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2014年12月7日(日) / 中京 1800m ダート・左 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 8  ○  ホッコータルマエ  牡5 57  幸   1:51.0  2
2[2] 4      ナムラビクター   牡5 57 小 牧  1/2     8
3[6] 12  ☆  ローマンレジェンド 牡6 57 岩 田  3/4     3
4[4] 7      サンビスタ     牝5 55 松 田  1.1/4   15
5[6] 11  ☆  ワンダーアキュート 牡8 57 武 豊  3/4     5
6[3] 5      ワイドバッハ    牡5 57 蛯 名  ハナ    10
7[7] 13      カゼノコ      牡3 56 秋 山  1/2     14
8[5] 9  △  クリノスターオー  牡4 57 ムーア  クビ    7
9[3] 6     Bグレープブランデー 牡6 57 北村宏  ハナ    13
10[8] 15  △  インカンテーション 牡4 57 大 野  3/4     4
11[1] 2      ベストウォーリア  牡4 57 戸 崎  1.1/2   9
12[7] 14  ▲  コパノリッキー   牡4 57 田 辺  1.1/4   1
13[5] 10      ニホンピロアワーズ 牡7 57 酒 井  1.1/4   12
14[2] 3  ◎ Bクリソライト    牡4 57 ビュイ  3      6
15[1] 1    Bインペラティヴ   セ4 57 デザー  1.1/4   11
16[8] 16      ダノンカモン    牡8 57 松 山  1.1/2   16
  
払戻金 単勝 8 590円
    複勝 8 190円 / 4 440円 / 12 270円
    枠連 2-4 1900円
    馬連 4-8 5470円 / 馬単 8-4 9020円
    3連複 4-8-12 11730円 / 3連単 8-4-12 70890円
    ワイド 4-8 1470円 / 8-12 720円 / 4-12 2400円
  

感想と言い訳?!

 ホッコータルマエが念願の中央G1制覇。長く追いかけていた馬でしたので、うれしいです。終始前につけ直線坂をものともしない横綱相撲っぷりで貫禄の勝利でした。休養明け1戦叩いて、見事な変わり身をみせてくれました。

 本命、クリソライトは終始おっつけ通し。揉まれ弱いのかせっかくの内枠を放棄しての外ブン回し。これでは競馬になりませんでした。1番人気コパノリッキーも出負けが響いたとはいえ、まさかの後方からの競馬。それでも来るのかな?という期待感もむなしく、馬群に沈みました。インカンテーションももう少しやると思ったのですが…。

 そんな中、ナムラビクターは軽視してたんですが、力のあるところを見せましたね。ローマンレジェンドもさすがです。牝馬のサンビスタ、8歳馬のワンダーアキュートの頑張りにも目を細めました。

2014/12/7 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中京
  • ダート1800m
    左回り

  • 見込み
コース図
初の中京1800mダート戦。今の新設中京コースなら、長い直線と、ゴール前の急坂という点では、従来の阪神コースと変わらない。問題は左回りという点。4回コーナー経ることを踏まえれば、適性の有無は重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   インペラティヴ セ4 57.0 デザーモ
1 02   ベストウォーリア 牡4 57.0 戸崎圭太
2 03 クリソライト 牡4 57.0 ビュイッ
2 04   ナムラビクター 牡5 57.0 小牧太
3 05   ワイドバッハ 牡5 57.0 蛯名正義
3 06   グレープブランデー 牡6 57.0 北村宏司
4 07   サンビスタ 牝5 55.0 松田大作
4 08 ホッコータルマエ 牡5 57.0 幸英明
5 09 クリノスターオー 牡4 57.0 ムーア
5 10   ニホンピロアワーズ 牡7 57.0 酒井学
6 11 ワンダーアキュート 牡8 57.0 武豊
6 12 ローマンレジェンド 牡6 57.0 岩田康誠
7 13   カゼノコ 牡3 56.0 秋山真一
7 14 コパノリッキー 牡4 57.0 田辺裕信
8 15 インカンテーション 牡4 57.0 大野拓弥
8 16   ダノンカモン 牡8 57.0 松山弘平
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
押し出され気味での14のハナ。ゆったりした流れが想定され、先行有利。後続馬は早めの仕掛けを要する。
信頼度
D
不明要素大
舞台設定が異なることとともに、各馬に実力も均衡。展開も読みづらく、不確定要素が多い。
予想本文 

~ チャンピオンズCはじめました ~
 つまりは、「ジャパンカップやめました。」15年前、ジャパンカップのダート版として華々しく新設されたジャパンカップ・ダート。開催時期、コース、ダートの質の違いもあって、海外からの参加は思わしくなく、また活躍も日本馬に限られてしまった。JCとの同日開催や、土日開催、阪神に移動など紆余曲折を経て、ついにレース名称まで変わってしまった。舞台を中京に移し、再度仕切り直しのレースとなった。

 本命には並み居る強豪馬を押しのけてクリソライトを指名。日本テレビ杯ではダノンカモン以下を一蹴する完封劇。前走JBCクラシックではコパノリッキーに大きく差をつけられてしまったが、先行勢が残った中、一番の伸びをみせていた。中京コースに変わり、速い流れになれば勝負になるはず。比較的有力馬が外枠に集まったため、この内枠が光る。

 中央G1勝ちに中々手が届かないが、ホッコータルマエはすでにダート界での中心を担う存在であろう。前走では直線伸びを欠き、ここは一叩きの上積みを期待しての評価となる。問題はこの戻りがどこまでかという点だ。前走の敗退ぶりがらしくなかったので気に掛かるところ。自在性があり、どんな場面でも安定した成績を残してきた同馬だけに、その地力を信頼しての対抗格。

 フェブラリーSでは、16番人気からあっと言わせたコパノリッキー。その後の実績は地方統一G1 2勝2着1回。その実力はフロックなどではなかったことを証明して見せた充実の1年だった。左回りにも自信があり、特に前走は秀逸。逃げて35秒台で上がられればさすがに後続は為す術がない。今回は直線の長い中京コースに変わる。そして展開的にもハナを切ることになり、目標にもされる分厳しい競馬になるが、それでも地力はトップクラス。

 外枠が気になるが、インカンテーションは3連勝中で充実一途。左回り中京コースもお手の物。昨年のJCダートでは思わぬ大敗を喫したが、人馬とも雪辱に燃えているはず。特に前走では、一本調子の先行脚質を脱して差す競馬ができたことが大きな収穫。

 前走、みやこSを1人気で敗れたクリノスターオー。敗れたインカンテーションにはエルムSで土をつけており、4歳馬の伸びしろを考えれば、まだまだ巻き返しはあるはず。左回りはやや気になるが、騎手手替わりによる新味に期待。

 ローマンレジェンドはもっと評価を高くしてもいいかもと思わせるほど、絶好の調教過程。切れる脚がないのと今ひとつ成績にムラがあることを嫌っての位置だが、有力馬の一角を担っているには違いない。

 こちらも安定勢力の古豪ワンダーアキュート。8歳ながら帝王賞勝利し、G1レースでも常に上位入線。年齢的に大きな上積みは期待できないが、それでも3着圏内を十分狙える実力は驚嘆に値する。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

03=08
→14,15,09,12,11
(30点)

03=14
→08,15,09,12,11
(30点)
振り返ると、ダート戦線はずっと既存の常連メンバーが活躍しており、本当に頭が下がる。しかしそろそろ世代交代を・・・という意味も込めて、4、5歳勢を中心に上位評価とした。中でもクリソライトの破壊力に期待したい。相手はホッコー、コパノから3連単マルチながし。ヒモはとても印は回らなかった。オッズ次第ではほぼ全ながしくらいの勢いで考えたいところだ。
2014年2月23日(日) / 東京 1600m ダート・左 / 晴・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13      コパノリッキー   牡4 57 田 辺  1:36.0  16
2[8] 15  ◎  ホッコータルマエ  牡5 57  幸   1/2     2
3[6] 11  △  ベルシャザール   牡6 57 Cデム  1.3/4   1
4[3] 6      ノーザンリバー   牡6 57 戸 崎  クビ    11
5[6] 12  ×  ブライトライン   牡5 57 福 永  クビ    7
6[2] 4  △  ワンダーアキュート 牡8 57 武 豊  ハナ    5
7[7] 14      ダノンカモン    牡8 57 三 浦  1.1/2   15
8[4] 7  ×  ニホンピロアワーズ 牡7 57 酒 井  ハナ    4
9[5] 10      ドリームバレンチノ 牡7 57 岩 田  クビ    13
10[1] 1  ▲  ゴールスキー    牡7 57 ベリー  3/4     6
11[4] 8     Bグランドシチー   牡7 57 リスポ  アタマ  14
12[2] 3      ソロル       牡4 57 ブノワ  クビ    10
13[1] 2  ○  ベストウォーリア  牡4 57 浜 中  ハナ    3
14[5] 9      アドマイヤロイヤル 牡7 57 四 位  ハナ    8
15[8] 16      シルクフォーチュン 牡8 57 横山典  1.3/4   9
16[3] 5      エーシントップ   牡4 57 内 田  8      12
  
払戻金 単勝 13 27210円
    複勝 13 3310円 / 15 140円 / 11 140円
    枠連 7-8 10560円
    馬連 13-15 84380円 / 馬単 13-15 256050円
    3連複 11-13-15 55360円 / 3連単 13-15-11 949120円
    ワイド 13-15 15760円 / 11-13 14890円 / 11-15 240円
  

感想と言い訳?!

 予想されたハイペースにはならず、落ち着いた流れとなりました。
ペースが緩くなったときには東京コースとはいえ、前が残る。道中そこまでは予測がつきましたが、まさか…のコパノリッキーの勝利でした。単勝最低人気のG1勝利は、サンドピアリス(1989年エリザベス女王杯)以来?と思ってましたが、ダイタクヤマト(2000年スプリンターズS)以来の13年ぶりとのこと。

 波乱とはいえ、後続には1,2番人気が揃って意地を見せてくれました。先行有利に流れた分、ホッコータルマエが先着しましたね。一応昨秋の仮を返しましたが、この馬はやはり勝たねばなりません。一方、期待したベストウォーリアは力は出せず。シルクフォーチュンなどもそうですが、末脚に賭けるタイプには厳しいレースでした。

2014/2/23 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京
  • ダート
    1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
スタート直後に芝コース。その後は長い直線が続き、比較的力通りに決まる。ただし、ペースは速くなりがちで、その場合の差し馬の優位性は述べるまでもない。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ゴールスキー 牡7 57.0 F.ベリー
1 02 ベストウォーリア 牡4 57.0 浜中 俊
2 03   ソロル 牡4 57.0 G.ブノワ
2 04 ワンダーアキュート 牡8 57.0 武 豊
3 05   エーシントップ 牡4 57.0 内田 博幸
3 06   ノーザンリバー 牡6 57.0 戸崎 圭太
4 07 × ニホンピロアワーズ 牡7 57.0 酒井 学
4 08   グランドシチー 牡7 57.0 U.リスポリ
5 09   アドマイヤロイヤル 牡7 57.0 四位 洋文
5 10   ドリームバレンチノ 牡7 57.0 岩田 康誠
6 11 ベルシャザール 牡6 57.0 C.デムーロ
6 12 × ブライトライン 牡5 57.0 福永 祐一
7 13   コパノリッキー 牡4 57.0 田辺 裕信
7 14   ダノンカモン 牡8 57.0 三浦 皇成
8 15 ホッコータルマエ 牡5 57.0 幸 英明
8 16   シルクフォーチュン 牡8 57.0 横山 典弘
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
5が飛ばす展開。有力馬も先行揃いで、やはり流れが速くなることは必至。
信頼度
C
上位拮抗
古豪を含む安定勢力が存在するも抜けた馬は不在。一応は上位陣での争い濃厚も一穴を空けることは不可能ではない。
予想本文 

 秋のJCダートが形を変え、現在ダート路線には影の差す傾向にある。今年のフェブラリーSを見ても、よく言えば安定勢力、悪く言えば代わり映えのないメンバー。だが、個人的にはダートレースの中央G1は好みだ。地方、中央を織り交ぜた数多くの路線から、安定して高い実績を残している馬同士がこの舞台で雌雄を決するのはやはり興をそそる。

 地方では敵なしのホッコータルマエ。しかし、中央G1では1歩足らず、まだ勲章を手に入れることができていない。やはりネックとなるのは先行脚質。どうしても速い流れで広いコースとなる中央では、差し馬が有利。昨秋のJCダートはその典型と言って良いだろう。大外枠も気になるところだし、川崎記念を使ったことも負担は大きい。不安点を多く抱えるもの事実だが、それでも大きく崩れない高い地力がある。頭という要素は薄いが、連軸となる安定感を買っての本命。

 今回新星となりそうなのがベストウォーリア。2走前の武蔵野Sでのレースぶりは見事だった。ずっと前が塞がっていた状態で食い込んだ僅差3着。加えて勝ち馬は後のJCダートホース、ベルシャザール。自ずとその力量も知れよう。東京マイル戦は1800mをこなせるくらいの下地が必要なだけに、距離的にはギリギリ。ただ、それ以上にこのコースへの相性の良さと、何より前走をしっかりレコード勝ちしている点が期待を煽る。

 芝転向組ではゴールスキーもいる。差し馬のマイラーで、過去にはマイルCS3着の実績がある。やはり、中距離路線のダート専科の馬はどうしても先行レースになりがちで、差す競馬の経験が少ない。その点において、芝レース経験馬が僅かにすがれる武器となる。無論地方では関係ないが、中央、特に東京コースだと差せる競馬ができるのは大きい。事実、ここ3戦の東京コースでその相性の良さは証明済み。気性の難しさが玉に瑕だが、もう一花咲かせたいところ。

 昨秋のJCダートで、既成勢力を打ち破り、一気に頂点へと上り詰めたベルシャザール。芝からの転向をこれ以上無い形で成功を収めた。ダート一線級との力関係が問われた前走だったが、確かに展開が恵まれた点があったとはいえ、フロックとはとても思えず、トップクラスの地力を有することに異論はない。ただ、飛び抜けた実力差でもないはず。1番人気とぶっつけ本番となる点では、この評価あたりが妥当か。逆に騎手も変わって、G1連勝するようなら、今後はこの馬が中心となろう。

 もう8歳となるワンダーアキュート。よくもまぁ、ここまで安定して結果を残せるものだと、ただただ驚嘆するばかり。さすがにもう上積みは見込めないものの、依然、このメンバーでも有力候補の一角であることには変わりない。特に脚質に自在性があるだけに、中央G1レースでも安定した成績を残せる点が強み。しかも安定上位勢力にいながら、勝ち鞍が少ないせいか、いつも人気的には軽視されがち。そういう意味では連複の軸にもよさそう。

 こちらも古豪のニホンピロアワーズ。安定した成績は残すが、現行有力馬とは少し水を開けられた。しかし、前走東海Sでは、比較的貯める競馬をしていたところに新味。元々高い地力があるだけに、後からのレースができればこのレースなら面白い。

 前走根岸Sでは、1番人気に応えられず振るわなかったブライトライン。4着が2戦続き今ひとつ波に乗れないが、大きく負けていないのが救い。まだ見限れぬ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

15=02
→01,11,04,07,12
(30点)
15=01
→02,11,04,07,12
(30点)
上位陣は安定しており、先行不利とはいえ、ホッコータルマエの安定感は信頼できる。おそらくこの馬からのながし馬券で問題なさそうだが、相手がベルシャザールだと配当的に旨味がない。上位陣安定とはいえ、今回印を打った馬の実力差は僅差とみる。ならば、比較的人気薄のベストウォーリアと、ゴールスキーの内枠2頭を相手に、3連単マルチながし勝負。
2013年12月1日(日) / 阪神 1800m ダート・右 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[6] 12  ×  ベルシャザール   牡5 57 ルメー  1:50.4  3
2[4] 8  ×  ワンダーアキュート 牡7 57 武 豊  クビ    6
3[3] 6  ◎  ホッコータルマエ  牡4 57  幸   1/2     1
4[4] 7      ブライトライン   牡4 57 福 永  3      7
5[7] 14  ○  ニホンピロアワーズ 牡6 57 酒 井  1.1/4   5
6[7] 13      グランドシチー   牡6 57 津 村  アタマ  15
7[2] 4      エスポワールシチー 牡8 57 後 藤  1      4
8[8] 16      テスタマッタ    牡7 57 ホワイ  クビ    16
9[6] 11      ソリタリーキング  牡6 57 戸 崎  ハナ    12
10[2] 3      メーデイア     牝5 55 浜 中  アタマ  13
11[1] 2     Bグレープブランデー 牡5 57 Mデム  1.1/4   11
12[5] 9  △  ナイスミーチュー  牡6 57 小 牧  3/4     14
13[1] 1  △  ローマンレジェンド 牡5 57 岩 田  1/2     2
14[8] 15  ▲  インカンテーション 牡3 55 大 野  1.1/4   9
15[3] 5      クリソライト    牡3 55 内 田  1/2     8
16[5] 10      パンツオンファイア 牡5 57 スティ  3.1/2   10
  
払戻金 単勝 12 840円
    複勝 12 250円 / 8 260円 / 6 110円
    枠連 4-6 2490円
    馬連 8-12 4850円 / 馬単 12-8 9810円
    3連複 6-8-12 2160円 / 3連単 12-8-6 24440円
    ワイド 8-12 1360円 / 6-12 380円 / 6-8 340円
  

感想と言い訳?!

 これが地方競馬場から中央に移った時の怖さ。万全の体制と思われたホッコータルマエが、先行策から後続馬に差されてしまいました。1頭くらいならありえるかと思っていましたが、まさかの3着。そしてレースを制したのは新星ペルシャザール。有力馬未対戦にも関わらずの人気を嫌いましたが、昨年の上位馬を軒並みねじ伏せる強い競馬をみせました。ダービー3着。決して落第組とはいいませんが、芝転向組がダート界を蹂躙されるとあまり立場がないんですが、この馬の場合は自身のダート適性も多分にあったのでしょう。

 他では気になったのはローマンレジェンドが大敗したことでしょうか。あとやはりダートに限っては海外組はしんどいですね。

 それにしても、今回は1-3着すべて印打ったとはいえ、個人的には予想は大ハズレ。とても恥ずかしいです。もちろん馬券はいうまでもありません。

2013/12/1 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神
  • ダート
    1800m
    右回り

  • 見込み
コース図
先行有利な地方競馬から、中央に戻って差し馬が穴をあけるケースには一定の警戒を要する。ただ、阪神に舞台を移してからは抜けた馬がいたとはいえ、逃げ、先行が結果を残している。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ローマンレジェンド 牡5 57.0 岩田 康誠
1 02   グレープブランデー 牡5 57.0 M.デムーロ
2 03   メーデイア 牝5 55.0 浜中 俊
2 04 × エスポワールシチー 牡8 57.0 後藤 浩輝
3 05   クリソライト 牡3 55.0 内田 博幸
3 06 ホッコータルマエ 牡4 57.0 幸 英明
4 07   ブライトライン 牡4 57.0 福永 祐一
4 08 × ワンダーアキュート 牡7 57.0 武 豊
5 09 ナイスミーチュー 牡6 57.0 小牧 太
5 10   パンツオンファイア 牡5 57.0 G.スティーヴ
6 11   ソリタリーキング 牡6 57.0 戸崎 圭太
6 12 × ベルシャザール 牡5 57.0 C.ルメール
7 13   グランドシチー 牡6 57.0 津村 明秀
7 14 ニホンピロアワーズ 牡6 57.0 酒井 学
8 15 インカンテーション 牡3 55.0 大野 拓弥
8 16   テスタマッタ 牡7 57.0 D.ホワイト
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
04の単騎逃げ濃厚。ペースを落としに掛かるが、先行勢には有力馬がずらり。各馬の仕掛けによっては乱ペースも。
信頼度
C
軸不動
有力馬勢をことごとく破ってきた06は、相手も崩れてないだけに信頼度は高い。中央への舞台替わりは気になるが、この馬が中心。
予想本文 

 主だった有力馬が全て揃った好メンバーのジャパンカップ・ダート。ダート界では、選択できる路線が多く、基本的には安定した実績を残す馬が多数。そしてこのレースではそれらの頂上決戦となる。また長く活躍する古豪も多いのも特徴。芝とは異った趣があり、今年は久しぶりに外国馬の参戦(しかも珍名馬?!)もあって特に面白くなりそうだ。

 昨年のこのレースでは波乱の立役者となったホッコータルマエ。その後の充実度は凄まじい。既成有力馬を相手に大舞台で軒並み土をつける大きな成長ぶり。しかも敗れた相手も本来の競馬ができている結果だけに、より価値が高い。先行抜け出しというレースぶりに加え、競り合って最後まで脚が持つことがしっかり勝利できる事に繋がっている。2走前の南部杯で連勝こそとまったが、相手を侮った面があり、力負けではない。現状、考えられる最高といっていいメンバーがそろった今レースだが、やはりこの馬が筆頭候補には違いない。1着固定で勝負したいほどでもあるが、地方競馬場から戦いの場を移したことで差し馬にも目が出てくる。今回は南部杯と逆に、思わぬ外差しを喰らうことがあるため、頭固定だとやや怖さも残る。

 やや人気次第という面も含むが、休養明けぶっつけでもニホンピロアワーズを狙いたい。さすがに急仕上げで調教はいまひとつ。景気の良い話も聞こえてこないが、元来鉄砲は効く馬だし、実績的にはこの豪華メンバーでもNo.2くらいだろう。負けることはあっても、しっかり成績はまとめてくるし、ちょっとこの馬の大敗する姿が想像できない。人気も落ちるここでは逆に積極的に狙いたい。

 3番手には思い切って3歳馬、インカンテーションを抜擢する。古馬陣の顔ぶれはそうそうたるもので、少々荷が重いのは承知。だがそれでも期待感を抱かせる前走、みやこSでの好走。鞍上の好騎乗で見事に仕掛けが決まった勝ち馬よりも、ハナ差まで怒濤の差しをみせた同馬の方に魅力を感じた。そもそも連動性の高いトライアルレース組。今の勢いを合わせ、ここは評価を高めたい。

 末脚自慢のナイスミーチューの突っ込みが怖いところ。専ら中央でレースを続けた猛者。それゆえ阪神コースに変わっての不安は全くない。当然ながら先行勢が多い今回、広い阪神コースなら自慢の末脚を見せつける展開に恵まれる可能性は高い。ペースや展開に大きく影響を受けることになるため、位置取りと仕掛けどころは重要。ハマれば一発…といったところか。

 実績、安定感ではやはりローマンレジェンド。さすがに2番人気までとなると手は出しにくいところだが、有力馬の一頭であることは今更述べるまでもない。復帰初戦のみやこSでは1番人気に応えられず、帝王賞での大敗も気になるところで、やや陰りを感じなくはない。最内枠が吉凶どちらに転ぶかも微妙なところではあるが、少なくとも前走叩いた上積みは見込めるはず。

 エスポワールシチーには本当に頭が下がる。今回で引退レースとなり、ご祝儀馬券も踏まえるとあまり買いたくないが、依然まだ安易に衰えたと切り捨てられない。昨年のこのレースでは大敗したが、今年は単騎逃げが見込め、ペースは落とせそう。むしろ問題は近走での好走はすべてマイル戦以下ばかりなので、距離的不安要素は残る点。

 ワンダーアキュートも古豪の一頭。年齢的に魅力は乏しく、上積みもないだろう。だが、大崩れないその足跡にはやはり敬意を払いたい。特に小回りのローカル競馬場では先行して粘り込み、差しが有効な場面では後方からも競馬ができるとう自在性がある点は大きい。混戦なら目が出る。

 一方、新興勢力として勢いのあるベルシャザール。別路線を歩んだきただけに、その力関係はまだ未知数。芝から転向後、あっという間にここまで昇ってきた。もちろん魅力溢れる一頭だが、その分人気を背負うのが難点。今回は押さえまでとし、様子を見たい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

06
→14,15,09,01,04,08,12
(42点)

2着ながし:
06
→14,15,09,01,04,08,12
(42点)
ホッコータルマエの信頼度はかなり高い。ただ、今回は他馬のレベルも高く、無視できる馬が少ない。本来、ヒモは手広く、全ながしまで考慮したい。となると、3連単2頭軸マルチながしの場合、2番軸の選定が重要になってくる。ニホンピロアワーズを2番手としたがやや不安も伴う。ここはホッコーの1着固定ながしがよいかもしれない。もちろんその場合はヒモの絞り込みが必須とはなり、ホッコーの2着はありえるので、押さえも必要だろう。
22013年2月17日(日) / 東京 1600m ダート・左 / 晴・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  × Bグレープブランデー 牡5 57 浜 中  1:35.1  3
2[3] 6      エスポワールシチー 牡8 57 松 岡  3/4     9
3[5] 10  △  ワンダーアキュート 牡7 57 和 田  クビ    7
4[2] 3      セイクリムズン   牡7 57 藤岡佑  3/4     16
5[8] 16      シルクフォーチュン 牡7 57 横山典  クビ    5
6[1] 1      マルカフリート   牡7 57 福 永  ハナ    13
7[7] 14  ◎  テスタマッタ    牡7 57 岩 田  ハナ    4
8[6] 12  ▲  ダノンカモン    牡7 57 ビュイ  1.1/4   10
9[2] 4      ナムラタイタン   牡7 57 太 宰  2.1/2   8
10[4] 7  ×  ガンジス      牡4 57 内 田  2.1/2   6
11[8] 15      ガルボ       牡6 57 石橋脩  クビ    11
12[4] 8  ○  イジゲン      牡4 57 ベリー  クビ    2
13[7] 13  ×  エーシンウェズン  牡6 57 蛯 名  1.3/4   12
14[3] 5     Bタイセイレジェンド 牡6 57 田 辺  ハナ    14
15[6] 11  △  カレンブラックヒル 牡4 57 秋 山  6      1
16[5] 9      ヤマニンキングリー 牡8 57 武 豊  2      15
  
払戻金 単勝 2 670円
    複勝 2 250円 / 6 600円 / 10 250円
    枠連 1-3 6180円
    馬連 2-6 10330円 / 馬単 2-6 17580円
    3連複 2-6-10 16150円 / 3連単 2-6-10 111130円
    ワイド 2-6 2990円 / 2-10 760円 / 6-10 2000円
  

感想と言い訳?!

 半ば予想通り?!の大混戦となり、馬券は大ハズレになってしまいました。
混戦を制したのはグレープブランデー。

ここでの結果は驚くに値しないですが、騎手の乗り替わりを嫌って評価を下げてました。本来は浜中騎手のお手馬。さすがに十分な能力を発揮させてくれました。恐れ入りました。

 2着、3着にエスポワールシチー、ワンダーアキュートが入着しました。
今回、人気が落としていただけにこのあたりが狙い目だったのは承知していたんですが、テスタマッタに行ってしまいました。ただ、このあたりは本当に横一線だっただけに仕方ないかなといったところです。

 注目されたカレンブラックヒル。やはり芝馬のいきなりの転戦は難しいのでしょうね。
道中はそうでもありませんでしたが、追い比べになると全然伸びませんでした。

2013/2/17 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京
  • ダート1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
東京1600mダート戦の最たる特長はやはりスタートから続く芝。あくまで外枠有利と言えるのは芝がこなせた場合のみ。概ね有利不利は少なく力通りに決まる公算が高め。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   マルカフリート 牡7 57.0 福永 祐一
1 02 × グレープブランデー 牡5 57.0 浜中 俊
2 03   セイクリムズン 牡7 57.0 藤岡 佑介
2 04   ナムラタイタン 牡7 57.0 太宰 啓介
3 05   タイセイレジェンド 牡6 57.0 田辺 裕信
3 06   エスポワールシチー 牡8 57.0 松岡 正海
4 07 × ガンジス 牡4 57.0 内田 博幸
4 08 イジゲン 牡4 57.0 ベリー
5 09   ヤマニンキングリー 牡8 57.0 武 豊
5 10 ワンダーアキュート 牡7 57.0 和田 竜二
6 11 カレンブラックヒル 牡4 57.0 秋山 真一郎
6 12 ダノンカモン 牡7 57.0 ビュイック
7 13 × エーシンウェズン 牡6 57.0 蛯名 正義
7 14 テスタマッタ 牡7 57.0 岩田 康誠
8 15   ガルボ 牡6 57.0 石橋 脩
8 16   シルクフォーチュン 牡7 57.0 横山 典弘
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドルスロー
先行争いが読み切れない面もあるが、 少し遅めの平均ペースに落ち着きそう。
信頼度
D
混戦
旧勢力の陰りに加え、新勢力も未知数。
混戦模様は否めない。
予想本文 

 昨年のJCダート以降、王者空位となってしまった印象のダート界。これまでの既存主勢力はほとんどが7歳世代。次世代馬が不在で、JCダート1,2着馬は不在。それゆえ、あまりいい意味ではない方での混戦模様となっている。その様相を見越したのか、芝路線から強力な実力馬が参戦してきた。ダート界の意地としてこれを退けるか、あるいは抵抗なきまま戴冠を許してしまうのか、その点が見どころになりそう。

 7歳とはいえ、昨年の覇者であり、過去2度もこのレースで好走しているテスタマッタを無視するにはいかない。とはいえ、さすがに今回も本命にという訳には・・・と思ったが、見渡せばそれにとって代われる馬もいなかった。押し出され気味ではあるが、結局この馬を中心視せざるを得ない。前走はいかにも急仕上げでありながら一定の見せ場をつくり、まだやれるところを見せた。きっちり一叩きでの上、ここで本番を迎える過程にも好感。

 前走JCダートで本命馬に抜擢したイジゲンだったが、そこでは大敗を喫してしまった。その後の復帰にあたり、いきなりここではなく、やはり一度どこかで使ってほしかったところだ。だが、まぁ、これはこれで、高まってしまったそのギャンブル性の旨味を求めてみようとも思える。JCダートでの大敗は、時計的な限界も感じさせ、メッキがはがれてしまったという感も否めない。だた、一方で武蔵野Sでみせた勝ちっぷりは前走だけで見限ってしまえるほどの内容でもなかったはず。もう一度このレースでは注視したい。

 力はありながらも、その不器用さからどうにもはがゆい成績の続くダノンカモン。短距離専科に近く、レースでは差し届かないケースも多い。どうにもアテにできない馬で、その地力から人気にもなるが、1番人気では買いにくい典型的なタイプ。しかし、逆にこういう大舞台で、人気も落としてくると、やはり魅力的に映ってくる。前走は混戦捌ききれず不発に終わったが、一叩きで調子上向きの上、ここは力を出しやすい舞台でもあるはず。

 単に実績では、このメンバーでは群を抜くカレンブラックヒル。昨年の天皇賞(秋)では、距離的にはこのあたりが限界という印象を残した。飛躍を目論む今年としては、まず安田記念が当面の目標だろう。それまでは間隔が空くだけに、ここでダート適性を見ておきたいという目論みがありそう。つまり、その本気度には疑問が残る。また、ダート初参戦がG1となると、ここまで勝利ができた前例はない。近年ではスーパーホーネットが思い浮かぶが、大敗してしまっている。ただ、この馬ほどの参戦も過去には例に無く、加えて迎え撃つメンバーも手薄。さすがにこの実績差の大きさを踏まえると、馬券には当然加えておきたいところか。

 難しいメンバー構成だが、この中では実績的に最も安定感のあるのはワンダーアキュート。ちょっとこの距離では短いと言わざるを得ないが、それも長い直線が相殺してくれそうだ。近二走、東京大賞典、川崎記念は、統一G1とはいえ、ややレベル的には疑問も残った。さすがに勢いに陰りがあるのはどうしても否めないが、なぜか実績の割に人気がなく、地味なタイプ。自分の競馬はしっかりしてくれそうでもあるし、ここは連下には一考。

 ダートの中距離重賞を実に安定した成績でここに駒を進めたグレープブランデー。1600mがこの馬にとってどう影響するかは未知ではあるが、その堅実性は買いたい。ただ、ここ3走はルメール、デムーロといった超一流外国人ジョッキーが駆った上での成績だけに、いかに浜中ジョッキーといえど、その点は割引かざるを得ない。

 堅実さでいえばガンジスも相当なもの。前走の根岸Sはあまり内容のあるものとは言い難いが、それでも1番人気には一応は応えてみせた。やや使い詰めが懸念も、調教見る限り元気いっぱい。

 穴ではエーシンウェズンも押さえておきたい。前走は不発に終わったが、後方からしっかりと差し込める脚を持っている。これが成績の安定に繋がっており、さすがにこの舞台では実績的には見劣るが、上位食い込みがあっても驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

14=08
→12,11,10,02,07,13
(36点)
14=12
→08,11,10,02,07,13
(36点)
今年初戦のG1レースとなるが、正直かなり難しいところ。軸も相手もこれといった馬がいない。ならば芝組のカレンブラックヒルがまぶしいが、1番人気となると、軸としてはとても手が出せない。結局混戦予想のこのメンバーで人気・実績を考慮するとテスタマッタを軸に据えざるを得なかった。消極的な選択ではあるが、ここが決まれば後は流すのみ。相手もやや冒険ではあるが、イジゲンとダノンカモン。それぞれを3連単2頭軸マルチながし勝負。
2012年12月2日(日) / 阪神 1800m ダート・右 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 14      ニホンピロアワーズ 牡5 57 酒 井  1:48.8  6
2[6] 12  ×  ワンダーアキュート 牡6 57 和 田  3.1/2   3
3[5] 9      ホッコータルマエ  牡3 56  幸   1/2     9
4[5] 10  ▲  ローマンレジェンド 牡4 57 Mデム  2      1
5[7] 13     Bグレープブランデー 牡4 57 ルメー  1/2     11
6[2] 3      ミラクルレジェンド 牝5 55 川 田  1.1/2   14
7[3] 6      ナムラタイタン   牡6 57 熊 沢  3/4     13
8[1] 1  ×  ハタノヴァンクール 牡3 56 四 位  クビ    8
9[1] 2      シビルウォー    牡7 57 内 田  1.1/4   12
10[2] 4  ○  エスポワールシチー 牡7 57 武 豊  クビ    2
11[8] 16      ナイスミーチュー  牡5 57 福 永  クビ    16
12[3] 5      トゥザグローリー  牡5 57 ウィリ  アタマ  7
13[8] 15  ×  ソリタリーキング  牡5 57 浜 中  クビ    10
14[6] 11      ダノンカモン    牡6 57 池 添  3/4     15
15[4] 8  ◎  イジゲン      牡3 56 ムーア  4      4
16[4] 7  △ Bトランセンド    牡6 57 藤 田  2.1/2   5
  
払戻金 単勝 14 1990円
    複勝 14 500円 / 12 260円 / 9 820円
    枠連 6-7 3530円
    馬連 12-14 4290円 / 馬単 14-12 11620円
    3連複 9-12-14 30010円 / 3連単 14-12-9 165230円
    ワイド 12-14 1260円 / 9-14 3770円 / 9-12 2790円	
  

感想と言い訳?!

 ここまでハズレるとむしろすがすがしいわ!(負け惜しみw)
というくらいにカスリもしませんでした。
本命にしたイジゲンはまたしてもの出遅れは想定内も、直線はぜんぜん伸びず。
エスポワールシチーやトランセンドの旧勢力はまるでダメ、ならばの新戦力筆頭ローマンレジェンドも4着止まり。

 となれば、ニホンピロアワーズ、ホッコータルマエらの出番は当然かもしれませんね。
そんな中、ワンダーアキュートはよく頑張りましたね。一時は勝ったかとも思いましたが、ニホンピロアワーズが戴冠しました。 久しぶりにニホンピロの馬名を聞きましたよ。
いつか獲るとは思ってましたが、このレースが酒井騎手のG1初制覇になるとは予想できませんでした。 おめでとうございます。

2012/12/2 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神
  • ダート1800m
    右回り

  • 見込み
コース図
スタートとゴールで2回坂を越える。勝負所の4コーナーよりも、先行争いのため、スタートから1コーナーに有利不利が潜む形態。たが、G1レベルともなると、概ね地力決着が色濃い。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 × ハタノヴァンクール 牡3 56.0 四位 洋文
1 02   シビルウォー 牡7 57.0 内田 博幸
2 03   ミラクルレジェンド 牝5 55.0 川田 将雅
2 04 エスポワールシチー 牡7 57.0 武 豊
3 05   トゥザグローリー 牡5 57.0 ウィリアムズ
3 06   ナムラタイタン 牡6 57.0 熊沢 重文
4 07 トランセンド 牡6 57.0 藤田 伸二
4 08 イジゲン 牡3 56.0 ムーア
5 09   ホッコータルマエ 牡3 56.0 幸 英明
5 10 ローマンレジェンド 牡4 57.0 デムーロ
6 11   ダノンカモン 牡6 57.0 池添 謙一
6 12 × ワンダーアキュート 牡6 57.0 和田 竜二
7 13   グレープブランデー 牡4 57.0 ルメール
7 14   ニホンピロアワーズ 牡5 57.0 酒井 学
8 15 × ソリタリーキング 牡5 57.0 浜中 俊
8 16   ナイスミーチュー 牡5 57.0 福永 祐一
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー

実績ある07、04の先行となればペースは落ち着く。後方待機馬は自力で動かないと前は止まらぬ可能性も。

信頼度
C
実力伯仲
実力馬揃いの好メンバー。フロックの介在する要素は乏しいが、上位陣の力関係は拮抗。
予想本文 

 芝のジャパンカップに続き、ジャパンカップ・ダートにおいても豪華な顔ぶれが揃った。海外参戦馬こそ不在ではあるものの、昨年の1~3着馬に加え、今やそれを凌ぐ勢いの新興勢力が参戦。まさにダート王決定戦と胸を張って言えるメンバー構成。やはり新興勢力台頭を歓迎するムードの方が強いのだろうが、王者復権もそれはそれで味があるといえよう。

 3歳馬ながらイジゲンをここで本命据える。それほど前走のインパクト。致命的とも言える出遅れからの差し切りは凄みがあった。これまでも躓きやゲート立ち上がりなどスタートに難を持ち、まだまだ不安定さは残っている。だがその不利な状況の中、後方から末脚爆発で迫る様は未完の大器を思わせる魅力に溢れる。それだけ人を魅了する点の代償なのか、現時点で単勝2番人気。これはちょっと実績的にも見込まれすぎ。まだ当日はもう少し人気が下がることを期待しているが、変化ないようだと旨味も薄い。ただ、ローマンレジェンドという6連勝馬がいるので、頭を想定するなら連単馬券は色もつきそう。今回この馬の難所は、他の有力馬を後方から捉えなければならない点。もちろん相手次第では前々走のような逃げ切りもできる馬だが、さすがに今回はそうはいくまい。さらに直線だけでまとめて差し切る芸当も至難で、直線までにはある程度前には並んでおかねばならない。この仕掛けのタイミングがかなりシビアになりそう。鞍上はすでにこの馬を手に入れているとは思うが、今度は相手の力量の見極めも重要なポイントにはなりそう。やはり古馬と比べるとどうしてもアラが目立つ。すべてがうまくいってこそではあるが、それでも今回はこの馬で勝負する。

 負傷した主戦騎手に替わり、再び武豊騎手が手綱をとるエスポワールシチー。否が応でもフェブラリーSの辛酸を思い浮かべてしまう。常に連対をしていたこの馬が5着という屈辱を味わされた。その後、全盛期の勢いはなくなり、年齢的にも下り坂に向かうかと思いきや、地方G1を2勝し、凄みこそ影を潜めたものの相変わらずの安定感を誇っている。エルムSでは今回の1番人気馬ローマンレジェンドとのマッチレースでのハナ差負け。負けは負けだが、3㌔の斤量ハンデを背負わされてのものだ。一方、鞍上も久々のG1勝利を得て復権ムード。思えば敗れたフェブラリーSも直線良く追い上げての僅差のものだし、ここもきっちり自分のレースをしてくれるのではないだろうか。人馬とも若手に立ちふさがる大きな壁となろう。展開的にも先行馬だけに大崩れなく、相手筆頭として最適。

 6連勝と破竹の勢いのローマンレジェンド。先行・差し自在の脚質できっちりと差し切る抜群の安定感。着差は僅差でもきっちりと勝ちきるところにこの馬の凄みを感じる。ただ、一方でその圧倒的人気に身を委ねてもよいのかという不安感もつきまとう。いくらデムーロ騎手だとはいえ、主戦騎手の乗り替わりも必ずしもいい方向に向くとも言い切れない。加えて、オープンまでは完勝を続けたが重賞のここ2戦はいずれもクビ差で、まだ勝負付けが済んだとも言いがたい。無論、勝った相手を考えるとそれでも相当なものだ。レースレベルもかなり高く、このレース最多出場のみやこS組の勝者でもある。飽くまで人気に比べ不安点がないわけでもないという程度で当然首位争い候補であることには違いない。

 トランセンドの取捨が難しい。まさかのフェブラリーS大敗後、ドバイでも振るわず、注目された国内復帰戦は3着。結果としては上々も、スタートからの行きっぷりは鈍く、道中どうにかハナには立つも直線は完全に失速し、勝ち馬には8馬身もちぎられるたレース振り。これが間隔が空いたことによるものか、あるいはズブくなってきているのかが微妙なところ。今回のメンバーなら楽にハナがとれる展開。ならば昨年の再現も十分に想定できるところではあるのだが、まずその前提に不安が残る状況だ。やはりこの馬は行ってこその馬だと思う。まずスムーズにハナをとり、レースの主導権が握れるかどうかにかかってくる。それができれば当然そのトップクラスの地力で影を踏ませぬレースが見れるだろう。

 やはり阪神でのワンダーアキュートは侮れない。昨年のこのレースもスタート失敗も馬群を鋭く突き抜け伸びてきた。スムーズに競馬ができていれば、勝利も手に届くような内容だった。2、3着が多いためどうしても地味な印象を受けるが、前走では目の覚めるような5馬身差の圧勝劇。もともと叩き良化型でさらなる上積みが見込めるとなればやはり期待も膨らむ。

 このレースに限らず、レベルの高さで席捲中の3歳馬だが、ダート路線の筆頭は本来ハタノヴァンクール。破竹の勢いでジャパンダートダービーを制し、休養明け初戦のローマンレジェンドへの挑戦が注目されたが、大敗を喫してしまいトーンダウン。ただ、あれが本来の姿ではないだろうしここでの巻き返しが怖い。

 このあたりになると本当に多士済々で、取捨に迷うが後一頭ならソリタリーキングを挙げておきたい。前走で土がついたがそれまでの相手と内容をを考えれば、まだ見限れない。また実績の割に人気もなく穴っぽい存在。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

08=04
→10,07,12,01,15
(30点)

08=10
→04,07,12,01,15
(30点)
今回もある程度堅く収まりそうというメドはつくが、それゆえに買い方が難しい。このメンバーでは、大敗する可能性も十分に考えられるが、それでも一発の魅力溢れるイジゲンの可能性に賭けてみる。ただ、3連単を考慮した場合のヒモ争いはどの馬にも食い込めそう。オッズ次第ではあるが手広くいきたいところ。
それを踏まえ、馬券は3連単2頭軸マルチながし。イジゲンからエスポワールを相手で利を狙い、イジゲン-ローマンのラインを押さえに。
2012年2月19日(日) / 東京 1600m ダート・左 / 晴・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  ×  テスタマッタ    牡6 57 岩 田  1:35.4  7
2[2] 3  △  シルクフォーチュン 牡6 57 藤岡康  2      4
3[5] 10  ○  ワンダーアキュート 牡6 57 和 田  3/4     2
4[6] 11  ▲  ダノンカモン    牡6 57 福 永  ハナ    5
5[5] 9  ×  エスポワールシチー 牡7 57 武 豊  1      3
6[1] 2      タガノロックオン  牡4 57 田 辺  2.1/2   11
7[8] 15  ◎  トランセンド    牡6 57 藤 田  1.1/2   1
8[3] 6      ケイアイテンジン  牡6 57 後 藤  クビ    10
9[4] 7      ヤマニンキングリー 牡7 57 デムー  1/2     8
10[6] 12      ライブコンサート  セ8 57 蛯 名  1/2     16
11[3] 5      ヒラボクワイルド  牡6 57  幸   1      12
12[7] 13      グランプリボス   牡4 57 内 田  ハナ    6
13[7] 14      トウショウカズン  牡5 57 川 田  3/4     9
14[2] 4      スマイルジャック  牡7 57 丸 山  5      14
15[4] 8      セイクリムズン   牡6 57 吉田隼  3/4     15
16[1] 1     Bナイキマドリード  牡6 57 戸 崎  クビ    13
  
払戻金 単勝 16 2430円
    複勝 16 760円 / 3 660円 / 10 310円
    枠連 2-8 1050円
    馬連 3-16 10510円 / 馬単 16-3 26210円
    3連複 3-10-16 15530円 / 3連単 16-3-10 141910円
    ワイド 3-16 2430円 / 10-16 1160円 / 3-10 950円
  

感想と言い訳?!

 スタート後、まるで行き脚のつかないトランセンド。
必死で追って前を伺うその姿をみて、「それでいいのか?!」と思いつつ・・・
やはり、前半のツケはきっちり返ってきます。直線は失速し、馬群に消えました。
これが競馬とはいえ、あんな姿は初めてみました。
逃げ馬にはこのモロさがあります。これまでも疑いつつも、それでも連は確保し続けてきた馬だっただけにすっかりやられました。

 この混戦を制したのはテスタマッタ。以下シルクフォーチュン、ワンダーアキュートと比較的後続勢が台頭。エスポワールシチーもよく頑張りましたが、トランセンドと同じような競馬になってしまいましたね。

 ◎のトランセンド以外はきっちり上位独占・・・実に「そりゃないよぅ。。。」です。(笑)

2012/2/19 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京
  • ダート1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
スタートの芝コースを除けば2回しかないコーナーと長い直線。地力がそのまま直結する。前崩れによる後続馬の差し込みがあれば波乱も。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ナイキマドリード 牡6 57.0 戸崎 圭太
1 02   タガノロックオン 牡4 57.0 田辺 裕信
2 03 シルクフォーチュン 牡6 57.0 藤岡 康太
2 04   スマイルジャック 牡7 57.0 丸山 元気
3 05   ヒラボクワイルド 牡6 57.0 幸 英明
3 06   ケイアイテンジン 牡6 57.0 後藤 浩輝
4 07   ヤマニンキングリー 牡7 57.0 デムーロ
4 08   セイクリムズン 牡6 57.0 吉田 隼人
5 09 × エスポワールシチー 牡7 57.0 武 豊
5 10 ワンダーアキュート 牡6 57.0 和田 竜二
6 11 ダノンカモン 牡6 57.0 福永 祐一
6 12   ライブコンサート セン8 57.0 蛯名 正義
7 13   グランプリボス 牡4 57.0 内田 博幸
7 14   トウショウカズン 牡5 57.0 川田 将雅
8 15 トランセンド 牡6 57.0 藤田 伸二
8 16 × テスタマッタ 牡6 57.0 岩田 康誠
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
15がハナを切ることができない。番手追走に徹底マーク馬が追う展開。
びっちりと緩むことのないシビアなマイル戦。
信頼度
B
平穏
比較的勝負付けがすんだメンバー構成だけに平穏傾向か。
新興勢力が台頭すれば波乱も。
予想本文 

 昨年の結果を額面通りに評価してよいかはわからないが、日本馬の連覇を賭け再びドバイ挑戦のトランセンド。同じようなメンバーでやや盛り上がりに欠けるが、壮行会としてここで再度地力を見せつけて欲しい。

 とにかく差し馬に分がある中央の舞台で、逃げ切って勝つのだからトランセンドは純粋に圧倒的に地力が違う。今回の相手はすでに勝負付けが終わったメンバーで、まだ誰も成し遂げていないフェブラリーSの連覇は目の前といったところ。
決して敗北を知らない馬ではない。それゆえ過信は禁物だが、敗れても2着までしか許されない。
馬券的には頭固定の勝負もやむなしか。
ただ、やはり距離的が短いだけに、後続馬の差し込みもないとはいえない。
ちょうど、まさにメンバー的にも昨年の南部杯の再戦となる。その際は頭差での勝利だったことは念頭に置かねばならないが、逃げてなお末脚劣らず伸び続けるのがこの馬の強み。
この馬より先行してならともかく、後から差し切るには相当の力が必要だろう。

 今回のレースは2番手となる相手の固定が最大のポイントとなるが、どうひねくれようともやはりワンダーアキュート以外にはない。
出遅れたJCダートでも馬群を割って差し込んで来た自在性と根性は、そのままこれまでの安定した成績につながっている。特に、前走東京大賞典では、スマートファルコンをハナ差まで追い詰め、JCダート2着の実力が本物であることを証明してみせた。
今回はトランセンドも自分の競馬に徹すればいいというものではなく、さすがにこの馬の動向だけは意識せざるをえない。東京コースの実績には乏しいが、むしろより向いている可能性もあり、胸をはって本命馬に挑める存在。

 いつも最後は伸びてきているのがもどかしいレースが続くダノンカモン
どうも折り合いが難しく、安定したレースが出来ていない。前走、根岸Sでは短距離になって折り合いがつくとかなり期待されたが、直線抜け出しに苦労し、結局伸びてはきたが5着止まり。
休養明け初戦のこの内容をどう捉えるかだが、ひとまず上向きはあるはずと見た。
地力ではトップクラスと思える素質馬だけに、ここでの巻き返しに期待。
また敗れたことで人気的な旨味も高く、それだけにあえてここは3番手で高めの評価。

 そのダノンカモンが1番人気で敗れた根岸Sを鮮やかに差しきったのがシルクフォーチュン
展開に左右されるのは否めないが、それでもこれだけ安定して34秒の脚を使えるのはやはり脅威。
今回、トランセンドは番手で進むであろう展開で、有力馬はほとんど先行脚質。
1600mとなると、どうしても距離不安が残るが、仕掛けどころを誤らなければ、長い直線でまとめて差しきることも決して不可能ではないだろう。

 スマートファルコンと3強を担ったエスポワールシチーはやや低めのこの評価。
もちろん、地力はトップクラスではあるが、ここ最近はゴール前の粘りにやや陰りを感じるのは事実。とはいえ、安定した成績は残しており、無論2、3着あたりへの信頼度はむしろ本命馬を除けば随一といっていい。だが、やはり勝ちきるという点では魅力に乏しく、上記の馬たちに印を譲る形になった。

 それ以外ではテスタマッタを挙げておく。
どうにもムラッ気はあるが、現鞍上が上手に乗ってくれている。
そのレース巧者ぶりが怖く、連下にはやはり警戒を怠らないようにしたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

15=10
→11,03,09,16
(24点)
 芝からの転向組が気にならない訳ではないが、いきなりのダート戦は厳しいことがここ数年の結果から証明されている。
となれば、いつものメンバーによるいつもの結果が濃厚か。
必然、配当は小さくなるので、その絞り込みが難しい。
頭数は上記6頭意外には浮気はしない。
推奨に2頭軸マルチとしたが、飽くまで押さえ程度に。
本線は3連単◎-○の1、2着ながし裏表、1、3着ながし辺りに厚めに勝負。それなりの決め打ちは必要だろう。
2011年12月4日(日) / 阪神 1800m ダート・右 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  ◎  トランセンド    牡5 57 藤 田  1:50.6  1
2[5] 9  △  ワンダーアキュート 牡5 57 和 田  2      5
3[3] 6  ○  エスポワールシチー 牡6 57 佐藤哲  ハナ    2
4[2] 4      ラヴェリータ    牝5 55 武 豊  1/2     10
5[7] 13  ▲  ダノンカモン    牡5 57 福 永  クビ    4
6[6] 11      ミラクルレジェンド 牝4 55 岩 田  クビ    6
7[7] 14      ヤマニンキングリー 牡6 57 デムー  ハナ    3
8[1] 2      ソリタリーキング  牡4 57 メンデ  3/4     11
9[6] 12  ×  ニホンピロアワーズ 牡4 57 酒 井  クビ    9
10[4] 8      バーディバーディ  牡4 57 プレブ  クビ    12
11[1] 1     Bマカニビスティー  牡4 57 藤岡佑  ハナ    15
12[3] 5  ×  テスタマッタ    牡5 57 四 位  1.3/4   7
13[5] 10      フリソ       牡5 57 ルメー  3.1/2   13
14[4] 7      ダイショウジェット 牡8 57 柴 山  1.1/2   14
15[8] 15  ×  トウショウフリーク 牡4 57 池 添  3.1/2   8
16[2] 3      エイシンダッシュ  牡5 57 小 牧  3.1/2   16
  
払戻金 単勝 16 200円
    複勝 16 110円 / 9 280円 / 6 120円
    枠連 5-8 1570円
    馬連 9-16 1750円 / 馬単 16-9 2180円
    3連複 6-9-16 920円 / 3連単 16-9-6 6180円
    ワイド 9-16 530円 / 6-16 140円 / 6-9 530円
  

感想と言い訳?!

 大外枠のため2,3番手追走になるだろうと思っていたトランセンドがハナをとっての勝利となりました。 スタート直後あわや降着かと懸念されましたが、事なきをえました。
こうなればこの馬は強い。2着以下に2馬身差をつかる完勝でした。

 2着にはワンダーアキュートが突っ込んでくれました。
当日の馬体重にはビビりましたが、ごちゃつくなかよく差し込んできてくれました。

 エスポワールシチーも万全の体制で臨みましたが、相手が強かった。
トランセンドとは勝負付けが済んでしまった印象もありますが、まだまだ復活の要素は残っています。

 あせったのはラヴェリータの粘りでした。
武豊騎手はダート戦の大きいところで好調でしたし、牝馬ではミラクルレジェントに人気が偏っていましたがここまでの好走はちょっとびっくりでした。

 安い馬券でしたが、トランセンドとエスポワールシチーの1着-3着本線狙いが的中したので、こういう勝ち方はやはりいいですね。
もっとも、展開の読みはまるでハズレですけど。ま、当たりゃいいんです。当たりゃ。(笑)

2011/12/4 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神
  • ダート1800m
    右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
当日は下り坂の天気。重目残れば、脚抜きはよくなる。阪神開催移行後も傾向に変化無く、地方競馬場と異なり、中央コースでは先行一辺倒での押し切りは難度は高まる。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   マカニビスティー 牡4 57.0 藤岡 佑介
1 02   ソリタリーキング 牡4 57.0 メンディザ
2 03   エイシンダッシュ 牡5 57.0 小牧 太
2 04   ラヴェリータ 牝5 55.0 武 豊
3 05 × テスタマッタ 牡5 57.0 四位 洋文
3 06 エスポワールシチー 牡6 57.0 佐藤 哲三
4 07   ダイショウジェット 牡8 57.0 柴山 雄一
4 08   バーディバーディ 牡4 57.0 プレブル
5 09 ワンダーアキュート 牡5 57.0 和田 竜二
5 10   フリソ 牡5 57.0 ルメール
6 11   ミラクルレジェンド 牝4 55.0 岩田 康誠
6 12 × ニホンピロアワーズ 牡4 57.0 酒井 学
7 13 ダノンカモン 牡5 57.0 福永 祐一
7 14   ヤマニンキングリー 牡6 57.0 デムーロ
8 15 × トウショウフリーク 牡4 57.0 池添 謙一
8 16 トランセンド 牡5 57.0 藤田 伸二
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
とにかく先行勢が強力。スムーズなら後方からでは届かないのは明白で、必然的にペースは早くなる。
信頼度
B
一騎打ち
2強一騎打ちは濃厚。ただ、先行激化した場合は後方待機馬による漁夫の利も・・・
予想本文 

 現時点でのダート王はエスポワールシチーでもトランセンドでも、フリオーソでもなく、スマートファルコンであることは異論がないところ。
ただ、この4強の戦いに決着がついたとはまだ誰も思っていない。特にスマートファルコンとは是非中央の舞台でみてみたいのだが、それは叶わなかった。
その代わりといってはなんだが、暮れの東京大賞典では有馬記念を凌ぐ盛り上がりを見せるべく、ここも熱いレースを期待したい。

 大外枠となってしまったトランセンドを敢えて本命に据える。
確かにこれまで勝ち馬のいない大外枠は痛い。だが、今回の場合必ずしも不利と言えるだろうか。
逃げるトウショウフリークを捕まえに行く2番手をマーク差しするなら、エスポワールシチーを先に行かせる方がよいようにも思える。もちろん相手は強力。届かないリスクも生じるが、南部杯がそうだったように、この馬は最近控えるレースができるようになってきている。
何よりこの馬の二の脚には、毎回驚かされている。前走JBCクラシックでも、スマートファルコンをあそこまで追い詰めた様は驚異的だった。ローテ的にはややキツいが、ここがピークとも言え、体勢に不安はない。

 エスポワールシチーは、2走前の南部杯ではハイペースの中、最後はかわされたとはいえ大きく崩れることない4着。一呼吸おいての始動戦としては十分な形だった。そして前走では、このレースでも有力馬となるそうそうたるメンバーの中、きっちりと完全復調を印象づける圧勝をしてみせた。当面のライバルは南部杯で敗れたトランセンドだが、今度は主戦の佐藤騎手に戻り、相手よりも好枠も引いた。同型だけにどちらが先に行くかというところだが、おそらく先にいって迎え撃つ形となるはず。前走同様、並ばすことなく引き離すことが理想。

 強力な2強の一騎打ちの後を伺うダノンカモン。最近は3~4番手の前方の競馬もできるようになったが、本来は後方差しタイプ。当日の雨で脚抜きよくなれば当然ゴール前急襲が可能。阪神コースの実績があるのも好感。前走は1番人気を裏切る取りこぼしを見せたが、この馬もG1勝ちがあってもおかしくない地力の持ち主。2強と渡り合える確たる実績を残しているのもこの馬だけだ。ただ、マイル以上の実績はないので、距離1800mをどうこなすかがカギ。

 ワンダーアキュートは今回かなり好条件が揃っている。叩き2走目で上積みが見込める上に、当日の天候は下り坂、得意の阪神コースで馬場渋化してくれれば、まさに願ったり叶ったり。前走はエスポワールシチーに4馬身差。今回はそれをどこまで縮めてくるかだが、スムーズならかなり期待はできそう。

 ニホンピロアワーズは突出した特徴があるわけではないが、高いレベルでまとまっている印象がある。こういうタイプは相手なりに走る可能性がある。ここまでの実績はまだもの足りないが、その安定して成績は評価できる。

 姉スイープトウショウは切れ味の馬だったが、トウショウフリークは一頓挫から復帰後はダートで逃げて逃げての5連勝。前走で土がついたとはいえ、エスポワールシチーに逃げを潰されての2着は胸を張れる。今回は2強の格好のターゲットとされるわけだが、前走の粘りがあるなら、3頭だけの「行った行った」も可能かも知れない。

 休養前の地力ならテスタマッタもそう見劣りはしない。前走は負けすぎだが、折り合いを欠いてのものだけに、ペースのあがる今回はもう少しやれるはず。

 本来はヤマニンキングリー、ミラクルレジェントらも怖いところだが、鞍上のせいか、思った以上に人気しており、今回は思い切って見送りたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評

3連単

1-3着ながし:

1着:16
2着:13,09,12,15,05
3着:06
(5点)

1-2着ながし:
1着:16
2着:06
3着:13,09,12,15,05
(5点)

1着:06
2着:16
3着:13,09,12,15,05
(5点)

 トランセンドとエスポワールシチーのどちらが前に行くか。それにトウショウフリークがどうからむかがレースを左右する。
このあたりが道中で喧嘩しなければ、ハイペースであっても2強の一騎打ちは濃厚とみる。
ただ、このJCダートは1番人気の連対率は高いが、すんなり1、2番人気で決まったことはない点は気がかり。

 おそらく手広くいけば、トリガミ(元本割れ)でない限り、的中はたやすいだろう。それだけに絞り込んでの金額勝負となる。
やや、変則的だが、2番手つけたエスポワールシチーをトランセンドと連れてもう一頭が差しきるというシナリオで、トランセンドとエスポワールシチーの1着、3着ながしを本線とする。
押さえではトランセンドとエスポワールシチーの1、2着ながしの裏表。

2011年10月10日(祝・月) / 東京 1600m ダート・左 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (混合)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[6] 11  ○ トランセンド    牡5 57 藤 田 1:34.8  1
2[4] 6  ◎ ダノンカモン    牡5 57 福 永 アタマ  3
3[5] 8  ▲ シルクフォーチュン 牡5 57 藤岡康 1/2     7
4[4] 7  △ エスポワールシチー 牡6 57 松 岡 1.1/2   2
5[7] 12     ダイショウジェット 牡8 57 柴 山 3.1/2   9
6[3] 5  × ランフォルセ    牡5 57 横山典 1/2     4
7[1] 1  × バーディバーディ  牡4 57 ピンナ 1.1/2   8
8[8] 14     クリールパッション 牡6 57 津 村 1.3/4   10
9[3] 4     ブラボーデイジー  牝6 55 北村友 1/2     11
10[5] 9     オーロマイスター  牡6 57 吉田豊 クビ    6
11[8] 15  △ ボレアス      牡3 55 武 豊 8      5
12[6] 10     ゴールドマイン   セ7 57 斎 藤 9      13
13[2] 2     イーグルビスティー 牡7 57 赤 岡 5      15
14[2] 3     ワキノカイザー   牡11 57 倉 兼 大差    14
-[7] 13     ロックハンドスター 牡4 57 菅原俊 中止    12
  
払戻金 単勝 11 160円
    複勝 11 110円 / 6 190円 / 8 410円
    枠連 4-6 240円
    馬連 6-11 600円 / 馬単 11-6 800円
    3連複 6-8-11 3610円 / 3連単 11-6-8 8790円
    ワイド 6-11 260円 / 8-11 720円 / 6-8 1610円
  

感想と言い訳?!

 主役トランセンドは直線で差され、これは◎-○-▲できれいに的中かと思ったんですが、さすがでした。まさか、あそこから差し返すとはあきれる強さです。もっとも、見せ場をつくったエスポワールシチーを始め、周りが耐えきれずに力尽きた感もありますが。

 概ね、予想通りの結果になりましたがボレアスが大敗しましたね。
ダートでは3歳馬では力の差があるのかもしれませんね。

2011/10/10 3歳以上オープン 定量 指定
施行コース
  • 11R
    東京
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
スタート後、芝コースがある独特のコース形態。
芝もこなせる馬なら、芝が長い外枠も有利になることも。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 × バーディバーディ 牡4 57.0 ピンナ
2 02   イーグルビスティー 牡7 57.0 赤岡 修次
2 03   ワキノカイザー 牡11 57.0 倉兼 育康
3 04   ブラボーデイジー 牝6 55.0 北村 友一
3 05 × ランフォルセ 牡5 57.0 横山 典弘
4 06 ダノンカモン 牡5 57.0 福永 祐一
4 07 エスポワールシチー 牡6 57.0 松岡 正海
5 08 シルクフォーチュン 牡5 57.0 藤岡 康太
5 09   オーロマイスター 牡6 57.0 吉田 豊
6 10   ゴールドマイン セン7 57.0 斎藤 雄一
6 11 トランセンド 牡5 57.0 藤田 伸二
7 12   ダイショウジェット 牡8 57.0 柴山 雄一
7 13   ロックハンドスター 牡4 57.0 菅原 俊吏
8 14   クリールパッション 牡6 57.0 津村 明秀
8 15 ボレアス 牡3 55.0 武 豊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
Ms
ミドルスロー
1人気、トランセンドが先行するだけにそうそうペースは緩まない。
ただ、極端に早い展開もなさそう。
信頼度
C
上位拮抗
一応、地力通りも、後方差し馬が台頭する展開になれば大波乱もありえる。
予想本文 

 盛岡の代替開催として、今年の南部杯は東京競馬場で開催される。
本来なら地方ダート戦は、例年は予想掲載しないし、私も馬券は買わない。
だが、トランセンドの凱旋復帰戦、加えて前王者エスポワールシチーとの直接対決、そして震災復興開催とくれば、これは是非参戦したい。

 1400m専科の感もあるがダノンカモンを抜擢。
後方すぎず、前すぎない好位で差し込める点はこのコース形態では有利。
力的にはあとひとつパンチが欲しいが、中央の舞台で安定した成績は評価に値する。
フェブラリーSと同じ舞台なら、トランセンドへのリベンジは不可能ではない。

 まず、無様な競馬はすまいと意味でのトランセンド
フェブラリーSを逃げ切った同馬だが、最後フリオーソに猛追されたように東京マイル戦はどちらかというと付けいる隙のある舞台。
ドバイ帰り初戦ということもあり、本命こそ譲ったが、それでも現状ダート最強馬。

 2走前のプロキオンSでは、本命馬ダノンカモンを並ぶ間もなく置き去りにしたシルクフォーチュン。折り合い不安がペースが早くなることで解消されれば、かえってこのくらいの距離の方が力を出せそう。一発注意。

 3歳馬だが、ディープインパクト産駒、ボレアスも力のある差し馬。
芝コースを長く通れる外枠はこの馬にはよさそう。
軽量である点も有利。東京マイルなら怖い。

 やや勢いに陰りが見えたとはいえ、エスポワールシチーは前ダート王。
海外帰り後も安定した成績は残しており、トランセンドと同型である分、評価を少し落としたが、地力はもちろん上位。

 函館、札幌で連勝のランフォルセも差はない。
高いレベルでの安定感があり、上位キープは堅そう。

 前走大敗で人気落ちのバーディバーディの巻き返しも警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

06=11
→08,15,07,05,01
(30点)

 ポイントはやはり東京コースであること。
エスポワールシチーやトランセンドなど、近年は逃げ切り勝ちも珍しいことではないが、それでも本来は差し馬が有利。
地方をはじめ、他舞台では先行馬有利だけに、馬券的にもここでは差し馬狙いの方が旨味がある。

 そういった意味で、トランセンドは別格としても、相手回りは差し馬を主体とする。
その中でもダノンカモンにフェブラリーSに続き、懲りずにもう一度本命を打つ。
スマートファルコンがいないとはいえ、かなり骨っぽいメンバーが揃っており、トランセンドにしても絶対視は危険かもしれない。
とはいえ、複勝圏内までは死守するとみて、ダノンカモンとトランセンドの3連単、2頭軸マルチながしで勝負。

2011年2月20日(日) / 東京 1600m ダート・左 / 曇・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[6] 12  X  トランセンド    牡5 57 藤 田 1:36.4  1
2[7] 13  ▲ Bフリオーソ     牡7 57 デムー 1.1/2   3
3[3] 5  △  バーディバーディ  牡4 57 池 添 クビ    4
4[4] 7  ◎  ダノンカモン    牡5 57 リスポ 1.1/4   5
5[8] 16  X Bマチカネニホンバレ 牡6 57 クラス クビ    7
6[3] 6      クリールパッション 牡6 57 津 村 2.1/2   15
7[2] 4      ライブコンサート  セ7 57 福 永 ハナ    11
8[8] 15  ○  シルクメビウス   牡5 57 岩 田 ハナ    6
9[5] 10  X  ダイシンオレンジ  牡6 57 川 田 クビ    10
10[4] 8      ビクトリーテツニー 牡7 57 三 浦 1/2     16
11[2] 3      ダイショウジェット 牡8 57 柴 山 1/2     13
12[1] 1      オーロマイスター  牡6 57 吉田豊 クビ    8
13[6] 11      メイショウタメトモ 牡6 57 武 豊 3      12
14[7] 14  △  セイクリムズン   牡5 57  幸  クビ    2
15[5] 9     Bパワーストラグル  牡5 57 後 藤 3      14
16[1] 2  X  コスモファントム  牡4 57 松 岡 2      9
  
払戻金 単勝 12 350円
    複勝 12 160円 / 13 220円 / 5 220円
    枠連 6-7 480円
    馬連 12-13 1100円 / 馬単 12-13 2040円
    3連複 5-12-13 3200円 / 3連単 12-13-5 12240円
    ワイド 12-13 490円 / 5-12 560円 / 5-13 860円	
  

感想と言い訳?!

 もしかしたら…とは思ってはいましたが、フリオーソがやや出負け気味のスタートの後、後方からの競馬となりました。
これは無理をしなかったのか、あるいはデムーロ騎手の作戦だったのかはわかりません。
ですが、いずれにせよトランセンドとのつぶし合いという私の青写真は脆くも崩れました。

 しかも、あろうことかワンツーとは…
いやぁ参りました。完敗です。

 3着もバーディバーディが見せ場十分の頑張りを見せたものの、人気馬でしたので順当な結果となりました。
もう少し荒れるかと思ったのですが。

 勝ち馬のトランセンドは東京1600mを押し切ってしまうのだから、大したものです。
お見事でした。

2011/2/20 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京
  • ダート1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
やや重目残りで脚抜きはよい。
芝コースを含む独特コース形態だけに他場での実績は当てにならない。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   オーロマイスター 牡6 57.0 吉田 豊
1 02 × コスモファントム 牡4 57.0 松岡 正海
2 03   ダイショウジェット 牡8 57.0 柴山 雄一
2 04   ライブコンサート セン7 57.0 福永 祐一
3 05 バーディバーディ 牡4 57.0 池添 謙一
3 06   クリールパッション 牡6 57.0 津村 明秀
4 07 ダノンカモン 牡5 57.0 U.リスポリ
4 08   ビクトリーテツニー 牡7 57.0 三浦 皇成
5 09   パワーストラグル 牡5 57.0 後藤 浩輝
5 10 × ダイシンオレンジ 牡6 57.0 川田 将雅
6 11   メイショウタメトモ 牡6 57.0 武 豊
6 12 × トランセンド 牡5 57.0 藤田 伸二
7 13 フリオーソ 牡7 57.0 M.デムーロ
7 14 セイクリムズン 牡5 57.0 幸 英明
8 15 シルクメビウス 牡5 57.0 岩田 康誠
8 16 × マチカネニホンバレ 牡6 57.0 A.クラスト
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
主力12がハナを切り、直後に13が追う。
スローはありえないが、極端な乱ペースもなさそう。
信頼度
C
上位拮抗
抜けた馬がおらず、地力上位馬は混戦模様。波乱の要素もあり、その場合は後方差し馬か。
予想本文 

 2011年の新たなG1戦線の開幕告げるフェブラリーS。
秋のJCダートが阪神に変わったことで、連動性は低くなったと見ている。
とにかく、東京コースのダートは他場と異なる特徴を持つ。
何より直線が長く、他と違って差し馬の台頭を呼ぶ。
また1600mではスタート直後に芝コースを横切らねばならない。
距離的には断然内枠有利ではあるが、スタート時は外枠の方が長く芝を走ることができる。
さらに前日までの渋化がどこまで残るかも微妙な情勢。

 混戦メンバーではあったが、迷い無くダノンカモンに本命を打つ。
重賞未勝利ではあるが、前走根岸Sと、武蔵野Sのいずれもここ東京コースでの2着が光る。
近走、身が入った充実ぶりで、何より、本番を迎えて、今乗れている外国人ジョッキーを得た。
実績不足は承知ではあるが、ここで大いに期待したい。
また、このメンバーなら勝つまではなくとも、安定して上位に食い込む点を評価したい。
さらに人気的にも狙いやすい。

 こと勝ちきるという点においては、シルクメビウスの方が怖いかもしれない。
このコースは地方の小回りコースとは大きく違う。
回るコーナーはたったの2回で、ゴール前には長い直線。
加えて有力馬であるトランセンドとフリオーソが前で喧嘩するような展開になると、後方待機馬の旨味は遙かに増す。
パンチ力ある末脚に加え、魅力の鞍上を経て、ゴール前の差し込みはかなり濃厚なものになったとみる。

 公営のキング、フリオーソは中央ではさっぱりも、やはり相当の実力馬。
カネヒキリに引導を渡し、トランセンドを子供扱い。
エスポワールシチーやスマートファルコンとも好勝負してきた歴戦の猛者。
ただ、東京コースはやはりこの馬には分が悪い。
控える事はできるとはいえ、せいぜい2~3番手。
前にはおそらくトランセンドで、自らがマークをしなければならない立場。
長い直線でさらなる後続に飲み込まれる懸念がつきまとう。
ただ、なんといっても、本命馬と同様、デムーロ騎手への手替わりは大きい。

 3連勝と勢いに乗るセイクリムズン
1200m、1400mを中心に戦ってきた馬だけにマイルへの適性は未知数。
また、そういうタイプが好走しないのもこのレースの特徴で、事実、根岸S組の好走例はない。
とはいえ、この馬はここまでのレース内容が秀逸。
特に前走では横綱相撲といっていい完勝っぷりで上がり35秒フラットは驚異的。
今回、距離が伸びることで位置取りがどの辺りになるかは微妙だが、間違いなく主力級の一頭。

 地味ながら堅実な差し脚光るバーディバーディ
ブライアンズタイム産駒はダートそれも東京でのG1に強い。
また、今は非常に好調で、調教もよく動いている。
まだまだ成長の余地のある4歳馬。
ここらあたりで一皮剥けてくる可能性はある。
池江厩舎最後のG1というのも怖さを後押し。

 JCダート覇者、トランセンドはほとんど見送りのX印。
能力上位は周知ではあるが、JCではできすぎなほどに旨く競馬ができた。
やはり東京コースでの逃げ切りは至難の業。
エスポワールシチーの域にはまだ達していないとみて、押さえまで。

 以下、ヒモ穴とはなるが、東京コース得意で堅実な地力馬マニカネニホンバレ、芝馬だが、ダートこなせる実績のあるコスモファントム、京都のみの印象も強いがハマればダイシンオレンジあたりまで。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

07=15
→13,14,05,12,16,02,10
(42点)
地力上位馬はほぼ互角とはいえ、実績的にはやや格下の2頭ダノンカモンとシルクメビウスを軸に据えたい。
フリオーソ、セイクリムズンらも十分怖いので相手に加えたいところだが、そのあたりはお好みか。
人気馬でもあるので、勝たれたら仕方がないと割り切りで、ダノンカモンとシルクメビウスの2頭軸マルチ勝負とする。
ただし、ヒモ相手は多ければ多いほどいいだろう。
2010年12月5日(日) / 阪神 1800m ダート・右 / 晴・稍重
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[2] 3  △  トランセンド    牡4 57 藤 田 1:48.9  1
2[7] 14      グロリアスノア   牡4 57 小林慎 クビ    8
3[6] 12  △  アドマイヤスバル  牡7 57 小 牧 1.1/4   11
4[4] 8      バーディバーディ  牡3 56 池 添 ハナ    10
5[1] 1  ○  シルクメビウス   牡4 57 田中博 2      2
6[6] 11  X  クリールパッション 牡5 57 津 村 クビ    13
7[3] 5  X  ラヴェリータ    牝4 55 岩 田 クビ    6
8[7] 13  ▲  ダイシンオレンジ  牡5 57 川 田 1/2     7
9[1] 2  ◎  キングスエンブレム 牡5 57 福 永 5      3
10[2] 4      マルカシェンク   牡7 57 吉田隼 1.3/4   12
11[8] 16      オーロマイスター  牡5 57 吉田豊 クビ    9
12[3] 6      ダイショウジェット 牡7 57 柴 山 2      15
13[5] 9      トーセンブライト  牡9 57 勝 浦 クビ    16
14[5] 10      ヴァーミリアン   牡8 57 武 豊 5      4
15[8] 15      マカニビスティー  牡3 56 デムー 1.3/4   14
16[4] 7  X  アリゼオ      牡3 56 ルメー 10      5
  
払戻金 単勝 3 350円
    複勝 3 160円 / 14 660円 / 12 530円
    枠連 2-7 1600円
    馬連 3-14 4350円 / 馬単 3-14 6310円
    3連複 3-12-14 20840円 / 3連単 3-14-12 94860円
    ワイド 3-14 1500円 / 3-12 1140円 / 12-14 5270円		
  

感想と言い訳?!

 馬券的にはずっと連勝中でしたが、ここで完全に外れてしまいました。 もう完敗です。
3強とみていたトランセンド、シルクメビウス、キングスエンブレムの中で、最も軽視したトランセンドがあざ笑うかのような逃げ切り。
1番人気はやや意外でしたが、皆の目が正しかったということですね。

 2着に入ったのも、まずないだろうと思っていたグロリアスノア。
アドマイヤスバルだけが期待に応えた形でしょうか。

 本命にしたキングスエンブレムはいったいどうしたんでしょうか。
割と自信あったんですけど。(笑)
気性的な問題もすっかりナリを潜めたと思ってたんですがねぇ。

2010/12/5 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神
  • ダート1800m
    右回り

  • 見込み
コース図
阪神に変わっても、差し、追い込み有利は変わりない。
ただ、前残りの可能性は東京よりも高く、あまりゆっくりもしてられない。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 シルクメビウス 牡4 57.0 田中 博康
1 02 キングスエンブレム 牡5 57.0 福永 祐一
2 03 トランセンド 牡4 57.0 藤田 伸二
2 04   マルカシェンク 牡7 57.0 吉田 隼人
3 05 × ラヴェリータ 牝4 55.0 岩田 康誠
3 06   ダイショウジェット 牡7 57.0 柴山 雄一
4 07 × アリゼオ 牡3 56.0 C.ルメール
4 08   バーディバーディ 牡3 56.0 池添 謙一
5 09   トーセンブライト 牡9 57.0 勝浦 正樹
5 10   ヴァーミリアン 牡8 57.0 武 豊
6 11 × クリールパッション 牡5 57.0 津村 明秀
6 12 アドマイヤスバル 牡7 57.0 小牧 太
7 13 ダイシンオレンジ 牡5 57.0 川田 将雅
7 14   グロリアスノア 牡4 57.0 小林 慎一郎
8 15   マカニビスティー 牡3 56.0 M.デムーロ
8 16   オーロマイスター 牡5 57.0 吉田 豊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
条件戦ではスローも見かけるが、G1ではそうもいくまい。
特にスタート直後の位置取り争いはそれなりに熾烈。
信頼度
C
軸信頼
横一線の混戦模様ではあるが、ひとまず本命馬は信頼したい。
予想本文 

 好メンバーが揃ったジャパンカップから一転、弱体化したメンバーとなった今年のJCダート。
エスポワールシチーもスマートファルコンも不在で、外国馬の参戦に至っては全くない状況。
阪神の1800mとなったのはいいが、これではちょっと今後の先行きはやや不安ではある。

 本命馬は みやこSを見たときからキングスエンブレムに決めていた。
奇しくも兄ヴァーミリアンとの兄弟対決となった。
G1 9勝馬、兄弟対決もサカラートとの2度目という長く活躍している兄には敬意は表するが、現時点で最も勢いがあるのは弟のこの馬だ。
阪神コースに実績があり、道中我慢が利いて安定した末脚を持つ。
内枠のため包まれてしまう懸念はあるが、前走のレース振りをみればそれも杞憂になりそうで、まず大崩れはないだろう。

 対抗には昨年の2着馬シルクメビウス
ここまでメンバーが落ちれば当然の上位評価。
その末脚はメンバー随一で、特に2走前 門別でカネヒキリを置き去りにした姿は圧巻だった。
前走の敗戦はスマートファルコンが強すぎたのもあったが、この馬には辛い展開だった。
中央阪神でのG1のペースならまとめて差しきる地力がある。
問題は最内枠をどう捌くかがポイント。

 休養明けとはいえ、前走で大敗してしまったダイシンオレンジ
叩き2走目でどこまで変わってくれるかがカギとなるが、持ち前の粘りが戻れば先行脚質は他馬を出し抜けるチャンス。
人気もそれなりに落ち着きそうで狙いとしては旨味がある存在。
阪神ダートに好成績の鞍上も魅力。

 逃げに脚質転向してから2、2、1着のトランセンド
前走は鮮やかすぎる先行逃げ切り。
これは地力強化なしでは不可能な芸当。
外からのかぶせや絡まれるとモロそうな点からこの評価に留めてはいるが、ハナをとって36秒前半で上がれれば、おそらく後続はなす術はないだろう。

 古豪アドマイヤスバルは、勝ちきれないものの、連下に加えるべき堅実なレースぶりが持ち味。
特に今回、調教過程が素晴らしく、調子がすごぶる上向き。
このレースは高齢馬に優しくはないし、パンチに欠ける点も否めない。
しかし、今の状態なら入着どころか上位のかなりのところまで…との期待感もある。

 牝馬ならが不気味なのがラヴェリータ
前走大敗も、成績的に相性のいい岩田騎手に戻り、怖さが増した。
大レースで勝ててないので、もう一皮剥ける必要はあるが警戒は必要。

 クリールパッションの前走は落鉄に加え展開も不向き。
中央重賞での入着経験もあり、前走以外のここまでの好調さも踏まえれば、巻き返しはあってもおかしくはない。

 取捨に迷うアリゼオだが、正直今回のメンバーは強力とは言い難い。
いきなりのダートでもどうにかなってしまう可能性はある。
ただ、確かに血統的には絶対にダートは向くが、この馬は気性に難があるだけにダートに戸惑うようだと大敗の可能性ももちろんありえる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

02=01→13,03,12,05,11,07
(36点)

02=13→01,03,12,05,11,07
(36点)
 このメンバーならキングスエンブレム軸に迷いはない。
相手もシルクメビウス、トランセンドの3強構成の様相も濃いが、やはり逃げ馬トランセンドにはつけいる隙はあるとみて、ダイシンオレンジ、アドマイヤスバルを割り込ませる。
 すんなり1~3人気で決まった場合が怖いのだが、一応キングスエンブレム→シルクメビウス、キングスエンブレム→ダイシンオレンジでの3連単 2頭軸マルチ流しが基本線となる。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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