 57 バルジ  ハナ    17
11[8] 18      ハクサンムーン   牡7 57 酒 井  1/2     7
12[8] 17     Bヒルノデイバロー  牡5 57 太 宰  クビ    15
13[1] 2  ☆  ウキヨノカゼ    牝6 55 四 位  1/2     12
14[1] 1     Bブラヴィッシモ   牡4 57 横山典  クビ    11
15[8] 16      スギノエンデバー  牡8 57 鮫島克  クビ    18
16[7] 15      ローレルベローチェ 牡5 57 中 井  1/2     9
17[2] 3      サクラゴスペル   牡8 57 勝 浦  1.1/2   13
18[4] 7  ☆  サトノルパン    牡5 57 和 田  クビ    8
  
払戻金 単勝 4 390円
    複勝 4 150円 / 6 150円 / 8 170円
    枠連 2-3 680円
    馬連 4-6 890円 / 馬単 4-6 1730円
    3連複 4-6-8 1740円 / 3連単 4-6-8 6690円
    ワイド 4-6 370円 / 4-8 450円 / 6-8 520円
  

感想と言い訳?!

 終わってみれば、1、2、3番人気の順当決着。控えながらも粘るミッキーアイルをビックアーサーが鮮やかに差し切り。3着争いは微妙なところも、さすがのルメールが死守しました。引く馬も揃ったため、かなり速い時計での決着となりました。

 一方で、本命に据えたウリウリは散々な結果。終始外を回らされたとはいえ、直線はほとんど伸びす、少々ふがいない結果となりました。どうも難しいタイプですね。買えば来ない、買わなきゃ来るという相性の良くない馬です。(笑)

 5歳、4歳が上位を占める結果となり、やはり短距離は年齢の要素も大きいのかもしれないなぁと思わせる一戦でした。

2016/3/27 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中京 B
  • 芝1200m
    左回り

  • 見込み
道中の下りと直線の急坂。ラップは平均傾向でペースの緩急は少ない。先行有利の他場と異なり、差し通用の舞台。差し馬の一変に注意。ただ、複勝圏内なら、逃げ・先行馬に安定感あり。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ブラヴィッシモ 牡4 57.0 横山典弘
1 02 ウキヨノカゼ 牝6 55.0 四位洋文
2 03   サクラゴスペル 牡8 57.0 勝浦正樹
2 04 ビッグアーサー 牡5 57.0 福永祐一
3 05 スノードラゴン 牡8 57.0 大野拓弥
3 06 ミッキーアイル 牡5 57.0 松山弘平
4 07 サトノルパン 牡5 57.0 和田竜二
4 08 アルビアーノ 牝4 55.0 ルメール
5 09   ティーハーフ 牡6 57.0 池添謙一
5 10   アクティブミノル 牡4 57.0 藤岡康太
6 11   レッツゴードンキ 牝4 55.0 岩田康誠
6 12 ウリウリ 牝6 55.0 戸崎圭太
7 13 エイシンブルズアイ 牡5 57.0 石橋脩
7 14   アースソニック 牡7 57.0 バルジュ
7 15   ローレルベローチェ 牡5 57.0 中井裕二
8 16   スギノエンデバー 牡8 57.0 鮫島克駿
8 17   ヒルノデイバロー 牡5 57.0 太宰啓介
8 18   ハクサンムーン 牡7 57.0 酒井学
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
H
ハイ
外から18、15が、06の頭を被せるハイペース必至の展開。直線短いとはいえ、差し馬優位の様相。
信頼度
D
混戦
実力均衡しており、展開利の影響も大きい。わずかの不利も勝敗に影響する。
予想本文 

~ 世代交代の足音 ~
 桜の便りも届く中、まずはスプリント春の大一番、高松宮記念を迎える。ストレイトガールが一転、現役続行とはなったが今回は不在。世代交代を予感させる若駒台頭の兆しもあり、スプリント戦線はますます混戦に拍車がかかりそう。

 切れる脚が一瞬しか使えず、ここ3戦はどうにももどかしいレースが続くウリウリ。内を突いて馬群を割ってこれる根性は特筆ものではあるが、このレースでは、瞬発力より持続力あるスピードの方が要求されるだけに、難しい側面も持っている。だが、この馬の中京コース実績の相性と、今のピークともいえる状態の良さを考慮して、ここは本命に据えた。戸崎騎手乗り替わりも期待感が高まる。前走の敗戦が良い隠れ蓑となって、人気的にも旨味がある。

 逃げ馬である以上、どうしても脆さが同居するミッキーアイル。単に地力だけならこのメンバーでは1番といっていいほどの地力の持ち主。今回はテンに速い同型馬が揃い、おそらくハナは切れないだろう。しかしそれでも番手で競馬ができ、最後まで極端にスピードが落ちないのがこの馬の強み。このレースでは差し有利の展開でも先行馬が3着以内に残ることは多く、どのような展開でもそう崩れることもなさそう。単頭はともかく、連軸としての信頼性は意外と高いと言えよう。

 足跡以上に能力の高さを伺わせるアルビアーノ。鞍上にルメール騎手を配し、盤石の態勢を狙った前走だが、不利もあって不完全燃焼に終わってしまった。軽量とはいえ、スワンSで見せた33秒台の末脚の印象は強烈だった。ここは大いに期待をかけていい一戦となるはずだったが、調教過程で一頓挫があり、万全の態勢とはいかなくなった。その点を割引いたが、それでも単穴候補と言えるだろう。

 ビッグアーサーは期待された前走のシルクロードS 5着からの巻き返しを狙う。この前走で土がついたが、それまでは当該距離8戦を6勝2着2回の堅実さ。好位から差し脚勝負でき、それゆえの安心感も後押し。ちょっと枠が内寄りのため、包まれる怖さはあるものの、好位から安定した末脚を武器にここでも好勝負できるはず。

 短距離では年齢の高さは致命的となる。それゆえ、久々となる復帰戦は敬遠されたスノードラゴンだが、G1馬の看板は伊達ではないところを見せる 3着。追い込み一手でここまでの競馬できるのは賞賛に値する。中京コースにも実績があり、年齢的なものを考慮しても、長期休養明けのひと叩きの効果は必ず見込めるはずで有力馬の一角を担う。

 外枠を引いたエイシンブルズアイ。ハイペース必至の今回のレースにおいて、外からの好位差しができるという点では大いに有利。前走はかなり後ろからの競馬とはなったが、前でも勝負できる自在性もあるのも強み。

 スタート難が玉にキズなサトノルパンも展開一つ。末脚には目を引くものをもっており、決め手はある。無駄なくスムーズに進めれば上位は十分伺える存在。

 前走大敗も、良馬場で前崩れならウキヨノカゼの突っ込みにも警戒しておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

12=06
→08,04,05,13,07,02
(36点)

12=08
→06,04,05,13,07,02
(36点)
スプリント戦だけに絶対視出来ぬ混戦ではあるが、前走の不甲斐なさを踏まえても、ここはウリウリに賭けてみたい。状態がすこぶる良く、中京2戦2勝の実績も光る。対抗格は迷うところだが、ミッキーアイルの地力を信頼したい。展開的には前走ほど楽にはいかないだろうが、控えても形にはしてくれそう。基本的にはこの2頭からの3連単マルチながしで勝負。ただ、評価下げたとはいえ、アルビアーノの能力も魅力で、こちらからも一応は押さえておきたい。
2015年12月20日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系2歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 15  ○ リオンディーズ   牡2 55 Mデム  1:34.4  2
2[6] 11  ◎ エアスピネル    牡2 55 武 豊  3/4     1
3[7] 13     シャドウアプローチ 牡2 55 中 谷  4      11
4[3] 6  ☆ ユウチェンジ    牡2 55 川 田  クビ    10
5[6] 12  ▲ シュウジ      牡2 55 岩 田  ハナ    3
6[4] 8     ツーエムレジェンド 牡2 55 太 宰  クビ    13
7[5] 10     タイセイサミット  牡2 55 アッゼ  ハナ    8
8[2] 3  ☆ アドマイヤモラール 牡2 55 田 辺  1/2     9
9[4] 7  △ イモータル     牡2 55 武 幸  クビ    5
10[2] 4     コパノディール   牝2 54 小 牧  クビ    14
11[5] 9  △ ボールライトニング 牡2 55 蛯 名  2      4
12[7] 14  ☆ ハレルヤボーイ   牡2 55 浜 中  1.1/4   7
13[8] 16     スリラーインマニラ 牡2 55 和 田  1.1/2   15
14[1] 2     ショウナンライズ  牡2 55 池 添  2.1/2   6
15[1] 1     サイモンゼーレ   牡2 55  幸   1.1/4   16
16[3] 5     ウインオスカー   牡2 55 松 山  1/2     12
  
払戻金 単勝 15 590円
    複勝 15 180円 / 11 110円 / 13 780円
    枠連 6-8 460円
    馬連 11-15 520円 / 馬単 15-11 1340円
    3連複 11-13-15 8160円 / 3連単 15-11-13 38560円
    ワイド 11-15 260円 / 13-15 5170円 / 11-13 1610円
  

感想と言い訳?!

 武豊ジョッキーの前人未到G1完全制覇はもう目の前でした。完璧なレースぶりでこれは圧勝と思われたところを、やはりミルコ駆るリオンディーズが強襲しました。さすがに「もうやめてあげて~」としか言えませんでした。(笑)

 この2頭が前評判通り強い競馬をみせましたが、3着以下は混戦。鞍上手替わりで軽視してしまったシャドウアプローチが3着に入りました。全流し馬券を持っていたので、どうにか馬券はとれましたが、焦点は3着争いでしたので、予想としてはハズレですね。もしユウチェンジであれば、とんでもないことになってくれていたのに…残念っ!

2015/12/20 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   サイモンゼーレ 牡2 55.0 幸英明
1 02 ショウナンライズ 牡2 55.0 池添謙一
2 03 アドマイヤモラール 牡2 55.0 田辺裕信
2 04   コパノディール 牝2 54.0 小牧太
3 05   ウインオスカー 牡2 55.0 松山弘平
3 06 ユウチェンジ 牡2 55.0 川田将雅
4 07 イモータル 牡2 55.0 武幸四郎
4 08   ツーエムレジェンド 牡2 55.0 太宰啓介
5 09 ボールライトニング 牡2 55.0 蛯名正義
5 10   タイセイサミット 牡2 55.0 アッゼニ
6 11 エアスピネル 牡2 55.0 武豊
6 12 シュウジ 牡2 55.0 岩田康誠
7 13   シャドウアプローチ 牡2 55.0 中谷雄太
7 14 ハレルヤボーイ 牡2 55.0 浜中俊
8 15 リオンディーズ 牡2 55.0 M.デムーロ
8 16   スリラーインマニラ 牡2 55.0 和田竜二
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
12の出方が微妙もおそらくはハナを切る展開。それなりに流れるはずで、差し馬有利の流れ。
信頼度
B
軸馬信頼
本命馬の信頼度は高いも、他馬は混戦。ヒモ穴には注意が必要。
予想本文 

~ 最期に残した冠 ~
 武豊騎手がG1完全制覇に挑む。最期まで残ったG1は朝日杯FSとなった。これが意味するところは、強い馬には強い騎手が乗る。しかし、2歳という若駒では、まだその強さというものは未知であるということだろう。しかし、今年はエアスピネルというパートナーを得て、最高の舞台が整った。彼だけの記録ではなく、関係者が、ファンが共有できる大記録。やはり、ここまできたら見てみたいもの。

 不確定要素も多いだけに、圧倒的人気馬もあっさり負けるこのレースだが、エアスピネルはやはり一段上の存在か。新馬戦では後続引きつけ、差されそうなところでエンジンかけて突き放し、続く前走デイリー杯は横綱相撲の大楽勝。時計的な裏付けがあり、折り合いに不安もなく、好調も維持。現時点ではこれといったライバルもおらず、まるで武豊騎手の偉業をお膳立てするかのような際立つ存在。

 スペシャルウィーク産駒シーザリオを母に持つ、エピファネイアの半弟、リオンディーズ。1勝馬、それも人気を背負うだろうこの馬をこの評価に推すのは気が引けるが、本命馬に勝てるとするならやはりこの馬の素質に求めたい。デビュー戦は気性的に不安を残す内容で、その点が不安要素となるが、良血もうなずける期待を抱かせるスケールの大きな走りが印象に残った。特に後半の時計の速さは特筆もの。加えてこの人が乗るなら、この評価は仕方がない。そして大記録を阻むとするならば、やはりこの人のような気がする。

 実績的にはシュウジも黙ってはいない。前走、エアスピネルには完敗の形だが、ハナを切っての2着は死守は他馬には力の差をみせつけた感。果たして今回ハナを切るかは微妙だが、阪神マイルを考慮した際、脚質的なところと、血統的なところで少々不安は残るが、3番手評価に値する高い性能がある。

 前走の京王杯を完成度高い、きれいな勝ち方をしてみせたボールライトニング。前目につけ、早い脚であがる堅実タイプで、ここでも大きく着順を落とすことはなさそう。その分、インパクトには欠けるが、不安要素少なく十分上位が狙える存在。

 イモータルもスケールの大きさを感じさせる1頭。前走は少々窮屈な競馬になって脚を余してしまったが、それでもハナ差2着まで詰め寄った。マイルではまだ短い感もあるが、阪神コースならそれほど気にもならない。能力上位。

 前走鮮やかに押し切りを見せたショウナンライズ。押さえが効かないといった感じの早め先頭の競馬で、初となるマイル戦がどうかも、ダイワメジャー産駒らしい良い脚を長く使える競馬っぷりには好感が持てる。

 ハレルヤボーイは前走、東スポ杯で5着という結果も、直線はよく伸びていた。連続で33秒台で上がっており、パワーのいる阪神の外回りならさらに面白い。

 前走は不利がありながらも外からの差し脚に見るべきものがあったユウチェンジ。G1の速い流れに少々不安はあるが、混戦なら食い込みも。

 この馬にはやや短めの距離でも好走してみせたアドマイヤモラール。内枠と1ハロン伸びた距離で引き続き。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

11=15
→12,09,07,02,14,06,03
(42点)

昨年から阪神に変わってデータ的には乏しいも阪神外回りマイルなら、やはり波乱要素には乏しく、力のある差し馬が有利だろう。先行脚質ではあるがエアスピネルはやはり不動の軸馬とみる。他は横一戦で難しいところ。本命馬を凌駕する可能性に賭け、リオンディーズを対抗とする。

一応、推奨馬券としてはエアスピネル-リオンディーズの2頭軸マルチとはしたが、1,2番人気で旨味は少ない。そのため、実質はエアの1着固定のリオンの2,3着での流しが本線。ついで、1着リオン、2着エアを押さえとした3本まで絞り込みたい。その分、ヒモ相手は手広く全流しまで視野。

2015年12月13日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系2歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  ◎  メジャーエンブレム 牝2 54 ルメー  1:34.5  1
2[7] 13  △  ウインファビラス  牝2 54 松 岡  2      10
3[6] 11  ○  ブランボヌール   牝2 54 岩 田  1.1/4   3
4[5] 10      ペプチドサプル   牝2 54 古 川  クビ    9
5[5] 9      アットザシーサイド 牝2 54 三 浦  ハナ    4
6[3] 5      ペルソナリテ    牝2 54 柴田大  3/4     15
7[8] 17  ☆  デンコウアンジュ  牝2 54 川 田  1.1/4   2
8[4] 7  △  クロコスミア    牝2 54 勝 浦  クビ    7
9[1] 1  ☆  アドマイヤリード  牝2 54 菱 田  クビ    6
9[7] 15  ☆  キャンディバローズ 牝2 54 アッゼ  同着    5
11[4] 8      メジャータイフーン 牝2 54 川 島  1/2     14
12[3] 6  ▲  メイショウスイヅキ 牝2 54 池 添  クビ    11
13[2] 4      クードラパン    牝2 54 田 辺  7      8
14[8] 18      メジェルダ     牝2 54 四 位  ハナ    12
15[6] 12      ウインミレーユ   牝2 54 松 山  ハナ    13
16[7] 14      ジェントルハート  牝2 54 藤岡康  2.1/2   16
17[2] 3     Bマシェリガール   牝2 54 横山典  大差    17
18[8] 16      キリシマオジョウ  牝2 54 小 牧  大差    18
  
払戻金 単勝 2 250円
    複勝 2 120円 / 13 460円 / 11 240円
    枠連 1-7 910円
    馬連 2-13 3500円 / 馬単 2-13 4950円
    3連複 2-11-13 7640円 / 3連単 2-13-11 2-13-11 39480円
    ワイド 2-13 1040円 / 2-11 440円 / 11-13 3140円
  

感想と言い訳?!

 差し馬有利なこの舞台で抜群のスタートを切ったメジャーエンブレムが先行押し切りを決めました。なかなか自分の形で持ち込んでの勝利は難しいかと思っていましたが、さすがにルメール騎手ですね。日本国内免許を持ってのG1勝利で、今後もどんどん勝利を積み重ねるでしょう。

 比較的人気薄だったウインファビラスが右回りで一変、2着に食い込みました。好調アピールしていたブランボヌールも面目保つ3着。それにしてもこの秋のG1シリーズは気持ち悪いくらいに馬券が当たります。ちょっと近年記憶にないくらいです。ドカンがなくて、堅めどころをコツコツではあるのですが。w 贅沢はいいません。

2015/12/13 2歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 アドマイヤリード 牝2 54.0 菱田裕二
1 02 メジャーエンブレム 牝2 54.0 ルメール
2 03   マシェリガール 牝2 54.0 横山典弘
2 04   クードラパン 牝2 54.0 田辺裕信
3 05   ペルソナリテ 牝2 54.0 柴田大知
3 06 メイショウスイヅキ 牝2 54.0 池添謙一
4 07 クロコスミア 牝2 54.0 勝浦正樹
4 08   メジャータイフーン 牝2 54.0 川島信二
5 09   アットザシーサイド 牝2 54.0 三浦皇成
5 10   ペプチドサプル 牝2 54.0 古川吉洋
6 11 ブランボヌール 牝2 54.0 岩田康誠
6 12   ウインミレーユ 牝2 54.0 松山弘平
7 13 ウインファビラス 牝2 54.0 松岡正海
7 14   ジェントルハート 牝2 54.0 藤岡康太
7 15 キャンディバローズ 牝2 54.0 アッゼニ
8 16   キリシマオジョウ 牝2 54.0 小牧太
8 17 デンコウアンジュ 牝2 54.0 川田将雅
8 18   メジェルダ 牝2 54.0 四位洋文
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
主外からの逃げ馬 2騎。長い直線をきらってスローになりがちなレースだが、今年は比較的早く流れそう。差し馬有利。
信頼度
D
混戦
キャリアが浅く実力差が不明。その上、抜けた馬もおらず、どの馬が来てもおかしくない。絞り込みはかなり至難。
予想本文 

~ 3:4:5:6 ~
 阪神1600mといえば、いまやディープインパクトの独壇場。しかし、今回はディープ産駒は3頭のみ。それを上回るステイゴールド産駒5頭、ダイワメジャー産駒4頭。その他が6頭しかいない。それにしても、「サンデーサイレンス恐るべし」を今更ながら感じる。

 折り合い不安という大きな不安を抱えながらもメジャーエンブレムの地力の高さを買う。どうにも抑えが効かないところがあり、力任せの競馬になりがち。特に前走は外枠ということもあって壁も作れず、道中そうそうにハナに立ったはいいが、東京の長い直線で捕まってしまった。だが、逆にあの展開でクビ差の2着は相当に高い能力の裏付けでもある。やはり、小さくまとまった馬よりもこの馬のスケールの大きさに食指が動く。

 相手にブランボヌール。血統からも距離に対する不安は残るが、そこは父ディープインパクトの適性に委ねたい。前走1番人気に応えられずの敗戦となったが、内容としては評価できるもの。ひと叩きされ、状態はさらに上向き。当然ながら巻き返しに期待したい。

 穴っぽいところを狙ってメイショウスイヅキはどうか。前走ファンタジーSは2番人気を裏切ったが、ここで変わってもおかしくない。父の血統が実績がなく、折り合いにも不安があるが、勝ちっぷりがいいので、一発は期待できそう。

 右回りに戻ってウインファビラスを見直したい。どうも走りっぷりから左回りは苦手なようで、それが前走の直線でのジリっぽさにつながったように思える。状態に不安なく、人気も落ちたところで右回りとなれば狙ってみたい一頭。

 クロコスミアはインパクトには乏しいものの、強いところで常に安定した成績を残しており、その地力と末脚は信頼に足るもの。1600~1800m経験があることも心強く、連下には絡んでくる可能性は高い。

 最内引いたアドマイヤリート。2走前のファンタジーSの敗戦内容が気がかりも、ひとまず前走を快勝してみせたことで持ち直した。中1週の強行ローテも好調キープ。

 ファンタジーSはスローの瞬発力勝負になりがちで、阪神マイルであるこのレースとの相性は今ひとつ。それでも勝ち馬たるキャンディバローズには敬意を払いたい。

 前走はやや展開に恵まれた感もあるが、外差し可能なデンコウアンジュも引き続き。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=11
→06,13,07,01,15,17
(36点)

とにかく混戦模様。ただ、軸馬としてはメジャーエンブレムで迷いはなかった。差し馬が圧倒的に強いこのレースで、前走同様、早め先頭となる不安はあるにはあるが、その展開でもどうにかしそうな能力の高さに賭けたい。ただ、それ以降の相手の取捨には迷いが生じるところ。やはり能力的にはブランボヌールが頭一つ上とみて、馬券はこの2頭からの2頭軸マルチながしで勝負。

ヒモはどの馬が来るかわからない。実力認めるも危険な人気馬として軽視したアットザシーサイド、抽選をくぐり抜けた強烈な末脚の持ち主ペプチドサプル、連勝馬クードラパンら、印が回らなかった馬も多士済々。可能なかぎり手広く押さえ、ヒモは全流しでもいいだろう。

2015年11月22日(日) / 京都 1600m 芝・右 外 / 曇・良 サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  △  モーリス      牡4 57 ムーア  1:32.8  4
2[5] 10  ◎  フィエロ      牡6 57 Mデム  1.1/4   2
3[3] 5  ▲  イスラボニータ   牡4 57 蛯 名  クビ    1
4[4] 8  ○  サトノアラジン   牡4 57 ルメー  ハナ    3
5[4] 7  △  アルビアーノ    牝3 54 柴 山  クビ    5
6[2] 3      レッツゴードンキ  牝3 54 戸 崎  1.1/4   10
7[7] 14  ☆  トーセンスターダム 牡4 57 武 幸  アタマ  9
8[7] 13      リアルインパクト  牡7 57 ボウマ  アタマ  17
9[8] 17      ロゴタイプ     牡5 57 浜 中  3/4     8
10[7] 15  ☆  ダノンシャーク   牡7 57 岩 田  3/4     7
11[3] 6      アルマワイオリ   牡3 56 勝 浦  クビ    18
12[8] 18      クラリティスカイ  牡3 56 横山典  1/2     14
13[6] 11      カレンブラックヒル 牡6 57 秋 山  1/2     13
14[1] 1  ☆  ヴァンセンヌ    牡6 57 川 田  1/2     6
15[6] 12      レッドリヴェール  牝4 55 アッゼ  クビ    15
16[1] 2     Bケイアイエレガント 牝6 55 吉田豊  クビ    12
17[2] 4      ダイワマッジョーレ 牡6 57 武 豊  クビ    11
18[5] 9      レッドアリオン   牡5 57 川 須  1.1/2   16
  
払戻金 単勝 16 570円
    複勝 16 210円 / 10 150円 / 5 130円
    枠連 5-8 1270円
    馬連 10-16 1780円 / 馬単 16-10 3400円
    3連複 5-10-16 2000円 / 3連単 16-10-5 12000円
    ワイド 10-16 690円 / 5-16 590円 / 5-10 300円
  

感想と言い訳?!

 まぁ、見事に上位人気馬決着となったわけですが、勝ったのは安田記念以来のぶっつけのモーリス。久々をものともしない力強い内容で2着馬に1馬身以上の完勝を果たしました。これで名実ともにマイル王となり、長らく王者不在だったこの路線も、今後はこの馬が中心となってゆく可能性は高くなりました。

 本命、フィエロは個人的には期待に十分応える2着。さすがにソツない競馬ぶりでした。さて、問題は3着馬なんですが、サトノアラジンが差したと思って喜んでいたら、なんとイスラボニータがハナ差残ってました。出遅れが響いたんですが、それでもちゃんと3着に来ましたねぇ。一応、馬券は押さえてはいましたが、元返しにしかならず、なんとも憎らしい。(^^;

2015/11/22 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コーナーまで余裕があり、ペースは緩みがち。だが、その分、後半の流れの緩急が大きく、4コーナーから直線に向けての攻防はシビア。内回りコースとの合流地の広い部分を活かせる差し馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ヴァンセンヌ 牡6 57.0 川田将雅
1 02   ケイアイエレガント 牝6 55.0 吉田豊
2 03   レッツゴードンキ 牝3 54.0 戸崎圭太
2 04   ダイワマッジョーレ 牡6 57.0 武豊
3 05 イスラボニータ 牡4 57.0 蛯名正義
3 06   アルマワイオリ 牡3 56.0 勝浦正樹
4 07 アルビアーノ 牝3 54.0 柴山雄一
4 08 サトノアラジン 牡4 57.0 ルメール
5 09   レッドアリオン 牡5 57.0 川須栄彦
5 10 フィエロ 牡6 57.0 M.デムーロ
6 11   カレンブラックヒル 牡6 57.0 秋山真一
6 12   レッドリヴェール 牝4 55.0 アッゼニ
7 13   リアルインパクト 牡7 57.0 ボウマン
7 14 トーセンスターダム 牡4 57.0 武幸四郎
7 15 ダノンシャーク 牡7 57.0 岩田康誠
8 16 モーリス 牡4 57.0 ムーア
8 17   ロゴタイプ 牡5 57.0 浜中俊
8 18   クラリティスカイ 牡3 56.0 横山典弘
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
基本的には緩めのペースとなりそう。だが、乱ペースに陥る可能性も高く、展開次第で逃げや追い込みの極端な脚質馬の台頭も。
信頼度
D
混戦
ある程度、まとまった実力馬が揃うも、その差は僅かなもの。無印馬でも十分チャンスは見込める。
予想本文 

~ 玉石混交 ~
 確たる主役も不在の中、過去の実績馬や、路線変更してきた馬、休養馬や牝馬も参戦し、混沌のメンバー構成。今年の秋のG1戦線は比較的堅い結果が続いているが、この辺りで、そろそろ…という気がしないでもない。

 総合力を考慮して、昨年のこのレース2着馬、フィエロを本命。勝ちきれていない状況ではあるが、連軸としてなら信頼度は高そう。マイル戦では常に安定した末脚で上位をキープ。やや不向きかと思われた1400mの前走スワンSでも、直線塞がりながらも猛追してみせた。頭固定には躊躇はするが、京都外回りでこの鞍上なら、高い確率で差し込んでくるはず。

 対抗にはサトノアラジン。人気の割に実績的にはあと一歩足らない気もするが、この馬の魅力はなんといってもその強力な末脚。後ろに控えれば32~33秒台の上がりを繰り出してくる。加えて3着以下知らずの得意のマイル戦。ここはしっかり自分の競馬をしたいところ。展開頼みの側面があるのは事実で、極端にペースが落ち、前残りの展開は避けたい。

 今や4歳世代の筆頭格となるイスラボニータ。ツメが甘いレースが続くが、天皇賞・秋の連続3着はここでは胸張れる実績。母父コジーン、父フジキセキの血統をみても、マイル戦への路線変更はプラスには違いない。ただ、速い流れで、おそらくは差しに回ると思うが、その辺りの対応に少々不安が残り、期待先行しすぎの懸念もあって3番手とした。ただ、無論ハマれば大楽勝の場面も。

 前走スワンSでは本命馬に勝利したアルビアーノ。3歳牝馬ながら、ここまでの足跡は素晴らしく、斤量の恩恵も後押し。京王杯AHの大敗は、休養明けを踏まえても大きな影を落としたが、次走できっちり変わったことと、そこで差す競馬をやってみせたことが何よりの収穫。春とは違う成長が頼もしい。

 安田記念覇者、モーリスの不安はとにかく、ぶっつけである一点のみ。東京マイル戦を先行して力で押し切ってしまった力は相当のもの。鉄砲実績も一応はあるので、G1は甘くはないが、いきなりの好走も十分にありそう。ちょっと枠が外すぎたのが気になるところ。

 同じく安田記念2着のヴァンセンヌも怖い。ここ2戦は大敗と言っていい内容だが、その答えを母の距離適性に求めれば、ここでの一変はあり得る。速い流れで折り合いもつき、レースはしやすいはず。

 京都5戦4勝のトーセンスターダム。オープン戦とはいえ、前走もしっかりと勝利してみせた点に好感が持てる。初のマイル戦ではあるが、千八専科のこの馬なら、まずこなせる範囲だろう。

 昨年覇者、ダノンシャークも前走の内容が良かっただけに、押さえておきたい。叩き2走目で調子も上向き。上がりタイムもとても7歳馬とは思えぬほど。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

10=08
→05,07,16,01,14,15
(36点)

10=05
→08,07,16,01,14,15
(36点)
今回印をつけた馬以外にも、ロゴタイプやレッツゴードンキ、レッドリヴェール等、買いたい馬がたくさんいる。かなりの混戦で、ヒモは相当手広くいきたいところ。ただ、2頭軸を決めることができるほどでもなく、頭を抱えるところ。より多くのヒモを押さえるため、やはりここはサトノアラジンとの2頭軸マルチながしで。可能なら、他にもいくつか相手を変えて押さえたい。
2015年10月4日(日) / 中山 1200m 芝・右 外 / 晴・良 サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  ▲  ストレイトガール  牝6 55 戸 崎  1:08.1  1
2[2] 4  ☆  サクラゴスペル   牡7 57 横山典  3/4     11
3[3] 6      ウキヨノカゼ    牝5 55 四 位  クビ    9
4[7] 13  ◎  ミッキーアイル   牡4 57 浜 中  アタマ  4
5[6] 12  ○  ウリウリ      牝5 55 岩 田  クビ    3
6[1] 1  ☆ Bリッチタペストリー セ7 57 ルメー  アタマ  6
7[6] 11  △  レッドオーヴァル  牝5 55 蛯 名  1/2     12
8[3] 5      スギノエンデバー  牡7 57 松 山  1.1/2   15
9[5] 9  ☆  アクティブミノル  牡3 55 藤岡康  クビ    8
10[8] 16      ティーハーフ    牡5 57 国分優  1/2     7
11[2] 3      リトルゲルダ    牝6 55 川 田  ハナ    14
12[4] 8  ☆  ハクサンムーン   牡6 57 酒 井  クビ    5
13[4] 7      ベルカント     牝4 55 武 豊  クビ    2
13[8] 15      コパノリチャード  牡5 57 Mデム  同着    10
15[7] 14      フラアンジェリコ  牡7 57 北村宏  1.3/4   13
-[5] 10      マジンプロスパー  牡8 57 三 浦  取消
  
払戻金 単勝 2 440円
    複勝 2 180円 / 4 610円 / 6 490円
    枠連 1-2 3170円
    馬連 2-4 5550円 / 馬単 2-4 9090円
    3連複 2-4-6 23020円 / 3連単 2-4-6 106170円
    ワイド 2-4 1650円 / 2-6 1520円 / 4-6 4280円
  

感想と言い訳?!

 まぁまぁ、いいところを突いたんですが、展開の読みは大外れでした。まさかの前半3F34秒台のスローペース。1分8秒台での決着となりました。

 勝ったのはストレイトガール。年齢的な懸念もなんのその。名の通り直線での見事な差し切り。気がつけばマイル、スプリント両制覇の偉業達成です。ようやく本来の舞台での戴冠です。

 サクラゴスペルもよく来てくれたんですが、肝心のミッキーアイルがわずかに差されて4着。
少々ウキヨノカゼを侮ってしまいましたね。残念。

2015/10/4 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 C
  • 芝1200m
    外・右回り

  • 見込み
常にコーナーとなるため、外枠は不利。テンからの早いペースについていき、直線の急坂でも耐えることができる先行馬が理想。差し馬は直線前には捉える必要がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 リッチタペストリー セ7 57.0 ルメール
1 02 ストレイトガール 牝6 55.0 戸崎圭太
2 03   リトルゲルダ 牝6 55.0 川田将雅
2 04 サクラゴスペル 牡7 57.0 横山典弘
3 05   スギノエンデバー 牡7 57.0 松山弘平
3 06   ウキヨノカゼ 牝5 55.0 四位洋文
4 07   ベルカント 牝4 55.0 武豊
4 08 ハクサンムーン 牡6 57.0 酒井学
5 09 アクティブミノル 牡3 55.0 藤岡康太
5 10   マジンプロスパー 出走取消 牡8 57.0 三浦皇成
6 11 レッドオーヴァル 牝5 55.0 蛯名正義
6 12 ウリウリ 牝5 55.0 岩田康誠
7 13 ミッキーアイル 牡4 57.0 浜中俊
7 14   フラアンジェリコ 牡7 57.0 北村宏司
8 15   コパノリチャード 牡5 57.0 M.デムーロ
8 16   ティーハーフ 牡5 57.0 国分優作
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
H
ハイ
8と9のハナ争いに、13もつついて、ペースはかなり早い。コース形態からも、差し馬警戒。
信頼度
C
混戦
有力馬でも、他馬との力関係は僅差。いかにスムーズに、流れを味方につけるかが、勝敗の分かれ目。
予想本文 

~ ハイペースの電撃戦 ~
 2015年G1シリーズも早くも後半戦。ロードカナロアの引退によって、ただでさえ、手薄がちなスプリント戦線はさらに混迷を極める。特に短距離レースではピークは短くなりがちで、世代交代が進みやすい。既成勢力を打ち破る若馬の台頭に期待したい。テンから飛ばす馬が多く、初めから最期までフルスピードの電撃戦。一瞬の余談も許さぬシビアな戦いとなろう。

 マイルG1を逃げ切って勝つことができるミッキーアイルの地力は相当なもの。ただ、さすがに捕まると脆い面があり、全幅の信頼は置き辛いタイプ。特にその傾向はマイル戦に顕著。本質的にはマイラーと思うが、折り合い難を抱えては、現状はスプリント戦の方が安定した戦いが望めるだろう。特に逃げにこだわる必要はないため、このレース特有の早い流れを番手キープからの競馬は理想的。鉄砲も効く上、仕上がりも絶好。休養明けでも不安は少ない。

 前走セントウルSは落ち着いた流れで前を捉えきれなかったウリウリ。しかし、自身32秒台の上がりはみせており、その末脚はやはり一級品。今回も届かないという場面はあったとしても、確実に差し込んでは来るだろう。やはりこの馬の安定感は信頼に足る。気になるのは実績乏しい中山と輸送競馬。今の状態なら、そう気にする材料でもないように思えるものの、その点一歩割引いた。

 内枠を引いたストレイトガール。意外にもこのレースは内枠での勝利例は少ないが、大外枠よりはずっといい。前走、セントウルSは4着で、休養明けとしては上々。叩いた効果も見込めそう。G1勝利はヴィクトリアマイルではあるが、本来スプリンター屈指の実力馬であり、実は勝ち馬と同タイムだった前走4着が隠れ蓑となって旨味もある。フジキセキ産駒の6歳牝馬。上積みは見込めそうにない点で、本命は譲ったものの十分勝ち負けできる存在。

 怖いところでレッドオーヴァル。あまり人気はないが、この馬もディープインパクト産駒。直線一気のタイプだけに短距離戦では結果が伴わないが、ペースのあがるG1戦となると怖い脚を持っている。今回は先行勢も揃っており、前崩れの展開があれば出番はありそう。

 前走は大敗したハクサンムーンだが、この馬は緩みのない早いペースで逃げてこその馬。前走度外視とまでは言わないが、早い時計のG1の舞台なら見直す必要がある。

 3歳馬アクティブミノルの前走は見事。1200m戦3戦無敗で底を見せておらず、前走人気薄の勝利であっても軽視はできない。G1の早い流れでも対応できるかがポイント。

 外国参戦馬、リッチタペストリーは完全に未知ではあるが、実績ある香港からの出場馬で、ルメール騎手が駆るとあってはやはり押さえておきたい。

 後は、7歳馬でもあり、時計的な限界があるとはいえ、中山巧者のサクラゴスペルの激走にも注意を払いたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

13=12
→02,11,08,09,01,04
(36点)

13=02
→12,11,08,09,01,04
(36点)

今回はなかなかの混戦模様。予想されるハイペースがどこまでヒートアップするかという展開面も結果に大きく影響しそう。
ミッキーアイル、ウリウリ、ストレイトガールはほぼ同等の評価で抜けた存在とみる。この3頭からの軸馬選びは迷いもあったが、ミッキーアイルの地力の高さと若さに期待して本命。ミッキーアイルからウリウリを相手とした3連単2頭軸マルチが馬券的本線。オッズ次第で相手をストレイトガールに変えても押さえておきたい。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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