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2017/3/26 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中京 B
  • 芝1200m
    左回り
  • 稍重
    見込み
道中の下りと直線の急坂。ラップは平均傾向でペースの緩急は少ない。先行有利の他場と異なり、差し通用の舞台。差し馬の一変に注意。ただ、複勝圏内なら、逃げ・先行馬に安定感あり。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ティーハーフ 牡7 57.0 国分優作
1 02 フィエロ 牡8 57.0 内田博幸
2 03 レッツゴードンキ 牝5 55.0 岩田康誠
2 04   ラインスピリット 牡6 57.0 森一馬
3 05   レッドアリオン 牡7 57.0 菱田裕二
3 06 セイウンコウセイ 牡4 57.0 幸英明
4 07 レッドファルクス 牡6 57.0 M.デムーロ
4 08   バクシンテイオー 牡8 57.0 シュタル
5 09 シュウジ 牡4 57.0 川田将雅
5 10   クリスマス 牝6 55.0 藤岡佑介
6 11   スノードラゴン 牡9 57.0 大野拓弥
6 12 メラグラーナ 牝5 55.0 戸崎圭太
7 13   ソルヴェイグ 牝4 55.0 田辺裕信
7 14   トーキングドラム 牡7 57.0 藤岡康太
7 15   ヒルノデイバロー 牡6 57.0 四位洋文
8 16   トウショウピスト 牡5 57.0 吉田豊
8 17 ナックビーナス 牝4 55.0 石川裕紀
8 18   ワンスインナムーン 牝4 55.0 石橋脩
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ

G1のスプリント戦。当然テンから早い流れとなる。その流れについて行き、それでも止まらない馬が勝利を手にする。

信頼度
C
上位拮抗
各馬実力拮抗しており、差は僅か。展開の影響も多分にあり、天候や馬場も気になる所。
予想本文 

~ 空位の短距離界 ~
 スプリントホースはピークが短いのか、これまでの有力どころが軒並み不参加で、今年もやや寂しいメンバー構成。奇しくもドバイウィークで、海外競馬も買えるようになってそちらに負けないよう盛り上げてほしいところ。

 この馬とはどうも相性が良くないが、それでもシュウジを本命に推す。気性的に難しいところがあるが、地力的にはトップクラス。持ち前の能力がいかんなく発揮できれば、筆頭候補の資格はある。前走の大敗が大いに気になるが、その分、人気が落ちた旨味を拾いたい。ただ、やはり当日気配は要チェックで、あまりイレ込みがきついようだと、一転圏外候補にもなりかねない一面も。

 休養明けでもレッドファルクス。期待された香港スプリントは大敗したが、3戦3勝の得意の中京での巻き返しに期待。秋のG1チャンピオンとしては今回のメンバー相手なら格好はつけてほしいところ。引き続きの鞍上で大きな崩れはないはず。

 後方からの末脚は抜群のキレがあるメラグラーナ。大型馬で典型的なスプリンター。観るものを魅了する差し脚に、人気があるのも頷ける。まだ実績的には心もとない面もあるが、時計的には申し分なく、上がりの脚も確か。やはり期待感の方が大きい。首位候補の一角。

 めきめきと頭角を現してきたセイウンコウセイ。こちらも時計的に十分通用の下地があり、今、勢いのある先行馬。高松宮記念は意外と先行が残るデータも心強い。何より状態の良さが目立ち、絶好調が伺える。

 一叩きされてソルヴェイグも状態は上向きのはず。スプリント転向は成功したと言える実績を残し、特にG1での3着の実績はここでは重みも持つ。明け4歳でまだまだ伸びしろがあり、将来を含め、楽しみな一頭。

 レッツゴードンキは1番人気で迎えた前走をきっちり勝利したことを評価したい。スプリント戦ではまだ不安もあるが、時間をかけてこの距離の適性を伸ばしてきた印象もある。

  8歳の古豪ながらフィエロの堅実味には恐れ入る。大レースでも大崩れのない競馬っぷりはやはり連下には一考したいところ。

 外枠ではあるが、ナックビーナスも時計がかかるようなら、堅実な先行力があるだけに面白い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

09=07
→12,06,13,03,02,17
(36点)

09=12
→07,06,13,03,02,17
(36点)
手薄なメンバーとは言え、その分馬券的にはそれなり面白みはあるが、確たる軸馬も不在が困るところ。やや馬券的旨味を考慮して、シュウジを本命視。その分、相手には安定勢力のレッドファルクスを指名。ただ、メラグラーナもかなり気になる存在ではあり、シュウジの当日気配によっては再考もありうる。
馬券はシュウジからの3連単2頭軸マルチながしで。
2017/2/19 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京
  • ダート
    1600m
    左回り

  • 見込み
スタートの斜めの芝コースが大きな特徴。芝適性があれば外枠有利。前半ラップは35秒台が通常で比較的早めに流れる。最後の直線も広くて長く、ダート戦では唯一といっていい差し馬でも勝負になるコース形態。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 サウンドトゥルー セ7 57.0 柴田善臣
1 02   ホワイトフーガ 牝5 55.0 蛯名正義
2 03 ゴールドドリーム 牡4 57.0 M.デムーロ
2 04 コパノリッキー 牡7 57.0 武豊
3 05   アスカノロマン 牡6 57.0 和田竜二
3 06 モーニン 牡5 57.0 ムーア
4 07   ブライトライン 牡8 57.0 石橋脩
4 08   デニムアンドルビー 牝7 55.0 内田博幸
5 09 ベストウォーリア 牡7 57.0 戸崎圭太
5 10 カフジテイク 牡5 57.0 津村明秀
6 11 ノンコノユメ セ5 57.0 ルメール
6 12   ニシケンモノノフ 牡6 57.0 横山典弘
7 13   エイシンバッケン 牡5 57.0 岩田康誠
7 14   キングズガード 牡6 57.0 藤岡佑介
8 15   ケイティブレイブ 牡4 57.0 幸英明
8 16   インカンテーション 牡7 57.0 藤岡康太
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
04はハナにはこだわらないが、それなりにペースは流れ、平均ペース。
信頼度
C
上位拮抗
新鋭、古豪揃うも歴戦の地力上位馬が揃った。広いコースも手伝って、波乱は少なそう。
予想本文 

~ 挑戦者へのエール ~
 前走敗れたとは言え、今の日本のダート界の中心ホースはアウォーディーだろう。だが、この馬はリアルスティールらとともにドバイWCへ直行することとなった。カリフォルニアクロームを倒し、世界一の座についた芦毛の怪物、アロゲートに挑むことになる。今年のフェブラリーSは同馬と凌ぎを削ったおなじみのメンバーが揃った。世界へ挑むライバルにエールを送る意味でも盛り上げてほしいところ。

 地方が主戦場のダートレース。中央の秋G1が中京に舞台を移したことで、東京のマイル戦となるこのレースの特殊性はさらに高まる。その中で東京コースに絶対の自信を持つゴールドドリームの中心は揺るぎない。前走は出遅れがあったとはいえ、不甲斐ない結果に終わったが、東京マイル戦なら負けられない戦いになる。

 相手候補にやや悩んだがベストウォーリアの安定感を買う。差し馬が台頭するイメージのある東京だが、意外と先行勢が残るのが近年の傾向。持ち前の先行力でしぶとく残ることを期待したい。前走のこのレース4着ではあったが、元来、東京の短距離戦の実績は優秀で、後は相手との力関係次第。

 このメンバーなら力量的にはトップクラスのカフジテイク。武蔵野Sでは本命馬に届かなかったとは言え、その強烈な末脚は目を見張るものがあり、以降のレースぶりでその高い地力も証明された。比較的逃げ馬が揃い、舞台は東京。ここはまず間違いなく差し込んでくるだろう。

 安定した成績は残すも今ひとつ抜けきれないノンコノユメ。出遅れ癖解消し、ある程度前につける競馬も覚えたが、どうにも爪の甘いところを見せる。ただ、このあたりで思い切った戦法をとってくる可能性もあり、少々不気味。距離短縮もプラス。

 連覇のかかるモーニンだが、最近は結果が伴わず、ここは再起図る一戦。状態はかなり良く、鞍上手替わりも手伝って復活の雰囲気も十分漂う。自分の競馬ができればその強さは折り紙つき。上位陣との差はほとんどない。

 控えることもできるため、同型の存在はそう気にならないはずのコパノリッキー。だが、それ以前に、近走の振るわぬ成績に、ここは自分との戦いとなろう。かつての相棒を背に、距離短縮の舞台で活路を見出したい。

 秋のチャンピオンズCではアウォーディーを直一気で急襲したサウンドゥルー。その後、注目された東京大賞典、川崎記念では勝つには至らなかったが、G1馬の貫禄は見せてくれた。距離短縮がプラスとはいえないが、ここも展開一つ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

03=09
→10,11,06,04,01
(30点)

03=10
→09,11,06,04,01
(30点)
常連メンバーが揃ったとはいえ、その実力差は拮抗している。3連単を考慮した場合、多少ヒモに怖いところはあるが、およそ上位陣安泰のレースとなりそう。その中でも明け4歳、ゴールドドリームを中心視。東京マイルなら信頼できそうだ。ただ、相手は難しいところ。安定感を買ってベストウォーリアを対抗とし、3連単2頭軸マルチで勝負。カフジテイクに相手を変えるか、1頭軸マルチかで押さえとしておきたい。
2016/12/25 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
スタートはいきなりコーナーからで、内回りのコーナー5回、直線短く、急坂があるという、G1レースの中ではもっともトリッキーなコース設定。外枠不利は言うまでもなく、内枠の先行馬が有利。ただ、1番人気の信頼感は意外に高い傾向がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 キタサンブラック 牡4 57.0 武豊
1 02 ゴールドアクター 牡5 57.0 吉田隼人
2 03   ムスカテール 牡8 57.0 中谷雄太
2 04 ヤマカツエース 牡4 57.0 池添謙一
3 05   サムソンズプライド 牡6 57.0 横山典弘
3 06 サウンズオブアース 牡5 57.0 M.デムーロ
4 07 マルターズアポジー 牡4 57.0 武士沢友
4 08 ミッキークイーン 牝4 55.0 浜中俊
5 09   ヒットザターゲット 牡8 57.0 田辺裕信
5 10 アドマイヤデウス 牡5 57.0 岩田康誠
6 11 サトノダイヤモンド 牡3 55.0 ルメール
6 12   サトノノブレス 牡6 57.0 シュミノ
7 13   デニムアンドルビー 牝6 55.0 バルザロ
7 14 シュヴァルグラン 牡4 57.0 福永祐一
8 15   アルバート 牡5 57.0 戸崎圭太
8 16   マリアライト 牝5 55.0 蛯名正義
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
SH
スローハイ
01は逃げる07を追いかけないが、各馬が早めにまくってくる。前後半の流れがかなり急変する可能性も。
信頼度
B
ヒモ穴注
有力馬決着が濃厚もヒモ穴がからむことが多いのもこのレースの特徴。
予想本文 

~ Betの選択 ~
 古馬と3歳がここで初めて相対することの多い有馬記念。今年も古馬代表馬クラスに、3歳代表馬が挑む形が見られる。やはり競馬ファンとしては楽しみなところであり、来年を占う意味でもこのレースは重要。今年は比較的上位馬の実力がはっきりしており、低オッズを見据えての絞り込みが要求される。少ない配当でもとにかく勝って最後を迎えるか、一か八かの大勝負に出るか、が各々過ごした1年にも影響されるだろうし、まさにこれが有馬記念の醍醐味かも知れない。

 3歳代表、サトノダイヤモンドを本命に据える。いくら斤量差があるとは言え、3歳馬がそのまま有馬記念を制するのはハードルは高く、3冠馬クラスの力が必要。だがこの馬はそれに匹敵する力の持ち主と見る。皐月賞で3着と敗れた中山コースではあるが、直線僅かとは言え、不利があったもの。ダービーでは落鉄があった。何より前走菊花賞の勝ちっぷりが素晴らしく、まだ余裕があるほど。本来この馬には長めの距離とは思うが、それは微々たる問題。むしろ不安があるとすれば、中山内回りだけにあまり後すぎると届かない懸念が残る。前を行くキタサンをどう捉えにいくのかが見ものとなりそう。逆に前が崩れる展開なら、菊花賞と同様、圧勝する可能性もある。

 キタサンブラックは強い。前走、JCにて現役最強馬の座を手にしたと言っていいだろう。東京2400mを自らペースを作っての逃げ切り完勝は圧倒的な価値があり、中山2500mはこの馬にとっては、さらに条件が良くなる。そして、何と言っても、またまた1枠1番を引いたこと。偶然の要素ではあるが、この枠に入った時の結果は周知の通り。後世まで語り継がれるためには、ここでは負けられないところだろう。強いて本命を譲った点としては、やはり前を行く馬の存在。控えて競馬できる馬ではあるが、マークもキツくなること、JCからの連勝が少ないことから少し割引きした。ただ、これまでダービー以外はすべて複勝圏内に入った馬だけに、その点の信頼は厚い。

  長らく勝ち星から遠ざかっているサウンズオブアースだが、当然その力はG1級であることは言うまでもない。特に前走JC2着は秋初戦の京都大賞典で敗れた後だけに、意義ある2着となった。昨年2着のこの舞台で引き続き注目が集まるのも必然と言えよう。状態も依然好調で、やはり連下にはうってつけの有力候補。有力各馬とは勝負付け済んだ感もあるが、まだ逆転の目も展開一つ。

 ゴールドアクターは前走のJCにでは、弾けることができず4着に終わった。しかし、それでも力を見せた4着ともいえ、大きく崩れなかったところはさすが。相性のいい中山に戻って、このレースの連覇への期待も高まる。ただ、やはり前走敗れてしまったことと、昨年のこのレースではうまく行き過ぎた点も考慮すると、多少控えめな評価とならざるをえない。

牝馬と侮れぬミッキークイーン。ぶっつけで臨んだエリザベス女王杯は3着とはいえ、格好はつけた形。一叩きの上積みはかなり見込める所で、今の状態は絶好調のはず。ただ、中山向きの器用さには疑問が残り、後からの競馬が身上でもあるため、短い中山の直線でどういう競馬を行うかが難しいところ。

 シュバルグランも上位陣と引けはとらない。ただ、枠がやや外過ぎてしまった。相手が強力なだけに何か一つ展開利を味方につけたいところ。やはりキタサンを意識して、各馬、早仕掛けによる前崩れが起きることが望ましい。いずれにせよ確実な末脚があるので、連下には十分脅威の存在。

 波乱があるならやはり内目の枠の先行馬。ならば金鯱賞を勝って勢いに乗るヤマカツエース。距離適性には少々不安があるが、時計がかかる展開なら面白い。

 キタサンを差し置き、ハナを切るだろうマルターズアポジー。さすがに直後に本命馬にぴったりつけられる展開はしんどいが、3連勝中の勢いもあり、前残りの展開もありえなくはない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

11=01
→06,02,08,14,04,07
(36点)

11=06
→01,02,08,14,04,07
(36点)
抜けた1、2番人気となったキタサンブラックと、サトノダイヤモンド。どちらも3着以下に敗れる姿はちょっと想像できない。そしてこの2頭に割り込みそうな馬も限られている。負けないことを望むなら馬券的には簡単。だが、当然配当との戦いになるため、大きくゲインするには絞り込みも必要になる。穴馬も挙げたため、推奨馬券は3連単2頭軸マルチとした。主軸にはサトノダイヤモンドを据え、相手にはキタサンか、サウンズオブアースのどちらかは絡むと見る。後は1着ながしで厚めに重ねたい。
2016年12月18日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良 サラ系2歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 17  ☆ サトノアレス    牡2 55 四 位  1:35.4  6
2[5] 10  △ モンドキャンノ   牡2 55 バルザ  1/2     7
3[2] 4     ボンセルヴィーソ  牡2 55 松 山  2      12
4[7] 13  ▲ ミスエルテ     牝2 54 川 田  アタマ  1
5[8] 18     トラスト      牡2 55 柴田大  2      8
6[6] 11     トリリオネア    牡2 55 松 田  クビ    10
7[3] 6  ☆ クリアザトラック  牡2 55 Mデム  クビ    3
8[7] 15  ○ レッドアンシェル  牡2 55 シュミ  1/2     4
9[8] 16  ☆ アメリカズカップ  牡2 55 松 若  クビ    9
10[4] 7     ビーカーリー    牝2 54 和 田  3/4     18
11[5] 9     ダイイチターミナル 牡2 55 北村友  クビ    17
12[1] 2     アシャカリアン   牡2 55 国分優  クビ    15
13[4] 8  ◎ ダンビュライト   牡2 55 ルメー  ハナ    2
14[3] 5  △ タガノアシュラ   牡2 55 武 豊  1.1/4   5
15[6] 12     トーホウドミンゴ  牡2 55 池 添  クビ    14
16[2] 3     リンクスゼロ    牡2 55 シュタ  4      13
17[1] 1     レヴァンテライオン 牡2 55 内 田  クビ    11
18[7] 14     ブルベアバブーン  牡2 55  幸   1      16
  
払戻金 単勝 17 1420円
    複勝 17 390円 / 10 410円 / 4 910円
    枠連 5-8 3140円
    馬連 10-17 5980円 / 馬単 17-10 11430円
    3連複 4-10-17 42820円 / 3連単 17-10-4 221200円
    ワイド 10-17 1690円 / 4-17 4240円 / 4-10 4090円
  

感想と言い訳?!

 怪物の子、ミスエルテが牝馬ながら圧倒的1番人気を得たレース。混戦が予想されましたが、上位人気が軒並み敗れる波乱の結果。勝利したのは、またもやディープインパクト産駒、サトノアレス。外から一閃の見事な末脚でした。2着にもモンドキャンノが好位差し。スローで流れ、完全な上がりの競馬。いい脚を長く使えるタイプに利がありました。期待したダンビュライトはこの点でかなり苦しかったかもしれません。ただ、それでもここまで惨敗するとは意外といえば、意外です。

2016/12/18 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   レヴァンテライオン 牡2 55.0 内田博幸
1 02   アシャカリアン 牡2 55.0 国分優作
2 03   リンクスゼロ 牡2 55.0 シュタル
2 04   ボンセルヴィーソ 牡2 55.0 松山弘平
3 05 タガノアシュラ 牡2 55.0 武豊
3 06 クリアザトラック 牡2 55.0 M.デムーロ
4 07   ビーカーリー 牝2 54.0 和田竜二
4 08 ダンビュライト 牡2 55.0 ルメール
5 09   ダイイチターミナル 牡2 55.0 北村友一
5 10 モンドキャンノ 牡2 55.0 バルザロ
6 11   トリリオネア 牡2 55.0 松田大作
6 12   トーホウドミンゴ 牡2 55.0 池添謙一
7 13 ミスエルテ 牝2 54.0 川田将雅
7 14   ブルベアバブーン 牡2 55.0 幸英明
7 15 レッドアンシェル 牡2 55.0 シュミノ
8 16 アメリカズカップ 牡2 55.0 松若風馬
8 17 サトノアレス 牡2 55.0 四位洋文
8 18   トラスト 牡2 55.0 柴田大知
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル

逃げ馬が複数いるものの、競り合う形にはならない。直線を考慮して各馬が控えるようだと、スローもありえる。

信頼度
D
波乱含み
各馬、実力差が少なく、横一線。それなりに人気も割れるが、波乱も十分ありえる情勢。
予想本文 

~ 軸馬不在の大混戦 ~
 重賞2勝で現時点の当世代トップと思われたブレスジャーニーが休養に入った。それに加え、ダート地方馬、牝馬も入り混じり、一気に混迷を極める今年の朝日杯FS。長らくこのレースから輩出されていないが、やはり来年クラシックを賑わすようなスターホースの出現を期待したいところ。
 
 本命にはトータルでマイナス面の少ないダンビュライトを据える。前走、サウジアラビアRCで敗れたブレスジャーニーはここは不在。このレースでは直線モタれた点ばかりが強調されるが、そのレースぶりや後続につけた着差を考えると、このメンバーでは頭一つ抜けている感。引き続きルメール騎手が鞍上であることも心強く、軸としての安心感が高い。

 連勝馬レッドアンシェルはここ2戦のセンスあるレースぶりに好感。どの位置からでも競馬ができそうで、切れる脚があることも前走で証明してみせた。鞍上交代がどちらに影響するかは微妙なところもあるが、逆にそれ以外の不安点もあまり見当たらない好素材。マイラーとしての資質は高く、安定した競馬ぶりが期待できる。未経験の阪神の坂もうまくこなせそう。

 牝馬といえど、臆する必要はなく、むしろそのキレの味の良さが目立つミスエルテ。わざわざ阪神JFを見送ってここまで待っての調整。ヨーロッパ史上最強ホース、フランケルの産駒で、ここは注目したいところ。実力的にもここではトップクラスといえるが、気になるのは押さえの効かない気性。人気しすぎの面を嫌ったが、折り合いさえつけば勝ち負け必至だろう。

 先の阪神JFで3着入線したレーヌミノルに土を付けたモンドキャンノ。上がりタイムも秀逸。初夏の活躍後、休養を挟んでの勝利は大きく、その地力は信頼に足る。後は気性面と血統的に距離が持つかどうか。

 札幌2歳Sでは1番人気を裏切ってしまったタガノアシュラ。しかし続く黄菊賞では一転大逃げ勝ちで地力を証明。阪神マイルでの逃げ切りは想像し難い面もあるが、意外とここで1年遅れの武豊騎手、G1完全制覇達成の可能性もありえそう。

 阪神マイルはとにかくディープインパクト。そして騎手ではM.デムーロ。その2つを兼ね備えたクリアザトラックは1勝馬だろうが、追えてなかろうが、とにかくここは買い。

 同じくディープインパクト産駒、サトノアレスもバランスが良く、センスもありそう。特に前走は時計的にも優秀で、このレースの好走パターンにも当てはまる。

 うるさいところがあるだけに期間が空いたことは気になるが、アメリカズカップは並んでからの渋とさが売り。いきなりの好走があっても驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

08=15
→13,10,05,06,17,16
(36点)

08=13
→15,10,05,06,17,16
(36点)
キャリア浅い2歳馬に加え、抜けた馬もおらず、どの馬が勝ってもおかしくない情勢。この中ではダンビュライトが軸としては最も信頼できそう。それ以外は全くの横一線といってよく、できればダンビュライトの1頭軸で臨みたい。しかし、ヒモを手広くとなると、3連単ではもう一頭相手を指定した2頭軸マルチが妥当。このレースは単勝と馬連に5%ボーナスがつくので、そちらで大きく勝負するのも一興。
2016/12/11 2歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ディーパワンサ 牝2 54.0 シュタル
1 02 ソウルスターリング 牝2 54.0 ルメール
2 03   エムオービーナス 牝2 54.0 木幡初也
2 04 レーヌミノル 牝2 54.0 蛯名正義
3 05   ポンポン 牝2 54.0 嘉藤貴行
3 06   ショーウェイ 牝2 54.0 松若風馬
4 07   ブラックオニキス 牝2 54.0 城戸義政
4 08 サトノアリシア 牝2 54.0 池添謙一
5 09   ジャストザマリン 牝2 54.0 四位洋文
5 10   クインズサリナ 牝2 54.0 シュミノ
6 11 ジューヌエコール 牝2 54.0 バルザロ
6 12 アリンナ 牝2 54.0 田辺裕信
7 13   ゴールドケープ 牝2 54.0 丸山元気
7 14   スズカゼ 牝2 54.0 松田大作
7 15   フェルトベルク 牝2 54.0 川島信二
8 16   シグルーン 牝2 54.0 藤岡康太
8 17   ヴゼットジョリー 牝2 54.0 和田竜二
8 18 リスグラシュー 牝2 54.0 戸崎圭太
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
比較的前半から早いラップを刻むこのレース。スローはちょっと想定しづらい。
信頼度
C
混戦
彼我の実力差を現時点てはかることは難しい。
予想本文 

~ ディープ産駒のいないレース ~
 昨年、「阪神1600mといえば、いまやディープインパクトの独壇場」と述べたが、今年はディープ産駒が不在。となると、当てにしづらい要素ばかりでキャリア浅い2歳戦では、馬券予想は困難を極める。

 本命にはソウルスターリング。前走、アイビーSで見せた先行しながらの33秒台の末脚はここで本命を張るには十分な実績。
気性的に不安要素はあるものの、内枠をうまく鞍上が活かすことができれば、勝ち負け。

 リスグラシューは外からぐんぐんと伸びた前走の末脚に期待が膨らむ。大外枠と小柄な馬体は不安を誘うが大きく評価を下げる理由とはならない。

 無敗馬ゆえに背負う人気が気になるものの、ジューヌエコールも末に早い上がりが使える馬。馬券対象から外すことは難しい。

 前走はちぐはぐな競馬となったが、サトノアリシアの一叩きの効果も怖い。

 先行力あるレーヌミノルも怖い。1600mの距離は未知ながらも、先行して早い上がりが使える点に好感。

 他、穴っぽいところではディーパワンサアリンナ

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=18
→11,08,04,01,11
(36点)
諸事情にて、今回は簡略の予想となることご了承ください。
リスグラシューに能力の高さは感じるものの、本命にはソウルスターリング抜擢。ソウルスターリングはある程度前で競馬ができることと、小柄のリスグラシューは外枠も心配。とはいえ、阪神1600mならある程度素直に挑みたい。馬券はこの2頭からの3連単マルチながし。
2016/12/4 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中京
  • ダート
    1800m
    左回り

  • 見込み
道中は緩い下りを含めた平坦コースも、ゴール前に急坂。直線も長く底力が問われる。一方でコーナーが4回あり、器用さも要求される。インを回って直線まで我慢することが勝利への理想形。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カフジテイク 牡4 57.0 津村明秀
2 02 アウォーディー 牡6 57.0 武豊
2 03   ブライトライン 牡7 57.0 田辺裕信
3 04   アスカノロマン 牡5 57.0 和田竜二
3 05   ロワジャルダン 牡5 57.0 横山典弘
4 06   モンドクラッセ 牡5 57.0 丸山元気
4 07   ラニ 牡3 56.0 内田博幸
5 08 サウンドトゥルー セ6 57.0 大野拓弥
5 09 ノンコノユメ セ4 57.0 ムーア
6 10   メイショウスミトモ 牡5 57.0 古川吉洋
6 11 コパノリッキー 牡6 57.0 ルメール
7 12 ゴールドドリーム 牡3 56.0 M.デムーロ
7 13   ブライトアイディア 牡6 57.0 幸英明
8 14   アポロケンタッキー 牡4 57.0 松若風馬
8 15 モーニン 牡4 57.0 戸崎圭太
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
昨年と異なり今年はペースは落ち着きそう。それでもG1の舞台だけにすんなり先行勢で決まるかどうかは微妙なところ。
信頼度
C
上位安泰
予断は許せぬものの、比較的地力上位陣での争いと見る。勝ち馬の見極めがポイント。
予想本文 

~ 王を継ぐもの ~
 長くダート界を牽引してきたホッコータルマエが脚部不安でこのレースを回避どころか、引退も余儀なくされた。ならば、この馬に勝利し、名乗りをあげたアウォーディーにかかる責務も大きなものとなる。

 2走前でフェブラリーS覇者を降し、前走では一昨年のダート王に土をつけ、ダート転向後6連勝中のアウォーディー。ダート転向してここまで開花する例も稀有といえよう。すでに大方の有力馬と決着をつけており、中央の勝利経験もある。中京コースが初めてとはなるが、気になる材料とは言えない。

 本命馬と未対戦である3歳新鋭、ゴールドドリームに目が向くのは当然のところか。加えて、サンビスタ、モーニンとお手馬を替えながら連勝中の鞍上となれば、要注目の存在ともなろう。状態も良く、左回りの1800mはベストといえる舞台。

 ノンコノユメの前走は今ひとつな結果に終わったが、去勢した効果か、自在性が効くようになった点は強み。加えて叩いての上積みにも期待。先行有利なこのコースでも昨年はうまく立ち回っていただけに不安はない。それよりも休養明けにも関わらず減ってしまった馬体重が気になる所か。

 前走、JBCクラシックで1番人気を裏切ってしまったコパノリッキー。前走の敗戦は大いに懸念材料となりえるが、鞍上強化で巻き返しを狙う。同じ中央の舞台でも東京より、中京の方が競馬はしやすいはず。多少人気も落ちて旨味も出てきた。

 どの舞台でも確実な末脚で突っ込んでくるサウンドゥルー。反面、どうにも勝ちきれない弱みがあるが、馬券的には外せない差し馬。先行有利といえるこのコースでも、極端なスローにはならないので、仕掛けどころを間違えなければきっちり上位には食い込んでくるはず。

 前走の大敗が納得のいかないモーニン。先手もとれる馬だが、今回は外からのためおそらく中団あたりにつけるだろう。今ひとつ掴みどころない所があるが、好調をキープしており、引き続き。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=12
→09,11,08,15
(12点)
実績馬の信頼度は高く、おおよそ人気どころでの争いとなろう。各馬実力は拮抗しているため、できるだけ人気薄を狙いところでもあるが、結局のところ、柔軟性のあるアウォーディーを本命、対抗にも鞍上人気必至のゴールドドリームとした。頭数も少なく、大きな配当はあまり望めないが、この2頭から点数を絞って勝負。推奨では2頭マルチながしとしているが、着順固定で購入金額の差はつけておきたい。
2016/11/27 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り
  • 稍重
    見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 キタサンブラック 牡4 57.0 武豊
1 02   ビッシュ 牝3 53.0 幸英明
2 03 ゴールドアクター 牡5 57.0 吉田隼人
2 04 ルージュバック 牝4 55.0 戸崎圭太
3 05   イキートス 牡4 57.0 ファーガ
3 06   ラストインパクト 牡6 57.0 川田将雅
4 07   ワンアンドオンリー 牡5 57.0 田辺裕信
4 08   イラプト 牡4 57.0 ブドー
5 09 ディーマジェスティ 牡3 55.0 蛯名正義
5 10   トーセンバジル 牡4 57.0 内田博幸
6 11   フェイムゲーム セ6 57.0 北村宏司
6 12 サウンズオブアース 牡5 57.0 M.デムーロ
7 13   ヒットザターゲット 牡8 57.0 小牧太
7 14 レインボーライン 牡3 55.0 ルメール
8 15   ナイトフラワー 牝4 55.0 シュタル
8 16 リアルスティール 牡4 57.0 ムーア
8 17 シュヴァルグラン 牡4 57.0 福永祐一
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
内枠から押し出され気味の01が作るスローペース。直線の上がりの競馬が濃厚。
信頼度
C
上位拮抗
有力各馬の実力の差は紙一重。上がりがかかるか、瞬発力勝負かの展開ひとつで結果も大きく変わりそう。
予想本文 

~ 大ポカ注意 ~
 好メンバーが揃った今年ジャパンカップ。主力上位の選択に非常に迷いが生じる混戦模様を呈する。特に堅実な安定勢力でありながら、キタサンブラックのダービー、ゴールドアクターの天皇賞・春、リアルスティールの安田記念と、揃って大ポカをやらかしてる過去があるだけに今ひとつ全幅の信頼を置けないのがその理由か。

 主力互角の難しい一戦だが、リアルスティールに賭けてみる。気難しい馬だけに2400mは正直不安があるし、外枠も歓迎材料とは言えない。ただ、菊花賞2着の実績があるように、うまく折り合いさえつけば、この距離が長いということはないはず。安田記念の大敗こそあるが、常にG1で安定した実績で、ぶっつけで臨んだ前走は人気薄でもしっかり2着をキープ。当然今回の状態はさらなる上積みがあり、海外G1を勝ったコンビで悲願の国内G1をゲットできるか。

 菊花賞3着後、条件級から破竹の勢いで有馬記念まで獲ったゴールドアクターの強さと成長力には脱帽するしかない。天皇賞・春でのまさかの大敗があったものの、いくつかの不利があったことは事実だし、それを除けば負け知らず。今は現役最強馬といっていい位置にいる。中山巧者のイメージが強いが、昨年のアルゼンチン共和国杯勝ちがあり、父はこのレースの勝ち馬。特に気にする必要もないだろう。当日天候が微妙なため、重馬場実績がある点も心強い。

 今回のレースはキタサンブラックが作るといっても過言ではないだろう。ここのところ1枠を良く引き、その都度勝利しているだけに、今回も心強い。逃げても後続馬と変わらぬ脚色を使い、加えて差し返す勝負根性を持つ点がこの馬の素晴らしいところ。その点が大敗なく安定した成績に結びついている。連軸としては理想的なのだが、周囲にその特性がバレている状態で東京2400mで目標にされる点では少々不安もある。また、京都大賞典が僅差だったことも気になるが、叩いての上積みは大きそうで、その点で相殺したい。

 前走、京都大賞典ではその脚色が目立ったサウンズオブアース。キタサンブラック、ゴールドアクターらとはすでに勝負付けが済んだ印象を持っていたが、この前走内容でその評価を改めた。引き続き、M.デムーロ騎手をヤネに迎え、一叩きされ、その状態も更に上向くとあらば、その期待は大きく膨らむ。

 菊花賞では4着と人気には応えることのできなかったディーマジェスティだが、その高い実力は未だ健在。初の古馬との対戦となるが、最強世代といわれた3強の一角。何ら臆する所はなく、加えて斤量差も味方する。長く良い脚を使うタイプのため、スローからの瞬発力には分が悪いが、東京コースとキタサンが引く流れなら、そこまで極端にもならないだろう。

 宝塚記念こそ9着も、こちらもずっと堅実なレース振りのシュバルグラン。特に前走アルゼンチン共和国杯では、スローの上がり勝負で33秒台キレを見せたことが大きい。大外枠は痛いが、ここも好勝負が期待できる。

 札幌記念の1、2着馬のその後の活躍を見ると、レインボーラインの菊花賞2着は大いに頷ける結果。ルメール騎手への鞍上強化で3歳は3強だけではないところを見せつける良いチャンスが巡ってきた。

 近年はなぜかジャパンカップは牝馬が勝っている。それはスローの瞬発力勝負の傾向と連動していると言ってもいいだろう。ならば前走大敗したとはいえ、ルージュバックは見直すべき。特に東京コースでは警戒すべき怖い存在。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

16
→03,01,12,09,17,14,04
(42点)
2着ながし:
16
→03,01,12,09,17,14,04
(42点)
 実力均衡のメンバーが揃い、加えて海外参戦馬という不確定要素も加わり、非常に難しいレースとなった。キタサン、ゴールド、リアルあたりは実績的には申し分ないが、今ひとつ信用しきれない面もある。これらの優劣をつけることは難しく、展開一つといったところ。思わぬ伏兵の可能性も潜んでおり、軸馬一頭を決めて、そこから流したい。その中では人気面も多少考慮し、リアルスティールを抜擢する。3連単1着流しで勝負。
2016/11/20 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コーナーまで余裕があり、ペースは緩みがち。だが、その分、後半の流れの緩急が大きく、4コーナーから直線に向けての攻防はシビア。内回りコースとの合流地の広い部分を活かせる差し馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ディサイファ 牡7 57.0 武豊
1 02 サトノアラジン 牡5 57.0 川田将雅
2 03   スノードラゴン 牡8 57.0 大野拓弥
2 04   ロードクエスト 牡3 56.0 池添謙一
3 05   ヤングマンパワー 牡4 57.0 バルザロ
3 06   ダノンシャーク 牡8 57.0 松山弘平
4 07 フィエロ 牡7 57.0 戸崎圭太
4 08 イスラボニータ 牡5 57.0 ルメール
5 09   サトノルパン 牡5 57.0 M.デムーロ
5 10 マジックタイム 牝5 55.0 シュタル
6 11   テイエムタイホー 牡7 57.0 幸英明
6 12 ウインプリメーラ 牝6 55.0 アッゼニ
7 13   ダコール 牡8 57.0 小牧太
7 14   クラレント 牡7 57.0 岩田康誠
7 15 ネオリアリズム 牡5 57.0 ムーア
8 16 ミッキーアイル 牡5 57.0 浜中俊
8 17 ガリバルディ 牡5 57.0 福永祐一
8 18   サンライズメジャー 牡7 57.0 四位洋文
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
SH
スローハイ
16が引くが、例年の傾向からも流れはスローで瞬発力勝負必至。
信頼度
D
波乱含み
各馬の実力が均衡していることもさることながら、上がりの勝負となるだけに、コーナーでの流れひとつ。
予想本文 

~ ポスト・モーリス ~
 マイル王モーリスが中距離路線に転向したことで空位の座を巡る戦いとなったマイルCS。昨年のこのレースでモーリスに敗れた2,3,4着馬が揃って顔を揃えた。1年を経過してもいずれも主力を形成し、昨年の再戦ムードも漂う。

 京都外回りならサトノアラジンの強力な末脚は信頼してよいだろう。東京の安田記念でも脚を余したが、モーリスでも届かなかった展開に加え、直線は狭いところでスムーズとは言えなかった。末一手の不器用さはあるものの、前走スワンSでは1400mを余裕を残して悠々差し切り。今の力なら確実に首位争いできるはず。内枠が少々気がかりで、ここをどう捌くかが鞍上の手腕にかかる。

 イスラボニータは折り合いに難しい面を抱えるが、マイル戦ならその不安も少ない。事実、皐月賞馬だが、マイル戦で安定した実績を残しており、ヤネを変えて臨んだ秋初戦も上々の結果。先行しても末もしっかりしているため、大きくは崩れることはない。このメンバーならやはり安定勢力の一角といえよう。

 今回はフィエロの取捨が難しい。もう7歳だけに夏を超えての始動戦敗退は、出遅れがあったとはいえ大きく影を落とす。ただ、見た目的には衰えを感じさせる要素はないし、一叩きされ確実に調子も上向き。勝ちきれない弱みはあるが、マイルG1の常連勢力でありここでは力上位には違いない。

 G1馬クイーンズリングの2着が光るマジックタイム。牝馬特有のキレを持ち、末脚が売り。そのため、スローになっての上がり勝負なら牡馬とも太刀打ちできる。ただ、差し比べになると他にも破壊力ある差し馬が揃っているだけに、好位中団あたりにつけたい。

 今回のメンバーはモーリスに敗れた馬ばかり。ならばどんな条件であれ、モーリスに土をつけたネオリアリズムを軽視はできない。札幌記念では逃げを売って後続完封したが、本来は控えることができる脚質。中距離をこなす下地があることにも好感が持てる。

 ガリバルディも決め手を有するだけに食い込みがあるかも。おそらくスローな流れとなるため、最後方からの直一気は難しいが、外枠はかえって競馬がしやすそう。

 単騎逃げ見込めるミッキーアイル。すっかりスプリンター色が強いがNHKマイルCホースで本来はマイラーといいていいだろう。ただ、その脚質的にマイルには向かないが、持ち前のスピードは一級品。うまくレースをコントールできれば勝機はある。

 京都コースでウインプリメーラが面白い。京都の複勝率は80%、マイル戦も得意で京都金杯の勲章もある。もちろん今回相手は強いが、前走勝利で弾みをつけた今の勢いが怖い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=08
→07,10,15,17,16,12
(36点)
混戦模様ではあるが、前走の勝ちっぷりからサトノアラジンを信頼したい。相手にはフィエロと多少迷いがあったが、イスラボニータの安定感を取りたい。
この2頭から3連単マルチながしで勝負。1,2番人気からのながしなので、それ一本でヒモを手広くいきたいところ。
今回、人気どころでは重賞連勝中のヤングマンパワーや3歳馬ロードクエストを見送ってはいるが、オッズ次第でこのあたりも押さえておきたい。
2016/11/13 3歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝2200m
    外・右回り

  • 見込み
コーナーまでの直線が長く、前半はスロー。基本的には先行有利。後方待機馬は早めのスパートが要求される。ここが遅くなると、逃げ馬の逃げ切りを誘発してしまう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ミッキークイーン 牝4 56.0 浜中俊
2 02 マリアライト 牝5 56.0 蛯名正義
2 03 クイーンズリング 牝4 56.0 M.デムーロ
3 04 ヒルノマテーラ 牝5 56.0 四位洋文
3 05   メイショウマンボ 牝6 56.0 池添謙一
4 06   プロレタリアト 牝5 56.0 杉原誠人
4 07 マキシマムドパリ 牝4 56.0 武豊
5 08 タッチングスピーチ 牝4 56.0 ムーア
5 09   シングウィズジョイ 牝4 56.0 ルメール
6 10 シュンドルボン 牝5 56.0 吉田豊
6 11   デンコウアンジュ 牝3 54.0 松山弘平
7 12   アスカビレン 牝4 56.0 松田大作
7 13   プリメラアスール 牝4 56.0 幸英明
8 14   シャルール 牝4 56.0 福永祐一
8 15 パールコード 牝3 54.0 川田将雅
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
例年どおりのスローペースも、それゆえ差し馬勢の仕掛けも早く、近年は前残りは難しい。
信頼度
D
ヒモ穴注
有力馬に不安あるものの、例年堅めの傾向。ただ、混戦模様で、ヒモ荒れの可能性は高い。
予想本文 

~ 秋G1シリーズ後半戦 ~
 秋のG1シリーズも後半戦を迎え、古牝馬を交えた牝馬最強決定戦、エリザベス女王杯がその皮切りとなる。3歳女王こそ不在も、4歳、5歳の代表馬が揃い、伏兵勢も彩りを添える。

 一頓挫明けでもミッキークイーンを本命。休養明けは今ひとつのところがあるだけに、捻挫の影響もさることながら、今回のぶっつけローテはマイナス材料には違いない。それでも、このメンバーなら。昨年のJCこそ8着とはいえ、実は勝ち馬とはコンマ3秒差。それ以外は完全連対で、やはり連軸としての信頼はかなり厚い。春はマイル戦中心だったが、本来はミドルディスタンスでこその馬。最内枠が、吉凶どちらに転ぶがのリスクはあるが、無様な競馬はしないはず。

 最近は凡走続きも京都外回りなら、タッチングスピーチの末脚はやはり脅威。ここ数戦は思うような結果が出ていないが、力の衰えではなく、得意の舞台での復活は濃厚。ただ、それでも極端に後ろからの競馬はやはり苦しい。そのあたりを強化された鞍上の手腕に委ねたい。

 クイーンズリングはG1レベルでは大敗を喫しているため、強気にはなりにくい。だが、今回、多くのメンバーが出ている府中牝馬Sを制覇し、ここにきて一段と成長を遂げた姿を見せた。引き続き好調をキープしており、京都、右回りに不安もない。

 本来は本命候補であろう、マリアライトを評価下げた。前走オールカマーは昨年と同じく5着であり、不安はないはずなのだが、その時の様子がどうにも気がかり。特に根拠があるものではないのだが、ちょっと覇気がないように見えた。当日の気配によって変わるが、現時点では地力を買っての押さえ評価どまりとしたい。

 前走、馬体絞れて一気に戴冠の目もあったパールコード。多少、うまく乗った感はあるが、秋華賞で好走した3歳馬はやはり警戒しておきたい。前走と同じ形で運べれば、斤量面の有利も活かして再度、上位は狙える。

 追い切り評価抜群のシュンドルボン。このところはずっと重賞でそれなりの実績を残しており、好位差しのできるタイプで今回の舞台は向くはず。前走増えた馬体重が輸送で戻るようなら、期待をかけても良さそうだ。

 重賞2着の実績に加え、ずっと堅実なレースを続けているヒルノマテーラ。前走は今回と同じ京都コースで33秒の末脚を駆使して、大外一気を決めた。ここ数戦は追い込みが主戦法も、前での競馬もでき、スローの上がり勝負は得意。

 マキシマムドパリは未だ条件馬の身ながら、秋華賞ではミッキークイーンの3着の実績もある。相手なりに走るタイプで混戦模様の今回ならチャンスもある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=08
→03,02,15,10,04,07
(36点)

01=03
→08,02,15,10,04,07
(36点)
実績、地力では、マリアライトだとは思うが、ここはミッキークイーンで勝負したい。不安要素は抱えるものの、牝馬限定戦ならこの馬の安定感を頼りにしたい。ヒモ争いは熾烈で、どの馬にもチャンスはありそう。手広く逝くにはやはり3連単 2頭軸マルチで、相手はタッチングスピーチとクイーンズリングから。
2016/10/30 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2000m
    左回り

  • 見込み
スタートすぐのコーナーが最大のポイント。外枠は大きな不利を強いられる。意外にもペースも緩みがちで、逃げ、先行馬が有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 エイシンヒカリ 牡5 58.0 武豊
2 02   クラレント 牡7 58.0 内田博幸
2 03 アンビシャス 牡4 58.0 横山典弘
3 04   サトノクラウン 牡4 58.0 福永祐一
3 05   ロゴタイプ 牡6 58.0 田辺裕信
4 06   アドマイヤデウス 牡5 58.0 岩田康誠
4 07   サトノノブレス 牡6 58.0 シュタル
5 08 モーリス 牡5 58.0 ムーア
5 09 ルージュバック 牝4 56.0 戸崎圭太
6 10   カムフィー 牡7 58.0 蛯名正義
6 11   ヒストリカル 牡7 58.0 田中勝春
7 12 リアルスティール 牡4 58.0 M.デムーロ
7 13   ヤマカツエース 牡4 58.0 池添謙一
8 14 ステファノス 牡5 58.0 川田将雅
8 15 ラブリーデイ 牡6 58.0 ルメール
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
SH
スローハイ
01が一応の逃げ。他馬を前に行かせる可能性あるも、ペースの鍵を握る。 超スローにまではならないと思われる。
信頼度
C
実力拮抗
実力伯仲の好メンバーも、抜けた馬の存在はなく、波乱の可能性も内在。
予想本文 

~ 粒ぞろい ~
 昨年の上位組に加え、復帰する実力馬に海外遠征帰りも合流し、フルゲートにこそ満たないものの、個性的なタレントが揃った今年の天皇賞・秋。ドゥラメンテが引退し、キタサンブラックが不在であってもこれなら十分楽しめそうだ。

 迷うメンバー構成ではあったが、モーリスの本命にはあまり躊躇いはなかった。前走、札幌記念はあっさり勝利してほしいところではあったが、勝ち馬に逃げ切られた展開では仕方がない。そこから少し間隔が空いての参戦となるので、スローの中距離戦では折り合い面を考慮すると多少不安は残る。ただ、予定通りのローテでもあり、そもそも今の充実ぶりなら、杞憂の範囲か。展開的には怖いのは後よりも前の馬。できるだけ前にはつけて、直線上がり勝負に持ち込みたい。

 リアルスティールは、状態がどこまで戻っているかがポイント。毎日王冠を回避し、ぶっつけでここに臨まざるを得なくなった点は痛い。折り合いに不安のある馬ゆえ、当日の状態についてはしっかり見極める必要がある。やはりかなりの割引は必要だが、それでも現役トップクラスの実力馬に、当代一の騎手が駆る。キタサンブラック、ドゥラメンテとクラシックで凌ぎを削った一翼。両馬が不在となれば、いきなりの好走があっても驚けない。

 前走は5馬身差完敗も、直線で前が塞がる不利があったステファノス。前が開いてからは十分伸びていたので、やはり中距離ではさすがの実力馬。今回は一叩きの効果も十分見込まれ、追い切りも絶好調。外枠の不利はあるが、昨年2着した際と同じで、それほど気になる材料とはならない。前走の大敗で多少でも人気が落ちるようなら旨味も大きい。

 毎日王冠でのルージュバックは、鮮やかな勝ちっぷり。落ち着いたペースだったにも関わらず、長い東京の直線を利して、後方待機から差し切った。牝馬らしい切れ味を活かした勝利。これだけの実力馬でありながらここまで無冠。牡馬混合戦ではあるが、東京2000mは絶好の舞台でここは要注目。

 脚質上、どうしても負けるときは大敗となるエイシンヒカリ。ただ、自分のペースに持ち込めれば実に強く、香港、フランスでのG1の勲章はその賜物。芝の重い英国では力を出せなかったが、当然、国内での巻き返しは見込める情勢。しかも同型不在の上、最内枠を引いたことも後押し。海外帰りで間が空いている点のみ気がかりではあるが、あっさり完勝してもおかしくはない。

 昨年の覇者、ラブリーデイ。近走は好走止まりではあるものの、この馬自体の力のピークを超えているとみるか、単なる相手関係とみるかは微妙なところ。ただ、自身の競馬はしっかりこなし着実に着を拾う実績は信頼に足るもの。外枠は歓迎しないが、得意距離で再び花を開くことも。

 宝塚記念では期待に応えられなかったアンビシャス。前走の毎日王冠ではルージュバックと叩き合い、中距離では高い地力があることを再度アピール。大阪杯でキタサンブラックを降したその力は、折り合いさえつけばG1級。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

08
→12,14,01,09,15,03
(90点)
今回のメンバー感の実力差は拮抗しており、多分に展開による影響が大きい。やはり鍵となるのはエイシンヒカリ。ハナにはこだわらないがこの馬の出方次第のところは否めない。おおよそは平均以下のスローでの瞬発力勝負となる。前も止まらないため、あまり後方に位置しては届かない。理想は前に位置しながら、早い上がりを使えるタイプで、必然モーリスを中心視したい。ただ、相手候補はかなり絞りづらい。推奨としては3連単、モーリスの一頭軸マルチ馬券とする。
2016年10月23日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 曇・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  ◎  サトノダイヤモンド 牡3 57 ルメー  3:03.3  1
2[6] 11  ☆  レインボーライン  牡3 57 福 永  2.1/2   9
3[7] 13      エアスピネル    牡3 57 武 豊  ハナ    6
4[3] 6  ○  ディーマジェスティ 牡3 57 蛯 名  クビ    2
5[4] 8  △  ミッキーロケット  牡3 57 和 田  1.1/2   4
6[2] 4  △  シュペルミエール  牡3 57 北村宏  ハナ    7
7[8] 18      マウントロブソン  牡3 57 川 田  1.1/4   12
8[1] 1  ▲  カフジプリンス   牡3 57 岩 田  ハナ    3
9[4] 7  ☆  レッドエルディスト 牡3 57 四 位  クビ    5
10[8] 17      ジュンヴァルカン  牡3 57 Mデム  1.3/4   8
11[8] 16      プロディガルサン  牡3 57 田 辺  クビ    11
12[5] 10  ☆  ウムブルフ     牡3 57 浜 中  2      10
13[3] 5      ミライヘノツバサ  牡3 57 藤岡康  1/2     13
14[7] 14      アグネスフォルテ  牡3 57 松 山  2      18
15[1] 2      ジョルジュサンク  牡3 57  幸   2.1/2   14
16[6] 12      コスモジャーベ   牡3 57 丹 内  1.3/4   15
17[5] 9      イモータル     牡3 57 ヴェロ  8      17
18[7] 15     Bサトノエトワール  牡3 57 池 添  4      16
  
払戻金 単勝 3 230円
    複勝 3 130円 / 11 500円 / 13 430円
    枠連 2-6 2960円
    馬連 3-11 3510円 / 馬単 3-11 4720円
    3連複 3-11-13 17550円 / 3連単 3-11-13 69380円
    ワイド 3-11 1080円 / 3-13 950円 / 11-13 5460円
  

感想と言い訳?!

 サトノダイヤモンドが実に強い内容で完勝しました。懸念されていた距離や折り合い不安を圧倒する力量差でねじ伏せるといった形で、3強が3冠を分け合う心情的に望ましい結果となりました。

 後は2着、3着争いですが、ここが予想外といえば予想外の結果。2着は札幌記念でモーリスにクビ差攻め寄った実績馬、レインボーライン。3着には、3強でなく4強ならこの馬!といえるエアスピネル。どちらも実力はこのメンバーではトップクラスながら、距離不安があり軽視してしまった馬たちです。レースは比較的ハイペースだったのですが、それでも普通に距離を度外視しての力量馬が上位に来たという結果でした。特にエアスピネルはここまで無冠であることが気の毒なほどの好走でした。さすが長距離での武騎手ですね。

2016/10/23 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
スタンド前からはペースがぐんと落ちる。ここでの折り合いが最重要。長丁場だけに、少しでも内に潜り込み距離を稼く必要がある。そのためにはスタートすぐのコーナーでの位置取りが大きなポイントとなる。当然、内枠はこの点においてかなり有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 カフジプリンス 牡3 57.0 岩田康誠
1 02   ジョルジュサンク 牡3 57.0 幸英明
2 03 サトノダイヤモンド 牡3 57.0 ルメール
2 04 シュペルミエール 牡3 57.0 北村宏司
3 05   ミライヘノツバサ 牡3 57.0 藤岡佑介
3 06 ディーマジェスティ 牡3 57.0 蛯名正義
4 07 レッドエルディスト 牡3 57.0 四位洋文
4 08 ミッキーロケット 牡3 57.0 和田竜二
5 09   イモータル 牡3 57.0 ヴェロン
5 10 ウムブルフ 牡3 57.0 浜中俊
6 11 レインボーライン 牡3 57.0 福永祐一
6 12   コスモジャーベ 牡3 57.0 丹内祐次
7 13   エアスピネル 牡3 57.0 武豊
7 14   アグネスフォルテ 牡3 57.0 松山弘平
7 15   サトノエトワール 牡3 57.0 池添謙一
8 16   プロディガルサン 牡3 57.0 田辺裕信
8 17   ジュンヴァルカン 牡3 57.0 M.デムーロ
8 18   マウントロブソン 牡3 57.0 川田将雅
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
長距離戦ゆえの当然のスローペースではあるが、位置取り争いの前半の流れは微妙。
信頼度
C
ヒモ穴注意
春の実績馬には引き続き一定の信頼がおけるが、別路線組の能力や成長度はまだ底が割れていない。
予想本文 

~ 3 - 1 = 2 ? ~
 史上最高とも言われた3強対決のダービーを制したマカヒキは遠くフランスの地で惨敗を喫するという結果に終わった。国内に残った2強はそれぞれ順当にトライアルを制し、残り1冠の長距離レース、菊花賞へ挑む。春から秋。3強から1頭減って2強対決となるのか、夏を越して他馬が割って入るのかが、注目ポイント。

 3冠は3強で分け合ってほしいという心情的な部分も手伝って、サトノダイヤモンドを本命。高いレベルのメンバーが揃った神戸新聞杯で、休養明けながらきっちり人気に答えての勝利は評価。長距離どんと来い!とまでは言い切れない面はあるが、地力最上位であることは間違いないだろう。好位から34秒台の脚で上がれる点にも安心感がある。仮に他馬に足元を救われたとしても、大敗する姿はちょっと想像できない。軸馬筆頭。

 対抗格にはやや迷いを残しつつもやはり2強の一角、ディーマジェスティ。セントライト記念のレベルにはやや疑問を残すも、3コーナーを外からまくって力でねじ伏せる競馬。着差以上に強さを見せつけた感。本番で同じ競馬をするかどうかはわからないが、折り合いに全く不安のない馬だけにこの距離への適性は疑いようがない。ただ、2強のうちどちらかが飛ぶとしたら…を想定した場合、難しい取捨ではあるが、やはり神戸新聞杯組が怖く、一歩譲った。

 神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドに3馬身以上引き離されたカフジプリンス。だが、最後の末脚は目を見張るものがあり、脚を余した結果ともいえる。菊花賞で好走する穴馬タイプの夏の上がり馬のステイヤー。さらに最内枠を引き当てたとなれば、評価は当然の急浮上。追い切りの状態も絶好で、2強に割って入るムードが漂う。

 前走、サトノダイヤモンドをクビ差まで詰め寄ったミッキーロケット。血統的に距離の不安が残るが、2400mをこなしたことは大きい。スローからの瞬発力勝負は得意スタイルでもあるし、脚を貯めることさえできれば、この舞台でも上位は狙える地力の持ち主。

 夏の上がり馬としては、シュペルミエールも脅威の存在。長く良い脚が使えるタイプで、長距離向きの脚質。最初から長めの距離を意識して使われ、その中で大崩れしていない実績にも好感。内目の好枠を引き、相手は強いがここでも通用する可能性は十分ある。

 ダービーでは不完全燃焼に終わったレッドエルディスト。しかし休養を挟んでの前走は大健闘の3着。末一手の難しい側面があるが、ハマれば面白い。

 ウムブルフは条件馬ながら、長距離路線で連勝中。折り合いには自身があり、この距離はお手の物。今なら皐月賞ほどの差はつかないはず。

 マイル戦も使われているだけに距離適性には不安が残るが、強力メンバーの札幌記念の好走が光るレインボーラインにも1票投じておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

03
→06,01,08,04,07,10,11
(42点)
軸2頭マルチ:
03=06
→01,08,04,07,10,11
(36点)
結局は、3-1=2。サトノダイヤモンドとディーマジェスティの一騎打ちは濃厚と考えざるを得ない。ただ、どちらかとなると、サトノダイヤモンドを推す。その意味でも本線はサトノの1着流し。2頭軸マルチながしはあくまで押さえとして。ただ、その場合のヒモの範囲は可能な限り広げておきたい。距離不安も地力あるエアスピネル、ミルコ駆るジュンヴァルカン等、その候補は事欠かない。
2016年10月16日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 7  △ ヴィブロス     牝3 55 福 永  1:58.6  3
2[2] 3  ▲ パールコード    牝3 55 川 田  1/2     4
3[7] 15  △ カイザーバル    牝3 55 四 位  1/2     8
4[1] 2  ○ ジュエラー     牝3 55 Mデム  クビ    2
5[3] 5     レッドアヴァンセ  牝3 55 武 豊  1.3/4   5
6[5] 9     クロコスミア    牝3 55 岩 田  1/2     10
7[2] 4  ☆ パーシーズベスト  牝3 55 ルメー  クビ    9
8[7] 14  ☆ ミエノサクシード  牝3 55 川 島  クビ    7
9[4] 8     デンコウアンジュ  牝3 55 内 田  クビ    6
10[5] 10  ◎ ビッシュ      牝3 55 戸 崎  クビ    1
11[8] 18     キンショーユキヒメ 牝3 55 松 若  1/2     14
12[6] 12     ウインファビラス  牝3 55 松 岡  3/4     15
13[3] 6     ゲッカコウ     牝3 55 和 田  アタマ  18
14[6] 11  ☆ フロンテアクイーン 牝3 55 蛯 名  1.1/4   12
15[8] 16     ダイワドレッサー  牝3 55 川 須  1.1/4   13
16[1] 1     エンジェルフェイス 牝3 55 浜 中  9      11
17[8] 17     ネオヴェルザンディ 牝3 55 松 山  1.1/4   17
18[7] 13     ワンダーピルエット 牝3 55 小 牧  1.1/2   16
  
払戻金 単勝 7 630円
    複勝 7 220円 / 3 380円 / 15 480円
    枠連 2-4 1870円
    馬連 3-7 3550円 / 馬単 7-3 6170円
    3連複 3-7-15 20940円 / 3連単 7-3-15 95520円
    ワイド 3-7 1110円 / 7-15 1790円 / 3-15 2950円
  

感想と言い訳?!

 主力不在の混戦模様の秋華賞は好位から直線で鋭く伸びたヴィブロスが戴冠。姉が涙を飲んだこのタイトルをあっさり獲ってしまいました。2着にはパールコード、そして3着はカイザーバルと、概ね有力どころが上位独占の結果になりましたが、1、2番人気が飛んだことでそれなりの配当になりました。特にビッシュは418キロと遠征もあって馬体重を落としたことも影響したか、不完全燃焼な内容となりました。

2016/10/16 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタート後の1コーナーがカギ。小回りの内回りコースゆえ、基本的には内枠有利も包まれると厄介。直線短くコーナーでの仕掛けを要するが、外の差し馬も極端な不利はない。とにかく器用さが要求されるコース。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   エンジェルフェイス 牝3 55.0 浜中俊
1 02 ジュエラー 牝3 55.0 M.デム
2 03 パールコード 牝3 55.0 川田将雅
2 04 パーシーズベスト 牝3 55.0 ルメール
3 05   レッドアヴァンセ 牝3 55.0 武豊
3 06   ゲッカコウ 牝3 55.0 和田竜二
4 07 ヴィブロス 牝3 55.0 福永祐一
4 08   デンコウアンジュ 牝3 55.0 内田博幸
5 09   クロコスミア 牝3 55.0 岩田康誠
5 10 ビッシュ 牝3 55.0 戸崎圭太
6 11 フロンテアクイーン 牝3 55.0 蛯名正義
6 12   ウインファビラス 牝3 55.0 松岡正海
7 13   ワンダーピルエット 牝3 55.0 小牧太
7 14 ミエノサクシード 牝3 55.0 川島信二
7 15 カイザーバル 牝3 55.0 四位洋文
8 16   ダイワドレッサー 牝3 55.0 川須栄彦
8 17   ネオヴェルザンディ 牝3 55.0 松山弘平
8 18   キンショーユキヒメ 牝3 55.0 松若風馬
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
各馬、様子を伺いながらではあるが、京都内回りを意識すると、必然ペースが早まる。
信頼度
D
混戦
本命馬不在の混戦レース。京都内回りのコース形態も手伝い、波乱含み。
予想本文 

~ 主役欠席 ~
 トライアルで鬼脚を見せたシンハライト。間違いなくこの馬がこのレースの中心を担うはずが、まさかの屈腱炎。メジャーエンブレムも戦線離脱しており、非常に残念ではあるが、有力馬不在の混戦模様を呈してきた今年の秋華賞。2番手候補だったジュエラーもトライアル大敗でさらに混迷を極める。

 オークス3着、秋初戦の紫苑Sでは圧勝劇を見せたビッシュ。後方からコーナーで楽にまくって、直線では突き放す完勝で、実に強い内容。シンハライトら、クラシック組有力馬と、どこまでやれるか楽しみな素材ではあったが、軒並み不在となれば、ここは大きなチャンス。小柄な馬だが、馬体はしっかりしてきており、後は関西遠征がどうでるか。

 桜花賞馬、ジュエラー。骨折からの注目の復帰戦のローズSは大敗を喫した。無論、本番を見据えての叩き台であることは承知の上だが、暗雲が立ち込めたには違いない。ローズSは重馬場だったことの影響も多少はあるかもしれない。また、展開を見越して初めて先行という戦法もとった。シンハライトが後方に控えながら、それでも豪脚で差し切ったことに比べると、明暗の差が大きく出てしまった。大型馬ゆえ、当然、叩いての良化は十分に考えられるが、オークスを経験していない以上、どうしても「距離の壁」もちらつくのも否めない。

 秋初戦の前走は人気の割には案外な5着に終わったバールコード。叩いての上積みがどこまで見込めるかだが、今の情勢であれば期待感の方が大きい。瞬発力勝負となると、少々不安が残るが、本調子なら地力上位。

 前走紫苑Sでは不利がありながらも2着に食い込んだヴィブロス。ヴィルシーナの全妹で血統的な裏付けもあり、思った以上に器用なタイプのようだ。脚質的にも安定した競馬が望めるだろう。

 本来、このレースはデータ的にローズS組の方が相性がいい。そこで3着のカイザーバル。勝ち馬の圧倒的末脚に目を奪われたが、この馬も34秒台で上がっている。そして、その勝ち馬が不在となれば、必然注目の存在。

 春の大舞台を含めて、常に安定した成績を残してきたフロンテアクイーン。秋もまずまずの始動となり、相手なりに走る安定した末脚はここでも通用するはず。

 上がり馬ミエノサクシードも面白い。追い込み一手の脚質が京都内回りではネックとなるが、ここ2走の末脚をみると期待も高まる。

 条件馬ながら、鞍上に期待のパーシーズベスト。今回主力を形成する紫苑S組での4着は軽視できず要警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

10=02
→03,07,15,11,14,04
(36点)
ともかくも、大本命馬が不在。トライアルでは紫苑SよりローズSの方が圧倒的に分がいいが、勝ち馬の強さばかりが目立ってこれといった候補がいない。必然的に叩いて変わり身期待のジュエラーに目が行く。一方の紫苑Sではやはりビッシュの強さが際立った。かなり押し出され気味だが、馬券はこの2頭から。3連単2頭軸マルチながし。相手は手広く。
2016/10/2 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 C
  • 芝1200m
    外・右回り

  • 見込み
常にコーナーとなるため、外枠は不利。テンからの早いペースについていき、直線の急坂でも耐えることができる先行馬が理想。差し馬は直線前には捉える必要がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ビッグアーサー 牡5 57.0 福永祐一
1 02 ブランボヌール 牝3 53.0 武豊
2 03   ティーハーフ 牡6 57.0 池添謙一
2 04   ソルヴェイグ 牝3 53.0 田辺裕信
3 05 シュウジ 牡3 55.0 川田将雅
3 06   ベルカント 牝5 55.0 蛯名正義
4 07   スノードラゴン 牡8 57.0 大野拓弥
4 08   サクラゴスペル 牡8 57.0 横山典弘
5 09   サトノルパン 牡5 57.0 和田竜二
5 10   レッドアリオン 牡6 57.0 川須栄彦
6 11 ダンスディレクター 牡6 57.0 浜中俊
6 12   レッツゴードンキ 牝4 55.0 岩田康誠
7 13 レッドファルクス 牡5 57.0 M.デムーロ
7 14 ウリウリ 牝6 55.0 戸崎圭太
8 15 ミッキーアイル 牡5 57.0 松山弘平
8 16 ネロ 牡5 57.0 内田博幸
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
外から15がかぶせての逃げる。おそらくはこれに競りかける他馬もなく、平均ラップを刻みそう。差すにしてもある程度前での競馬が必要か。
信頼度
C
混戦
波乱も多い電撃戦。1つ抜けた本命馬ですらも油断はできぬ状況。
予想本文 

~ 秋G1戦線開幕告げる電撃戦 ~
 遠くフランスでは日本のダービー馬が悲願に挑むが、こちらも秋のG1シリーズが開幕する。近年は荒れる傾向の強い同レース。今年は先行の本命馬が最内枠。一定の信頼は置けるも伏兵陣は多彩で予断は許せない。

 それでもここは素直にビックアーサーを信頼。休養明けの前哨戦をしっかりと貫禄の勝利。 それも果敢にハナを切って押し切る形で、力の違いを見せつけた。ただ、一方で行きたがる面も見せており、一叩きされたことでこの点の改善がどこまで見込めるかがポイントにはなりそう。それがクリアできれば、最内からの先行できる強みを活かして、スプリント春秋連覇も手が届くはず。

 対抗格には少々迷ったが、レッドファルクスを抜擢。右回りに実績がなく、評価できる芝の実績もほぼ前走のみ。だが今の状態ならすべて克服できるのではなかろうかと思えるほどの充実ぶり。調教の状態は最高潮に近い状態で、ここに前走に引き続いての名手を得たとあらば、狙ってみる価値は十分。差し馬だけに、前が止まらない展開とならなければ、このメンバーでも通用するはず。

 外枠を嫌って評価をやや下げたが、高松宮記念2着馬、ミッキーアイルも当然の実力馬。今回のメンバー構成では外からでも楽にハナに立つ展開が濃厚。高松宮記念からのぶっつけは決して歓迎できる材料ではないが、うまく自身のペースに持ち込めれば簡単には潰れない。やはりスプリント戦ならこの馬は有力馬の一頭。

 ダンスディレクターは本命馬に2度先着しており、春の時点では実績も上位だった。高松宮記念は出走していれば、かなりの人気も背負ったであろう。そんな中、注目された復帰戦だが、さすがにその末脚は不発に終わった。ただ、終始、叩き台としてのレースに専念していた節もあり、この本番で本領を発揮してくる可能性は高い。後方待機型ゆえ、末脚不発のリスクがあるものの、ハマれば当然首位争い。

 古馬陣が混戦模様ゆえ、やはり新鋭の3歳馬に食指が動く。その筆頭には好調維持するシュウジを推す。父を彷彿させるかの如く、スプリント戦で輝きを放ちはじめた。古馬を相手に北海道での連続重賞2着は評価に値する内容。前で競馬ができる点も強み。

 こちらも3歳馬、ブランボヌール。3歳牝馬の53キロの斤量も魅力。秋始動の前走では、クラシック戦線からスプリントへ目先を変え、開眼思わせる快勝となった。勢いに乗って連勝してしまう可能性も十分。

 実績的にウリウリもまだ捨てきれぬ。同日に全弟マカヒキが凱旋門賞に挑戦。兄弟G1制覇の場面がどうにもちらつく。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着固定ながし:

01
→13,15,11,05,02,16,14
(42点)

2着固定ながし:
01
→13,15,11,05,02,16,14
(42点)
やはり、基本的にはビックアーサーを信頼したい。ここに向けての死角が少なく安定した競馬が望めそう。軸馬としての信頼には応えてくれるだろう。問題は2番手以下。実力的に拮抗してるなら、鞍上の腕にもかけてレッドファルクスを相手筆頭に据える。とはいえミッキーアイルや、ダンスディレクター、加えて3歳勢もほとんど差はない。そのため、馬券としては、ビックアーサーの3連単 1着固定ながしを推奨。余裕があれば2着固定ながしも抑えで。
2016/6/26 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り
  • 稍重
    見込み
内回りコースというのが最大のポイント。直線短いが急坂がある。パワー型の先行馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   フェイムゲーム 牡6 58.0 柴山雄一
1 02 アンビシャス 牡4 58.0 横山典弘
2 03 キタサンブラック 牡4 58.0 武豊
2 04   ワンアンドオンリー 牡5 58.0 田辺裕信
3 05 シュヴァルグラン 牡4 58.0 福永祐一
3 06 ラストインパクト 牡6 58.0 川田将雅
4 07 ラブリーデイ 牡6 58.0 ルメール
4 08   ステファノス 牡5 58.0 戸崎圭太
5 09 ドゥラメンテ 牡4 58.0 M.デムーロ
5 10   カレンミロティック セ8 58.0 ベリー
6 11   トーホウジャッカル 牡5 58.0 酒井学
6 12 サトノノブレス 牡6 58.0 和田竜二
7 13   タッチングスピーチ 牝4 56.0 浜中俊
7 14   ヒットザターゲット 牡8 58.0 小牧太
8 15   サトノクラウン 牡4 58.0 岩田康誠
8 16 マリアライト 牝5 56.0 蛯名正義
8 17   ヤマカツエース 牡4 58.0 池添謙一
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
03がスローに落としこむ展開は明白。当日の馬場状態も気になるところだが、直線短い阪神内回りで基本的には先行馬に利。
信頼度
C
ヒモ穴注
均衡した粒揃いの実力馬が揃う。一方で現時点で抜けた存在もおらず、波乱の可能性も否定出来ない。
予想本文 

~ 2冠馬始動 ~
 春の総決算のレースではあるが、昨年の2冠馬ドゥラメンテにとっては、国内始動のリスタートの一戦となる。迎え撃つは不在だった残る1冠を制したキタサンブラック。今年の春のグランプリはやはり4歳勢が中心となりそうだが、取り巻き陣も力のある馬が揃って見応え充分。

 ドゥラメンテは故障明けの復帰戦、今思い返せばかなりの豪華メンバーだった中山記念を完勝。その勢いでドバイに飛び、落鉄しながらも人気以上の好走を見せ、その実力が世界レベルにあることを証明した。良血を背景とした力もキレも一級品のその実力は疑う余地はない。依然2着以下なしの同馬に逆らうつもりはなく、本命は致し方ないところか。ただ、なんといっても今回は海外帰り。決して絶好調と言える状態ではないだろう。また復帰後の国内戦も1戦のみとなれば、不安がないわけではないが、先を見据えればここで立ち止まる訳にはいかない。ここはすんなりと期待に応えてほしい。

 気性的に難しいところは抱えているが、折り合えばその強さは折り紙つきのアンビシャスに期待したい。2走前の中山記念ではドゥラメンテをクビ差追い詰め、前走大阪杯ではキタサンブラックに競り勝った。出遅れた毎日王冠、折り合い欠いた天皇賞・秋。そこで落とした株を再上昇させてきた点は評価したい。前走後、一旦放牧に出されて休養明けとはなるが、心身ともリフレッシュされ、かえって状態は良い。前走同様、キタサンをマークする形になれば理想的。

 気づけば菊花賞、春の天皇賞と、見事な立派なステイヤーの勲章を得たキタサンブラック。当然本質的にはステイヤーではなく、距離短縮は歓迎材料のはず。ただ、この馬のスローペースの逃げという特性を考えれば、一概に手放しでも喜べない側面もある。とはいえ、ダービー以外はどんな展開でも簡単に崩れない実績の持ち主。その並々ならぬ勝負根性がこの馬の素晴らしいところ。内回りの阪神でスロー濃厚となれば、おそらく大きく崩れることはないだろう。

 好調、シュバルグランも引き続き。前走、天皇賞・春では3着という結果ではあったが、展開的に厳しいものがある中、よく差し込んできてのもの。G1レースでの目処もたち、ここも大きなチャンス。今回もスローが予想されるとはいえ、元来はもう少し前で競馬ができる馬。うまく立ち回れば上位食い込みは十分可能。

 鳴尾記念をレコード完勝のサトノブレス。前走こそ大敗したが、展開的にもこの馬の望むものではなかった。先行できればしぶとさがあり、それ以外はきっちりとまとめた実績を誇っている。このレースと鳴尾記念の連動性は周知の通り。その割には人気がなく、オッズ的には美味しい1枚。

 ラブリーデイはM.デムーロが駆り必勝を期す大阪杯でも勝てなかった点が大きく陰を落とす。どうしてもピークを過ぎてしまったた印象もあるが、まだ見限っていいという根拠が揃っていない。逆に旨味を狙って押さえておきたい昨年の覇者。

 牝馬ながら牡馬一線級と渡り合っても大きく崩れないマリアライト。前走は不利があったとはいえ、敗戦は痛いところ。しかし、やはり無視のできないディープ産駒。このレースは牝馬も好相性で侮れない。

 あと一頭、ラストインパクトを加えておきたい。どうしても本命ドゥラメンテの陰に隠れるが、内容は悪くない。この馬もディープ産駒の一角。まだJCでの激走が頭から離れない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

09=02
→03,05,12,07,16,06
(36点)

09=03
→02,05,12,07,16,06
(36点)
ドゥラメンテの実績を素直に信頼。そろそろ国内G1を再度獲って、世界に挑戦してほしい想いを込めての本命。
対抗格がキタサンでは少々面白みにかけるので、アンビシャスをより上位に抜擢した。基本はそれぞれの3連単 2頭軸マルチ馬券。ヒモには無印馬も含め、手広く行きたいところ。点数を考慮すれば、ドゥラメンテは1着固定で決め打ちしてもよいかもしれない。
2016/6/5 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
直線長く、コースも広いマギレの生じにくいコース体系。マイル以上もある程度こなせるスタミナも要求される。脚質は差し馬有利も極端な追い込みは厳しい。また、外差しも決まりにくく、内枠が望ましい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   クラレント 牡7 58.0 小牧太
2 02   ダノンシャーク 牡8 58.0 岩田康誠
3 03 ロサギガンティア 牡5 58.0 M.デムーロ
4 04   ディサイファ 牡7 58.0 武豊
5 05   コンテントメント セ6 58.0 プレブル
5 06   ロゴタイプ 牡6 58.0 田辺裕信
6 07 サトノアラジン 牡5 58.0 川田将雅
6 08 モーリス 牡5 58.0 ベリー
7 09 イスラボニータ 牡5 58.0 蛯名正義
7 10 フィエロ 牡7 58.0 ルメール
8 11 リアルスティール 牡4 58.0 福永祐一
8 12   レッドアリオン 牡6 58.0 川須栄彦
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
積極的に引く馬もなく、直線の長さも手伝ってゆったりとした流れの見込み。上がりの競馬の公算が高く、ある程度前につける必要がある。
信頼度
B
順当
広いコースでの少数頭のため、極端な波乱の可能性は低い。
予想本文 

~ マイル王凱旋 ~
 盛り上がった日本ダービーから一転、12頭と少ないメンバー構成となった安田記念。昨年このレースを制し、世界レベルのマイル王へと成長したモーリスの凱旋レースとなる。迎え撃つメンバーは数こそ少ないものの、精鋭揃い。連覇なるか、ならざるかが注目。

 その大本命馬を差し置いて、リアルスティールを本命に据えてみる。もはやマイルに敵なしのモーリスに土をつけるなら別路線組だろう。ならば、3冠レースで常に中心にいたこの馬をおいてない。海外で待望のG1を獲ったが、やはり国内G1未勝利は受け入れられないはず。ここが未知の距離であることは承知の上での本命視。海外帰りだが栗東でじっくり調整はできており、不器用なタイプでもあるので、少数頭の東京コースはうってつけ。素直に地力勝負できる点に賭けてみたい。

 海外含むG1 4連勝中のマイル王、モーリス。ここは負けられぬ一戦とはなるが、不安要素もないわけではない。鞍上手替わりはもちろんだが、それより海外帰りゆえの調整過程がいつもと異なる点。東京コースでの追い切り内容に問題はなく、依然好調をキープしているとも思えるが、その微妙な変化が有形無形の影響を及ぼす不安は残る。ただ、多少骨っぽい相手とはいえ、この少数頭で紛れの少ない展開ならそうそう崩れるとも思えない。当然勝ち負けの存在には違いない。

 サトノアラジンは目下絶好調。これまでもマイル前後の中距離では、ずば抜けた末脚を武器に、常に上位を賑わしてきたが、前走で完全覚醒の感。直一気の脚質的なリスクはあるが、今の状態なら確実な差し込みが期待できるだろう。前走から距離が伸びるが、むしろマイルの方がこの馬にとっては、競馬がしやすいはず。ダービー制覇で勢いづく鞍上は、モーリスとも旧知の仲。彼我の差を知っている点も強み。

 ここのところ精彩を欠くイスラボニータだが、毎日王冠、天皇賞・秋での実績からも、やはり東京コースとなると怖さが増す。先行馬のイメージも強いが、早い上がりも使える自在型。どのような展開でも対応できることは強み。距離短縮も折り合い面の不安がなくなる分、メリットの方が大きい。

 なかなか勝ち切れないが、フィエロもマイル戦線では安定勢力の一角を担う古豪。7歳という年齢から、間を空けた復帰戦は注目だったが、1番人気を裏切る結果。ただ、そこまで悲観する内容でもなく、ひと叩きの上積みがどこまで期待できるかにもよるものの、大きな衰えは感じない。鞍上強化も魅力で、馬券対象からは外しにくい。

 少々取捨に迷うのがロサギガンティア。東京コースは得意といえる舞台で、マイルにも実績はある。調教も特に問題なくこなしてはいる。前走でサトノアラジンとの勝負付けが済んでいる分、人気的には今ひとつ。鞍上頼みの一面もあるが、その割に旨味も大きい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

11=08
→07,09,10,03
(24点)
少数頭ゆえ、馬券戦略が難しい。東京コースでもあり、素直に地力を信頼したいところだが、配当を考えると絞り込みも必要。適距離でない分、不安も伴うが、リアルスティールの地力を信頼して本命に据えた。ダントツ人気のモーリスだが、複勝圏内に外れることも考えにくく、馬券はこの2頭からの3連単2頭軸マルチが妥当か。ただ、金額には差をつけたいところ。
2016/5/28 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ディーマジェスティ 牡3 57.0 蛯名正義
1 02   マイネルハニー 牡3 57.0 柴田大知
2 03 マカヒキ 牡3 57.0 川田将雅
2 04   レインボーライン 牡3 57.0 福永祐一
3 05 エアスピネル 牡3 57.0 武豊
3 06   アグネスフォルテ 牡3 57.0 松山弘平
4 07   ロードクエスト 牡3 57.0 岩田康誠
4 08 サトノダイヤモンド 牡3 57.0 ルメール
5 09   マウントロブソン 牡3 57.0 ベリー
5 10 スマートオーディン 牡3 57.0 戸崎圭太
6 11   アジュールローズ 牡3 57.0 ボウマン
6 12 リオンディーズ 牡3 57.0 M.デムーロ
7 13   レッドエルディスト 牡3 57.0 四位洋文
7 14   ヴァンキッシュラン 牡3 57.0 内田博幸
7 15   イモータル 牡3 57.0 石川裕紀
8 16   ブレイブスマッシュ 牡3 57.0 横山典弘
8 17   プロフェット 牡3 57.0 浜中俊
8 18   プロディガルサン 牡3 57.0 田辺裕信
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
皐月賞ほどのハイペースとはならないまでも、道中はある程度流れるはず。とはいえ、先行勢がバテるような期待はできず、後方待機馬も自力で動いていく必要あり。
信頼度
B
実力伯仲
ハイレベルの高メンバー。複勝圏までの軸としては本命馬を信頼。低配当を絞り込んでの馬券戦略となる。
予想本文 

~ 史上最高のダービー?! ~
 皐月賞では、3強ではなく、4強だと述べた。そして他馬とは群を抜くレベルゆえ、この4頭での勝負とも断言した。しっかりその4頭は上位を独占したが、なんと、その4強に勝つ馬が現れた。1分57秒台という3歳馬として破格の時計。ならば、今度はこの5頭での争いになるかと思いきや、トライアルに目を移すと、こちらにも新星が登場。時代が違えば、おそらくどれもが三冠馬クラスかもと思われる馬がゴロゴロと揃った。近年にない最高のメンバーが揃ったダービーに胸躍る。

 降着もあり、5強の中での最下位に甘んじたリオンディーズの逆襲に賭けてみる。皐月賞は鞍上も騎乗ミスを認める暴走ペース。それでもこの馬なら押しきれた可能性はあったが、いかんせん相手も強かった。この敗戦で人気を落としているならば逆に狙い目となる。気性的に問題があるわけではなく、スペシャルウィーク産駒シーザリオの仔で、エピファネイアの半弟。父はキングカメハメハ。血統的にはまさに「THE 東京2400m」。自在性もある上に、ヤネには当代一の騎手。確かに相手は強く、切れ味と言う点では一歩劣る部分があることも否めない。しかし、長く持続力ある脚を考慮すれば、連軸を想定した場合、もっとも強固な軸馬と思われる。

 2番手も比較的安定性重視でサトノダイヤモンド。皐月賞での本命視は今でも間違っているとは思っていない。超ハイペースの中、後方待機馬のキレには屈したが、むしろよくあの不利を受けながらの展開での3着は評価に値する。皐月賞組の中ではこの馬が一番上積みが見込める。きさらぎ賞から間があいていた事、初の長距離輸送、それらの問題がクリアになり、調教も絶好調。初の左回りは懸念点ではあるが、大跳びゆえ中山よりも東京の方が合うだろう。前後に他有力馬を見ながら競馬ができることも強み。ちょっとこの馬が大きく順位を落とす姿は想像できない。

 おそらくは私を含め、最も多くの者を惹きつけているのがマカヒキだろう。やはりこの切れ味は非常に魅力的で、こと東京コースではその期待は一層膨らむ。単勝であれば、1番人気もありえるだろう。とにかく追えば追うだけ伸びる末脚は他馬の追随を許さず、前走、皐月賞でのディーマジェスティとは位置取りの差。決して追い込み一辺倒の馬ではなく、広い東京コースを利して確実な差し脚を披露するはず。

 「○強」という表現からは完全に外されてしまっているエアスピネルだが、悲観するほどの大きな差はない。確かに近3走は勝利に見放されていることは事実だが、自身の競馬はできており、負けた相手も恥ずべき相手ではない。この馬こそ時代が違えばG1をいくつも獲っていたかもしれない実力馬。勝負付け済んだと判断するにはまだ早い。ダービー最多勝ジョッキーはまだ諦めてはいないはず。こなす下地はあるとはいえ、距離適性の部分で多少不安を残す。この僅かの弱点がこのメンバーでどこまで影響するかがカギ。

 ディーマジェスティの前走には本当に驚いた。いくら展開が向き、他馬の脚が止まっていたとはいえ、あれだけのそうそうたるメンバーをゴール前まるで次元の違う勢いでまとめて差し切ルトは思わなかった。3歳馬の1分57秒台の時計は破格で、以降の人気通りの着順を踏まえても、フロックなどではありようもない。ただ、今度は前回とは異なりマークもきつくなる。展開に恵まれる可能性も少ないだろう。それでもより得意の東京コースに戻れる強みで相殺できると考えることもできる。ある意味ここが真価を問われる形なるが、十分期待に応える力は備えている。

 別路線組では唯一スマートオーディンを選抜。共同通信杯ではディーマジェスティだけでなく、大敗を喫する内容だったが、その後、きちんと立てなおして重賞2連勝。かつてのダービー馬、キズナを彷彿させるローテでここダービーに挑んできた。一気の相手強化で、早いペースへの対応に不安は残るものの、常に繰り出す32~33秒台の末脚はやはり脅威。この相手でも食い込む可能性も十分残している。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
BOX:
12=08=03
(6点)

軸2頭マルチ:
12=08
→03,05,01,10
(24点)
中山と東京という違いから、皐月賞よりもダービーの方が差し馬が有利に思えるが、東京2400m、それもタフなG1での消耗戦となると、ある程度前に付ける必要性もある。加えて今年の皐月賞は異例のハイペースで後方待機馬に利がある展開だった。その点でマカヒキや、ディーマジェスティは今度は前回同様にうまく運ぶとは思えない要素を残す。また、人気的にも今回は皐月賞の敗戦組の巻き返しを見込んだシナリオを想定したい。
とはいえ、これらはあくまでも僅差の範囲での話で、ハイレベルな上位陣の力は高いレベルで拮抗し、かつ他馬より抜きん出ているもの。皐月賞同様、限られた上位陣の馬での争いは濃厚といえよう。
馬券は3連単ではリオンディーズから。サトノダイヤモンドとの2頭軸マルチながし。特に、リオン、サトノ、マカヒキの3頭BOXを本線で勝負したい。このレースに限っては単勝勝負も面白いだろう。
2016/5/22 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   フロムマイハート 牝3 55.0 石橋脩
1 02   アウェイク 牝3 55.0 吉田豊
2 03 シンハライト 牝3 55.0 池添謙一
2 04 アットザシーサイド 牝3 55.0 福永祐一
3 05   ペプチドサプル 牝3 55.0 四位洋文
3 06   アドマイヤリード 牝3 55.0 岩田康誠
4 07   ゲッカコウ 牝3 55.0 柴田大知
4 08 デンコウアンジュ 牝3 55.0 川田将雅
5 09   ウインファビラス 牝3 55.0 松岡正海
5 10   ダンツペンダント 牝3 55.0 古川吉洋
6 11 エンジェルフェイス 牝3 55.0 ルメール
6 12 フロンテアクイーン 牝3 55.0 蛯名正義
7 13 チェッキーノ 牝3 55.0 戸崎圭太
7 14 ビッシュ 牝3 55.0 M.デムーロ
7 15   レッドアヴァンセ 牝3 55.0 田辺裕信
8 16   ジェラシー 牝3 55.0 横山典弘
8 17 ロッテンマイヤー 牝3 55.0 ベリー
8 18   ダイワドレッサー 牝3 55.0 三浦皇成
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
10の逃げに内から01が絡む展開が予想されるも、ペース自体はおそらく落ち着きそう。
信頼度
C
軸馬信頼
無冠の本命馬が意地をみせる一戦。取り巻き陣も多士済々。穴馬が食い込む余地もある情勢。
予想本文 

~ 3 - 2 = ? ~
 桜花賞の3強のうち、その覇者ジュエラーは戦線離脱、メジャーエンブレムは路線変更して二つ目の戴冠。残ったのは無冠のシンハライトのみ。連動性は高いとはいえ、桜花賞から一気の距離延長となるオークス。シンハライトが貫禄をみせるか、あるいは新たなヒロインが台頭するかが見どころ。

 少々迷いも生じたが、ここはシンハライトに敬意を払いたい。距離の面で不安がないわけではないが、気性的には問題なくこなせそう。母父シングスピールの血統も後押し。桜花賞は2着に敗れはしたが、勝利に等しいと言える内容で、3着馬との着差も十分なもの。長くいい脚を使うため、東京コースも向くはず。ただ、懸念材料もないわけではなく、初となる長距離輸送は気にかかる。あと、マイル戦での強すぎる内容が却ってこの舞台での不安を誘う。

 チェッキーノは権利がありながら、敢えて桜花賞を回避し、オークス一本に絞ってきたローテに好感。桜花賞組との力関係は明瞭でないが、レコードとなったフローラSのレースレベルは高く、桜花賞組とも遜色ないと見る。血統的には2400mに少々不安も残すが、気性的な部分で補えるレベルだろう。3強の一角の本命馬の相手は十分務めることができよう。

 2戦連続逃げ切り勝ちを収め、勢いにのるエンジェルフェイス。正直なところ、前走のレースメンバー的に他路線組との力関係は微妙なところがある。ただ、今回、有力馬に瞬発力ある差し馬が揃っているだけに、この馬の脚質がやはり目立つ。ここ2戦のマイル戦G1とは異なり、この舞台での前残りは困難とも思えるが、今の前が残る東京コースはちょっとわからないところもある。

 G1 2勝のメジャーエンブレムに勝利実績のあるデンコウアンジュ。メイショウサムソン産駒で距離適性については申し分ない。ここ3戦は凡走が続いているものの、左回りの距離延長でガラッと変わってくる可能性がある。ハマった時の強烈な末脚が印象にあるだけに無視できぬ存在。

 同じくメイショウサムソン産駒のフロンティアクイーンも不気味な存在。フローラSは4着とは言え、すこし間が開いていたこの馬にとっては上々の内容。さらに距離が伸びることは歓迎材料のはずで、先行してしぶとい競馬を見せれば、上位食い込みも有り得そう。

 ビワハイジ、アーデルハイトと、ハイジシリーズを継ぐ名のロッテンマイヤー。クロフネ産駒とはいえ、近親にブエナビスタを持つだけに一概にマイラーとは決めつけられない。前走はスローペースながら、前に行っての33秒台の末を披露。ここは試金石となるが、未知ゆえの期待と不安が同居する。

 ビッシュは前走フローラSでは最後方からの追い上げとなったが、5着まで追い上げた末脚は勝ち馬と遜色ない脚色だった。もう少し前で競馬ができていれば、かなりの接戦に持ち込めたかもしれない内容。400キロ台という小柄な牝馬ではあるが、強力な鞍上に恵まれたのが魅力。

 桜花賞で1,2着馬と少々離されたとはいえ、後方から追い上げての3着は見事だったアットザシーサイド。血統的にこの距離はさすがにしんどいところかと思われるが、まだ底を見せていない分、警戒は必要か。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

03
→13,11,08,12,17,14,04
(128点)
桜花賞での3強が崩れ、一気に混戦模様に拍車がかかった今年のオークス。色々な思案が巡ったが、結局のところシンハライトを信頼することが妥当と判断した。後方からの競馬を身上とするだけに、届かないケースは想定されたが、これまで見せた勝負根性なら勝ち負けまで持ってくるはず。2番軸もチェッキーノで事足りそうではあるが、馬券的に面白みがなくなるので、ここは少々点数が多くとも、シンハライトの3連単一頭軸マルチ馬券を推奨としたい。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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