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2014年4月20日(日) / 中山 2000m 芝・右 内 / 曇・良 サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  △ イスラボニータ   牡3 57 蛯 名  1:59.6  2
2[8] 17  ◎ トゥザワールド   牡3 57 川 田  1.1/4   1
3[8] 18     ウインフルブルーム 牡3 57 柴田大  1/2     8
4[1] 1  △ ワンアンドオンリー 牡3 57 横山典  アタマ  4
5[4] 8  ☆ ステファノス    牡3 57 後 藤  1/2     15
6[8] 16  ○ アジアエクスプレス 牡3 57 戸 崎  ハナ    5
7[5] 10     ベルキャニオン   牡3 57 福 永  3/4     13
8[2] 3  ▲ クラリティシチー  牡3 57 内 田  ハナ    10
9[3] 6  ☆ アドマイヤデウス  牡3 57 岩 田  3/4     7
10[6] 11     ロサギガンティア  牡3 57 柴田善  アタマ  6
11[4] 7  ☆ トーセンスターダム 牡3 57 武 豊  クビ    3
11[7] 14     バウンスシャッセ  牝3 55 北村宏  同着    12
13[7] 15     コウエイワンマン  牡3 57 松 岡  1.1/4   18
14[5] 9     スズカデヴィアス  牡3 57 シュタ  ハナ    14
15[7] 13     キングズオブザサン 牡3 57 浜 中  2      11
16[3] 5     アデイインザライフ 牡3 57 田 辺  2.1/2   9
17[6] 12     タガノグランパ   牡3 57 石 橋  クビ    16
18[2] 4     クリノカンパニー  牡3 57 江田照  大差    17
  
払戻金 単勝 2 510円
    複勝 2 190円 / 17 150円 / 18 470円
    枠連 1-8 330円
    馬連 2-17 920円 / 馬単 2-17 1900円
    3連複 2-17-18 7690円 / 3連単 2-17-18 33490円
    ワイド 2-17 390円 / 2-18 1990円 / 17-18 1250円	
  

感想と言い訳?!

 見応えのある良いレースでした。予想と違ったのは、トゥザワールドやアジアエクスプレスが先行したこと。スローと中山コースを見越してのことかも知れませんが、結果的に有力馬の中ではもっとも先行すると思われたイスラボニータが好位差しの形になりました。そして4角射程できっちり外に並んだ時点で「勝負あった!」の感があったが、なんのトゥザワールドも追い出しを待っており、そこから差し返してきました。

 結局は1、2番人気のマッチレースとなりましたが、最後にはイスラボニータが完勝で1冠目をモノにしました。一方、3着争いも面白く、逃げ粘ったウインフルブルームと、追い込みに駆けたワンアンドオンリーの両極端の脚質の勝負をウインフルブルームが凌ぎきりました。
これにより、予想は外しちゃったんですが、馬券的にはこちらでよかったりして…。w。

2014/4/19 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 B
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
Bコースでやや時計的には早くなる可能性もある。基本的には、小回りコースゆえの器用さと、G前の急坂をこなすパワーが要求される。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ワンアンドオンリー 牡3 57.0 横山典
1 02 イスラボニータ 牡3 57.0 蛯名
2 03 クラリティシチー 牡3 57.0 内田博
2 04   クリノカンパニー 牡3 57.0 江田照
3 05   アデイインザライフ 牡3 57.0 田辺
3 06 アドマイヤデウス 牡3 57.0 岩田
4 07 トーセンスターダム 牡3 57.0 武豊
4 08 ステファノス 牡3 57.0 後藤
5 09   スズカデヴィアス 牡3 57.0 シュタル
5 10   ベルキャニオン 牡3 57.0 福永
6 11   ロサギガンティア 牡3 57.0 柴田善
6 12   タガノグランパ 牡3 57.0 石橋脩
7 13   キングズオブザサン 牡3 57.0 浜中
7 14   バウンスシャッセ 牝3 55.0 北村宏
7 15   コウエイワンマン 牡3 57.0 松岡
8 16 アジアエクスプレス 牡3 57.0 戸崎圭
8 17 トゥザワールド 牡3 57.0 川田
8 18   ウインフルブルーム 牡3 57.0 柴田大
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
SH
スローハイ
あまり流れが早くなりそうにはない顔ぶれ。場合によってはかなりペースが落ちる可能性も。
信頼度
D
実力伯仲
力あるメンバーが揃い、良い意味での混戦模様。各馬の実力差は均衡しており、実績ほどの開きはない。
予想本文 

~百花繚乱の1冠目争奪戦~
 今年もいよいよクラシック戦線が始まる。その第一弾の皐月賞。ほぼ有力馬が順当にトライアルを勝ち進んでくれたおかげで、どの馬が勝つのか楽しみな面白いレースとなった。ここ数年は平穏なこのレースも、とんでもない大荒れがあるのもこのレース。各馬の力は均衡しており、ペースが緩む。波乱のムードも漂うが果たして…。

 弥生賞まではまだ半信半疑だったトゥザワールドだが、しっかりと勝利したことは大きい。中山2000mという同じ舞台でも力出せたこともそうだが、ハナ差でも勝利したという点を大いに評価したい。この馬は基本的に差し馬だが、マクリ気味に早め先頭に立つ競馬が身上であるため、内回り中山では大崩れはなさそう。一方、切れるタイプでもないので、後から一気に来られるとどうかという不安はある。だが、このメンバーでも地力上位は間違いなく、あとは未対戦のライバル馬との勝負付けのみ。鞍上は桜花賞を制し、ノっている川田将騎手。先週とは異なり、今度は外枠がこの馬には向いているとは言えない。そのあたりどう導くかは見もの。

 ダートから一転芝のG1を制したアジアエクスプレス。注目された始動初戦のスプリングSは十分高い性能を裏付ける内容だった。ただ、今回、G1ながらスロー展開が予想されるが、スローの瞬発力勝負の実績がない点は気になる。また距離適性も未知の部分があり、大敗してしまう要素も多分に含んでいるのも否めない。しかし、一発快勝がありそうなのもこの馬で、朝日杯の内容がよかっただけに一叩きされた2歳チャンプはやはり脅威だ。

 イスラボニータの存在に隠れがちだが、クラリティシチーの地力も相当なもの。常に善戦どまりであるがその足跡は良い内容。特に前走スプリングSでの3着は相手関係を踏まえるとかなりの好内容。人気的にも盲点で、それゆえあえてイスラボニータより上位評価とした。後方からの競馬は今回は厳しいものとなるが、この馬は本命馬と同様、早めにマクるタイプであるし、その気になれば先行することも可能。どんなレースでも常に上位に来る混戦向きの実績はこういうレースでは旨味が大きい。

  前走弥生賞でトゥザワールドをハナ差まで急追してみせたワンアンドオンリー。東スポ2歳S、ラジオNIKKEI賞、弥生賞とクラシック王道トライアルを経ての参戦で当然主力を形成する1頭。ハーツクライ産駒ゆえ、中山はどうかなとも思えたが、前走は上手くこなしていた。差し一手の脚質は今回は有利には働かないが、それでも前走の好走はそれを打ち消すだけの内容を備えていた。

 6月の早い時期からデビューし、地味な存在からレースを使うごとに大きな成長をみせたイスラボニータ。デビュー時にみせていた出遅れ、イレ込み癖もほぼ解消された。スロー必至の中、我慢ができれば、瞬発力勝負には自信がある。ただ、やはり中山未経験は気になるところで、右回りには問題がないとしても、小回りとG前の急坂がこなせるかが焦点。また、レース間隔が開いている点も、早熟系のフジキセキ産駒ということを踏まえれば、不安は残る。調子がよくなければ見送りも考えていたが、調教過程でその考えは変わった。かなりの仕上がりでやはり有力馬の一角を担う存在といえよう。

 新馬戦でトゥザワールドが届かなかったバンドワゴン。その快速馬をきさらぎ賞でゴール前きっちりと捉え、一躍、有力馬の一角に名乗りを挙げたトーセンスターダム。無敗馬と鞍上人気によるオッズの低さが悩ましいところだが、やはり無視はしづらい。早くからダービーを意識され、ここは叩き台との位置づけだが、ぐんぐん成長を続ける発展途上馬だけにどんなレースをみせるか期待感の方が先立つ。

 レベル的には一段も二段も落ちる今年の若葉S。そこを勝利し権利を得たアドマイヤデウス。他有力馬との力関係はまだ不明ではあるが、底が割れておらず、ここでどんなレースをするかはわからない点が多い。連勝の勢いと、海外ジョッキーの少ない今ならこの鞍上はやはり警戒対象。

 穴を狙うならステファノスか。トライアル組ではないが、ここに来て身が入ってきて、500万下勝利後、すぐの重賞3着。大駆けがあってもそう驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

17=16
→03,01,02,07,06,08
(30点)

17=03
→16,01,02,07,06,08
(30点)

あれもこれもと目移りするようなメンバー構成。ここから絞りこむのは至難の業だが、やはりもっとも信頼できそうなのはトゥザワールドだろう。ただ、決して抜けた存在でもなく、軸として複勝圏内を外さない軸としての本命。相手も難しいが時計的にレベルの高いスプリングS組を上位評価。

3連単マルチながし、2歳王者アジアエクスプレスをその相手筆頭。ややお遊び要素を含め、クラリティシチーに相手を買えても押さえておきたい。

ヒモは、有力どころのロサギガンティア、単騎逃げ見込めるウインフルブルーム、切れ味あるベルキャニオンも気になるが、印は回らなかった。余裕があれば手を広げておきたい。

ちなみに、馬連の払い戻しがお得みたいなので、馬連勝負もいいかも。
 『2014年度「払戻金への上乗せ」の追加実施について

2014年4月13日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・良 サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 18  ◎ ハープスター    牝3 55 川 田  1:33.3  1
2[6] 12  ▲ レッドリヴェール  牝3 55 戸 崎  クビ    2
3[5] 10  △ ヌーヴォレコルト  牝3 55 岩 田  3/4     5
4[7] 15  ☆ ホウライアキコ   牝3 55 和 田  1.1/2   6
5[3] 6  △ レーヴデトワール  牝3 55 福 永  アタマ  7
6[7] 13  ☆ アドマイヤビジン  牝3 55 四 位  クビ    8
7[7] 14     マーブルカテドラル 牝3 55 田 辺  1/2     9
8[5] 9  ○ フォーエバーモア  牝3 55 蛯 名  3/4     3
9[8] 16     リラヴァティ    牝3 55 松 山  1/2     10
10[8] 17  ☆ ベルカント     牝3 55 武 豊  1.1/4   4
11[2] 4     ペイシャフェリス  牝3 55 川 島  1/2     13
12[1] 2     ニシノミチシルベ  牝3 55 シュタ  1.1/2   11
13[4] 8     シャイニーガール  牝3 55  幸   アタマ  15
14[3] 5     モズハツコイ    牝3 55 浜 中  1.1/4   17
15[6] 11     フクノドリーム   牝3 55 横山和  1.1/4   18
16[1] 1     カウニスクッカ   牝3 55 松 田  1/2     16
17[4] 7     ニホンピロアンバー 牝3 55 秋 山  4      14
18[2] 3     コーリンベリー   牝3 55 藤 田  大差    12
  
払戻金 単勝 18 120円
    複勝 18 110円 / 12 170円 / 10 270円
    枠連 6-8 370円
    馬連 12-18 370円 / 馬単 18-12 450円
    3連複 10-12-18 1310円 / 3連単 18-12-10 2540円
    ワイド 12-18 200円 / 10-18 340円 / 10-12 960円
  

感想と言い訳?!

 フクノドリームの思わぬ大逃げで、まさか…届かない?とハラハラさせながらも、ハープスターが見事に差し切り勝ちで戴冠。2歳女王レッドリヴェールの勢いを上回る外強襲で昨年の雪辱を果たしました。

  敗れたレッドリヴェールも、小さい体で驚嘆の伸びを見せ、素晴らしい内容。勝ち馬ばかりが注目されがちですがこの馬の今後も楽しみです。

 概ね力通りに決まったといえますが、フォーエバーモアは存外でした。懸念された差し優勢の展開になったことは差し引いてももう少しやれるかなと思っていたのですが…。

 馬券はまぁ、的中は的中なんですけどもね。
  ・・・安いよね・・・ものすごくww

2014/4/12 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
広くコースと長い直線で、有利不利の少ないコース形態。
ポイントはゴール前の急坂。当然ながら差し馬有利ではあるが、それゆえ逆にペースが緩みがち。マイル戦としては比較的ゆったり。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カウニスクッカ 牝3 55.0 松田
1 02   ニシノミチシルベ 牝3 55.0 シュタル
2 03   コーリンベリー 牝3 55.0 藤田
2 04   ペイシャフェリス 牝3 55.0 川島
3 05   モズハツコイ 牝3 55.0 浜中
3 06 レーヴデトワール 牝3 55.0 福永
4 07   ニホンピロアンバー 牝3 55.0 秋山
4 08   シャイニーガール 牝3 55.0
5 09 フォーエバーモア 牝3 55.0 蛯名
5 10 ヌーヴォレコルト 牝3 55.0 岩田
6 11   フクノドリーム 牝3 55.0 横山和
6 12 レッドリヴェール 牝3 55.0 戸崎圭
7 13 アドマイヤビジン 牝3 55.0 四位
7 14   マーブルカテドラル 牝3 55.0 田辺
7 15 ホウライアキコ 牝3 55.0 和田
8 16   リラヴァティ 牝3 55.0 松山
8 17 ベルカント 牝3 55.0 武豊
8 18 ハープスター 牝3 55.0 川田
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
ペースは逃げ馬07の動向一つ。本命馬を封じるには、なんとかスローに落とす必要あるも、極端なスローはなさそう。
信頼度
B
本命戦
しっかりした軸馬と脇を固める有力馬。ヒモ荒れはありえる情勢も1頭までか。
予想本文 

~牝馬クラシック第一戦 負けられぬ本命馬~
 昨年の桜花賞でも話題にした、ドバイシーマCのジェンティルドンナが、今年度はまさに力ずくで2着の雪辱を果たした。ジェンティルドンナ以降、女傑と呼ばれるまでの存在は今のところいないといえよう。そうこうしている内に新たな世代の争いが始まってしまった。

 阪神JFではハナ差で戴冠を逃したハープスター。注目された始動戦のチューリップ賞で圧巻の競馬を見せた。時計的にも申し分なく、同じ舞台の阪神1600mなら順当だろう。大外枠も、この馬の脚質と、阪神外回りなら、むしろ歓迎。少々の距離ロスより内に包まれる不安が少ない方がよいだろう。オークスではまだ絶対視できるほどの裏付けはないだけに、ここは取りこぼしは勘弁願いたい。

 コンスタントに34秒台の上がりを持つフォーエバーモアも安定した競馬が期待できそう。阪神JFではレッドリヴェール、ハープスターとハナ、クビの接戦の3着。こちらも前哨戦をしっかりと勝利し雌雄を決する体制は十分。自在性がある馬だが、本来は先行タイプ。やはり差し馬が有利と思われる展開だけに、後続馬に飲み込まれる不安は若干あるが、一方で出し抜ける利もある。

 阪神JF勝利の2歳女王、レッドリヴェールはぶっつけでここに挑んできた。体の小さい馬で消耗が大きいとの理由からの陣営の予定通り。しかし、やはりどうにもその点が気に掛かる。成長著しいこの時期、現状維持では置いて行かれる。やはり1戦の経験不足が大きなハンデとならないか心配。とはいえ無敗の3勝馬。しかも展開も向くと思われ、前走のハープスターを上回る脚色を見せたデキにあればもちろん首位争い。

 すみれSという少し変わったところを叩き台に選んだレーヴデトワール。長めの距離を意識されていることから、狙いはオークスとも言えようが、ここで凡走するようならそれも叶うまい。調子は良さそうで、主戦騎手は僚馬を選んだが、牝馬レースはお任せの頼もしい鞍上も得た。毛色こそ違うがやはり姉を彷彿させる。

 前走の着差はやや力の差を感じたヌーヴォレコルトだが、自身の競馬はできていた。安定した末脚の持ち主で、どのような展開でも大敗は考えにくい。まだ底が割れたわけでもなく、鞍上も2戦目で手の内にいれているだろうし、侮れない存在。

 アドマイヤビジンは差し合いの流れになった時の割り込みが怖い。本命馬とともに上がってこれるのも強み。馬混みの内を突ければ奇襲となりそう。

 阪神JF2番人気のホウライアキコ。早熟のきらいはあるが、前走の敗戦は不利があった。まだ見限るほどの材料は揃っていない。

 マイルは長いベルカントも、牡馬に挑んだ朝日杯の結果だけでは断定できぬ。前走で控える競馬も身につけ、徐々に距離適性にも幅。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
フォーメーション:

1着:18
2着:09,12
3着:09,12,06,10,13,15,17
(12点)

1着:18
2着:09,12,06,10,13,15,17
3着:09,12
(12点)

別路線組からはこれといった新星は現れず、基本的には暮れの2歳G1、阪神JFの再戦模様。今年はレベルが高いと思わせる粒揃いのメンバーだが、やはりハープスターの前走は別格のインパクト。軸は不動といえよう。
このレース、的中させるのは比較的容易に思えるが、配当的には厳しい。それなりの割り切りは必要か。やや迷いは生じたがハープスターを頭固定とし、フォーエバーモア、レッドリヴェールを相手に、2着、3着ながしで挑む。

2013年10月20日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 曇・不良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  ◎  エピファネイア   牡3 57 福 永  3:05.2  1
2[7] 14  ○  サトノノブレス   牡3 57 岩 田  5      5
3[5] 10     Bバンデ       牡3 57 松 田  クビ    3
4[8] 17  ×  ラストインパクト  牡3 57 川 田  2      8
5[1] 1      ケイアイチョウサン 牡3 57 横山典  ハナ    7
6[2] 4  ▲  フルーキー     牡3 57 浜 中  2.1/2   6
7[8] 16      アドマイヤスピカ  牡3 57 戸 崎  アタマ  15
8[4] 8  ×  タマモベストプレイ 牡3 57 和 田  1.3/4   11
9[4] 7      アクションスター  牡3 57 秋 山  1.1/2   18
10[3] 6      ヤマイチパートナー 牡3 57 武 幸  3      9
11[3] 5  ×  テイエムイナズマ  牡3 57  幸   1      16
12[6] 12      ナリタパイレーツ  牡3 57 小 牧  1.1/2   12
13[8] 18  △  マジェスティハーツ 牡3 57 武 豊  クビ    2
14[5] 9  ×  インパラトール   牡3 57 リスポ  クビ    13
15[7] 15      ユールシンギング  牡3 57 北村宏  クビ    4
16[7] 13  △  ダービーフィズ   牡3 57 田中勝  3      10
17[6] 11      ヒラボクディープ  牡3 57 蛯 名  9      17
18[1] 2      ネコタイショウ   牡3 57 池 添  大差    14
  
払戻金 単勝 12 350円
    複勝 12 160円 / 13 220円 / 5 220円
    枠連 6-7 480円
    馬連 12-13 1100円 / 馬単 12-13 2040円
    3連複 5-12-13 3200円 / 3連単 12-13-5 12240円
    ワイド 12-13 490円 / 5-12 560円 / 5-13 860円	
  

感想と言い訳?!

 当日の重馬場が気になりましたが、エピファネイアが貫禄を見せつける余裕じみた圧勝。大方の予想通り、このメンバーでは力が違うところを見せつけてくれました。

 やや押し出され気味だった対抗格サトノブレスがしっかりと2着。予想通り!といえば喜ばしいのですが、これといった新星が出てこなかったという結果ともいえます。

  思惑が狂ったのは3着のバンデ。力は認めつつも、人気があったのと逃げ残りは厳しいとみた無印でしたが、人気応える見事なレースを見せました。対抗逃げ馬のネコタイショウが早々に潰れていることも注目です。

2013/10/20 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
2度の坂越えの長丁場。やはりスローなりがちで、上がりの競馬になりやすい。最後方からの直線勝負はかなり厳しいだろう。先行、まくり型に有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ケイアイチョウサン 牡3 57.0 横山 典弘
1 02   ネコタイショウ 牡3 57.0 池添 謙一
2 03 エピファネイア 牡3 57.0 福永 祐一
2 04 フルーキー 牡3 57.0 浜中 俊
3 05 × テイエムイナズマ 牡3 57.0 幸 英明
3 06   ヤマイチパートナー 牡3 57.0 武 幸四郎
4 07   アクションスター 牡3 57.0 秋山 真一郎
4 08 × タマモベストプレイ 牡3 57.0 和田 竜二
5 09 × インパラトール 牡3 57.0 リスポリ
5 10   バンデ 牡3 57.0 松田 大作
6 11   ヒラボクディープ 牡3 57.0 蛯名 正義
6 12   ナリタパイレーツ 牡3 57.0 小牧 太
7 13 ダービーフィズ 牡3 57.0 田中 勝春
7 14 サトノノブレス 牡3 57.0 岩田 康誠
7 15   ユールシンギング 牡3 57.0 北村 宏司
8 16   アドマイヤスピカ 牡3 57.0 戸崎 圭太
8 17 × ラストインパクト 牡3 57.0 川田 将雅
8 18 マジェスティハーツ 牡3 57.0 武 豊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
Ms
ミドルスロー
10がなにがなんでも行く構え。内枠02が引かねば、ペースは例年以上に早まる。それでも、距離を踏まえると、それなりには落ち着きそう。
信頼度
C
軸不動
抜けた実力の本命馬に対して、他馬がどこまで食い下がるか。実力未知の存在も多く、不確定要素は高い。
予想本文 

 ダービー馬、キズナが凱旋門賞を選択し、皐月賞馬、ロゴタイプは不在。3冠最終関門としてはいささか寂しい構成ではあるが、やはり菊花賞というレースは暮れのグランプリや翌年以降の動向を占う上で、最も注視しておくべきレースではあろう。

 人馬とももはや2着でも許されぬ。そんな状況にまで追い込まれたエピファネイア。春2冠は主役と思われたが、いずれも2着の辛酸をなめた。リベンジを果たす相手は不在で、これといったライバル馬もいない。前走の神戸新聞杯では長距離レースで最大の懸念事項となる折り合いに進境を見せることができた。もちろんレースも完勝の2馬身差で、体勢に何ら不安はない。全く死角ない1強独裁体制だが、それゆえに逆に言いようのない不安感がつきまとう。もともとこの菊花賞は夏の上がり馬が台頭するケースも多く、どこから大駆けがあるかわからない状況。当然マークも厳しくなる状況で、それでも勝利しなければならない状況は思うより簡単なことではない。もちろん軸として本命は譲らない。だが、頭固定までとなるとやや不安が残る。

 1強体勢で残りのメンバーは横一線。ここからの比較は難しいが、大崩れない安定感と鞍上からサトノノブレスを相手筆頭に据える。春からの安定勢力でもあり、その足跡から大きく崩れそうな不安は少ない。一方、とりたてて大きな武器がないという点が魅力に乏しいか。前走の3着は立派だが、鞍上の叱咤激励に応えた形で、一杯の状況ではあった。しかし、その一叩きがよかったのか、現在、調教ではいい動きを見せており、人気的にも手頃なところで、地味ながら対抗格としてはうってつけの存在といえよう。

 期待感という意味では、フルーキーに大物感が漂う。条件戦からの上がり馬だが、ここ2走でみせた決め手は素晴らしいものがあり、相手強化のここでも十分に太刀打ちできそう。問題はやはり距離。マイル~中距離路線を使われてきたように、血統背景からも決して得意とはいえない。スローからの瞬発力勝負が理想だが、となれば、今度は折り合いの懸念が生じる。だがそれでも、他馬を見渡せばかなり魅力的な1頭だ。

 マジェスティハーツの前走の追い込みには目を見はるものがあった。スタートの拙さゆえの追い込みのレースが続くが、本来は中団からでも競馬ができる馬。フルーキーと同じくこの馬も末脚のキレに魅力がある。スローからの瞬発力勝負にも慣れており、長距離レースならお任せの名手を得た。大外枠と距離が気になるところでもあるし、思ったよりも人気もしてるので、やや評価を落としたが、上位争いは期待できそう。

 基本的に今年はセントライト記念組は軽視しているが、ダービーフィズは候補に含めたい。いかにもこのレース向きの血統背景と、現在の好調さもその理由ではあるが、それ以上に前走のレースぶりに一発がありそうな雰囲気を感じた。勝ち馬の強襲に屈したとはいえ、すっと抜け出したあたりにセンスの良さを感じた。

 以下は取捨選択に迷うところ。手広く押さえておきたいという意図で4頭を挙げる。

 距離的にはしんどいところだが、タマモベストプレイはまだ捨てきれない。混戦向きの地力に期待したい。うまく流れに乗れればその渋とさは春に証明済み。前走で調子の面でも問題ないところを見せた。

 パシフィカスの仔にディープインパクトという、その血統背景がやはり気になるラストインパクト。前走大敗も出遅れがあったものだし、それまでの成績の安定感も評価できる。ちょっと人気を背負いすぎている感もあるが、自分の形に持ち込めれば簡単には下がらないだろう。

 穴の域を出ないがインパラトールは未知のおもしろさがある。前走は破れたとはいえ、好走の部類ではあるし外国人ジョッキーを得て、その激しい追いに応える力強さを備えている。

 春上位好走していたテイエムイナズマも前走だけで見限ってしまうのはまだ早計かもしれない。スピード血統だがスタミナ面の不安はない。このメンバーなら好走も。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

03=14
→04,18,13,08,17,09,05
(42点)
エピファネイアの軸は文句なしに不動。ただ、先述したように頭固定で勝負できるほど楽観的ではない。元本割れも覚悟でマルチ馬券勝負としたい。
幸か不幸か、本命馬以外は大混戦の模様。1本かぶりでも、それなりにオッズは割れてくるだろう。とにかく相手さえ決まれば比較的迷い無く勝負しやすい。問題はその相手を誰にするかに頭を抱えるところだが、やや無難の嫌いがあるもサトノノブレスを指名。馬券はこの2頭からの3連単マルチながし。可能であれば相手をフルーキーに代えての押さえも一考。
2013年10月13日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  ○  メイショウマンボ  牝3 55 武 幸  1:58.6  3
2[1] 1  ◎  スマートレイアー  牝3 55 武 豊  1.1/4   2
3[7] 13      リラコサージュ   牝3 55 池 添  頭      15
4[7] 14  ▲  デニムアンドルビー 牝3 55 内 田  ハナ    1
5[6] 11      リボントリコロール 牝3 55 横山典  1/2     12
6[1] 2      シャトーブランシュ 牝3 55 北村友  ハナ    8
7[4] 7  ×  トーセンソレイユ  牝3 55 メンデ  クビ    9
8[3] 5      セキショウ     牝3 55 吉田豊  ハナ    11
9[4] 8      マコトブリジャール 牝3 55 柴田大  クビ    16
10[3] 6      ウリウリ      牝3 55 浜 中  クビ    7
11[8] 17  ×  ローブティサージュ 牝3 55 岩 田  1/2     5
12[6] 12  △  エバーブロッサム  牝3 55 戸 崎  1.1/4   4
13[2] 3  ×  ティアーモ     牝3 55 川 田  クビ    6
14[5] 9      ノボリディアーナ  牝3 55  幸   クビ    10
15[2] 4      コレクターアイテム 牝3 55 秋 山  クビ    14
16[8] 18      セレブリティモデル 牝3 55 松 山  2      17
17[5] 10      サクラプレジール  牝3 55 福 永  1.1/2   13
18[7] 15      ビーナストリック  牝3 55 津 村  大差    18
  
払戻金 単勝 16 520円
    複勝 16 200円 / 1 180円 / 13 2260円
    枠連 1-8 630円
    馬連 1-16 950円 / 馬単 16-1 2250円
    3連複 1-13-16 50030円 / 3連単 16-1-13 233560円
    ワイド 1-16 500円 / 13-16 9820円 / 1-13 7480円
  

感想と言い訳?!

本命スマートレイアーに対して描いていた勝利イメージを、そっくりそのままトレースしたかのようにメイショウマンボが実行してしまいました。さすがのオークス馬の貫禄を見せつける実に完璧で、強い競馬だったと思います。
 一方、スマートレイアーはスタートですんなりといかず、まさかの最後方スタート。完全に終わったと思いましたが、きっちり詰めてきました。これで、念願どおり、G1レースでの武兄弟ワンツーが見事達成となりました。いつもいつも兄が勝ってたので、幸四郎勝利は素直によかったなぁと思います。それにしても、インタビューで語ってましたが、すごい自信があったようですね。
・・・レース前に言って欲しいです。(笑)

若干、「さっ、詐欺だぁ~!」気味だったのは3着に入ったリラコサージュ。
マイナス12キロの414キロでは、「さすがに…」と思ったんですが、激走してくれました。
今回は武兄弟総ながし馬券があったんで、かすってくれましたけどもね…。

尚、ちゃんと前日にUPしていたんですが、今回の予想はトップページにちゃんと反映できてなかったようでした。 申し訳ありません。

2013/10/13 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りであることと、直線が短いことが最大の特徴。当然内枠先行馬が有利。ただ、包まれるリスクも高い。G1レースともなると、流れも早くなるため、一概に有利不利は論じにくい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 スマートレイアー 牝3 55.0 武 豊
1 02   シャトーブランシュ 牝3 55.0 北村 友一
2 03 × ティアーモ 牝3 55.0 川田 将雅
2 04   コレクターアイテム 牝3 55.0 秋山 真一郎
3 05   セキショウ 牝3 55.0 吉田 豊
3 06   ウリウリ 牝3 55.0 浜中 俊
4 07 × トーセンソレイユ 牝3 55.0 メンディザ
4 08   マコトブリジャール 牝3 55.0 柴田 大知
5 09   ノボリディアーナ 牝3 55.0 幸 英明
5 10   サクラプレジール 牝3 55.0 福永 祐一
6 11   リボントリコロール 牝3 55.0 横山 典弘
6 12 エバーブロッサム 牝3 55.0 戸崎 圭太
7 13   リラコサージュ 牝3 55.0 池添 謙一
7 14 デニムアンドルビー 牝3 55.0 内田 博幸
7 15   ビーナストリック 牝3 55.0 津村 明秀
8 16 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
8 17 × ローブティサージュ 牝3 55.0 岩田 康誠
8 18   セレブリティモデル 牝3 55.0 松山 弘平
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
内回りを意識されてか、例年、このレースはペースが早めの傾向。今回も先行勢はそれなりに揃っており、淀みなく流れそう。
信頼度
D
波乱内在
トライアルレースが極端な展開になったため、連動性に疑問。加えて各馬の実力差も接近しており、波乱の可能性も。
予想本文 

 期待の日本馬2頭が参戦した凱旋門賞は、残念な結果に終わった。だが、叶えば夢は夢でなくなってしまう。引き続き目標があるということは日本の競馬界にとっては、意義あることなのかもしれない。一方、国内秋G1は3歳牝馬の3冠目、秋華賞。今年のこの世代の牝馬は中心馬不在といっていい。空洞の世代か、否か。それが問われる一戦となりそうだ。

 ぎりぎり間に合ったスマートレイアー。この馬を格下扱いにできない事は述べるまでもない。残してきた走破時計は現実績馬をはるかに上回る。無論、時計がすべてではないのが競馬とはいえ、そのレースを見た者には十分期待感を抱かせるレースぶりだった。有力馬より前に位置しながら、速い脚を繰り出せるのはこのメンバーなら大きな武器になる。加えて内枠となれば、包まれるリスクは名手に補ってもらうことで、その利を最大限に活かせる。やはり本命とせざるを得ない。

 前走、道悪と大外枠を考慮すれば、休養明け初戦としてはまずまずの結果のメイショウマンボ。デニムアンドルビーには差し比べで破れたとはいえ、展開面も考慮すれば仕方ない面もあり、それほど見劣りするものではなかった。追い込み脚質に近い差し馬だが、ある程度の器用さは備えており、得意の京都で巻き返しに期待したい。ここはオークス馬の意地がみたいところだ。

 なんだかんだいっても、ローズS組のこのレースにおける連動性はかなり高い。そこでデニムアンドルビーは、14キロ増の馬体重、さらに悪癖の出遅れもありながら、最後方から差し切り、1番人気に応えたことは賞賛に値する。ただ、その豪快なレースぶりは魅力的ではあるものの、やはり京都内回り2000mでは不安の方が先立つ。地力は認めるも、前走と同じような最後方からではおそらくは届かない。もちろんそれは承知の上だろうから、その上でどんな競馬を見せてくれるか。とにかく出負けだけはやはり避けたいところ。

 エバーブロッサムの前走は輸送による馬体減と道悪馬場でまるで競馬にならなかった。秋初戦としては、不安の残る立ち上がりとなったが、一方で人気落ちによる狙いやすさが増した。一叩きを経て、その末脚のキレが戻ってくればやはり怖い存在。少なくとも前走のような無様な負け方はすまいと信じたい。前走が度外視できれば、ここでの好走に頷ける実績がある。

 阪神JF後、どうにもパッとしない成績が続き、よくある早熟馬の流れに陥りつつあるローブティサージュだが、まだ復活要素は残っている。その根拠はやはり前走ローズSにある。一度は勝利もあるかと思わせた直線の抜け出しだったが、最後は後続馬に飲まれてしまった。それでも完全に前崩れのレースの中、先行しての6着は立派。これ以上の距離延長は疑問も、この舞台ならまだ戦える。

 オークスでは7馬身ちぎられたティアーモだが、まだ底を見せた感はない。軽量の上、ローカルではあるが、前走ではハイペースの中、先行してよく踏ん張りをみせていた。ここでも積極策に出れば、面白い結果も期待できる。

 ディープインパクトの妹という注目ばかり集めながら、今のところその重い期待には応え切れていないトーセンソレイユ。しかしここにきて動きはよくなってきており、良血開花の兆しはある。前走大敗からの巻き返しだが大駆けがあっても驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

01=16
→14,12,17,03,07
(30点)
土砂降りによる重馬場、ハイペースによる前崩れと、非常に異質だったローズSは、今回の連動性には確かに疑問。ただ、オークス上位組であるメイショウマンボ、デニムアンドルビーには一定の信頼は置けそう。ここに新星スマートレイアーが絡む構図だが、傑出馬不在の現状と、内枠を買ってこちらを本命にしたい。相手はやはりこの2頭のどちらかというところになるが、京都内回り2000mならメイショウマンボに分があるとみる。いい加減、武兄弟のG1ワンツーが見てみたいが、3連単マルチながしで。
2013年5月26日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  ◎ キズナ       牡3 57 武 豊  2:24.3  1
2[5] 9  ▲ エピファネイア   牡3 57 福 永  1/2     3
3[2] 3     アポロソニック   牡3 57 勝 浦  1.1/4   8
4[8] 16     ペプチドアマゾン  牡3 57 藤岡康  ハナ    13
5[4] 8  × ロゴタイプ     牡3 57 Cデム  ハナ    2
6[6] 11     テイエムイナズマ  牡3 57  幸   3/4     14
7[3] 6     ラブリーデイ    牡3 57 川 田  クビ    17
8[5] 10     タマモベストプレイ 牡3 57 和 田  ハナ    10
9[1] 2  ○ コディーノ     牡3 57 ウィリ  1/2     4
10[7] 15  × フラムドグロワール 牡3 57 北村宏  アタマ  11
11[3] 5  △ メイケイペガスター 牡3 57 藤 田  クビ    6
12[8] 17     レッドレイヴン   牡3 57 内 田  アタマ  9
13[4] 7  × ヒラボクディープ  牡3 57 蛯 名  3/4     5
14[7] 14     アクションスター  牡3 57 戸 崎  1/2     16
15[7] 13     マイネルホウオウ  牡3 57 柴田大  クビ    7
16[2] 4     クラウンレガーロ  牡3 57 三 浦  3.1/2   15
17[6] 12     サムソンズプライド 牡3 57 田 辺  クビ    12
18[8] 18     ミヤジタイガ    牡3 57 松 山  3      18
  
払戻金 単勝 1 290円
    複勝 1 160円 / 9 240円 / 3 960円
    枠連 1-5 690円
    馬連 1-9 970円 / 馬単 1-9 1600円
    3連複 1-3-9 17130円 / 3連単 1-9-3 54950円
    ワイド 1-9 460円 / 1-3 2630円 / 3-9 4470円
  

感想と言い訳?!

 内心ではもっと楽に勝てるかと思っていたキズナでしたが、相変わらずのハラハラさせるモタつきぶり。ただ、トップスピードになってからは、グングン伸びて前を捉えきりました。仕掛けどころの難しい局面で、しっかり差し切るあたり、さすがの武豊騎手。5度目のダービー制覇というとんでもない大記録です。他では2度制覇までがやっとですから、ぶっちぎりです。スペシャルウィークで初制覇の時はようやく・・・という印象でしたが、ただただ驚くばかりです。凱旋門賞、ぜひ頑張ってください。

 2着にはこれまた後半伸びたエピファネイア。 皐月賞に続く2着で、準2冠。おしい競馬でした。

 この2頭が来るような展開にも関わらず、前残りは厳しいとみていたアポロソニックが3着に粘り込みました。 4着ペプチドアマゾンなら馬券をもっていただけにあの差し返しは・・・実に憎たらしい。w

 後は、コディーノが全く駄目でした。距離とは思いたくないですが、今後、復活してほしいですね。

2013/5/26 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
コース図
Cコースに替わり、内枠の不利は少なくなった。それでも外差しの決まりやすいコースには変わりはない。
良馬場に加え、ペースもあがりそうな今回、やはり外からの差しが最も有効か。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 キズナ 牡3 57.0 武 豊
1 02 コディーノ 牡3 57.0 C.ウィリアムズ
2 03   アポロソニック 牡3 57.0 勝浦 正樹
2 04   クラウンレガーロ 牡3 57.0 三浦 皇成
3 05 メイケイペガスター 牡3 57.0 藤田 伸二
3 06   ラブリーデイ 牡3 57.0 川田 将雅
4 07 × ヒラボクディープ 牡3 57.0 蛯名 正義
4 08 × ロゴタイプ 牡3 57.0 C.デムーロ
5 09 エピファネイア 牡3 57.0 福永 祐一
5 10   タマモベストプレイ 牡3 57.0 和田 竜二
6 11   テイエムイナズマ 牡3 57.0 幸 英明
6 12   サムソンズプライド 牡3 57.0 田辺 裕信
7 13   マイネルホウオウ 牡3 57.0 柴田 大知
7 14   アクションスター 牡3 57.0 戸崎 圭太
7 15 × フラムドグロワール 牡3 57.0 北村 宏司
8 16   ペプチドアマゾン 牡3 57.0 藤岡 康太
8 17   レッドレイヴン 牡3 57.0 内田 博幸
8 18   ミヤジタイガ 牡3 57.0 松山 弘平
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
逃げ馬2頭に加え、すぐその後に続くであろう有力馬も数頭。スローペースは考えにくい。
信頼度
B
上位拮抗
安定した地力上位馬の存在もあり、極端な波乱はなさそう。
問題はその上位馬の各力関係。その隙をついてヒモ穴が紛れ込む可能性も・・・。
予想本文 

 今週はいよいよ日本ダービー。ダービーメモリーズ シリーズが併せて開催され、伝説の名馬がレーシングプログラムに並ぶ。ワカタカ(1932年 1回)、トキノミノル(1951年 18回)、シンザン(1964年 31回)、タケホープ(1973年 40回)、シンボリルドルフ(1984年 51回)、ナリタブライアン(1994年 61回)、ディープインパクト(2005年 72回)。私の場合、生でみた記憶があるのは「皇帝」ルドルフ以降がせいぜい。しかし、最近の馬名をなかなか覚えられなくなってしまった今となっては、むしろこれら伝説の名馬の方が心躍ってしまう。いつの日か同じように伝説となる足跡を残すであろう名馬の誕生を今年も期待したい。

 タイプはやや異なると思うが、鞍上が武豊騎手の追い込み馬、キズナ。どうしても父ディープインパクトを彷彿させるこの馬が本命。皐月賞を回避し、別路線からの参戦となるが、満を持しての登場となる。すでに有力馬とはラジオNIKKEI賞、弥生賞で対戦済み。敗れはしているが、同等以上の実力馬であることは言うまでもない。特に中山の弥生賞では脚を余す結果となったが、東京コースならば絶好の舞台となろう。勝ち負け以前に、後塵を拝したエピファネイア、コディーノらとの再戦が純粋に楽しみ。前での競馬もできるが、ここ数戦は後方からの競馬。おそらくは直線外に出すのだろうが、最内枠からどう捌くのかが鞍上の手腕が問われるところ。距離については気性的にも全く不安がない。それよりも、ここ2走の前哨戦のように、前を行く馬は最後バテてくるような甘い相手ではないので、若干トップギアまでにもたつくこの馬には展開頼みの側面があることが不安点。

 対抗には安定感を買ってコディーノ。ここ3戦勝ち切れていないが、展開不問の安定感を信頼したい。ややマイラー寄りの血統だが、デビュー時より1800m中心で使われてきており、距離が伸びることにそれほど不安は感じない。それよりも気になるのは、やはり鞍上が代わった点か。確かに頼もしい外国人ジョッキーではあるが、この乗り替わりには藤沢師のダービーの執念を感じる一方で、果たしてプラスに働くのだろうかという不安も若干覚える。しかし、裏を返せば、それ以外にさしたる不安点はないということでもある。連軸としてはやはり申し分ない存在であろう。

 今年のメンバーの地力筆頭はエピファネイアではないかという想いは今も変わっていない。しかし、未だ折り合い難が解消してこない中、さらなる距離延長には不安を覚えざるを得なかった。そこに追い打ちをかけるように、ソエ不安が囁かれ、さすがに強気には推せなくなってしまった。ただ、忘れてはならないのが、この馬の母はオークス馬シーザリオ、父はシンボリクリスエスで、東京2400mの申し子的血統。順当ならば、おそらく変わらず本命に推していたであろう馬。評価を落とすといってもこれ以下にはできない。準対抗格として位置づけたい。

 上位陣の力は安定しているものの、盤石では決してない。当然、他馬にも付けいる隙は十分にある。特にメイケイペガスターはその地力差すら上位陣と差はないといっても過言ではないかもしれない。ただ、スタート難、折り合い等、気性的な部分でどうにもスムーズな競馬ができていない。この部分が解消してくれば大駆けあっても驚けない。レースのペースが速くなりそうな今回、スムーズにレースが運べる条件が整っているため、ここは少し怖い。

 実績は優に世代No.1のロゴタイプ。だが、どうもこの馬の強さがよくわからない。実際に同様に思われているのか、これだけの実績の割に人気も今ひとつ。父ローエングリンという血統的な地味さも手伝ってるのかもしれない。4強の内、そのままではあまりにも面白くないので、一つ落とすならば、どうしてもこの馬になってしまう。デムーロ兄弟が駆って4連勝中。当然ここも連覇してしまう可能性もあるものの、距離が伸びて何らかの変化が起こるならば、この馬ではなかろうか。

 青葉賞勝ちヒラボクディープ。皐月賞組とは少し差はあるような気もするし、穴人気もしていることを踏まえると、進んでの買いとは言い難い。ただ、意欲的な追い切りで状態は上向き。ここまでスローペースでのレースが多く、G1の速い流れの対応がこなせるかがポイントにはなるが、ここで好走するようであれば、一気に今後の主役を担うような存在にまでなり得る。

 G1馬マイネルホウオウを差し置いて、フラムドグロワールの一叩き後の復調にも警戒。京成杯の大敗はわからないところもあるが、父ダイワメジャーはともかく、母系にブライアンズタイムが入り、この距離には対応できる下地はある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=02
→09,05,07,08,15
(30点)

01=09
→02,05,07,08,15
(30点)

私は個人的に差し、追い込み馬を好む傾向があるし、事実、東京コースではそのタイプの方が有利でもあろう。そういう意味で、昨年のこのレース、ワールドエースとゴールドシップの2強は妙な自信があった。しかし、あろうことか2頭とも差し届かなかった。そのトラウマにおびえながらではあるが、キズナの本命には変わりはない。ただ、エピファネイアよりもコディーノを上位にしたのは、やはり先行馬をからめておきたかったという心情がある。

キズナから、コディーノでの3連単マルチながし、個人的には相手をエピファネイアに代えても持っておきたい。

2013年5月19日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  △ メイショウマンボ  牝3 55 武 幸  2:25.2  9
2[7] 13  × エバーブロッサム  牝3 55 戸 崎  1.1/4   5
3[3] 5  ○ デニムアンドルビー 牝3 55 内 田  2      1
4[2] 4     アユサン      牝3 55 丸 山  1.1/4   3
5[6] 12     フロアクラフト   牝3 55 松 山  1.3/4   17
6[4] 7     ティアーモ     牝3 55 藤岡佑  1.1/2   14
7[8] 17     スイートサルサ   牝3 55 蛯 名  1/2     11
8[5] 10  △ リラコサージュ   牝3 55 柴田善  クビ    13
9[5] 9  ▲ ローブティサージュ 牝3 55 岩 田  1.1/2   7
10[4] 8     ブリリアントアスク 牝3 55 武士沢  1.1/4   18
11[7] 14     プリンセスジャック 牝3 55 福 永  クビ    10
12[8] 16  × クロフネサプライズ 牝3 55 武 豊  1.1/4   4
13[7] 15     セレブリティモデル 牝3 55 田中勝  3/4     12
14[3] 6     サクラプレジール  牝3 55 横山典  1.1/2   6
15[8] 18  × トーセンソレイユ  牝3 55 ウィリ  アタマ  8
16[1] 2     ブリュネット    牝3 55 和 田  1.1/4   15
17[1] 1  ◎ レッドオーヴァル  牝3 55 Cデム  3/4     2
18[6] 11     クラウンロゼ    牝3 55 三 浦  5      16
  
払戻金 単勝 3 2850円
    複勝 3 710円 / 13 260円 / 5 150円
    枠連 2-7 1540円
    馬連 3-13 13880円 / 馬単 3-13 31120円
    3連複 3-5-13 15610円 / 3連単 3-13-5 150480円
    ワイド 3-13 3670円 / 3-5 2310円 / 5-13 490円
  

感想と言い訳?!

 メイショウマンボが鮮やかに快勝。期待された桜花賞から見事な巻き返しを見せました。武幸四郎騎手も本当に久しぶりのG1戴冠となりました。
一方で、桜花賞で好走したレッドオーヴァルは大敗。差し馬なら距離延長の影響は少ないと踏んでいましたが、さすがに距離の壁と思わざるを得ない大敗を喫しました。2,3着の上位を占めたのは別路線組。中でもトライアル2着続きのエバーブロッサムの2着は健闘と言えます。

 レッドオーヴァルが来なければどうにもならない馬券でしたので、カスリもしませんでした。w
どうも今年は調子が悪いです。次週はダービー。締めてかからねば。。。

2013/5/19 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
コース図
やや天候下り坂もひとまず良馬場開催の模様。この舞台設定はスローペースになりがちだが、このレースに限っては比較的ハイラップ。外も伸びるようになってきており、差し馬に利がありそう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 レッドオーヴァル 牝3 55.0 C.デムーロ
1 02   ブリュネット 牝3 55.0 和田 竜二
2 03 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
2 04   アユサン 牝3 55.0 丸山 元気
3 05 デニムアンドルビー 牝3 55.0 内田 博幸
3 06   サクラプレジール 牝3 55.0 横山 典弘
4 07   ティアーモ 牝3 55.0 藤岡 佑介
4 08   ブリリアントアスク 牝3 55.0 武士沢 友治
5 09 ローブティサージュ 牝3 55.0 岩田 康誠
5 10 リラコサージュ 牝3 55.0 柴田 善臣
6 11   クラウンロゼ 牝3 55.0 三浦 皇成
6 12   フロアクラフト 牝3 55.0 松山 弘平
7 13 × エバーブロッサム 牝3 55.0 戸崎 圭太
7 14   プリンセスジャック 牝3 55.0 福永 祐一
7 15   セレブリティモデル 牝3 55.0 田中 勝春
8 16 × クロフネサプライズ 牝3 55.0 武 豊
8 17   スイートサルサ 牝3 55.0 蛯名 正義
8 18 × トーセンソレイユ 牝3 55.0 C.ウィリアムズ
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
16のハナは濃厚。極力ペースは落としにかかる。それでも極端なスローペースは考えづらく、やはり差し馬有利。
信頼度
C
混戦
今年との牝馬クラシック戦線は各馬実力差は少なく、既存勢力は決して盤石ではない。新星出現もありえる混戦模様。
予想本文 

 デムーロ兄弟のワンツーとなった桜花賞、第2幕のオークスではC.デムーロはと大接戦を演じた兄の馬を駆ることになる。ひと昔前の「お手馬」という概念は希薄になってしまった。良い悪いは別として、外国人騎手の参戦はそういったところにも影響を及ぼしたのだということを改めて実感させられた。

 そのデムーロ兄弟のお手馬(?)、レッドオーヴァル。線が細い一方で、切れ味に優れるいかにも牝馬マイラーといったイメージがあるだけに、ここでの距離延長は歓迎とはいえない。だが、充実一途の追い切りをみせられ、ここにきてその不安は薄まってきた。決して絶対的に能力上位とも思えないが、前々走、チューリップ賞のような極端なスローでなければ、確実な末脚のあるこの馬の安定感は軸として安心感が高い。最内枠は少々気になるが、桜花賞から引き続き、この馬を中心視したい。

 オークスは桜花賞組からというセオリーを踏まえながらも、意識せざるをえないレースぶりを前走で見せたデニムアンドルビー。スローの流れの中、最後方から大外まくった挙げ句、直線でもそのまま押し切って力でねじ伏せた。フローラSのレースレベルうんぬんよりも、東京、中距離コースの舞台でこういうレースができたことが何より大きい。無論、一段と強化されたメンバー相手に同じようなレースができるか不安点はあるが、他馬が距離に不安を抱える中、その不安がなく臨めるだけでもアドバンテージを持つと言えよう。

 桜花賞では敗れたローブティサージュ。ただ、ややスムーズさを欠いてしまったレースになってしまい、敗戦の言い訳はできる状況。むしろ、大敗したチューリップ賞から、2歳女王復活を窺える復調ぶりで、結果としては収穫があったレース。1800mの経験があり、母父シングスピールからも距離にも不安は少ないはず。岩田騎手に代わって巻き返しを図る一戦。桜花賞では印を打たなかったが、今回は期待してみたい。

 前走は期待はずれとなってしまったメイショウマンボ。しかしまだ見限ることができない。むしろ人気落ちを考慮すれば積極的に買ってみたい。1400m戦の経験も多いだけに距離的な不安がないわけではないが、血統的には問題ないはず。桜花賞ではまるで不発に終わった末脚。その理由が今ひとつ不明だが、気分的にムラがあるのかもしれない。不確定要素は強いがハマッた時がやはり怖い。

 今回はフラワーC、スイートピーSなど、別路線組にも目移りする状況だが、こちらも拮抗した混戦模様。その中で2400mという距離伸びた舞台で楽しみ増すのはリラコサージュ。未勝利脱出にもたついたものの、ここ2戦の内容は素晴らしい。一瞬ポニーが混じっているのか?と思ってしまうほど小柄な牝馬だが、父ブライアンズタイムはまさにオークス向きで、小粒だと侮っていると痛い目に遭いそうだ。

 トーセンソレイユも、上記メイショウマンボと同じく、期待されながら桜花賞では末不発に終わった。もっとも出遅れがあったのは事実だが、それにしても勝ち馬から5馬身差はちょっと負けすぎ。それだけにG1の壁と切り捨てることが、逆にできなかった。人気的にはかなり落ちたのでその旨味も考慮。

 クロフネサプライズはハナを切りそうな今回、やはり逃げ切れるのかという不安がつきまとう。いっそ無印にとも考えたが、同じく軽視した桜花賞で4着と、馬群に飲まれそうになりながらも、驚異的な粘り腰をみせた地力はやはり認めざるをえない。

 後方からの末脚自慢のディープインパクト産駒、エバーブロッサム。僅差の連続2着で惜しいレースが続くが、それゆえやや地味に映っていることが逆に狙い目になりそう。無欲の突っ込みがはやり怖い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

01=05
→09,03,10,18,16,13
(36点)

01=09
→05,03,10,18,16,13
(36点)

 桜花賞とオークスの連動性の高さはいうまでもない。大幅な距離延長にも関わらず、ここまで連動性が高いのは、レースペースにありそう。オークスでは距離が伸びるにも関わらず、若い牝馬のレースであるゆえか、意外にもスローペースにはなりにくい。結果、瞬発力に富むマイラーでも通用しやすいのではないだろうか。そういった意味では通常は桜花賞組中心で問題はない。ただ、今年の桜花賞は時計的にはかなり低レベル。今ひとつ主役とよべる中心馬も不在の状況でもあるため、別路線組の台頭や、波乱要素も少なからず内在する。

 その当たりの葛藤が、桜花賞馬を無印に追いやってしまったが、レッドオーヴァルについてはやはりここも中心視したい。相手は新星期待のデニムアンドルビーと、復活期待のローブティサージュとし、3連単マルチながし勝負。

2013年5月5日(祝・日) / 東京 1600m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 8     マイネルホウオウ  牡3 57 柴田大  1:32.7  10
2[8] 17     インパルスヒーロー 牡3 57 田中勝  クビ    6
3[6] 12  △ フラムドグロワール 牡3 57 横山典  クビ    8
4[3] 6     レッドアリオン   牡3 57 川 須  1.1/4   3
5[5] 10  ◎ ガイヤースヴェルト 牡3 57 ウィリ  クビ    2
6[7] 13     シャイニープリンス 牡3 57 吉田豊  ハナ    11
7[7] 15  ▲ エーシントップ   牡3 57 内 田  クビ    1
8[5] 9  ○ コパノリチャード  牡3 57 福 永  クビ    4
9[6] 11  × カシノピカチュウ  牡3 57 Cデム  1/2     12
10[3] 5     ディアセルヴィス  牡3 57 菱 田  1.1/4   18
11[4] 7  △ ゴットフリート   牡3 57 戸 崎  1/2     5
12[2] 3     ストーミングスター 牡3 57 Mデム  ハナ    7
13[8] 16     サトノネプチューン 牡3 57 岩 田  ハナ    16
14[8] 18     モグモグパクパク  牡3 57 北村宏  クビ    14
15[1] 1     アットウィル    牡3 57 三 浦  クビ    15
16[1] 2     ザラストロ     牡3 57 武 豊  1.1/2   13
17[2] 4     マイネルエテルネル 牡3 57 石橋脩  クビ    17
18[7] 14  × ローガンサファイア 牝3 55 浜 中  クビ    9
  
払戻金 単勝 8 3430円
    複勝 8 730円 / 17 510円 / 12 770円
    枠連 4-8 3720円
    馬連 8-17 21890円 / 馬単 8-17 56570円
    3連複 8-12-17 137530円 / 3連単 8-17-12 1235600円
    ワイド 8-17 5290円 / 8-12 7400円 / 12-17 4380円
  

感想と言い訳?!

 予想通り、コパノリチャードが逃げ、エーシントップが追う形。
ところが、本命にしたガイヤースヴェルトはこれを追いかける積極策に出ました。
結果、直線半ばまでは、なかなか見せ場もありましたが、最後は先行勢はまとめて力尽き、後続馬に一気に飲まれました。

 勝ったのは、マイネルホウオウ。柴田大知騎手が平地初G1を200勝の節目で達成しました。
こういう混戦になるとどうしても騎手の力量重視になってしまい、G1勝ちのない彼の馬は無印にさせていただきました。本当にお見事な騎乗でした。参りました。ごめんなさいっ。w

2013/5/5 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 A
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
有利不利が少なく、地力決着になりやすい舞台。ただ、道中から早い流れになるため、テンからある程度のスピードを維持しつつ、後半にも早い脚を要求されるシビアなコース。それゆえやはり差し馬の方が競馬はしやすい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   アットウィル 牡3 57.0 三浦 皇成
1 02   ザラストロ 牡3 57.0 武 豊
2 03   ストーミングスター 牡3 57.0 M.デムーロ
2 04   マイネルエテルネル 牡3 57.0 石橋 脩
3 05   ディアセルヴィス 牡3 57.0 菱田 裕二
3 06   レッドアリオン 牡3 57.0 川須 栄彦
4 07 ゴットフリート 牡3 57.0 戸崎 圭太
4 08   マイネルホウオウ 牡3 57.0 柴田 大知
5 09 コパノリチャード 牡3 57.0 福永 祐一
5 10 ガイヤースヴェルト 牡3 57.0 C.ウィリアムズ
6 11 × カシノピカチュウ 牡3 57.0 C.デムーロ
6 12 フラムドグロワール 牡3 57.0 横山 典弘
7 13   シャイニープリンス 牡3 57.0 吉田 豊
7 14 × ローガンサファイア 牝3 55.0 浜中 俊
7 15 エーシントップ 牡3 57.0 内田 博幸
8 16   サトノネプチューン 牡3 57.0 岩田 康誠
8 17   インパルスヒーロー 牡3 57.0 田中 勝春
8 18   モグモグパクパク 牡3 57.0 北村 宏司
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
逃げ馬不在も09、15など、番手キープの先行勢に有力どころ。緩むところがないそれなりの早いペース。
信頼度
D
混戦
ただでさえ困難な若駒のレースの上、確たる軸馬不在の上、展開も読みにくい。
予想本文 

 前哨戦NZTが、スローペースの前残りという、やや異質なもので終わった。通常であればこの結果は鵜呑みにできない。だが、一方で昨年、同じような緩い流れで、カレンブラックヒルが逃げ切りを演じた。今年のNHKマイルCは、昨年同様の展開となるか、あるいはそれ以前までの逃げ馬が介在できない早い流れになるか、そのどちらの判断をするかによって、戦略は変わってきそう。

 ガイヤースヴェルトを毎日杯の1戦だけで判断するのは、難しいところもある。だが敗れた相手はキズナだっただけに、それなりに説得力はあると言える。事実、毎日杯のレースレベルは相当に高く、マイル換算した場合の時計も優秀。鞍上手替わりになるが、ウィリアム騎手なら問題もあるまい。むしろ、その部分にかける期待が大きな要素を占めているのも否めないところ。追い切りも素晴らしく、過信は禁物とはいえ、今が充実一途の状態。

 皐月賞では強力後続馬に終始煽られる形で、逃げ潰れた形になったコパノリチャード。失速した皐月賞が果たして距離が原因だったのではないかもしれないが、少なくとも適距離に戻ることは絶対にプラス。昨年こそカレンブラックヒルが逃げ切ったが、元来このレースは逃げ切りは相当難しい。他に行く馬もなさそうなので、この馬がハナを切る形が濃厚。その点への懸念は確かにある。しかし、1,2番手で先行で終い34秒台のレースをしており、皐月賞でも1600mまでの時計は早い。展開はどうであれ、時計的には通用する下地はある。何より、皐月賞の大敗が影響してか、人気がないことが魅力。

 前哨戦NZTを順調に勝利したことで、エーシントップの1番人気はこの馬で間違いなさそう。ただ、いまひとつ信頼がもてないのは、やはり朝日杯での大敗。そして、前走のレース内容に疑問符が残る内容だったこと。かなり緩いペースになってしまい、事実、多くの人気馬がここで大敗を喫している。この馬の勝利は脚質的に先行していたことが幸いしたという見方が大勢を占めている。だが、逆にどのような展開であれ、勝利は勝利。最後この馬を追い詰めたレッドアリオンの脚色の方が目立ったが、直線粘り強く差し替えし、しっかり勝利したことは評価したい。人気がある分、敬遠したいところもあるが、馬券対象から外すまでは行き過ぎではなかろうか。

 以降は比較材料が乏しく、どの馬が来てもおかしくはないメンバー構成。ならば、少し穴っぽいところを攻めてフラムドグロワールはどうか。京成杯大敗後、体勢を立て直して、休養明けで臨む一戦だが、十分に乗り込みされており、その点の不安はなさそう。適距離に戻っていきなりの好走があっても驚けない。

 やはりゴットフリートの巻き返しは怖い。NZTを1番人気で迎えながら、スタート直後の後手が結局最後まで響き、大敗してしまった。流れが落ち着き、後続馬には為す術もない展開で、致し方ない面があった。今度はもう少し流れも速くなるはずで、中団からレースを進めるこの馬には競馬がしやすいだろう。G1を含む重賞でも入着経験は今回のメンバーでは十分胸を張れる。

 極端な追い込みには疑問の余地があるが、ローガンサファイアも侮れない。1200m、1400mの短距離でのものだが、ここ2戦の末脚には目を見はるものがあった。今回ハイペースまでは臨めないものの、全体の流れとしては早くなるはず。仕掛けどころを誤らなければ一発はありそう。

 1勝馬ながら重賞でも安定した成績を納めているカシノピカチュウ。混戦に強そうなレースぶりに好感。勝ちきれないまでも入着圏内にはこういうタイプは怖い。ましてはC.デムーロ騎手乗り替わりとなればなおさらだ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

10=09
→15,12,07,14,11
(30点)

10=15
→09,12,07,14,11
(30点)
人気どころでは、レッドアリオン、インパルスヒーロー、マイネルホウオウ等を対象から外した。特に明確に外した理由があるわけではない。無論好走もありえるだろう。しかし、今回はレベル的にも混戦模様で、どの馬にもチャンスがありそう。ならば、ある程度は人気の薄い馬で勝負してみたい。
連軸すら確定するには困難を極めるが、一応ガイヤーズヴェルトを軸とする。相手にコパノリチャードとエーシントップでそれぞれ3連単2頭軸マルチながしで勝負。
外れたら仕方なしのやや高配の中穴狙い。信頼度の低さから絞ったが、ヒモはもう少し広げても良いかも知れない。
2013年4月14日(日) / 中山 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 7  △ ロゴタイプ     牡3 57 Mデム  1:58.0  1
2[7] 14  ◎ エピファネイア   牡3 57 福 永  1/2     2
3[6] 12  ○ コディーノ     牡3 57 横山典  1.1/4   3
4[7] 15  △ カミノタサハラ   牡3 57 蛯 名  1.1/4   4
5[3] 5  × タマモベストプレイ 牡3 57 和 田  クビ    8
6[8] 18     テイエムイナズマ  牡3 57 武 豊  1      14
7[5] 10     マズルファイヤー  牡3 57 シュタ  1      15
8[8] 17     クラウンレガーロ  牡3 57 三 浦  ハナ    12
9[1] 1     メイケイペガスター 牡3 57 藤岡佑  クビ    10
10[1] 2  × インパラトール   牡3 57 Cデム  3/4     9
11[2] 4     ナリタパイレーツ  牡3 57 小 牧  1      16
12[8] 16  × フェイムゲーム   牡3 57 北村宏  1/2     7
13[4] 8  △ コパノリチャード  牡3 57 内 田  1.1/4   5
14[5] 9     サトノネプチューン 牡3 57 戸 崎  1.1/2   13
15[7] 13     ラブリーデイ    牡3 57 浜 中  1.1/4   17
16[3] 6     ミヤジタイガ    牡3 57 田中勝  クビ    11
17[6] 11     クリノヒマラヤオー 牡3 57 村 田  大差    18
18[2] 3     レッドルーラー   牡3 57 川 田  大差    6
  
払戻金 単勝 7 370円
    複勝 7 140円 / 14 150円 / 12 140円
    枠連 4-7 440円
    馬連 7-14 840円 / 馬単 7-14 1750円
    3連複 7-12-14 1210円 / 3連単 7-14-12 5920円
    ワイド 7-14 360円 / 7-12 320円 / 12-14 330円
  

感想と言い訳?!

  叩き合いに持ち込めばさすがのM.デムーロ騎手。ロゴタイプが見事にエピファネイアを力でねじ伏せる勝利を見せました。正直、3強の中では最も軽視していた・・・と言えるのですが、実に完成度の高い隙のない強さでした。力関係を明確化する非常に意味のある大きな勝利だったと思います。距離的にダービーでは微妙とささやかれていますが、評価を改める必要がありそうです。

 一方でエピファネイアは2着入線果たすも、それ以上に不安の残るレースでした。レコード決着の早い流れにも関わらず、またも折り合いを欠いてしまった。ダービーの頃には本格化との期待も持っていたのですが、距離が伸びて不安が増すのはむしろこちらの方かもしれません。ただ、それでも地力の高さはさすがとうならせるものがあり、巻き返しがあるか否か、ダービー予想はかなり難しくなってきました。

 コディーノもあまりスムーズな競馬が出来たとは言えませんが、こちらはきっちり3着入線してくれたことに個人的に評価です。やや、先着された2頭と離された印象もありますが、次走も期待できそうです。

 馬券的にはエピファネイアの3連単頭ながし推奨でしたが、一応2着ながしも押さえてました。
相手をコディーノのみ、またヒモも絞っていたので、堅い結果ながらも、幸いそこそこ利はありました。 ただ、それにしてもキレイに1~4番人気が並ぶとは・・・ですね。

2013/4/14 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 B
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
Bコース使用とはいえ、内の荒れ馬場の影響は顕著になってきている。昨年、内を突いたゴールドシップの奇襲もよぎるが、できるだけ距離ロスなく周り、好位から最後に外差しすることが理想型か。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   メイケイペガスター 牡3 57.0 藤岡 佑介
1 02 × インパラトール 牡3 57.0 C.デムーロ
2 03   レッドルーラー 牡3 57.0 川田 将雅
2 04   ナリタパイレーツ 牡3 57.0 小牧 太
3 05 × タマモベストプレイ 牡3 57.0 和田 竜二
3 06   ミヤジタイガ 牡3 57.0 柴田 善臣
4 07 ロゴタイプ 牡3 57.0 M.デムーロ
4 08 コパノリチャード 牡3 57.0 内田 博幸
5 09   サトノネプチューン 牡3 57.0 戸崎 圭太
5 10   マズルファイヤー 牡3 57.0 シュタルケ
6 11   クリノヒマラヤオー 牡3 57.0 村田 一誠
6 12 コディーノ 牡3 57.0 横山 典弘
7 13   ラブリーデイ 牡3 57.0 浜中 俊
7 14 エピファネイア 牡3 57.0 福永 祐一
7 15 カミノタサハラ 牡3 57.0 蛯名 正義
8 16 × フェイムゲーム 牡3 57.0 北村 宏司
8 17   クラウンレガーロ 牡3 57.0 三浦 皇成
8 18   テイエムイナズマ 牡3 57.0 武 豊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
早々飛ばす馬はいないが、極端に緩むこともない平均ペースでの推移が予想される。
信頼度
B
頭信頼
不安がない訳ではないが、本命馬の頭を信頼したい。混戦に見えつつも、地力上位馬は比較的明確。
予想本文 

 クラシック第一弾、皐月賞。昨年は雨の影響と乱ペースの中、ゴールドシップが鮮烈な勝ち方を見せた。あのときにはまさかそのまま有馬記念まで制してしまうとは思わなかったが、今年はどのような馬が出てくるのか、見渡すとなかなか興をそそるメンバーが揃った。

 本命はエピファネイアで不動とする。スペシャルウィーク産駒の日米オークス馬、そしてやはり福永騎手のお手馬だったシーザリオの仔。否応なく注目されたデビュー戦を直線突き抜ける圧巻の勝利。続く京都2歳S、ラジオNIKKEI賞と、準王道路線を勝ち進んだ。そして迎えた豪華メンバーの弥生賞。当然の圧倒的1番人気も、4着と敗れてしまった。この結果は相応にショックではあるが、弁明できる言い訳も多々あった。直前の騎手の乗り替わり、休養明け、大外枠など・・・。まだ幼さゆえか、どうにも行きたがる馬ゆえ、いずれもマイナスに作用してしまった。それでも直線はいったん抜け出しながら最後に力尽きての僅差4着。見限るような結果ではなかった。やはり地力的には世代トップはこの馬ではなかろうか。気性的に難しいところのある馬だが、今度は手の内を知る主戦の福永ジョッキーに戻る。牡馬クラシックには縁遠い事が心配といえば心配だが、プライベートでの結婚も機として、かつての愛馬の仔でここはスカッと勝ってほしい。

 本来この世代の中心だったコディーノは、絶対に勝たねばならない朝日杯3歳Sで、ロゴタイプに敗れてしまった。その際は鞍上の横山典騎手はM.デムーロ騎手の握手を拒むほど。次の弥生賞では別路線のエピファネイアに1番人気を奪われる始末で、レースでは先着を果たしたものの3着という結果。ここも依然として1番人気を争う存在とはいえ、その絶対的信頼感に陰りがあるのは事実。また、もともと強い調教のいらない馬ではあるが、調教での熱意もあまり伝わってこなかった。その点で本命はエピファネイアに譲ったが、その地力の高さへの評価は変わらない。前走3着も、あの展開でもきっちり3着入線したことは、逆に大きなよりどころとなる。3着複勝圏という意味ではやはりこの馬の安定感がNo1だろう。

 ロゴタイプはM.デムーロ騎手が乗ってから土つかずの3連勝。やはり皐月賞では、先行できることはメリットが色々と多い。多数頭の中、経済コースをまわり、直線では馬場のいいところを選ぶという理想の競馬が可能。さらにこの馬は器用さとレースセンスの良さがあり、この鞍上にとっては実にうってつけ。難を言えば、ややスケール感に欠ける点は否めない。朝日杯での勝利は見事だが、鞍上の手腕によるものという印象はまだ拭い切れていない。もちろん、そんな中、1番人気に応えた前走はは十分に評価に価するが、メンバー的には1枚落ちだっただけに、過信はできない。

 同様に先行して突き放すことができるのはコパノリチャード。一介のマイラーと断じるのはどうにも危険な気がする。今回、場合によってはハナを切ることも考えられるが、そのまま押し切ってしまうことだってありそうだ。父ダイワメジャーの名を出せばそのイメージも沸くだろう。距離なのか、脚質なのかはよくわからないが、重賞勝ちを含む4戦3着以下なしという実績の割には、人気がないようにも思える。個人的にはもう少し評価されてもよいように思う。

 豪華メンバーの弥生賞、前哨戦にして2強対決となったこのレースを、してやったりで勝利をしたカミノタサハラ。無論、フロックなどではなく、実力を伴ってのものではあるのだが、相手はまだ本調子ではなく、またその際の鞍上だった内田騎手の好騎乗も光った。そういう意味で、今回主戦の蝦名騎手に戻るにあたり、名手に失礼ながら、あまり期待感が持てなかった。それゆえ、一時は無印も考えていたほどだが、馬自身の方がすこぶる調子よく、調教では素晴らしい動きを見せている。これなら例え本命馬に上積みがあろうと、なんとかなりそうだ。

 これ以下は中々混戦模様で、すべてを挙げきれないが、まずは前走スプリングSで届かないながらも、怒濤の追い込みを見せていたフェイムゲーム。京成杯で中山2000mでの重賞実績もあり、上手く流れに乗れれば、ここでも怖い存在。

 実績という点ではタマモベストプレイの安定感もなかなかのもの。距離不安がささやかれるが、きさらぎ賞、スプリングSを連対してきた馬があと1ハロンが効かないとは思えない。切れる脚がない印象もあるが、渋とい先行力は魅力。

 先週の桜花賞は見事だったC.デムーロの駆るインパラトールは1叩きの変わり身が怖い。1頓挫あった中での若葉Sでそれなりの競馬を見せており、まだ底を見せていない点が不気味。さらにこの鞍上と、ディープインパクト産駒である点は、どうしても意識せざるを得ない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着2着ながし:

1着:14
2着:12
→07,08,15,16,05,02
(6点)

1着3着ながし:
1着:14
3着:12
→07,08,15,16,05,02
(6点)

やはりプレ皐月賞といえる弥生賞組には信頼が置ける。
その中で圧倒的1、2番人気だったエピファネイアとコディーノ。 この両雄が敗れたことで、やや混乱気味になっていはいるが、引き続きこの2頭中心の舞台とみる。
どちらも依然として1、2番人気ではあるが、単勝4倍近い信頼度まで落ちていることは逆に絶好の買い場だ。
特にエピファネイアは、まだ危うさも残すが地力は世代トップの器とみる。

今回は軸の方を絞り込んで勝負したい。
エピファネイアの1着固定、さらに相手もコディーノに固定し、ヒモを点数を広げての戦略。

3連単、エピファネイア-コディーノで、1-2着ながしと、1着-3着ながし。
ヒモは全通りでもいいくらいには押さえておきたい。

2013年4月7日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 7  × アユサン      牝3 55 Cデム  1:35.0  7
2[7] 14  ◎ レッドオーヴァル  牝3 55 Mデム  クビ    2
3[5] 9     プリンセスジャック 牝3 55 福 永  2.1/2   14
4[7] 13  ▲ クロフネサプライズ 牝3 55 武 豊  クビ    1
5[3] 6     ローブティサージュ 牝3 55 秋 山  1.1/2   8
6[2] 4     サンブルエミューズ 牝3 55 岩 田  クビ    10
7[6] 12  △ トーセンソレイユ  牝3 55 シュタ  1/2     3
8[7] 15     ナンシーシャイン  牝3 55 大 野  アタマ  15
9[6] 11     サウンドリアーナ  牝3 55 戸 崎  1/2     13
10[8] 18  ○ メイショウマンボ  牝3 55 武 幸  ハナ    4
11[3] 5     ウインプリメーラ  牝3 55 和 田  1.1/4   9
12[5] 10     シーブリーズライフ 牝3 55 田中勝  1/2     17
13[4] 8     ティズトレメンダス 牝3 55 川 須  1/2     11
14[8] 16     ジーニマジック   牝3 55 川 田  3/4     12
15[8] 17  × コレクターアイテム 牝3 55 浜 中  1.1/4   6
16[2] 3  △ クラウンロゼ    牝3 55 三 浦  クビ    5
17[1] 1     ストークアンドレイ 牝3 55 藤 田  9      18
18[1] 2     サマリーズ     牝3 55 藤岡佑  大差    16
  
払戻金 単勝 7 1800円
    複勝 7 460円 / 14 200円 / 9 1860円
    枠連 4-7 1120円
    馬連 7-14 3300円 / 馬単 7-14 9350円
    3連複 7-9-14 102860円 / 3連単 7-14-9 679300円
    ワイド 7-14 1100円 / 7-9 12830円 / 9-14 7100円
  

感想と言い訳?!

 前日のアクシデントで急遽乗り替わりとなったC.デムーロ騎手。今回、武兄弟のワンツーはあり得るかも・・・と思っていたところに、デムーロ兄弟のワンツー。まさかこの舞台であっという間に実現してしまうとは・・・やはり「持ってる」人は違いますね。

 兄の駆るレッドオーヴァルを差し替えしてアユサンが勝利。3着にプリンセスジャックが入って波乱となりました。岩田、福永両ジョッキーは人気薄ゆえに、当然の「買い」なんですが、2頭軸ながしのヒモでした。本線のレッドオーヴァル1頭軸ながしではそこまで手を広げる度胸がなく、無的中です。比較的とりやすい68万馬券といえるだけにやや悔やまれます。

 1番人気のクロフネサプライズは、さすがにチューリップ賞より早いペースは厳しく、最後に力尽きました。それでも4着は立派だと思います。

 期待外れといえば、メイショウマンボでしょうか。直線いい感じで上がってきたので、期待したのですが直線は伸びきれませんでした。

2013/4/7 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
展開の紛れ少ない良コース。
枠順、脚質による有利・不利は少ない。ペースも落ち着きがちにはなり、瞬発力が要求される。
前日の雨が残り、渋化傾向。それがどのように作用するかがポイント。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ストークアンドレイ 牝3 55.0 藤田 伸二
1 02   サマリーズ 牝3 55.0 藤岡 佑介
2 03 クラウンロゼ 牝3 55.0 三浦 皇成
2 04   サンブルエミューズ 牝3 55.0 岩田 康誠
3 05   ウインプリメーラ 牝3 55.0 和田 竜二
3 06   ローブティサージュ 牝3 55.0 秋山 真一郎
4 07 × アユサン 牝3 55.0 丸山 元気
4 08   ティズトレメンダス 牝3 55.0 川須 栄彦
5 09   プリンセスジャック 牝3 55.0 福永 祐一
5 10   シーブリーズライフ 牝3 55.0 田中 勝春
6 11   サウンドリアーナ 牝3 55.0 戸崎 圭太
6 12 トーセンソレイユ 牝3 55.0 シュタルケ
7 13 クロフネサプライズ 牝3 55.0 武 豊
7 14 レッドオーヴァル 牝3 55.0 デムーロ
7 15   ナンシーシャイン 牝3 55.0 大野 拓弥
8 16   ジーニマジック 牝3 55.0 川田 将雅
8 17 × コレクターアイテム 牝3 55.0 浜中 俊
8 18 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
阪神外回りマイル戦は意外にペースは落ち着きがち。G1レースであることを考慮しても、緩めのミドルペースか。
信頼度
D
混戦
確たる軸馬不在の混戦ムード。加えて前日の雨の影響など、不確定要素も多い。
予想本文 

 ドバイシーマCのジェンティルドンナは2着に敗れ、何ともおしい結果。それでも世界レベルでの2着。昨年の年度代表馬は伊達でないことを思い知らされた。もはや強い牝馬の出現にはそう驚かなくなったが、早くも次世代の戦いが、早くも散り始める桜吹雪の中、幕を開ける。
今年の3歳牝馬戦線はG1馬や1番人気馬があっさり敗れたりと、混戦模様。このレースも例外ではなく、非常に難しいレースとなりそう。

 前走、不可解ともいえる大敗を喫したレッドオーヴァルを人気落ちの旨味も踏まえて、もう一度信じてみたい。前走の敗戦は、出遅れよりもむしろ馬体減が指摘されていた。直近発表の調教後馬体重は430キロ台まで戻してきているが、やはり当日の馬体重のチェックは必須となろう。そして後は脚質的な展開不利の懸念。3歳牝馬戦線がここまで安定しないのは有力馬に後方一気型が多く、ペースが落ちた時に対応出来ないことも原因となっている。今回のレースもこれといった逃げ馬不在だけにペースが緩んでくる可能性が多分にある。G1レースである以上、極端なスローはないとみて、この馬の台頭を計算しているが、それでも後方直一気は難しいだろう。すなわち出遅れは致命的になり、できれば中団あたりでの競馬が理想。

 メイショウマンボの能力は相当高いのでは?と思わせるほどの前走の好内容。まさかの位置から差しきる豪快な勝ち方を見せた。阪神JFでは大敗をしているが、今の状態ならかなりいいレースをみせてくれそう。ただ、この馬も後方からのレースが身上だけに、前が残るような展開と、雨による馬場渋化は歓迎しない。この馬の力の発揮できる展開になれば他有力馬にヒケはとらないはず。

 阪神マイル戦で逃げ馬は・・・と言いたいところだが、G1阪神JF、前走チューリップ賞といずれも先行押し切ったクロフネサプライズ。3馬身ちぎった前走、チューリップ賞は圧巻だったが、それよりも阪神JFでのレースぶりが凄い。ハイペースのレースとなり、直線坂の手前では完全に捕まってしまい、通常なら馬群に沈むところだった。しかし、勝ち馬ローブティサージュに並ばれると、再び二の脚で伸びて2着となった。この勝負根性は特筆ものと言え、この馬には確かに先行脚質が合っていると言えよう。順調度ではメンバー随一。人気薄だった阪神JFとは違い、今度は1番人気での競馬。当然ながら前を行くこの馬は後続馬の目標とされ、厳しいレースになる。ここで前走の再現すればたいしたものだし、その可能性も十分ある。だが、他馬が不安定の中、すがるように軸馬としての人気を集めている状況を考えると、この馬を中心に据えるのはあまり得策ではないと判断した。

 やはり無敗の良血、トーセンソレイユは人気でも気になる存在。過去2戦いずれも接戦での勝利だが、自在性のある脚質でセンスの高さを感じる。王道路線が今ひとつ安定しない現状、別路線組へ食指が動くのも仕方の無いところ。調教過程もさることながら、比較的長い距離を経験していることは、スローペース対応への安心感に繋がる。ここから大きく飛躍するであろう大物ムードが漂い、非常に怖い存在。

 もう一方の東の無敗馬、クラウンロゼも侮れない。こちらも派手な勝ち方こそないものの、前走では、これまでの先行一手から一転差す競馬で勝利したりと、一戦ごとに着実に成長の跡をみせている。近年では関東馬であることを意識する必要もなく、なんら気後れする必要もない。もっとも他有力馬との直接対決が少ないだけに、今後通用するかの試金石となる一戦とはなるが、期待感は大きい。

 コレクターアイテムや、ローブティサージュらの復活は怖いところだが、それよりもアユサンの方を評価したい。前走のチューリップ賞では、スローペースで差し馬全滅の中、差し一手だったはずのこの馬は、苦手のスタートも無難にこなし、うまく先行して、勝ち馬には離されはしたが、上位入線を果たした。混戦模様の今回のレースではこういった柔軟性のある馬の方がうまく立ち回れるかもしれない。

 最後の一頭には随分悩んだが、やはりコレクターアイテムを捨てきれなかった。父同様の差し一手で、スローペースが泣き所だが、阪神外回りは元来ベストに近い条件のはず。この馬向きの早い流れとなるかまでは疑問の余地を残すが、もともと地力は持っているだけに、あっさり勝利しても驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸1頭マルチ:

14
→18,13,12,03,07,17
(90点)

本来なら連動性の高い前哨戦チューリップ賞なのだが、今年はクロフネサプライズが3馬身もちぎって勝利したため、その判断が難しい。クロフネサプライズが群を抜いているのか、展開の影響が多分にあるのか・・・。やはり現時点では後者の可能性が高いとみる。であるならば、同じ舞台でも同じ展開にはならぬとみて、このレースの1番人気馬、レッドオーヴァルの復活に賭けたい。

ただ、それであっても混戦には変わりない。目移りするところをグッとこらえて、極力相手を絞って3連単マルチ1頭軸ながしで挑みたい。1頭軸だとどうしても点数が増えるため、3連複勝負も悪くないだろう。

2012年10月21日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 晴・良 サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  ◎ ゴールドシップ   牡3 57 内 田  3:02.9  1
2[8] 16  ○ スカイディグニティ 牡3 57 メンデ  1.3/4   5
3[7] 15  × ユウキソルジャー  牡3 57 秋 山  2      7
4[2] 3     ベールドインパクト 牡3 57 四 位  アタマ  10
5[2] 4     ラニカイツヨシ   牡3 57 佐 藤  1/2     11
6[3] 6  △ ロードアクレイム  牡3 57 福 永  1.1/4   3
7[7] 13     ダノンジェラート  牡3 57 三 浦  1/2     12
8[1] 2     フェデラルホール  牡3 57 吉田隼  1.1/4   4
9[5] 10  ▲ マウントシャスタ  牡3 57 川 田  1/2     2
10[4] 7  × エタンダール    牡3 57 松 岡  5      8
11[4] 8     ニューダイナスティ 牡3 57 浜 中  2.1/2   13
12[7] 14     ミルドリーム    牡3 57 江田照  2.1/2   17
13[3] 5     アーデント     牡3 57 Mデム  3/4     16
14[8] 17  △ タガノビッグバン  牡3 57 太 宰  2      6
15[6] 11     ビービージャパン  牡3 57 武 幸  大差    14
16[8] 18     トリップ      牡3 57 小 牧  7      15
17[6] 12  × コスモオオゾラ   牡3 57 岩 田  3.1/2   9
18[5] 9     フジマサエンペラー 牡3 57 池 添  1/2     18
  
払戻金 単勝 12 350円
    複勝 12 160円 / 13 220円 / 5 220円
    枠連 6-7 480円
    馬連 12-13 1100円 / 馬単 12-13 2040円
    3連複 5-12-13 3200円 / 3連単 12-13-5 12240円
    ワイド 12-13 490円 / 5-12 560円 / 5-13 860円	
  

感想と言い訳?!

 ゴールドシップは大本命馬として、ある程度先行するか、3コーナーでのまくりをするだろうと思っていましたが、最後方からのレースはちょっと意外でした。さらに3コーナーでの大まくりも予想より早い仕掛けで、ハラハラしましたが、まるで地力が違うといわんばかりの完勝劇。堂々と自身のスタイルを貫きしっかり勝利したのはさすがです。本当の戦いはこれからでしょうが、今後が楽しみです。

 2着は対抗格に迷っていたスカイディグニティがしっかりと差し込んでくれました。メンディザバル騎手はスタートすぐに腕を脱臼していたそうでしたが、それでもあのパフォーマンス。馬もそれに応える好走でした。

 1、2着が本線のため、3着はベールドインパクトも、ラニカイツヨシでも押さえていましたが、やはり印通りユウキソルジャーが来てくれた方がうれしいです。激しい3着争いでしたが、混戦をアタマ差で制しました。

 まぁ、結局配当的には安い結果でしたが、なによりゴールドシップが圧勝の中では上出来だったのではないでしょうか。

2012/10/21 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
スタート直後のコーナは外枠には厳しい。ただ、長距離ゆえ取り返すことも十分可能。
坂の上り下り、正面スタンド前など、距離以外にも難敵が潜む。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ゴールドシップ 牡3 57.0 内田 博幸
1 02   フェデラルホール 牡3 57.0 吉田 隼人
2 03   ベールドインパクト 牡3 57.0 四位 洋文
2 04   ラニカイツヨシ 牡3 57.0 佐藤 哲三
3 05   アーデント 牡3 57.0 デムーロ
3 06 ロードアクレイム 牡3 57.0 福永 祐一
4 07 × エタンダール 牡3 57.0 松岡 正海
4 08   ニューダイナスティ 牡3 57.0 浜中 俊
5 09   フジマサエンペラー 牡3 57.0 池添 謙一
5 10 マウントシャスタ 牡3 57.0 川田 将雅
6 11   ビービージャパン 牡3 57.0 武 幸四郎
6 12 × コスモオオゾラ 牡3 57.0 岩田 康誠
7 13   ダノンジェラート 牡3 57.0 三浦 皇成
7 14   ミルドリーム 牡3 57.0 江田 照男
7 15 × ユウキソルジャー 牡3 57.0 秋山 真一郎
8 16 スカイディグニティ 牡3 57.0 メンディザ
8 17 タガノビッグバン 牡3 57.0 太宰 啓介
8 18   トリップ 牡3 57.0 小牧 太
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
長距離ゆえのスローペースは間違いないが、その分上がりの競馬になりやすく、高い瞬発力が要求される。
信頼度
C
相手不在
確固たる軸馬がいるとはいえ、他は大混戦。不確定要素も多く、意外に困難。
予想本文 

 ワールドエースが屈腱炎で早々に戦線離脱、そしてダービー2着セントライト記念を勝ったフェノーメノも回避、トーセンホマレボシはすでに引退。そしてついにはダービー馬、ディープブリランテまでもがいなくなり、春の有力馬組では皐月賞馬ゴールドシップのみとなってしまった。菊花賞では夏を越えた新勢力と春の実績組との対決が見どころではあるが、今年は1強としてゴールドシップが他馬の挑戦を一手に受けることとなる。

 神戸新聞杯を圧勝して春の実績組ではただ一頭、それも強烈に順調度をアピールしたゴールドシップ。春のライバルはすべていなくなり、完全に一本かぶりとなってしまった。他馬から徹底マークされる状況は好ましいものではなく、最内枠も差し馬のこの馬には微妙なところもある。ただ、外枠よりはずっとよいだろうし、持てる地力差から、この程度は問題にしてほしくない。ダービーは5着に敗れたが、その脚色はワールドエースと同等のもので、着順以上に強い内容だった。加えて前走の内容からも、ここでは盤石な地位といっていいだろう。ただ、京都3000mはこの馬にとっても未知で、今や荒れるのが定番の菊花賞。超スローで上がり勝負になり、最内で包まれるようなら、ダービーと同じく差し届かないケースもありえるだろう。新興勢力にこの馬を脅かすほどの存在が見当たらないため不動の本命には違いないが、この圧倒的支持率ほどには楽観視はできないともみている。地力差と好枠を活かして先行押し切りが出来れば理想だ。

 ポイントとなる対抗格だが、前走セントライト記念を14番人気ながら2着と好走したスカイディグニティを抜擢。正直、まだ全幅の信頼を寄せきれないところはあるのは否めない。だが、6着に敗れた前々走が前が止まらないスローペースだったことを考えれば、ここでの評価もそれなりに説得力は持つだろう。セントライト記念組はあまりこのレースに結びつかない面もあるが、フェノーメノが出ていれば、ここではかなりの有力馬となったはず。その相手を果敢に追い上げた最後の末脚には見るべきものがあった。外枠は歓迎材料ではないが、スタートさえスムーズなら。

 このメンバーなら地力的にはNo2といっていいマウントシャスタだが、やはり距離への不安はどうしても払拭できない。だが、逆にそれで多少なりとも人気が落ちるようなら、やはり狙い目となる。懸念される気性面も緩和されつつある現状に期待したい。距離不安さえ除けば前走完敗のゴールドシップにはともかく、このメンバーなら他馬にはそう簡単に譲れない。神戸新聞杯で一度使った効果は大きく、調教過程の動きもよい。

 父はフジキセキも、母系にリアルシャダイの入るタガノビックバンは、いかにもこのレースで活躍するタイプの上がり馬。特に前走は素晴らしい3馬身差の完勝っぷり。立場的には格下の存在だが、今の充実ぶりなら十分好勝負できそう。先行脚質だけに外枠は痛いところだが、折り合い不安がなく長距離レースに対する安心感が相殺する。

 神戸新聞杯2着のロードアクレイムは、その勢いだけでなく、母がオークス馬というしっかりとした血統背景も後押し。距離的な不安はほぼないといっていいだろう。勝ち馬ゴールドシップには離されてしまったが、菊花賞では神戸新聞杯での順位はあっさり入れ替わることもザラなので、そう悲観する材料とは言えない。加えてこのメンバーなら、なおさら臆する必要はないだろう。ただ、その根拠も前走の好走実績のみであるため、ここは真価を問われる一戦となる。

 ぶっつけでも、コスモオオゾラも侮れない地力の持ち主。直前で代役となった岩田騎手がより怖さを倍加させる。休養明けだけに当日の馬体重には注意を払いたいところだが、春の実績馬が軒並み不在の中であれば、弥生賞馬の看板も大きくなってくる。皐月賞、ダービーでも大きく負けてないだけに、新興勢力に力がなければ浮上してくる。

 エタンダールも大駆けムードが漂う。母系にモンジューで、日本不向きの重目の欧州血統だが、スタミナには不安なく、これからさらなる成長も見込める可能性を秘めている。元々長距離を意識的に使われ、前走で一叩き。そこでは敗れたが、本番を意識した走りで無理はしていなかった。やはりここでの巻き返しは怖い。

 ちょっと当てにならないところもあるが、ユウキソルジャーも押さえておきたい一頭。前走、神戸新聞杯は勝ち馬とは1秒以上離されているので、4着といえども喜べない結果ではあるが、ステイヤー資質が高そうで、3000mとなるとさらに良さが出てきそう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=16
→10,17,06,12,07,15
(36点)

01=10
→16,17,06,12,07,15
(36点)

3連単ということを考えれば、やはり人気でもゴールドシップの軸は不動だ。ただ、2頭軸の相手となる対抗格がどうにも不在。ゴールドシップの1着固定を割り切ることができれば、後は相手を数頭変えての全ながしでよいのだが、それは誰でもおこなう戦略ともいえ、3連単でもオッズ的には軒並み低い状況。
ゴールドシップが2着、3着だったことの旨味を考えれば、こういうときこそ3連単は1着固定よりも、マルチながし勝負をしてみたい。

というわけで、ゴールドシップ、スカイディグニティでの2頭マルチながし。相手をマウントシャスタに変えて押さえとしたい。
ただ、この場合、点数が増えてしまい、順当にゴールドシップが1着の場合、元本割れリスクも高まる。
つまり結局は強気の勝負は避けたいレースともいえよう。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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