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2014年10月26日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  △ トーホウジャッカル 牡3 57 酒 井  3:01.0  3
2[2] 4  ☆ サウンズオブアース 牡3 57 蛯 名  1/2     4
3[5] 10  ▲ ゴールドアクター  牡3 57 吉田隼  3.1/2   7
4[6] 12     タガノグランパ   牡3 57 菱 田  3/4     10
5[3] 6  ☆ ショウナンラグーン 牡3 57 吉田豊  クビ    6
6[8] 16  △ サトノアラジン   牡3 57 浜 中  1/2     9
7[1] 1     マイネルフロスト  牡3 57 柴田大  1.1/4   13
8[4] 7     トーセンスターダム 牡3 57 武 豊  アタマ  5
9[7] 15  ◎ ワンアンドオンリー 牡3 57 横山典  1/2     1
10[4] 8     ワールドインパクト 牡3 57 ブドー  ハナ    12
11[8] 17     ヴォルシェーブ   牡3 57 岩 田  1.1/4   11
12[5] 9  ☆ ハギノハイブリッド 牡3 57 福 永  3/4     8
13[7] 13     ミヤビジャスパー  牡3 57 池 添  3/4     14
14[8] 18     メイショウスミトモ 牡3 57 武 幸  5      17
15[3] 5     シャンパーニュ   牡3 57 松 山  3.1/2   15
16[7] 14  ○ トゥザワールド   牡3 57 川 田  7      2
17[6] 11     アドマイヤランディ 牡3 57 藤岡康  1.1/4   18
18[2] 3     サングラス     牡3 57 古 川  大差    16
  
払戻金 単勝 2 690円
    複勝 2 280円 / 4 270円 / 10 520円
    枠連 1-2 2310円
    馬連 2-4 2640円 / 馬単 2-4 4470円
    3連複 2-4-10 13340円 / 3連単 2-4-10 59220円
    ワイド 2-4 950円 / 2-10 1940円 / 4-10 2160円
  

感想と言い訳?!

 夏の上がり馬、トーホウジャッカルがレコード勝ちの圧勝でデビューから最短日数での菊花賞制覇を成し遂げました。単勝1、2番人気の春の実績馬、ワンアンドオンリーとトゥザワールドは馬群に消えました。特にワンアンドオンリーに至っては、まず連は確保するだろう楽観視してしまいました。決して長距離タイプではないという点、また、何より終始外を回らされ、内に入れさせてもらえなかった事が大きいですね。地力を活かせる叩き合いにすら持ち込む事をさせてもらえませんでした。

 一方、1、2着馬は内でじっと我慢ができ、上手く抜け出せました。今の京都は内がいいのでなおさら。デビュー間もない馬が勝ってしまう菊花賞。結局は、レベルが低いのかとも見えますが、レコード決着なので、やはり勝ち馬トーホウジャッカルは強いです。

 それにしても・・・全然勝てませんっっw!今回は馬連はともかく、置きにいったんですがw

2014/10/26 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
坂を2度越える京都の名物コース。当然スタミナが要求される。コースロスの少ない内枠は有利も、外からの潜り込みも可能。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   マイネルフロスト 牡3 57.0 柴田大
1 02 トーホウジャッカル 牡3 57.0 酒井
2 03   サングラス 牡3 57.0 古川
2 04 サウンズオブアース 牡3 57.0 蛯名
3 05   シャンパーニュ 牡3 57.0 松山
3 06 ショウナンラグーン 牡3 57.0 吉田豊
4 07   トーセンスターダム 牡3 57.0 武豊
4 08   ワールドインパクト 牡3 57.0 ブドー
5 09 ハギノハイブリッド 牡3 57.0 福永
5 10 ゴールドアクター 牡3 57.0 吉田隼
6 11   アドマイヤランディ 牡3 57.0 藤岡康
6 12   タガノグランパ 牡3 57.0 菱田
7 13   ミヤビジャスパー 牡3 57.0 池添
7 14 トゥザワールド 牡3 57.0 川田
7 15 ワンアンドオンリー 牡3 57.0 横山典
8 16 サトノアラジン 牡3 57.0 浜中
8 17 ヴォルシェーブ 牡3 57.0 岩田
8 18   メイショウスミトモ 牡3 57.0 武幸
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
03が引くも、当然のスローペース。距離も手伝い、道中はずっと我慢の競馬が強いられる。折り合いと、ゴール前の末脚の持続勝負。
信頼度
B
ヒモ争い
本命馬の軸としての信頼は高そう。前哨戦の結果の過信も禁物で、その意味ではヒモ選択は難しい。
予想本文 

~ 神戸新聞杯組 VS セントライト記念組 ~
 菊花賞の2大トライアル、神戸新聞杯とセントライト記念は、それぞれ皐月賞馬とダービー馬が順当に勝利してみせた。ただ、実力接近を感じさせる僅差の勝利ではあり、夏を超して成長を遂げた馬も出現してきた。片翼の大将、皐月賞馬は不在だが、大勢は神戸新聞杯組とセントライト記念組の決戦との見立て。セントライト記念は菊花賞との連動しない傾向にあるが、今年は開催が新潟だっただけに・・・。

 ワンアンドオンリーの前走には舌を巻いた。ダービーでも前の競馬を行ったが、ここでも本番を意識して半ば「まくり」の競馬を敢行。道中の行きっぷりよく直線では早々に先頭。そこに襲いかかった後続馬の方が脚色が上に見えたが、並んだところでの差し返し。まだ余力を残していたかのような競馬ぶりで、着差以上の奥深い強さを感じさせた。ダービー、菊花賞の2冠制覇のパターンは希有だが、本命としての信頼はやはり不動。

 どちらかというと、新興勢力に押され気味の春の実績馬たち。多少の不安は残るが、それでもトゥザワールドの地力を信じてみたい。前走、セントライト記念ではイスラボニータに水をあけられたとはいえ、自ら積極的に動いて、早め先頭も2着は死守。確かに距離不安はどうしてもつきまとうが、逆にスローペースとなるここは対応してくる可能性もある。確かにダービーの結果は不本意だったが、位置取りの影響もあったのも否めなかったはず。

 長距離レースを意識的に使われてきたゴールドアクターを抜擢。別路線組で一線級との実力差はまだ未知数も、やはり長距離戦において、折り合い面の不安がないことは大きい。スローペースは必至だが、むしろ豊富なスタミナを活かし、積極的に前での競馬ができれば一泡吹かせることもありえそう。近年このレースはスピード重視に代わったとはいえ、やはりステイヤー色濃い馬には注意を払っておきたい。

 勢いならトーホウジャッカル。条件戦の身から一気に神戸新聞杯に挑戦し、権利をもぎ取った。それもワンアンドオンリーに頭差まで詰めよる激走で、直線スムーズなら勝利も見込めた内容だ。まさに夏の上がり馬の典型で、血統的に長距離戦にも不安がない。

 サトノアラジンは折り合いが鍵。前走、神戸新聞杯において4着とはいえ、着差のついた敗戦は不満の残る内容で、気性面でも不安を残した。一皮剥けきらないところがもどかしい。加えて距離が伸びる今回、割り引かざるを得なかったが、元はクラシック有力候補生。もちろん巻き返しもありえる。

 ダービー大敗を払拭する好走をみせたサウンズオブアース。この結果で一躍有力馬に躍り出た。調教内容も春とは一回り以上の成長を裏付ける秀逸な内容。鞍上代わったが、イスラボニータの代役以上の活躍も期待してみたい。

 菊花賞ではまくりを除き、差し馬不利は定説。さらに追い込み馬に至っては、出番皆無といっていいほどだが、それでも強力な末脚を持つ良血馬ショウナンラグーンには一票投じておきたい。

 少々不気味な怖さがあるハギノハイブリッド。スタミナ豊富な血統背景に、地味ながら堅実味のある実績。一叩きの激走があっても驚けない。

 さらに穴っぽいところでヴォルシェーブ。スローペースでの切れ味は見るべきものがあり、スムーズに運べれば一発も。

馬券と総評
推奨馬券 総評
馬連
ながし:

15
→14,10,02,16,04,06,09,17
(8点)
僅差の勝利とは言え、その内容に強さを感じたワンアンドオンリーはやはり頭一つ抜けた存在。二冠濃厚とみるも、やはりそこは菊花賞。予断は許されない情勢。ただ未知の要素も多いことも影響して、自信をもって送り出せる二番手候補が不在。ちょうど、このレースは5%上乗せレースでもあるため、今回は馬連でワンアンドオンリーからの金額を違えた ながし馬券を推奨としたい。
2014年5月4日(祝・日) / 京都 3200m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 7      フェノーメノ    牡5 58 蛯 名  3:15.1  4
2[6] 12  △  ウインバリアシオン 牡6 58 武 幸  クビ    3
3[3] 6      ホッコーブレーヴ  牡6 58 田 辺  ハナ    12
4[7] 14  ◎  キズナ       牡4 58 武 豊  1/2     1
5[5] 9      タニノエポレット  牡7 58 和 田  1.1/2   13
6[5] 10      フェイムゲーム   牡4 58 北村宏  1/2     11
7[4] 8  ○ Bゴールドシップ   牡5 58 ウィリ  クビ    2
8[2] 3  △  サトノノブレス   牡4 58 浜 中  アタマ  6
9[6] 11      ラストインパクト  牡4 58 川 田  1/2     7
10[2] 4     Bサイレントメロディ 牡7 58 池 添  2.1/2   18
11[1] 2  ☆  アドマイヤフライト 牡5 58 福 永  クビ    8
12[7] 13     Bオーシャンブルー  牡6 58 藤 田  クビ    14
13[7] 15  ▲  アドマイヤラクティ 牡6 58 四 位  クビ    10
14[3] 5  ☆  レッドカドー    セ8 58 モッセ  アタマ  9
15[8] 17      ヒットザターゲット 牡6 58 北村友  2.1/2   16
16[8] 16     Bジャガーメイル   牡10 58 石 橋  2.1/2   17
17[8] 18  ☆  デスペラード    牡6 58 横山典  1.3/4   5
18[1] 1      アスカクリチャン  牡7 58 秋 山  9      15
  
払戻金 単勝 7 1150円
    複勝 7 310円 / 12 220円 / 6 1470円
    枠連 4-6 780円
    馬連 7-12 2080円 / 馬単 7-12 5670円
    3連複 6-7-12 38790円 / 3連単 7-12-6 211180円
    ワイド 7-12 740円 / 6-7 7050円 / 6-12 3230円
  

感想と言い訳?!

 やはり1番人気は敗れる天皇賞・春。キズナは後方から大外ブン回しで4着に散りました。今の京都であれは厳しい。しかし、直線ではホッコーブレーヴに差されているわけですから、位置取りだけが敗因のすべてではないでしょう。一方のゴールドシップも悪癖の出負けが、一番ひどい形で出てしまいました。そのまま後方待機からの競馬ではこちらも話になりません。そういえばゲートでの咆哮ともいえる凄い奇声出してましたね。レース後の下馬のことといい、心配です。

 勝ったのは4強の中でもっとも軽視していたフェノーメノの連覇。無駄のない長距離レースを勝つお手本のようなレースぶりでした。2着は「またしても!!」のウインバリアシオンですが、こちらも急遽武幸四郎騎手に乗り替わったことを踏まえると、上出来の2着ではないでしょうか。

 いや、それにしても、これまたもの凄いひどい負けっぷりでした。ここまで外すとむしろすがすがしいわw(負け惜しみ)

2014/5/4 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝3200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
高速馬場の京都コース。後半時計がぐっと早くなるだけに下りの坂をどうこなすかがポイント。直線先団にとりつくには、差し馬はまくれるタイプでなければ厳しい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   アスカクリチャン 牡7 58.0 秋山
1 02 アドマイヤフライト 牡5 58.0 福永
2 03 サトノノブレス 牡4 58.0 浜中
2 04   サイレントメロディ 牡7 58.0 池添
3 05 レッドカドー セ8 58.0 モッセ
3 06   ホッコーブレーヴ 牡6 58.0 田辺
4 07   フェノーメノ 牡5 58.0 蛯名
4 08 ゴールドシップ 牡5 58.0 ウィリア
5 09   タニノエポレット 牡7 58.0 和田
5 10   フェイムゲーム 牡4 58.0 北村宏
6 11   ラストインパクト 牡4 58.0 川田
6 12 ウインバリアシオン 牡6 58.0 シュタル
7 13   オーシャンブルー 牡6 58.0 藤田
7 14 キズナ 牡4 58.0 武豊
7 15 アドマイヤラクティ 牡6 58.0 四位
8 16   ジャガーメイル 牡10 58.0 石橋脩
8 17   ヒットザターゲット 牡6 58.0 北村友
8 18 デスペラード 牡6 58.0 横山典
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
引っ張る馬がおらず、スロー必至。あまりに遅くなると掛かる馬も出て乱ペースに陥る可能性も。
信頼度
C
穴馬警戒
上位陣の信頼度は高いも、それぞれに不安要素あり。波乱要素も内在。
予想本文 

~本命馬の鬼門~
 「訳がわからない」といった印象のある天皇賞・春。昔は鉄板レースだったこのレースは盤石と思われる大本命馬があっさりと敗れ、大波乱を起こすレースととなった。オルフェーブルやゴールドシップが敗れ、近年では1番人気に応えたのはディープインパクトのみ。その仔キズナが今回おそらく大本命馬として登場する。

 前走、大阪杯をもの凄い末脚で圧倒したキズナ。レース後の談話では、武豊騎手を含め、陣営も2番人気だったことが不服だったという。個人的には実力差は別として、海外帰りの半年休養明けではエピファネイアの2番人気の評価は妥当と思えた。ここまでのアピールは無論、その自信の裏付けでもあり、事実、この馬は強い。若駒時には、オルフェーブルの時と同じような強さを感じたし、その脚質から父ディープインパクトの再来と言われることも頷ける。当然ここも難なく圧勝してしまう可能性は高い。ただ、いかんせんこの長距離と、追い込み脚質。ここまで1番人気が敗れることが続くと、その少々の不安要素がどうしても気になってしまう。それらの不安など一掃できる人馬ではあり、今の高速馬場も味方しそうだ。

 昨年敗れたとはいえ、ゴールドシップは本来はこのレースを勝つべき馬だと信ずる。メジロマックイーンの血を意識しないといえば嘘になるが、前走で見せた先行策が可能なら、その無尽蔵のスタミナは長距離のこのレースでこそ活きるはず。よく気難しい馬のように言われるが、言われるほど馬自身は気分屋ではないのではと思われる。ブリンカー装着後は安定しているし、鞍上が正しくこの馬の特性を理解していれば、テン乗りの不安があっても、きっと応えてくれるはずだ。ただ、長丁場でこそとはいったものの、上がりの早い京都コースでの実績が悪いことは気に掛かる。勝ち切るためには、もう一つ、外的要因の後押しが必要かもしれない。4角好位という絶対条件に対し安定した競馬が望めそうという点においては連軸としては信頼に足りそう。

 素直に3強、4強を挙げたくない思いも手伝って、3番手にアドマイヤラクティ。昨年も抜擢したが、地味ながら高い地力を持っているとみている。加えて長距離適性も有しており、混戦も強い。極端に後方に位置しなければ面白い競馬ができるはず。叩いた効果も期待できるだろう。

 オルフェーブルがいなければ…と言われ続け、いないときにも取りこぼすウインバリアシオン。主戦に岩田騎手を得て、これからというところでの急遽の乗り替わり。しかし悪いことばかりでもなく、これまで勝ちきれないこの馬にとって、手薄メンバーとは言え、前走勝利できた事は一皮剥けるきっかけにもなりそう。もともと持てる地力はトップクラス。状態もよく、今回も好勝負が期待できそう。

 菊花賞2着馬サトノノブレスは、その後もまずまずのの実績を積み重ね、重賞勝利も手にした。前走、阪神大賞典では不完全燃焼だったが、まだ見限るような内容ではない。今回、位置取りが今ひとつ読めないが、先手先手で主導権をとれれば渋といところを見せてくれるはず。

 面白そうなところでアドマイヤフライト。前走大敗はやや不可解も、もともと長距離レース特有のスローから上がり勝負は得意とするところ。加えて調教内容にも好感。3着以下なしの得意の京都で一発ムードが漂う。

 デスペラードは有馬記念こそ敗れたが、その前後の重賞を2勝。それも長距離のステイヤーズS、京都コースの京都記念とで、今回の舞台に向けて収穫は大きい。今回行く馬がおらず、外枠ながらもハナを切る可能性もある。目標にされる怖さがあるが鞍上の手腕に託したい。

 昨年に続いての参戦レッドカドー。もう8歳馬で昨年の実績にも劣るが、大レースを転戦してきているステイヤーだけに一応警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

14=08
→15,12,03,02,18,05
(36点)

昨年からのメンバーと変わりないが、キズナが圧倒的1番人気となりそう。この馬に全く不安がないわけではないが、大阪杯であれほどの競馬を見せられれば、逆らう気も失せる。

対抗格で迷いが生じるところも、あれこれとは食指を伸ばせないので、ここはゴールドシップ一本で勝負。3連単2頭軸マルチながし。ヒモ穴狙って極力手広くは押さえたいところ。

2013年10月20日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 曇・不良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  ◎  エピファネイア   牡3 57 福 永  3:05.2  1
2[7] 14  ○  サトノノブレス   牡3 57 岩 田  5      5
3[5] 10     Bバンデ       牡3 57 松 田  クビ    3
4[8] 17  ×  ラストインパクト  牡3 57 川 田  2      8
5[1] 1      ケイアイチョウサン 牡3 57 横山典  ハナ    7
6[2] 4  ▲  フルーキー     牡3 57 浜 中  2.1/2   6
7[8] 16      アドマイヤスピカ  牡3 57 戸 崎  アタマ  15
8[4] 8  ×  タマモベストプレイ 牡3 57 和 田  1.3/4   11
9[4] 7      アクションスター  牡3 57 秋 山  1.1/2   18
10[3] 6      ヤマイチパートナー 牡3 57 武 幸  3      9
11[3] 5  ×  テイエムイナズマ  牡3 57  幸   1      16
12[6] 12      ナリタパイレーツ  牡3 57 小 牧  1.1/2   12
13[8] 18  △  マジェスティハーツ 牡3 57 武 豊  クビ    2
14[5] 9  ×  インパラトール   牡3 57 リスポ  クビ    13
15[7] 15      ユールシンギング  牡3 57 北村宏  クビ    4
16[7] 13  △  ダービーフィズ   牡3 57 田中勝  3      10
17[6] 11      ヒラボクディープ  牡3 57 蛯 名  9      17
18[1] 2      ネコタイショウ   牡3 57 池 添  大差    14
  
払戻金 単勝 12 350円
    複勝 12 160円 / 13 220円 / 5 220円
    枠連 6-7 480円
    馬連 12-13 1100円 / 馬単 12-13 2040円
    3連複 5-12-13 3200円 / 3連単 12-13-5 12240円
    ワイド 12-13 490円 / 5-12 560円 / 5-13 860円	
  

感想と言い訳?!

 当日の重馬場が気になりましたが、エピファネイアが貫禄を見せつける余裕じみた圧勝。大方の予想通り、このメンバーでは力が違うところを見せつけてくれました。

 やや押し出され気味だった対抗格サトノブレスがしっかりと2着。予想通り!といえば喜ばしいのですが、これといった新星が出てこなかったという結果ともいえます。

  思惑が狂ったのは3着のバンデ。力は認めつつも、人気があったのと逃げ残りは厳しいとみた無印でしたが、人気応える見事なレースを見せました。対抗逃げ馬のネコタイショウが早々に潰れていることも注目です。

2013/10/20 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
2度の坂越えの長丁場。やはりスローなりがちで、上がりの競馬になりやすい。最後方からの直線勝負はかなり厳しいだろう。先行、まくり型に有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ケイアイチョウサン 牡3 57.0 横山 典弘
1 02   ネコタイショウ 牡3 57.0 池添 謙一
2 03 エピファネイア 牡3 57.0 福永 祐一
2 04 フルーキー 牡3 57.0 浜中 俊
3 05 × テイエムイナズマ 牡3 57.0 幸 英明
3 06   ヤマイチパートナー 牡3 57.0 武 幸四郎
4 07   アクションスター 牡3 57.0 秋山 真一郎
4 08 × タマモベストプレイ 牡3 57.0 和田 竜二
5 09 × インパラトール 牡3 57.0 リスポリ
5 10   バンデ 牡3 57.0 松田 大作
6 11   ヒラボクディープ 牡3 57.0 蛯名 正義
6 12   ナリタパイレーツ 牡3 57.0 小牧 太
7 13 ダービーフィズ 牡3 57.0 田中 勝春
7 14 サトノノブレス 牡3 57.0 岩田 康誠
7 15   ユールシンギング 牡3 57.0 北村 宏司
8 16   アドマイヤスピカ 牡3 57.0 戸崎 圭太
8 17 × ラストインパクト 牡3 57.0 川田 将雅
8 18 マジェスティハーツ 牡3 57.0 武 豊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
Ms
ミドルスロー
10がなにがなんでも行く構え。内枠02が引かねば、ペースは例年以上に早まる。それでも、距離を踏まえると、それなりには落ち着きそう。
信頼度
C
軸不動
抜けた実力の本命馬に対して、他馬がどこまで食い下がるか。実力未知の存在も多く、不確定要素は高い。
予想本文 

 ダービー馬、キズナが凱旋門賞を選択し、皐月賞馬、ロゴタイプは不在。3冠最終関門としてはいささか寂しい構成ではあるが、やはり菊花賞というレースは暮れのグランプリや翌年以降の動向を占う上で、最も注視しておくべきレースではあろう。

 人馬とももはや2着でも許されぬ。そんな状況にまで追い込まれたエピファネイア。春2冠は主役と思われたが、いずれも2着の辛酸をなめた。リベンジを果たす相手は不在で、これといったライバル馬もいない。前走の神戸新聞杯では長距離レースで最大の懸念事項となる折り合いに進境を見せることができた。もちろんレースも完勝の2馬身差で、体勢に何ら不安はない。全く死角ない1強独裁体制だが、それゆえに逆に言いようのない不安感がつきまとう。もともとこの菊花賞は夏の上がり馬が台頭するケースも多く、どこから大駆けがあるかわからない状況。当然マークも厳しくなる状況で、それでも勝利しなければならない状況は思うより簡単なことではない。もちろん軸として本命は譲らない。だが、頭固定までとなるとやや不安が残る。

 1強体勢で残りのメンバーは横一線。ここからの比較は難しいが、大崩れない安定感と鞍上からサトノノブレスを相手筆頭に据える。春からの安定勢力でもあり、その足跡から大きく崩れそうな不安は少ない。一方、とりたてて大きな武器がないという点が魅力に乏しいか。前走の3着は立派だが、鞍上の叱咤激励に応えた形で、一杯の状況ではあった。しかし、その一叩きがよかったのか、現在、調教ではいい動きを見せており、人気的にも手頃なところで、地味ながら対抗格としてはうってつけの存在といえよう。

 期待感という意味では、フルーキーに大物感が漂う。条件戦からの上がり馬だが、ここ2走でみせた決め手は素晴らしいものがあり、相手強化のここでも十分に太刀打ちできそう。問題はやはり距離。マイル~中距離路線を使われてきたように、血統背景からも決して得意とはいえない。スローからの瞬発力勝負が理想だが、となれば、今度は折り合いの懸念が生じる。だがそれでも、他馬を見渡せばかなり魅力的な1頭だ。

 マジェスティハーツの前走の追い込みには目を見はるものがあった。スタートの拙さゆえの追い込みのレースが続くが、本来は中団からでも競馬ができる馬。フルーキーと同じくこの馬も末脚のキレに魅力がある。スローからの瞬発力勝負にも慣れており、長距離レースならお任せの名手を得た。大外枠と距離が気になるところでもあるし、思ったよりも人気もしてるので、やや評価を落としたが、上位争いは期待できそう。

 基本的に今年はセントライト記念組は軽視しているが、ダービーフィズは候補に含めたい。いかにもこのレース向きの血統背景と、現在の好調さもその理由ではあるが、それ以上に前走のレースぶりに一発がありそうな雰囲気を感じた。勝ち馬の強襲に屈したとはいえ、すっと抜け出したあたりにセンスの良さを感じた。

 以下は取捨選択に迷うところ。手広く押さえておきたいという意図で4頭を挙げる。

 距離的にはしんどいところだが、タマモベストプレイはまだ捨てきれない。混戦向きの地力に期待したい。うまく流れに乗れればその渋とさは春に証明済み。前走で調子の面でも問題ないところを見せた。

 パシフィカスの仔にディープインパクトという、その血統背景がやはり気になるラストインパクト。前走大敗も出遅れがあったものだし、それまでの成績の安定感も評価できる。ちょっと人気を背負いすぎている感もあるが、自分の形に持ち込めれば簡単には下がらないだろう。

 穴の域を出ないがインパラトールは未知のおもしろさがある。前走は破れたとはいえ、好走の部類ではあるし外国人ジョッキーを得て、その激しい追いに応える力強さを備えている。

 春上位好走していたテイエムイナズマも前走だけで見限ってしまうのはまだ早計かもしれない。スピード血統だがスタミナ面の不安はない。このメンバーなら好走も。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

03=14
→04,18,13,08,17,09,05
(42点)
エピファネイアの軸は文句なしに不動。ただ、先述したように頭固定で勝負できるほど楽観的ではない。元本割れも覚悟でマルチ馬券勝負としたい。
幸か不幸か、本命馬以外は大混戦の模様。1本かぶりでも、それなりにオッズは割れてくるだろう。とにかく相手さえ決まれば比較的迷い無く勝負しやすい。問題はその相手を誰にするかに頭を抱えるところだが、やや無難の嫌いがあるもサトノノブレスを指名。馬券はこの2頭からの3連単マルチながし。可能であれば相手をフルーキーに代えての押さえも一考。
2013年4月28日(日) / 京都 3200m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6  ▲  フェノーメノ    牡4 58 蛯 名  3:14.2  2
2[1] 1  ×  トーセンラー    牡5 58 武 豊  1.1/4   3
3[7] 13  △  レッドカドー    セ7 58 モッセ  2      6
4[4] 7  ○  アドマイヤラクティ 牡5 58 岩 田  1.3/4   4
5[4] 8  ◎  ゴールドシップ   牡4 58 内 田  クビ    1
6[2] 4     Bジャガーメイル   牡9 58 戸 崎  3/4     8
7[3] 5     Bマイネルキッツ   牡10 58 Cデム  2.1/2   11
8[8] 16      トウカイパラダイス 牡6 58 柴 山  ハナ    14
9[2] 3  △  デスペラード    牡5 58 浜 中  2      5
10[6] 12     Bフォゲッタブル   牡7 58 和 田  ハナ    10
11[6] 11      トウカイトリック  牡11 58 北村宏  1.3/4   16
12[8] 17      レッドデイヴィス  セ5 58 北村友  2      13
13[5] 9      ユニバーサルバンク 牡5 58 川 田  3/4     15
14[5] 10      メイショウカンパク 牡6 58 藤 田  クビ    17
15[7] 15      カポーティスター  牡4 58 高 倉  大差    9
16[8] 18  ×  ムスカテール    牡5 58 福 永  5      7
17[7] 14      コパノジングー   牡8 58 国分恭  1/2     18
18[1] 2      サトノシュレン   牡5 58  幸   大差    12
  
払戻金 単勝 6 620円
    複勝 6 300円 / 1 650円 / 13 1540円
    枠連 1-3 2710円
    馬連 1-6 3190円 / 馬単 6-1 6500円
    3連複 1-6-13 21880円 / 3連単 6-1-13 111830円
    ワイド 1-6 930円 / 6-13 2290円 / 1-13 3750円
  

感想と言い訳?!

ちょっと信じられません。これが荒れる春の天皇賞の魔力なのか。。。
ゴールドシップがまさかの5着敗退です。

もし、この馬が敗れるなら超スローペースの場合を想定してました。
ところが、レースは想定以上のハイペースで縦長の展開。
ゴールドシップにはおあつらえ向きの展開となったはず。
しかし、3コーナーでのまくりは完全に失敗し、むしろ可哀相なくらい、ただただ強引なだけの競馬になってしまいました。とはいえ、本来なら完全に馬群に飲まれるところ、それでも5着までジリジリ押し上げるあたりはさすがです。

一方で、フェノーメノにとっては、逆にこの展開は厳しいと道中みていたら、あれよあれよとあっさりと距離をこなしました。 その力はありながら、念願のG1制覇となりました。

2013/4/28 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝3200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
京都坂越えが2度もある中央平場G1最長コース。ステイヤー不在となった長距離レースゆえ、折り合い重視の傾向が顕著。外回りコースでもあり、コース形態による影響は少ないがロスの多い外枠はやや不利な傾向も。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 × トーセンラー 牡5 58.0 武 豊
1 02   サトノシュレン 牡5 58.0 幸 英明
2 03 デスペラード 牡5 58.0 浜中 俊
2 04   ジャガーメイル 牡9 58.0 戸崎 圭太
3 05   マイネルキッツ 牡10 58.0 C.デムーロ
3 06 フェノーメノ 牡4 58.0 蛯名 正義
4 07 アドマイヤラクティ 牡5 58.0 岩田 康誠
4 08 ゴールドシップ 牡4 58.0 内田 博幸
5 09   ユニバーサルバンク 牡5 58.0 川田 将雅
5 10   メイショウカンパク 牡6 58.0 藤田 伸二
6 11   トウカイトリック 牡11 58.0 北村 宏司
6 12   フォゲッタブル 牡7 58.0 和田 竜二
7 13 レッドカドー セン7 58.0 G.モッセ
7 14   コパノジングー 牡8 58.0 国分 恭介
7 15   カポーティスター 牡4 58.0 高倉 稜
8 16   トウカイパラダイス 牡6 58.0 柴山 雄一
8 17   レッドデイヴィス セン5 58.0 北村 友一
8 18 × ムスカテール 牡5 58.0 福永 祐一
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
例年通り、道中は折り合い専念でのスローペース。本命馬が仕掛けるタイミングで、一気にペースアップ。
信頼度
B
軸不動
荒れるレースも、今年はさすがに1強が抜けている感。それでもヒモ穴による波乱には要警戒。
予想本文 

 オルフェーブルが回避して、一気にゴールドシップの一強状態となってしまった今年の春の天皇賞。近年は波乱が目立つこのレース。この大本命馬をどのように扱うかが肝となりそうだ。昨年は同血統メジロマックイーンの血族で、やはり大本命だったオルフェーブルが敗れてしまい波乱となった。順調度や気性的な問題が影響したと考えると、今回はその不安はなさそうだが、過去10年中7回、また4年連続で1番人気馬が3着入線すらできないレースだけに果たして・・・。

 ゴールドシップの特長はなんといってもそのマクリ戦法にある。マクリ脚質と言えばマヤノトップガンを思い出すが、この馬は自身の出足の鈍さがキッカケとなり今の戦法を確立した。これが実にこの馬の長所を活かした戦法で、後方から3コーナー大まくりをかけ、そのまま持久力ある末脚で直線まで押し切ってしまう。こんな芸当ができる馬はそうそういないが、これができれば先行馬と差し馬の脚質の両方のメリットを併せ持ち、死角が少ない他馬には手のつけられないやっかいな戦法となる。とはいえ、不安が全くない訳ではない。3コーナからマクっていくには、必然、大外を通るため距離的なロスが生じる。このロスを相殺するには、道中は最後方くらいで、インベタを進む必要が生じる。もうひとつは、この天皇賞(春)というレースは、すべての馬がこのゴールドシップと同様のレースをするといっていい。道中スローで進みながら、最後にはとてつもなく早いラップに変化するペースがそれだ。つまり、前を行く馬を捕らえられないというケースが生じるリスクが潜んでいることになる。しかし、それでもこのメンバーなら些細な問題にすぎないとみる。

 大本命馬がいると対抗格の選択が難しい。まだ実績不足は否めないものの、アドマイヤラクティを抜擢してみる。準オープンからここまで駆け上がってきたが、その間、決して大崩れすることない安定した成績を残してきた。父ハーツクライ同様、長距離での切れる脚には期待できる。本命馬の大マクリを無視し、自身の末脚に賭けるレースを試みれば目は出てくる。無論、この相手で、斤量プラス2キロは歓迎材料ではないし、2ヶ月あいた間隔も気に掛かる。やはりこれまで通りではない厳しい戦いにはなるだろう。この舞台で通用するか否かで、今後の評価も大きく変わる試金石の一戦。

 G1で今一歩のレースが続くフェノーメノ。善戦マンのレッテルを貼られる前にG1の称号は何とか欲しいところ。中団前目の位置から早い上がりを繰り出す実に安定した競馬振りをみせる。ただそれゆえ、もうひとつ突き抜けた武器がないことも気に掛かる。3200mという初距離にもこなしはするだろうが不安は残る。実績、地力的にはこの馬が相手筆頭であることは承知しているが、圧倒的1番人気がいる以上、2番人気のこの馬には少し評価を下げさせてもらった。それゆえ、距離的な不安要素以外はマイナス面は少なく、十分、主役候補一角であることには相違ない。

 正直メンバーが手薄と言わざるを得ない状況では、必然的に海外参戦馬のレッドガドーに注目が集まる。香港ではジャガーメイルに大接戦で勝利した後、その余勢を駆ってドバイWCでも2着と健闘してみせた。豪州で長距離レースも経験済みで、メルボルンCでも2着の実績。ワールドクラスにいるのは明白で、ゴールドシップを打ち負かすとするならやはりこのクラスの馬でないと・・・という思考が働くのは致し方ない。ただ、国際経験豊かといえ、英国馬だけに日本の軽い芝への適性にはまだ不安が残る。無論、香港での実績があるし、ジャパンカップでの敗戦も着順ほど負けてはいないのだが、やはりどうしてもその点が気になり、これ以上の強気にはなれなかった。

 ここ3戦で長距離実績を申し分なく積み上げたデスペラード。特にペースが異なった前走での2着が素晴らしい。ゴールドシップの早めマクリに遭いながら、これまでと全く異質なペースの中、自分を見失うことなくハイペースのレースを克服してみせた。これには鞍上武豊騎手の好騎乗によるところも大きかったかもしれない。今回は鞍上が代わってしまうが、それでも今の状態ならこの舞台でも力を発揮できそうだ。

 京都記念の1勝だけでは判断が難しいが、トーセンラーも京都外回りなら実績もあり、期待が高まる。スローペース対応には不安なく、重賞実績もそれなり積んでいる。意欲的な追い切りも披露し、引き続き武豊騎手の手綱。ちょっと人気しすぎの感も否めないが馬券対象から外すことはできない。

 大外枠が気になるムスカテール。中長距離実績豊富で、折り合いに不安がないことは心強い。ペースが早くなっても極端に末脚の持続力が落ちることもないので、自分の競馬はしっかりできそうだ。混戦になってくればちょっとおもしろい存在。

馬券と総評
推奨馬券 総評

3連単
1着ながし:

08
→07,06,13,03,01,18
(30点)

2着ながし:
08
→07,06,13,03,01,18
(30点)

配当的に逆らいたい気持ちもないわけではないが、このメンバーなら、ゴールドシップはやはり不動の本命馬だろう。あっさりと楽勝してもおかしくないメンバー構成だ。この馬は勝つときはしっかり勝つ馬だけに敗れる時は大敗か。ならば、やはり軸とするなら1着ながしが妥当。2着までを押さえまでとし、3着は捨てる。

問題は相手。フェノーメノあたりを軸にすれば、配当的に全く期待できなくなる。そのため、今回は相手は特に定めず、ゴールドシップの3連単1着ながしを本線、2着ながしを押さえとする。ヒモには穴っぽいところもチラホラ気になるのだが、割り切って堅めの馬券で絞り込む。もちろん金額に差はつけることは前提。

2012年10月21日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 晴・良 サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  ◎ ゴールドシップ   牡3 57 内 田  3:02.9  1
2[8] 16  ○ スカイディグニティ 牡3 57 メンデ  1.3/4   5
3[7] 15  × ユウキソルジャー  牡3 57 秋 山  2      7
4[2] 3     ベールドインパクト 牡3 57 四 位  アタマ  10
5[2] 4     ラニカイツヨシ   牡3 57 佐 藤  1/2     11
6[3] 6  △ ロードアクレイム  牡3 57 福 永  1.1/4   3
7[7] 13     ダノンジェラート  牡3 57 三 浦  1/2     12
8[1] 2     フェデラルホール  牡3 57 吉田隼  1.1/4   4
9[5] 10  ▲ マウントシャスタ  牡3 57 川 田  1/2     2
10[4] 7  × エタンダール    牡3 57 松 岡  5      8
11[4] 8     ニューダイナスティ 牡3 57 浜 中  2.1/2   13
12[7] 14     ミルドリーム    牡3 57 江田照  2.1/2   17
13[3] 5     アーデント     牡3 57 Mデム  3/4     16
14[8] 17  △ タガノビッグバン  牡3 57 太 宰  2      6
15[6] 11     ビービージャパン  牡3 57 武 幸  大差    14
16[8] 18     トリップ      牡3 57 小 牧  7      15
17[6] 12  × コスモオオゾラ   牡3 57 岩 田  3.1/2   9
18[5] 9     フジマサエンペラー 牡3 57 池 添  1/2     18
  
払戻金 単勝 12 350円
    複勝 12 160円 / 13 220円 / 5 220円
    枠連 6-7 480円
    馬連 12-13 1100円 / 馬単 12-13 2040円
    3連複 5-12-13 3200円 / 3連単 12-13-5 12240円
    ワイド 12-13 490円 / 5-12 560円 / 5-13 860円	
  

感想と言い訳?!

 ゴールドシップは大本命馬として、ある程度先行するか、3コーナーでのまくりをするだろうと思っていましたが、最後方からのレースはちょっと意外でした。さらに3コーナーでの大まくりも予想より早い仕掛けで、ハラハラしましたが、まるで地力が違うといわんばかりの完勝劇。堂々と自身のスタイルを貫きしっかり勝利したのはさすがです。本当の戦いはこれからでしょうが、今後が楽しみです。

 2着は対抗格に迷っていたスカイディグニティがしっかりと差し込んでくれました。メンディザバル騎手はスタートすぐに腕を脱臼していたそうでしたが、それでもあのパフォーマンス。馬もそれに応える好走でした。

 1、2着が本線のため、3着はベールドインパクトも、ラニカイツヨシでも押さえていましたが、やはり印通りユウキソルジャーが来てくれた方がうれしいです。激しい3着争いでしたが、混戦をアタマ差で制しました。

 まぁ、結局配当的には安い結果でしたが、なによりゴールドシップが圧勝の中では上出来だったのではないでしょうか。

2012/10/21 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
スタート直後のコーナは外枠には厳しい。ただ、長距離ゆえ取り返すことも十分可能。
坂の上り下り、正面スタンド前など、距離以外にも難敵が潜む。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ゴールドシップ 牡3 57.0 内田 博幸
1 02   フェデラルホール 牡3 57.0 吉田 隼人
2 03   ベールドインパクト 牡3 57.0 四位 洋文
2 04   ラニカイツヨシ 牡3 57.0 佐藤 哲三
3 05   アーデント 牡3 57.0 デムーロ
3 06 ロードアクレイム 牡3 57.0 福永 祐一
4 07 × エタンダール 牡3 57.0 松岡 正海
4 08   ニューダイナスティ 牡3 57.0 浜中 俊
5 09   フジマサエンペラー 牡3 57.0 池添 謙一
5 10 マウントシャスタ 牡3 57.0 川田 将雅
6 11   ビービージャパン 牡3 57.0 武 幸四郎
6 12 × コスモオオゾラ 牡3 57.0 岩田 康誠
7 13   ダノンジェラート 牡3 57.0 三浦 皇成
7 14   ミルドリーム 牡3 57.0 江田 照男
7 15 × ユウキソルジャー 牡3 57.0 秋山 真一郎
8 16 スカイディグニティ 牡3 57.0 メンディザ
8 17 タガノビッグバン 牡3 57.0 太宰 啓介
8 18   トリップ 牡3 57.0 小牧 太
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
長距離ゆえのスローペースは間違いないが、その分上がりの競馬になりやすく、高い瞬発力が要求される。
信頼度
C
相手不在
確固たる軸馬がいるとはいえ、他は大混戦。不確定要素も多く、意外に困難。
予想本文 

 ワールドエースが屈腱炎で早々に戦線離脱、そしてダービー2着セントライト記念を勝ったフェノーメノも回避、トーセンホマレボシはすでに引退。そしてついにはダービー馬、ディープブリランテまでもがいなくなり、春の有力馬組では皐月賞馬ゴールドシップのみとなってしまった。菊花賞では夏を越えた新勢力と春の実績組との対決が見どころではあるが、今年は1強としてゴールドシップが他馬の挑戦を一手に受けることとなる。

 神戸新聞杯を圧勝して春の実績組ではただ一頭、それも強烈に順調度をアピールしたゴールドシップ。春のライバルはすべていなくなり、完全に一本かぶりとなってしまった。他馬から徹底マークされる状況は好ましいものではなく、最内枠も差し馬のこの馬には微妙なところもある。ただ、外枠よりはずっとよいだろうし、持てる地力差から、この程度は問題にしてほしくない。ダービーは5着に敗れたが、その脚色はワールドエースと同等のもので、着順以上に強い内容だった。加えて前走の内容からも、ここでは盤石な地位といっていいだろう。ただ、京都3000mはこの馬にとっても未知で、今や荒れるのが定番の菊花賞。超スローで上がり勝負になり、最内で包まれるようなら、ダービーと同じく差し届かないケースもありえるだろう。新興勢力にこの馬を脅かすほどの存在が見当たらないため不動の本命には違いないが、この圧倒的支持率ほどには楽観視はできないともみている。地力差と好枠を活かして先行押し切りが出来れば理想だ。

 ポイントとなる対抗格だが、前走セントライト記念を14番人気ながら2着と好走したスカイディグニティを抜擢。正直、まだ全幅の信頼を寄せきれないところはあるのは否めない。だが、6着に敗れた前々走が前が止まらないスローペースだったことを考えれば、ここでの評価もそれなりに説得力は持つだろう。セントライト記念組はあまりこのレースに結びつかない面もあるが、フェノーメノが出ていれば、ここではかなりの有力馬となったはず。その相手を果敢に追い上げた最後の末脚には見るべきものがあった。外枠は歓迎材料ではないが、スタートさえスムーズなら。

 このメンバーなら地力的にはNo2といっていいマウントシャスタだが、やはり距離への不安はどうしても払拭できない。だが、逆にそれで多少なりとも人気が落ちるようなら、やはり狙い目となる。懸念される気性面も緩和されつつある現状に期待したい。距離不安さえ除けば前走完敗のゴールドシップにはともかく、このメンバーなら他馬にはそう簡単に譲れない。神戸新聞杯で一度使った効果は大きく、調教過程の動きもよい。

 父はフジキセキも、母系にリアルシャダイの入るタガノビックバンは、いかにもこのレースで活躍するタイプの上がり馬。特に前走は素晴らしい3馬身差の完勝っぷり。立場的には格下の存在だが、今の充実ぶりなら十分好勝負できそう。先行脚質だけに外枠は痛いところだが、折り合い不安がなく長距離レースに対する安心感が相殺する。

 神戸新聞杯2着のロードアクレイムは、その勢いだけでなく、母がオークス馬というしっかりとした血統背景も後押し。距離的な不安はほぼないといっていいだろう。勝ち馬ゴールドシップには離されてしまったが、菊花賞では神戸新聞杯での順位はあっさり入れ替わることもザラなので、そう悲観する材料とは言えない。加えてこのメンバーなら、なおさら臆する必要はないだろう。ただ、その根拠も前走の好走実績のみであるため、ここは真価を問われる一戦となる。

 ぶっつけでも、コスモオオゾラも侮れない地力の持ち主。直前で代役となった岩田騎手がより怖さを倍加させる。休養明けだけに当日の馬体重には注意を払いたいところだが、春の実績馬が軒並み不在の中であれば、弥生賞馬の看板も大きくなってくる。皐月賞、ダービーでも大きく負けてないだけに、新興勢力に力がなければ浮上してくる。

 エタンダールも大駆けムードが漂う。母系にモンジューで、日本不向きの重目の欧州血統だが、スタミナには不安なく、これからさらなる成長も見込める可能性を秘めている。元々長距離を意識的に使われ、前走で一叩き。そこでは敗れたが、本番を意識した走りで無理はしていなかった。やはりここでの巻き返しは怖い。

 ちょっと当てにならないところもあるが、ユウキソルジャーも押さえておきたい一頭。前走、神戸新聞杯は勝ち馬とは1秒以上離されているので、4着といえども喜べない結果ではあるが、ステイヤー資質が高そうで、3000mとなるとさらに良さが出てきそう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=16
→10,17,06,12,07,15
(36点)

01=10
→16,17,06,12,07,15
(36点)

3連単ということを考えれば、やはり人気でもゴールドシップの軸は不動だ。ただ、2頭軸の相手となる対抗格がどうにも不在。ゴールドシップの1着固定を割り切ることができれば、後は相手を数頭変えての全ながしでよいのだが、それは誰でもおこなう戦略ともいえ、3連単でもオッズ的には軒並み低い状況。
ゴールドシップが2着、3着だったことの旨味を考えれば、こういうときこそ3連単は1着固定よりも、マルチながし勝負をしてみたい。

というわけで、ゴールドシップ、スカイディグニティでの2頭マルチながし。相手をマウントシャスタに変えて押さえとしたい。
ただ、この場合、点数が増えてしまい、順当にゴールドシップが1着の場合、元本割れリスクも高まる。
つまり結局は強気の勝負は避けたいレースともいえよう。

2012年4月29日(祝・日) / 京都 3200m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1      ビートブラック   牡5 58 石橋脩  3.13.8  14
2[8] 16  ×  トーセンジョーダン 牡6 58 岩 田  4      3
3[6] 11  ▲  ウインバリアシオン 牡4 58 武 豊  2      2
4[3] 5     Bジャガーメイル   牡8 58 四 位  クビ    9
5[4] 8  △  ギュスターヴクライ 牡4 58 蛯 名  1.1/2   4
6[4] 7      ユニバーサルバンク 牡4 58 田 辺  1.1/4   13
7[3] 6      ゴールデンハインド 牡6 58 荻野琢  ハナ    10
8[1] 2      トウカイトリック  牡10 58  幸   1/2     17
9[2] 3      ナムラクレセント  牡7 58 和 田  1.1/2   8
10[8] 17      トウカイパラダイス 牡5 58 柴 山  クビ    16
11[7] 15  ○  ヒルノダムール   牡5 58 藤 田  ハナ    5
11[8] 18  ◎  オルフェーヴル   牡4 58 池 添  同着    1
13[7] 13      フェイトフルウォー 牡4 58 柴田善  クビ    11
14[5] 9      コスモロビン    牡4 58 柴田大  クビ    15
15[7] 14      ローズキングダム  牡5 58 後 藤  1      6
16[5] 10  ×  ケイアイドウソジン 牡6 58 川 田  3      12
17[2] 4      モンテクリスエス  牡7 58 松 岡  1/2     18
18[6] 12  ×  クレスコグランド  牡4 58 浜 中  大差    7
  
払戻金 単勝 1 15960円
    複勝 1 3720円 / 16 400円 / 11 350円
    枠連 1-8 3580円
    馬連 1-16 61570円 / 馬単 1-16 208630円
    3連複 1-11-16 97140円 / 3連単 1-16-11 1452520円
    ワイド 1-16 8400円 / 1-11 8870円 / 11-16 760円
  

感想と言い訳?!

 本来、一度連勝の止まった馬は買ってはいけないのが鉄則だし、オルフェーブルが飛ぶ可能性もありえるとは思ってましたが、まさかこんな負け方をするとは驚きでした。芝の影響など言われたりしていましたが、そんな次元ではなくまるで別の馬のようでした。ただただ後方でそのまま何もないまま終わってしまった。前走の逸走の影響はもしかすると、馬よりも人間の方に影響を及ぼしたのかも知れませんね。それしても、この馬には振り回されっぱなしです。軽視した有馬記念であんな圧勝しておいてこの結果ですからね。競馬はほんと難しいです。

 大本命は飛んだものの、2、3着にはトーセンジョーダンとウインバリアシオンが順当に入りました。しかし勝ったのはビートブラック。仮にオルフェーブルトを蹴っ飛ばして、トーセンジョーダンとウインバリアシオンで流しても、ビートブラックは買えなかったと思います。内枠を利してうまく先行しましたね。前走の大敗からここまで巻き返すとは思いませんでした。

 あと、関係ないですが、日経賞でウインバリアシオンらに敗れたルーラーシップが香港のクイーンエリザベス2世Cを勝ちました。おめでとうございます。やっとG1を勝てましたね。そして天皇賞は回避して正解だった・・・かな?(笑)

2012/4/29 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝3200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
今年はCコース利用。
もちろん芝の状態はとく、当日は晴れ模様で絶好馬場の見込み。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ビートブラック 牡5 58.0 石橋 脩
1 02   トウカイトリック 牡10 58.0 幸 英明
2 03   ナムラクレセント 牡7 58.0 和田 竜二
2 04   モンテクリスエス 牡7 58.0 松岡 正海
3 05   ジャガーメイル 牡8 58.0 四位 洋文
3 06   ゴールデンハインド 牡6 58.0 荻野 琢真
4 07   ユニバーサルバンク 牡4 58.0 田辺 裕信
4 08 ギュスターヴクライ 牡4 58.0 蛯名 正義
5 09   コスモロビン 牡4 58.0 柴田 大知
5 10 × ケイアイドウソジン 牡6 58.0 川田 将雅
6 11 ウインバリアシオン 牡4 58.0 武 豊
6 12 × クレスコグランド 牡4 58.0 浜中 俊
7 13   フェイトフルウォー 牡4 58.0 柴田 善臣
7 14   ローズキングダム 牡5 58.0 後藤 浩輝
7 15 ヒルノダムール 牡5 58.0 藤田 伸二
8 16 × トーセンジョーダン 牡6 58.0 岩田 康誠
8 17   トウカイパラダイス 牡5 58.0 柴山 雄一
8 18 オルフェーヴル 牡4 58.0 池添 謙一
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
Ss
超スロー
超スローももちろん掛かる馬がいればあっという間に乱ペースに。
ロングスパートができる馬に強み。
信頼度
C
軸不動
大本命馬がいるものの、相手が難しい。
波乱も多いレースだけにヒモ穴の警戒は必要。
予想本文 

 先週の皐月賞はどの馬も勝ちそうな迷いが生じたが、一転、今回の古馬長距離レースはどの馬にも不安が残るというやや寂しいメンバー構成。また、旧来は堅いレースだった天皇賞今やすっかり荒れるレースの代名詞。1番人気の勝率が極端に低いが、今年はなんといっても3冠馬が登場する。
しかし・・・ここ10年勝利がないという大外枠に入ってしまった。単勝1倍台の大本命を信じられるか否かの選択が迫られる。

 歴史的な大逸走で、まさかの連勝ストップのオルフェーブル。故障発生か?とも心配した刹那、そこからレースを再開し、最後方から猛然と追い上げた。これは前代未聞の出来事で、加えてこの馬は3冠馬だ。無事で良かったとはいえ、良くも悪くも強烈なインパクトを残した。
さて、その結果を受けて今回の本番を迎えるが、なんとまたも本命馬が大外枠をひいてしまった。
実は今年に入って、トランセンド、ジョワドヴィーヴル、グランデッツァと外枠にはいった私の本命馬はことごとく敗れている。さらに、このレースは随分長く大外枠の勝利例もない。さすがに躊躇したが、ここで引くわけにもいかない。
逸走癖に限らず、騎手の振り落としなど、以前からもあった「素行」の悪さ、1番人気の勝率が芳しくないレース、そして大外枠というかなりの不利な材料が揃っている。単勝1倍台はこのリスクを踏まえるとかなり分が悪い賭けとなるが、それでもそれを覆しての勝利を期待したい。
正直なところ、この相手ならそれくらいはやってもらわないと凱旋門賞など語れないし、何より、メジロマックイーンの血族がこの舞台で負けるわけにはいかないだろう。

 ヒルノダムールは大阪杯で4着と敗れはしたが、直線ではオルフェーブルに前をカットされる不利があったことを踏まえると上々の結果。昨年の覇者としてはやや物足りない近況だが、このメンバーならオルフェーブル以外には何ら気後れすることはない。
人気的には後述のウインバリアシオンや、トーセンジョーダンだが、これだけ荒れているこのレースですんなり上位人気で決着するだろうか。そういうひねくれ解釈だけが理由でもないのだが、圧倒的1番人気で勝負する以上、少し視点はずらしたい。
となると、昨年とはメンバーが異なるとはいえ、昨年の覇者であるこの馬を人気的には手頃な存在でもあるし相手筆頭として据えたい。
京都記念の3着は気になるが、それなりに手堅いレースは続けてもいる。
また、血統的には長距離向きの素地も備えており、折り合い不安もなく、地味ながら意外とマイナス要素は少ない。4、5着に敗れる不安はあるものの、まず手堅いレースをするはずで、どちらかというと3着狙いの対抗扱い。

 不毛な表現とは言え、オルフェーブルがいなければ2冠の実力馬、ウインバリアシオン
こと3200mならば、やはりこの馬は高く評価しておきたい。その根拠はやはり折り合いに不安がないことにつきる。長距離レースという舞台ではそれが何よりの安心感となる。難点をいえば、比較的本命馬オルフェーブルと脚質がかぶる点にある。それが過去何度も煮え湯を飲まされた一因ともいえ、その点で長距離レースといえばこの人とも言える武豊騎手ががどう乗ってくるか興もそそる。

 オルフェーブルの逸走ばかりに目が行くが、ギュスターヴクライはオルフェーブルを前走退けているわけで、その点は評価しなければならない。特に長距離レースでの安定感は素晴らしい。条件戦から、あっという間に駆け上った初のG1の舞台でどこまでやれるかの期待感がある。また、比較的中団前目から、レースを進められるのも強みといえよう。

 本来地力ならトーセンジョーダンはトップクラス。ただ、この馬は実績的にも東京コースの中距離馬のイメージが強すぎる。父ジャングルポケットの印象も引きずってる事もあるが、それほど剥離した印象ではいないだろう。もっとも父もこのレースは2着しているわけだし、適性がないわけではないのだが、このレースが荒れている原因に人気の中距離馬が大敗してしまうケースが目立っており、この馬はこのケースに該当する典型的なタイプ。相当の人気も背負うのでここは敢えて敬遠してみた。だが、岩田騎手ならそういうところも含めクリアしてきそうな怖さもあるのだが。

 3歳時、京都新聞杯を制し、将来を渇望されたクレスコランドは一頓挫あり、秋を棒にふった。年が明けた復帰初戦を3着とそれなりにまとめ、今回いよいよその地力が問われる一戦となる。OPとはいえ、大阪-ハンブルクC組のこのレースの相性はよく、まだ未知の魅力に溢れる。ただ、あまり人気するようだと強気にもなれない。

 大穴っぽいところではケイアイドウソジン。前走日経賞ではまるで歯が立たなかったとはいえ、重馬場の特殊なケースであった。もちろん度外視できるとまではいわないが、それを除けばやはり前々走のダイヤモンドSの逃げ切り勝ちが気になるところ。今回波乱があれば前残りであるだろうし、鞍上変わってすんなりいければ、ちょっと怖い存在。

馬券と総評
推奨馬券 総評

3連単

1着2着ながし:

1着:18
2着:15
→11,08,16,12,10
(5点)

1着3着ながし:
1着:18
3着:15
→11,08,16,12,10
(5点)

やや迷いがあったが、大外枠だろうとここは絶対勝たねばならぬオルフェーブル。不安要素も多いが、高配期待で切るよりもむしろ逆に1着固定での勝負を挑みたい。ただ、問題は相手。特に2番軸は、人気通り、ウインバリアシオンやトーセンジョーダンが妥当とも思えるのだが、さすがにオッズ的に苦しいし、面白みに欠ける。ならばここは、昨年の覇者でありながら、現時点で単勝5番人気のヒルノダムールに白羽の矢を立ててみる。
馬券は3連単、オルフェーブルの1着固定で、2着、3着ながしの相手でヒルノダムール。点数を絞れる分、相手は手広く行きたい。100円全通りも悪くはない。
2011年10月23日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 曇・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 14  ◎  オルフェーヴル   牡3 57 池 添  3:02.8  1
2[7] 13  ▲  ウインバリアシオン 牡3 57 安藤勝  2.1/2   2
3[1] 1      トーセンラー    牡3 57 蛯 名  1.3/4   3
4[6] 12      ハーバーコマンド  牡3 57 木村健  クビ    14
5[6] 11  △  サダムパテック   牡3 57 岩 田  1.1/2   7
6[4] 7      ゴットマスタング  牡3 57 国分恭  アタマ  13
7[3] 5  ×  フェイトフルウォー 牡3 57 柴田善  1.1/4   4
8[8] 18  ×  ショウナンマイティ 牡3 57 武 豊  ハナ    8
9[2] 4      ユニバーサルバンク 牡3 57 田 辺  1.1/4   11
10[8] 17  △  フレールジャック  牡3 57 福 永  1.3/4   5
11[5] 10      ロッカヴェラーノ  牡3 57 川 田  2.1/2   17
12[1] 2      ルイーザシアター  牡3 57 岡 部  3      16
13[2] 3     Bスーサングレート  牡3 57 和 田  3.1/2   18
14[3] 6      シゲルリジチョウ  牡3 57 藤 田  1.3/4   15
15[8] 16  ×  ダノンマックイン  牡3 57 小 牧  3/4     9
16[5] 9      ダノンミル     牡3 57 浜 中  8      10
17[4] 8  ○  ベルシャザール   牡3 57 後 藤  2.1/2   6
18[7] 15      サンビーム     牡3 57 秋 山  大差    12
  
払戻金 単勝 14 140円
    複勝 14 110円 / 13 140円 / 1 230円
    枠連 7-7 320円
    馬連 13-14 330円 / 馬単 14-13 400円
    3連複 1-13-14 1050円 / 3連単 14-13-1 2190円
    ワイド 13-14 170円 / 1-14 320円 / 1-13 740円
  

感想と言い訳?!

 オルフェーブル3冠達成おめでとうございます。
もう、予想通りではなく、予定通りといったような圧勝っぷりでした。
母父メジロマックイーン、父ステイゴールド、兄にドリームジャーニー。
なんとも競馬ファンの心をくすぐる血統ですが、実に感無量です。
これ以上述べる言葉なないです。

 2着はなんと最後方待機という安藤勝騎手の大胆な騎乗でウインバリアシオン。
菊花賞での追い込みはかなり難度が高いだけにこれも凄いことだと思います。

 3着には私が敢えて見送っていたトーセンラーがあざ笑うかのように入選しました。
ベルシャザールとフレールジャックを相手本線としてたんですが、どちらも振るいませんでした。

 馬券は3連単1,2着の全流しを100円だけ買ってまして、購入した馬券の中で最も恥ずかしい、ひどい元本割れの堅い馬券となりました。
せめてハーバーコマンドが3着だったらよかったんですけど。(笑)

まぁ、とはいえ、この結果はしょうがないですね。

2011/10/23 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
スタート後、すぐに1度目の3コーナー。やはり好位先行できる内枠の馬が有利といわざるを得ない。
折り合いも重要な要素。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   トーセンラー 牡3 57.0 蛯名 正義
1 02   ルイーザシアター 牡3 57.0 岡部 誠
2 03   スーサングレート 牡3 57.0 和田 竜二
2 04   ユニバーサルバンク 牡3 57.0 田辺 裕信
3 05 × フェイトフルウォー 牡3 57.0 柴田 善臣
3 06   シゲルリジチョウ 牡3 57.0 藤田 伸二
4 07   ゴットマスタング 牡3 57.0 国分 恭介
4 08 ベルシャザール 牡3 57.0 後藤 浩輝
5 09   ダノンミル 牡3 57.0 浜中 俊
5 10   ロッカヴェラーノ 牡3 57.0 川田 将雅
6 11 サダムパテック 牡3 57.0 岩田 康誠
6 12   ハーバーコマンド 牡3 57.0 木村 健
7 13 ウインバリアシオン 牡3 57.0 安藤 勝己
7 14 オルフェーヴル 牡3 57.0 池添 謙一
7 15   サンビーム 牡3 57.0 秋山 真一郎
8 16 × ダノンマックイン 牡3 57.0 小牧 太
8 17 フレールジャック 牡3 57.0 福永 祐一
8 18 × ショウナンマイティ 牡3 57.0 武 豊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
長距離ゆえのスローペース直線で並びさえすれば、後は決め手勝負の公算高。
信頼度
B
3冠濃厚
14の地力上位は明らか。波乱があるならクラシック不出走の夏の上がり馬か。
予想本文 

 セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト…。 先日、皇帝シンボルルドルフが逝ったが、この史上6頭の3冠馬に比肩すべくオルフェーブルが王手をかけた。
オルフェーブルはデビュー直後は敗戦も多く、どちらかといえば最初から地力で圧倒していた歴代3冠馬とはちょっと印象が異なる。
強いて言えばクラシックまでは叩き上げだったナリタブライアンが近いといえば近いだろうか。
豪脚を持つものの、どうにも不器用という印象だった馬が完全な強さを手に入れ、いよいよ偉業に挑む。

 上述の通り、オルフェーブルは菊花賞は少し難しいのではという予感が強かった。
印象論でしかないが、過去の3冠馬と比べて、どうにも3冠を制するという想像が困難だったことや、後方一気の差し馬は長距離スローペースは向いてないことがその要因だったかもしれない。
そんな不安を払拭する前走の完勝劇。馬体が一回り大きくなり、スローの中しっかりと折り合い、5番手から競馬を進めて上がりは32秒台。 恐れ入ったと言わざるを得ない強さを見せつけた。
加えて晴雨不問でもあり、今回の相手とはすでに勝負付けは済んでいる感。
全く非のつけようがなく、アクシデントがない限りは偉業達成はかなり濃厚といわざるを得ない。

 絶対の本命馬がいる以上、問題は対抗格を努める相手となるが、ペルシャザールを抜擢。
ダービー3着馬の秋初戦は案外といえば案外の結果。思ったよりハイペースで直線で失速し、フェイトフルウォーやトーセンラーに差されての4着。本来であれば本番のここでここまで強く押せる成績ではないが、今回はスロー必至の菊花賞だ。となれば、一叩きされた先行脚質のこの馬の巻き返しは十分ありえるのではないだろうか。。
正直、本命馬以外は実力差は接近しており、乗り方や展開ひとつで変わってくる状況。
敗戦しているだけに人気的な旨味も大きく、ここは思い切って狙ってみたい。

 オルフェーブルに完敗とはいえ、ダービー2着の体裁は保った形のウインバリアシオン
当日の馬場がどこまで戻るかはわからないが、重馬場で著しく着順が乱れたダービーでの2着は相当の重み。前走においても、オルフェーブルに完敗とはいえ、最後はよく追い詰めていた。
実績的な部分を考慮しても、2番手候補の人気に異論はない。
ただ、本命馬に3連敗している以上、その人気を考慮すればやや魅力に乏しいことも否めない。

 外枠は痛いところだが、フレールジャックは前走3着だが恥ずべき内容ではない。
格下の身でありながら、ダービー1、2着馬相手に十分健闘した。
阪神から京都に舞台を移し、さらなる距離延長。すでに、ある程度の地力は証明されているので、プラスマイナスはともかく、未知の魅力に溢れる。

 サダムパテックもまだ捨てきれない。
重馬場のダービー以外は安定した成績で、地力上位であることは疑いの余地はない。
ただ、最近は随分マシになったとはいえ、折り合い難を抱える馬だけに、長距離レースではどうしても不安は残ってしまう。それゆえに大きくは推しがたいが、連下には注意が必要。

 稀代のステイヤー、メジロマックイーンとは何の関係もないダノンマックインだが、この馬はいかにもな夏の上がり馬。スタミナ、長距離線の折り合いには自信があるタイプで、いわゆる菊花賞で波乱を起こす穴馬の典型的なタイプ。少々穴人気したとしてもやはり外せない1頭。

 ショウナンマイティは地味ながら、上位人気馬と遜色ない地力を有する。
大外枠を嫌って評価は落としたが、長距離レースではやはり名手が手綱を取る馬は怖いところ。

 このレースと連動性が薄いセントライト記念馬の取捨にはかなり迷ったが、フェイトフルウォーも最後に加えておく。本命馬とかなり似た血統だが、どちらかといえば、こちらの方がステイヤー色が強い。距離伸びてさらに伸びる要素に1票を投じたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

1着2着ながし:

1着:14
2着:08
→13,17,11,16,18,05
(6点)

1着3着ながし:
1着:14
3着:08
→13,17,11,16,18,05
(6点)

 大波乱の可能性も無きにしも非ずながら、ガチガチの本命馬券で決まる公算も非常に高く、馬券的な割り切りは非常に難しい。
神戸新聞杯でさらなる成長と凄みをみせたオルフェーブル。あのレースを見せられてはさすがに逆らう気は失せる。
複勝圏内は絶対視してよいだろう。ただ、3冠達成までは楽観視してよい状況でもない。

 それでも皐月賞、ダービーとこれまで比較的推してきた馬でもあるし、祝儀の意味と素直に応援したいという意図で臨みたい。
つまりは、オルフェーブルの1着固定。相手が難しいところだが、ペルシャザールの決め打ちで勝負する。
3連単、1着2着ながしと1着3着ながし。
私情を挟むのはあまり良い結果を生まない事は承知している。
またオッズ的な期待もないが、ここまで絞り込めば益も期待できるはず。

 ただ、軸を絞りこんだ分、後は出来るだけ手広くいきたい。
穴馬が紛れる要素も十分あるので、特にヒモは100円全流しも押さえたいところ。

2011年5月1日(日) / 京都 3200m 芝・右 外 / 曇・稍重 サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  ○  ヒルノダムール   牡4 58 藤 田  3:20.6  7
2[7] 15  X  エイシンフラッシュ 牡4 58 内 田  1/2     3
3[2] 3  X  ナムラクレセント  牡6 58 和 田  1.1/2   5
4[4] 7     Bマカニビスティー  牡4 58 小 牧  1.1/4   17
5[7] 14      トウカイトリック  牡9 58 川 田  クビ    18
6[4] 8  ▲ Bマイネルキッツ   牡8 58 松 岡  クビ    6
7[1] 1      ビートブラック   牡4 58 岩 田  3/4     9
8[3] 6  △  ペルーサ      牡4 58 横山典  1      4
9[3] 5      ジェントゥー    セ7 58 ブ フ  1.3/4   8
10[8] 16      オウケンブルースリ 牡6 58 浜 中  1/2     12
11[2] 4  △  ローズキングダム  牡4 58 武 豊  3/4     2
12[5] 10      トーセンクラウン  牡7 58 江田照  1.1/2   16
13[5] 9  ◎  トゥザグローリー  牡4 58 四 位  3/4     1
14[6] 12      コスモヘレノス   牡4 58 中 谷  アタマ  13
15[7] 13  X  ジャミール     牡5 58 ウィリ  1.3/4   11
16[8] 17      フォゲッタブル   牡5 58 丸 山  3.1/2   14
17[6] 11      ゲシュタルト    牡4 58 藤岡佑  1.1/4   15
-[8] 18  X  コスモメドウ    牡4 58 丹 内  中止    10
  
払戻金 単勝 2 1690円
    複勝 2 550円 / 15 300円 / 3 450円
    枠連 1-7 2970円
    馬連 2-15 6810円 / 馬単 2-15 15590円
    3連複 2-3-15 25530円 / 3連単 2-15-3 189840円
    ワイド 2-15 2280円 / 2-3 2560円 / 3-15 1600円
  

感想と言い訳?!

 このレースは、やはり1番人気は相当疑ってかからないといけないかもしれません。
絶対的安定感を誇った1番人気 トゥザグローリーは13着と大敗してしまいました。

 予想通り、ナムラクレセントがやや出負けしたことも手伝い、レースは超スローペース。
かかる馬が続出で、出入りの激しい競馬となりました。トゥザグローリーも観客前の直線で外に出していたのが災いしたか、掛かり気味でいったんは先頭に立つほど。
それでも直線では、ヒルノダムール、トゥザグローリー、マイネルキッツと来て、これは大当たりか? という想いは直線半ばで、力尽きてしまいました。(笑)

 せっかく狙ってたヒルノダムールが勝利してくれただけに残念でした。
ヒルノダムールはこの激しいレースでもじっと内で我慢し、距離不安の風評をあざ笑うかのこどく快勝しました。

 エイシンフラッシュは一番わからないと述べてましたが、よく頑張りましたね。
今後は安心してみれるかもしれません。

 3着のナムラクレセントは、出遅れたものの3コーナーで一気にまくるという鞍上の好騎乗が光りました。

2011/5/1 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝3200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
長距離レース、かつ多数頭だけに外々を回る可能性の高い外枠はやや不利。
いかに折り合いをつけ好位キープできるかが何より最大のポイント。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ビートブラック 牡4 58.0 岩田 康誠
1 02 ヒルノダムール 牡4 58.0 藤田 伸二
2 03 × ナムラクレセント 牡6 58.0 和田 竜二
2 04 ローズキングダム 牡4 58.0 武 豊
3 05   ジェントゥー セン7 58.0 D.ブフ
3 06 ペルーサ 牡4 58.0 横山 典弘
4 07   マカニビスティー 牡4 58.0 小牧 太
4 08 マイネルキッツ 牡8 58.0 松岡 正海
5 09 トゥザグローリー 牡4 58.0 四位 洋文
5 10   トーセンクラウン 牡7 58.0 江田 照男
6 11   ゲシュタルト 牡4 58.0 藤岡 佑介
6 12   コスモヘレノス 牡4 58.0 中谷 雄太
7 13 × ジャミール 牡5 58.0 C.ウィリア
7 14   トウカイトリック 牡9 58.0 川田 将雅
7 15 × エイシンフラッシュ 牡4 58.0 内田 博幸
8 16   オウケンブルースリ 牡6 58.0 浜中 俊
8 17   フォゲッタブル 牡5 58.0 丸山 元気
8 18 × コスモメドウ 牡4 58.0 丹内 祐次
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
12~13秒台のこの距離特有のスローペース。
このペースに我慢のできなものから脱落する。
信頼度
D
ヒモ穴注意
上位に一定の信頼おけるも有力馬は軒並み中距離馬。
ヒモ穴波乱は警戒必要。
予想本文 

 最近では時に穴馬が来て大波乱も起き、荒れる要素も多分にある天皇賞・春。
なんといっても3200mという最長距離のレースであるため、展開も読みにくい。
距離適性よりも瞬発力に優れたいわゆるクラシックディスタンスで強い王道の実績馬が素直に好走するが、それもあくまでも全馬がある種”談合”して、スローペースに落ち着いた場合に限ってのもの。この場合は上がりの競馬になるため、追い込み馬は絶望的となるが、いわゆる普通に実績のある馬で決まる堅いレースになる。
一方で、長い距離でのスローペースであるが故、我慢が利かずに折り合いを欠いて引っかかってしまう馬が出たり、あるいはスタミナ自慢のステイヤーが積極的にペースをあげた場合、乱ペースとなって波乱を誘発する。
今年も例年と同様、展開の読みが難しく、そこをどう読み解くかが重要となりそうな情勢。

 どのような展開であれ、一定の信頼がおけるのがトゥザグローリー
いくら四位騎手だとはいえ、テン乗りであること、そして1番人気の勝率はこのレースは高くないことなど、不安材料がない訳ではない。超良血だが、父、母ともにステイヤーというタイプでもなく、事実、この馬はマイルCSに出走経験を持っている。
しかし、レベルの高い4歳勢において、ことこどくをこれまでに勝負付けを済ませているのは、これ以上ない説得力がある。さらに、折り合い面に不安がなくなってきた以上、逆らう要素はかなり乏しい。まさに良血開花の状態で、このレースに限らず、さらに今年の主役を張っていける存在。

 現時点でヒルノダムールは単勝7番人気。
当日はもう少し買われそうだが、それにしても人気がなさすぎ。
その原因ははっきりしており、長距離実績がないことに尽きる。
やはりダービーと菊花賞での大敗はあまりよい印象を持たれていないようだ。
だが、菊花賞は7着とはいえ、勝ち馬との差は3馬身弱。さらにいずれもスローペースで前が止まらず、後方から脚を使うこの馬には届かない展開だっただけでしっかり末脚は発揮している。
今回もスローは間違いないわけだが、近年のレース振りは、特に京都記念時など前々での競馬ができており自在性は身についてきた。
確かに、4歳勢の中でこの馬が抜けているという印象は私も持ってはいないが、これだけの人気の差はないはず。ここは積極的に買っておきたい。

 1昨年このレースを制し、昨年も力の衰えを懸念されながらの2着に粘ったマイネルキッツ
もう8歳ではさすがに…という思いを制してこの評価。
本来、生粋のステイヤーというタイプでもないのだろうが、実績はステイヤーそのもの。
例年通り、日経賞からのステップで、前走は敗れはしたが、休養明けの阪神開催だったことを踏まえれば問題はない。
相手の4歳勢は強い。そして、特に昨年のこのレースが顕著だが、これまでは世代的空白である可能性も否めない。しかし、この馬以外に長距離実績のある馬は皆無に近いのを忘れてはならない。
去年同様、スタミナにモノを言わせて先行してくれば、相手がどうあれ非常に怖い存在。

 JC馬とはいえ繰り上がりのため、どうにも勝ちきれない印象のローズキングダム
ここ2走連続3着で、斤量に泣かされたとはいえ、やはりパンチ力に乏しいイメージがつきまとう。
しかし、ここまで4着以下は1度だけという堅実ぶりは地味に凄い。
そしてダービーではスローの中、32秒台という凄まじい時計を残している。
長距離レースは豪腕騎手よりもペースを操る名手を狙うのはセオリー。
今回も馬券圏内にはからんでくる可能性はかなり高い。

 追い込み一手の凄い脚。特に関東人気も高いペルーサもそろそろ怖くなってきた。
人気的に旨味が少なく、どちらかというと敬遠気味だったが、最近は大人になって安定したレースができるようになってきた。
父ゼンノロブロイの印象から、距離への不安がないわけではないが、それはどの馬も同様。
安定して34秒前半の末脚を持つだけに、4コーナーまでに5番手以内につければ、後は互角の地力がある。

 強い4歳世代のダービー馬エイシンフラッシュ
今回、この馬が一番読みにくい存在。
前走大阪杯はレコード同タイムの3着なのだから、上出来の結果。
さらに状態上向きで、逆襲はかなり期待できるが、やはりJC、有馬記念での凡走は気に掛かる。
とはいえ、血統的にこの距離はこなせる背景は十分あるので、連下には一考か。

 長距離実績という点ではコスモメドウも不気味。
大外枠は不利だが、積極的に先行できれば、このメンバーでも驚かす事は十分できるはず。
やはり長距離実績に優れた馬は、いかに他馬をスタミナ勝負に引きずり込むかがポイントになる。

 そのコスモメドウに前走圧勝してみせたナムラクレセント
今回はハナを切らされる可能性が高くその点で評価を落とした。
ただ、十分このクラスでの実績ある馬なので、押さえ程度には。

 最大の穴馬で、先行、もしくは、まくり差しが絶対条件でジャミール
穴の域は出ないが、ペースが上がった場合の長距離レースで好走例があるので、万一乱ペースになった場合、浮上してくる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

09=02
→08,04,06,15,18,03,13
(42点)

09=08
→02,04,06,15,18,03,13
(42点)

やはり、明け4歳勢が圧倒している感は否めない。
そしてこの面々は勝ったり負けたりだが、大きく負けることも決してなく、高いレベルで拮抗している。
そんな中、一連のトライアルで頭一つ抜け出たのがトゥザグローリーだろう。特にここ2走は完璧な競馬で、1番人気でも、それを否定できるだけの材料はない。やはり素直に軸にしたい。

問題はヒモ。
やはり4歳主力組は、安定感もあるだけに馬券対象からは外しにくい。ある意味このあたりの人気馬決着も十分ありえる。
だが、だからといって、点数絞って堅い馬券を厚く…ということも難しい。

そこでやはり4歳主力陣の中でも比較的旨味の高いヒルノダムールを相手筆頭に抜擢。
次いで古豪でも過去実績を買ってマイネルキッツ。

馬券はトゥザグローリーから、ヒルノダムール、マイネルキッツを相手とした3連単、2頭軸マルチながし。
ローズキングダム、ペルーサ、エイシンフラッシュらも差がないことは承知の上だが、軸には含めず押さえまで。

2010年10月24日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 小雨・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6     ビッグウィーク   牡3 57 川 田  3:06.1  7
2[5] 10  ◎ ローズキングダム  牡3 57 武 豊  1.1/4   1
3[6] 12     ビートブラック   牡3 57  幸   クビ    13
4[1] 2  X レーヴドリアン   牡3 57 福 永  3/4     5
5[7] 14     コスモラピュタ   牡3 57 津 村  クビ    11
6[7] 15  X トウカイメロディ  牡3 57 吉田隼  クビ    2
7[1] 1  △ ヒルノダムール   牡3 57 藤 田  アタマ  3
8[4] 8     トレイルブレイザー 牡3 57 和 田  1.1/4   9
9[2] 3  ▲ クォークスター   牡3 57 藤岡佑  アタマ  4
10[7] 13  ○ ゲシュタルト    牡3 57 池 添  アタマ  10
11[8] 17  △ アロマカフェ    牡3 57 柴田善  1/2     6
12[8] 18     サンディエゴシチー 牡3 57 浜 中  1.1/4   16
13[2] 4     ネオヴァンドーム  牡3 57 武 幸  クビ    14
14[6] 11  X リリエンタール   牡3 57 安藤勝  1.1/4   12
15[5] 9     シルクオールディー 牡3 57 四 位  クビ    8
16[4] 7     ミキノバンジョー  牡3 57 太 宰  2      17
17[3] 5     シルクアーネスト  牡3 57 松 山  クビ    18
18[8] 16     カミダノミ     牡3 57 小 牧  3      15
  
払戻金 単勝 6 2320円
    複勝 6 470円 / 10 130円 / 12 1150円
    枠連 3-5 1910円
    馬連 6-10 2170円 / 馬単 6-10 7440円
    3連複 6-10-12 46410円 / 3連単 6-10-12 338840円
    ワイド 6-10 850円 / 6-12 9350円 / 10-12 3140円
  

感想と言い訳?!

 先行して本命ローズキングダムの追撃を振り切ったのはビックウィーク。
神戸新聞杯では3着だったものの大差をつけられてのものだっただけに軽視をしてしまいました。
バゴ産駒でのG1制覇は初めてのことで、今後長距離適性を買われる大きな実績となりました。

 本命ローズキングダムはちょっと仕掛けが遅かった感。
2着までよく追い上げたが、やはり長距離の不安があったためか、安全策をとったのが裏目に出ました。
それだけ後方待機馬に怖いところが揃ってたので仕方ありません。
1人気がゆっくり行ったおかげで、後方にいた馬は行くに行けずの全滅でした。(笑)

 頑張ったのはビートブラック。
条件馬とはいえ、やはり兵庫特別勝ち馬は恐ろしいと改めて痛感しました。

2010/10/24 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
淀の3000mの名物コース。
言うまでもなく、折り合いがすべて。逃げ馬や追い込みの極端の馬は通用しにくい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ヒルノダムール 牡3 57.0 藤田 伸二
1 02 × レーヴドリアン 牡3 57.0 福永 祐一
2 03 クォークスター 牡3 57.0 藤岡 佑介
2 04   ネオヴァンドーム 牡3 57.0 武 幸四郎
3 05   シルクアーネスト 牡3 57.0 松山 弘平
3 06   ビッグウィーク 牡3 57.0 川田 将雅
4 07   ミキノバンジョー 牡3 57.0 太宰 啓介
4 08   トレイルブレイザー 牡3 57.0 和田 竜二
5 09   シルクオールディー 牡3 57.0 四位 洋文
5 10 ローズキングダム 牡3 57.0 武 豊
6 11 × リリエンタール 牡3 57.0 安藤 勝己
6 12   ビートブラック 牡3 57.0 幸 英明
7 13 ゲシュタルト 牡3 57.0 池添 謙一
7 14   コスモラピュタ 牡3 57.0 津村 明秀
7 15 × トウカイメロディ 牡3 57.0 吉田 隼人
8 16   カミダノミ 牡3 57.0 小牧 太
8 17 アロマカフェ 牡3 57.0 柴田 善臣
8 18   サンディエゴシチー 牡3 57.0 浜中 俊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
長距離特有のスローペース。
直線だけの上がりの競馬になれば荒れにくく、道中のペースが上がってスタミナレースになると波乱も起きる。
信頼度
C
概ね順当
比較的上位陣ですんなりの可能性が高いが、別路線組に注意。
予想本文 

 ダービー馬エイシンフラッシュ、ヴィクトワールピサが不在。
ここ数年、3連単は高配が続いているが、その要因は思わぬ長距離適性馬の活躍によるもの。
今年はただでさえ、春の実績馬はコマ不足。
その代表はローズキングダムが努めるが、この馬を打倒する馬が出現するのかどうかが見所となりそう。

 もしも、前走神戸新聞杯で敗北していたなら、本命にはしなかったであろうローズキングダム
猛追するダービー馬に対し、先に抜け出しながらも決して抜かせず、「受けきって勝った」結果は相当の重み。
ケガの影響もあって、今年はG1未勝利という武豊騎手。
その名手が最も得意とする長距離レースでこの馬を駆ってのこの相手。
当然、敗れるわけにはいかない不動の本命か。
折り合いに不安ない現状なら、大崩れはないはずで、横綱相撲の勝利を期待したい。
ただ、ライバル不在の1番人気馬は危険な存在であることも付け加えておく。

 2番手以降が頭を悩ませる混戦模様だが、ゲシュタルトの巻き返しに賭けてみたい。
1番人気で迎えた前走セントライト記念では、見せ場なく大敗してしまった。
通常ならさすがにここからの巻き返しはちょっと厳しいのだが、ヤマニンエルブが大逃げをうち、かなりの乱ペースだった。
むろんその展開だけで帳消しにはできない着順ではあるが、スローでの我慢比べならもっとやれるはず。
オッズ的な旨味も考慮しての対抗扱いは否めないが、なんといってもダービー4着馬。
もちろん地力は上位陣と遜色ない。

 そのゲシュタルトが大敗したセントライト記念を鮮やかに勝利してみせたのがクォークスター
ギリギリできっちりと逃げ馬を差しきった末脚は素晴らしかった。
あのハイペースでも34.0の末脚で、ペース不問で繰り出せるのは脅威。
追い込みに近い差し馬なので、本来このレース向きではないのだが、確実な末脚というのは連下にはやはり高い信頼となる。

 ヒルノダムールは格なら2番手に異論はない。
夏の札幌記念を使っての参戦は予定通り。
その札幌記念は4着と敗れたが、負けた相手はすべて古馬一流どころ。
スタートに失敗してのこの結果は十分このメンバーなら胸を張れる内容。
ダービーでの大敗は未だに不可解ではあるが、完調ならキレはどの馬にも負けない。

 上記のクォークスターやヒルノダム-ルはいかにもキレで勝負するタイプ。
本来は中距離向きで、長距離に合う場合は超スローになった場合の直線勝負のケース。
一方でアロマカフェは長距離適性はかなり高いタイプでキレこそ劣るが平均ペース型で持続力で勝負するタイプ。
今回、どちらのタイプが有利とは言えない局面ではあるが、やはり無視はできない一頭。
ただ、大外枠というのはあまり歓迎とはいえない。

 どうしても怖いのがレーヴドリアン
追い込み一手でどうにも不器用。
前走で前に出る競馬も試みたが、やはり現状は後方から末に賭ける乗り方があっているようだ。
G1では大敗のため、大きくは出れないが、一発の期待は十分にある。

 トウカイメロディは典型的な夏の上がり馬でスタミナ自慢の典型的な菊花賞好走タイプ。
それゆえもっと上位でもよいのだが、単勝2番人気ということならやはり実績的にも旨味が少ない。
ただ、無論、勝利まで十分圏内の一頭。

 凱旋門賞馬モンジューを父に持つ、リリエンタールは血統的に面白く、穴馬として一考。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

10=13
 →03,01,17,02,15,11
(36点)

 ここ数年波乱が続く菊花賞だが、長距離レースというだけあって、ミエミエでも適性血統が活躍する傾向が顕著。
古くはリアルシャダイ、ブライアンズタイムであったり、最近ではダンスインザダークがそうだ。
今年は見渡したところ、そういう馬がいないが、強いて言えばやはりマンハッタンカフェ。
本命ローズキングダムはあきらかに中距離血統で、ここを巡っての争いになる。
また、路線的にはやはり神戸新聞杯組を信頼したいところだが、なんといっても1、2着馬が強すぎた。
ここは本命馬以外は別路線組から…ということで、セントライト記念組が上位になった。

 馬券は素直にローズキングダムを中心。
3連単の場合、2軸の相手が迷うところ。
正直○~△の差はほとんどなくどれからいってもよさそう。
一応、ゲシュタルトとの2頭軸マルチながしを推奨する。
余裕があれば、軸を替えてもう1ライン持っていてもよさそう。

2010年5月2日(日) / 京都 3200m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差      人気
1[6] 12  ○ Bジャガーメイル   牡6 58 ウィリ  3:15.7     2
2[8] 16  X Bマイネルキッツ   牡7 58 松 岡  3/4        4
3[2] 4     Bメイショウドンタク 牡4 58 武 幸  5         16
4[4] 7      ナムラクレセント  牡5 58 小 牧  1.1/2      7
5[1] 2      エアジパング    セ7 58 岩 田  2.1/2      12
6[2] 3  ◎  フォゲッタブル   牡4 58 内 田  1/2        1
7[7] 13  ▲  ジャミール     牡4 58 安藤勝  3/4        3
8[3] 5      フィールドベアー  牡7 58 秋 山  1/2        17
9[3] 6      トウカイトリック  牡8 58 藤 田  1/2        6
10[7] 14  X  メイショウベルーガ 牝5 56 福 永  1/2        5
11[5] 10  △  テイエムアンコール 牡6 58 浜 中  クビ+1.3/4 8
12[5] 9      メインストリーム  牡5 58 川 田  2.1/2      13
13[8] 17      ゴールデンメイン  セ10 58 太 宰  1/2        18
14[6] 11      ミッキーペトラ   牡4 58 池 添  1.1/4      11
15[8] 18     Bベルウッドローツェ 牡4 58 的 場  2         14
16[1] 1      カネトシソレイユ  牡6 58  幸   5         15
17[7] 15      エアシェイディ   牡9 58 戸 崎  2         9
18[4] 8  X  トーセンクラウン  牡6 58 江田照  11位降着   10
  
払戻金 単勝 12 590円
    複勝 12 230円 / 16 300円 / 4 2860円
    枠連 6-8 2170円
    馬連 12-16 2320円 / 馬単 12-16 4190円
    3連複 4-12-16 208890円 / 3連単 12-16-4 911660円
    ワイド 12-16 960円 / 4-12 18280円 / 4-16 19880円		
  

感想と言い訳?!

 マイネルキッツが連覇と思われた直線抜けだしをジャガーメイルが待ったをかけました。
いつかG1ホースになると信じてはいましたが、何故か東京2400mという印象が強かったので、天皇賞・春は振り返れば意外です。
一方でマイネルキッツももうステイヤーといってもいいのではというくらいの好走でした。
昨年の勝ちは伊達ではありませんでした。
波乱を呼んだのがメイショウドンタク。
ブリンカーの効果があったのか見事な変わり身でした。

 期待したフォゲッタブルはどうしたのでしょうか。
本質的にはステイヤーでないのは承知していましたが、道中で手応えがなくなり早々に脱落してしまいました。
3着以内には絶対という妙な自信があったので、今回は大敗です。
G1レースの連勝も彼のせい(?!)でストップしてしまいました。

2010/5/2 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都
  • 芝3200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
2度の坂越えが要求される長丁場コース。
屈指の難コースだが、最近ではペースはスローで上がりの競馬になりがち。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カネトシソレイユ 牡6 58.0 幸 英明
1 02   エアジパング セン7 58.0 岩田 康誠
2 03 フォゲッタブル 牡4 58.0 内田 博幸
2 04   メイショウドンタク 牡4 58.0 武 幸四郎
3 05   フィールドベアー 牡7 58.0 秋山 真一郎
3 06   トウカイトリック 牡8 58.0 藤田 伸二
4 07   ナムラクレセント 牡5 58.0 小牧 太
4 08 × トーセンクラウン 牡6 58.0 江田 照男
5 09   メインストリーム 牡5 58.0 川田 将雅
5 10 テイエムアンコール 牡6 58.0 浜中 俊
6 11   ミッキーペトラ 牡4 58.0 池添 謙一
6 12 ジャガーメイル 牡6 58.0 C.ウィリアム
7 13 ジャミール 牡4 58.0 安藤 勝己
7 14 × メイショウベルーガ 牝5 56.0 福永 祐一
7 15   エアシェイディ 牡9 58.0 戸崎 圭太
8 16 × マイネルキッツ 牡7 58.0 松岡 正海
8 17   ゴールデンメイン セン10 58.0 太宰 啓介
8 18   ベルウッドローツェ 牡4 58.0 的場 勇人
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
SS
スロースロー
この距離特有である超スローペース。
とにかく折り合いがすべて。
信頼度
C
軸馬不在
真空地帯気味の本命馬不在のレース。
波乱要素も高い。
予想本文 

 従来は数あるG1の中でも、もっとも格を要求される王道中の王道のレース天皇賞・春。
しかし、あまりのロングディスタンスのため、ステイヤー不在の昨今では回避する馬もみられるようになってきた。
特に昨年~今年は牝馬が主役だったため一層その傾向は強く、今年の天皇賞は重賞級のレースと言われても仕方ない構成になった。
従来は「格」が問われるレースではあるが、今年に限ってはそもそも問われる「格」がない。
思わぬ馬による波乱の可能性も多分にあり得る。
ただ、長距離レースが荒れるパターンは、予想以上にハイペースになりスタミナレースになった場合。
スローペース必至の今回はやはり上がりの勝負が濃厚で一応、力通りに決まる公算は高い。
つまりは単純に地力の見極めがポイントとなりそう。

 天皇賞というG1を勝利する「格」のある馬は、私は今回2頭だけしかいないと勝手に独断している。
そのうちの1頭がフォゲッタブル
単純に血統的な背景もそうだが、クラシックディスタンスを中心に大レースで順調に好走できていることが大きなポイント。
3歳秋口から花開き、菊花賞、有馬記念の好走はここで勝利するにふさわしいローテーション。
過去の傾向からも菊花賞、もしくは有馬記念を経た明け4歳馬が、連動するのは周知の通り。
ただ、通常は菊花賞馬の話で、この馬は菊花賞は2着。
あくまでも比較的楽なこのメンバーだからという点はある。
後、なにぶん、後ろから差す馬なので、スローペースで前も止まらないことも若干憂慮しておく必要がある。

 もう1頭の勝利しそうな馬がジャガーメイル
本来ならとうにG1を勝っていてもおかしくない馬。
逆に言うと、玄人受けするタイプの馬で、昨年は圧倒的1人気ながら、京都大賞典、アルゼンチン共和国杯を連敗。
もうダメかと思わせたところで、立て直しの京都記念では、有馬記念の1、2着馬に割って入る好走。
昨年もこのレース5着で、一応のこのレースへの対応下地は見せており、加えて昨年より順調度は遙かに上。
本命馬に印を譲ったのは、ムラ駆けがあることと、名手とはいえ、騎手の手替わり。
長距離は騎手で買えと言われるように、騎手の力量のウェイトが高い。
世界的な名手とはいえ、日本の3200mをいきなり御せるものなのかと一抹の不安が残った。

 ジャミールはスローの長距離レースでも、絶対に揺るがない気性の安定感が信頼できる。
連軸には打ってつけで、本来なら対抗格に扱わねばならないだろう。
ただ、今年の阪神大賞典のレベルに若干疑問が残る。
だとするならば、前走以外は条件戦だったこの馬の地力はやや疑ってかかるべきか。
とはいえ、前走がそうだったように鞍上が信頼できるため、そう大きな大敗も考えにくい。

 テイエムアンコールが穴っぽく、なかなか面白い存在。
父オペラハウスというステイヤー血統に加え、前走、大阪杯でグランプリホースを降し、中距離でのキレをも披露した。
鞍上も好調の浜中騎手。
G2を2着、1着と乗っているところに、距離がグンと伸びるこのレースでさらに晩成の血が開眼する可能性は十分にある。

 今回唯一のG1ホースで昨年の覇者、マイネルキッツはもっと評価を高くしてもいいのだが、人気をやや嫌った感。
昨年と同じローテで、加えて相手は弱化。
折り合いには不安なく、当然地力的には最上位の存在。
ただこのレースを連覇したのは、メジロマックイーンとテイエムオペラオーのみ。
この2頭に肩を並べるかといわれると疑問も残り、外枠だったことも考慮すると押さえまでの評価が妥当か。

 唯一の牝馬メイショウベルーガも大きくはヒケをとらない。
ただ、前走は3着だったとはいえ、牝馬ゆえの距離的な限界も感じたのも事実。
前々走の日経新春杯でみせた脚は凄まじく、また鞍上が変わったことによる新味が怖いため、切るまでには至らなかった。

 穴の域を出ないが、トーセンクラウンも望みがないわけではない。
これもステイヤー血統を背景に持ち、近走が好調。
得てして波乱を起こすのはこのタイプ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

03=12→13,10,16,14,08
(30点)
03=13→12,10,16,14,08
(30点)
とにかく、フォゲッタブルとジャガーメイル。
今回はこの2頭に注目したい。
今後、天皇賞・春が廃れてしまう懸念があるメンバー構成。
私情も交じるが、この2頭のいずれかにG1ホースになってほしいところ。
フォゲッタブルの方に安定感を感じたため、こちらを軸筆頭。
相手はもちろんジャガーメイルだが、万一を考え、ジャミール相手も持っておきたい。
というわけで、3連単フォゲッタブル-ジャガーメイルの2頭軸マルチ。
押さえで3連単フォゲッタブル-ジャミールの2頭軸マルチ。
エアシェイディや、トウカイトリックなども怖いがオッズを考えると、相手も絞りたいところ。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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