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2013年11月10日(日) / 京都 2200m 芝・右 外 / 雨・重
サラ系3歳以上 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  ○  メイショウマンボ  牝3 54 武 幸  2:16.6  2
2[8] 18      ラキシス      牝3 54 川 田  1.1/4   6
3[4] 7      アロマティコ    牝4 56 三 浦  クビ    5
4[8] 17      トーセンアルニカ  牝3 54 池 添  1.3/4   13
5[7] 14  △  デニムアンドルビー 牝3 54 内 田  アタマ  3
6[3] 5      ホエールキャプチャ 牝5 56 蛯 名  ハナ    4
7[1] 1  △  オールザットジャズ 牝5 56 バルザ  1/2     7
8[3] 6      ハナズゴール    牝4 56 武 豊  クビ    9
9[1] 2  ▲  ディアデラマドレ  牝3 54 藤岡康  ハナ    8
10[5] 9  ◎  ヴィルシーナ    牝4 56 岩 田  ハナ    1
11[2] 4      ミッドサマーフェア 牝4 56 福 永  ハナ    15
12[5] 10      エディン      牝4 56 藤 田  1/2     10
13[7] 13      レインボーダリア  牝6 56 和 田  1/2     11
14[8] 16      セキショウ     牝3 54 吉田豊  クビ    14
15[4] 8  ×  マルセリーナ    牝5 56 Mデム  クビ    12
16[6] 12      セレブリティモデル 牝3 54 松 田  2.1/2   17
17[6] 11      タガノイノセンス  牝6 56  幸   クビ    16
18[7] 15     Bスピードリッパー  牝5 56 秋 山  クビ    18
  
払戻金 単勝 12 350円
    複勝 12 160円 / 13 220円 / 5 220円
    枠連 6-7 480円
    馬連 12-13 1100円 / 馬単 12-13 2040円
    3連複 5-12-13 3200円 / 3連単 12-13-5 12240円
    ワイド 12-13 490円 / 5-12 560円 / 5-13 860円	
  

感想と言い訳?!

 雨予想は確認していましたが、馬場に影響するほどではないと踏んでいました。
しかし当日は2年連続となる重馬場。逆に重とみながら良馬場だった天皇賞・秋と同じく、また天候状態からつまずきました。いやぁ、惨憺たる大ハズレです。w

 まぁ、そんな影響はほとんど微々たるものといわんばかりのメイショウマンボの完勝でした。
この馬が1番人気でないのはおかしいといいながら、自身も本命を打たなかったことは悔やまれます。正直なところをいえば、幸四郎騎手はやっぱり穴向けの騎手という印象が強いので、それが若干影響しました。しかし、レースは馬の強さよりも、むしろ騎手の凄みを感じさせる本当に完璧なレースでした。

 一方でマズかったのはヴィルシーナ。直線勝ち馬にうまく封じ込まれた点はあったが、それでも割ってこれるかと思いましたが…。

 2着ラキシスも強いですね。大外枠、実績の割に人気があるので見送ったのですが、力量を証明しました。

2013/11/10 3歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝2200m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
前残り目立つ現京都コース。例年通りスローに陥れば、先行馬がかなり有利。ただ、広い京都の外回り。差し馬も競馬はしやすく、展開ひとつで十分差しきりも可能。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 オールザットジャズ 牝5 56.0 M.バルザロ
1 02 ディアデラマドレ 牝3 54.0 藤岡 康太
2 03 メイショウマンボ 牝3 54.0 武 幸四郎
2 04   ミッドサマーフェア 牝4 56.0 福永 祐一
3 05   ホエールキャプチャ 牝5 56.0 蛯名 正義
3 06   ハナズゴール 牝4 56.0 武 豊
4 07   アロマティコ 牝4 56.0 三浦 皇成
4 08 × マルセリーナ 牝5 56.0 M.デムーロ
5 09 ヴィルシーナ 牝4 56.0 岩田 康誠
5 10   エディン 牝4 56.0 藤田 伸二
6 11   タガノイノセンス 牝6 56.0 幸 英明
6 12   セレブリティモデル 牝3 54.0 松田 大作
7 13   レインボーダリア 牝6 56.0 柴田 善臣
7 14 デニムアンドルビー 牝3 54.0 内田 博幸
7 15   スピードリッパー 牝5 56.0 秋山 真一郎
8 16   セキショウ 牝3 54.0 吉田 豊
8 17   トーセンアルニカ 牝3 54.0 池添 謙一
8 18   ラキシス 牝3 54.0 川田 将雅
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
10、16の先行争い。スロー二なりがちなレースだが、今回は例年とは異なる速めの流れ。
信頼度
D
波乱内在
3歳同世代間でも混戦気味の勢力図に古馬を含めた新勢力が加わる。古馬陣の調子も今ひとつつかめず、波乱要素内在。
予想本文 

 3歳馬か、古馬か。エリザベス女王杯は常にそれがテーマなるが、牝馬戦ゆえに古馬の力量が判別しづらいという難しさがある。ただ、最近はそれでも地力差が結構明確であったため、予想もしやすく平穏傾向が続いた。しかし今年は古馬陣も3歳勢も微妙な力関係。一筋縄ではいかない雲行きだ。

 牝馬が牡馬と対等に渡り合えるようになってきた時代。一昔前ならいざ知らず、ヴィルシーナの最近の成績は気にならないわけではない。いくら牡馬一線級相手とはいえ、着順的には大敗している点はいささか不安。しかし、前走京都大賞典に限っては、むしろ好感持てる内容だった。ゴールドシップが大敗する異質なレースとなった中、先行しながらも簡単に引き下がらずしっかりと粘ってみせていた。地力の高さを窺える内容で、過去連対を外していない牝馬同士のここ舞台なら大いに胸を張れる。前走の敗戦は、わずかとはいえ人気集中にも待ったをかける効果も期待できる。3歳馬と違い、ここを目標として仕上げてきた古馬の地力をここは本命として信頼したい。

 オークス、秋華賞の2冠を完勝といっていい内容で勝利。その実績の割に今ひとつ信用を得られていないメイショウマンボ。派手なレースぶりからも圧倒的1番人気かとも思いきや、その座は危うい状態。そういう意味では、今回も引き続き狙う旨味は残っている。だが、さすがに状態については秋華賞がピーク。ここは現状維持に努める仕上げだけに上積みは見込めない。それでもこのメンバーなら地力上位で主力を担う一翼ではあろう。斤量の恩恵もあるので、一概に3歳馬は不利ともいえない。

 既存の実績馬以外に条件級を連勝してきた上がり馬の参戦も目立つ今回のレース。その中でもディアデラマドレは、すでに時計的な裏付けがあり、かつ33秒の末脚を持つ。G1レースであっても通用の下地があるといえよう。ここでもかなり高い比率で、上位に差し込んできそうだ。ただ、このエリザベス女王杯は、京都外回りであっても、追い込み馬にあまりやさしくない。前にいる馬も早い脚を使ってくるので、これまでのように楽に突き抜けるという形までは高望みかもしれない。

 本命馬と同じく京都大賞典組のオールザットジャズが、狙いとして面白い。京都大賞典が異質なレースで、そこでの着順がある程度度外視できるのは前述の通り。元々かなり攻め駆けする馬ではあるが、調教であれだけのパフォーマンスをみせられるとさすがに食指も動く。特別切れる脚がある印象はないが、牝馬戦なら堅実でしぶといタイプ。どちらに転ぶかはわからないが、この鞍上変更も一興。

 G1レースを2戦ともメイショウマンボに攫われた格好のデニムアンドルビー。ローズSでの先着を出さずとも、そもそも1番人気はこの馬。おいしいところを持って行かれてしまったとはいえ、同等の能力を有することは言うまでも無い。ただ、ここでしっかりリベンジしていかないと、差は大きく開いていく。上述の僚馬、オールザットジャズに調教で大きく離される結果とはなったが、自身の形は維持しておりそれがレース上での優劣にはつながらない。調子的にはまずまずとはみているが、問題はやはりスタートからの位置取りだろう。もう少し前であの脚が繰り出せたら、復権はかなり近づくはず。

 距離的、年齢的にかなり見限っているマルセリーナをもう一度だけ買ってみたい。鞍上を意識したことも多分にあることは否めないが、前走にも見応えはあった。同レースの勝ち馬ホエールキャプチャは今回、やはり距離が理由で有力馬ながら無印にしている。個人的にはこのマルセリーナもほぼ同評価。ならば人気的にも穴馬としてこちらを抜擢してみる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸1頭マルチ:

09
→03,02,01,14,08
(60点)
結果的に無難な予想順位になってしまったが、波乱要素はそれなりに高い。やはり、古馬、3歳のそれぞれの代表馬、ヴィルシーナとメイショウマンボは頭一つ評価が高くなった。穴馬介在の可能性も高いので、馬券的にはこの2頭軸のマルチを手広くとも思ったが、それほど配当期待できそうもないので、ヴィルシーナの1頭軸マルチながしで、逆にヒモを絞ってみた。
2013年10月27日(日) / 東京 2000m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 7  ○ ジャスタウェイ   牡4 58 福 永  1:57.5  5
2[5] 9  ▲ ジェンティルドンナ 牝4 56 岩 田  4      1
3[3] 6  △ エイシンフラッシュ 牡6 58 Mデム  2      3
4[7] 13     アンコイルド    牡4 58 吉田隼  クビ    8
5[1] 1  × コディーノ     牡3 56 リスポ  1.1/4   4
6[1] 2     ナカヤマナイト   牡5 58 柴田善  2      13
7[4] 8     ヒットザターゲット 牡5 58 北村友  クビ    11
8[8] 17     ヴェルデグリーン  牡5 58 田 辺  3/4     7
9[6] 12     フラガラッハ    牡6 58 高 倉  3/4     15
10[6] 11  △ トウケイヘイロー  牡4 58 武 豊  1.1/4   2
11[5] 10     トーセンジョーダン 牡7 58 メンデ  3/4     10
12[2] 4     トゥザグローリー  牡6 58 池 添  クビ    9
13[7] 14     オーシャンブルー  牡5 58 内 田  3/4     12
14[3] 5     レインスティック  牡6 58 武士沢  1.3/4   16
15[2] 3     ダイワファルコン  牡6 58 川 須  3/4     17
16[8] 16  ◎ ダノンバラード   牡5 58 川 田  クビ    6
17[8] 15     レッドスパーダ   牡7 58 蛯 名  9      14
  
払戻金 単勝 7 1550円
    複勝 7 240円 / 9 110円 / 6 150円
    枠連 4-5 1110円
    馬連 7-9 1190円 / 馬単 7-9 4510円
    3連複 6-7-9 1400円 / 3連単 7-9-6 14310円
    ワイド 7-9 410円 / 6-7 590円 / 6-9 210円	
  

感想と言い訳?!

 思っていたより馬場の回復が早く、良馬場開催となりました。
ならば、ジャスタウェイの出番はやってくる。後は速い流れになれば…というところをトウケイヘイローが引っ張ってくれました。ジェンティルドンナがさすがの貫禄をみせようかという直線を、並ぶ間のなく差し切っての完勝劇。これまで牝馬や短距離G1しか勝ち鞍のなかった福永騎手が、八大競争を2週連続で制しました。 ご結婚後、昇竜の勢いです。

 本命ダノンバラードは直前には嫌な予感が漂っていましたが、全くいいところなし。一方で凄みがあったのはジェンティルドンナ。あの展開での2着は相当な地力を感じます。

 自身の馬券はジャスタウェイからも持っていたのでどうにか事なきを得ましたが、堅いレースが続きますね。

2013/10/27 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2000m
    左回り

  • 稍重見込み
コース図
台風一過で晴れ模様も、馬場の完全回復まではどうか。馬場の状態は、今回は大きなカギになりそう。
後はスタート直後に控えるコーナーをいかにスムーズに流れに乗れるかがポイント。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 × コディーノ 牡3 56.0 リスポリ
1 02   ナカヤマナイト 牡5 58.0 柴田 善臣
2 03   ダイワファルコン 牡6 58.0 川須 栄彦
2 04   トゥザグローリー 牡6 58.0 池添 謙一
3 05   レインスティック 牡6 58.0 武士沢 友治
3 06 エイシンフラッシュ 牡6 58.0 M.デムーロ
4 07 ジャスタウェイ 牡4 58.0 福永 祐一
4 08   ヒットザターゲット 牡5 58.0 北村 友一
5 09 ジェンティルドンナ 牝4 56.0 岩田 康誠
5 10   トーセンジョーダン 牡7 58.0 メンディザ
6 11 トウケイヘイロー 牡4 58.0 武 豊
6 12   フラガラッハ 牡6 58.0 高倉 稜
7 13   アンコイルド 牡4 58.0 吉田 隼人
7 14   オーシャンブルー 牡5 58.0 内田 博幸
8 15   レッドスパーダ 牡7 58.0 蛯名 正義
8 16 ダノンバラード 牡5 58.0 川田 将雅
8 17   ヴェルデグリーン 牡5 58.0 田辺 裕信
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
Ms
ミドルスロー
11の明確な逃げが見込める展開。有力馬だけに無謀なペースアップは見込めず、絶妙に落としてくるはず。
信頼度
D
上位拮抗
実力馬揃いの好メンバー。各馬実力伯仲しており、中波乱程まではありえそう。
予想本文 

 一見地味ながら、異なる各トライアル勝ち馬がそろい踏みで、実力伯仲の好メンバーが揃った今年の天皇賞(秋)。純粋に勝ち馬予想が楽しめそうで、その意見も分かれそうなところ。単勝勝負も面白そうだ。

 1番人気に応えられず、案外な出だしになったダノンバラード。しかし、前走は展開が向かなかったことはあきらかで、悲観するような内容ではない。むしろ、この敗戦により、人気的には狙いやすくなった。もともとここまでの地味な足跡もその傾向を後押し。宝塚記念での好走が示すように、力のいる馬場が向くパワータイプ。馬場渋化は歓迎といえよう。展開頼みの面はあるが、後続馬があがく中、うまく先行してしぶとく粘り込めれば勝機は見込める。切れる脚がない、左回り、外枠と不安要素も多々あることは承知の上で、複勝圏内軸として今回は本命を打つ。

 比較的速い流れで長い直線を差し切るなら、このメンバーの中ならジャスタウェイが最もイメージがしっくりくる。ただ、距離的にはギリギリではある点は注釈がつく。追い切りでは僚馬ゴールドシップを相手に先着と気配も上々。本命馬とは逆に、末脚の切れで勝負するタイプゆえ馬場渋化には不安を残すが、長い直線で父ハーツクライを彷彿させる末脚に期待したい。

 東京2000mの天皇賞・秋。ここでの逃げ切りは相当に困難。もしサイレンススズカが事故なく4コーナーを回っていれば…と思わなくもないが、大逃げで勝つにはほぼ絶望的といえよう。トウケイヘイローが勝つには、ダイワスカーレットの如く、引きつけての逃げが理想のレースになる。2000mの中距離重賞を3連勝。小回り函館中心とは言え、この実績を逃げて作るには相当の地力がなければ無理な芸当。すでに重馬場も克服しており、同型も不在で展開的にも恵まれる。ペース配分に長けた名手を背に見事な逃げ切りの期待感も十分にあるといえよう。しかし、東京の直線は長い。そう簡単に逃がしてくれるような相手でもないことも事実。

 人気馬だけにどうにも扱いが難しいのがジェンティルドンナ。前走、宝塚記念での一頓挫をどう捉えるかがポイントになる。海外遠征の影響も多分にあったとも言えよう。一方でオルフェーブルに勝利したジャパンカップ以外では、まだ決定的な実績に乏しいともいえ、判断がつきにくいところ。ただ、この馬のすごいところは、展開知らずできっちりと結果を残せるところにある。また休養明けを気にしていたが、その仕上がり具合は絶好調といっていい状態。得意の東京コースで、どうやらここが真価を問われる一戦になりそうだ。

 好メンバーの揃った毎日王冠を制したのはエイシンフラッシュ。ショウナンマイティやダークシャドウなど、いかにも中距離向きの骨っぽいところを相手にしての勝利だけに価値がある。ただ、この距離にしては珍しく、スローの上がりの競馬で、展開利があったことは否めない。それでも、昨年の覇者であり、ダービー馬。東京巧者はいうまでもなく、当然有力候補の一角といえよう。

 コディーノの前走は着順ほどは負けていない。出遅れも考慮すればまずまずといったところ。すぐコーナーのある東京2000mでは好枠といえる最内枠。もちろん出遅れなければ…の条件つきだが、本来スタート下手という訳でもないので、その点はあまり心配ないだろう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸1頭マルチ:

16
→07,09,11,06,01
(60点)
人気ほど実力差は開いていないというのが総合的な見解。ならば派手で人気のあるジェンティルドンナやトウケイヘイローよりもダノンバラード、ジャスタウェイを上位評価とした。正直迷いを残しているが思い切ってダノンバラードを軸筆頭に据える。相手もそれなりに絞れそうなので、1頭軸マルチで勝負。できればこの6頭のボックスも押さえたいところだが、配当的に厳しそう。
2013年10月13日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  ○  メイショウマンボ  牝3 55 武 幸  1:58.6  3
2[1] 1  ◎  スマートレイアー  牝3 55 武 豊  1.1/4   2
3[7] 13      リラコサージュ   牝3 55 池 添  頭      15
4[7] 14  ▲  デニムアンドルビー 牝3 55 内 田  ハナ    1
5[6] 11      リボントリコロール 牝3 55 横山典  1/2     12
6[1] 2      シャトーブランシュ 牝3 55 北村友  ハナ    8
7[4] 7  ×  トーセンソレイユ  牝3 55 メンデ  クビ    9
8[3] 5      セキショウ     牝3 55 吉田豊  ハナ    11
9[4] 8      マコトブリジャール 牝3 55 柴田大  クビ    16
10[3] 6      ウリウリ      牝3 55 浜 中  クビ    7
11[8] 17  ×  ローブティサージュ 牝3 55 岩 田  1/2     5
12[6] 12  △  エバーブロッサム  牝3 55 戸 崎  1.1/4   4
13[2] 3  ×  ティアーモ     牝3 55 川 田  クビ    6
14[5] 9      ノボリディアーナ  牝3 55  幸   クビ    10
15[2] 4      コレクターアイテム 牝3 55 秋 山  クビ    14
16[8] 18      セレブリティモデル 牝3 55 松 山  2      17
17[5] 10      サクラプレジール  牝3 55 福 永  1.1/2   13
18[7] 15      ビーナストリック  牝3 55 津 村  大差    18
  
払戻金 単勝 16 520円
    複勝 16 200円 / 1 180円 / 13 2260円
    枠連 1-8 630円
    馬連 1-16 950円 / 馬単 16-1 2250円
    3連複 1-13-16 50030円 / 3連単 16-1-13 233560円
    ワイド 1-16 500円 / 13-16 9820円 / 1-13 7480円
  

感想と言い訳?!

本命スマートレイアーに対して描いていた勝利イメージを、そっくりそのままトレースしたかのようにメイショウマンボが実行してしまいました。さすがのオークス馬の貫禄を見せつける実に完璧で、強い競馬だったと思います。
 一方、スマートレイアーはスタートですんなりといかず、まさかの最後方スタート。完全に終わったと思いましたが、きっちり詰めてきました。これで、念願どおり、G1レースでの武兄弟ワンツーが見事達成となりました。いつもいつも兄が勝ってたので、幸四郎勝利は素直によかったなぁと思います。それにしても、インタビューで語ってましたが、すごい自信があったようですね。
・・・レース前に言って欲しいです。(笑)

若干、「さっ、詐欺だぁ~!」気味だったのは3着に入ったリラコサージュ。
マイナス12キロの414キロでは、「さすがに…」と思ったんですが、激走してくれました。
今回は武兄弟総ながし馬券があったんで、かすってくれましたけどもね…。

尚、ちゃんと前日にUPしていたんですが、今回の予想はトップページにちゃんと反映できてなかったようでした。 申し訳ありません。

2013/10/13 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りであることと、直線が短いことが最大の特徴。当然内枠先行馬が有利。ただ、包まれるリスクも高い。G1レースともなると、流れも早くなるため、一概に有利不利は論じにくい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 スマートレイアー 牝3 55.0 武 豊
1 02   シャトーブランシュ 牝3 55.0 北村 友一
2 03 × ティアーモ 牝3 55.0 川田 将雅
2 04   コレクターアイテム 牝3 55.0 秋山 真一郎
3 05   セキショウ 牝3 55.0 吉田 豊
3 06   ウリウリ 牝3 55.0 浜中 俊
4 07 × トーセンソレイユ 牝3 55.0 メンディザ
4 08   マコトブリジャール 牝3 55.0 柴田 大知
5 09   ノボリディアーナ 牝3 55.0 幸 英明
5 10   サクラプレジール 牝3 55.0 福永 祐一
6 11   リボントリコロール 牝3 55.0 横山 典弘
6 12 エバーブロッサム 牝3 55.0 戸崎 圭太
7 13   リラコサージュ 牝3 55.0 池添 謙一
7 14 デニムアンドルビー 牝3 55.0 内田 博幸
7 15   ビーナストリック 牝3 55.0 津村 明秀
8 16 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
8 17 × ローブティサージュ 牝3 55.0 岩田 康誠
8 18   セレブリティモデル 牝3 55.0 松山 弘平
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
内回りを意識されてか、例年、このレースはペースが早めの傾向。今回も先行勢はそれなりに揃っており、淀みなく流れそう。
信頼度
D
波乱内在
トライアルレースが極端な展開になったため、連動性に疑問。加えて各馬の実力差も接近しており、波乱の可能性も。
予想本文 

 期待の日本馬2頭が参戦した凱旋門賞は、残念な結果に終わった。だが、叶えば夢は夢でなくなってしまう。引き続き目標があるということは日本の競馬界にとっては、意義あることなのかもしれない。一方、国内秋G1は3歳牝馬の3冠目、秋華賞。今年のこの世代の牝馬は中心馬不在といっていい。空洞の世代か、否か。それが問われる一戦となりそうだ。

 ぎりぎり間に合ったスマートレイアー。この馬を格下扱いにできない事は述べるまでもない。残してきた走破時計は現実績馬をはるかに上回る。無論、時計がすべてではないのが競馬とはいえ、そのレースを見た者には十分期待感を抱かせるレースぶりだった。有力馬より前に位置しながら、速い脚を繰り出せるのはこのメンバーなら大きな武器になる。加えて内枠となれば、包まれるリスクは名手に補ってもらうことで、その利を最大限に活かせる。やはり本命とせざるを得ない。

 前走、道悪と大外枠を考慮すれば、休養明け初戦としてはまずまずの結果のメイショウマンボ。デニムアンドルビーには差し比べで破れたとはいえ、展開面も考慮すれば仕方ない面もあり、それほど見劣りするものではなかった。追い込み脚質に近い差し馬だが、ある程度の器用さは備えており、得意の京都で巻き返しに期待したい。ここはオークス馬の意地がみたいところだ。

 なんだかんだいっても、ローズS組のこのレースにおける連動性はかなり高い。そこでデニムアンドルビーは、14キロ増の馬体重、さらに悪癖の出遅れもありながら、最後方から差し切り、1番人気に応えたことは賞賛に値する。ただ、その豪快なレースぶりは魅力的ではあるものの、やはり京都内回り2000mでは不安の方が先立つ。地力は認めるも、前走と同じような最後方からではおそらくは届かない。もちろんそれは承知の上だろうから、その上でどんな競馬を見せてくれるか。とにかく出負けだけはやはり避けたいところ。

 エバーブロッサムの前走は輸送による馬体減と道悪馬場でまるで競馬にならなかった。秋初戦としては、不安の残る立ち上がりとなったが、一方で人気落ちによる狙いやすさが増した。一叩きを経て、その末脚のキレが戻ってくればやはり怖い存在。少なくとも前走のような無様な負け方はすまいと信じたい。前走が度外視できれば、ここでの好走に頷ける実績がある。

 阪神JF後、どうにもパッとしない成績が続き、よくある早熟馬の流れに陥りつつあるローブティサージュだが、まだ復活要素は残っている。その根拠はやはり前走ローズSにある。一度は勝利もあるかと思わせた直線の抜け出しだったが、最後は後続馬に飲まれてしまった。それでも完全に前崩れのレースの中、先行しての6着は立派。これ以上の距離延長は疑問も、この舞台ならまだ戦える。

 オークスでは7馬身ちぎられたティアーモだが、まだ底を見せた感はない。軽量の上、ローカルではあるが、前走ではハイペースの中、先行してよく踏ん張りをみせていた。ここでも積極策に出れば、面白い結果も期待できる。

 ディープインパクトの妹という注目ばかり集めながら、今のところその重い期待には応え切れていないトーセンソレイユ。しかしここにきて動きはよくなってきており、良血開花の兆しはある。前走大敗からの巻き返しだが大駆けがあっても驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

01=16
→14,12,17,03,07
(30点)
土砂降りによる重馬場、ハイペースによる前崩れと、非常に異質だったローズSは、今回の連動性には確かに疑問。ただ、オークス上位組であるメイショウマンボ、デニムアンドルビーには一定の信頼は置けそう。ここに新星スマートレイアーが絡む構図だが、傑出馬不在の現状と、内枠を買ってこちらを本命にしたい。相手はやはりこの2頭のどちらかというところになるが、京都内回り2000mならメイショウマンボに分があるとみる。いい加減、武兄弟のG1ワンツーが見てみたいが、3連単マルチながしで。
2013年6月23日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 10  ◎ ゴールドシップ   牡4 58 内 田  2:13.2  2
2[4] 4  × ダノンバラード   牡5 58 川 田  3.1/2   5
3[8] 11  ▲ ジェンティルドンナ 牝4 56 岩 田  クビ    1
4[3] 3  ○ フェノーメノ    牡4 58 蛯 名  1/2     3
5[6] 6  × トーセンラー    牡5 58 武 豊  2      4
6[7] 8     ナカヤマナイト   牡5 58 柴田善  1.1/2   7
7[7] 9  × ローゼンケーニッヒ 牡4 58 ウィリ  クビ    8
8[6] 7     スマートギア    牡8 58 松 山  1.3/4   10
9[2] 2     タニノエポレット  牡6 58 浜 中  3.1/2   11
10[5] 5     シルポート     牡8 58 酒 井  ハナ    6
11[1] 1     ヒットザターゲット 牡5 58 福 永  1.1/2   9
  
払戻金 単勝 10 290円
    複勝 10 140円 / 4 370円 / 11 120円
    枠連 4-8 2560円
    馬連 4-10 5150円 / 馬単 10-4 6180円
    3連複 4-10-11 2910円 / 3連単 10-4-11 23420円
    ワイド 4-10 850円 / 10-11 210円 / 4-11 860円
  

感想と言い訳?!

 天皇賞・春惨敗の1番人気馬の巻き返しは今後トレンドとなるのでしょうか。昨年のオルフェーブルと同じく、ゴールドシップも鮮やかに復活を遂げました。正攻法とはいえないものの、スタートから前目につけ、他有力馬よりはやや早仕掛け程度という比較的、「普通」のレースぶりでした。力の違いで押し切る横綱相撲で、今後3強とはいわせない全くの完勝でした。

 他2強もきっちりこなしたが、ここに割って入ったのがダノンバラード。さすがの阪神巧者ぶりで、前日までの雨で力の要る馬場だったのも幸いしたのかもしれません。

 とにかく、ゴールドシップの頭固定、2、3着も2強に絞ったため、3連単を大きく仕留めることができました。ほんと助かりました。一時はどうなることかと… (ほっw)

2013/6/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りで直線は短い。当然ながらの先行有利も、直線の坂と展開次第では差しも届くはず。少数頭と地力差から、コース面での優劣はほぼ無視出来る状況。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ヒットザターゲット 牡5 58.0 福永 祐一
2 02   タニノエポレット 牡6 58.0 浜中 俊
3 03 フェノーメノ 牡4 58.0 蛯名 正義
4 04 × ダノンバラード 牡5 58.0 川田 将雅
5 05   シルポート 牡8 58.0 酒井 学
6 06 × トーセンラー 牡5 58.0 武 豊
6 07   スマートギア 牡8 58.0 松山 弘平
7 08   ナカヤマナイト 牡5 58.0 柴田 善臣
7 09 × ローゼンケーニッヒ 牡4 58.0 C.ウィリアムズ
8 10 ゴールドシップ 牡4 58.0 内田 博幸
8 11 ジェンティルドンナ 牝4 56.0 岩田 康誠
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
先行有利は各馬周知。逆にそれゆえ、後続馬も早めに動いてくる。
信頼度
C
巴戦
完全なる3強構成。頭数も少なくマルチ馬券も許さぬ絞り込みが必要か。
予想本文 

 オルフェーブルの回避は残念だが、代わって昨年秋のG1をわけ合った牡牝のチャンプの初対戦が実現した。牝馬はいうまでもなくジェンティルドンナ。牡馬はゴールドシップに加え、この馬に2戦2勝のフェノーメノ。今年のグランプリは4歳最強馬決定戦でもある一方で、ステイゴールドとディープインパクトの代理戦争となる種牡馬対決としても見どころがある。

 今回のレースは3強の中でどの馬を選択するかが最大のポイント。迷いはあったがゴールドシップの巻き返しに賭ける。天皇賞・春の5着はいくらなんでも負けすぎといっていい惨敗だった。この馬の特徴は強靱な心肺機能を活かした早い段階からのロングスパートが身上。菊花賞制覇を背景に、3200mという長丁場でもロングスパートを仕掛けたが、菊花賞とは異なる厳しい流れの中ではさすがに強引すぎた。決して度外視できる敗戦ではないが、少なくとも例外的な状況であったことは事実。直線短い内回りコースがどう出るかだが、ややマークも薄れる今回、他馬を出し抜くマクリ上げができれば、ねじ伏せることは可能なはず。他2強に比べ、上がりタイムの見栄えはよくない点は、この馬の競馬ぶりの特性によるものなので、特に気にする必要はない。

 どうしても3強の中では地味に映るフェノーメノ。だが、前走がG1初勝利とは思えぬ高い能力を持っている。どうしてもジャパンカップでジェンティルドンナにつけられた5馬身差がクローズアップされてしまうが、そう悲観するほどのことではなく、そこまで大きな差はないだろう。この馬は前目に位置していながら、かつ速い脚を使えるタイプで安定感に優れている。決して得意距離とはいえない天皇賞・春を制した勢いは大きい。出世が遅れただけに、余勢を駆って、一気の才能開花があっても驚けない。逆に不安もそこにあり、前走の激走の疲れや、再度の輸送競馬はやや気になるところ。

 無論、ジェンティルドンナの地力を軽視している訳ではない。むしろ地力・実績はNo1といっていいだろう。だが一方で、最も不安要素が多いのもこの馬だ。オルフェーブルを破ったJCは見事だが、結局、国内で牡馬、古馬を交えての勝利はこの1戦のみ。休養明けを挟んでドバイの2着も文句ない内容だが、海外競馬は良くも悪くもアテにならない。そこから間隔が再度空いていることも気になる。加えて、右回りはやや苦手としているのではないか?という懸念もある。とはいえ、どんなレースでも力を発揮してくる勝負強さ、先行しながら33秒台の切れる末脚を考えれば、その地力差で完勝してしまうことも十分あり得るだろう。圧勝と惨敗の背中合わせはまさに単穴候補だ。

 地力では3強はやはり抜けていると言わざるを得ない。ただ、3頭が3頭とも自身の競馬ができればよいが、そうすんなり決まることもなかなかに難しい。この一角が崩れた際に他馬の滑り込みが生じる。その筆頭にはダノンバラードを挙げておきたい。まだ重賞クラスの域を出ないが、パワー型で今の荒れた阪神コースは向くはず。ゴール前横一線の混戦になるようなら、脈はある。

 格下挑戦ながらローゼンケーニッヒも底知れぬ強さを感じる素質馬。折り合いに難があり、追い込みに近い差しを行う馬だが、その末脚には強烈なものがある。早い流れでも同じような脚が使えるかに疑問は残るが、底が割れている他馬よりは魅力がある。

 3強、3強と騒がれているが、トーセンラーを加えて4強といってもいいほど地力差は感じない。勝ちきれない面はあるが、G1含めた重賞戦線でこれだけ堅実に走れれば、当然、3強にほころびが出来た際の対抗最有力馬。オッズ的に旨味が少ないので、評価を落としたが、やはり押さえには入れておきたい一頭だ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸1頭1着ながし:

10
→03,11,04,09,06
(20点)

少数党の3強構成で、予想としてのポイントはこの3強の順位付けに尽きる。どれも一長一短で、一概に地力比較は難しい。最後には好みの問題ともなろう。単純には、ゴールドシップに負けていないフェノーメノを子供扱いしたジェンティルドンナこそ、最上位という構図が成り立つが、そう簡単にいかないのも競馬。時間も場所も変えた再戦はどう転ぶかわからないだろう。

このレース、「負けない馬券」を買うのは簡単だが、それではゲインが少なく、買わない方がマシだ。単勝気分で、頭は1頭固定で勝負。その頭には随分悩みもしたが、ゴールドシップを抜擢する。3連単1着固定ながしで勝負。

2013年5月26日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  ◎ キズナ       牡3 57 武 豊  2:24.3  1
2[5] 9  ▲ エピファネイア   牡3 57 福 永  1/2     3
3[2] 3     アポロソニック   牡3 57 勝 浦  1.1/4   8
4[8] 16     ペプチドアマゾン  牡3 57 藤岡康  ハナ    13
5[4] 8  × ロゴタイプ     牡3 57 Cデム  ハナ    2
6[6] 11     テイエムイナズマ  牡3 57  幸   3/4     14
7[3] 6     ラブリーデイ    牡3 57 川 田  クビ    17
8[5] 10     タマモベストプレイ 牡3 57 和 田  ハナ    10
9[1] 2  ○ コディーノ     牡3 57 ウィリ  1/2     4
10[7] 15  × フラムドグロワール 牡3 57 北村宏  アタマ  11
11[3] 5  △ メイケイペガスター 牡3 57 藤 田  クビ    6
12[8] 17     レッドレイヴン   牡3 57 内 田  アタマ  9
13[4] 7  × ヒラボクディープ  牡3 57 蛯 名  3/4     5
14[7] 14     アクションスター  牡3 57 戸 崎  1/2     16
15[7] 13     マイネルホウオウ  牡3 57 柴田大  クビ    7
16[2] 4     クラウンレガーロ  牡3 57 三 浦  3.1/2   15
17[6] 12     サムソンズプライド 牡3 57 田 辺  クビ    12
18[8] 18     ミヤジタイガ    牡3 57 松 山  3      18
  
払戻金 単勝 1 290円
    複勝 1 160円 / 9 240円 / 3 960円
    枠連 1-5 690円
    馬連 1-9 970円 / 馬単 1-9 1600円
    3連複 1-3-9 17130円 / 3連単 1-9-3 54950円
    ワイド 1-9 460円 / 1-3 2630円 / 3-9 4470円
  

感想と言い訳?!

 内心ではもっと楽に勝てるかと思っていたキズナでしたが、相変わらずのハラハラさせるモタつきぶり。ただ、トップスピードになってからは、グングン伸びて前を捉えきりました。仕掛けどころの難しい局面で、しっかり差し切るあたり、さすがの武豊騎手。5度目のダービー制覇というとんでもない大記録です。他では2度制覇までがやっとですから、ぶっちぎりです。スペシャルウィークで初制覇の時はようやく・・・という印象でしたが、ただただ驚くばかりです。凱旋門賞、ぜひ頑張ってください。

 2着にはこれまた後半伸びたエピファネイア。 皐月賞に続く2着で、準2冠。おしい競馬でした。

 この2頭が来るような展開にも関わらず、前残りは厳しいとみていたアポロソニックが3着に粘り込みました。 4着ペプチドアマゾンなら馬券をもっていただけにあの差し返しは・・・実に憎たらしい。w

 後は、コディーノが全く駄目でした。距離とは思いたくないですが、今後、復活してほしいですね。

2013/5/26 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
コース図
Cコースに替わり、内枠の不利は少なくなった。それでも外差しの決まりやすいコースには変わりはない。
良馬場に加え、ペースもあがりそうな今回、やはり外からの差しが最も有効か。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 キズナ 牡3 57.0 武 豊
1 02 コディーノ 牡3 57.0 C.ウィリアムズ
2 03   アポロソニック 牡3 57.0 勝浦 正樹
2 04   クラウンレガーロ 牡3 57.0 三浦 皇成
3 05 メイケイペガスター 牡3 57.0 藤田 伸二
3 06   ラブリーデイ 牡3 57.0 川田 将雅
4 07 × ヒラボクディープ 牡3 57.0 蛯名 正義
4 08 × ロゴタイプ 牡3 57.0 C.デムーロ
5 09 エピファネイア 牡3 57.0 福永 祐一
5 10   タマモベストプレイ 牡3 57.0 和田 竜二
6 11   テイエムイナズマ 牡3 57.0 幸 英明
6 12   サムソンズプライド 牡3 57.0 田辺 裕信
7 13   マイネルホウオウ 牡3 57.0 柴田 大知
7 14   アクションスター 牡3 57.0 戸崎 圭太
7 15 × フラムドグロワール 牡3 57.0 北村 宏司
8 16   ペプチドアマゾン 牡3 57.0 藤岡 康太
8 17   レッドレイヴン 牡3 57.0 内田 博幸
8 18   ミヤジタイガ 牡3 57.0 松山 弘平
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
逃げ馬2頭に加え、すぐその後に続くであろう有力馬も数頭。スローペースは考えにくい。
信頼度
B
上位拮抗
安定した地力上位馬の存在もあり、極端な波乱はなさそう。
問題はその上位馬の各力関係。その隙をついてヒモ穴が紛れ込む可能性も・・・。
予想本文 

 今週はいよいよ日本ダービー。ダービーメモリーズ シリーズが併せて開催され、伝説の名馬がレーシングプログラムに並ぶ。ワカタカ(1932年 1回)、トキノミノル(1951年 18回)、シンザン(1964年 31回)、タケホープ(1973年 40回)、シンボリルドルフ(1984年 51回)、ナリタブライアン(1994年 61回)、ディープインパクト(2005年 72回)。私の場合、生でみた記憶があるのは「皇帝」ルドルフ以降がせいぜい。しかし、最近の馬名をなかなか覚えられなくなってしまった今となっては、むしろこれら伝説の名馬の方が心躍ってしまう。いつの日か同じように伝説となる足跡を残すであろう名馬の誕生を今年も期待したい。

 タイプはやや異なると思うが、鞍上が武豊騎手の追い込み馬、キズナ。どうしても父ディープインパクトを彷彿させるこの馬が本命。皐月賞を回避し、別路線からの参戦となるが、満を持しての登場となる。すでに有力馬とはラジオNIKKEI賞、弥生賞で対戦済み。敗れはしているが、同等以上の実力馬であることは言うまでもない。特に中山の弥生賞では脚を余す結果となったが、東京コースならば絶好の舞台となろう。勝ち負け以前に、後塵を拝したエピファネイア、コディーノらとの再戦が純粋に楽しみ。前での競馬もできるが、ここ数戦は後方からの競馬。おそらくは直線外に出すのだろうが、最内枠からどう捌くのかが鞍上の手腕が問われるところ。距離については気性的にも全く不安がない。それよりも、ここ2走の前哨戦のように、前を行く馬は最後バテてくるような甘い相手ではないので、若干トップギアまでにもたつくこの馬には展開頼みの側面があることが不安点。

 対抗には安定感を買ってコディーノ。ここ3戦勝ち切れていないが、展開不問の安定感を信頼したい。ややマイラー寄りの血統だが、デビュー時より1800m中心で使われてきており、距離が伸びることにそれほど不安は感じない。それよりも気になるのは、やはり鞍上が代わった点か。確かに頼もしい外国人ジョッキーではあるが、この乗り替わりには藤沢師のダービーの執念を感じる一方で、果たしてプラスに働くのだろうかという不安も若干覚える。しかし、裏を返せば、それ以外にさしたる不安点はないということでもある。連軸としてはやはり申し分ない存在であろう。

 今年のメンバーの地力筆頭はエピファネイアではないかという想いは今も変わっていない。しかし、未だ折り合い難が解消してこない中、さらなる距離延長には不安を覚えざるを得なかった。そこに追い打ちをかけるように、ソエ不安が囁かれ、さすがに強気には推せなくなってしまった。ただ、忘れてはならないのが、この馬の母はオークス馬シーザリオ、父はシンボリクリスエスで、東京2400mの申し子的血統。順当ならば、おそらく変わらず本命に推していたであろう馬。評価を落とすといってもこれ以下にはできない。準対抗格として位置づけたい。

 上位陣の力は安定しているものの、盤石では決してない。当然、他馬にも付けいる隙は十分にある。特にメイケイペガスターはその地力差すら上位陣と差はないといっても過言ではないかもしれない。ただ、スタート難、折り合い等、気性的な部分でどうにもスムーズな競馬ができていない。この部分が解消してくれば大駆けあっても驚けない。レースのペースが速くなりそうな今回、スムーズにレースが運べる条件が整っているため、ここは少し怖い。

 実績は優に世代No.1のロゴタイプ。だが、どうもこの馬の強さがよくわからない。実際に同様に思われているのか、これだけの実績の割に人気も今ひとつ。父ローエングリンという血統的な地味さも手伝ってるのかもしれない。4強の内、そのままではあまりにも面白くないので、一つ落とすならば、どうしてもこの馬になってしまう。デムーロ兄弟が駆って4連勝中。当然ここも連覇してしまう可能性もあるものの、距離が伸びて何らかの変化が起こるならば、この馬ではなかろうか。

 青葉賞勝ちヒラボクディープ。皐月賞組とは少し差はあるような気もするし、穴人気もしていることを踏まえると、進んでの買いとは言い難い。ただ、意欲的な追い切りで状態は上向き。ここまでスローペースでのレースが多く、G1の速い流れの対応がこなせるかがポイントにはなるが、ここで好走するようであれば、一気に今後の主役を担うような存在にまでなり得る。

 G1馬マイネルホウオウを差し置いて、フラムドグロワールの一叩き後の復調にも警戒。京成杯の大敗はわからないところもあるが、父ダイワメジャーはともかく、母系にブライアンズタイムが入り、この距離には対応できる下地はある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=02
→09,05,07,08,15
(30点)

01=09
→02,05,07,08,15
(30点)

私は個人的に差し、追い込み馬を好む傾向があるし、事実、東京コースではそのタイプの方が有利でもあろう。そういう意味で、昨年のこのレース、ワールドエースとゴールドシップの2強は妙な自信があった。しかし、あろうことか2頭とも差し届かなかった。そのトラウマにおびえながらではあるが、キズナの本命には変わりはない。ただ、エピファネイアよりもコディーノを上位にしたのは、やはり先行馬をからめておきたかったという心情がある。

キズナから、コディーノでの3連単マルチながし、個人的には相手をエピファネイアに代えても持っておきたい。

2013年5月19日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  △ メイショウマンボ  牝3 55 武 幸  2:25.2  9
2[7] 13  × エバーブロッサム  牝3 55 戸 崎  1.1/4   5
3[3] 5  ○ デニムアンドルビー 牝3 55 内 田  2      1
4[2] 4     アユサン      牝3 55 丸 山  1.1/4   3
5[6] 12     フロアクラフト   牝3 55 松 山  1.3/4   17
6[4] 7     ティアーモ     牝3 55 藤岡佑  1.1/2   14
7[8] 17     スイートサルサ   牝3 55 蛯 名  1/2     11
8[5] 10  △ リラコサージュ   牝3 55 柴田善  クビ    13
9[5] 9  ▲ ローブティサージュ 牝3 55 岩 田  1.1/2   7
10[4] 8     ブリリアントアスク 牝3 55 武士沢  1.1/4   18
11[7] 14     プリンセスジャック 牝3 55 福 永  クビ    10
12[8] 16  × クロフネサプライズ 牝3 55 武 豊  1.1/4   4
13[7] 15     セレブリティモデル 牝3 55 田中勝  3/4     12
14[3] 6     サクラプレジール  牝3 55 横山典  1.1/2   6
15[8] 18  × トーセンソレイユ  牝3 55 ウィリ  アタマ  8
16[1] 2     ブリュネット    牝3 55 和 田  1.1/4   15
17[1] 1  ◎ レッドオーヴァル  牝3 55 Cデム  3/4     2
18[6] 11     クラウンロゼ    牝3 55 三 浦  5      16
  
払戻金 単勝 3 2850円
    複勝 3 710円 / 13 260円 / 5 150円
    枠連 2-7 1540円
    馬連 3-13 13880円 / 馬単 3-13 31120円
    3連複 3-5-13 15610円 / 3連単 3-13-5 150480円
    ワイド 3-13 3670円 / 3-5 2310円 / 5-13 490円
  

感想と言い訳?!

 メイショウマンボが鮮やかに快勝。期待された桜花賞から見事な巻き返しを見せました。武幸四郎騎手も本当に久しぶりのG1戴冠となりました。
一方で、桜花賞で好走したレッドオーヴァルは大敗。差し馬なら距離延長の影響は少ないと踏んでいましたが、さすがに距離の壁と思わざるを得ない大敗を喫しました。2,3着の上位を占めたのは別路線組。中でもトライアル2着続きのエバーブロッサムの2着は健闘と言えます。

 レッドオーヴァルが来なければどうにもならない馬券でしたので、カスリもしませんでした。w
どうも今年は調子が悪いです。次週はダービー。締めてかからねば。。。

2013/5/19 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
コース図
やや天候下り坂もひとまず良馬場開催の模様。この舞台設定はスローペースになりがちだが、このレースに限っては比較的ハイラップ。外も伸びるようになってきており、差し馬に利がありそう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 レッドオーヴァル 牝3 55.0 C.デムーロ
1 02   ブリュネット 牝3 55.0 和田 竜二
2 03 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
2 04   アユサン 牝3 55.0 丸山 元気
3 05 デニムアンドルビー 牝3 55.0 内田 博幸
3 06   サクラプレジール 牝3 55.0 横山 典弘
4 07   ティアーモ 牝3 55.0 藤岡 佑介
4 08   ブリリアントアスク 牝3 55.0 武士沢 友治
5 09 ローブティサージュ 牝3 55.0 岩田 康誠
5 10 リラコサージュ 牝3 55.0 柴田 善臣
6 11   クラウンロゼ 牝3 55.0 三浦 皇成
6 12   フロアクラフト 牝3 55.0 松山 弘平
7 13 × エバーブロッサム 牝3 55.0 戸崎 圭太
7 14   プリンセスジャック 牝3 55.0 福永 祐一
7 15   セレブリティモデル 牝3 55.0 田中 勝春
8 16 × クロフネサプライズ 牝3 55.0 武 豊
8 17   スイートサルサ 牝3 55.0 蛯名 正義
8 18 × トーセンソレイユ 牝3 55.0 C.ウィリアムズ
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
16のハナは濃厚。極力ペースは落としにかかる。それでも極端なスローペースは考えづらく、やはり差し馬有利。
信頼度
C
混戦
今年との牝馬クラシック戦線は各馬実力差は少なく、既存勢力は決して盤石ではない。新星出現もありえる混戦模様。
予想本文 

 デムーロ兄弟のワンツーとなった桜花賞、第2幕のオークスではC.デムーロはと大接戦を演じた兄の馬を駆ることになる。ひと昔前の「お手馬」という概念は希薄になってしまった。良い悪いは別として、外国人騎手の参戦はそういったところにも影響を及ぼしたのだということを改めて実感させられた。

 そのデムーロ兄弟のお手馬(?)、レッドオーヴァル。線が細い一方で、切れ味に優れるいかにも牝馬マイラーといったイメージがあるだけに、ここでの距離延長は歓迎とはいえない。だが、充実一途の追い切りをみせられ、ここにきてその不安は薄まってきた。決して絶対的に能力上位とも思えないが、前々走、チューリップ賞のような極端なスローでなければ、確実な末脚のあるこの馬の安定感は軸として安心感が高い。最内枠は少々気になるが、桜花賞から引き続き、この馬を中心視したい。

 オークスは桜花賞組からというセオリーを踏まえながらも、意識せざるをえないレースぶりを前走で見せたデニムアンドルビー。スローの流れの中、最後方から大外まくった挙げ句、直線でもそのまま押し切って力でねじ伏せた。フローラSのレースレベルうんぬんよりも、東京、中距離コースの舞台でこういうレースができたことが何より大きい。無論、一段と強化されたメンバー相手に同じようなレースができるか不安点はあるが、他馬が距離に不安を抱える中、その不安がなく臨めるだけでもアドバンテージを持つと言えよう。

 桜花賞では敗れたローブティサージュ。ただ、ややスムーズさを欠いてしまったレースになってしまい、敗戦の言い訳はできる状況。むしろ、大敗したチューリップ賞から、2歳女王復活を窺える復調ぶりで、結果としては収穫があったレース。1800mの経験があり、母父シングスピールからも距離にも不安は少ないはず。岩田騎手に代わって巻き返しを図る一戦。桜花賞では印を打たなかったが、今回は期待してみたい。

 前走は期待はずれとなってしまったメイショウマンボ。しかしまだ見限ることができない。むしろ人気落ちを考慮すれば積極的に買ってみたい。1400m戦の経験も多いだけに距離的な不安がないわけではないが、血統的には問題ないはず。桜花賞ではまるで不発に終わった末脚。その理由が今ひとつ不明だが、気分的にムラがあるのかもしれない。不確定要素は強いがハマッた時がやはり怖い。

 今回はフラワーC、スイートピーSなど、別路線組にも目移りする状況だが、こちらも拮抗した混戦模様。その中で2400mという距離伸びた舞台で楽しみ増すのはリラコサージュ。未勝利脱出にもたついたものの、ここ2戦の内容は素晴らしい。一瞬ポニーが混じっているのか?と思ってしまうほど小柄な牝馬だが、父ブライアンズタイムはまさにオークス向きで、小粒だと侮っていると痛い目に遭いそうだ。

 トーセンソレイユも、上記メイショウマンボと同じく、期待されながら桜花賞では末不発に終わった。もっとも出遅れがあったのは事実だが、それにしても勝ち馬から5馬身差はちょっと負けすぎ。それだけにG1の壁と切り捨てることが、逆にできなかった。人気的にはかなり落ちたのでその旨味も考慮。

 クロフネサプライズはハナを切りそうな今回、やはり逃げ切れるのかという不安がつきまとう。いっそ無印にとも考えたが、同じく軽視した桜花賞で4着と、馬群に飲まれそうになりながらも、驚異的な粘り腰をみせた地力はやはり認めざるをえない。

 後方からの末脚自慢のディープインパクト産駒、エバーブロッサム。僅差の連続2着で惜しいレースが続くが、それゆえやや地味に映っていることが逆に狙い目になりそう。無欲の突っ込みがはやり怖い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

01=05
→09,03,10,18,16,13
(36点)

01=09
→05,03,10,18,16,13
(36点)

 桜花賞とオークスの連動性の高さはいうまでもない。大幅な距離延長にも関わらず、ここまで連動性が高いのは、レースペースにありそう。オークスでは距離が伸びるにも関わらず、若い牝馬のレースであるゆえか、意外にもスローペースにはなりにくい。結果、瞬発力に富むマイラーでも通用しやすいのではないだろうか。そういった意味では通常は桜花賞組中心で問題はない。ただ、今年の桜花賞は時計的にはかなり低レベル。今ひとつ主役とよべる中心馬も不在の状況でもあるため、別路線組の台頭や、波乱要素も少なからず内在する。

 その当たりの葛藤が、桜花賞馬を無印に追いやってしまったが、レッドオーヴァルについてはやはりここも中心視したい。相手は新星期待のデニムアンドルビーと、復活期待のローブティサージュとし、3連単マルチながし勝負。

2013年4月14日(日) / 中山 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 7  △ ロゴタイプ     牡3 57 Mデム  1:58.0  1
2[7] 14  ◎ エピファネイア   牡3 57 福 永  1/2     2
3[6] 12  ○ コディーノ     牡3 57 横山典  1.1/4   3
4[7] 15  △ カミノタサハラ   牡3 57 蛯 名  1.1/4   4
5[3] 5  × タマモベストプレイ 牡3 57 和 田  クビ    8
6[8] 18     テイエムイナズマ  牡3 57 武 豊  1      14
7[5] 10     マズルファイヤー  牡3 57 シュタ  1      15
8[8] 17     クラウンレガーロ  牡3 57 三 浦  ハナ    12
9[1] 1     メイケイペガスター 牡3 57 藤岡佑  クビ    10
10[1] 2  × インパラトール   牡3 57 Cデム  3/4     9
11[2] 4     ナリタパイレーツ  牡3 57 小 牧  1      16
12[8] 16  × フェイムゲーム   牡3 57 北村宏  1/2     7
13[4] 8  △ コパノリチャード  牡3 57 内 田  1.1/4   5
14[5] 9     サトノネプチューン 牡3 57 戸 崎  1.1/2   13
15[7] 13     ラブリーデイ    牡3 57 浜 中  1.1/4   17
16[3] 6     ミヤジタイガ    牡3 57 田中勝  クビ    11
17[6] 11     クリノヒマラヤオー 牡3 57 村 田  大差    18
18[2] 3     レッドルーラー   牡3 57 川 田  大差    6
  
払戻金 単勝 7 370円
    複勝 7 140円 / 14 150円 / 12 140円
    枠連 4-7 440円
    馬連 7-14 840円 / 馬単 7-14 1750円
    3連複 7-12-14 1210円 / 3連単 7-14-12 5920円
    ワイド 7-14 360円 / 7-12 320円 / 12-14 330円
  

感想と言い訳?!

  叩き合いに持ち込めばさすがのM.デムーロ騎手。ロゴタイプが見事にエピファネイアを力でねじ伏せる勝利を見せました。正直、3強の中では最も軽視していた・・・と言えるのですが、実に完成度の高い隙のない強さでした。力関係を明確化する非常に意味のある大きな勝利だったと思います。距離的にダービーでは微妙とささやかれていますが、評価を改める必要がありそうです。

 一方でエピファネイアは2着入線果たすも、それ以上に不安の残るレースでした。レコード決着の早い流れにも関わらず、またも折り合いを欠いてしまった。ダービーの頃には本格化との期待も持っていたのですが、距離が伸びて不安が増すのはむしろこちらの方かもしれません。ただ、それでも地力の高さはさすがとうならせるものがあり、巻き返しがあるか否か、ダービー予想はかなり難しくなってきました。

 コディーノもあまりスムーズな競馬が出来たとは言えませんが、こちらはきっちり3着入線してくれたことに個人的に評価です。やや、先着された2頭と離された印象もありますが、次走も期待できそうです。

 馬券的にはエピファネイアの3連単頭ながし推奨でしたが、一応2着ながしも押さえてました。
相手をコディーノのみ、またヒモも絞っていたので、堅い結果ながらも、幸いそこそこ利はありました。 ただ、それにしてもキレイに1~4番人気が並ぶとは・・・ですね。

2013/4/14 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 B
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
Bコース使用とはいえ、内の荒れ馬場の影響は顕著になってきている。昨年、内を突いたゴールドシップの奇襲もよぎるが、できるだけ距離ロスなく周り、好位から最後に外差しすることが理想型か。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   メイケイペガスター 牡3 57.0 藤岡 佑介
1 02 × インパラトール 牡3 57.0 C.デムーロ
2 03   レッドルーラー 牡3 57.0 川田 将雅
2 04   ナリタパイレーツ 牡3 57.0 小牧 太
3 05 × タマモベストプレイ 牡3 57.0 和田 竜二
3 06   ミヤジタイガ 牡3 57.0 柴田 善臣
4 07 ロゴタイプ 牡3 57.0 M.デムーロ
4 08 コパノリチャード 牡3 57.0 内田 博幸
5 09   サトノネプチューン 牡3 57.0 戸崎 圭太
5 10   マズルファイヤー 牡3 57.0 シュタルケ
6 11   クリノヒマラヤオー 牡3 57.0 村田 一誠
6 12 コディーノ 牡3 57.0 横山 典弘
7 13   ラブリーデイ 牡3 57.0 浜中 俊
7 14 エピファネイア 牡3 57.0 福永 祐一
7 15 カミノタサハラ 牡3 57.0 蛯名 正義
8 16 × フェイムゲーム 牡3 57.0 北村 宏司
8 17   クラウンレガーロ 牡3 57.0 三浦 皇成
8 18   テイエムイナズマ 牡3 57.0 武 豊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
早々飛ばす馬はいないが、極端に緩むこともない平均ペースでの推移が予想される。
信頼度
B
頭信頼
不安がない訳ではないが、本命馬の頭を信頼したい。混戦に見えつつも、地力上位馬は比較的明確。
予想本文 

 クラシック第一弾、皐月賞。昨年は雨の影響と乱ペースの中、ゴールドシップが鮮烈な勝ち方を見せた。あのときにはまさかそのまま有馬記念まで制してしまうとは思わなかったが、今年はどのような馬が出てくるのか、見渡すとなかなか興をそそるメンバーが揃った。

 本命はエピファネイアで不動とする。スペシャルウィーク産駒の日米オークス馬、そしてやはり福永騎手のお手馬だったシーザリオの仔。否応なく注目されたデビュー戦を直線突き抜ける圧巻の勝利。続く京都2歳S、ラジオNIKKEI賞と、準王道路線を勝ち進んだ。そして迎えた豪華メンバーの弥生賞。当然の圧倒的1番人気も、4着と敗れてしまった。この結果は相応にショックではあるが、弁明できる言い訳も多々あった。直前の騎手の乗り替わり、休養明け、大外枠など・・・。まだ幼さゆえか、どうにも行きたがる馬ゆえ、いずれもマイナスに作用してしまった。それでも直線はいったん抜け出しながら最後に力尽きての僅差4着。見限るような結果ではなかった。やはり地力的には世代トップはこの馬ではなかろうか。気性的に難しいところのある馬だが、今度は手の内を知る主戦の福永ジョッキーに戻る。牡馬クラシックには縁遠い事が心配といえば心配だが、プライベートでの結婚も機として、かつての愛馬の仔でここはスカッと勝ってほしい。

 本来この世代の中心だったコディーノは、絶対に勝たねばならない朝日杯3歳Sで、ロゴタイプに敗れてしまった。その際は鞍上の横山典騎手はM.デムーロ騎手の握手を拒むほど。次の弥生賞では別路線のエピファネイアに1番人気を奪われる始末で、レースでは先着を果たしたものの3着という結果。ここも依然として1番人気を争う存在とはいえ、その絶対的信頼感に陰りがあるのは事実。また、もともと強い調教のいらない馬ではあるが、調教での熱意もあまり伝わってこなかった。その点で本命はエピファネイアに譲ったが、その地力の高さへの評価は変わらない。前走3着も、あの展開でもきっちり3着入線したことは、逆に大きなよりどころとなる。3着複勝圏という意味ではやはりこの馬の安定感がNo1だろう。

 ロゴタイプはM.デムーロ騎手が乗ってから土つかずの3連勝。やはり皐月賞では、先行できることはメリットが色々と多い。多数頭の中、経済コースをまわり、直線では馬場のいいところを選ぶという理想の競馬が可能。さらにこの馬は器用さとレースセンスの良さがあり、この鞍上にとっては実にうってつけ。難を言えば、ややスケール感に欠ける点は否めない。朝日杯での勝利は見事だが、鞍上の手腕によるものという印象はまだ拭い切れていない。もちろん、そんな中、1番人気に応えた前走はは十分に評価に価するが、メンバー的には1枚落ちだっただけに、過信はできない。

 同様に先行して突き放すことができるのはコパノリチャード。一介のマイラーと断じるのはどうにも危険な気がする。今回、場合によってはハナを切ることも考えられるが、そのまま押し切ってしまうことだってありそうだ。父ダイワメジャーの名を出せばそのイメージも沸くだろう。距離なのか、脚質なのかはよくわからないが、重賞勝ちを含む4戦3着以下なしという実績の割には、人気がないようにも思える。個人的にはもう少し評価されてもよいように思う。

 豪華メンバーの弥生賞、前哨戦にして2強対決となったこのレースを、してやったりで勝利をしたカミノタサハラ。無論、フロックなどではなく、実力を伴ってのものではあるのだが、相手はまだ本調子ではなく、またその際の鞍上だった内田騎手の好騎乗も光った。そういう意味で、今回主戦の蝦名騎手に戻るにあたり、名手に失礼ながら、あまり期待感が持てなかった。それゆえ、一時は無印も考えていたほどだが、馬自身の方がすこぶる調子よく、調教では素晴らしい動きを見せている。これなら例え本命馬に上積みがあろうと、なんとかなりそうだ。

 これ以下は中々混戦模様で、すべてを挙げきれないが、まずは前走スプリングSで届かないながらも、怒濤の追い込みを見せていたフェイムゲーム。京成杯で中山2000mでの重賞実績もあり、上手く流れに乗れれば、ここでも怖い存在。

 実績という点ではタマモベストプレイの安定感もなかなかのもの。距離不安がささやかれるが、きさらぎ賞、スプリングSを連対してきた馬があと1ハロンが効かないとは思えない。切れる脚がない印象もあるが、渋とい先行力は魅力。

 先週の桜花賞は見事だったC.デムーロの駆るインパラトールは1叩きの変わり身が怖い。1頓挫あった中での若葉Sでそれなりの競馬を見せており、まだ底を見せていない点が不気味。さらにこの鞍上と、ディープインパクト産駒である点は、どうしても意識せざるを得ない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着2着ながし:

1着:14
2着:12
→07,08,15,16,05,02
(6点)

1着3着ながし:
1着:14
3着:12
→07,08,15,16,05,02
(6点)

やはりプレ皐月賞といえる弥生賞組には信頼が置ける。
その中で圧倒的1、2番人気だったエピファネイアとコディーノ。 この両雄が敗れたことで、やや混乱気味になっていはいるが、引き続きこの2頭中心の舞台とみる。
どちらも依然として1、2番人気ではあるが、単勝4倍近い信頼度まで落ちていることは逆に絶好の買い場だ。
特にエピファネイアは、まだ危うさも残すが地力は世代トップの器とみる。

今回は軸の方を絞り込んで勝負したい。
エピファネイアの1着固定、さらに相手もコディーノに固定し、ヒモを点数を広げての戦略。

3連単、エピファネイア-コディーノで、1-2着ながしと、1着-3着ながし。
ヒモは全通りでもいいくらいには押さえておきたい。

2012年12月23日(祝・日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良 サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13  ◎ ゴールドシップ   牡3 55 内 田  2.31.9  1
2[3] 6     オーシャンブルー  牡4 57 ルメー  1.1/2   10
3[5] 9  ○ ルーラーシップ   牡5 57 ウィリ  クビ    2
4[1] 2  × エイシンフラッシュ 牡5 57 三 浦  1.1/2   3
5[2] 3     スカイディグニティ 牡3 55 スミヨ  1/2     7
6[5] 10  △ ダークシャドウ   牡5 57 ムーア  ハナ    4
7[8] 15  ▲ ナカヤマナイト   牡4 57 柴田善  3      5
8[8] 16  × ルルーシュ     牡4 57 横山典  2.1/2   6
9[7] 14     ビートブラック   牡5 57 石橋脩  アタマ  8
10[4] 7     ダイワファルコン  牡5 57 北村宏  3/4     12
11[2] 4     アーネストリー   牡7 57 福 永  アタマ  14
12[1] 1     ローズキングダム  牡5 57 岩 田  1/2     13
13[4] 8  × トレイルブレイザー 牡5 57 武 豊  3.1/2   9
14[6] 12     オウケンブルースリ 牡7 57 田 辺  1.1/2   15
15[3] 5     ネヴァブション   牡9 57 田中勝  3/4     16
16[6] 11     トゥザグローリー  牡5 57 蛯 名  10      11
  
払戻金 単勝 13 270円
    複勝 13 130円 / 6 530円 / 9 140円
    枠連 3-7 3350円
    馬連 6-13 3730円 / 馬単 13-6 5200円
    3連複 6-9-13 4020円 / 3連単 13-6-9 24250円
    ワイド 6-13 1250円 / 9-13 240円 / 6-9 1360円
  

感想と言い訳?!

 出が悪くともマクリができるゴールドシップはあまり心配していませんでしたが、ほぼ祈りに近かったルーラーシップのスタートはあろうことか過去最悪レベルの大出遅れ。予想本文で書いたように、その時点でルーラーシップが馬券に絡むことはないだろうと覚悟しました。

 一方のゴールドシップもほとんど最後方での我慢の競馬。菊花賞とおなじく3コーナーから全力で手綱をしごきあがっていきました。有馬記念での大マクリはマヤノトップガンが思い出深いですが、それをも越えるある意味で「無茶な競馬」を敢行しました。

 果たしてゴール前ではいくつもの驚きがありました。急遽の乗り替わりで、馬券対象から外れたエイシンフラッシュの粘り、それを大マクリをかけながら、一旦減速後、再スパートで突き放したゴールドシップ。あれだけの出遅れながら、本命馬の動きとレースの流れが幸いしたか、ルーラーシップが間に合う。そして、今回無印にした馬の中で最も怖かったルメールが駆るオーシャンブルーが内を強襲。

 馬券は比較的無難なところで収まりましたが、その実、いくつもの予想外を伴い、色々な意味で見応えのある有馬記念となりました。

2012/12/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りの中山でのおなじみのトリッキーコース。コーナーが多く、時計を要し、力の劣る馬でも立ち回り次第で通用する。圧倒的に内枠先行馬が有利で、外からの強襲はかなり困難といえる。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ローズキングダム 牡5 57.0 岩田 康誠
1 02 × エイシンフラッシュ 牡5 57.0 デムーロ
2 03   スカイディグニティ 牡3 55.0 スミヨン
2 04   アーネストリー 牡7 57.0 福永 祐一
3 05   ネヴァブション 牡9 57.0 田中 勝春
3 06   オーシャンブルー 牡4 57.0 ルメール
4 07   ダイワファルコン 牡5 57.0 北村 宏司
4 08 × トレイルブレイザー 牡5 57.0 武 豊
5 09 ルーラーシップ 牡5 57.0 ウィリアムズ
5 10 ダークシャドウ 牡5 57.0 ムーア
6 11   トゥザグローリー 牡5 57.0 蛯名 正義
6 12   オウケンブルースリ 牡7 57.0 田辺 裕信
7 13 ゴールドシップ 牡3 55.0 内田 博幸
7 14   ビートブラック 牡5 57.0 石橋 脩
8 15 ナカヤマナイト 牡4 57.0 柴田 善臣
8 16 × ルルーシュ 牡4 57.0 横山 典弘
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
04、14の動向次第。
逃げ残りを目論み大きく引き離す可能性も。
信頼度
C
上位拮抗
一概に有力馬有利とも思えぬ情勢。波乱誘発する穴馬台頭もありうる。
予想本文 

 今年は3日開催のため、「今年で最後!」感はやや希薄ではある。加えてやはり今年のベストメンバーはジャパンカップだったのだろう。その1,2着馬、オルフェーブル、ジェンティルドンナが不在では、その敗者復活戦の様相も呈してはいるが、やはり今年最後のG1レース。有馬記念は一種独特の盛り上がりをみせてくれる。

 ハイレベル3歳世代の2冠馬ゴールドシップ。菊花賞後は放牧に出し、JCは回避した。そのJCではそれぞれ古馬と3歳牝馬の筆頭格が後続に大差をつけるデットヒートを見せた以上、3歳牡馬エースたるこの馬がここで無様な競馬をみせるわけにはいかないだろう。前走、菊花賞は京都コースの昇り坂で一気に最後方から先頭を伺う大マクリをみせ、持続力ある脚を活かしてそのまま押し切った。そして同じ中山コース開催だったもう1冠、皐月賞は他馬が外を選ぶ中、荒れた内をついての勝利だった。正直この馬の力を測りかねるところは、その大胆な戦法による勝利であるがゆえに、それが圧倒的地力差か、単なる奇襲としての作用が大きいのかの判断が難しい点にある。菊花賞後の2ヶ月の休養明け、ダービーでの5着敗戦も影を落としている事も否めない。だが、それでもこのメンバーなら、やはりその能力は最上位と判断せざるを得ない。

 ルーラーシップはどうにもあと一歩の競馬が続く。それだけにスタートの悪癖が惜しまれるところではあるが、ここ中山での有馬記念では、スタート失敗は致命的。もし、今回も出遅れるようなら、東京コースのように複勝圏内まで挽回を見せることは難しいだろう。それゆえに全幅の信頼が寄せきれない。ギャンブル要素も含むが、今度こそはスタートも大丈夫と信じての対抗格。問題のスタートさえ上手くいけば、この馬は一躍首位候補に躍り出るはずだ。中山コースをいなした実績も十分。これは本命馬にもいえることだが、4コーナーで先頭集団は絶対条件にはなりそう。その上で本命馬との叩き合いに持ち込めれば、念願の国内G1タイトルも見えてくるだろう。

 名は体を表すを地でいく中山巧者、ナカヤマナイト。中山では5戦、3,2,0.0の完璧な連対率を誇る。他場でのG1では着順的には大敗しているため、印象が薄いが、内容はそれほど悪くない。しっかりとした地力の上に基づいていることは見直さなければならない。もちろん中山連対パーフェクトとはいえ、今回が初のG1の舞台となるため、ここでその看板が露呈することも多分にありえる。ただ、それでもここでなら自分の競馬はしっかりとしてくれるだろうという点をくみ取った。

 JC4着は好走といえるが、それが距離適性を証明したともまだ自信がもてないのがダークシャドウ。後方からレースを進め、スタミナ温存の上、東京コースの長い直線を利して伸びた形は、やはり東京コースでこその馬といった印象をいっそう強くさせた。小回りコースを先行してのスタミナの削り合い勝負は分が悪いのではないか。ただ一方で、このコースではコーナーが多く息も入れやすい。スタミナと器用さが要求される展開とはなるが、持てる地力を踏まえればこのあたりの評価が妥当ではないだろうか。この馬にとってもそろそろこのあたりが正念場になってくる。

 エイシンフラッシュはムラ駆けが多いので、どうにも取捨が難しい。「人気薄で買い、人気で切る」が理想なのだが、それも今回は微妙なポジション。末脚に賭けるタイプだけに、決してこのレース向きではないはずだが、昨年はオルフェーブルの2着という健闘をみせた。今年は昨年のような展開にはなりにくそうだが、それでも天皇賞・秋を快勝した鞍上に戻る以上、馬券対象から外すことはできそうにない。有力馬が軒並み外枠の中、内枠を引き当てた点も後押し。

 今回最も穴人気しそうなのがルルーシュ。今夏ぐんぐんと力をつけ、ついには重賞制覇を成し遂げた。大外枠は不利には違いないが、先行できる点は強み。オープン戦ながら札幌日経OPのレベルは高く、好走の下地も有している。ただ、折り合いには難のあるタイプだけに長丁場では不安も残る。

 米国帰りのトレイルブレイザーも1考。調教過程ではあまりいい状態は伝えられてはいないが、なにぶん現時点の力が未知数。それまでの国内実績を顧みると、今回のメンバー相手なら、あっといわせる場面があっても驚けない実績がある。米国での経験がどこまで加味されているかが純粋に楽しみでもある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

13=09
→15,10,02,16,08
(30点)
決して堅いレースとは思えないし、不安要素も多分に含むが、それでもゴールドシップの本命には逆らえなかった。相手もルーラーシップと、最後だから守っているいるわけでもないのだが、無難なところに落ち着いてしまった。
3連単でも100倍もいかない低オッズになってしまうが、その分点数の絞り込みと金額で勝負したい。
旨味は本命馬の3着に賭け、ゴールドシップとルーラーシップ×2の2頭軸マルチながしで勝負。
(※余談だが、ルーラーシップの馬名に「船」の意味はないそうだ。)
2012年11月25日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 15  ×  ジェンティルドンナ 牝3 53 岩 田  2:23.1  3
2[8] 17  ◎  オルフェーヴル   牡4 57 池 添  ハナ    1
3[7] 13  ▲  ルーラーシップ   牡5 57 ウィリ  2.1/2   2
4[5] 10  ○  ダークシャドウ   牡5 57 Mデム  アタマ  6
5[2] 4  △  フェノーメノ    牡3 55 蛯 名  2.1/2   4
6[8] 16      トーセンジョーダン 牡6 57 スミヨ  アタマ  10
7[1] 1      ビートブラック   牡5 57 石橋脩  3/4     8
8[3] 6      レッドカドー    セ6 57 モッセ  クビ    13
9[4] 8  ×  エイシンフラッシュ 牡5 57 ルメー  クビ    5
10[2] 3     Bジャガーメイル   牡8 57 ビュイ  1.1/4   11
11[6] 11      ジャッカルベリー  牡6 57 オドノ  1.1/4   15
12[3] 5      マウントアトス   セ5 57 ムーア  3/4     12
13[7] 14      ソレミア      牝4 55 ペリエ  1/2     7
14[5] 9      オウケンブルースリ 牡7 57 浜 中  1.1/4   17
15[4] 7      メイショウカンパク 牡5 57 内 田  1/2     14
16[6] 12      ローズキングダム  牡5 57 武 豊  2.1/2   9
17[1] 2      スリプトラ     牡6 57 カラン  大差    16
  
払戻金 単勝 15 660円
    複勝 15 170円 / 17 120円 / 13 140円
    枠連 8-8 610円
    馬連 15-17 700円 / 馬単 15-17 1580円
    3連複 13-15-17 1010円 / 3連単 15-17-13 5550円
    ワイド 15-17 320円 / 13-15 470円 / 13-17 230円
  

感想と言い訳?!

 いや・・・なんというか、希望通り人気どころで決まったとはいえ・・・3冠馬が3冠牝馬に敗れたことは驚きました。審議にはなりましたが、着順そのままの裁定に異論は全くありません。
あの程度の接触は競馬の範囲内と思いますし、大勢に影響はなかったでしょう。

 ただ、個人的には勝ち馬側のやや強引な騎乗、そして大本命馬に騎乗しながら叩き合いで敗れるなど、やや苦言も呈したくなるところも無きにしも非ずです。
それでも、馬の方はどちらもよく頑張りました。
特に勝ったジェンティルドンナの根性には頭が下がります。
4㌔差の軽量とはいえ、完全に現役最強馬と一騎打ちの形で降したのですから大したものです。

 馬券は完全にオルフェーブルの頭で勝負!! ・・・とはいききれず、実は2着ながしも100円ぽっちで押さえてました。

 ・・・5550えん て!ww

2012/2/20 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
コース図
Cコース利用で内枠やや有利とはいえ、概ね枠順による優劣はないはず。極端にスローにならなければ、マギレの少ない実力通りの決着が期待できそう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ビートブラック 牡5 57.0 石橋 脩
1 02   スリプトラ 牡6 57.0 カラン
2 03   ジャガーメイル 牡8 57.0 ビュイック
2 04 フェノーメノ 牡3 55.0 蛯名 正義
3 05   マウントアトス セン5 57.0 ムーア
3 06   レッドカドー セン6 57.0 モッセ
4 07   メイショウカンパク 牡5 57.0 内田 博幸
4 08 × エイシンフラッシュ 牡5 57.0 ルメール
5 09   オウケンブルースリ 牡7 57.0 浜中 俊
5 10 ダークシャドウ 牡5 57.0 デムーロ
6 11   ジャッカルベリー 牡6 57.0 オドノヒュー
6 12   ローズキングダム 牡5 57.0 武 豊
7 13 ルーラーシップ 牡5 57.0 ウィリアムズ
7 14   ソレミア 牝4 55.0 ペリエ
8 15 × ジェンティルドンナ 牝3 53.0 岩田 康誠
8 16   トーセンジョーダン 牡6 57.0 スミヨン
8 17 オルフェーヴル 牡4 57.0 池添 謙一
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
行く馬が不在でゆったりとしたスローペース。あまりに極端だと波乱を誘発する恐れもありえる。
信頼度
B
上位決着
上位陣の信頼度は高く、波乱は起きにくいといえそうだが、本命馬の疲れは懸念材料。
予想本文 

 単に注目度という意味では今年のベストとなりそうなジャパンカップ。凱旋門賞で敗れたオルフェーブルが、乗り替わりとなってしまった若き主戦騎手を再度背にして地元での雪辱に燃える。オルフェーブルを降した凱旋門賞馬、ソレミア陣営がこのレースに参戦してくれたことは何より賞賛したい。これにより盛り上がりに拍車が掛かった。迎える国内勢もほぼ現状のベストメンバーといえる骨っぽいところが集まった。心情的には波乱はお断りしたいところで強い馬が強い内容で勝利してほしい。

 ややご祝儀的な意味合いも含めるが、ここはオルフェーブルのリベンジレースとなることに期待する。最近では日本馬でも外国人ジョッキーが乗るようになり、このレースには日本人騎手がなんと7人しかいない。そういう意味でも池添騎手にはここはしっかり勝利して欲しいところだ。春先まさかの悪癖露呈で、一時はその立場を危うくした。しかしその後の宝塚記念でしっかり完勝してみせたことこそ、その後の世界戦よりも高く評価したい。奇しくも凱旋門賞と同じく因縁の大外枠となった。ジャパンカップも大外枠の成績が極端に悪いが、偶然的な要素が強く、東京2400mでくくれば有利不利はないといっていいだろう。海外遠征からの連戦で、検疫を含め馬体が細化傾向にある点は気になるが、調教では軽めとはいえ、相手を軽くあしらう好調ぶりを見せ一安心。少々の不安はあろうとも、ここで敗れるわけにはいかない。

 もう一度ダークシャドウで勝負したい。確かに距離に対して不安がないわけではないが、東京コースならこの馬の確実な末脚には期待できる。前走ではハイペースながら33秒前半の脚が要求される展開になり、キレ味勝負で屈してしまったが、まだ本調子には至っていなかったとみる。夏に一回使って、休養明けとはいえないとはいえ、間隔が空いていたのも事実。今回、調教課程がさらに良い状態で伝えられており、上積みは見込めそう。また現時点で単勝6番人気。これなら狙い所として十分。短期免許騎手のドタバタ劇で鞍上がなかなか決まらなかったが、デムーロ騎手なら申し分もない。

 前走、天皇賞・秋でのルーラーシップの末脚はインパクトがあった。当日の大幅な馬体増、さらにレースでは、スタート立ち上がり出遅れ、かつ、大外ブン回しでどうやっても勝ち目の薄いところから、直線だけを強烈な末脚で3着まで押し上げた。このレースぶりには、誰もがさすがと舌を巻いたはずだ。G1勝ちが少ないとは言え、オルフェーブルを除けばこの馬が大将格である事は十分に印象づけた。ただ、それだけに宝塚記念での2馬身差の意味が重みを増してくる。少し本命馬とは差を感じざるを得ないが、状態としては今がピークといってよく、当然ながら人馬とも打倒オルフェーブルには期するものがあるはず。

 先行脚質という点も後押しして、フェノーメノの信頼感はここにきてかなり増しており、単勝2番人気あたりにまで人気しそう。東京コースでは3.2.0.0の、5戦完全連対な訳だからそれも当然といえば当然か。その高い能力はもちろん異論のないところで、ここまでもG1勝ちなしが不思議なくらいだが、遠からず戴冠はするであろう。もちろんそれが今回となる可能性も十分ありえるのだが、後から迫るこの面々を先行完封できるほど東京の直線は短いだろうか。人気を嫌ったという点もあるが、やはりあと一つ信頼に足る実績が欲しい。逆に言えば、ここでも好走できるようならこの先は明るい。ここは試金石となる一戦。

 牝馬3冠を達成し、完全4冠制覇のエリザベス女王杯を捨ててまでここに挑んできたジェンティルドンナ。特にここ2戦はスローペースで、早い上がり勝負を制してきており、このレースでも予想される展開に合致する。もっとも古馬G1の早い流れでも、同じ瞬発力を繰り出せるかはわからない。また、昨年の覇者であるブエナビスタ級とまでかと問われると、まだ疑問の余地を残すし、オークス完勝を考慮してもまだ距離に対して太鼓判も押せない。これらは3歳牝馬ゆえの当然の懸念材料ではあるのだが、それにしても53㌔の斤量は、やはりこの馬にはやや大きすぎるハンデとも言えそう。3冠牡馬に3冠牝馬がどう挑むか興はそそる。

 エイシンフラッシュの天皇賞・秋での勝利は本当に見事ではあったが、すべてがうまくいったという印象もぬぐえない。比較的早い流れでありながら、その際の上がり時計はなんと33.1。これは今までこの馬がみせたことのない異次元レベルのキレ味。馬には悪いが、鞍上の力量も多分にあったと考えられるレース。その意味でジョッキーの優劣は別にしても、今回ヤネが代わる以上、同じようなレースができるかどうかには疑問が残る。とはいえ、東京実績には素晴らしいものがあるダービー馬。軽視するとはいっても馬券対象から外れるわけではない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸1頭ながし:

1着:17
→10,13,04,15,08
(20点)

馬券的な旨味を狙うなら海外参戦馬だろうが、ここ5年、海外馬の複勝圏内入着はない。凱旋門賞馬が気にならない訳ではないが国際経験に乏しく、他馬も食指は動かなかった。もし、買うならジャッカルベリーかレッドカド-の人気薄どころを押さえる程度。基本的にここは国内勢、それもほぼ上位陣がしっかりしていると見て、この中での決着を濃厚とみる。

本文でも述べたように、ややご心情的な部分も含むが、ここはオルフェーブルに完勝してほしい舞台。2着や3着ですらふさわしくなく、もし敗れることがあるなら派手に散る方がまだよい。というわけで、ここはオルフェーブルの1着固定の1頭軸ながし。
さすがに買う馬券は当日までやや揺らぎそうではあるのだが、相手も限られているとみて、低配当を点数絞り込みと資金で補いたい。

2012年11月11日(日) / 京都 2200m 芝・右 外 / 雨・重
サラ系3歳以上 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 15  × レインボーダリア  牝5 56 柴田善  2:16.3  7
2[6] 12  ◎ ヴィルシーナ    牝3 54 内 田  クビ    1
3[3] 6  ▲ ピクシープリンセス 牝4 56 Mデム  アタマ  5
4[7] 14     マイネオーチャード 牝4 56 柴田大  1.3/4   15
5[5] 10  △ オールザットジャズ 牝4 56 川 田  3/4     4
6[2] 4     メルヴェイユドール 牝5 56 酒 井  1/2     16
7[1] 1     マイネイサベル   牝4 56 松 岡  クビ    10
8[1] 2     アカンサス     牝4 56 三 浦  2      11
9[8] 16  × ラシンティランテ  牝3 54 ルメー  アタマ  8
10[6] 11  × ホエールキャプチャ 牝4 56 横山典  3/4     3
11[4] 7  △ フミノイマージン  牝6 56 太 宰  1.1/2   2
12[4] 8     レジェンドブルー  牝6 56 藤岡佑  1.1/4   14
13[5] 9     クリスマスキャロル 牝5 56 秋 山  クビ    13
14[7] 13     エリンコート    牝4 56 池 添  2      12
15[3] 5     マイネジャンヌ   牝4 56  幸   4      9
16[2] 3  ○ スマートシルエット 牝5 56 岩 田  3      6
  
払戻金 単勝 15 2300円
    複勝 15 380円 / 12 120円 / 6 360円
    枠連 6-8 810円
    馬連 12-15 1790円 / 馬単 15-12 6630円
    3連複 6-12-15 6110円 / 3連単 15-12-6 50810円
    ワイド 12-15 670円 / 6-15 2780円 / 6-12 530円	
  

感想と言い訳?!

 事前の想定より思った以上に重い馬場となりました。後からわかったことでしたがエリザベス女王杯が重馬場開催となったのは初めての事だそうです。そんな力の要る馬場となり、ブライアンズタイム産駒で、重馬場得意のレインボーダリアが駆け抜けました。

 ヴィルシーナはまたもや悔しい2着。どうしても勝負所でワンテンポ遅れるというか、もっさりしてしまうのはもどかしいですね。でも個人的にはこの馬にはここではなく、ジェンティルドンナにリベンジして戴冠してほしいです。

 もう駄目だと思っていた私の馬券を救ってくれたのが、ピクシープリンセス。まさか最後方からレースをするとは思ってもいなかったし、この馬場で届くはずもないとレース早々に除外していたんですが、直線猛追をみせて3着入着してくれました。

 もう一頭の軸馬スマートシルエットは最下位でした。また2番人気のフミノイマージンも振るわず。どちらもこの馬場ではちょっと力を出し切れませんでしたね。

2012/11/11 3歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝2200m
    外・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
スタート後の直線が長く、ゆったりとしたペースになりがち。逃げ馬の前残りを誘発しやすく、後方待機馬は早めの仕掛けが要求される。さらに天候も下り坂で、パワーある先行馬に有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   マイネイサベル 牝4 56.0 松岡 正海
1 02   アカンサス 牝4 56.0 三浦 皇成
2 03 スマートシルエット 牝5 56.0 岩田 康誠
2 04   メルヴェイユドール 牝5 56.0 酒井 学
3 05   マイネジャンヌ 牝4 56.0 幸 英明
3 06 ピクシープリンセス 牝4 56.0 デムーロ
4 07 フミノイマージン 牝6 56.0 太宰 啓介
4 08   レジェンドブルー 牝6 56.0 藤岡 佑介
5 09   クリスマスキャロル 牝5 56.0 秋山 真一郎
5 10 オールザットジャズ 牝4 56.0 川田 将雅
6 11 × ホエールキャプチャ 牝4 56.0 横山 典弘
6 12 ヴィルシーナ 牝3 54.0 内田 博幸
7 13   エリンコート 牝4 56.0 池添 謙一
7 14   マイネオーチャード 牝4 56.0 柴田 大知
8 15 × レインボーダリア 牝5 56.0 柴田 善臣
8 16 × ラシンティランテ 牝3 54.0 ルメール
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
一応03のハナであろうが、飛ばすタイプでもなく、序盤は相当ペースは遅くなりそう。ただ、有力馬に先行馬が多く、仕掛けのタイミング次第で、差し馬にもチャンスがありそう。
信頼度
C
やや混戦
軸定まるもやや押し出され気味の感。他馬は横一線でノーマークの馬にも十分チャンスある情勢。
予想本文 

 ここ2年はスノーフェアリーの独壇場だったエリザベス女王杯。今年はG1としては小粒なメンバー構成。ただ、その分、どの馬にもチャンスがあるレースといえよう。だが、準3冠ホースのヴィルシーナにとっては、天敵ジェンティルドンナのいないここは絶好のチャンスであり、モノにしなければならない一戦。ただ、そう甘くはないのも競馬であり、その点の攻防が見どころにはなりそう。

 不安がないわけではなく、圧倒的1番人気を考えれば本命も避けるべきかと考えもしたヴィルシーナだったが、やはり死角は最も少ないと言わざるを得ない。打倒ジェンティルドンナに燃えた前走の秋華賞がピークであり、ここは1段落ちるのは否めないが、それでもどうにかなりそうなメンバー構成。何より今年はジェンティルドンナ以外には負けていないだけに安易に評価は下げられない。前走で見せた先行策のように、どこからでも競馬ができる柔軟性はここでは大きなよりどころになる。切れるタイプではなく、長くいい脚を使うタイプといえるので、スローからの上がり勝負の展開は不向きではあるが、複勝圏内を考えればやはり不動の軸には違いないだろう。

 ヴィルシーナを軸に据えると相手が難しくなるが、スマートシルエットを抜擢する。今回のメンバーならおそらくハナを切りそうな展開で、それがどちらに転ぶか、リスキーな面も含むが、マイペースに行ければかなり渋とい。スローで逃げて上がりも早く、このレース向きの脚質には好感が持てる。無論、G1の舞台で楽に逃がしてはくれないだろうが、後方にいる有力馬にコーナーで飲み込まれることがなければ、平坦コースを利して出し抜けは計れそう。逃げ切りまでは難しいかも知れないが、上位に残ることはできるとみる。後は天候が少し気になるところ。

 条件級だが前走のピクシープリンセスのレース内容は素晴らしいものだった。このレースではさすがに条件クラスの馬が食い込んでくることはデータ的にもほとんどない。だた、今年のメンバーはG1ホースも2頭のみという比較的手薄な状況。何より、とにかくヤネがヤネだけに持てる力以上のものを発揮してくるのが怖いところ。距離や折り合いには不安なく、先行抜け出しも可能となればG1の舞台でも好走が期待できそう。

 オールザットジャズは人気的には旨味ある存在。昨年のこのレースを含め、G1で惨敗は喫しているものの、それ以外での重賞を含めたレースでの安定感はなかなかのもの。ここ2戦も着順こそ振るわないが、内容は決して悪くない。今の状態で、今回のメンバーならおそらく昨年のようなことにはならないだろう。ただ、差してこその馬なので、先行有利なスローペースは歓迎材料ではない。各馬が早仕掛けになるような展開なら食い込みも可能か。

 古馬筆頭格になるのはフミノイマージン。ほとんど追い込みに近い差し脚質はスローペース必至のこのレースでどうか。小回り札幌でダークシャドウを差しきった事は見事だが、逆に広いコースでおあつらえ向きの早い流れになった前走京都大賞典では、やや期待外れの感も。脚質、ローテーション的にも2年前のこのレースの2着馬、メイショウベルーガにイメージはかぶる面はあるが、ここまで人気を背負うと、どうしても怖さの方が先行してしまう。無論、力量的にトップクラスであることには異論はないし、札幌記念のように大マクリしてくれば圧勝すらありえる。

 距離不安はあるが、ラインティランテが復調気配。一夏超して馬体が一回り大きくなって逞しさを増した。難しいタイプだがこの鞍上なら面白い存在。折り合いさえつけば距離もこなせそう。

 勝ち切るまでにはいかないが、ここ2戦の前哨戦を無難にこなしたレインボーダリアも連下には加えたいところ。特に馬場が渋ってくるようだとさらに浮上してくる。

 ホエールキャプチャは好調時の昨年でも4着。この距離では強気になれない。ただ、前走は着差ほどは負けておらず、動きもよく変わり身はありそう。先行脚質であることも忘れてはならない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

12=03
→06,10,07,16,15,11
(36点)

12=06
→03,10,07,16,15,11
(36点)
いくら3歳馬が好成績を挙げていても、エリザベス女王杯は古馬を中心に据えるのが馬券的には王道。本来であれば、自身の好み的にもフミノイマージンやオールザットジャズをもっと上位評価したかったが、それでも本命はヴィルシーナを据えざるを得なかった。やはり最も死角は少ないのはこの馬で、軸は不動だろう。
ただ、相手以下は一様に力関係に差はない状況。となれば、頼みは騎手と展開。先行有利の流れになるとみて、スマートシルエットとピクシープリンセスを抜擢した。ヒモは極力手広く考えたいが、相手を1頭にも絞り込めず、ひとまずヴィルシーナから、この2頭からの3連単2頭軸マルチながしで勝負したい。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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