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2014年12月14日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系2歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  △  ショウナンアデラ  牝2 54 蛯 名  1:34.4  5
2[6] 11  ▲  レッツゴードンキ  牝2 54 浜 中  1/2     2
3[2] 4  ☆  ココロノアイ    牝2 54 横山典  1/2     4
4[8] 18      ムーンエクスプレス 牝2 54 松 山  3/4     12
5[2] 3      アルマオンディーナ 牝2 54  幸   クビ    11
6[3] 5      スマートプラネット 牝2 54 酒 井  3      13
7[7] 15  ☆  レオパルディナ   牝2 54 武 豊  1/2     7
8[1] 1  ◎  ロカ        牝2 54 和 田  クビ    1
9[4] 8      オーミアリス    牝2 54 国分優  1/2     8
10[7] 13  ○  コートシャルマン  牝2 54 川 田  3/4     3
11[7] 14      ダイワプロパー   牝2 54 高 倉  ハナ    15
12[6] 12      カボスチャン    牝2 54 嘉 藤  1.3/4   14
13[8] 17      ダノングラシアス  牝2 54 ビュイ  クビ    6
14[5] 10      クールホタルビ   牝2 54 小 牧  2      9
15[5] 9      アローシルバー   牝2 54 藤 田  1.3/4   18
16[1] 2      エフェクト     牝2 54 藤岡佑  1.1/2   16
17[3] 6      トーセンラーク   牝2 54 四 位  1.1/4   10
18[4] 7     Bアカリアイドル   牝2 54 国分恭  2      17
  
払戻金 単勝 16 980円
    複勝 16 260円 / 11 170円 / 4 230円
    枠連 6-8 1130円
    馬連 11-16 2200円 / 馬単 16-11 5110円
    3連複 4-11-16 3530円 / 3連単 16-11-4 22780円
    ワイド 11-16 780円 / 4-16 990円 / 4-11 570円
  

感想と言い訳?!

 まず、本命ロカについてですが、やはり切るべき本命馬だったことをかなり悔いました。前走もやってたので多少出遅れも想定してましたが、ド派手な出遅れ。その後もかかってドタバタした挙げ句、外を回してジ・エンド。キャリアの浅さが響きました。いや・・・平凡な時計でスローの上がりの早さだけに目を奪われてしまったミスですかね。これを危険な本命馬として切れないと今後しんどいです。(でも、あのデビュー戦を見せられるとなぁ・・・w)終わってからはすべてが負け惜しみ。せめてこれで終わることなく、今後は立て直してほしいです。

 同じように出遅れながら好対照だったのが勝ったショウナンアデラ。じっと待機し、レッツゴードンキが抜け出して完全に勝ったと思う位置から突然グンと伸びて勝利をかっさらいました。これがディープインパクトの血か・・・と思い知らされる勝ちっぷりでした。お見事です。

2014/12/14 2歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
長い直線と急坂。コースも広く、展開、枠順による有利不利は少ない。とはいえ、極端な追い込みはやはり厳しい。総じては力通りに決まりやすいコース設定。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ロカ 牝2 54.0 和田竜二
1 02   エフェクト 牝2 54.0 藤岡佑介
2 03   アルマオンディーナ 牝2 54.0 幸英明
2 04 ココロノアイ 牝2 54.0 横山典弘
3 05   スマートプラネット 牝2 54.0 酒井学
3 06   トーセンラーク 牝2 54.0 四位洋文
4 07   アカリアイドル 牝2 54.0 国分恭介
4 08   オーミアリス 牝2 54.0 国分優作
5 09   アローシルバー 牝2 54.0 藤田伸二
5 10   クールホタルビ 牝2 54.0 小牧太
6 11 レッツゴードンキ 牝2 54.0 浜中俊
6 12   カボスチャン 牝2 54.0 嘉藤貴行
7 13 コートシャルマン 牝2 54.0 川田将雅
7 14 ダイワプロパー 牝2 54.0 高倉稜
7 15 レオパルディナ 牝2 54.0 武豊
8 16 ショウナンアデラ 牝2 54.0 蛯名正義
8 17   ダノングラシアス 牝2 54.0 ビュイッ
8 18   ムーンエクスプレス 牝2 54.0 松山弘平
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
ここまでのトライアルではスローが多いが、さすがにG1ともなると、ペースは速くなる。2歳牝馬にとって1600mあたりだと掛かる馬も現れそう。
信頼度
D
混戦
思わぬ穴馬出現も十分にありえる情勢で過信は禁物。
予想本文 

~ 次代の女傑探し ~
 昨今の牝馬の活躍を思えば、やはり気になるジュベナイルF。今年は小粒なメンバーに思えるが果たして・・・。

 キャリア1戦。新馬戦のみながらその残したインパクトは強烈だったロカ。先行有利な展開にもかかわらず、33.2の末脚であっという間に先行勢を抜き去った。1800mという中距離レンジをこなし、ディープインパクトの牝系で大物感十分。たった1戦の判断、それも1番人気ともなると、さすがに中心視は躊躇してしまうが、このメンバーでマギレの少ない阪神外回りなら、本命に据えたい。それだけの説得力のある内容だった。

 中京デビュー後、少し空けて望んだりんどう賞を人気に応えたコートシャルマン。着差は僅かだったものの、この舞台への適性を期待させる余裕のある内容。一叩きの効果もあってか、調教過程も好ましく、伸びる距離もそれほど心配なさそう。

 札幌2歳Sで好走したレッツゴードンキは、続くアルテミスSでも敗れたとはいえ、ゴール前猛追をみせる十分な内容を見せた。位置取りが後すぎたためのもので力上位であることは十分みてとれた。ここでも当然有力馬の一角を担う存在。

 未知の部分が多分にあるものの、ショウナンアデラはやはりディープ産駒としての怖さがある。レースレベルは決して高いものではないが、先行して速い脚を有しており、レース上手でまとまりがよい。ここでも無難にまとめてきそう。

 ココロノアイはスタート後の行き脚がつかず後手を踏んでばかり。前走も出遅れがあり、しかも道中では先団にとりつくまでにかかってしまった。それでも勝ったという点はその能力を認めざるを得ない。

 前走、ファンタジーSでは敗れたものの悲観するような内容ではなかったレオパルディナ。差せる競馬ができることで距離への目処も立った。

 穴ではダイワプロパー。前走は大敗したが超スローの前残りの競馬。展開かわって見直しも。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=13
→11,16,04,15,14
(30点)

01=11
→13,16,04,14,14
(30点)
小粒なメンバーとはいえ、コートシャルマン、レッツゴードンキ辺りは一定の信頼の置ける存在。ロカは1戦だけの怖さがあるが、このメンバーでは突き抜けた力を持つ可能性に魅力があり、こちらを本命とした。ロカを軸にコートシャルマン、レッツゴードンキからの2頭軸マルチながし。
ただ、他馬に関して言えば力関係の比較が難しく、他にもエフェクトやムーンエクスプレスなど気になる馬もちらほら。できれば手広く押さえておきたいところ。
2014年11月16日(日) / 京都 2200m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳以上 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  ○ ラキシス      牝4 56 川 田  2:12.3  3
2[3] 5  ◎ ヌーヴォレコルト  牝3 54 岩 田  クビ    1
3[7] 15     ディアデラマドレ  牝4 56 藤岡康  1.1/4   6
4[1] 2     フーラブライド   牝5 56 酒 井  クビ    10
5[2] 3  ▲ キャトルフィーユ  牝5 56 ルメー  アタマ  8
6[6] 12  △ ショウナンパンドラ 牝3 54 浜 中  3/4     4
7[7] 13     コウエイオトメ   牝6 56 北村友  1/2     16
8[8] 18     アロマティコ    牝5 56 三 浦  1      9
9[4] 7     サンシャイン    牝5 56 藤岡佑  1/2     18
10[8] 16  ☆ スマートレイアー  牝4 56 武 豊  クビ    5
11[5] 10     ヴィルシーナ    牝5 56 内 田  クビ    7
12[3] 6  △ メイショウマンボ  牝4 56 武 幸  1/2     2
13[8] 17     ブランネージュ   牝3 54 秋 山  1.1/2   15
14[7] 14     サングレアル    牝3 54 戸 崎  ハナ    12
15[5] 9     ホエールキャプチャ 牝6 56 蛯 名  1.1/4   11
16[6] 11  ☆ レッドリヴェール  牝3 54 福 永  1.1/4   13
17[2] 4     オメガハートロック 牝3 54 小 牧  1.1/4   17
18[4] 8     グレイスフラワー  牝5 56 柴田善  3/4     14
  
払戻金 単勝 1 680円
    複勝 1 190円 / 5 140円 / 15 320円
    枠連 1-3 610円
    馬連 1-5 970円 / 馬単 1-5 2140円
    3連複 1-5-15 3030円 / 3連単 1-5-15 15570円
    ワイド 1-5 390円 / 1-15 1240円 / 5-15 770円
  

感想と言い訳?!

 ハナと思われたヴィルシーナを制してサンシャインが引っ張る流れで、予想よりは速い流れになりました。うまく内を通って万全の体制で先頭に立ったヌーヴォレコルトを、ラキシスが差し切るという思っていたのと逆の展開となりました。ヌーヴォレコルトもあれで負けたら仕方がありません。勝ったラキシスは強かったです。

 3着にはディアディラマドレ。外差しはスマートレイアーと共に警戒してましたが、こちらの方が突っ込んできました。馬連を押さえてたので、事なきを得ましたが、3番手に推したキャトルフィーユが僅差だっただけに惜しいところでした。

 他ではメイショウマンボが意外な結果でしたね。道中のレースぶりは横綱相撲の完璧さで、これは勝たれたかな?とも思ったほどでしたが伸びを欠きましたね。

2014/11/16 3歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝2200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
スローになりやすい典型的なコース形態。内外の有利不利は考慮しなくてもよいが、後方からの追い込みは、まくり気味のロングスパートしないとかなり厳しい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ラキシス 牝4 56.0 川田
1 02   フーラブライド 牝5 56.0 酒井
2 03 キャトルフィーユ 牝5 56.0 ルメール
2 04   オメガハートロック 牝3 54.0 小牧
3 05 ヌーヴォレコルト 牝3 54.0 岩田
3 06 メイショウマンボ 牝4 56.0 武幸
4 07   サンシャイン 牝5 56.0 藤岡佑
4 08   グレイスフラワー 牝5 56.0 柴田善
5 09   ホエールキャプチャ 牝6 56.0 蛯名
5 10   ヴィルシーナ 牝5 56.0 内田博
6 11 レッドリヴェール 牝3 54.0 福永
6 12 ショウナンパンドラ 牝3 54.0 浜中
7 13   コウエイオトメ 牝6 56.0 北村友
7 14   サングレアル 牝3 54.0 戸崎圭
7 15   ディアデラマドレ 牝4 56.0 藤岡康
8 16 スマートレイアー 牝4 56.0 武豊
8 17   ブランネージュ 牝3 54.0 秋山
8 18   アロマティコ 牝5 56.0 三浦
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
10が引く形なるが、積極的に飛ばすタイプではなく、スロー必至。3コーナー過ぎからの仕掛けが予想され、上がりの早い先行馬に利。
信頼度
D
波乱内在
世代間の力関係を計るのが難しい。3着までの複勝圏を考慮すれば、幅広い警戒を要する。
予想本文 

~ 牝馬世代代表決戦 ~
 6歳ホエールキャプチャ、5歳ヴィルシーナ、4歳メイショウマンボ、3歳ヌーヴォレコルトと各世代の代表馬が揃い、華やかなメンバーが揃った今年のエリザベス女王杯。昨年は斤量で有利な3歳馬がワンツーを決めたが、このレースの旨味は古馬の復活にある故にその兼ね合いに戦略性が求められる。

 人気でも3歳1番人気馬ヌーヴォレコルトを素直に信頼。前走は敗れはしたが負けて強しの内容だった。古馬との力関係はまだ未知の部分を残すものの、3歳勢としてはこのメンバーでは頭を張る存在。2キロ減の斤量と、内枠の利を活かせば無様な結果にはならないだろう。前走はハイペースを見越した後方での位置取りが災いしたが、自在性があるタイプだけに今度は先行して挑むはず。

 最内枠を引いたラキシス。勝ち切れぬ弱みはあるが、昨年2着の実績を出すまでもなく、スローの中長距離戦では信頼に足る地力の持ち主。特にこのレースでは先行粘り込みはもっとも無難な戦法であろうし、内を制すれば後続完封も可能。休養明け初戦も牡馬相手に上々の結果で、ここでも安定した競馬が期待できそう。距離適性にも自信。

 有力馬揃いのクイーンS、府中牝馬Sを好成績で通過したキャトルフィーユ。距離延長は決して歓迎材料ではないし、同厩の僚馬、ラキシスとの併せ馬でもやや見劣りがあった。たが、なんといっても頼もしい鞍上を得た。好枠と先行脚質を活かせば互角以上に戦えるはず。

 メイショウマンボはややムラがある嫌いはあるが、牝馬戦ならきっちり変わってくるのが怖い。前走も2番人気を裏切る精彩を欠く内容ではあったが、もともと鉄砲は効かないタイプだし、一叩きで戻してくる可能性は高い。惨敗するリスクも伴うが、やはり牝馬限定戦ならこの馬には一目を置かざるを得ない。

 秋華賞馬のこのレースの連動性はかなり高い。当然ショウナンパンドラも注視せざるを得ない。秋華賞での勝利は見事だったが、逆にすべてがうまく行った結果とも言え、最後の脚色は今回のヌーヴォレコルトとの再戦にあたってやや不安を覚えた。その点割引いたが、勢いでは現状一番。余勢を駆っての連勝ももちろん狙える。

 隣のディアデラマドレも気になるが、人気と、やや個人的好みも手伝ってスマートレイアーに一票。ただ、素晴らしいキレ味は認めるが、外枠と追い込み一辺倒ではこのレースでは厳しい。展開頼みであることは否めないが、地力は上位。

 レッドリヴェールをまだ見限れない。今回積極的なレースを試みるという陣営の談話も気になった。血統的には決してこの距離がダメとは思えず、早熟タイプでもない。馬格に乏しい点がネックだが、変わり身期待。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

05
→01,03,06,12,16,11
(90点)
人気でもヌーヴォレコルトの軸を信頼。凱旋門賞日本馬最先着を果たしたハープスターと鎬を削った点を考えれば世代間の力の差は推して知るべし。ただ、相手を決め打ちするのは難しく、3連単1頭軸マルチ馬券で無難に挑みたい。
2014年10月19日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良 サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6  ☆ ショウナンパンドラ 牝3 55 浜 中  1:57.0  3
2[2] 4  ◎ ヌーヴォレコルト  牝3 55 岩 田  クビ    1
3[6] 12     タガノエトワール  牝3 55 小 牧  1.1/4   4
4[1] 1  ○ ブランネージュ   牝3 55 秋 山  クビ    5
5[7] 14  ☆ サングレアル    牝3 55 戸 崎  1.1/2   9
6[4] 8  ▲ レッドリヴェール  牝3 55 福 永  1.1/4   2
7[2] 3     バウンスシャッセ  牝3 55 北村宏  クビ    7
8[8] 17  ☆ リラヴァティ    牝3 55 松 山  4      12
9[4] 7     ディルガ      牝3 55 武 豊  ハナ    14
10[8] 18     セウアズール    牝3 55 北村友  クビ    10
11[8] 16     オメガハートロック 牝3 55 ベリー  2.1/2   11
12[5] 9     アドマイヤビジン  牝3 55 四 位  1.3/4   17
13[1] 2     レーヴデトワール  牝3 55 川 田  アタマ  6
14[7] 15  ☆ ハピネスダンサー  牝3 55 藤岡康  1.1/4   16
15[6] 11     ペイシャフェリス  牝3 55 川 島  3.1/2   15
16[3] 5     マーブルカテドラル 牝3 55 田 辺  3/4     8
17[5] 10     マイネグレヴィル  牝3 55 柴田大  8      13
-[7] 13     パシフィックギャル 牝3 55 勝 浦  除外
  
払戻金 単勝 6 1010円
    複勝 6 200円 / 4 110円 / 12 270円
    枠連 2-3 520円
    馬連 4-6 630円 / 馬単 6-4 2050円
    3連複 4-6-12 1940円 / 3連単 6-4-12 12790円
    ワイド 4-6 290円 / 6-12 1370円 / 4-12 400円
  

感想と言い訳?!

 人気を嫌って軽視したショウナンパンドラがヌーヴォレコルトを押さえての戴冠。内外別れての見応えのあるレースでした。ショウナンパンドラはずっと期待されながら出世の遅れた馬でしたが、ようやく本格化してきたということでしょうね。勝たれたら仕方がないとも思ってたので素直に脱帽です。

 ヌーヴォレコルトは出負けと、最後外に出した分ちょっと分が悪かったですね。まぁ、面目は保ちました。問題は3着争いで、フランネージュは届かず、タガノエールが割り込みました。前走をフロックと思っていたわけではないのですが、この好走は光りました。

2014/10/19 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回り故、コーナーからの仕掛けが必要。ごちゃつく内を嫌って外を選択する手もあるが、やはり不利は否めず、内をうまく捌く器用さが要求される。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ブランネージュ 牝3 55.0 秋山
1 02 レーヴデトワール 牝3 55.0 川田
2 03   バウンスシャッセ 牝3 55.0 北村宏
2 04 ヌーヴォレコルト 牝3 55.0 岩田
3 05   マーブルカテドラル 牝3 55.0 田辺
3 06 ショウナンパンドラ 牝3 55.0 浜中
4 07   ディルガ 牝3 55.0 武豊
4 08 レッドリヴェール 牝3 55.0 福永
5 09   アドマイヤビジン 牝3 55.0 四位
5 10   マイネグレヴィル 牝3 55.0 柴田大
6 11   ペイシャフェリス 牝3 55.0 川島
6 12   タガノエトワール 牝3 55.0 小牧
7 13   パシフィックギャル 牝3 55.0 勝浦
7 14 サングレアル 牝3 55.0 戸崎圭
7 15 ハピネスダンサー 牝3 55.0 藤岡康
8 16   オメガハートロック 牝3 55.0 ベリー
8 17 リラヴァティ 牝3 55.0 松山
8 18   セウアズール 牝3 55.0 北村友
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
逃げ馬2頭が揃い、例年よりは早い流れが予想される。伏兵あれば差し馬か。
信頼度
C
地力信頼
春の有力馬がそのまま中心となりそうではあるが、予断を許さぬ情勢。
予想本文 

~ 鬼の居ぬ間? ~
 斤量有利な3歳牝馬という点を利して、ハープスターが挑んだ凱旋門賞は6着という結果に終わった。しかし、あらゆるタイプの日本勢各馬の中で、最先着を果たしたことはこの馬の力量を証明できたといえよう。そのハープスター不在の中、同世代3歳牝馬決戦の3冠目が争われる。

 前走ローズSを強い内容で勝ったヌーヴォレコルトにはやはり死角は少ない。スローペースとなった前走と今回では、著しく条件が異なるが、オークス馬がローズSを勝利して、ここに臨んできた場合の連動性を考慮すれば、ここは逆らいがたい。春からの馬体は気になるところではあるし、パンチ力に欠ける印象も否めないが、自在性、完成度は高く、このメンバーなら地力上位であり、無様な姿は見せないだろう。

 以下混戦模様を呈するが、思い切ってブランネージュを対抗格に抜擢。京都内回りで窮屈になる懸念はあるものの、好位で立ち回るタイプだけに包まれるようなことがなければ、今回の舞台は好条件。オークス、ローズSとも一定の結果も残しており、力量的にも上位の存在。京都コースに実績があることも頼もしい。

 ローズSで1人気に応えられなかった2歳女王、レッドリヴェールの復権も怖い。秋華賞はローズS上位組が素直に連動する傾向が強く、その意味では前走敗退はいかなる理由があろうと大きく影を落とす結果。ただ、今回は前走とは大きく展開も異なる見込み。加えて一叩き効果で変わってもおかしくはない。ダービーこそ大敗したが、オークス勝ち時計と同タイムであり、春の調子が戻ってくればトップクラスの実力馬。

 紫苑S組は例年信用ならないが、今年は新潟開催だけに何とも言えないところ。ただ、馬場が思わしくない中、レーヴデトワールの力強い差し切りには見どころはあった。桜花賞5着の実績からも地力で劣るとも思えず、競り落としたショウナンパンドラよりも人気薄となれば、ここは狙い所だ。

 そのショウナンパンドラは別路線組の筆頭格の存在。やや人気しすぎの感もあるが、33秒台の末脚はやはり魅力ではあるし、ここにきてようやく本格化の兆しも。

 良血馬サングレアルはまだ見限る訳にはいかない。前走は出遅れもあって勝負にならず。とにかく馬体が心配なところだが、叩いての上積みは見込めよう。

 ローズSで逃げ粘ったリラヴァティ。今回は前に他馬を置く形になるが、すんなり先行なら前走同様の渋とさをみせるはず。

 後一頭、穴っぽいところでハピネスダンサーを挙げておく。一夏を越え一回り大きくなった馬体に成長の跡。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

04=01
→08,02,06,14,17,15
(36点)

04=08
→01,02,06,14,17,15
(36点)
基本的には春の勢力図に変化はないとみる。必然的にハープスターと鎬を削ったヌーヴォレコルト、レッドリヴェールらが中心。その直接対決となった前哨戦を制したヌーヴォレコルトが、1強とはいわないまでも信頼度は高い。無論、レッドの巻き返しも怖いが、やはり一抹の不安の方が先行する。ならばと割って入ったのがフランネージュ。馬券はやはりヌーヴォから、相手をこの2頭で3連単マルチながし。
2014年5月25日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 9  ○ ヌーヴォレコルト  牝3 55 岩 田  2:25.8  2
2[5] 10  ◎ ハープスター    牝3 55 川 田  クビ    1
3[3] 5  △ バウンスシャッセ  牝3 55 北村宏  クビ    3
4[7] 13     ニシノアカツキ   牝3 55 勝 浦  3/4     17
5[7] 14  ☆ ブランネージュ   牝3 55 秋 山  2.1/2   7
6[6] 11     マーブルカテドラル 牝3 55 田 辺  1.3/4   10
7[4] 8  ▲ サングレアル    牝3 55 戸 崎  クビ    4
8[2] 3     マイネオーラム   牝3 55 松 岡  1      9
9[6] 12     マイネグレヴィル  牝3 55 柴田大  ハナ    16
10[1] 1     ベッラレジーナ   牝3 55 藤岡康  1/2     11
11[8] 17  △ フォーエバーモア  牝3 55 蛯 名  1.1/2   5
12[8] 16     クリスマス     牝3 55 三 浦  1.1/4   15
13[7] 15  ☆ マジックタイム   牝3 55 横山典  1.1/2   6
14[4] 7     シャイニーガール  牝3 55 田中勝  アタマ  14
15[1] 2     ディルガ      牝3 55 浜 中  2      12
16[3] 6  ☆ パシフィックギャル 牝3 55 ウィリ  3      8
17[2] 4     ペイシャフェリス  牝3 55 内 田  3.1/2   13
18[8] 18     エリーザベスト   牝3 55 川 島  大差    18
  
払戻金 単勝 9 980円
    複勝 9 150円 / 10 110円 / 5 270円
    枠連 5-5 390円
    馬連 9-10 380円 / 馬単 9-10 1730円
    3連複 5-9-10 1530円 / 3連単 9-10-5 12850円
    ワイド 9-10 190円 / 5-9 910円 / 5-10 400円
  

感想と言い訳?!

 終わってみれば、1~3番人気で収まる堅い結果も、ハープスターが敗れました。正攻法のヌーヴォレコルトに対し、今の東京コースは追い込み勝ちを許してはくれませんでした。この馬にしては、ある程度前での競馬にはなりましたが、中途半端だったのでしょうか。相手関係を考えると、多少の不利は承知の上で、それでもあっさりと勝って欲しかっただけに残念でしたね。

 3着バウンスシャッセも期待に応えました。サングレアルは馬体重400kgはさすがに厳しい。それ以外では、ニシノアカツキの好走が目立ちましたね。

 うーん。かろうじて馬券は押さえてましたが、気分は敗戦モードです。(テンション↓↓↓)

2014/5/25 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    外・左回り

  • 見込み
コース図
現状の東京コースは内側が残るため、一概に外が有利とも言えず、イン逃げすら可能。それでも、極端なスローにならなければ、相対的には差し馬に分がありそう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ベッラレジーナ 牝3 55.0 藤岡康
1 02   ディルガ 牝3 55.0 浜中
2 03   マイネオーラム 牝3 55.0 松岡
2 04   ペイシャフェリス 牝3 55.0 内田博
3 05 バウンスシャッセ 牝3 55.0 北村宏
3 06 パシフィックギャル 牝3 55.0 ウィリア
4 07   シャイニーガール 牝3 55.0 田中勝
4 08 サングレアル 牝3 55.0 戸崎圭
5 09 ヌーヴォレコルト 牝3 55.0 岩田
5 10 ハープスター 牝3 55.0 川田
6 11   マーブルカテドラル 牝3 55.0 田辺
6 12   マイネグレヴィル 牝3 55.0 柴田大
7 13   ニシノアカツキ 牝3 55.0 勝浦
7 14 ブランネージュ 牝3 55.0 秋山
7 15 マジックタイム 牝3 55.0 横山典
8 16   クリスマス 牝3 55.0 三浦
8 17 フォーエバーモア 牝3 55.0 蛯名
8 18   エリーザベスト 牝3 55.0 川島
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
ハナを主張する馬は不在。桜花賞からの距離延長も踏まえるとペースは緩む可能性もあるが、先行したい馬はそれなりに揃っている。
信頼度
B
軸不動
死角がないとは言い切れないものの、本命馬の地力優位は明らか。それゆえ、他馬は横一線。
予想本文 

~ 牝馬クラシック頂上決戦 倒すべき相手は・・・ ~
 レッドリヴェールがダービーを選択したため、一本かぶりになったハープスター。勝って当たり前の状況は意外にも苦戦するもの。しかも、その圧倒的な期待ほど楽観できる状況でもない。彼女が克服すべきはそのプレッシャーか、距離か、馬場か。ライバルを「馬」ではないものに求めねばならなくなった今年のオークス。

 上がり3ハロン32.9。33秒を切るとんでもない末脚で、桜花賞を差しきったハープスター。レッドリヴェール不在のここは無人の野を進むが如し・・・と、いいたいところだが、不安点はある。桜花賞では最後方から直一気のごぼう抜き。驚異的な末脚で差し切ってみせたが、ギリギリ間に合った僅差の勝利。派手な勝ち方に目を奪われがちではあるが、本来、なにもリスクある追い込み戦法をとる必要はない。そうせざるを得ないところにこの馬の魅力と欠点が詰まっている。先行が残る今の東京コースでは、極端な追い込みは不利には違いない。ただ、早めにまくれば末のキレをなくす恐れがこの距離にはある。それでもこのハードルをクリア出来なければ、今後待っているであろう大きなステージには進めないだろう。やはり本命は譲れぬところ。

 別路線にも魅力ある馬が揃うが、そのレベルの高さと、このレースへの連動性から桜花賞組を信用したい。必然、ヌーボレコルトが相手筆頭となる。包まれながらも混戦から抜け出し、ハープスター、レッドリヴェールと僅差を演じた桜花賞の内容は褒められる内容。充実した攻め馬も披露しており、成長力ある血統も今後のさらなる成長に期待できそう。

 ビワハイジの仔、サングレアル。半姉ブエナビスタを踏まえると、この距離でもなんら臆することはない。休養を挟むことになったが、前走、直線外に出すコースロスがありながら、きっちり差しきり勝ちを収め、一気の良血開花を思わせるレース振りを見せた。ハープスターと同様に後方から末脚に賭けるタイプ。同様の脚質は共に上がっていける反面、飲み込まれると脆い。ただ、同厩舎ワンツー目指すならば、潰されるようなことも考えづらい。

 マイルを嫌って皐月賞を選択したバウンスシャッセ。11着と大敗した皐月賞だが、完全に飲み込まれながらの4馬身差はよく粘ったといえよう。終始荒れた内に閉じ込められた窮屈なレースを強いられたことを思えば、東京コースに変わっての一変は十分ありえる。当然ながらこのオークスは獲りにきているレース。距離伸びて期待感の持てる数少ない1頭。

 フォーエバーモアの巻き返しにも警戒。軽めの調教が気になるところではあるが、前走、桜花賞は3番人気の実力馬。8着に終わったがその着差は許容範囲で、まだ見限ることはできない。2戦2勝の東京コースに戻ってどこまで変わるか注目したい。

 間が開いているのが気になるが、パシフィックギャルには未知の怖さがある。先行して安定感のあるレースを続けており、久しぶりの前走もまずますまとめてきた。距離もこなせそうで、しぶとく粘り込む可能性もありそう。

 1番人気に応えられず、直線伸びを欠いてしまったマジックタイム。不器用ながら、その地力はなかなかのものを有しており、鞍上手替わりで新味を期待。

 フローラSでサングレアルに頭差粘ったブランネージュも好印象のレースぶり。ロスのない競馬でうまく今の東京コースに対応できていた。逆に言えば、それ以上の上積みが期待できないが、同じようなレースが出来れば目もある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

10
→09,08,05,17,06,15,14
(42点)
焦点はハープスターの2冠成るや、成らざるやの1点に絞られてしまったレース。桜花賞と異なり不安点は多く、2、3着に敗れた場合の配当の旨味には心が動く。しかし、それらを吹き飛ばすほどの歴史的名牝であると信じたい。要は位置取り次第。直線、極端に後でなければ、むしろ桜花賞より楽な相手ともいえよう。低オッズのため、金額配分には気を配りながら、3連単1着固定ながしで勝負。
2014年5月18日(日) / 東京 1600m 芝・左 / 晴・良
サラ系4歳以上 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 14      ヴィルシーナ    牝5 55 内 田  1:32.3  11
2[2] 4  △  メイショウマンボ  牝4 55 武 幸  1/2     3
3[1] 1      ストレイトガール  牝5 55 岩 田  アタマ  6
4[5] 9  △  ホエールキャプチャ 牝6 55 蛯 名  クビ    2
5[5] 10      キャトルフィーユ  牝5 55 ウィリ  ハナ    13
6[7] 13     Bケイアイエレガント 牝5 55 吉田豊  1.1/2   14
7[2] 3  ○  デニムアンドルビー 牝4 55 浜 中  クビ    4
8[4] 8  ◎  スマートレイアー  牝4 55 武 豊  クビ    1
9[6] 12      ゴールデンナンバー 牝5 55 三 浦  1/2     12
10[7] 15  ☆  エクセラントカーヴ 牝5 55 戸 崎  クビ    7
11[8] 16      ローブティサージュ 牝4 55 横山典  クビ    15
12[6] 11     Bエバーブロッサム  牝4 55 田中勝  1      16
13[8] 17  ☆  フーラブライド   牝5 55 酒 井  ハナ    10
14[1] 2      クロフネサプライズ 牝4 55 柴 山  ハナ    8
15[3] 6  ☆  ラキシス      牝4 55 川 田  ハナ    9
16[8] 18  ▲  ウリウリ      牝4 55 福 永  1/2     5
17[4] 7      レイカーラ     牝5 55 石 橋  3/4     17
18[3] 5      プリンセスメモリー 牝7 55 北村宏  3      18
  
払戻金 単勝 14 2830円
    複勝 14 760円 / 4 280円 / 1 490円
    枠連 2-7 1920円
    馬連 4-14 8450円 / 馬単 14-4 28050円
    3連複 1-4-14 50720円 / 3連単 14-4-1 407940円
    ワイド 4-14 2960円 / 1-14 5100円 / 1-4 1980円
  

感想と言い訳?!

 昨年はホエールキャプチャの激走に驚きましたが、今年はヴィルシーナ。好スタートを切ってハナを取ったときに嫌な予感はしましたが、直線では襲いかかる後続馬を驚異的な粘りでねじ伏せてしまいました。一体今までの凡走はなんだったんだ?!と言わんばかりの連覇達成です。

 2着にはこちらはある程度はシナリオにあったメイショウマンボの復活。しかし、3着にはこれまた高松宮記念でふがいなさをみせ、期待を裏切ってくれたストレイトガール。ズブくなってこれくらい距離の方が良いのですかね。

 本命、スマートレイアーは愛知杯と同じような負け方。好スタートを切って安心と思いきや、直線の混戦を割ることができませんでした。左回りがだめなのか、馬群がダメなのか、あるいはきれいに前に行きすぎたのがダメなのか・・・。ちょっと不可解な負け方ですね。

 それにしても、難しいとされる東京マイルG1でまたまた逃げ切り勝ち。さすがに参りました。

2014/5/18 4歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝1600m
    外・左回り

  • 見込み
コース図
今週からBコースを使用。前半ペースがカギとなり、ある程度緩むようであれば、内先行の押し切りも不可能ではない。枠順の有利不利はあまり考慮しなくてよさそう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ストレイトガール 牝5 55.0 岩田
1 02   クロフネサプライズ 牝4 55.0 柴山
2 03 デニムアンドルビー 牝4 55.0 浜中
2 04 メイショウマンボ 牝4 55.0 武幸
3 05   プリンセスメモリー 牝7 55.0 北村宏
3 06 ラキシス 牝4 55.0 川田
4 07   レイカーラ 牝5 55.0 石橋脩
4 08 スマートレイアー 牝4 55.0 武豊
5 09 ホエールキャプチャ 牝6 55.0 蛯名
5 10   キャトルフィーユ 牝5 55.0 ウィリア
6 11   エバーブロッサム 牝4 55.0 田中勝
6 12   ゴールデンナンバー 牝5 55.0 三浦
7 13   ケイアイエレガント 牝5 55.0 吉田豊
7 14   ヴィルシーナ 牝5 55.0 内田博
7 15 エクセラントカーヴ 牝5 55.0 戸崎圭
8 16   ローブティサージュ 牝4 55.0 横山典
8 17 フーラブライド 牝5 55.0 酒井
8 18 ウリウリ 牝4 55.0 福永
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
02の動向一つではあるが、極端にペースが緩むことはなさそう。
とはいえ、追い込み一辺倒では苦しい展開くらいは落ち着く可能性も。
信頼度
C
混戦
粒揃いの好メンバーが揃って、良い意味での混戦。力関係の比較も難しく、人気薄の台頭もありえそう。
予想本文 

~復活と躍進~
 牝馬限定の世代混合戦としては秋のエリザベス女王杯がある。だが、近年の3歳馬の活躍で、3冠レース+1の4冠レースの印象が強くなってしまった。クラシック戦線から実績を落とした女傑の復活戦としては、こちらのヴィクトリアマイルの方が強いかも知れない。だが、ここはマイル戦。新興勢力も十分太刀打ちできる舞台設定であり、やはり混戦模様は否めない。

 このメンバーならスマートレイアーは比較的自信を持っての本命。左回りの愛知杯での大敗は気になるところではあるが、やはりこの馬のキレは東京コースに向くと言えよう。前走は1400m戦での痛恨の出遅れたありながら、きっちりと差しきったあたりにも頼もしさを感じる。愛知杯の敗戦のショックもこの一戦で取り戻すことができた。いくら東京マイル戦とはいえ、やはり出遅れると致命的。スタートは慎重にいきたいところだが、そこさえ上手くいけば、見せ場を作ってくれるはず。

 海外大敗後のデニムアンドルビー。大きく期待された訳ではなかったが、やはりトーンの下がってしまう敗戦だった。しかし、牝馬限定戦ではこういう現地力の計れないタイプの馬がもっとも怖く、もっとも旨味がある。前走の敗戦は、末脚自慢のこの馬がハナを切る形で逃げ潰れての大敗ではあるし、なんといっても海外競馬。今回どこまで立て直しているかはポイントにはなるが、地力は4歳世代屈指の実力馬。実績ある東京コースでの復活は十分ありえるだろう。

 切れ味勝負のマイル戦ならウリウリも負けていない。秋華賞こそ大敗に終わったが、ここ3戦は33秒台の上がりを連発。特に前走は素晴らしく、ある程度早い流れの中、馬群を器用に割っての2着で、地味ながら勝ち馬スマートレイアーより評価してもいい内容といえる。これで大舞台でも力を発揮できるメドがたった。大外枠を逆に上手く活かせば大きな飛躍も見込めそう。

 どちらかといえば、ホエールキャプチャは人気的にも敬遠したいところではあるのだが、東京コースでの無類の強さをみると、さすがに有力馬に加えざるを得ない。少し期間が開いた事が気になるが、最近では差す自在性も身につけており、安定したレースが期待できそう。ただ、その割には大敗も多いので、歴戦の貫禄は認めるも不安も常にまとわりつく。

 休養明け復帰戦とはいえ、大阪杯であまりにもひどい負け方をしてしまったメイショウマンボ。敗因は環境の変化とフケがあったと語られてはいるが、それにしても先行き不安な内容だった。ローズSから秋華賞で巻き返した実績もあるので、ただの1戦で、G1 3勝馬への評価はまだ揺るがない。しかし、それを度外視したとしても、マイル戦への対応力となると、阪神JF、桜花賞が想起され、やはり躊躇せざるを得ないところも。

 東京コースと一叩きでガラッと変わって来そうなエクセラントカーヴ。骨折休養は痛かったが、元はかなりの期待のあった逸材。注目の復帰戦は、窮屈な中山だったとはいえ良い内容とはいえない。従来の状態にどこまで戻っているかだが、条件戦時代から時計的には十分な水準をクリアしており、G1の舞台でも一躍主役を張る力は秘めている。

 下位の印に甘んじたがラキシスも有力馬の一角。中距離以上で実績を残す馬でマイル戦への不安は残すが、そう問題ではなさそう。ただ、跳びが大きなタイプゆえ、上がり勝負となるとやや分が悪いか。好調続きで、まだまだこれからが見込める今の勢いは買い。

 フーラブライトは血統的にも長めのパワー型か?と思われ、マイル戦には不向きとみるが、この馬も好調持続の昇り馬。さしたる欠点もなく、警戒は必要。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

08=03
→18,09,04,15,06,17
(36点)

08=18
→03,09,04,15,06,17
(36点)
 昨秋のエリザベス女王杯の結果からもやはり4歳勢が中心とみる。それも、意識した訳ではないがディープインパクト産駒が多勢を占めた。魅力ある馬が揃い、なかなか取捨に迷う好メンバーだが、中心にはスマートレイアー。地力的にまだ足りない面もあるが、やはりこの末脚は魅力的だ。続いての3連単の相手軸となる対抗格が難しい。海外帰りで未知の部分があるが、デニムアンドルビーを相手筆頭し、本命馬と互角の勝負をしたウリウリも押さえとする。それぞれの3連単2頭軸マルチで。
2014年4月13日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・良 サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 18  ◎ ハープスター    牝3 55 川 田  1:33.3  1
2[6] 12  ▲ レッドリヴェール  牝3 55 戸 崎  クビ    2
3[5] 10  △ ヌーヴォレコルト  牝3 55 岩 田  3/4     5
4[7] 15  ☆ ホウライアキコ   牝3 55 和 田  1.1/2   6
5[3] 6  △ レーヴデトワール  牝3 55 福 永  アタマ  7
6[7] 13  ☆ アドマイヤビジン  牝3 55 四 位  クビ    8
7[7] 14     マーブルカテドラル 牝3 55 田 辺  1/2     9
8[5] 9  ○ フォーエバーモア  牝3 55 蛯 名  3/4     3
9[8] 16     リラヴァティ    牝3 55 松 山  1/2     10
10[8] 17  ☆ ベルカント     牝3 55 武 豊  1.1/4   4
11[2] 4     ペイシャフェリス  牝3 55 川 島  1/2     13
12[1] 2     ニシノミチシルベ  牝3 55 シュタ  1.1/2   11
13[4] 8     シャイニーガール  牝3 55  幸   アタマ  15
14[3] 5     モズハツコイ    牝3 55 浜 中  1.1/4   17
15[6] 11     フクノドリーム   牝3 55 横山和  1.1/4   18
16[1] 1     カウニスクッカ   牝3 55 松 田  1/2     16
17[4] 7     ニホンピロアンバー 牝3 55 秋 山  4      14
18[2] 3     コーリンベリー   牝3 55 藤 田  大差    12
  
払戻金 単勝 18 120円
    複勝 18 110円 / 12 170円 / 10 270円
    枠連 6-8 370円
    馬連 12-18 370円 / 馬単 18-12 450円
    3連複 10-12-18 1310円 / 3連単 18-12-10 2540円
    ワイド 12-18 200円 / 10-18 340円 / 10-12 960円
  

感想と言い訳?!

 フクノドリームの思わぬ大逃げで、まさか…届かない?とハラハラさせながらも、ハープスターが見事に差し切り勝ちで戴冠。2歳女王レッドリヴェールの勢いを上回る外強襲で昨年の雪辱を果たしました。

  敗れたレッドリヴェールも、小さい体で驚嘆の伸びを見せ、素晴らしい内容。勝ち馬ばかりが注目されがちですがこの馬の今後も楽しみです。

 概ね力通りに決まったといえますが、フォーエバーモアは存外でした。懸念された差し優勢の展開になったことは差し引いてももう少しやれるかなと思っていたのですが…。

 馬券はまぁ、的中は的中なんですけどもね。
  ・・・安いよね・・・ものすごくww

2014/4/12 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
広くコースと長い直線で、有利不利の少ないコース形態。
ポイントはゴール前の急坂。当然ながら差し馬有利ではあるが、それゆえ逆にペースが緩みがち。マイル戦としては比較的ゆったり。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カウニスクッカ 牝3 55.0 松田
1 02   ニシノミチシルベ 牝3 55.0 シュタル
2 03   コーリンベリー 牝3 55.0 藤田
2 04   ペイシャフェリス 牝3 55.0 川島
3 05   モズハツコイ 牝3 55.0 浜中
3 06 レーヴデトワール 牝3 55.0 福永
4 07   ニホンピロアンバー 牝3 55.0 秋山
4 08   シャイニーガール 牝3 55.0
5 09 フォーエバーモア 牝3 55.0 蛯名
5 10 ヌーヴォレコルト 牝3 55.0 岩田
6 11   フクノドリーム 牝3 55.0 横山和
6 12 レッドリヴェール 牝3 55.0 戸崎圭
7 13 アドマイヤビジン 牝3 55.0 四位
7 14   マーブルカテドラル 牝3 55.0 田辺
7 15 ホウライアキコ 牝3 55.0 和田
8 16   リラヴァティ 牝3 55.0 松山
8 17 ベルカント 牝3 55.0 武豊
8 18 ハープスター 牝3 55.0 川田
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
ペースは逃げ馬07の動向一つ。本命馬を封じるには、なんとかスローに落とす必要あるも、極端なスローはなさそう。
信頼度
B
本命戦
しっかりした軸馬と脇を固める有力馬。ヒモ荒れはありえる情勢も1頭までか。
予想本文 

~牝馬クラシック第一戦 負けられぬ本命馬~
 昨年の桜花賞でも話題にした、ドバイシーマCのジェンティルドンナが、今年度はまさに力ずくで2着の雪辱を果たした。ジェンティルドンナ以降、女傑と呼ばれるまでの存在は今のところいないといえよう。そうこうしている内に新たな世代の争いが始まってしまった。

 阪神JFではハナ差で戴冠を逃したハープスター。注目された始動戦のチューリップ賞で圧巻の競馬を見せた。時計的にも申し分なく、同じ舞台の阪神1600mなら順当だろう。大外枠も、この馬の脚質と、阪神外回りなら、むしろ歓迎。少々の距離ロスより内に包まれる不安が少ない方がよいだろう。オークスではまだ絶対視できるほどの裏付けはないだけに、ここは取りこぼしは勘弁願いたい。

 コンスタントに34秒台の上がりを持つフォーエバーモアも安定した競馬が期待できそう。阪神JFではレッドリヴェール、ハープスターとハナ、クビの接戦の3着。こちらも前哨戦をしっかりと勝利し雌雄を決する体制は十分。自在性がある馬だが、本来は先行タイプ。やはり差し馬が有利と思われる展開だけに、後続馬に飲み込まれる不安は若干あるが、一方で出し抜ける利もある。

 阪神JF勝利の2歳女王、レッドリヴェールはぶっつけでここに挑んできた。体の小さい馬で消耗が大きいとの理由からの陣営の予定通り。しかし、やはりどうにもその点が気に掛かる。成長著しいこの時期、現状維持では置いて行かれる。やはり1戦の経験不足が大きなハンデとならないか心配。とはいえ無敗の3勝馬。しかも展開も向くと思われ、前走のハープスターを上回る脚色を見せたデキにあればもちろん首位争い。

 すみれSという少し変わったところを叩き台に選んだレーヴデトワール。長めの距離を意識されていることから、狙いはオークスとも言えようが、ここで凡走するようならそれも叶うまい。調子は良さそうで、主戦騎手は僚馬を選んだが、牝馬レースはお任せの頼もしい鞍上も得た。毛色こそ違うがやはり姉を彷彿させる。

 前走の着差はやや力の差を感じたヌーヴォレコルトだが、自身の競馬はできていた。安定した末脚の持ち主で、どのような展開でも大敗は考えにくい。まだ底が割れたわけでもなく、鞍上も2戦目で手の内にいれているだろうし、侮れない存在。

 アドマイヤビジンは差し合いの流れになった時の割り込みが怖い。本命馬とともに上がってこれるのも強み。馬混みの内を突ければ奇襲となりそう。

 阪神JF2番人気のホウライアキコ。早熟のきらいはあるが、前走の敗戦は不利があった。まだ見限るほどの材料は揃っていない。

 マイルは長いベルカントも、牡馬に挑んだ朝日杯の結果だけでは断定できぬ。前走で控える競馬も身につけ、徐々に距離適性にも幅。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
フォーメーション:

1着:18
2着:09,12
3着:09,12,06,10,13,15,17
(12点)

1着:18
2着:09,12,06,10,13,15,17
3着:09,12
(12点)

別路線組からはこれといった新星は現れず、基本的には暮れの2歳G1、阪神JFの再戦模様。今年はレベルが高いと思わせる粒揃いのメンバーだが、やはりハープスターの前走は別格のインパクト。軸は不動といえよう。
このレース、的中させるのは比較的容易に思えるが、配当的には厳しい。それなりの割り切りは必要か。やや迷いは生じたがハープスターを頭固定とし、フォーエバーモア、レッドリヴェールを相手に、2着、3着ながしで挑む。

2013年12月8日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・良
サラ系2歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 8     レッドリヴェール  牝2 54 戸 崎  1:33.9  5
2[5] 10  ○ ハープスター    牝2 54 川 田  ハナ    1
3[3] 6     フォーエバーモア  牝2 54 蛯 名  クビ    8
4[6] 12  × クリスマス     牝2 54 Mデム  1.1/2   7
5[7] 13  ◎ マーブルカテドラル 牝2 54 田 辺  1.1/4   4
6[4] 7     マジックタイム   牝2 54 後 藤  アタマ  6
7[8] 18  × ホウライアキコ   牝2 54 和 田  アタマ  2
8[8] 16  × モズハツコイ    牝2 54 バルザ  3.1/2   10
9[1] 1  ▲ レーヴデトワール  牝2 54 福 永  アタマ  3
10[7] 15  △ グランシェリー   牝2 54 浜 中  1.1/4   9
11[5] 9     エクスペリエンス  牝2 54 四 位  クビ    18
12[8] 17     ダイヤモンドハイ  牝2 54 武 幸  1.3/4   11
13[7] 14     スイートガーデン  牝2 54 太 宰  クビ    17
14[6] 11     ヤマニンアリエッタ 牝2 54 高 倉  1/2     16
15[1] 2     トーセンシルエット 牝2 54 江田照  1.1/2   12
16[2] 3     マイネグラティア  牝2 54  幸   2.1/2   15
17[3] 5     ニホンピロアンバー 牝2 54 酒 井  5      14
18[2] 4     メイショウアサツユ 牝2 54 池 添  大差    13
  
払戻金 単勝 8 1460円
    複勝 8 340円 / 10 120円 / 6 460円
    枠連 4-5 670円
    馬連 8-10 1240円 / 馬単 8-10 4250円
    3連複 6-8-10 6220円 / 3連単 8-10-6 42130円
    ワイド 8-10 570円 / 6-8 2660円 / 6-10 860円
  

感想と言い訳?!

 レッドリヴェールにはちょっとダマされたっ!!感が…w。マイナス8キロの418キロではとても買えないなぁと軽視したら、見事な勝利です。札幌2歳Sとこの勲章を合わせれば、世代代表馬を自負できる立派な実績です。

 1番人気、ハープスターは猛追し、最後は狭いところをこじ開けての届かず2着。十分凄みは見せたと言える内容で、ある意味勝ち馬よりも目立ったといえるでしょう。今後楽しみの持てる内容です。

 3着にフォーエバーモアが入り、終わってみれば結局(旨味のない?!)無敗馬決着となりました。後はクリスマスがハナきれず、後方からの競馬で道中ははやくも鞭の入る始末で、絶対ダメだと思っていたら、4着まで突っ込んできました。実におそろしい。

2013/12/8 2歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
ある程度ペースが落ち着いたとしても、やはり差し馬有利は変わりない。ゴール前の急坂もポイントで適性が問われる。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 レーヴデトワール 牝2 54.0 福永 祐一
1 02   トーセンシルエット 牝2 54.0 江田 照男
2 03   マイネグラティア 牝2 54.0 幸 英明
2 04   メイショウアサツユ 牝2 54.0 池添 謙一
3 05   ニホンピロアンバー 牝2 54.0 酒井 学
3 06   フォーエバーモア 牝2 54.0 蛯名 正義
4 07   マジックタイム 牝2 54.0 後藤 浩輝
4 08   レッドリヴェール 牝2 54.0 戸崎 圭太
5 09   エクスペリエンス 牝2 54.0 四位 洋文
5 10 ハープスター 牝2 54.0 川田 将雅
6 11   ヤマニンアリエッタ 牝2 54.0 高倉 稜
6 12 × クリスマス 牝2 54.0 M.デムーロ
7 13 マーブルカテドラル 牝2 54.0 田辺 裕信
7 14   スイートガーデン 牝2 54.0 太宰 啓介
7 15 グランシェリー 牝2 54.0 浜中 俊
8 16 × モズハツコイ 牝2 54.0 M.バルザロ
8 17   ダイヤモンドハイ 牝2 54.0 武 幸四郎
8 18 × ホウライアキコ 牝2 54.0 和田 竜二
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
これといって行く馬が不在で、この距離にしては比較的ゆったり流れそう。 とはいえ、2歳牝馬戦ゆえ、かかる馬も少なからず出てきそう。
信頼度
D
混戦
1人気馬は休み明け、他馬の力関係も計れず混戦模様。波乱要素も内在。
予想本文 

 まだこれといった中心馬が確定しておらず混沌としている阪神ジュベナイルF。牝馬と言えば関西馬も昔の話。今年のメンバーは関東馬も負けていない情勢。まだ力関係が明瞭出ない中の予想は至難を極めるが、どうしても人気となる無敗馬に対しての見極めがポイントとなりそう。

 マーブルカテドラルの脚質はこのレースでは理想的と言えよう。中団につけ、そこから速い脚が繰り出せる。今回は関西遠征となるため馬体チェックは必要だが、相手が揃ったここでも良い勝負ができそうだ。ハイレベルといわれた新潟2歳Sでは確かに5着に破れてはいる。しかしその後レースを重ねることで、脚質に幅が出てきた。ローテ的にも好感だし、今の順調度を買いたい。

 前走、新潟2歳Sのレース内容は秀逸で、1番人気は順当と思うハープスターではあるが、やはり3ヶ月明けは気になる材料。この時期の牝馬にとって3ヶ月の実戦離れは相当大きい。現状、100%の状態は望めないだろう。他馬が積み重ねた上積みとの差し引きを考慮すれば、普通は手が出せないのだが、あの調教を見せられては考えも変わる。じっくりと乗り込まれ、今は古馬OP馬に先着するほど。ここを難なく勝利するようなら相当の器だろう。

 阪神コースの経験がないだけに、坂のあるコース対応の懸念は残るが、レーヴデトワールも、脚質、枠順と理想的な要素が揃っている。敗戦経験があるのも、人気的には逆に旨味がある。牝馬のマイル戦はおまかせの鞍上でもあり、安定したレース振りが期待できそう。ローテーション的には詰まっているので、当日の馬体減には注意。

 このメンバーでの実力は未知なところがあるが、一叩きされたグランシェリーが人気的にも面白そう。マイルは初経験となるが追い切りではよく動いており、何より阪神向きのパワータイプ。あっと言わせる下地はある。

 ファンタジーS 2着のモズハツコイも軽視できない存在。すでに有力他馬との勝負付けが済んでいるといえる実績だが、前走のレースぶりには見るべきものがあった。引き続き同鞍上ということもあり、1票投じておきたい。

 持てるスピードを考慮すれば、もっと評価を高めて良いホウライアキコ。ただ、やはり先行脚質と大外枠はいただけない。地力的に無視はできぬがここは押さえまでとした。

 復帰初戦の大敗は気になるところだが、クリスマスの巻き返しはないだろうか。アルテミスSでは1番人気を裏切る形になったが、一概に距離とはいえないだろう。ただ今回は場合によってはハナを切る展開。このレースで逃げ切るのは至難といえ、鞍上の手腕に託すことになる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

13=10
→01,15,16,18,12
(30点)
ハープスターが前評判通りの強さを見せるかどうかがポイントとなる一戦だが、正直その判断は難しいところ。
順調度を信頼し、マーブルカテドラルを上位評価にした。馬券はこの2頭からの3連単マルチながし。
信頼度が低いレースでもあるし、あまり手を広げたくないところではあるが、高配狙いならマーブルーレーヴのマルチながしも悪くはないだろう。
2013年11月10日(日) / 京都 2200m 芝・右 外 / 雨・重
サラ系3歳以上 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  ○  メイショウマンボ  牝3 54 武 幸  2:16.6  2
2[8] 18      ラキシス      牝3 54 川 田  1.1/4   6
3[4] 7      アロマティコ    牝4 56 三 浦  クビ    5
4[8] 17      トーセンアルニカ  牝3 54 池 添  1.3/4   13
5[7] 14  △  デニムアンドルビー 牝3 54 内 田  アタマ  3
6[3] 5      ホエールキャプチャ 牝5 56 蛯 名  ハナ    4
7[1] 1  △  オールザットジャズ 牝5 56 バルザ  1/2     7
8[3] 6      ハナズゴール    牝4 56 武 豊  クビ    9
9[1] 2  ▲  ディアデラマドレ  牝3 54 藤岡康  ハナ    8
10[5] 9  ◎  ヴィルシーナ    牝4 56 岩 田  ハナ    1
11[2] 4      ミッドサマーフェア 牝4 56 福 永  ハナ    15
12[5] 10      エディン      牝4 56 藤 田  1/2     10
13[7] 13      レインボーダリア  牝6 56 和 田  1/2     11
14[8] 16      セキショウ     牝3 54 吉田豊  クビ    14
15[4] 8  ×  マルセリーナ    牝5 56 Mデム  クビ    12
16[6] 12      セレブリティモデル 牝3 54 松 田  2.1/2   17
17[6] 11      タガノイノセンス  牝6 56  幸   クビ    16
18[7] 15     Bスピードリッパー  牝5 56 秋 山  クビ    18
  
払戻金 単勝 12 350円
    複勝 12 160円 / 13 220円 / 5 220円
    枠連 6-7 480円
    馬連 12-13 1100円 / 馬単 12-13 2040円
    3連複 5-12-13 3200円 / 3連単 12-13-5 12240円
    ワイド 12-13 490円 / 5-12 560円 / 5-13 860円	
  

感想と言い訳?!

 雨予想は確認していましたが、馬場に影響するほどではないと踏んでいました。
しかし当日は2年連続となる重馬場。逆に重とみながら良馬場だった天皇賞・秋と同じく、また天候状態からつまずきました。いやぁ、惨憺たる大ハズレです。w

 まぁ、そんな影響はほとんど微々たるものといわんばかりのメイショウマンボの完勝でした。
この馬が1番人気でないのはおかしいといいながら、自身も本命を打たなかったことは悔やまれます。正直なところをいえば、幸四郎騎手はやっぱり穴向けの騎手という印象が強いので、それが若干影響しました。しかし、レースは馬の強さよりも、むしろ騎手の凄みを感じさせる本当に完璧なレースでした。

 一方でマズかったのはヴィルシーナ。直線勝ち馬にうまく封じ込まれた点はあったが、それでも割ってこれるかと思いましたが…。

 2着ラキシスも強いですね。大外枠、実績の割に人気があるので見送ったのですが、力量を証明しました。

2013/11/10 3歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝2200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
前残り目立つ現京都コース。例年通りスローに陥れば、先行馬がかなり有利。ただ、広い京都の外回り。差し馬も競馬はしやすく、展開ひとつで十分差しきりも可能。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 オールザットジャズ 牝5 56.0 M.バルザロ
1 02 ディアデラマドレ 牝3 54.0 藤岡 康太
2 03 メイショウマンボ 牝3 54.0 武 幸四郎
2 04   ミッドサマーフェア 牝4 56.0 福永 祐一
3 05   ホエールキャプチャ 牝5 56.0 蛯名 正義
3 06   ハナズゴール 牝4 56.0 武 豊
4 07   アロマティコ 牝4 56.0 三浦 皇成
4 08 × マルセリーナ 牝5 56.0 M.デムーロ
5 09 ヴィルシーナ 牝4 56.0 岩田 康誠
5 10   エディン 牝4 56.0 藤田 伸二
6 11   タガノイノセンス 牝6 56.0 幸 英明
6 12   セレブリティモデル 牝3 54.0 松田 大作
7 13   レインボーダリア 牝6 56.0 柴田 善臣
7 14 デニムアンドルビー 牝3 54.0 内田 博幸
7 15   スピードリッパー 牝5 56.0 秋山 真一郎
8 16   セキショウ 牝3 54.0 吉田 豊
8 17   トーセンアルニカ 牝3 54.0 池添 謙一
8 18   ラキシス 牝3 54.0 川田 将雅
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
10、16の先行争い。スロー二なりがちなレースだが、今回は例年とは異なる速めの流れ。
信頼度
D
波乱内在
3歳同世代間でも混戦気味の勢力図に古馬を含めた新勢力が加わる。古馬陣の調子も今ひとつつかめず、波乱要素内在。
予想本文 

 3歳馬か、古馬か。エリザベス女王杯は常にそれがテーマなるが、牝馬戦ゆえに古馬の力量が判別しづらいという難しさがある。ただ、最近はそれでも地力差が結構明確であったため、予想もしやすく平穏傾向が続いた。しかし今年は古馬陣も3歳勢も微妙な力関係。一筋縄ではいかない雲行きだ。

 牝馬が牡馬と対等に渡り合えるようになってきた時代。一昔前ならいざ知らず、ヴィルシーナの最近の成績は気にならないわけではない。いくら牡馬一線級相手とはいえ、着順的には大敗している点はいささか不安。しかし、前走京都大賞典に限っては、むしろ好感持てる内容だった。ゴールドシップが大敗する異質なレースとなった中、先行しながらも簡単に引き下がらずしっかりと粘ってみせていた。地力の高さを窺える内容で、過去連対を外していない牝馬同士のここ舞台なら大いに胸を張れる。前走の敗戦は、わずかとはいえ人気集中にも待ったをかける効果も期待できる。3歳馬と違い、ここを目標として仕上げてきた古馬の地力をここは本命として信頼したい。

 オークス、秋華賞の2冠を完勝といっていい内容で勝利。その実績の割に今ひとつ信用を得られていないメイショウマンボ。派手なレースぶりからも圧倒的1番人気かとも思いきや、その座は危うい状態。そういう意味では、今回も引き続き狙う旨味は残っている。だが、さすがに状態については秋華賞がピーク。ここは現状維持に努める仕上げだけに上積みは見込めない。それでもこのメンバーなら地力上位で主力を担う一翼ではあろう。斤量の恩恵もあるので、一概に3歳馬は不利ともいえない。

 既存の実績馬以外に条件級を連勝してきた上がり馬の参戦も目立つ今回のレース。その中でもディアデラマドレは、すでに時計的な裏付けがあり、かつ33秒の末脚を持つ。G1レースであっても通用の下地があるといえよう。ここでもかなり高い比率で、上位に差し込んできそうだ。ただ、このエリザベス女王杯は、京都外回りであっても、追い込み馬にあまりやさしくない。前にいる馬も早い脚を使ってくるので、これまでのように楽に突き抜けるという形までは高望みかもしれない。

 本命馬と同じく京都大賞典組のオールザットジャズが、狙いとして面白い。京都大賞典が異質なレースで、そこでの着順がある程度度外視できるのは前述の通り。元々かなり攻め駆けする馬ではあるが、調教であれだけのパフォーマンスをみせられるとさすがに食指も動く。特別切れる脚がある印象はないが、牝馬戦なら堅実でしぶといタイプ。どちらに転ぶかはわからないが、この鞍上変更も一興。

 G1レースを2戦ともメイショウマンボに攫われた格好のデニムアンドルビー。ローズSでの先着を出さずとも、そもそも1番人気はこの馬。おいしいところを持って行かれてしまったとはいえ、同等の能力を有することは言うまでも無い。ただ、ここでしっかりリベンジしていかないと、差は大きく開いていく。上述の僚馬、オールザットジャズに調教で大きく離される結果とはなったが、自身の形は維持しておりそれがレース上での優劣にはつながらない。調子的にはまずまずとはみているが、問題はやはりスタートからの位置取りだろう。もう少し前であの脚が繰り出せたら、復権はかなり近づくはず。

 距離的、年齢的にかなり見限っているマルセリーナをもう一度だけ買ってみたい。鞍上を意識したことも多分にあることは否めないが、前走にも見応えはあった。同レースの勝ち馬ホエールキャプチャは今回、やはり距離が理由で有力馬ながら無印にしている。個人的にはこのマルセリーナもほぼ同評価。ならば人気的にも穴馬としてこちらを抜擢してみる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸1頭マルチ:

09
→03,02,01,14,08
(60点)
結果的に無難な予想順位になってしまったが、波乱要素はそれなりに高い。やはり、古馬、3歳のそれぞれの代表馬、ヴィルシーナとメイショウマンボは頭一つ評価が高くなった。穴馬介在の可能性も高いので、馬券的にはこの2頭軸のマルチを手広くとも思ったが、それほど配当期待できそうもないので、ヴィルシーナの1頭軸マルチながしで、逆にヒモを絞ってみた。
2013年10月13日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  ○  メイショウマンボ  牝3 55 武 幸  1:58.6  3
2[1] 1  ◎  スマートレイアー  牝3 55 武 豊  1.1/4   2
3[7] 13      リラコサージュ   牝3 55 池 添  頭      15
4[7] 14  ▲  デニムアンドルビー 牝3 55 内 田  ハナ    1
5[6] 11      リボントリコロール 牝3 55 横山典  1/2     12
6[1] 2      シャトーブランシュ 牝3 55 北村友  ハナ    8
7[4] 7  ×  トーセンソレイユ  牝3 55 メンデ  クビ    9
8[3] 5      セキショウ     牝3 55 吉田豊  ハナ    11
9[4] 8      マコトブリジャール 牝3 55 柴田大  クビ    16
10[3] 6      ウリウリ      牝3 55 浜 中  クビ    7
11[8] 17  ×  ローブティサージュ 牝3 55 岩 田  1/2     5
12[6] 12  △  エバーブロッサム  牝3 55 戸 崎  1.1/4   4
13[2] 3  ×  ティアーモ     牝3 55 川 田  クビ    6
14[5] 9      ノボリディアーナ  牝3 55  幸   クビ    10
15[2] 4      コレクターアイテム 牝3 55 秋 山  クビ    14
16[8] 18      セレブリティモデル 牝3 55 松 山  2      17
17[5] 10      サクラプレジール  牝3 55 福 永  1.1/2   13
18[7] 15      ビーナストリック  牝3 55 津 村  大差    18
  
払戻金 単勝 16 520円
    複勝 16 200円 / 1 180円 / 13 2260円
    枠連 1-8 630円
    馬連 1-16 950円 / 馬単 16-1 2250円
    3連複 1-13-16 50030円 / 3連単 16-1-13 233560円
    ワイド 1-16 500円 / 13-16 9820円 / 1-13 7480円
  

感想と言い訳?!

本命スマートレイアーに対して描いていた勝利イメージを、そっくりそのままトレースしたかのようにメイショウマンボが実行してしまいました。さすがのオークス馬の貫禄を見せつける実に完璧で、強い競馬だったと思います。
 一方、スマートレイアーはスタートですんなりといかず、まさかの最後方スタート。完全に終わったと思いましたが、きっちり詰めてきました。これで、念願どおり、G1レースでの武兄弟ワンツーが見事達成となりました。いつもいつも兄が勝ってたので、幸四郎勝利は素直によかったなぁと思います。それにしても、インタビューで語ってましたが、すごい自信があったようですね。
・・・レース前に言って欲しいです。(笑)

若干、「さっ、詐欺だぁ~!」気味だったのは3着に入ったリラコサージュ。
マイナス12キロの414キロでは、「さすがに…」と思ったんですが、激走してくれました。
今回は武兄弟総ながし馬券があったんで、かすってくれましたけどもね…。

尚、ちゃんと前日にUPしていたんですが、今回の予想はトップページにちゃんと反映できてなかったようでした。 申し訳ありません。

2013/10/13 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りであることと、直線が短いことが最大の特徴。当然内枠先行馬が有利。ただ、包まれるリスクも高い。G1レースともなると、流れも早くなるため、一概に有利不利は論じにくい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 スマートレイアー 牝3 55.0 武 豊
1 02   シャトーブランシュ 牝3 55.0 北村 友一
2 03 × ティアーモ 牝3 55.0 川田 将雅
2 04   コレクターアイテム 牝3 55.0 秋山 真一郎
3 05   セキショウ 牝3 55.0 吉田 豊
3 06   ウリウリ 牝3 55.0 浜中 俊
4 07 × トーセンソレイユ 牝3 55.0 メンディザ
4 08   マコトブリジャール 牝3 55.0 柴田 大知
5 09   ノボリディアーナ 牝3 55.0 幸 英明
5 10   サクラプレジール 牝3 55.0 福永 祐一
6 11   リボントリコロール 牝3 55.0 横山 典弘
6 12 エバーブロッサム 牝3 55.0 戸崎 圭太
7 13   リラコサージュ 牝3 55.0 池添 謙一
7 14 デニムアンドルビー 牝3 55.0 内田 博幸
7 15   ビーナストリック 牝3 55.0 津村 明秀
8 16 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
8 17 × ローブティサージュ 牝3 55.0 岩田 康誠
8 18   セレブリティモデル 牝3 55.0 松山 弘平
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
内回りを意識されてか、例年、このレースはペースが早めの傾向。今回も先行勢はそれなりに揃っており、淀みなく流れそう。
信頼度
D
波乱内在
トライアルレースが極端な展開になったため、連動性に疑問。加えて各馬の実力差も接近しており、波乱の可能性も。
予想本文 

 期待の日本馬2頭が参戦した凱旋門賞は、残念な結果に終わった。だが、叶えば夢は夢でなくなってしまう。引き続き目標があるということは日本の競馬界にとっては、意義あることなのかもしれない。一方、国内秋G1は3歳牝馬の3冠目、秋華賞。今年のこの世代の牝馬は中心馬不在といっていい。空洞の世代か、否か。それが問われる一戦となりそうだ。

 ぎりぎり間に合ったスマートレイアー。この馬を格下扱いにできない事は述べるまでもない。残してきた走破時計は現実績馬をはるかに上回る。無論、時計がすべてではないのが競馬とはいえ、そのレースを見た者には十分期待感を抱かせるレースぶりだった。有力馬より前に位置しながら、速い脚を繰り出せるのはこのメンバーなら大きな武器になる。加えて内枠となれば、包まれるリスクは名手に補ってもらうことで、その利を最大限に活かせる。やはり本命とせざるを得ない。

 前走、道悪と大外枠を考慮すれば、休養明け初戦としてはまずまずの結果のメイショウマンボ。デニムアンドルビーには差し比べで破れたとはいえ、展開面も考慮すれば仕方ない面もあり、それほど見劣りするものではなかった。追い込み脚質に近い差し馬だが、ある程度の器用さは備えており、得意の京都で巻き返しに期待したい。ここはオークス馬の意地がみたいところだ。

 なんだかんだいっても、ローズS組のこのレースにおける連動性はかなり高い。そこでデニムアンドルビーは、14キロ増の馬体重、さらに悪癖の出遅れもありながら、最後方から差し切り、1番人気に応えたことは賞賛に値する。ただ、その豪快なレースぶりは魅力的ではあるものの、やはり京都内回り2000mでは不安の方が先立つ。地力は認めるも、前走と同じような最後方からではおそらくは届かない。もちろんそれは承知の上だろうから、その上でどんな競馬を見せてくれるか。とにかく出負けだけはやはり避けたいところ。

 エバーブロッサムの前走は輸送による馬体減と道悪馬場でまるで競馬にならなかった。秋初戦としては、不安の残る立ち上がりとなったが、一方で人気落ちによる狙いやすさが増した。一叩きを経て、その末脚のキレが戻ってくればやはり怖い存在。少なくとも前走のような無様な負け方はすまいと信じたい。前走が度外視できれば、ここでの好走に頷ける実績がある。

 阪神JF後、どうにもパッとしない成績が続き、よくある早熟馬の流れに陥りつつあるローブティサージュだが、まだ復活要素は残っている。その根拠はやはり前走ローズSにある。一度は勝利もあるかと思わせた直線の抜け出しだったが、最後は後続馬に飲まれてしまった。それでも完全に前崩れのレースの中、先行しての6着は立派。これ以上の距離延長は疑問も、この舞台ならまだ戦える。

 オークスでは7馬身ちぎられたティアーモだが、まだ底を見せた感はない。軽量の上、ローカルではあるが、前走ではハイペースの中、先行してよく踏ん張りをみせていた。ここでも積極策に出れば、面白い結果も期待できる。

 ディープインパクトの妹という注目ばかり集めながら、今のところその重い期待には応え切れていないトーセンソレイユ。しかしここにきて動きはよくなってきており、良血開花の兆しはある。前走大敗からの巻き返しだが大駆けがあっても驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

01=16
→14,12,17,03,07
(30点)
土砂降りによる重馬場、ハイペースによる前崩れと、非常に異質だったローズSは、今回の連動性には確かに疑問。ただ、オークス上位組であるメイショウマンボ、デニムアンドルビーには一定の信頼は置けそう。ここに新星スマートレイアーが絡む構図だが、傑出馬不在の現状と、内枠を買ってこちらを本命にしたい。相手はやはりこの2頭のどちらかというところになるが、京都内回り2000mならメイショウマンボに分があるとみる。いい加減、武兄弟のG1ワンツーが見てみたいが、3連単マルチながしで。
2013年5月19日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  △ メイショウマンボ  牝3 55 武 幸  2:25.2  9
2[7] 13  × エバーブロッサム  牝3 55 戸 崎  1.1/4   5
3[3] 5  ○ デニムアンドルビー 牝3 55 内 田  2      1
4[2] 4     アユサン      牝3 55 丸 山  1.1/4   3
5[6] 12     フロアクラフト   牝3 55 松 山  1.3/4   17
6[4] 7     ティアーモ     牝3 55 藤岡佑  1.1/2   14
7[8] 17     スイートサルサ   牝3 55 蛯 名  1/2     11
8[5] 10  △ リラコサージュ   牝3 55 柴田善  クビ    13
9[5] 9  ▲ ローブティサージュ 牝3 55 岩 田  1.1/2   7
10[4] 8     ブリリアントアスク 牝3 55 武士沢  1.1/4   18
11[7] 14     プリンセスジャック 牝3 55 福 永  クビ    10
12[8] 16  × クロフネサプライズ 牝3 55 武 豊  1.1/4   4
13[7] 15     セレブリティモデル 牝3 55 田中勝  3/4     12
14[3] 6     サクラプレジール  牝3 55 横山典  1.1/2   6
15[8] 18  × トーセンソレイユ  牝3 55 ウィリ  アタマ  8
16[1] 2     ブリュネット    牝3 55 和 田  1.1/4   15
17[1] 1  ◎ レッドオーヴァル  牝3 55 Cデム  3/4     2
18[6] 11     クラウンロゼ    牝3 55 三 浦  5      16
  
払戻金 単勝 3 2850円
    複勝 3 710円 / 13 260円 / 5 150円
    枠連 2-7 1540円
    馬連 3-13 13880円 / 馬単 3-13 31120円
    3連複 3-5-13 15610円 / 3連単 3-13-5 150480円
    ワイド 3-13 3670円 / 3-5 2310円 / 5-13 490円
  

感想と言い訳?!

 メイショウマンボが鮮やかに快勝。期待された桜花賞から見事な巻き返しを見せました。武幸四郎騎手も本当に久しぶりのG1戴冠となりました。
一方で、桜花賞で好走したレッドオーヴァルは大敗。差し馬なら距離延長の影響は少ないと踏んでいましたが、さすがに距離の壁と思わざるを得ない大敗を喫しました。2,3着の上位を占めたのは別路線組。中でもトライアル2着続きのエバーブロッサムの2着は健闘と言えます。

 レッドオーヴァルが来なければどうにもならない馬券でしたので、カスリもしませんでした。w
どうも今年は調子が悪いです。次週はダービー。締めてかからねば。。。

2013/5/19 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
コース図
やや天候下り坂もひとまず良馬場開催の模様。この舞台設定はスローペースになりがちだが、このレースに限っては比較的ハイラップ。外も伸びるようになってきており、差し馬に利がありそう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 レッドオーヴァル 牝3 55.0 C.デムーロ
1 02   ブリュネット 牝3 55.0 和田 竜二
2 03 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
2 04   アユサン 牝3 55.0 丸山 元気
3 05 デニムアンドルビー 牝3 55.0 内田 博幸
3 06   サクラプレジール 牝3 55.0 横山 典弘
4 07   ティアーモ 牝3 55.0 藤岡 佑介
4 08   ブリリアントアスク 牝3 55.0 武士沢 友治
5 09 ローブティサージュ 牝3 55.0 岩田 康誠
5 10 リラコサージュ 牝3 55.0 柴田 善臣
6 11   クラウンロゼ 牝3 55.0 三浦 皇成
6 12   フロアクラフト 牝3 55.0 松山 弘平
7 13 × エバーブロッサム 牝3 55.0 戸崎 圭太
7 14   プリンセスジャック 牝3 55.0 福永 祐一
7 15   セレブリティモデル 牝3 55.0 田中 勝春
8 16 × クロフネサプライズ 牝3 55.0 武 豊
8 17   スイートサルサ 牝3 55.0 蛯名 正義
8 18 × トーセンソレイユ 牝3 55.0 C.ウィリアムズ
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
16のハナは濃厚。極力ペースは落としにかかる。それでも極端なスローペースは考えづらく、やはり差し馬有利。
信頼度
C
混戦
今年との牝馬クラシック戦線は各馬実力差は少なく、既存勢力は決して盤石ではない。新星出現もありえる混戦模様。
予想本文 

 デムーロ兄弟のワンツーとなった桜花賞、第2幕のオークスではC.デムーロはと大接戦を演じた兄の馬を駆ることになる。ひと昔前の「お手馬」という概念は希薄になってしまった。良い悪いは別として、外国人騎手の参戦はそういったところにも影響を及ぼしたのだということを改めて実感させられた。

 そのデムーロ兄弟のお手馬(?)、レッドオーヴァル。線が細い一方で、切れ味に優れるいかにも牝馬マイラーといったイメージがあるだけに、ここでの距離延長は歓迎とはいえない。だが、充実一途の追い切りをみせられ、ここにきてその不安は薄まってきた。決して絶対的に能力上位とも思えないが、前々走、チューリップ賞のような極端なスローでなければ、確実な末脚のあるこの馬の安定感は軸として安心感が高い。最内枠は少々気になるが、桜花賞から引き続き、この馬を中心視したい。

 オークスは桜花賞組からというセオリーを踏まえながらも、意識せざるをえないレースぶりを前走で見せたデニムアンドルビー。スローの流れの中、最後方から大外まくった挙げ句、直線でもそのまま押し切って力でねじ伏せた。フローラSのレースレベルうんぬんよりも、東京、中距離コースの舞台でこういうレースができたことが何より大きい。無論、一段と強化されたメンバー相手に同じようなレースができるか不安点はあるが、他馬が距離に不安を抱える中、その不安がなく臨めるだけでもアドバンテージを持つと言えよう。

 桜花賞では敗れたローブティサージュ。ただ、ややスムーズさを欠いてしまったレースになってしまい、敗戦の言い訳はできる状況。むしろ、大敗したチューリップ賞から、2歳女王復活を窺える復調ぶりで、結果としては収穫があったレース。1800mの経験があり、母父シングスピールからも距離にも不安は少ないはず。岩田騎手に代わって巻き返しを図る一戦。桜花賞では印を打たなかったが、今回は期待してみたい。

 前走は期待はずれとなってしまったメイショウマンボ。しかしまだ見限ることができない。むしろ人気落ちを考慮すれば積極的に買ってみたい。1400m戦の経験も多いだけに距離的な不安がないわけではないが、血統的には問題ないはず。桜花賞ではまるで不発に終わった末脚。その理由が今ひとつ不明だが、気分的にムラがあるのかもしれない。不確定要素は強いがハマッた時がやはり怖い。

 今回はフラワーC、スイートピーSなど、別路線組にも目移りする状況だが、こちらも拮抗した混戦模様。その中で2400mという距離伸びた舞台で楽しみ増すのはリラコサージュ。未勝利脱出にもたついたものの、ここ2戦の内容は素晴らしい。一瞬ポニーが混じっているのか?と思ってしまうほど小柄な牝馬だが、父ブライアンズタイムはまさにオークス向きで、小粒だと侮っていると痛い目に遭いそうだ。

 トーセンソレイユも、上記メイショウマンボと同じく、期待されながら桜花賞では末不発に終わった。もっとも出遅れがあったのは事実だが、それにしても勝ち馬から5馬身差はちょっと負けすぎ。それだけにG1の壁と切り捨てることが、逆にできなかった。人気的にはかなり落ちたのでその旨味も考慮。

 クロフネサプライズはハナを切りそうな今回、やはり逃げ切れるのかという不安がつきまとう。いっそ無印にとも考えたが、同じく軽視した桜花賞で4着と、馬群に飲まれそうになりながらも、驚異的な粘り腰をみせた地力はやはり認めざるをえない。

 後方からの末脚自慢のディープインパクト産駒、エバーブロッサム。僅差の連続2着で惜しいレースが続くが、それゆえやや地味に映っていることが逆に狙い目になりそう。無欲の突っ込みがはやり怖い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

01=05
→09,03,10,18,16,13
(36点)

01=09
→05,03,10,18,16,13
(36点)

 桜花賞とオークスの連動性の高さはいうまでもない。大幅な距離延長にも関わらず、ここまで連動性が高いのは、レースペースにありそう。オークスでは距離が伸びるにも関わらず、若い牝馬のレースであるゆえか、意外にもスローペースにはなりにくい。結果、瞬発力に富むマイラーでも通用しやすいのではないだろうか。そういった意味では通常は桜花賞組中心で問題はない。ただ、今年の桜花賞は時計的にはかなり低レベル。今ひとつ主役とよべる中心馬も不在の状況でもあるため、別路線組の台頭や、波乱要素も少なからず内在する。

 その当たりの葛藤が、桜花賞馬を無印に追いやってしまったが、レッドオーヴァルについてはやはりここも中心視したい。相手は新星期待のデニムアンドルビーと、復活期待のローブティサージュとし、3連単マルチながし勝負。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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