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2015/5/31 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 サトノラーゼン 牡3 57.0 岩田康誠
1 02 タンタアレグリア 牡3 57.0 蛯名正義
2 03   コメート 牡3 57.0 嘉藤貴行
2 04   グァンチャーレ 牡3 57.0 松岡正海
3 05   ダノンメジャー 牡3 57.0 小牧太
3 06 ポルトドートウィユ 牡3 57.0 武豊
4 07 レーヴミストラル 牡3 57.0 川田将雅
4 08   ベルラップ 牡3 57.0 三浦皇成
5 09   コスモナインボール 牡3 57.0 柴田大知
5 10   ミュゼエイリアン 牡3 57.0 横山典弘
6 11 サトノクラウン 牡3 57.0 ルメール
6 12   アダムスブリッジ 牡3 57.0 和田竜二
7 13 リアルスティール 牡3 57.0 福永祐一
7 14 ドゥラメンテ 牡3 57.0 M.デムーロ
7 15 ミュゼスルタン 牡3 57.0 柴田善臣
8 16   スピリッツミノル 牡3 57.0 酒井学
8 17 キタサンブラック 牡3 57.0 北村宏司
8 18   タガノエスプレッソ 牡3 57.0 菱田裕二
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
前走二の足を踏んだ16が今度こその思いで外からハナを主張。ある程度流れるはずで、後方待機馬には競馬がしやすい。
信頼度
B
上位互角
有力馬の壁は高く波乱要素は乏しい。低オッズの中の絞り込みが要求される。
予想本文 

~ ディープインパクト VS キングカメハメハ ~
 SS後継代表種牡馬 ディープインパクト。非SS系代表種牡馬 キングカメハメハ。昨今のG1戦線はこの2頭の産駒の代理戦になりつつある。世代頂点を決めるこの日本ダービーでもリアルスティールとドゥラメンテの一騎打ちムード。東京2400mではディープの独壇場ではあるが、キンカメ産駒もクラシックディスタンスは十分こなす。他の種牡馬産駒も含め、熱い戦いを期待したい。

 本命は皐月賞に懲りずに再度リアルスティールを推す。皐月賞は完敗の内容だったが、中団から確実に前を捉える横綱相撲で、レースぶりは危なげのないものだった。勝ち馬のインパクトについ目を奪われがちではあるが、このレースにおいてはこの馬の成長を大いに感じさせられた。まだかかるような一面を見せていたり、幼さは残すが、今の状態なら大きく崩れるようなことはないだろう。完成度、安定感という点で本命に据えたには違いがないが、決して逆転ができないような差ではない。人馬とも悲願のダービー戴冠はかなり近いところにある。

 鮮やかな差しを見せた皐月賞馬ドゥラメンテ。それまでは極端に後からの競馬はなかったが、あのレースぶりは強烈な印象を残した。当然ながら、さらに競馬のしやすい東京コースに移って、ここは必勝を期す舞台となる。圧勝での2冠達成は十分ありえるが、僅かに潜む危険性に躊躇した。この距離はこなすだろうが、気性的にややムラがあり、スタンド前のスタートは問題無いのかという点。あと前走同様に今一度後方から挑むのではないかという懸念。今の東京でのG1レースは最後方からでは届かない展開が続いている。長い直線に余裕を見ていると、前に残られる可能性もある。もちろん皐月賞のあの競馬を見せられると、いずれもアラ探しの域でしかないのだが。

 決して上記2頭2強ではなく、匹敵する実力馬にサトノクラウンがいる。皐月賞では1番人気に応えられなかったが、4角で外に振られながら不利にも見舞われた。それでも何とかしてほしいところでもあったが、いかんせん勝ち馬が強すぎた。2歳時、33秒台の脚で重賞勝ちがあるように、この馬も東京コースは待ちに待った舞台のはず。鞍上も雪辱に燃えており、反攻が怖い。

 前走NHKマイルでメンバー中、最速の上がりで3着したミュゼエイリアンをこの評価まで抜擢してみる。好走例がマイル戦のみで距離的にどうかとも思えるが、故障明けで順調度を欠いており、実際のところはまだわからない。何よりここに駒を進めてきた陣営の選択が後押し。休養後、叩き3走目で状態としてはピーク。思わぬ好走があっても驚けない。

 各有力馬の位置取りは微妙だが、キタサンブラックは間違いなく先行するだろう。皐月賞でも2番手キープをしながら混戦の3着に粘り込んだあたり、先行しての渋とさは一級品。外枠に回ったことは痛いが、いわゆるダービーポジションである番手競馬ができることは有利。ただ、血統的には短距離寄り。2400mという距離にやや不安は残る。

 3連勝で青葉賞を制し、ここに臨むレーヴミストラル。典型的なステイヤータイプで折り合いに全く不安がない点は大きな強み。前走は着差以上に余裕も感じる完勝で、皐月賞組とは初対戦でも格下に扱える存在ではない。

 タンタアレグリアは東京コースで完全連対の実績が光る。長距離適性にも下地があり、この舞台での相性は抜群。G1特有の早い流れの対応には疑問の余地は残すものの、無視できない一頭。

 エアグルーヴとクロフネの仔、ポルトフィーノに、ディープインパクトと、どこからみても「武豊」な血統のポルトドートウィユ。中団から確実に差し込める末脚には魅力。距離も問題なさそうで成長力に期待。

 サトノラーゼンも連勝の勢いが怖い。長距離主体のローテと先行力にも好感。最内枠を活かせれば上位を賑わすこともありそう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

13=14
→11,15,17,07,02,06,01
(42点)
皐月賞でつけられた着差を考えると地力ではやはりドゥラメンテだろう。だが、連軸となるとやはりリアルスティール。爪の甘いところはみせているが、どのような展開でも対応出来る強みがある。サトノクラウン、キタサンブラックらも差がなく、一応は皐月賞組を上位としているが、3着以下は着差もあっただけに別路線組に付けいる余地もあるとみる。
馬券は低配当を承知でリアルスティールとドゥラメンテからの3連単2頭軸マルチ。マルチとはいえ金額的なウエイトは適宜変えていきたい。
2015/5/24 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
コース図
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートとなり、折り合い面も重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 レッツゴードンキ 牝3 55.0 岩田康誠
1 02   マキシマムドパリ 牝3 55.0 武豊
2 03   トーセンナチュラル(取消) 牝3 55.0 吉田豊
2 04 ココロノアイ 牝3 55.0 横山典弘
3 05   シングウィズジョイ 牝3 55.0 内田博幸
3 06 クイーンズリング 牝3 55.0 M.デムーロ
4 07 キャットコイン 牝3 55.0 柴田善臣
4 08   ローデッド 牝3 55.0 柴山雄一
5 09   コンテッサトゥーレ 牝3 55.0 ルメール
5 10 ミッキークイーン 牝3 55.0 浜中俊
6 11   ペルフィカ 牝3 55.0 菱田裕二
6 12   アースライズ 牝3 55.0 三浦皇成
7 13   アンドリエッテ 牝3 55.0 川田将雅
7 14 ルージュバック 牝3 55.0 戸崎圭太
7 15   トーセンラーク 牝3 55.0 江田照男
8 16   ノットフォーマル 牝3 55.0 黛弘人
8 17 クルミナル 牝3 55.0 池添謙一
8 18 ディアマイダーリン 牝3 55.0 福永祐一
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
典型的逃げ馬が不在。スローペースは濃厚だが、牝馬戦ゆえ、かかる馬が出ると一気にペースアップも。
信頼度
D
混戦
良い意味で、横一線の混戦模様。だが、本命馬には一定の信頼を置けそう。
予想本文 

~ 逆襲 ~
 混戦模様の3歳牝馬戦線は、桜花賞時におおよその勢力図が確定すると述べた。だが、その結果はまさかのスローペースで、かなり特殊なレースとなってしまった。敗戦した馬の巻き返しは十分に見込める情勢。桜花賞敗戦組の巻き返しはあるか、あるいは桜花賞上位連動か、さらに別路線組も加わって一層の混迷を極める。

 桜花賞惨敗のルージュバック。それまでの3戦に比べ、あまりにも後すぎる位置取りで、どうにもならなかった。超スローペースの中、あれではいくら33秒台の脚でも届かない。牝馬ゆえ一度崩れると不安はあるものの、少なくとも今度は巻き返しは見込めるはず。またもスローペース濃厚だが、東京2400mなら逃げ切ることも、最後方からの追い込み至難。やはり好位から競馬ができ、かつ、速い上がりの見込めるこの馬が最も安心できる。

 桜花賞をスローに陥れ、まんまと逃げ切った形のレッツゴードンキだが、それでも4馬身差は圧勝の部類で、その能力を裏付けるもの。今回も逃げ馬がいないため、場合によっては再度のハナも考えられるが、距離不安を抱えるだけにその形は歓迎しない。本来、好位からでも競馬ができるため、今回は逃げず、好位、さらには後方からの競馬となるのではなかろうか。桜花賞馬のオークスへの連動性は距離適性は度外視される。変幻自在のレースぶりで再度上位を窺う。

 こちらも距離不安はないと言えないクイーンズリング。前走ではスローを嫌って早めに前に上がった分、若干終いのキレがなくなってしまった。だが、勝ち馬にはともかく、2着馬とはほぼ差のない競馬。あれだけの脚が使えるならば、ここでもいい競馬ができそう。やはり未知数要素として距離の問題があるが、距離延長は、より駆け引き要素が増えるとも言え、名手の技量への期待感の方が大きい。

 横一線で各馬上がりが同じとなった桜花賞でひときわ切れたクルミナル。チューリップ賞の大敗が嘘のような鮮やかな切れ味をみせた。調教過程も良好で、調子落ちはなく絶好調。難しいところもある馬だが、外枠でも引き続き狙いたい。

 母系から距離適性が気になるが、ココロノアイもここでは見直し。前回は人気しすぎの嫌いがあったが今回はちょうど良い頃合い。今回もスローペース必至で後方一気では難しいが、広く長い直線に活路を見い出したい。

 別路線組ではフローラSが気になる。その中で今後の伸びしろも踏まえ、ディアマイダーリンに期待したい。中距離中心に使われており距離には不安なく、好位から競馬が出来る点も理想的。大外枠は残念だが、なかなか侮れない存在。

 うるさいところがあるので、ちょっと評価を下げたものの、キャットコインも2戦2勝の東京コースで巻き返しは見込める。桜花賞は7着も、外を回っての豪脚には目を奪われるものがあった。また連勝が途切れ、今回人気落ちしている点も旨味。

 ミッキークイーンは瞬発力、スタミナ、折り合いと高次元でまとまりがある。自身の競馬はしっかりとできるだろうし、大敗の可能性は少なそう。ただ、能力的に通用の下地はあるとはいえ、やはり桜花賞組との力関係が不明の中、この人気での過信は禁物か。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

14=01
→06,17,04,18,07,10
(36点)

14=06
→01,17,04,18,07,10
(36点)
異色のレースとなった桜花賞のおかげで着順による力関係はほとんど意味をなさない。再度予想困難な状況となったが、それでも基本的に桜花賞組を信頼。そこでの1番人気馬、ルージュバックが巻き返す可能性はかなり高そう。一方、勝ち馬レッツゴードンキはやはり距離不安がつきまとうが、その分、依然人気が薄めの状態。本線はこの2頭からの3連単 2頭軸マルチながし。頭ルージュバックで、相手を変えて押さえておきたい。横一線の状況のため、当日気配の確認は必要だが、現時点ではクイーンズリングとしておく。横一線で無印馬にも買いたい馬は多数。できればヒモは手広く行きたい。
2015/5/17 4歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
直線長く、コースも広いマギレの生じにくいコース体系。マイル以上もある程度こなせるスタミナも要求される。脚質は差し馬有利も極端な追い込みは厳しい。また、外差しも決まりにくく、内枠が望ましい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 タガノエトワール 牝4 55.0 川田将雅
1 02 カフェブリリアント 牝5 55.0 福永祐一
2 03   スイートサルサ 牝5 55.0 田中勝春
2 04 レッドリヴェール 牝4 55.0 ルメール
3 05 ストレイトガール 牝6 55.0 戸崎圭太
3 06 ディアデラマドレ 牝5 55.0 藤岡康太
4 07   ケイアイエレガント 牝6 55.0 吉田豊
4 08   バウンスシャッセ 牝4 55.0 北村宏司
5 09   ベルルミエール 牝4 55.0 川島信二
5 10   ハナズゴール 牝6 55.0 丸田恭介
6 11 スマートレイアー 牝5 55.0 武豊
6 12   アルマディヴァン 牝5 55.0 勝浦正樹
7 13   メイショウマンボ 牝5 55.0 武幸四郎
7 14   ウエスタンメルシー 牝4 55.0 内田博幸
7 15 ヌーヴォレコルト 牝4 55.0 岩田康誠
8 16   リトルゲルダ 牝6 55.0 M.デムーロ
8 17 ショウナンパンドラ 牝4 55.0 浜中俊
8 18   ミナレット 牝5 55.0 江田照男
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
例年スローペース決着が続く。上がりの瞬発力勝負となり、直線長いといえども後方からの追い込みは難しい。
信頼度
C
軸馬信頼
中心馬定まるも、以下は混戦。配当的にも手は広げにくく、ある程度の割り切りも必要。
予想本文 

~ 躍進?復活? ~
 古牝馬G1らしく、新興勢力の「躍進」よりも、実績馬の「復活」の方が目立つこのレース。世代レベルも問われる一戦だが、現状は4歳勢の勢いが目覚ましい。また、もうひとつ特徴として、東京のマイルG1にも関わらず、スローペースに陥りがちであること。この点を踏まえても、4歳エース、ヌーヴォレコルトは盤石に思えるが、果たして5歳上世代からの「復活」はみられるか。

 ただでさえ、地力トップの実力馬が皐月賞馬を相手に復帰戦でも勝利したヌーヴォレコルト。やや間隔は空いたが、安定感、順調度ともにこのメンバーでは随一。頭固定はともかく連軸には不動の存在だろう。人気1点集中状態で面白みに欠けるが、久々のマイル戦、外枠を考慮したとしても本命は譲りがたい。

 問題は対抗格。有力各馬横一線とみるが、レッドリヴェールの復活に賭けてみたい。馬体を大きく戻した前走は期待されたものの、6着と振るわず。しかし、これは道中終始包まれ、じりじりと後方まで追いやられるという、かなり気の毒な競馬だった。度外視とまではいえないが、酌量の余地はあり、東京マイル戦で再度見直したい。

 最内引いたタガノエトワール。条件戦上がりだが、ローズS、秋華賞での実績からその地力は言うに及ばず。マイル戦で、もたもたした点は気になるところだが、比較的好位につけながら、切れる脚が使える点を評価。スローペースが予想される今回は東京コースとはいえ、後過ぎると届かないため、位置取り的に他馬より有利のはず。

 マイラーズCから参戦のディアデラマドレ。出負けが響いて大敗を喫してしまったが、そこでみせた上がり31.9には凄すぎて言葉がない。この数字が、より人気を集める要因にもなっており、若干その点を敬遠したが、その強烈な末脚は東京コースなら・・・と想起させるに十分。加えて府中牝馬S勝ちの実績も後押しする。

 本命馬に見事土をつけてみせた秋華賞馬ショウナンパンドラ。6着のエリザベス女王杯はともかく、前走の大阪杯はイマイチな結果。2走目の上積みと、牝馬限定戦に戻っての一変に期待したいところ。外枠でなければもっと評価をつけたいところで、力量はもちろん上位陣と遜色ない。

 1番人気だった高松宮記念では期待を大きく裏切ったストレイトガール。負けすぎた結果ゆえに逆に度外視要素もあってここは見限れない。昨年3着に食い込んだようにマイルがこなせないわけではなく、要警戒。

 今回の主力メンバーが揃った阪神牝馬特別で鮮やかに勝利してみせたカフェブリリアント。連勝続きで勢いがあり、今がまさに充実期と言えよう。ただ、やや人気しすぎの感もあって押さえまでに留めたが、4歳勢に立ちはだかる壁となる存在には違いない。

 スマートレイアーはどうにも不器用なレースが続いているが、いつ突っ込んできてもおかしくない不気味さもある。ペースが早くなるようなら当然、直線利しての強襲もありえる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

15
→04,01,06,17,05,01,11
(42点)
2着ながし:
15
→04,01,06,17,05,01,11
(42点)

本命、ヌーヴォレコルトを不動としても、3連単の場合の対抗格の取捨が難しい。やはり4歳世代が力上位とみて、その中心勢力であるレッドリヴェール、タガノエトワール、ディアデラノビア、ショウナンパンドラを上位評価としたが、無論、5歳以上勢も無視は出来ない。

本命馬一本かぶりのレースだけに難しいところだが、本命馬に逆らうよりもヒモ荒れに期待する方向で攻めたい。馬券はヌーヴォレコルトの3連単1着ながし。できれば2着ながしも押さえで。

2015/5/10 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 A
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
直線長く、コースも広いマギレの生じにくいコース体系。マイル以上もある程度こなせるスタミナも要求される。脚質は差し馬有利も極端な追い込みは厳しい。また、外差しも決まりにくく、内枠が望ましい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 アヴニールマルシェ 牡3 57.0 北村宏司
1 02 グランシルク 牡3 57.0 戸崎圭太
2 03   クールホタルビ 牝3 55.0 吉田豊
2 04 グァンチャーレ 牡3 57.0 蛯名正義
3 05   タガノアザガル 牡3 57.0 松田大作
3 06   レンイングランド 牡3 57.0 内田博幸
4 07 クラリティスカイ 牡3 57.0 横山典弘
4 08   ナイトフォックス 牡3 57.0 田中勝春
5 09 アルビアーノ 牝3 55.0 柴山雄一
5 10 アルマワイオリ 牡3 57.0 勝浦正樹
6 11 ヤマカツエース 牡3 57.0 池添謙一
6 12 ミュゼスルタン 牡3 57.0 柴田善臣
7 13   コスモナインボール 牡3 57.0 柴田大知
7 14   ヤングマンパワー 牡3 57.0 松岡正海
7 15   フミノムーン 牡3 57.0 幸英明
8 16   ダノンメジャー 牡3 57.0 武豊
8 17   ニシノラッシュ 牡3 57.0 田辺裕信
8 18   マテンロウハピネス 牡3 57.0 浜中俊
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
極端に引く馬もなく、各馬じっくり。ただ、G1ゆえトータルのペースは早めで、スローの瞬発力勝負とはならない。
信頼度
D
混戦
各馬横一線。中心ホースも不在で、展開や、鞍上の手腕によるところも多分に大きい。
予想本文 

~ 鬼のいぬ間に ~
 皐月賞がなかなかハイレベルな戦いとなり、このNHKマイルカップは小粒な印象はぬぐえない。また、敗戦組や別路線組が入り交じり、さらに牝馬も加わって、かなり混沌とした模様。どこからでも狙えて、馬券的には面白みのある一戦。

 やはりこのレースは中距離馬、それもクラシック路線組が強い。ならば必然的に唯一の皐月賞組のクラリティスカイに白羽の矢が立つ。なんといっても同じ東京マイルのいちょうSをレコード勝ちの実績が光る。弥生賞、皐月賞では勝ち馬に差をつけられたが、マイルではまだ底を見せていない。このメンバーならなんとかしてほしいところ。

 そのクラリティスカイに朝日杯で先着したアルマワイオリが対抗。後方一気の脚質にはやや不安も伴うが、それでいて、ここのところのマイル重賞での2,3着は立派。折り合えばマイル戦でのキレは一級。ペースが早くなるここは競馬もしやすいはず。

 骨折休養明けの前走は7着のミュゼスルタン。出遅れ後方からの競馬で、スローだったこともあり、振るわぬ結果だったが、上がりは33秒台。首尾は上々で、ここへの体勢は整ったと言える。人気次第の面もあるが、叩き2走目の上積みを考慮するとここは買いの一手か。

 アブニールマルシェは前走こそ案外も、それなりの上がりは出しているし、ここまでの実績もここでは上位。内枠も引いて唯一のディープインパクト産駒はやはり怖い。調教後のコメントが今ひとつ威勢よくないので多少割引はしたが、上位は十分狙えるだろう。

 一頓挫はあったが、面白いところでグァンチャーレも狙ってみたい。シンザン記念の勝ち方は良かったし、弥生賞4着もここでは胸が張れる。人気的にはかなり旨味があり、連下あたりに食い込んでくれば高配も期待できそう。

 前走のNZトロフィーがあまりに鮮やかな勝ち方で、逆に今回はやや敬遠気味なヤマカツエースだが、もちろん「もう一丁」も十分にありえるキングカメハメハ産駒。

 同じくNZトロフィー組のグランシルクは前走だけの評価でやや人気しすぎの感。確かにインパクトはあり、力は認めるもここは押さえまでとしたい。

 3戦3勝の牝馬アルビアーノはおそらく今回は前に1頭置いての競馬となろう。ここまで楽勝続きでまだ底見せていないが、ペースの上がる今回が試金石。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

07=10
→12,01,04,11,01,09
(36点)

07=12
→10,01,04,11,01,09
(36点)
とても絞り込む事ができず戦略は立てにくい。どの馬からも狙える状況だけに1頭決めてそこから徹底的に流す方がよさそう。基本的には短距離専化よりも中距離王道ローテ組を優先し、その中でも実績あるクラリティスカイを中心視。対抗はアルマワイオリを据え、推奨馬券としてはこの2頭からの3連単2頭軸マルチとするが、相手はいくつか変えても良さそう。
2015/5/3 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝3200m
    外・右回り

  • 見込み
京都の坂越えが2回。上がりの競馬になりやすく、差し馬は勝負所ではある程度前につける必要もある。また、長距離コースゆえ、内の経済コースを回る必要があり、その点において外枠はやはり不利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ゴールドシップ 牡6 58.0 横山典弘
1 02 カレンミロティック セ7 58.0 蛯名正義
2 03   ネオブラックダイヤ 牡7 58.0 秋山真一
2 04 ラストインパクト 牡5 58.0 川田将雅
3 05   タマモベストプレイ 牡5 58.0 津村明秀
3 06   ホッコーブレーヴ 牡7 58.0 幸英明
4 07   トーセンアルニカ 牝5 56.0 池添謙一
4 08   スズカデヴィアス 牡4 58.0 藤岡佑介
5 09 クリールカイザー 牡6 58.0 田辺裕信
5 10   ラブリーデイ 牡5 58.0 ルメール
6 11   フーラブライド 牝6 56.0 酒井学
6 12 デニムアンドルビー 牝5 56.0 浜中俊
7 13 キズナ 牡5 58.0 武豊
7 14   フェイムゲーム 牡5 58.0 北村宏司
8 15   サウンズオブアース 牡4 58.0 内田博幸
8 16 ウインバリアシオン 牡7 58.0 福永祐一
8 17 アドマイヤデウス 牡4 58.0 岩田康誠
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
半ば当然のスローペース。後半の坂の上り下りで乱ペースになる。瞬発力勝負必至で、差し馬は前次第。
信頼度
C
波乱内在
有力馬は絞られているものの、既成勢力は昨年敗戦の過去を持つ。傾向・コース設定からも伏兵馬にも警戒が必要。
予想本文 

※おことわり
5月1日~3日は不在でブログ更新することができないため、早めのアップとなりました。
そのため、オッズ・調教チェック等は行っておりませんので、ご了承ください。

~ 雪辱を果たす者 ~
 昨年、このレースで敗れてしまった1番人気、2番人気のキズナとゴールドシップが揃って再チャレンジしてくる。両馬とも共通しての敗因ははっきりはしている。今回、それぞれがこのあたりにどう対応してくるだろうか。一方2連覇を果たしたフェノーメノも、前哨戦の前走は大敗した。雪辱を果たすものは誰か。やはりまた1番人気は敗れてしまうのか、やはり今年も難しいレースとなりそうだ。

 こと天皇賞・春については過去2度も期待を裏切り続けたゴールドシップ。祖父メジロマックイーンの名を何度も出して、むしろこのレースこそ勝ってほしいのに、なんというもどかしさ。かたや阪神大賞典は3連覇を成し遂げており、決して長距離適性がないということではない。今回は最内枠を引いた。前が壁になるリスクは伴うが、経済コースを回れる点は大きい。逆に置かれること嫌って好位付けすることができれば、勝ちパターンにも持ち込めるはず。今回は岩田騎手とともに相性の良い横山騎手に替わる。3度目の正直となるか、2度あることは・・・となるかは鞍上次第の側面も。

 昨年このレースで敗戦後、どうも煮え切らない成績のキズナ。長期休養明けの京都記念こそ、馬体重+22キロでは仕方ないものの、前走は勝たねばならぬレースだった。ただ、ルメールにやられたとも言えなくもないので、ひとまず2着には入ったことは評価したい。おそらく体調面ではここは万全に望めるのだが、やはりいくつか気になる点はある。前走では末脚は最後止まっていた。この馬は凄い切れ味があるものの、その使える時間は短い。先行有利な天皇賞・春というレースにおいては好位から長く持続力ある脚が理想で、その点では追い込み脚質もネック。後方からなら、ある程度マクる競馬が必要となり、この馬にはその戦法は難しいだろう。地力、順調度といった総合力では筆頭格も、距離と脚質不安は残る。

 切れ味ならラストインパクトもヒケをとらない。前走、阪神大賞典ではやや物足りない内容だったが、休み明けとしては一定の結果を出したと言えよう。有馬記念は敗れたとはいえ、33秒台の末脚は見せており、豪華メンバーの中での7着は悲観する内容ではない。そろそろG1の舞台でも気後れしない実績も伴ってきたといってよいだろう。前走からの上積みがどこまであるかという点にも左右されるが、ここが飛躍のレースとなる可能性もあり、楽しみな存在。

 古豪ウインバリアシオンはなんといってもこのレースに実績があることが頼もしい。フェノーメノの回避で、その実績がよりクローズアップされてくる。前走はアドマイヤデウスには敗れはしたが、大敗続きの後としては上々の結果。むしろ人気的には旨味が増し、あえてこちらを上位評価とした。もちろん年齢的な上積みが期待できないことや、外目の枠も気になるところではあるが、このレースならまだ見限ることはできない。

 日経新春杯、日経賞と充実の重賞連勝で臨むアドマイヤデウス。皐月賞、ダービーとクラシックでは振るわなかったが、1年経て大きく成長したところを見せてくれた。スローからの上がりの競馬は得意とするところで、このレースには向くはず。後は実績馬との力関係だが、ここで壁にぶつかる可能性はあるものの、やはり底が割れていない点の方が魅力的。鞍上継続も心強い。ただ、大外枠がなんとも痛いところで、その点で少し評価を下げた。

 勝ち鞍少なく地味な成績ながらも、宝塚記念2着の実績が光るカレンミロティック。どのレースでも先行して渋といところを見せており、このレースには向いているタイプ。有力馬が後方でもたつくようなら、チャンスはある。

 一連のG1レース続きで成績もずっと芳しくなかったデニムアンドルビーが、前走でまだまだ力のあるところを見せてくれた。展開頼みの側面はあるが嵌まれば強い。ここも引き続き警戒。

 前走こそ大敗したものの、重賞戦線で安定した成績残すクリールカイザー。G1となると今一歩の感もあるが、天皇賞・春では得てして好走するのはこのタイプ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=13
→04,16,17,02,12,09
(36点)

01=04
→13,16,17,02,12,09
(36点)

正直狙い所の馬が軒並み外枠に行ってしまって、なんとも買いづらいレースとなった。早期予想で絞り込めないという点もあるが、もう一度、昨年の本命候補2頭、ゴールドシップとキズナで勝負したい。面白くないところだが、正直なところ、この2頭を外した場合は他候補が多すぎて絞り込めなくなる。この2頭の優劣もつけがたいが、大敗のリスクを負っても内枠と距離適性でゴールドシップを上位評価とした。

馬券は基本的にこの2頭からの3連単2頭軸マルチながし。1番人気を争う両馬だが、昨年よりは票が割れることも期待したい。オッズ次第でもあるが、Gシップから相手をラストインパクトに変えても是非遊んでみたいところ。

2015/4/19 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 B
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタートとゴール前の2度の坂越えがあるタフなコース。スローペースになりやすく、内回りゆえ多数頭なら差し馬は捌くのに苦労することもあり、器用さと力のある先行馬が圧倒的に有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ブライトエンブレム 牡3 57.0 田辺裕信
2 02 ドゥラメンテ 牡3 57.0 M.デムーロ
2 03 スピリッツミノル 牡3 57.0 酒井学
3 04   ワンダーアツレッタ 牡3 57.0 柴田大知
3 05 リアルスティール 牡3 57.0 福永祐一
4 06   タガノエスプレッソ 牡3 57.0 菱田裕二
4 07 キタサンブラック 牡3 57.0 浜中俊
5 08 サトノクラウン 牡3 57.0 ルメール
5 09   ミュゼエイリアン 牡3 57.0 柴山雄一
6 10 ベルーフ 牡3 57.0 戸崎圭太
6 11 ダノンリバティ 牡3 57.0 岩田康誠
7 12   ベルラップ 牡3 57.0 三浦皇成
7 13   コメート 牡3 57.0 嘉藤貴行
8 14   クラリティスカイ 牡3 57.0 横山典弘
8 15 ダノンプラチナ 牡3 57.0 蛯名正義
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
03がハナを切り、07が後に続く。ゆったりとしたペースが予想されるが、先週のこともあるので、各馬早めの仕掛けか。
信頼度
C
実力伯仲
G1としては、頭数が少ないが、好メンバーが揃った。僅差の実力差で展開の影響も多分に大きい。
予想本文 

~ どう乗る?中山内2000m ~
 桜花賞はまさかの超スローペースでレッツゴードンキが逃げ切った。早く流れる舞台設定でもスローになることもあるし、逆もあるのが競馬。皐月賞は、先行有利とされる中山内回り2000m。実力伯仲の精鋭が集った。やはり今回もレース展開が鍵を握りそう。

 こと末脚のインパクトならリアルスティール。2走前の共同通信杯が印象的で、東京の長い直線で追い出しをじっと我慢し、ドゥラメンテを先に行かしながら、最後に差し返してみせた。一転、続く弥生賞では後方から切り裂くような末脚。結局前は捉えきれなかっただけに、今回も届かずの不安は残すが、粒揃いの好メンバーが揃った中でも一番の力量とみる。お手馬を選べる状況の中からこの馬を選んだ鞍上の選択も信用したい。

 荒削りだがドゥラメンテも能力では負けてない。前走リアルスティールには屈したが、力量差はほとんどなく逆転も十分可能。ただ、レース中、行きたがって口を割る場面もあり、気性的にはまだ幼さを残す。それだけに今回間隔が空いてしまった点は少し気にかかる。また、中山未経験という点も割引には違いなく、どちらかというと「ダービーでこそ!」の典型的なタイプ。その点で本命は譲ったが、鞍上含め、期待度は非常に高い一頭。

 魅力ある馬が揃ったこともあるが、3歳チャンプ、ダノンプラチナの評価が低いように思える。大外枠ではあるが、15番ならそれほどでもないし、元来皐月賞は外枠でも勝率はいい。スプリングSは3着に終わったが、復帰初戦としては上々の結果。一叩きの上積みはあるだろうし、そもそもスプリングS組のレベルは高く、ここでの上位入線した結果は胸を張れる。

 3戦無敗を抜きにしても、完成度と安定感という点ではサトノクラウン最上位に異論はない。先行力もあり、器用さも備え、いかにも皐月賞向きと言えよう。すでに同舞台の弥生賞を制覇したことも大きな拠り所。一方で、その前走のレースぶりには、2歳時の凄みが薄れ、小さくまとまってしまった感も抱いてしまった。3戦無敗の人気を考えると少しばかり躊躇し、評価も下げた。とはいえ、追い切りではさすがのところを見せており、もちろん勝ち負けレベルにある実力馬には相違ない。

 こちらも3戦無敗のキタサンブラック。スプリングSでは展開向いたとはいえ、強力な有力馬を向こうに回しての勝利は立派。先行して早い脚が使え、中山の坂も苦にしないとあれば、先週の桜花賞のような後方待機馬が手が出ないような展開になった際には、前走の再現は可能。おそらく2番手あたりの競馬となり、良くも悪くもこの馬がレースのペースを作りそう。

 ベルーフは今回ブリンカー装着。前走のスプリングSは相手が揃っていたし、4走前に敗れたのはルージュバック。差し一手の馬だけにこの舞台への適性には不安は残るが、地力は見劣るものはなく、警戒を要する一頭。

 このメンバーでは完全に別路線組となるダノンリバティ。好走と凡走の差が激しく、2000mでの勝ちがない点は大きな不安を伴うが、前走の毎日杯では、スローの前残りの展開で後からよく伸びていた。穴で一考したい。

 さらに穴を狙えば、逃げ馬スピリッツミノル。前走こそ重馬場で上がりタイムは目立たないが自分の形に持ち込めればしぶとそう。単騎逃げが見込める上、スローペースになれば前残りも・・・。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

05=02
→15,08,07,10,11,03
(36点)
外国人ジョッキー両翼を配し、万全の2頭出しの堀厩舎。皐月賞という舞台設定を考えるとサトノクラウンに利があるとは思うが、それでもドゥラメンテのスケールの大きさの方に魅力を感じた。さらにこの強力2頭を上回って、強く惹き付けられたのが、関西馬リアルスティール。全3走、いずれも強烈な脚を見せ、前記2頭に3歳チャンプ、ダノンプラチナも加わり、ガチンコ対決が楽しみ。
当然ながら馬券もこれらが中心。今回は15頭と少々少ない。トリッキーなコースながら波乱も少ないとみて、リアルスティールとドゥラメンテの3連単2頭軸マルチながし。
2015/4/12 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 コンテッサトゥーレ 牝3 55.0 ルメール
1 02   ムーンエクスプレス 牝3 55.0 松山弘平
2 03   ノットフォーマル 牝3 55.0 黛弘人
2 04   トーセンラーク 牝3 55.0 吉田隼人
3 05   ペルフィカ 牝3 55.0 菱田裕二
3 06 レッツゴードンキ 牝3 55.0 岩田康誠
4 07 クルミナル 牝3 55.0 池添謙一
4 08 ルージュバック 牝3 55.0 戸崎圭太
5 09 アンドリエッテ 牝3 55.0 川田将雅
5 10   アースライズ 牝3 55.0 幸英明
6 11 キャットコイン 牝3 55.0 柴田善臣
6 12   ローデッド 牝3 55.0 川島信二
7 13 クイーンズリング 牝3 55.0 M.デムーロ
7 14   テンダリーヴォイス 牝3 55.0 福永祐一
7 15 ココロノアイ 牝3 55.0 横山典弘
8 16   メイショウメイゲツ 牝3 55.0 吉田豊
8 17   レオパルディナ 牝3 55.0 武豊
8 18   クールホタルビ 牝3 55.0 小牧太
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
内枠引いた03の逃げ。続く馬もおり、近年程度には早く流れる。必然的に差し馬が中心か。
信頼度
D
実力伯仲
実力馬が揃ったハイレベルなメンバー構成。極端な穴馬の台頭はなさそうだが、明確な軸馬も不在。
予想本文 

~ 百花繚乱 ~
 既成勢力の地力比較もままならぬところに3戦無敗馬が3頭も加わった。前走敗戦馬の巻き返しも見込まれ、今年は混戦模様の桜花賞。まさに百花繚乱の粒揃いメンバーだが、この一戦でおおよその勢力図は固まりそう。

 1勝馬の身でありながら、王道ローテを堅実な走りで依然として中心勢力に居座るレッツゴードンキ。前走は3着でココロノアイには負け越しとなった。だが前走は重馬場の中、先行策をとった位置取りの差で、決して力負けとは思えない。無敗馬や重賞勝ち馬に目を奪われがちではあるが、未知の人気馬より堅実に結果を重ねてきたこの馬を軸馬として中心に据えたい。とはいえ、やはり勝ちきるとなると一皮剥ける必要もある。

 勝つなら圧勝もありそうなのがルージュバック。デビュー戦では32秒台で駆け抜け、復帰戦の牡馬混合重賞も楽勝。ぐんぐん伸び、止まることのない末脚には目を見張るものがあり、ここまで圧倒的な足跡を残してきた。この舞台もこの馬向きで、極端なスローにならない限りは、末は確実だろう。ただ、ずば抜けた能力で派手さはあるが、G1レベルの多数頭で早い流れは未経験。広いコースゆえ杞憂に終わりそうでもあるが、一抹の不安も残る。

 チューリップ賞では5馬身差大敗も、良馬場ならコンテッサトゥーレをここで見直したい。良血馬ゆえ人気的に旨味少ない馬だが、ここでは盲点となっており狙い目。最内枠がどう出るかだが、強力な母系をバックボーンに、父は阪神マイルに無類の強さを誇るディープインパクト。鞍上もルメール騎手となり、かなり面白みのある存在。

 当然ながらココロノアイも有力馬の一角。前走は危なげない見事な勝利。このレースに臨むにあたり特に不安点はなく、最も死角の少ない馬とも言える。他の有力馬を内に見る外枠もこのレースに限っては好枠と言えよう。

 こちらも3戦無敗のクイーンズリング。中距離路線からの1400mのフィリーズレビューの選択は異色のローテ。ただ、そこでもしっかりと勝利したことで、ぐっと信頼度は高まった。距離が延びる今回は、当然のプラス要素。輸送の影響か、極端に馬体重が減っていたことはやや気にかかる。

 チューリップ賞では1番人気で迎えたディープ産駒、クルミナルは期待を裏切る大敗を喫した。ただ、湿った馬場でノメっていたし、直線の不利もあった。それまでの勝ちっぷりが良いだけに、見限るのはまだ早計か。

 接戦が多いため地味な勝ち方に映ることもあって、無敗馬の中では比較的軽視されがちなキャットコインだが、負かした相手は次走のトライアルレースでそれぞれ好走しており、その実力は保証されている。血統的にもまだまだ伸びしろがありそうで将来性もある1頭。

 アンドリエッテは前走、コーナーでいったんは後方に置かれる状況に陥ったが、そこから重馬場をものともせず猛追してみせた。この馬もディープ産駒。言わずもがな、この舞台への適性は推して知るべし。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

06
→08,01,15,13,07,11,09
(126点)
無敗馬が揃ったが、今回はあまりなびくことなく、まずは既成勢力を信頼したいところ。となると阪神JFの上位馬、レッツゴートンキとココノアイあたりとなるが、実力的には互角とみる。ならば配当的に旨味あるレッツゴードンキの渋とさに期待して本命としたい。
一方、無敗馬軽視とはいえ、ルージュバックは別格。他、穴目を狙ってコンテッサトゥーレにも注目したい。実力比較が難しく、馬券的には困難な一戦。点数が増えてしまうが、ここはレッツゴードンキ1頭の3連単マルチで挑みたい。
2015/3/29 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中京 A
  • 芝1200m
    左回り
  • 稍重
    見込み
コース図
道中の下りと直線の急坂。ラップは平均傾向でペースの緩急は少ない。先行有利の他場と異なり、差し通用の舞台。差し馬の一変に注意。ただ、複勝圏内なら、逃げ・先行馬に安定感あり。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   リトルゲルダ 牝6 55.0 丸田恭介
1 02   オリービン 牡6 57.0 菱田裕二
2 03   ローブティサージュ 牝5 55.0 池添謙一
2 04 エアロヴェロシティ セ7 57.0 パートン
3 05   ワキノブレイブ 牡5 57.0 松岡正海
3 06 サドンストーム 牡6 57.0 国分優作
4 07   マジンプロスパー 牡8 57.0 北村友一
4 08   アンバルブライベン 牝6 55.0 田中健
5 09   レッドオーヴァル 牝5 55.0 戸崎圭太
5 10   アフォード 牡7 57.0 村田一誠
6 11   ショウナンアチーヴ 牡4 57.0 吉田隼人
6 12   サクラゴスペル 牡7 57.0 藤岡康太
7 13 ダイワマッジョーレ 牡6 57.0 M.デムーロ
7 14   トーホウアマポーラ 牝6 55.0 福永祐一
7 15 ハクサンムーン 牡6 57.0 酒井学
8 16 ミッキーアイル 牡4 57.0 浜中俊
8 17 コパノリチャード 牡5 57.0 武豊
8 18 ストレイトガール 牝6 55.0 岩田康誠
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
HS
ハイスロー
08,15あたりが引き、短距離戦らしいハイペースは必至。最後の坂に備え、力を貯めておきたい各馬がこれを追いかけるかどうか・・・。
信頼度
D
混戦
もともと波乱要素のある短距離戦。ペース予想も難しく、抜けた馬も不在で混戦模様。
予想本文 

~ 香港スプリント王見参 ~
 昨年の香港スプリント覇者、エアロヴェロシティが参戦する。かつて、オグリキャップと大接戦の末、2.22.2の伝説レコードを打ち立てたホーリックス。その鞍上だったニュージーランドのオサリバン師が、香港から送る最強スプリンター。スプリント戦なら香港ホースは日本でも通用する。迎え撃つ日本勢はやや手薄だが、香港で対戦した馬もちらほら。地元でのリベンジなるか。

 昨年に続き、ストレイトガールを本命。昨年以降は未勝利だが、海外を含むG1レースでの安定した実績はやはり安心感がある。大外枠が気になるとは言え、意外にもこのレースは大外枠は好成績。ぶっつけローテも予定通りで、その辺りはあまり気にすることもなさそう。ただ、昨年は重馬場に脚をとられたが、今年も天気は下り坂である点はやや心配。とはいえ、香港スプリント王には敬意も表するも、ここでは格好をつけておきたい。

 ミッキーアイルにとって前走の好走はかなりの収穫。意図的に控える競馬を試み、見事にそれに応える成長を見せた。元来マイル戦を逃げ切るだけの地力の持ち主が、ついに控える競馬ができるようになったということはかなりの脅威。スプリント戦が初となるが、むしろ流れの速くなるこの距離の方が、自然に控えることができそう。

 3走前の大敗は不利あってのものと度外視するなら、ほぼ負けなしの実績を誇るエアロヴェロシティ。海外遠征も、日本競馬への適性も未知数ではあるが、こと実績ではこのメンバーでは群を抜く。調教は軽く、不安要素も多く抱えるが、他有力馬が外枠に追いやられている中、内の好枠を引いたアドバンテージは大きい。

 昨年コパノリチャードを王者へ導いたM.デムーロが、今年はダイワマッジョーレを駆る。前走では覚醒に近い競馬をみせたミッキーアイルをしっかりハナ差抑えての勝利が憎らしい。中距離からの路線変更となるが、高松宮記念は生粋のスプリンターでなくとも十分戦える舞台。さらにここ2戦の1400m戦での戦いぶりをみると、やはり期待は大きくなる。

 近走一連の重賞レースを安定した成績を納めており、3連単のヒモとして俄然狙いたくなるサドンストーム。勝利が少ないだけに地味な存在ではあるが、なかなか内容は秀逸。後方からの破壊力ある末脚を持っており、前崩れなら、まるごと一飲みしてしまう事をやってものけてもおかしくはない。ただ、前走もこなしたとはいえ、やはり差し馬だけに馬場の渋化は避けたい。

 今回逃げ馬が厳しいとみているが、絶好調の仕上がりをみせるハクサンムーンも無視できない存在。意欲的な調教を見せ、馬もそれによく応えている。同型の存在が気になるが、後続馬が牽制しあうようならそのまま押し切ってもおかしくない。

 香港では競馬にならなかったが、リトルゲルダも穴で一考。スプリント専化でこの距離はお手の物だし、一叩きできた効果も見込める。何より良くも悪くもの最内枠をうまく活かせば有力馬に一泡吹かすことも。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

18=16
→04,13,06,15,01
(30点)
手薄なメンバーとはいえ、魅力ある馬が揃っており、取捨には迷うところだが、ストレイトガールの安定感を信頼したい。確たる主軸馬不在の状況でマークも分散されるだろう。
そして、軸としては一歩譲ったが、今回真の本命はミッキーアイルとも言え、この舞台での覚醒に期待したい。馬券は当然この2頭から。2頭軸マルチながし馬券で。
2015/2/22 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京
  • ダート1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
スタートの斜めの芝コースが大きな特徴。芝適性があれば外枠有利。前半ラップは35秒台が通常で比較的早めに流れる。最後の直線も広くて長く、ダート戦では唯一といっていい差し馬でも勝負になるコース形態。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ローマンレジェンド 牡7 57.0 岩田康誠
1 02   コーリンベリー 牝4 55.0 松山弘平
2 03   シルクフォーチュン 牡9 57.0 江田照男
2 04 コパノリッキー 牡5 57.0 武豊
3 05 カゼノコ 牡4 57.0 浜中俊
3 06   ハッピースプリント 牡4 57.0 吉原寛人
4 07   グレープブランデー 牡7 57.0 北村宏司
4 08   レッドアルヴィス 牡4 57.0 勝浦正樹
5 09 サンビスタ 牝6 55.0 C.デムーロ
5 10 ベストウォーリア 牡5 57.0 戸崎圭太
6 11 ワイドバッハ 牡6 57.0 蛯名正義
6 12   サトノタイガー 牡7 57.0 三浦皇成
7 13 ワンダーアキュート 牡9 57.0 ベリー
7 14   インカンテーション 牡5 57.0 内田博幸
7 15   キョウワダッフィー 牡7 57.0 福永祐一
8 16   アドマイヤロイヤル 牡8 57.0 横山典弘
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドル

本命馬より前に行く02の動向が気になるが、極端に飛ばす可能製は低く、例年並の平均ペースが濃厚。

信頼度
C
軸馬次第
良くも悪くも本命馬次第。一定以上の信頼は置けそうだが、万一、馬券にからまないようだと波乱も。
予想本文 

~ 一本かぶりの逃亡者 ~
 ダート王ホッコータルマエ不在で、常連の古豪メンバーにもやや陰り。新星出現ムードもなく小粒感は否めない今年のフェブラリーS。前年覇者コパノリッキーが昨年の16番人気から、一転、1番人気として主役を張る。当然ノーマークだった昨年とは異なり、各馬のマークは厳しくなる。連覇成すや成さざるや。

 さすがにこのメンバーならコパノリッキーが中心だろう。出遅れたチャンピオンズCでは、揉まれると力を出せない脆さを露呈した。続く東京大賞典でもホッコータルマエに適わず。そんな懐疑的な状況で望んだ東海Sだったが、実に素晴らしい内容だった。自分の形に持ち込めさえすれば、ここまで強いのかと改めて見直された。同型逃げ馬の存在と、マークされた状況での東京1600mという舞台設定は確かに危なげではあるが、他メンバーとは地力的な差があると断じた。ここは信用したい。

 このレースは追い込み一手では苦しいと知りつつ、それでも東京コースなら、ワイドバッハの走りはかなり魅力的な存在だ。東京コースでは常に1、2着争いをしており、6着に終わった中京のチャンピオンズCでも外から際立つ脚色を見せていた。当日は雨が降る可能性もあり、もし馬場が湿るようならしめたもの。届かない可能性はあるが、少なくとも確実に差し込んでくる末脚は脅威。

 牝馬でもサンビスタは侮れない存在であることは中央G1のチャンピオンズCで証明してみせた。牡馬相手でも臆することはないだろう。むしろ今回はマイルへの適性が鍵だが、牝馬らしい優れた瞬発力はこの距離でも大きな武器となるはず。中団からコンスタントに36秒台の脚を使えるので、堅実なレースを見せてくれるはず。強力な鞍上も頼もしい。

 対抗には古豪ローマンレジェンド。やはり年齢的な懸念はあったが、絶好調を思わせる調教内容でその不安も払拭。意外にも東京コースは初参戦となるが、左回りはこなせるので、それほど不安はない。時々のポカが気になるが、人馬ともの安定勢力。内枠を活かしての好走も期待でき、ここは外せない一頭。

 昨年、このレースで期待馬だったベストウォーリア。当時は惨敗を喫してしまったが、その後きっちり立て直しをみせた。昨年の惨敗以外、東京コースでの実績は申し分ないのだが、やはり距離的なリミットがあることも確か。馬券的取捨は当日のオッズ次第でもあるが有力馬の一角。

 ホッコータルマエを追い詰めた前走が光るカゼノコ。展開に左右されがちではあるが、ハマったときの末脚は脅威。初の東京コースも不安よりむしろ期待の方が上回る。4歳馬ゆえの上積みにも期待。

 帝王賞でコパノリッキーを破ったワンダーアキュート。9歳の老兵もまだまだ勝負になる。前走の敗戦で人気が落ちているが、大きく崩れておらずその地力は健在。複勝圏内を考慮すれば旨味。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

04=11
→09,01,10,05,13
(30点)
やはり、コパノリッキーの取捨がポイントとなる。絶対視ほどではないが、前走の内容ならひとまず信頼してよさそう。ただ、ヒモ争いは混戦で、対抗格の選出が難しい。強力な末脚が魅力のワイドバッハとの3連単2頭軸マルチ馬券を推奨とする。サンビスタやローマンレジェンドと相手を変えてもよいが、コパノを買う以上、割り切りも必要。
2014/12/28 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りのコーナー6回、G前の急坂2回のタフなコース。スピードよりもタフさが要求される。近年はスローによる先行馬残りよりも、差し馬が活躍傾向。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   トーセンラー 牡6 57.0 武豊
1 02   ヴィルシーナ 牝5 55.0 内田博幸
2 03 ワンアンドオンリー 牡3 55.0 横山典弘
2 04 ジェンティルドンナ 牝5 55.0 戸崎圭太
3 05 ラキシス 牝4 55.0 C.デムー
3 06 トゥザワールド 牡3 55.0 ビュイッ
4 07   ラストインパクト 牡4 57.0 菱田裕二
4 08   メイショウマンボ 牝4 55.0 武幸四郎
5 09   ウインバリアシオン 牡6 57.0 藤岡康太
5 10 フェノーメノ 牡5 57.0 田辺裕信
6 11   サトノノブレス 牡4 57.0 池添謙一
6 12   デニムアンドルビー 牝4 55.0 浜中俊
7 13 エピファネイア 牡4 57.0 川田将雅
7 14 ゴールドシップ 牡5 57.0 岩田康誠
8 15 ジャスタウェイ 牡5 57.0 福永祐一
8 16   オーシャンブルー 牡6 57.0 蛯名正義
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
全体的には淀みなく流れる平均ペース。ただ、道中、ペースの緩急変化は起きそうで、本命馬の仕掛けがその鍵を握る。
信頼度
C
実力伯仲
実力馬揃いの混戦模様。展開次第で様相一変するが、ひとまず上位陣を信頼したい。
予想本文 

~ ディープを退ける者 ~
 今年を振り返るとディープインパクト産駒が大暴れとなった年。平地G1は9勝で、中山大障害までもがディープ産駒が勝利した。さて舞台はオーラス有馬記念。かつて絶頂期にあったディープインパクトをねじ伏せたのはハーツクライ。メンバーは揃った。ディープインパクトを退けるのはハーツクライか、ステイゴールドか、それとも・・・。

 やはりこの舞台ならゴールドシップか。宝塚記念連覇、皐月賞、有馬記念の結果からも、ロングスパートが通用する舞台なら、堅実な成績を残し、大敗してからの巻き返しもザラ。凱旋門賞大敗から、間を空けての復帰戦のため、自信の本命ともなると、不安も残すが、連軸としての信頼度は高いだろう。外枠に入ったが、この馬にとってはスムーズにまくれる外の方がかえって好都合だろう。緩急のペースコントロールの主導権を握れば得意のスタミナレースに持ち込む事ができる。相変わらずスタート後の行きっぷりに難を残すため、危うさはあるが、まずはこの馬から中心とせねば、組み立てられない。

 対抗格には本命馬と同厩、須貝厩舎の僚馬、ジャスタウェイ。調教でゴールドシップを寄せ付けないパフォーマンスはある程度想定内。ただ、一叩きしてのデキがさらに上向きであることは間違いないはず。この馬はやはり東京コース、それももっと距離の短い中距離がイメージとしてはぴったりで、今回の舞台が向いていない事は鞍上自身の口ぶりからも窺える。ただ、前走JCでは、一頓挫後の2400mで、厳しい条件ながらも2着した点はさすが。あらためてこの馬の能力の高さを思い知らされた。とにかく覚醒後、国内では2着以下がないわけだから、逆らう理由は少ない。

 ジャパンカップで圧巻の強さをみせたエピファネイア。致命的な欠点である かかり癖に悩まされてきたが、まともに走ればあれだけの競馬ができる。あの豪華メンバーでの圧勝劇はとにかく強いのひとこと。しかも、まだ道中はいきたがって、スムーズなレースだったとは言えなかった。今回は、東京から中山に変わる点が焦点。スペシャルウィークの血を引き、中山が駄目ということはないだろうが、それでも本来は、広いコース向きではあろう。コーナー多く、道中息も入れやすいという救いもあるが、それも外枠ではどうか。有力馬が軒並み外枠に入ったが、その中でこの馬が一番辛いように思える。無論、折り合い面は進境をみせており、ここも「もう1丁!」の可能性もあるが、前走は騎手の手腕もあったとみており、手替わりした以上、それが誰であれ1段評価を落とした。

 3歳勢からはやはりダービー馬、ワンアンドオンリーの復活が怖い。菊花賞大敗後、仕切り直しのJCも7着に終わったが、悲観するような内容でもなかった。直線ハープスターと同じ脚色で、勝ち馬は別としても、2着馬とは僅差の好内容。今年の3歳世代は古馬陣とは若干の力の差をまだ感じるが、今回、強力な古馬勢は軒並み外枠になった。終始外を回らされて敗れた菊花賞の雪辱に絶好の機会を得た。今秋4戦目で使い詰めとはなるが、馬の方はまだまだ元気。3歳馬代表として無様なレースはできない。

 牝馬限定戦だからといってエリザベス女王杯馬、ラキシスも決して軽視できない。中長距離では牡馬混合重賞でも良績を残しているし、スローでの上がり勝負の切れはなかなかのもの。中長距離戦に良積があることも好ましい。とにかくディープインパクト産駒はすべてが激走する可能性を秘めている。より厳しくなる流れと、初となる中山コースの対応に不安を残すが、それを補ってあまりある頼もしい鞍上も得た。

 ラストランとなるジェンティルドンナには敬意を払いつつも、評価は下げざるを得ない。今回が初の中山コースとなる。決してこなせないとまでは思えないものの、これまで陣営が避けてきたことも事実。前走、得意の東京で敗れた以上、強気には出れない。ただ、それでもジェンティルドンナ。連下には食い込む余地は十分。

 これだけのメンバーだとさすがに影が薄いが、3歳馬ならトゥザワールドも一考。菊花賞は大敗だったが、弥生賞、皐月賞で実績のある中山なら、まだ見限れない。なんといっても有馬記念連続3着のトゥザグローリーの全弟。人気的にも旨味が強く押さえておきたい1頭。

 中山2500mの舞台なら春天皇賞2勝馬、フェノーメノも気に掛かる。ここ2戦は精彩を欠くが、条件ハマると、いきなり好走してくるので油断できない。消耗戦となりがちな今回の舞台には、この馬向きの条件が整っている。事実ステイゴールド産駒は中山に相性がよく、ここは要注意。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

14=15
→13,03,05,04,06,10
(36点)

14=13
→15,03,05,04,06,10
(36点)
 枠順が外に並んだハンデを考慮しても、ゴールドシップ、ジャスタウェイ、エピファネイアを素直に上位評価。ただ、人気もこちらに集中しており、この3頭で決まってしまうと面白みがない。主軸にはゴールドシップ。ここには迷いはないが、3連単2軸マルチの相手にやや迷いも。高配狙うなら他馬がよいが、そこまでは荒れないとみて、ジャスタウェイ、エピファネイアを相手のヒモ穴狙いが妥当。
2014/12/21 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
やはり阪神マイル戦であれば全般的には差し馬有利。とはいえ、極端な追い込みは苦しい。前日の雨がどこまで残るかだが、力のいる馬場であることには違いない。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ネオルミエール 牡2 55.0 柴山雄一
1 02 ダノンプラチナ 牡2 55.0 蛯名正義
2 03   コスモナインボール 牡2 55.0 柴田大知
2 04   ケツァルテナンゴ 牡2 55.0 浜中俊
3 05   タガノアザガル 牡2 55.0 四位洋文
3 06   アルマワイオリ 牡2 55.0 勝浦正樹
4 07   セカンドテーブル 牡2 55.0 戸崎圭太
4 08 ナヴィオン 牡2 55.0 福永祐一
5 09 アッシュゴールド 牡2 55.0 池添謙一
5 10   ジャストドゥイング 牡2 55.0 川田将雅
6 11   ワキノヒビキ 牡2 55.0 北村宏司
6 12   アクティブミノル 牡2 55.0 武豊
7 13 ペプチドウォヘッド 牡2 55.0 ムーア
7 14 クラリティスカイ 牡2 55.0 岩田康誠
7 15   タガノエスプレッソ 牡2 55.0 菱田裕二
8 16 ブライトエンブレム 牡2 55.0 田辺裕信
8 17   ペイシャオブロー 牡2 55.0 和田竜二
8 18   メイショウマサカゼ 牡2 55.0 太宰啓介
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
差し有利は明白で、それゆえ積極的に動く馬も少なそう。マイル戦でもあり、ある程度は流れるも、スローに近い流れとなるか。
信頼度
C
混戦
有力馬の現時点での実力差は互角。一長一短あり、他馬にも付け入る隙がありそう。
予想本文 

~ 朝日杯?阪神?? ~
 中山の名物レースの2歳牡馬王者決定戦が阪神で行われることになった。朝日杯より数々のクラシックホースを輩出した暮れのラジオNIKKEI杯2歳ステークスが個人的には好きなレースだったのだが、こちらはホープフルSとして中山に移ることになった。いずれこちらもG1に昇格される可能性もあり、今後この朝日杯FSはどうなってしまうのか少々気になるところ。

 各馬横一線の状況だが、クラリティスカイを本命視する。前走、いちょうSのレースレベルはそれなりに高く、そこでの2馬身差レコード勝ちは見事。ある程度の先行力もあり、湿った馬場もこなせるパワーもある。阪神の外回りならじっくりと構えることもできよう。地力的には少し決め手に欠ける面も否めないが、鞍上含め、どのような展開になろうとも対応できる安心感にここは乗っかってみる。

 先の阪神JFで好走したレッツゴードンキを、札幌2歳Sで子供扱いしたブライトエンブレム。札幌の小回りコーナーを、外を回しながら短い直線だけで差し切った瞬発力は相当の地力の高さを窺えた。阪神コースであることを踏まえると純然マイラーよりも早くから中距離を経験していることも好ましい。ただ、気になるところは2戦連続のスタートミス。今後の矯正課題ではあるが、少し開いたレース間隔が吉凶どちらに転ぶか。

 オリエンタルアートにステイゴールド。言わずと知れたオルフェーブルの全弟、アッシュゴールド。鞍上も池添騎手となると否応なく期待感が集まる。兄同様、現段階ではまだまだ発展途上の状態だが、前走では良い切れを披露。比較的前で競馬ができたのも収穫で、さらなる上積みも見込めそう。地力がストレートに問われる阪神に変わったこともプラス。積極的に狙いたいところではあるが、いかんせん人気を必要以上に背負うだけに軸には難しいところ。

 デイリー杯2歳Sでは2馬身空けられた3着と1番人気に応えられなかったナヴィオン。ただ、競馬ぶりには上達の跡。完全なスローペースの中、ある程度前に進める対応を見せ、これまでの後方一気だけの脚質から完全に脱却したと言えよう。デイリー杯自体のレースレベルに疑問が残るため、この評価に留めたが、状態はすこぶる良さそう。

 やや地味ながらネオルミエールも十分主役候補の一角。前走いちょうSでは、勝ったクラリティスカイより速い脚で追い上げての2着。勝ち馬には着差を広げられたものの、十分次に繋がる内容だった。前走2着ということで比較的人気的な旨味もあり、内枠活かせば逆転の目。

 ここ2戦、東京コースで圧勝し、1番人気が予想されるダノンプラチナ。2歳の牡牝で、2週連続蝦名騎手騎乗のディープ産駒という出来すぎの結果もなくはなさそう。だが、今年からこのレースは関西に舞台を移す。印的には関東馬には少し遠慮してもらった。

 一介のダート馬とは侮れぬペプチドウォヘッド。これまでの勝ちっぷりがよく、芝もこなせそうな走法。加えて馬場が重くなるようなら、さらに好都合。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

14=16
→09,08,01,02,13
(30点)

14=09
→16,08,01,02,13
(30点)
2歳戦線はここまでに至るトライアル戦が、重賞が増えたことにより多岐に渡った。それゆえ判断も難しいところだが、いちょうS勝ちのクラリティスカイを最上位評価とした。ただ、他有力馬も差は僅かで、どこからでも狙える状況。上位ボックス馬券も考えたが、ヒモ穴に旨味もありそうなので、やはり2頭軸マルチで手広く。
クラリティスカイから、ブライトエンブレム、アッシュゴールドと相手を変えてのながし馬券で挑みたい。
2014/12/14 2歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
長い直線と急坂。コースも広く、展開、枠順による有利不利は少ない。とはいえ、極端な追い込みはやはり厳しい。総じては力通りに決まりやすいコース設定。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ロカ 牝2 54.0 和田竜二
1 02   エフェクト 牝2 54.0 藤岡佑介
2 03   アルマオンディーナ 牝2 54.0 幸英明
2 04 ココロノアイ 牝2 54.0 横山典弘
3 05   スマートプラネット 牝2 54.0 酒井学
3 06   トーセンラーク 牝2 54.0 四位洋文
4 07   アカリアイドル 牝2 54.0 国分恭介
4 08   オーミアリス 牝2 54.0 国分優作
5 09   アローシルバー 牝2 54.0 藤田伸二
5 10   クールホタルビ 牝2 54.0 小牧太
6 11 レッツゴードンキ 牝2 54.0 浜中俊
6 12   カボスチャン 牝2 54.0 嘉藤貴行
7 13 コートシャルマン 牝2 54.0 川田将雅
7 14 ダイワプロパー 牝2 54.0 高倉稜
7 15 レオパルディナ 牝2 54.0 武豊
8 16 ショウナンアデラ 牝2 54.0 蛯名正義
8 17   ダノングラシアス 牝2 54.0 ビュイッ
8 18   ムーンエクスプレス 牝2 54.0 松山弘平
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
ここまでのトライアルではスローが多いが、さすがにG1ともなると、ペースは速くなる。2歳牝馬にとって1600mあたりだと掛かる馬も現れそう。
信頼度
D
混戦
思わぬ穴馬出現も十分にありえる情勢で過信は禁物。
予想本文 

~ 次代の女傑探し ~
 昨今の牝馬の活躍を思えば、やはり気になるジュベナイルF。今年は小粒なメンバーに思えるが果たして・・・。

 キャリア1戦。新馬戦のみながらその残したインパクトは強烈だったロカ。先行有利な展開にもかかわらず、33.2の末脚であっという間に先行勢を抜き去った。1800mという中距離レンジをこなし、ディープインパクトの牝系で大物感十分。たった1戦の判断、それも1番人気ともなると、さすがに中心視は躊躇してしまうが、このメンバーでマギレの少ない阪神外回りなら、本命に据えたい。それだけの説得力のある内容だった。

 中京デビュー後、少し空けて望んだりんどう賞を人気に応えたコートシャルマン。着差は僅かだったものの、この舞台への適性を期待させる余裕のある内容。一叩きの効果もあってか、調教過程も好ましく、伸びる距離もそれほど心配なさそう。

 札幌2歳Sで好走したレッツゴードンキは、続くアルテミスSでも敗れたとはいえ、ゴール前猛追をみせる十分な内容を見せた。位置取りが後すぎたためのもので力上位であることは十分みてとれた。ここでも当然有力馬の一角を担う存在。

 未知の部分が多分にあるものの、ショウナンアデラはやはりディープ産駒としての怖さがある。レースレベルは決して高いものではないが、先行して速い脚を有しており、レース上手でまとまりがよい。ここでも無難にまとめてきそう。

 ココロノアイはスタート後の行き脚がつかず後手を踏んでばかり。前走も出遅れがあり、しかも道中では先団にとりつくまでにかかってしまった。それでも勝ったという点はその能力を認めざるを得ない。

 前走、ファンタジーSでは敗れたものの悲観するような内容ではなかったレオパルディナ。差せる競馬ができることで距離への目処も立った。

 穴ではダイワプロパー。前走は大敗したが超スローの前残りの競馬。展開かわって見直しも。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=13
→11,16,04,15,14
(30点)

01=11
→13,16,04,14,14
(30点)
小粒なメンバーとはいえ、コートシャルマン、レッツゴードンキ辺りは一定の信頼の置ける存在。ロカは1戦だけの怖さがあるが、このメンバーでは突き抜けた力を持つ可能性に魅力があり、こちらを本命とした。ロカを軸にコートシャルマン、レッツゴードンキからの2頭軸マルチながし。
ただ、他馬に関して言えば力関係の比較が難しく、他にもエフェクトやムーンエクスプレスなど気になる馬もちらほら。できれば手広く押さえておきたいところ。
2014/12/7 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中京
  • ダート1800m
    左回り

  • 見込み
コース図
初の中京1800mダート戦。今の新設中京コースなら、長い直線と、ゴール前の急坂という点では、従来の阪神コースと変わらない。問題は左回りという点。4回コーナー経ることを踏まえれば、適性の有無は重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   インペラティヴ セ4 57.0 デザーモ
1 02   ベストウォーリア 牡4 57.0 戸崎圭太
2 03 クリソライト 牡4 57.0 ビュイッ
2 04   ナムラビクター 牡5 57.0 小牧太
3 05   ワイドバッハ 牡5 57.0 蛯名正義
3 06   グレープブランデー 牡6 57.0 北村宏司
4 07   サンビスタ 牝5 55.0 松田大作
4 08 ホッコータルマエ 牡5 57.0 幸英明
5 09 クリノスターオー 牡4 57.0 ムーア
5 10   ニホンピロアワーズ 牡7 57.0 酒井学
6 11 ワンダーアキュート 牡8 57.0 武豊
6 12 ローマンレジェンド 牡6 57.0 岩田康誠
7 13   カゼノコ 牡3 56.0 秋山真一
7 14 コパノリッキー 牡4 57.0 田辺裕信
8 15 インカンテーション 牡4 57.0 大野拓弥
8 16   ダノンカモン 牡8 57.0 松山弘平
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
押し出され気味での14のハナ。ゆったりした流れが想定され、先行有利。後続馬は早めの仕掛けを要する。
信頼度
D
不明要素大
舞台設定が異なることとともに、各馬に実力も均衡。展開も読みづらく、不確定要素が多い。
予想本文 

~ チャンピオンズCはじめました ~
 つまりは、「ジャパンカップやめました。」15年前、ジャパンカップのダート版として華々しく新設されたジャパンカップ・ダート。開催時期、コース、ダートの質の違いもあって、海外からの参加は思わしくなく、また活躍も日本馬に限られてしまった。JCとの同日開催や、土日開催、阪神に移動など紆余曲折を経て、ついにレース名称まで変わってしまった。舞台を中京に移し、再度仕切り直しのレースとなった。

 本命には並み居る強豪馬を押しのけてクリソライトを指名。日本テレビ杯ではダノンカモン以下を一蹴する完封劇。前走JBCクラシックではコパノリッキーに大きく差をつけられてしまったが、先行勢が残った中、一番の伸びをみせていた。中京コースに変わり、速い流れになれば勝負になるはず。比較的有力馬が外枠に集まったため、この内枠が光る。

 中央G1勝ちに中々手が届かないが、ホッコータルマエはすでにダート界での中心を担う存在であろう。前走では直線伸びを欠き、ここは一叩きの上積みを期待しての評価となる。問題はこの戻りがどこまでかという点だ。前走の敗退ぶりがらしくなかったので気に掛かるところ。自在性があり、どんな場面でも安定した成績を残してきた同馬だけに、その地力を信頼しての対抗格。

 フェブラリーSでは、16番人気からあっと言わせたコパノリッキー。その後の実績は地方統一G1 2勝2着1回。その実力はフロックなどではなかったことを証明して見せた充実の1年だった。左回りにも自信があり、特に前走は秀逸。逃げて35秒台で上がられればさすがに後続は為す術がない。今回は直線の長い中京コースに変わる。そして展開的にもハナを切ることになり、目標にもされる分厳しい競馬になるが、それでも地力はトップクラス。

 外枠が気になるが、インカンテーションは3連勝中で充実一途。左回り中京コースもお手の物。昨年のJCダートでは思わぬ大敗を喫したが、人馬とも雪辱に燃えているはず。特に前走では、一本調子の先行脚質を脱して差す競馬ができたことが大きな収穫。

 前走、みやこSを1人気で敗れたクリノスターオー。敗れたインカンテーションにはエルムSで土をつけており、4歳馬の伸びしろを考えれば、まだまだ巻き返しはあるはず。左回りはやや気になるが、騎手手替わりによる新味に期待。

 ローマンレジェンドはもっと評価を高くしてもいいかもと思わせるほど、絶好の調教過程。切れる脚がないのと今ひとつ成績にムラがあることを嫌っての位置だが、有力馬の一角を担っているには違いない。

 こちらも安定勢力の古豪ワンダーアキュート。8歳ながら帝王賞勝利し、G1レースでも常に上位入線。年齢的に大きな上積みは期待できないが、それでも3着圏内を十分狙える実力は驚嘆に値する。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

03=08
→14,15,09,12,11
(30点)

03=14
→08,15,09,12,11
(30点)
振り返ると、ダート戦線はずっと既存の常連メンバーが活躍しており、本当に頭が下がる。しかしそろそろ世代交代を・・・という意味も込めて、4、5歳勢を中心に上位評価とした。中でもクリソライトの破壊力に期待したい。相手はホッコー、コパノから3連単マルチながし。ヒモはとても印は回らなかった。オッズ次第ではほぼ全ながしくらいの勢いで考えたいところだ。
2014/11/30 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
コース図
やや天候が心配されたが、良馬場での開催となりそう。位置取りや枠順に有利不利のないコース形態ではあるが、ペースを考えると、先行馬に速い足を使われると後続は届かない展開が濃厚。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ジャスタウェイ 牡5 57.0 福永
1 02   アイヴァンホウ 牡4 57.0 ミナリク
2 03 ジェンティルドンナ 牝5 55.0 ムーア
2 04 エピファネイア 牡4 57.0 スミヨン
3 05   ヒットザターゲット 牡6 57.0 武豊
3 06 ハープスター 牝3 53.0 川田
4 07   アップウィズザバーズ 牡4 57.0 ダシルヴ
4 08 デニムアンドルビー 牝4 55.0 浜中
5 09 イスラボニータ 牡3 55.0 蛯名
5 10 ワンアンドオンリー 牡3 55.0 横山典
6 11   トーセンジョーダン 牡8 57.0 ブドー
6 12   タマモベストプレイ 牡4 57.0 津村
7 13   ディサイファ 牡5 57.0 ブノワ
7 14   サトノシュレン 牡6 57.0 川島
7 15 スピルバーグ 牡5 57.0 北村宏
8 16   フェノーメノ 牡5 57.0 岩田
8 17   アンコイルド 牡5 57.0 戸崎圭
8 18   トレーディングレザー 牡4 57.0 マニング
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
直線の末脚に賭けるじっくり構えるタイプが多数。ハナにこだわる馬はなく、当然のスローペース。
信頼度
C
軸馬信頼
本命馬は複勝圏の軸馬として信頼できそう。極端な波乱は想定しにくいが、上位陣は混戦。
予想本文 

~ 百花繚乱 ~
 秋の古馬G1戦線 第1ラウンドとなった秋の天皇賞。ここに凱旋門賞参戦組が合流してくる。加えて外国馬にダービー馬。代表格ゴールドシップの不在は残念だが、ズラリと揃ったG1馬。目移りするような好メンバーが揃った。こうしてみると、やはりディープインパクト産駒と牝馬が目立つことが痛感されられる。

 ジェンティルドンナがJC3連覇の偉業に挑む。全盛期に比べると陰りを感じるのは事実だが、それでも前走の2着は価値のあるものだった。春の宝塚記念大敗後のぶっつけで鞍上手替わりの不安要素を抱えながら、やはり東京なら大丈夫と思わせるに十分なレース内容だった。ジャパンカップ3連覇は前代未聞のことだし、昨年よりもメンバーが揃った。後方待機組が強力なので一気に飲み込まれてしまう懸念は残るが、3着までの複勝圏なら高確率で信頼できそう。ムーア騎手が跨がるのも心強い。

 昨年のジャパンカップはジェンティルドンナとデニムアンドルビーのディープインパクト産駒牝馬のワンツー。ここに3歳世代代表としてハープスターが加わる。いや、凱旋門賞で日本馬最先着を果たした以上、現役最強馬に近しい存在ともいえよう。追い込み脚質ではあるが、気性的には3歳牝馬らしからぬ落ち着きがあり、折り合い面では心配はなさそう。多くの人々を魅了する素晴らしい末脚の持ち主ではあるが、やはり先行勢が速いと届かないという不安がつきまとう。調教が遅れたのも気がかりで、もう一つ強気になれないところもあるが、まだ底が割れていないだけに、その程度では判断材料とはならない。少なくとも無様なレースにはならないはず。

 天皇賞・秋では本命に推したエピファネイアだが、懲りずにもう一度。発馬後手を踏み、折り合いも欠いてしまって悔いの残るレースとなった。ただ、裏を返せばそれでも勝ち馬のコンマ2秒差で、「まともだったら・・・」とも思わせる内容。よりメンバーが揃ってレベルが高くなると思われる今回、天皇賞組は余力を残したり、不完全燃焼だった方が狙い目となろう。やはりこの馬はなんといっても折り合い。距離が伸びることは本来この馬には歓迎材料ではあるのだが、スローペースでずっと我慢がきくかどうかが最大の課題。そのあたり、新コンビの鞍上がどのように御するかがポイントとなる。

 前走、イスラボニータは理想的な競馬ができていた。ジェンティルドンナと熾烈な争いにわずかに敗れたが、今後の古馬との戦いに通用できるという下地も作った点は評価したい。ただ同時に歴戦の古馬との差が壁として立ちふさがったのも事実。先行して堅実に競馬をする正攻法タイプだけに、その地力差というものは意外に大きい。前走よりさらにメンバー強化となる今回、もう一段上に行くには一皮剥ける必要がありそう。今回主戦騎手に戻るという好材料がうまく作用すれば巻き返しも期待できそう。

 勢いそのままにG1戴冠まで達したスピルバーグ。5戦連続で上がり3ハロンは33秒台という驚異的な末脚。スローの瞬発力勝負は願ってもない展開で、ここも臆するところではない。ダービーで大敗した2400mは、若干気になるところはあるが、末脚不発ということはまずないだろう。問題は今回は同型馬が多く、ある程度マークされる立場になったことで、仕掛けどころが難しくなった点だが、幸い他の有力馬とは離れた外枠に入った。前走と同じく、内で争う他馬を横目に外から一閃という光景の再現はしやすくなった。

 昨年2着馬のデニムアンドルビー。その後、振るわぬ成績が続いたが、前走では見どころがあった。前が狭い状態で上手く抜け出せなかったものの、持ち味の末脚復活を思わせる好内容。相手は昨年よりも一段レベル高く感じるが、馬体も一回り大きくなり、ベストと思われる条件に戻って、昨年ハナ差で敗れた雪辱を果たす機会を得た。

 ダービー馬 ワンアンドオンリーもやはり外せない1頭。菊花賞では外枠響いたとはいえ、1番人気を裏切る大敗を喫してしまった。ここは立て直しの一戦となるが、ライバル、イスラボニータの天皇賞・秋での結果を見る限り、現3歳勢が古馬に通用しないとも思えない。ダービーで見せたようにある程度前の位置に立ち、切れる脚が使えれば勝機はある。人気を落としている今回は旨味ある1頭。

 ジャスタウェイはやはり距離が心配。無論、ワールドクラスで評価されているその実力は疑うべきではないが、帰国後のテンションがどうも今ひとつ。力は認めるも今回は様子見の押さえまでとする。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

03=06
→04,09,15,08,10,01
(36点)

03=04
→06,09,15,08,10,01
(36点)

各馬の能力が拮抗しているだけに展開面を頼りとするしかない。ハープスター、スピルバーグ、ジャスタウェイ、デニムアンドルビー・・・と、末脚に賭けるタイプの有力馬がかなり揃っている。東京2400mは長い直線があるとはいえ、俗に言うダービーポジションの5番手以内キープが勝利の原則条件。特にジャパンカップではその傾向が強く、加えて今年はスローペースが予測される。その点も踏まえると、人気でも先行馬ジェントルドンナを軸とせざるを得ない。

ただ、先行有利は勝ち馬に限った話。2着以下はむしろ追い込みタイプの方が好走しているケースも多く、そもそも今回は少々の展開や脚質の不利は覆すほどの強力なメンバーが揃っている。そういう意味でジェンティルドンナは連軸としての意味が強い本命。3連単マルチの主軸に据え、相手をハープスターとエピファネイアの2頭で2頭軸マルチながし。

2014/11/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
相変わらず、内がいい京都コース。Cコースに変わるがその傾向は変わりそうになく、マイルの外回りでも差し馬は楽には行かない。内の先行馬に利がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ホウライアキコ 牝3 54.0 和田
1 02   エクセラントカーヴ 牝5 55.0 ムーア
2 03   グランデッツァ 牡5 57.0 秋山
2 04   サダムパテック 牡6 57.0 田中勝
3 05   レッドアリオン 牡4 57.0 小牧
3 06   ダイワマッジョーレ 牡5 57.0 蛯名
4 07   エキストラエンド 牡5 57.0 ビュイッ
4 08 フィエロ 牡5 57.0 福永
5 09 ワールドエース 牡5 57.0 ブドー
5 10 ロゴタイプ 牡4 57.0 ルメール
6 11 クラレント 牡5 57.0 田辺
6 12 ダノンシャーク 牡6 57.0 岩田
7 13 トーセンラー 牡6 57.0 武豊
7 14   グランプリボス 牡6 57.0 三浦
8 15 ミッキーアイル 牡3 56.0 浜中
8 16   タガノグランパ 牡3 56.0 菱田
8 17   サンレイレーザー 牡5 57.0 川田
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
外に回ったとはいえ、15の逃げは明白。競りかける馬もいなさそうで、ペースは平均ペース。
信頼度
C
実力伯仲
好不調入り交じった混戦メンバー。展開や運の要素も多分に含み、波乱要素も内在。
予想本文 

~ 重賞未勝利馬4連勝中 ~
 この秋G1シリーズを重賞未勝利馬が4連勝中。とはいえ、もともと注目馬だったり、他の人気馬もヒモに絡んだりなどで、波乱はほとんどなく、むしろ平穏傾向が続いている。そうそう起きることではないが、こういうものは騒がれ始めると止まってしまうもの。フィエロ辺りがその資格を持つが、果たして・・・

 甲乙つけがたいメンバーが揃ったが、安田記念でいったん先頭に立った姿が忘れられず、ダノンシャークを本命とする。前走富士Sでの敗戦がどうにも腑に落ちないが、この馬の最大の武器である先行押し切りが、逆に目標にされる弱点として露呈してしまった。だが、今の先行有利な京都コースに戻り、注目度も下がるG1の舞台なら、他馬を出し抜けるのではないだろうか。後続の差しが怖いところだが、その点は鞍上の手腕に補ってもらいたい。

 期待された前走、毎日王冠で不可解な敗戦を喫したワールドエース。この前走を度外視すれば、このメンバーでは最上位クラスの実力馬。そもそも着順ほどは大きく負けてはいない。左回りが不得手と捉えれば、右回り6戦完全連対の実績が光る。マイラーズCでは、1分31秒台でレコード勝ちしており、マイルへの適性は疑いようがない。速い流れにも対応でき、33秒台の末脚も有する。今の状態で、ここで存在感を示せないようなら今後の道は厳しいものとなるだろう。

 逃げる3歳馬、ミッキーアイル。いくら強くても、3歳馬の逃げ馬は古馬G1では厳しいというのが大勢の見方。だが、逃げ潰れたのは安田記念のみで、近年稀にみる豪華メンバーが揃い、レースそのものも重馬場でかなり特殊なレースであった。事実、今回の各有力馬も安田記念では大敗している馬が多数。前走より厳しい戦いにはなるには違いないが、逃げ切り勝ちはありえると見る。一方で大敗と背中合わせであることも否めず、単穴候補が妥当なところか。

 昨年の覇者トーセンラー。京都大賞典では1番人気には応えなかったものの、休養明け初戦としては上々の滑り出し。中長距離での活躍が目立つためマイラーとしての印象は薄く、昨年ほど勢いも感じないが、比較的手薄な短距離戦ならまだ威張れる存在。京都コースも得意な舞台で、少なくとも堅実な走りは期待できそう。

 一叩きされたフィエロも人気を集めている。条件戦も含むが安田記念以外はマイル戦で常に勝ち負けの安定した成績で、速い流れにも対応実績がある。G1の舞台でも十分やれる実力馬で、今後の飛躍が期待される。その点では、まさにここ連続の重賞未勝利馬のG1勝利パターンの典型的なタイプだろう。

 今ひとつ伸び悩むロゴタイプだが、常に堅実には走っており、前走の毎日王冠もレベルの高いメンバーの中、速い上がりを見せている。ルメール騎手に代わって変わり身も怖いところで、調子もかなり上向いてきた。

 新潟で重賞2連勝で勢いに乗るクラレント。そこで見せた33秒台の末脚も期待感を抱かせた。G1の速い流れと京都コースに舞台を移すことが若干気になるところではあるが、外回りなら実力はいかんなく発揮できるだろう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

12
→09,15,13,08,10,11
(90点)
抜けた実力馬のいない混戦だが、それゆえ人気的に盲点になっているダノンシャークを敢えて本命に据えた。あまりに速い時計となると飲み込まれる懸念は残るが、安定した先行力は京都コースでは魅力。均衡した実力馬が揃ってはいるが見渡すとやはりディープインパクト産駒が中心となりそうだ。
馬券は、ダノンシャークから相手は固定せず、3連単、1頭軸マルチながしで挑む。
2014/11/16 3歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝2200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
スローになりやすい典型的なコース形態。内外の有利不利は考慮しなくてもよいが、後方からの追い込みは、まくり気味のロングスパートしないとかなり厳しい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ラキシス 牝4 56.0 川田
1 02   フーラブライド 牝5 56.0 酒井
2 03 キャトルフィーユ 牝5 56.0 ルメール
2 04   オメガハートロック 牝3 54.0 小牧
3 05 ヌーヴォレコルト 牝3 54.0 岩田
3 06 メイショウマンボ 牝4 56.0 武幸
4 07   サンシャイン 牝5 56.0 藤岡佑
4 08   グレイスフラワー 牝5 56.0 柴田善
5 09   ホエールキャプチャ 牝6 56.0 蛯名
5 10   ヴィルシーナ 牝5 56.0 内田博
6 11 レッドリヴェール 牝3 54.0 福永
6 12 ショウナンパンドラ 牝3 54.0 浜中
7 13   コウエイオトメ 牝6 56.0 北村友
7 14   サングレアル 牝3 54.0 戸崎圭
7 15   ディアデラマドレ 牝4 56.0 藤岡康
8 16 スマートレイアー 牝4 56.0 武豊
8 17   ブランネージュ 牝3 54.0 秋山
8 18   アロマティコ 牝5 56.0 三浦
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
10が引く形なるが、積極的に飛ばすタイプではなく、スロー必至。3コーナー過ぎからの仕掛けが予想され、上がりの早い先行馬に利。
信頼度
D
波乱内在
世代間の力関係を計るのが難しい。3着までの複勝圏を考慮すれば、幅広い警戒を要する。
予想本文 

~ 牝馬世代代表決戦 ~
 6歳ホエールキャプチャ、5歳ヴィルシーナ、4歳メイショウマンボ、3歳ヌーヴォレコルトと各世代の代表馬が揃い、華やかなメンバーが揃った今年のエリザベス女王杯。昨年は斤量で有利な3歳馬がワンツーを決めたが、このレースの旨味は古馬の復活にある故にその兼ね合いに戦略性が求められる。

 人気でも3歳1番人気馬ヌーヴォレコルトを素直に信頼。前走は敗れはしたが負けて強しの内容だった。古馬との力関係はまだ未知の部分を残すものの、3歳勢としてはこのメンバーでは頭を張る存在。2キロ減の斤量と、内枠の利を活かせば無様な結果にはならないだろう。前走はハイペースを見越した後方での位置取りが災いしたが、自在性があるタイプだけに今度は先行して挑むはず。

 最内枠を引いたラキシス。勝ち切れぬ弱みはあるが、昨年2着の実績を出すまでもなく、スローの中長距離戦では信頼に足る地力の持ち主。特にこのレースでは先行粘り込みはもっとも無難な戦法であろうし、内を制すれば後続完封も可能。休養明け初戦も牡馬相手に上々の結果で、ここでも安定した競馬が期待できそう。距離適性にも自信。

 有力馬揃いのクイーンS、府中牝馬Sを好成績で通過したキャトルフィーユ。距離延長は決して歓迎材料ではないし、同厩の僚馬、ラキシスとの併せ馬でもやや見劣りがあった。たが、なんといっても頼もしい鞍上を得た。好枠と先行脚質を活かせば互角以上に戦えるはず。

 メイショウマンボはややムラがある嫌いはあるが、牝馬戦ならきっちり変わってくるのが怖い。前走も2番人気を裏切る精彩を欠く内容ではあったが、もともと鉄砲は効かないタイプだし、一叩きで戻してくる可能性は高い。惨敗するリスクも伴うが、やはり牝馬限定戦ならこの馬には一目を置かざるを得ない。

 秋華賞馬のこのレースの連動性はかなり高い。当然ショウナンパンドラも注視せざるを得ない。秋華賞での勝利は見事だったが、逆にすべてがうまく行った結果とも言え、最後の脚色は今回のヌーヴォレコルトとの再戦にあたってやや不安を覚えた。その点割引いたが、勢いでは現状一番。余勢を駆っての連勝ももちろん狙える。

 隣のディアデラマドレも気になるが、人気と、やや個人的好みも手伝ってスマートレイアーに一票。ただ、素晴らしいキレ味は認めるが、外枠と追い込み一辺倒ではこのレースでは厳しい。展開頼みであることは否めないが、地力は上位。

 レッドリヴェールをまだ見限れない。今回積極的なレースを試みるという陣営の談話も気になった。血統的には決してこの距離がダメとは思えず、早熟タイプでもない。馬格に乏しい点がネックだが、変わり身期待。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

05
→01,03,06,12,16,11
(90点)
人気でもヌーヴォレコルトの軸を信頼。凱旋門賞日本馬最先着を果たしたハープスターと鎬を削った点を考えれば世代間の力の差は推して知るべし。ただ、相手を決め打ちするのは難しく、3連単1頭軸マルチ馬券で無難に挑みたい。
2014/11/2 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2000m
    左回り
  • 稍重
    見込み
コース図
このコース形態はペースが早くなりがちだが、それでも上がり勝負となる可能性が大。それゆえに馬場が気になるところだが、当日の天気は持ちそうで、前日の影響次第。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ジェンティルドンナ 牝5 56.0 戸崎圭
1 02   ヒットザターゲット 牡6 58.0 武豊
2 03 デニムアンドルビー 牝4 56.0 浜中
2 04 スピルバーグ 牡5 58.0 北村宏
3 05 エピファネイア 牡4 58.0 福永
3 06   ダークシャドウ 牡7 58.0 ベリー
4 07 サトノノブレス 牡4 58.0 岩田
4 08 ディサイファ 牡5 58.0 四位
5 09 フェノーメノ 牡5 58.0 蛯名
5 10   ペルーサ 牡7 58.0 柴田善
6 11   ラブイズブーシェ 牡5 58.0 古川
6 12   フラガラッハ 牡7 58.0 高倉
7 13   カレンブラックヒル 牡5 58.0 秋山
7 14   マーティンボロ 牡5 58.0 川田
7 15 イスラボニータ 牡3 56.0 ルメール
8 16   トーセンジョーダン 牡8 58.0 ブドー
8 17 アスカクリチャン 牡7 58.0 三浦
8 18 マイネルラクリマ 牡6 58.0 柴田大
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
コーナーを意識したスタート後の位置取り争いで、テンから流れる展開。ただ各馬、直線勝負を控え、道中はいったん落ち着きを見せそう。
信頼度
D
混戦
とにかく、休養空け初戦の実績馬の出来次第となる。未知数の要素が多く、予想難度の高い一戦。
予想本文 

~ 寝起きの古馬 ~
 それなりに華やかなメンバーが揃ってはいるのだが、今ひとつ盛り上がりに欠けるのは、凱旋門賞出走馬の不在であること。トライアル勝利馬も不在で、他の有力各馬は休養明けでここからの始動。必然的に順調度で優位となる3歳のエース、イスラボニータに注目が集まるが・・・。

 菊花賞馬エピファネイア。3冠最後のレースをものにしたが、本来この馬は折り合い面からも中距離でこそ力を発揮できるタイプとみる。復帰戦となった大阪杯で敗れ、香港でも4着と振るわぬ成績で、ここは人気が落ちているが、このメンバーでは実績的には1、2を争う存在。ここまでに1戦叩いてほしかったが、むしろその分、馬券的な旨味があると捉える。父も母父もこのレースを勝った。休養明けでもこの馬の地力にはまだ続きがあると賭けてみたい。

 毎日王冠組のこのレースの連動性は高い。その毎日王冠の最先着馬スピルバーグ。毎日王冠ではまだ脚を残しており、ここに先着馬がいようといまいと注目を集めただろう。思うようにレースに使えず出世が遅れたが、前走の反動がなければこの相手でも好勝負できると見る。むしろ、レース内容そのものは実績馬を凌ぐともいえる。この馬の武器である33秒前半の末脚は、位置取りさえ間違えなければ、このレースではかなり優位に働く。差しきるまではともかく、上位食い込みへの確実性はかなり信頼できそうだ。

 判断に難しいのがイスラボニータ。復帰戦を危なげなく勝利し、その内容も完勝。適性の見込めない菊花賞を回避し、古馬との対戦となるこちらに駒を進めたが、迎え撃つ古馬有力勢はほとんどが休養明け。斤量の利も考慮すれば1番人気は仕方がないところ。しかし、不安要素がないわけではない。新パートナーは強力だが、主戦騎手は先約のため代わったこと、世代間の力関係はまだ未知数であること、そして何より外枠となってしまったこと。先行馬ゆえに差されればおしまいという危うさも伴い、有力馬の一頭ではあるが、決して胡座をかける立場でもない。

 近走の日経賞や春の天皇賞を2連覇していることで、ステイヤーの印象が根付いたフェノーメノだが、この2000mの秋の天皇賞でも2着の実績があり、東京コースに至っては6戦5連対。休養明けという点さえ除けばこの舞台で何ら臆することはない。負けるときは比較的あっさりなので、地味に映るが、持てる能力はかなり高い。ただ、このレースのようにスローからの瞬発力勝負となると得意とは言えない面もある。

 最強牝馬ジェンティルドンナ。忘れてはならないのはこの馬は左回り東京コースで3着以下なしの実績。今年度は今ひとつ振るわぬが、得意の舞台での巻き返しには要警戒。鉄砲実績はあるし、好枠も引いた。人気を背負うため強気には推せないが、当然、最低限押さえる必要はあるだろう。宝塚記念がやや不可解な敗戦だけに、この馬にとっては、休養明けでもここは勝負所となる。

 本命馬と同様、こちらも毎日王冠好走組のディサイファ。最後にスピルバーグに差された僅差の敗戦だったが、相手とは余力に差を感じたためこちらの評価を下げた。とはいえ、こちらもこのレース向きの鋭い末脚を有しており、好位からの競馬も出来る分、期待感も大きい。

 ハマッた時の末脚が牝馬らしいキレを持つデニムアンドルビー。猛追及ばずの届かぬレースが多いが、今回ならその持ち味を活かせるか。休養明けからの仕上がりに注目されるが、力が戻ればやはりその突っ込みには要警戒。

 穴で面白そうなのがサトノノブレス。前走は大敗したが、重賞勝利経験もあり、菊花賞2着馬。瞬発力勝負には分が悪そうだが、上手く立ち回れば他馬を出し抜く可能性も。前走オールカマーは大敗したが1番人気であったことを留意しておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

05=04
→15,09,01,08,03,07
(36点)

05=15
→04,09,01,08,03,07
(36点)
実力接近の混戦というよりも、未知の部分で予想が困難な一戦。外を引いた3歳馬、イスラボニータにはどうしても怖さが残る。休養明けが気になるものの、エピファネイアに白羽の矢。人気を背負うジェンティルドンナ、フェノーメノよりも、スピルバーグの末脚と勢いを買う。
馬券はエピファネイア、スピルバーグの3連単、2頭軸マルチ。イスラボニータも押さえておく。
2014/10/26 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
坂を2度越える京都の名物コース。当然スタミナが要求される。コースロスの少ない内枠は有利も、外からの潜り込みも可能。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   マイネルフロスト 牡3 57.0 柴田大
1 02 トーホウジャッカル 牡3 57.0 酒井
2 03   サングラス 牡3 57.0 古川
2 04 サウンズオブアース 牡3 57.0 蛯名
3 05   シャンパーニュ 牡3 57.0 松山
3 06 ショウナンラグーン 牡3 57.0 吉田豊
4 07   トーセンスターダム 牡3 57.0 武豊
4 08   ワールドインパクト 牡3 57.0 ブドー
5 09 ハギノハイブリッド 牡3 57.0 福永
5 10 ゴールドアクター 牡3 57.0 吉田隼
6 11   アドマイヤランディ 牡3 57.0 藤岡康
6 12   タガノグランパ 牡3 57.0 菱田
7 13   ミヤビジャスパー 牡3 57.0 池添
7 14 トゥザワールド 牡3 57.0 川田
7 15 ワンアンドオンリー 牡3 57.0 横山典
8 16 サトノアラジン 牡3 57.0 浜中
8 17 ヴォルシェーブ 牡3 57.0 岩田
8 18   メイショウスミトモ 牡3 57.0 武幸
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
03が引くも、当然のスローペース。距離も手伝い、道中はずっと我慢の競馬が強いられる。折り合いと、ゴール前の末脚の持続勝負。
信頼度
B
ヒモ争い
本命馬の軸としての信頼は高そう。前哨戦の結果の過信も禁物で、その意味ではヒモ選択は難しい。
予想本文 

~ 神戸新聞杯組 VS セントライト記念組 ~
 菊花賞の2大トライアル、神戸新聞杯とセントライト記念は、それぞれ皐月賞馬とダービー馬が順当に勝利してみせた。ただ、実力接近を感じさせる僅差の勝利ではあり、夏を超して成長を遂げた馬も出現してきた。片翼の大将、皐月賞馬は不在だが、大勢は神戸新聞杯組とセントライト記念組の決戦との見立て。セントライト記念は菊花賞との連動しない傾向にあるが、今年は開催が新潟だっただけに・・・。

 ワンアンドオンリーの前走には舌を巻いた。ダービーでも前の競馬を行ったが、ここでも本番を意識して半ば「まくり」の競馬を敢行。道中の行きっぷりよく直線では早々に先頭。そこに襲いかかった後続馬の方が脚色が上に見えたが、並んだところでの差し返し。まだ余力を残していたかのような競馬ぶりで、着差以上の奥深い強さを感じさせた。ダービー、菊花賞の2冠制覇のパターンは希有だが、本命としての信頼はやはり不動。

 どちらかというと、新興勢力に押され気味の春の実績馬たち。多少の不安は残るが、それでもトゥザワールドの地力を信じてみたい。前走、セントライト記念ではイスラボニータに水をあけられたとはいえ、自ら積極的に動いて、早め先頭も2着は死守。確かに距離不安はどうしてもつきまとうが、逆にスローペースとなるここは対応してくる可能性もある。確かにダービーの結果は不本意だったが、位置取りの影響もあったのも否めなかったはず。

 長距離レースを意識的に使われてきたゴールドアクターを抜擢。別路線組で一線級との実力差はまだ未知数も、やはり長距離戦において、折り合い面の不安がないことは大きい。スローペースは必至だが、むしろ豊富なスタミナを活かし、積極的に前での競馬ができれば一泡吹かせることもありえそう。近年このレースはスピード重視に代わったとはいえ、やはりステイヤー色濃い馬には注意を払っておきたい。

 勢いならトーホウジャッカル。条件戦の身から一気に神戸新聞杯に挑戦し、権利をもぎ取った。それもワンアンドオンリーに頭差まで詰めよる激走で、直線スムーズなら勝利も見込めた内容だ。まさに夏の上がり馬の典型で、血統的に長距離戦にも不安がない。

 サトノアラジンは折り合いが鍵。前走、神戸新聞杯において4着とはいえ、着差のついた敗戦は不満の残る内容で、気性面でも不安を残した。一皮剥けきらないところがもどかしい。加えて距離が伸びる今回、割り引かざるを得なかったが、元はクラシック有力候補生。もちろん巻き返しもありえる。

 ダービー大敗を払拭する好走をみせたサウンズオブアース。この結果で一躍有力馬に躍り出た。調教内容も春とは一回り以上の成長を裏付ける秀逸な内容。鞍上代わったが、イスラボニータの代役以上の活躍も期待してみたい。

 菊花賞ではまくりを除き、差し馬不利は定説。さらに追い込み馬に至っては、出番皆無といっていいほどだが、それでも強力な末脚を持つ良血馬ショウナンラグーンには一票投じておきたい。

 少々不気味な怖さがあるハギノハイブリッド。スタミナ豊富な血統背景に、地味ながら堅実味のある実績。一叩きの激走があっても驚けない。

 さらに穴っぽいところでヴォルシェーブ。スローペースでの切れ味は見るべきものがあり、スムーズに運べれば一発も。

馬券と総評
推奨馬券 総評
馬連
ながし:

15
→14,10,02,16,04,06,09,17
(8点)
僅差の勝利とは言え、その内容に強さを感じたワンアンドオンリーはやはり頭一つ抜けた存在。二冠濃厚とみるも、やはりそこは菊花賞。予断は許されない情勢。ただ未知の要素も多いことも影響して、自信をもって送り出せる二番手候補が不在。ちょうど、このレースは5%上乗せレースでもあるため、今回は馬連でワンアンドオンリーからの金額を違えた ながし馬券を推奨としたい。
2014/10/19 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回り故、コーナーからの仕掛けが必要。ごちゃつく内を嫌って外を選択する手もあるが、やはり不利は否めず、内をうまく捌く器用さが要求される。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ブランネージュ 牝3 55.0 秋山
1 02 レーヴデトワール 牝3 55.0 川田
2 03   バウンスシャッセ 牝3 55.0 北村宏
2 04 ヌーヴォレコルト 牝3 55.0 岩田
3 05   マーブルカテドラル 牝3 55.0 田辺
3 06 ショウナンパンドラ 牝3 55.0 浜中
4 07   ディルガ 牝3 55.0 武豊
4 08 レッドリヴェール 牝3 55.0 福永
5 09   アドマイヤビジン 牝3 55.0 四位
5 10   マイネグレヴィル 牝3 55.0 柴田大
6 11   ペイシャフェリス 牝3 55.0 川島
6 12   タガノエトワール 牝3 55.0 小牧
7 13   パシフィックギャル 牝3 55.0 勝浦
7 14 サングレアル 牝3 55.0 戸崎圭
7 15 ハピネスダンサー 牝3 55.0 藤岡康
8 16   オメガハートロック 牝3 55.0 ベリー
8 17 リラヴァティ 牝3 55.0 松山
8 18   セウアズール 牝3 55.0 北村友
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
逃げ馬2頭が揃い、例年よりは早い流れが予想される。伏兵あれば差し馬か。
信頼度
C
地力信頼
春の有力馬がそのまま中心となりそうではあるが、予断を許さぬ情勢。
予想本文 

~ 鬼の居ぬ間? ~
 斤量有利な3歳牝馬という点を利して、ハープスターが挑んだ凱旋門賞は6着という結果に終わった。しかし、あらゆるタイプの日本勢各馬の中で、最先着を果たしたことはこの馬の力量を証明できたといえよう。そのハープスター不在の中、同世代3歳牝馬決戦の3冠目が争われる。

 前走ローズSを強い内容で勝ったヌーヴォレコルトにはやはり死角は少ない。スローペースとなった前走と今回では、著しく条件が異なるが、オークス馬がローズSを勝利して、ここに臨んできた場合の連動性を考慮すれば、ここは逆らいがたい。春からの馬体は気になるところではあるし、パンチ力に欠ける印象も否めないが、自在性、完成度は高く、このメンバーなら地力上位であり、無様な姿は見せないだろう。

 以下混戦模様を呈するが、思い切ってブランネージュを対抗格に抜擢。京都内回りで窮屈になる懸念はあるものの、好位で立ち回るタイプだけに包まれるようなことがなければ、今回の舞台は好条件。オークス、ローズSとも一定の結果も残しており、力量的にも上位の存在。京都コースに実績があることも頼もしい。

 ローズSで1人気に応えられなかった2歳女王、レッドリヴェールの復権も怖い。秋華賞はローズS上位組が素直に連動する傾向が強く、その意味では前走敗退はいかなる理由があろうと大きく影を落とす結果。ただ、今回は前走とは大きく展開も異なる見込み。加えて一叩き効果で変わってもおかしくはない。ダービーこそ大敗したが、オークス勝ち時計と同タイムであり、春の調子が戻ってくればトップクラスの実力馬。

 紫苑S組は例年信用ならないが、今年は新潟開催だけに何とも言えないところ。ただ、馬場が思わしくない中、レーヴデトワールの力強い差し切りには見どころはあった。桜花賞5着の実績からも地力で劣るとも思えず、競り落としたショウナンパンドラよりも人気薄となれば、ここは狙い所だ。

 そのショウナンパンドラは別路線組の筆頭格の存在。やや人気しすぎの感もあるが、33秒台の末脚はやはり魅力ではあるし、ここにきてようやく本格化の兆しも。

 良血馬サングレアルはまだ見限る訳にはいかない。前走は出遅れもあって勝負にならず。とにかく馬体が心配なところだが、叩いての上積みは見込めよう。

 ローズSで逃げ粘ったリラヴァティ。今回は前に他馬を置く形になるが、すんなり先行なら前走同様の渋とさをみせるはず。

 後一頭、穴っぽいところでハピネスダンサーを挙げておく。一夏を越え一回り大きくなった馬体に成長の跡。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

04=01
→08,02,06,14,17,15
(36点)

04=08
→01,02,06,14,17,15
(36点)
基本的には春の勢力図に変化はないとみる。必然的にハープスターと鎬を削ったヌーヴォレコルト、レッドリヴェールらが中心。その直接対決となった前哨戦を制したヌーヴォレコルトが、1強とはいわないまでも信頼度は高い。無論、レッドの巻き返しも怖いが、やはり一抹の不安の方が先行する。ならばと割って入ったのがフランネージュ。馬券はやはりヌーヴォから、相手をこの2頭で3連単マルチながし。
2014/10/5 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    新潟 A
  • 芝1200m
    内・左回り

  • 見込み
コース図
坂のある中山と異なり、内回り平坦の新潟コース。直線も短く、通常なら先行有利。使い詰めの芝の状態が気になるが、それでも内枠がやや有利か。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   アースソニック 牡5 57.0 石橋脩
1 02   ローブティサージュ 牝4 55.0 秋山
2 03 トーホウアマポーラ 牝5 55.0
2 04 ガルボ 牡7 57.0 津村
3 05   マジンプロスパー 牡7 57.0 小牧
3 06   コパノリチャード 牡4 57.0 浜中
4 07   ダッシャーゴーゴー 牡7 57.0 北村宏
4 08   アフォード 牡6 57.0 蛯名
5 09 ストレイトガール 牝5 55.0 岩田
5 10 マヤノリュウジン 牡7 57.0 池添
6 11   ハナズゴール 牝5 55.0 ペロヴィ
6 12 ベルカント 牝3 53.0 武豊
7 13 レッドオーヴァル 牝4 55.0 田辺
7 14   グランプリボス 牡6 57.0 三浦
7 15 ハクサンムーン 牡5 57.0 戸崎圭
8 16 セイコーライコウ 牡7 57.0 柴田善
8 17   サンカルロ 牡8 57.0 吉田豊
8 18   スノードラゴン 牡6 57.0 大野
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ

06、15の主力の逃げ馬2騎。前掛かりのラップに拍車がかかるが、先行勢はこの距離にしては少なめ。

信頼度
C
混戦
休養明け初戦の主力馬も多く、展開も読みづらい。短距離戦でもあり、波乱要素は内在。
予想本文 

~ 新潟開催 ~
 今年は新潟開催となるスプリンターズS。今回は臨時開催のため内回り1200mで施行。どうせなら、今後もここで直線のみの1000m開催も面白いのではないだろうか。今回の盛り上がり次第では近い将来実現するかもしれない。

 本命にはやや迷いが生じつつも、ストレイトガールの巻き返しに期待する。このメンバーでは頭ひとつ抜けた実績。ただ、G1 3着を含むとはいえ、近走3連敗は少し気になるところで、その差は僅かか。前走については、直線行き場をなくして競馬にならなかったもので度外視できる内容といっていいだろう。鉄砲は効くし、調教過程も上々で、休み明けにも不安はない。あとは直線短い平坦コースで強力な先行勢をどう捉えるかがポイント。

 外枠でなければ・・・の思いが強いハクサンムーン。前にコパノリチャードを行かせての番手追走は理想的だが、この距離では少しのロスも気になる。しかし、逃げ馬でありながら時計的にはこのメンバーでは最上位クラス。平坦コースの新潟なら、極端な逃げ潰れの展開にでもならない限り大崩れもないだろう。枠を気にして本命は譲ったが、十分首位争い候補だ。

 前走、セントウルSの敗北で人気落ちのトーホウアマポーラを狙ってみたい。スプリント戦では非常に安定した実績を誇り、左回りにも対応。極端に後すぎない脚質も好ましく、それゆえに善戦どまりに終わる懸念もあるが、休養明けを一叩きされた上積みに期待したい。

 追い込みに賭けるマヤノリュウジンの存在はやはり怖い。ハイラップの阪神でのセントウルSでは、32秒台の脚を繰り出すも届かなかった。どうしても展開頼みになることは否めないが、少なくともハマればまとめて差しきるだけの武器は持っている。

 若干、人気を嫌ったがレッドオーヴァルも短距離界の有力馬の一角を担う存在。高松宮記念は惨敗してしまったが、その後は成績的にも持ち直してきた。上記マヤノと同じく差し合いの展開になれば急浮上してくる。

 まだまだ成長途上の3歳牝馬ベルカントだが、軽量だけに侮れない。古馬との対戦で通用する下地はあるし、一応は前走で早い時計にも対応してみせた。

 休養明けが気になるものの、実績ではヒケをとらぬガルボ。重馬場の高松宮記念こそ大敗したものの、安定した成績を誇っており、なにより前走のスプリント戦勝利は大きい。

 新潟巧者セイコーライコウ。外枠だが完全に手中にいれている鞍上と、得意のコースでの激走に警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

09=15
→03,10,13,12,04,16
(36点)
なかなか難しいメンバー構成だが、素直にストレイトガールとハクサンムーンの2頭の軸を信頼したい。馬券もこの2頭軸のマルチ馬券で勝負。ただ、やはりヒモにはどの馬にもチャンスがありそうで、厚めより広めに押さえておきたい。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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