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2014年6月29日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 11  ▲ Bゴールドシップ   牡5 58 横山典  2:13.9  1
2[5] 5      カレンミロティック セ6 58 池 添  3      9
3[3] 3      ヴィルシーナ    牝5 56 福 永  1.1/4   8
4[4] 4      ヒットザターゲット 牡6 58 武 豊  クビ    12
5[2] 2      デニムアンドルビー 牝4 56 浜 中  ハナ    6
6[8] 12      フェイムゲーム   牡4 58 北村宏  クビ    7
7[6] 7  ◎  ウインバリアシオン 牡6 58 岩 田  3/4     2
8[1] 1  ☆  ホッコーブレーヴ  牡6 58 戸 崎  ハナ    5
9[5] 6  ○  ジェンティルドンナ 牝5 56 川 田  1.3/4   3
10[6] 8      トーセンジョーダン 牡8 58 内 田  1.1/4   11
11[7] 10  ☆  メイショウマンボ  牝4 56 武 幸  クビ    4
12[7] 9      ヴェルデグリーン  牡6 58 田 辺  4      10
  
払戻金 単勝 11 270円
    複勝 11 170円 / 5 810円 / 3 820円
    枠連 5-8 660円
    馬連 5-11 8990円 / 馬単 11-5 10210円
    3連複 3-5-11 57870円 / 3連単 11-5-3 251440円
    ワイド 5-11 2130円 / 3-11 2630円 / 3-5 9110円
  

感想と言い訳?!

 本命を外した瞬間から、完勝するんだろうなぁという予感はありましたが、案の定圧勝してみせたゴールドシップ。相変わらずスタートはもたつくものの、直線で掛かり気味に好位につけ、後はもういつもの横綱相撲でした。どうしてこれが他場でできないのか不思議で仕方ありません。逆に阪神、中山以外では買えないとも思える強さでした。

 さて、3強形成のウインバリアシオン、ジェンティルドンナはこれまた良いところなし。直線までに好位キープが必至の展開の中、あの位置ではどうにもなりません。結果、先行したカレンミロティックやヴィルシーナに先着を許す結果となってしまいましたね。

2014/6/29 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りの中距離戦。直線に坂があるとは言え、やはり先行有利で差し馬勢には苦しい。時計を要する馬場で、京都とは異なるイメージを持つ必要がある。天候は持ちこたえそうで良馬場見込み。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ホッコーブレーヴ 牡6 58.0 戸崎圭
2 02   デニムアンドルビー 牝4 56.0 浜中
3 03   ヴィルシーナ 牝5 56.0 福永
4 04   ヒットザターゲット 牡6 58.0 武豊
5 05   カレンミロティック セ6 58.0 池添
5 06 ジェンティルドンナ 牝5 56.0 川田
6 07 ウインバリアシオン 牡6 58.0 岩田
6 08   トーセンジョーダン 牡8 58.0 内田博
7 09   ヴェルデグリーン 牡6 58.0 田辺
7 10 メイショウマンボ 牝4 56.0 武幸
8 11 ゴールドシップ 牡5 58.0 横山典
8 12   フェイムゲーム 牡4 58.0 北村宏
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
少数頭ゆえ、それなりには流れるはず。 積極策が功を奏した03が再度ハナに立つか。元来逃げ馬ではないため、ある程度は落ち着く。
信頼度
B
ヒモ穴注意
上位陣には一定の信頼は置けそうだが、不安点もそれぞれにある。有力馬の自滅待ちの面も否めぬが、各馬にもチャンスは十分。
予想本文 

~ 上半期総決算 ~
 個人的には散々だった今年の成績。平穏に終わった3歳牝馬戦線以外はすべて不発に終わり、一区切りのここはしっかりとモノにしたいところ。グランプリとしては頭数的には寂しい12頭だが、出るべき有力馬は顔を揃えた。また外国人ジョッキー不在の影響も受け、有力馬の騎手替わりもあって、どのようなレースになるか興味深い一戦。

 ハーツクライ産駒旋風吹き荒れる中、悲願のG1タイトルにまだ手が届かないウインバリアシオン。そういう心情的な部分があることも否定はできない。しかし、付け加えておくと、宝塚記念は比較的そういうタイプの馬が戴冠しやすいレースでもある。2200mという距離はこの馬にとって微妙な長さではあり、脚質的にも先行する2強に後からの競馬でかわしきれるかにも不安はある。ただ、評価したいのはこの馬の大崩れしない安定感。不安要素はあるのは確かだが、しっかりと自分の競馬は全うしてそうで、軸馬としての本命抜擢ともいえる。

 海外レースを制し、今や牝馬ながら、格的には最上位といっていいジェンティルドンナ。オークス以来の川田騎手とのコンビで再始動となる。前走のドバイシーマCは、力でねじ伏せる圧倒ぶりだったとはいえ、右回りでは今ひとつ実績を残せていない。さらに気になるのは、2走前の京都記念での凡走。昨年3着だった状態から、衰えはないのかという懸念も残る。しかし、そんな疑念は不安をみじんも感じさせない追い切り見て解消した。牝馬らしからぬ力強い競馬ぶりには信頼が置けるし、ここで臆するような馬ではないはず。

 春天皇賞を2年連続で期待を裏切り、どうにも確実性に欠けるゴールドシップ。ただ、阪神コースにおいては5戦4勝、2着1回とほぼ完璧な実績。昨年は阪神大賞典を完勝、天皇賞を惨敗のパターンで、圧勝したこのレース。当然ながら前走の結果如何に関わらず、ここでは見直す必要はあるだろう。ただ、人気の面では、昨年と異なり旨味が少ない。一本かぶりというほどではないが、やはり鞍上人気も手伝い1番人気で迎えることだろう。その評価に異論はないし、昨年の再現があればそれはそれで喜ばしいことではあるが、馬券的には一歩引いてみたい。

 天皇賞・春で僅差3着と大いに自信をつけての参戦ホッコーブレーヴ。奥手の血統ようやく開花と思わせる今の充実ぶり。ただ、このレースは先行有利となる可能性が高く、後方一気の競馬では苦しい。一工夫は必要だが、今の状態なら期待感の方が先立つ。

 休養明け初戦なった大阪杯での大敗で暗雲が立ちこめたが、次走のヴィクトリアマイルCでしっかりと変わって見せたメイショウマンボ。阪神コースと、牡馬混合戦に実績がない点は大いに気になるところだが、このメンバーなら上位が乱れれば一角崩しは十分狙える位置。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

07=06
→11,01,10
(18点)
ウインバリアシオン、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ。ひとまずこの3強には一目を置かざるを得ない。それぞれ不安要素は抱えているが、その中ではウインバリアシオンを本命視。相手もジェンティルドンナ絞りたい。ゴールドシップは怖いし、3強決着も多分にありえるが、他馬の食い込みも十分見込めるはず。少数頭ゆえ、馬券戦略は難しいところだが、ウインージェンティルでの3連単2頭軸マルチで挑みたい。
2013年12月22日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6  ◎  オルフェーヴル   牡5 57 池 添  2:32.3  1
2[2] 4  ×  ウインバリアシオン 牡5 57 岩 田  8      4
3[7] 14  ▲ Bゴールドシップ   牡4 57 ムーア  1.1/2   2
4[6] 11      ラブイズブーシェ  牡4 57 武 豊  2.1/2   12
5[4] 7      タマモベストプレイ 牡3 55 和 田  クビ    16
6[2] 3  ×  カレンミロティック セ5 57 戸 崎  アタマ  6
7[3] 5      デスペラード    牡5 57 横山典  ハナ    7
8[7] 13  ×  トゥザグローリー  牡6 57 ルメー  2.1/2   13
9[6] 12      テイエムイナズマ  牡3 55 Mデム  1.1/4   15
10[1] 2  △  ヴェルデグリーン  牡5 57 田 辺  クビ    8
11[5] 10  ○  アドマイヤラクティ 牡5 57 ウィリ  2.1/2   3
12[4] 8      ラブリーデイ    牡3 55 蛯 名  1.1/4   14
13[8] 15      ナカヤマナイト   牡5 57 柴田善  1.1/2   10
14[8] 16      トーセンジョーダン 牡7 57 内 田  1/2     5
15[1] 1  △  ダノンバラード   牡5 57 川 田  7      9
16[5] 9      ルルーシュ     牡5 57 福 永  大差    11
  
払戻金 単勝 6 160円
    複勝 6 110円 / 4 250円 / 14 170円
    枠連 2-3 610円
    馬連 4-6 860円 / 馬単 6-4 1020円
    3連複 4-6-14 1420円 / 3連単 6-4-14 5240円
    ワイド 4-6 350円 / 6-14 250円 / 4-14 950円
  

感想と言い訳?!

 「・・・」もはや言葉を継げぬ圧勝劇でした。いや、むしろ圧巻すぎて笑いが止まりませんでした。本来、マクリ戦法をとるゴールドシップを並ぶ間もなく3コーナーでまくり上げ、直線前に先頭に入って突き放す。もはや他馬には為す術無く、2着争いなんて誰も見ていない8馬身差でした。 これまでにも多くの伝説を残した馬でしたが、最後にまたとんでもない伝説を残しましたねぇ。そして、この馬をして世界を制すること叶わなかった。すなわち、今後、この馬以上でなければ世界に通用しない。

 これまでも何度も述べましたが、母父メジロマックイーンに、父ステイゴールドに、兄ドリームジャーニーですよ。本当に感慨深いです。引退は惜しまれますが、果たせなかった悲願は、あなたの仔に託しましょう。お疲れ様でした。

 2着にはまたまたウインバリアシオン。オルフェーブルがいなかったら何気にG1勝ちまくってますよね。ゴールドシップの復活も見事でしたが、オルフェーブル以外見てませんでした。そんな中で、武豊騎手のラブイズブーシェ、タマモベストプレイの好走が光ってました。

2013/12/22 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りの5コーナーで、トリッキーなコースの上に加え、今の中山コースは時計がかかる。加えて前日までの雨の影響で、水を含む馬場。スピードよりも器用さとタフさを要求される。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ダノンバラード 牡5 57.0 川田 将雅
1 02 ヴェルデグリーン 牡5 57.0 田辺 裕信
2 03 × カレンミロティック セン5 57.0 戸崎 圭太
2 04 × ウインバリアシオン 牡5 57.0 岩田 康誠
3 05   デスペラード 牡5 57.0 横山 典弘
3 06 オルフェーヴル 牡5 57.0 池添 謙一
4 07   タマモベストプレイ 牡3 55.0 和田 竜二
4 08   ラブリーデイ 牡3 55.0 蛯名 正義
5 09   ルルーシュ 牡5 57.0 福永 祐一
5 10 アドマイヤラクティ 牡5 57.0 C.ウィリア
6 11   ラブイズブーシェ 牡4 57.0 武 豊
6 12   テイエムイナズマ 牡3 55.0 M.デムーロ
7 13 × トゥザグローリー 牡6 57.0 C.ルメール
7 14 ゴールドシップ 牡4 57.0 R.ムーア
8 15   ナカヤマナイト 牡5 57.0 柴田 善臣
8 16   トーセンジョーダン 牡7 57.0 内田 博幸
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
もともとスローになりがちなコース形態に加え、引く馬も見当たらない。必然的にペースは遅め。
信頼度
C
軸不動
軸不動も鉄板とまではいかない状態。だが、肝心の迎え撃つ他馬に頼もしさなく混戦気味。
予想本文 

 有馬記念ともなると通常ほとんどのメンバーはこれまでの実績をチェックせずとも頭に入っているクラスなので、通常は予想は楽だ。しかし昨年に続いて、今年もそうもいかないようだ。ジェンティルドンナはもちろん、エイシンフラッシュも急遽の引退。3歳主力陣もいない状態でグランプリと呼ぶには寂しいメンバーになった。オルフェーブルが有終の美を飾る舞台としての意味合いが強くなってしまったが、そう楽観できる状況でもない。

 私が最後に競馬場に脚を運んだのが、今年の大阪杯の阪神競馬場。そのオルフェーブルの完勝劇を目の当たりにして、この馬の国内次走が引退レースとなるとは、当時は想像すらしなかった。2年連続凱旋門賞2着。「世界」は簡単に勝たせてはくれなかったが、それでもこの馬がワールドトップクラスであることは認めさせることはできただろう。ムラ駆けのある馬なので、不安要素は確かにある。最大目標を終え、馬自身もテンションが下がってしまったかのような今ひとつな調教。今回のコース形態も決してこの馬向きではないだろう。それでもこの馬以外に◎を打つことはできない。私情を挟んで申し訳ないが、やはりそれすらも競馬なのだとも思う。幸いながらメンバーは弱体化。一本かぶり人気の中、絶対に負けられないプレッシャーが最大の敵となる。

 地味ながらG1でも上位実績を持つアドマイヤラクティ。今回は相手に恵まれ、最大のチャンスが巡ってきた。ここ2走の好走は言うに及ばず、このメンバーなら胸を張れる実績がある。だが、それよりも中山コースに対しても実績があるということことが大きな拠り所。また鞍上も前走から跨がっている点も好感。ただ、堅実な反面、パンチ力に欠け、勝ちきるイメージが沸かない点も否めない。

 ゴールドシップは最高速のスピードには限界がある。ロングスパートが可能なタフさを活かす競馬が身上なだけに、東京コースよりは今回の舞台の方が向いているのはあきらか。ただ、だとしても前走は負けすぎ。そろそろ見限りの声も聞こえつつあるが、この秋一連のG1レースでは、この馬に限らず、それまでの実績馬が大敗しているケースが目立っていた。そういう意味では東京から中山へ大きく舞台が変われば、あっさりの巻き返しありえるのではないか。また、今回からブリンカーを装着、さらに鞍上の乗り替わり。どちらに転ぶかはともかく、打てる手をすべて打ってきた陣営の意気込みも買いだ。

 天皇賞・秋で思わぬ大敗を喫したダノンバラードも巻き返す要素十分。スローペースが予想される今回のレース。そしてこの舞台だとやはり内枠先行馬は有利といえよう。右回りに変わるのも歓迎だし、先行有利の展開でゴール前混戦ともなれば、宝塚記念同様に上位食い込みもあるだろう。前走はさすがに負けすぎといえるが、逆に力負け以外の要素があったとも思え、引き続き要注意の存在。

 そのダノンバラードをオールカマーで破ったヴェルデグリーン。この1勝が初の重賞制覇となるが、とにかく調子は絶好といって良い状態。この勢いに加えて中山実績も豊富な背景を持つ。得意の中山とはいえ、差す競馬を身上とするので、今回のレースでは位置取りが重要となるが、中団につけることができれば、好結果を生み出せそう。

 休養明けを一叩きのウインヴァリアシオン。その結果は3着と上々ではあるが、この馬の力を考えれば、まだ十分とは言えぬ。長期明けだけに1戦だけでどこまで戻ってくるかだが、かつてオルフェーブルとは鎬を削った器。結局ずっと同馬の影を追うだけに終わったが、同期の花道に華を添えるどころか、最後の最後でリベンジする可能性もまだ秘めている。

 金鯱賞で重賞初制覇を成し遂げ、5歳ながら勢いのあるカレンミロティック。メンバー的にハナに立ってしまう可能性が高い点は微妙なところだが、底が割れていない分、楽しみは大きい。良くも悪くも今回のレースのカギを握りそうな存在で、後続馬に蓋をすることにでもなれば、自身の利だけでなく、レースそのものも相当な混戦となってしまうだろう。

 波乱があるならトゥザグローリーの激走か。この季節に走ることは周知の通りだし、有馬記念を2度3着している実績も光る。今年は不振といえる内容だが、鞍上の乗り替わりで大駆けムードが立ちこめてくる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

06
→10,14,01,02,04,03,13
(42点)
ここはどれだけ人気でもオルフェーブルの頭固定で勝負。この馬は負けるときは大敗までありえるだろうし、勝つか、派手に散るかの結果を望みたい。
2番軸は微妙なところで固定は危険。ひとまずはオルフェーブルの3連単1着ながしを本線。オッズ的には期待できないので、金額の強弱には気を配りたい。
2013年6月23日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 10  ◎ ゴールドシップ   牡4 58 内 田  2:13.2  2
2[4] 4  × ダノンバラード   牡5 58 川 田  3.1/2   5
3[8] 11  ▲ ジェンティルドンナ 牝4 56 岩 田  クビ    1
4[3] 3  ○ フェノーメノ    牡4 58 蛯 名  1/2     3
5[6] 6  × トーセンラー    牡5 58 武 豊  2      4
6[7] 8     ナカヤマナイト   牡5 58 柴田善  1.1/2   7
7[7] 9  × ローゼンケーニッヒ 牡4 58 ウィリ  クビ    8
8[6] 7     スマートギア    牡8 58 松 山  1.3/4   10
9[2] 2     タニノエポレット  牡6 58 浜 中  3.1/2   11
10[5] 5     シルポート     牡8 58 酒 井  ハナ    6
11[1] 1     ヒットザターゲット 牡5 58 福 永  1.1/2   9
  
払戻金 単勝 10 290円
    複勝 10 140円 / 4 370円 / 11 120円
    枠連 4-8 2560円
    馬連 4-10 5150円 / 馬単 10-4 6180円
    3連複 4-10-11 2910円 / 3連単 10-4-11 23420円
    ワイド 4-10 850円 / 10-11 210円 / 4-11 860円
  

感想と言い訳?!

 天皇賞・春惨敗の1番人気馬の巻き返しは今後トレンドとなるのでしょうか。昨年のオルフェーブルと同じく、ゴールドシップも鮮やかに復活を遂げました。正攻法とはいえないものの、スタートから前目につけ、他有力馬よりはやや早仕掛け程度という比較的、「普通」のレースぶりでした。力の違いで押し切る横綱相撲で、今後3強とはいわせない全くの完勝でした。

 他2強もきっちりこなしたが、ここに割って入ったのがダノンバラード。さすがの阪神巧者ぶりで、前日までの雨で力の要る馬場だったのも幸いしたのかもしれません。

 とにかく、ゴールドシップの頭固定、2、3着も2強に絞ったため、3連単を大きく仕留めることができました。ほんと助かりました。一時はどうなることかと… (ほっw)

2013/6/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りで直線は短い。当然ながらの先行有利も、直線の坂と展開次第では差しも届くはず。少数頭と地力差から、コース面での優劣はほぼ無視出来る状況。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ヒットザターゲット 牡5 58.0 福永 祐一
2 02   タニノエポレット 牡6 58.0 浜中 俊
3 03 フェノーメノ 牡4 58.0 蛯名 正義
4 04 × ダノンバラード 牡5 58.0 川田 将雅
5 05   シルポート 牡8 58.0 酒井 学
6 06 × トーセンラー 牡5 58.0 武 豊
6 07   スマートギア 牡8 58.0 松山 弘平
7 08   ナカヤマナイト 牡5 58.0 柴田 善臣
7 09 × ローゼンケーニッヒ 牡4 58.0 C.ウィリアムズ
8 10 ゴールドシップ 牡4 58.0 内田 博幸
8 11 ジェンティルドンナ 牝4 56.0 岩田 康誠
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
先行有利は各馬周知。逆にそれゆえ、後続馬も早めに動いてくる。
信頼度
C
巴戦
完全なる3強構成。頭数も少なくマルチ馬券も許さぬ絞り込みが必要か。
予想本文 

 オルフェーブルの回避は残念だが、代わって昨年秋のG1をわけ合った牡牝のチャンプの初対戦が実現した。牝馬はいうまでもなくジェンティルドンナ。牡馬はゴールドシップに加え、この馬に2戦2勝のフェノーメノ。今年のグランプリは4歳最強馬決定戦でもある一方で、ステイゴールドとディープインパクトの代理戦争となる種牡馬対決としても見どころがある。

 今回のレースは3強の中でどの馬を選択するかが最大のポイント。迷いはあったがゴールドシップの巻き返しに賭ける。天皇賞・春の5着はいくらなんでも負けすぎといっていい惨敗だった。この馬の特徴は強靱な心肺機能を活かした早い段階からのロングスパートが身上。菊花賞制覇を背景に、3200mという長丁場でもロングスパートを仕掛けたが、菊花賞とは異なる厳しい流れの中ではさすがに強引すぎた。決して度外視できる敗戦ではないが、少なくとも例外的な状況であったことは事実。直線短い内回りコースがどう出るかだが、ややマークも薄れる今回、他馬を出し抜くマクリ上げができれば、ねじ伏せることは可能なはず。他2強に比べ、上がりタイムの見栄えはよくない点は、この馬の競馬ぶりの特性によるものなので、特に気にする必要はない。

 どうしても3強の中では地味に映るフェノーメノ。だが、前走がG1初勝利とは思えぬ高い能力を持っている。どうしてもジャパンカップでジェンティルドンナにつけられた5馬身差がクローズアップされてしまうが、そう悲観するほどのことではなく、そこまで大きな差はないだろう。この馬は前目に位置していながら、かつ速い脚を使えるタイプで安定感に優れている。決して得意距離とはいえない天皇賞・春を制した勢いは大きい。出世が遅れただけに、余勢を駆って、一気の才能開花があっても驚けない。逆に不安もそこにあり、前走の激走の疲れや、再度の輸送競馬はやや気になるところ。

 無論、ジェンティルドンナの地力を軽視している訳ではない。むしろ地力・実績はNo1といっていいだろう。だが一方で、最も不安要素が多いのもこの馬だ。オルフェーブルを破ったJCは見事だが、結局、国内で牡馬、古馬を交えての勝利はこの1戦のみ。休養明けを挟んでドバイの2着も文句ない内容だが、海外競馬は良くも悪くもアテにならない。そこから間隔が再度空いていることも気になる。加えて、右回りはやや苦手としているのではないか?という懸念もある。とはいえ、どんなレースでも力を発揮してくる勝負強さ、先行しながら33秒台の切れる末脚を考えれば、その地力差で完勝してしまうことも十分あり得るだろう。圧勝と惨敗の背中合わせはまさに単穴候補だ。

 地力では3強はやはり抜けていると言わざるを得ない。ただ、3頭が3頭とも自身の競馬ができればよいが、そうすんなり決まることもなかなかに難しい。この一角が崩れた際に他馬の滑り込みが生じる。その筆頭にはダノンバラードを挙げておきたい。まだ重賞クラスの域を出ないが、パワー型で今の荒れた阪神コースは向くはず。ゴール前横一線の混戦になるようなら、脈はある。

 格下挑戦ながらローゼンケーニッヒも底知れぬ強さを感じる素質馬。折り合いに難があり、追い込みに近い差しを行う馬だが、その末脚には強烈なものがある。早い流れでも同じような脚が使えるかに疑問は残るが、底が割れている他馬よりは魅力がある。

 3強、3強と騒がれているが、トーセンラーを加えて4強といってもいいほど地力差は感じない。勝ちきれない面はあるが、G1含めた重賞戦線でこれだけ堅実に走れれば、当然、3強にほころびが出来た際の対抗最有力馬。オッズ的に旨味が少ないので、評価を落としたが、やはり押さえには入れておきたい一頭だ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸1頭1着ながし:

10
→03,11,04,09,06
(20点)

少数党の3強構成で、予想としてのポイントはこの3強の順位付けに尽きる。どれも一長一短で、一概に地力比較は難しい。最後には好みの問題ともなろう。単純には、ゴールドシップに負けていないフェノーメノを子供扱いしたジェンティルドンナこそ、最上位という構図が成り立つが、そう簡単にいかないのも競馬。時間も場所も変えた再戦はどう転ぶかわからないだろう。

このレース、「負けない馬券」を買うのは簡単だが、それではゲインが少なく、買わない方がマシだ。単勝気分で、頭は1頭固定で勝負。その頭には随分悩みもしたが、ゴールドシップを抜擢する。3連単1着固定ながしで勝負。

2012年12月23日(祝・日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良 サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13  ◎ ゴールドシップ   牡3 55 内 田  2.31.9  1
2[3] 6     オーシャンブルー  牡4 57 ルメー  1.1/2   10
3[5] 9  ○ ルーラーシップ   牡5 57 ウィリ  クビ    2
4[1] 2  × エイシンフラッシュ 牡5 57 三 浦  1.1/2   3
5[2] 3     スカイディグニティ 牡3 55 スミヨ  1/2     7
6[5] 10  △ ダークシャドウ   牡5 57 ムーア  ハナ    4
7[8] 15  ▲ ナカヤマナイト   牡4 57 柴田善  3      5
8[8] 16  × ルルーシュ     牡4 57 横山典  2.1/2   6
9[7] 14     ビートブラック   牡5 57 石橋脩  アタマ  8
10[4] 7     ダイワファルコン  牡5 57 北村宏  3/4     12
11[2] 4     アーネストリー   牡7 57 福 永  アタマ  14
12[1] 1     ローズキングダム  牡5 57 岩 田  1/2     13
13[4] 8  × トレイルブレイザー 牡5 57 武 豊  3.1/2   9
14[6] 12     オウケンブルースリ 牡7 57 田 辺  1.1/2   15
15[3] 5     ネヴァブション   牡9 57 田中勝  3/4     16
16[6] 11     トゥザグローリー  牡5 57 蛯 名  10      11
  
払戻金 単勝 13 270円
    複勝 13 130円 / 6 530円 / 9 140円
    枠連 3-7 3350円
    馬連 6-13 3730円 / 馬単 13-6 5200円
    3連複 6-9-13 4020円 / 3連単 13-6-9 24250円
    ワイド 6-13 1250円 / 9-13 240円 / 6-9 1360円
  

感想と言い訳?!

 出が悪くともマクリができるゴールドシップはあまり心配していませんでしたが、ほぼ祈りに近かったルーラーシップのスタートはあろうことか過去最悪レベルの大出遅れ。予想本文で書いたように、その時点でルーラーシップが馬券に絡むことはないだろうと覚悟しました。

 一方のゴールドシップもほとんど最後方での我慢の競馬。菊花賞とおなじく3コーナーから全力で手綱をしごきあがっていきました。有馬記念での大マクリはマヤノトップガンが思い出深いですが、それをも越えるある意味で「無茶な競馬」を敢行しました。

 果たしてゴール前ではいくつもの驚きがありました。急遽の乗り替わりで、馬券対象から外れたエイシンフラッシュの粘り、それを大マクリをかけながら、一旦減速後、再スパートで突き放したゴールドシップ。あれだけの出遅れながら、本命馬の動きとレースの流れが幸いしたか、ルーラーシップが間に合う。そして、今回無印にした馬の中で最も怖かったルメールが駆るオーシャンブルーが内を強襲。

 馬券は比較的無難なところで収まりましたが、その実、いくつもの予想外を伴い、色々な意味で見応えのある有馬記念となりました。

2012/12/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りの中山でのおなじみのトリッキーコース。コーナーが多く、時計を要し、力の劣る馬でも立ち回り次第で通用する。圧倒的に内枠先行馬が有利で、外からの強襲はかなり困難といえる。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ローズキングダム 牡5 57.0 岩田 康誠
1 02 × エイシンフラッシュ 牡5 57.0 デムーロ
2 03   スカイディグニティ 牡3 55.0 スミヨン
2 04   アーネストリー 牡7 57.0 福永 祐一
3 05   ネヴァブション 牡9 57.0 田中 勝春
3 06   オーシャンブルー 牡4 57.0 ルメール
4 07   ダイワファルコン 牡5 57.0 北村 宏司
4 08 × トレイルブレイザー 牡5 57.0 武 豊
5 09 ルーラーシップ 牡5 57.0 ウィリアムズ
5 10 ダークシャドウ 牡5 57.0 ムーア
6 11   トゥザグローリー 牡5 57.0 蛯名 正義
6 12   オウケンブルースリ 牡7 57.0 田辺 裕信
7 13 ゴールドシップ 牡3 55.0 内田 博幸
7 14   ビートブラック 牡5 57.0 石橋 脩
8 15 ナカヤマナイト 牡4 57.0 柴田 善臣
8 16 × ルルーシュ 牡4 57.0 横山 典弘
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
04、14の動向次第。
逃げ残りを目論み大きく引き離す可能性も。
信頼度
C
上位拮抗
一概に有力馬有利とも思えぬ情勢。波乱誘発する穴馬台頭もありうる。
予想本文 

 今年は3日開催のため、「今年で最後!」感はやや希薄ではある。加えてやはり今年のベストメンバーはジャパンカップだったのだろう。その1,2着馬、オルフェーブル、ジェンティルドンナが不在では、その敗者復活戦の様相も呈してはいるが、やはり今年最後のG1レース。有馬記念は一種独特の盛り上がりをみせてくれる。

 ハイレベル3歳世代の2冠馬ゴールドシップ。菊花賞後は放牧に出し、JCは回避した。そのJCではそれぞれ古馬と3歳牝馬の筆頭格が後続に大差をつけるデットヒートを見せた以上、3歳牡馬エースたるこの馬がここで無様な競馬をみせるわけにはいかないだろう。前走、菊花賞は京都コースの昇り坂で一気に最後方から先頭を伺う大マクリをみせ、持続力ある脚を活かしてそのまま押し切った。そして同じ中山コース開催だったもう1冠、皐月賞は他馬が外を選ぶ中、荒れた内をついての勝利だった。正直この馬の力を測りかねるところは、その大胆な戦法による勝利であるがゆえに、それが圧倒的地力差か、単なる奇襲としての作用が大きいのかの判断が難しい点にある。菊花賞後の2ヶ月の休養明け、ダービーでの5着敗戦も影を落としている事も否めない。だが、それでもこのメンバーなら、やはりその能力は最上位と判断せざるを得ない。

 ルーラーシップはどうにもあと一歩の競馬が続く。それだけにスタートの悪癖が惜しまれるところではあるが、ここ中山での有馬記念では、スタート失敗は致命的。もし、今回も出遅れるようなら、東京コースのように複勝圏内まで挽回を見せることは難しいだろう。それゆえに全幅の信頼が寄せきれない。ギャンブル要素も含むが、今度こそはスタートも大丈夫と信じての対抗格。問題のスタートさえ上手くいけば、この馬は一躍首位候補に躍り出るはずだ。中山コースをいなした実績も十分。これは本命馬にもいえることだが、4コーナーで先頭集団は絶対条件にはなりそう。その上で本命馬との叩き合いに持ち込めれば、念願の国内G1タイトルも見えてくるだろう。

 名は体を表すを地でいく中山巧者、ナカヤマナイト。中山では5戦、3,2,0.0の完璧な連対率を誇る。他場でのG1では着順的には大敗しているため、印象が薄いが、内容はそれほど悪くない。しっかりとした地力の上に基づいていることは見直さなければならない。もちろん中山連対パーフェクトとはいえ、今回が初のG1の舞台となるため、ここでその看板が露呈することも多分にありえる。ただ、それでもここでなら自分の競馬はしっかりとしてくれるだろうという点をくみ取った。

 JC4着は好走といえるが、それが距離適性を証明したともまだ自信がもてないのがダークシャドウ。後方からレースを進め、スタミナ温存の上、東京コースの長い直線を利して伸びた形は、やはり東京コースでこその馬といった印象をいっそう強くさせた。小回りコースを先行してのスタミナの削り合い勝負は分が悪いのではないか。ただ一方で、このコースではコーナーが多く息も入れやすい。スタミナと器用さが要求される展開とはなるが、持てる地力を踏まえればこのあたりの評価が妥当ではないだろうか。この馬にとってもそろそろこのあたりが正念場になってくる。

 エイシンフラッシュはムラ駆けが多いので、どうにも取捨が難しい。「人気薄で買い、人気で切る」が理想なのだが、それも今回は微妙なポジション。末脚に賭けるタイプだけに、決してこのレース向きではないはずだが、昨年はオルフェーブルの2着という健闘をみせた。今年は昨年のような展開にはなりにくそうだが、それでも天皇賞・秋を快勝した鞍上に戻る以上、馬券対象から外すことはできそうにない。有力馬が軒並み外枠の中、内枠を引き当てた点も後押し。

 今回最も穴人気しそうなのがルルーシュ。今夏ぐんぐんと力をつけ、ついには重賞制覇を成し遂げた。大外枠は不利には違いないが、先行できる点は強み。オープン戦ながら札幌日経OPのレベルは高く、好走の下地も有している。ただ、折り合いには難のあるタイプだけに長丁場では不安も残る。

 米国帰りのトレイルブレイザーも1考。調教過程ではあまりいい状態は伝えられてはいないが、なにぶん現時点の力が未知数。それまでの国内実績を顧みると、今回のメンバー相手なら、あっといわせる場面があっても驚けない実績がある。米国での経験がどこまで加味されているかが純粋に楽しみでもある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

13=09
→15,10,02,16,08
(30点)
決して堅いレースとは思えないし、不安要素も多分に含むが、それでもゴールドシップの本命には逆らえなかった。相手もルーラーシップと、最後だから守っているいるわけでもないのだが、無難なところに落ち着いてしまった。
3連単でも100倍もいかない低オッズになってしまうが、その分点数の絞り込みと金額で勝負したい。
旨味は本命馬の3着に賭け、ゴールドシップとルーラーシップ×2の2頭軸マルチながしで勝負。
(※余談だが、ルーラーシップの馬名に「船」の意味はないそうだ。)
2012年6月24日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[6] 11  △ オルフェーヴル   牡4 58 池 添  2:10.9  1
2[4] 7  ◎ ルーラーシップ   牡5 58 ウィリ  2      2
3[1] 2  ○ ショウナンマイティ 牡4 58 浜 中  1.1/4   6
4[1] 1  × ウインバリアシオン 牡4 58 岩 田  2      3
5[2] 4  × マウントシャスタ  牡3 53 川 田  ハナ    12
6[3] 6     エイシンフラッシュ 牡5 58 内 田  5      4
7[4] 8     アーネストリー   牡7 58 佐 藤  4      8
8[5] 10     ナカヤマナイト   牡4 58 柴田善  1.3/4   13
9[5] 9     ビートブラック   牡5 58 石橋脩  1.1/2   9
10[6] 12  △ フェデラリスト   牡5 58 蛯 名  3      7
11[2] 3     ヒットザターゲット 牡4 58 古 川  1.1/4   14
12[8] 15  ▲ トゥザグローリー  牡5 58 福 永  2      5
13[7] 13     モンテクリスエス  牡7 58  幸   3/4     16
14[7] 14  × ホエールキャプチャ 牝4 56 横山典  1.1/4   11
15[3] 5     スマイルジャック  牡7 58 田 辺  5      15
16[8] 16     ネコパンチ     牡6 58 江田照  6      10
  
払戻金 単勝 11 320円
    複勝 11 180円 / 7 170円 / 2 230円
    枠連 4-6 680円
    馬連 7-11 1010円 / 馬単 11-7 1760円
    3連複 2-7-11 3230円 / 3連単 11-7-2 11550円
    ワイド 7-11 520円 / 2-11 990円 / 2-7 650円
  

感想と言い訳?!

 オルフェーブルが勝つ場合のシナリオは、もっと強烈なものを想像してたのですが、あまりにもしれっと勝たれてしまいました。もっとも2馬身差なんですから、完勝なんですが、中団前目から内を通って抜け出すという、なんかこう・・・こういっては失礼なのでしょうが、この馬らしくない完璧な勝ち方でした。まぁ、とにかくも復活して、すこしホッとしました。

 ルーラーシップはやや外を回ったロスはあるが、オルフェーブルにあの競馬をされてはどうしようもありません。自身は文句ない内容だったと思います。3着ショウナンマイティの差し脚もさすがの一言でした。

 それにしても・・・春のオーラス◎-○で本線的中も、超安目・・・。
マウントシャスタが見せ場をつくった時はいい夢もみれましたが、泣いてもいいですか?(笑)

2012/6/24 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
直線の坂があるとはいえ、内回りコースであるがゆえに、やはり内枠先行有利。
G1レベルともなると、多少の速い流れは期待できるが、追い込み馬不利は否めない。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 × ウインバリアシオン 牡4 58.0 岩田 康誠
1 02 ショウナンマイティ 牡4 58.0 浜中 俊
2 03   ヒットザターゲット 牡4 58.0 古川 吉洋
2 04 × マウントシャスタ 牡3 53.0 川田 将雅
3 05   スマイルジャック 牡7 58.0 田辺 裕信
3 06   エイシンフラッシュ 牡5 58.0 内田 博幸
4 07 ルーラーシップ 牡5 58.0 ウィリアムズ
4 08   アーネストリー 牡7 58.0 佐藤 哲三
5 09   ビートブラック 牡5 58.0 石橋 脩
5 10   ナカヤマナイト 牡4 58.0 柴田 善臣
6 11 オルフェーヴル 牡4 58.0 池添 謙一
6 12 フェデラリスト 牡5 58.0 蛯名 正義
7 13   モンテクリスエス 牡7 58.0 幸 英明
7 14 × ホエールキャプチャ 牝4 56.0 横山 典弘
8 15 トゥザグローリー 牡5 58.0 福永 祐一
8 16   ネコパンチ 牡6 58.0 江田 照男
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
このレースなりの平均ペース。G1ゆえにスローはないだろうが、極端に速くもならない。
信頼度
C
上位拮抗
様々な路線からの参戦があり、地力比較は困難。 加えて、11の復権なるか、ならざるかの判断も要する。
予想本文 

 今年の古馬戦線はオルフェーブルが中心と思われていたが、まさかの前走大敗で思わぬ混戦模様を呈してきた。結局勝ち星のないまま、春のG1シリーズの締めくくり、宝塚記念を迎える。
勝ち負けはともかく、このファン投票1位のオルフェーブルがどのようなレースをみせるか、その点に注目が集まる。牝馬に3歳馬、海外遠征組も加わって、グランプリらしい多種多様なメンバーも揃い、レースとしても見応えがありそう。

 海外ではあるが、ようやくG1の戴冠を得たルーラーシップ。勢いにのって、さらに国内でもG1制覇へ期待したい。良血ゆえに早くから期待されながらも、G1ではいま一歩届かない。それでも重賞レベルでは勝利を積み重ねるため、期待を裏切るまででもない。この血統が奥手とも思えないのにもどかしい状況が続いたが、ようやくここにきて順調さを取り戻しつつある。特に前走の香港では強い競馬で、一皮剥けた印象を残した。その後の検疫で十分な調教ができない懸念があったが、軽めの調教だったとはいえ、そう不安もなさそう。心配された天候も回復し、良馬場で臨めるとなれば、少々人気でも食指が動く。以前はスタートが悪く、後方からのレースも多かったが、今の状態なら中団好位からのレースが運べそうで、この鞍上なら、全く不安もない。オルフェーブルの調子が上がらない今こそ最大のチャンスと捉えて欲しい。

 飛ぶ鳥を落とす勢いのショウナンマイティを対抗格に据える。本命に据えてもいいほどの強烈な末脚の破壊力がなんとも魅力的。4戦連続で阪神コースを経験し、いずれも連を確保している点は大きく評価したい。特にここ2走は特筆もので、大阪杯ではとても届かない位置からの大外強襲、鳴尾記念では完全にスローの競馬ながら、32.9の末脚で2着まで迫った。本来、阪神の内回り中距離は先行有利であり、追い込み馬には苦しい。その点で本命を譲ったが、それでもこれだけの結果を残せる点を評価した。G1の速い流れが必ず追い風になるとも言い切れない面もあるが、確実に差し込んでくるのは間違いないだろう。除外された安田記念でどれだけやれるか見たかったが、今の段階で十分上位を賑わす存在たり得る。

 時々の大ポカがあるので難しいところのあるトゥザグローリー。だが、気性的に大人になったのか、随分と折り合えるようになった。その成長ぶりが如実に表れたのが前走で、しっかりと先行して、スローペースを利してショウナンマイティを完封してみせた。レースに勝利したことよりもこの積極策で結果を残せたという事が大きい。今回、逃げ馬が数頭いるが、それでも先行有利は変わらないだろう。万一予想以上に速い流れなら控える事もできるわけで、この自在性は鞍上にとっても非常にやりやすいはず。後は外枠の不利をどう克服するかがポイントになる。

 衝撃の阪神大賞典から、次走に注目されたオルフェーブルだったが、まさかの大敗北。長距離レースだとか、展開だとかがまるで言い訳にならない大敗を喫してしまった。調整失敗をささやかれても仕方が無いほどの結果で、そのダメージは計り知れない。加えて体調というよりも、精神面での要因となれば、立て直しは相当に困難で、さすがに今回強気に推せない。
ただ、裏を返せば、気持ちさえ戻れば・・・という面も含んでおり、鞍上もここは正念場を迎える。何より陣営が出走を決めたという事実は大きく、恥ずかしいレースはしないとも言い切っている。敗因の一つと言われていたメンコも今回は外し、復活要素も多分にあり、取捨は本当に難しい。
軸にはできないが捨てきれず・・・中途半端ではあるが、やはり今回はこのあたりの評価が妥当なのではないだろうか。
1番人気でも順当であれば単勝1倍台でもあっただろうし、このオッズは逆においしいともとれる。

 これだけの良血ながら、実は地方馬の身を経験しており、船橋から地震の影響で園田へと転厩など変わった経歴を持つフェデラリスト。ここまで昇り詰めたG1の舞台でどこまでやれるかが楽しみな逸材。阪神と同じゴール前急坂のある中山巧者で、先行力も有しており、このレース向きの脚質。大阪杯以降となるのがやや気になるところだが、それを差し引いても近走の中距離レースでの充実ぶりは目を見はるものがあり、ここでの好走も十分に期待できそう。

 内枠を引いたことはよいが、やはり追い込み脚質は苦しいウインバリアシオン。だが、調教は絶好でこの鞍上なら展開に合わせた乗り方もしてくるだろう。勝ち星こそ少ないが、安定感は随一であることは忘れてはならない。やはり要警戒対象だ。

 ヴィクトリアマイルでようやくの初G1タイトルを手にした紅一点のホエールキャプチャ。牡馬混合のこの舞台では厳しいが、持ち前の先行力はここでも大きな武器となる。前走後も好調さをキープしており、まだ、この世代牝馬の古馬との力関係もはっきりしていない以上、一概に軽視できる存在とは言えない。

 さらに穴では軽量の3歳馬、マウントシャスタにも1票。NHKマイルでの失格の後、あっさり復帰戦を飾り、ダービーを回避して一気にここへステップアップ。さすがにこのメンバーでは厳しいだろうが、53キロで楽に先行できれば面白い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

07=02
→15,11,12,01,14,04
(36点)

07=15
→02,11,12,01,14,04
(36点)
混戦とはいえ、上位陣の力量はある程度信頼できる。ただ、その中での地力の優劣は甲乙つけ難く、加えての問題は、良くも悪くもオルフェーブルを意識しなければならない。それゆえ、3連単勝負の場合、軸の選定が最大のポイントとなる。やや迷いもあったが、ルーラーシップを本命に据え、相手をショウナンマイティ、トゥザグローリーとで2頭軸マルチながしで勝負したい。
相手はある程度はっきりしているので、選択は楽だろう。
ただ、無印にはしたが、アーネストリー、エイシンフラッシュらの人気馬も可能ならヒモに押さえておきたいところ。
2011年12月25日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[6] 9  ○  オルフェーヴル   牡3 55 池 添  2:36.0  1
2[4] 5      エイシンフラッシュ 牡4 57 ルメー  3/4     7
3[5] 7      トゥザグローリー  牡4 57 福 永  クビ    9
4[8] 14      ルーラーシップ   牡4 57 メンデ  3/4     11
5[6] 10  ▲  トーセンジョーダン 牡5 57 ウィリ  クビ    3
6[3] 3  X  ヒルノダムール   牡4 57 藤 田  3/4     8
7[1] 1  ◎  ブエナビスタ    牝5 55 岩 田  3/4     2
8[2] 2  △  ヴィクトワールピサ 牡4 57 デムー  ハナ    4
9[8] 13  X  レッドデイヴィス  セ3 55 武 豊  クビ    6
10[7] 12  X  アーネストリー   牡6 57 佐 藤  クビ    5
11[7] 11     Bジャガーメイル   牡7 57 四 位  1.1/2   12
12[5] 8      ローズキングダム  牡4 57 後 藤  2      10
13[4] 6      キングトップガン  牡8 57 柴田善  1.3/4   13
-[3] 4      ペルーサ      牡4 57 安藤勝  取消
  
払戻金 単勝 9 220円
    複勝 9 140円 / 5 490円 / 7 740円
    枠連 4-6 2500円
    馬連 5-9 3170円 / 馬単 9-5 3650円
    3連複 5-7-9 24290円 / 3連単 9-5-7 78260円
    ワイド 5-9 1020円 / 7-9 1660円 / 5-7 5630円
  

感想と言い訳?!

 3着圏内は絶対と思っていたブエナビスタがまさかの失速をしました。またも内でもがく状態に陥り、最後の最後で大敗を喫してしまいました。

 そして、世代交代を印象づける結果となったオルフェーブルの完勝劇。予想以上の超スローになり、くわえてやや出遅れ気味のスタートで道中では一時最後方。これでは連確保すら難しいのではと思われたのですが、恐ろしく強い馬ですね。着差以上に力の差を感じる勝利でした。間違いなく2012年はこの馬が中心となるでしょうね。

 超スローになり、時計的にマギレが生じやすくなったとは言え、エイシンフラッシュ、トゥザグローリーの2,3着も見事でした。私としてはこの2頭ともこのメンバーでは力及ばずと軽視し、思い切って切り捨てておりました。

 いやぁ、それにしてもほんとに惨敗といっていい惨憺たる結果でした。
ブエナビスタと心中してことを含め、ぐぅの音もでない完敗です。

2011/12/25 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
とにかく難解といっていい中山内回りの2500m。先行馬は圧倒的有利ではあるが、距離があるため、地力通りに決まることも多々ある。
少なくとも穴馬は先行できることが絶対条件。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ブエナビスタ 牝5 55.0 岩田 康誠
2 02 ヴィクトワールピサ 牡4 57.0 デムーロ
3 03 × ヒルノダムール 牡4 57.0 藤田 伸二
3 04   ペルーサ 牡4 57.0 安藤 勝己
4 05   エイシンフラッシュ 牡4 57.0 ルメール
4 06   キングトップガン 牡8 57.0 柴田 善臣
5 07   トゥザグローリー 牡4 57.0 福永 祐一
5 08   ローズキングダム 牡4 57.0 後藤 浩輝
6 09 オルフェーヴル 牡3 55.0 池添 謙一
6 10 トーセンジョーダン 牡5 57.0 ウィリアム
7 11   ジャガーメイル 牡7 57.0 四位 洋文
7 12 × アーネストリー 牡6 57.0 佐藤 哲三
8 13 × レッドデイヴィス セン3 55.0 武 豊
8 14   ルーラーシップ 牡4 57.0 メンディザ
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
Ms
ミドルスロー
確実性はないが、一応12がハナを切りそうな展開。
先行勢が少ないがそれなりにペースは上がりそう。
信頼度
C
実力伯仲
2強がいながらも他馬も強力で、そのくせ頭数少ない。
低オッズの中の絞り込みが必要で、馬券的な難易度はかなり高い。
予想本文 

 まさに今年の最後を飾るにふさわしい素晴らしいメンバーが揃ったグランプリ、有馬記念。
現役最強馬である女帝のラストランに3冠馬が最初で最後の戦いを挑む。取り巻き陣も脇役に甘んずるようなメンツではない。
ただ、いかんせん頭数は少なく、少数精鋭状態。このクリスマス決戦をオーラスの大勝負とするなら、穴を狙うよりも、金額をつぎ込む方向で臨んだ方がよいのかもしれない。

 最も信頼できるとの意で、3冠馬よりも女帝ブエナビスタのこれまでの実績を優先した。
なんといっても、このレースを2年連続2着の実績は、複勝圏内の連軸として圧倒的存在であり、否応ない説得力がある。一方で、やはり、この馬の場合、勝ちきれるのかという不安感がぬぐえないのは誰しもが考えるところ。そういう意味で、頭はオルフェーブル、連軸にブエナビスタとするのがセオリーではあり、それが単勝人気にも現れている。
しかし今回はそこを逆手にとって、きっちりこの馬が有終の美を飾っての引退となるとみる。
特に最内枠を引いたことに好感。ここからならある程度先行することは間違いなく、直線であっという間に突き放す事も可能なはず。

 対抗扱いではあるが、単候補としての要素の方が強い3冠馬オルフェーブル
それゆえ、下手をすると連も外してしまうリスクも持ち、危うさも秘める。これまでのように普通に乗れば勝てるという楽な相手ではない。短期放牧明けでの古馬との初対戦。しかも先行有利な小回り中山の内回りコース。少しの油断で、馬群から抜け出せなくなることも十分にありえる。
ただ、今回は幸い少数頭、加えて斤量も恵まれるわけで、もちろん地力はずば抜けている。
危険性をはらむとはいえ、一方で本命馬すら圧倒的に凌駕してしまう可能性だって秘めている。
クラシックは常に圧勝。差し一辺倒であることを気にしていたが、菊花賞では早めにまくって押し切り、最後は流す余裕もみせた。ここでも同様のレースができるなら、少々外を回る不利があっても力で圧倒してしまうかもしれない。

 トーセンジョーダンのジャパンカップは見事だった。ハイペースの中、後方から差しきった天皇賞・秋から一転、果敢先行してブエナビスタとのデットヒート。これは地力なくしてできない芸当で、相当の器とみていいだろう。昨年のこのレースは逃げての5着。今年の宝塚記念の大敗は多少腑に落ちないが、自在性があり、ペース不問で、どこからでも確実に切れる脚が使えるのは、大きな武器。こういう自由度の高い馬は騎乗そのものが大きく左右されるが、その点、昨年トゥザグローリーを3着に持ってきた鞍上なら頼もしい限り。

 昨年の覇者、ヴィクトワールピサの取捨が本当に難しい。不利があったとはいえ、復帰戦の前走は負けすぎ。本来、ドバイWC馬がこんな評価で甘んじててはいけないのだが、国内では大敗することはなかっただけに致し方ないともいえる。今回、好走することができなければ、黄信号がともる状況にもなるだろう。一方で、先行してこその馬でもあるので、前走のような後方からのレースになったことは度外視できる要素でもある。であるならば、内枠も引いたことだし、すんなり先行できるようなら、いきなり巻き返してくることも考えておくべき。

 人気がなければ…と思っていたが、やはりアーネストリーは皆が狙ってくるのは避けられないようだ。 見渡せば差し馬がずらり。先行馬有利が明白の中、単騎逃げが見込めるのは願ってもない展開。ハイペースで外枠発走だった前走からは、変わり身は相当見込めるはず。
ただ、ここまで人気するとやはどうしても躊躇してしまう。展開利は認めるが、現状上位陣とは少し差を感じる事も否めない。

 ヒルノダムールもここまでのメンバーが揃うと実績的にもさすがに一歩劣ってしまうが、確実に差し込める末脚はやはり連下には脅威。凱旋門賞からの国内復帰第一戦でどこまでやれるかは楽しみでもあり、オッズ的には旨味もある。2、3着あたりまでの突っ込みはあっても驚けない。

 復帰戦を鮮やかに勝利してみせたレッドデイヴィス。古馬陣はブエナビスタとの勝負付けは済んでしまっている。その点では3冠馬に土をつけた馬として、未知の伸びしろがある分、押さえる必要はありそう。前走の内容も地味ながら無視できないかなり秀逸なもの。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

01=09
→10,02,12,03,13
(30点)
 本当にすべての馬に印を打ちたいほどの好メンバー。明日には結果がわかってしまうのがもったいないと思うほど。
それだけの一流馬が集ったとはいえ、ブエナビスタ、オルフェーブル、トーセンジョーダン、ヴィクトワールピサはさらにもう一段上のレベルに位置するとみている。つまりはおそらくはこの4強での戦いが濃厚というのが見解。極めて無難な予想となるが、それほど奇をてらうのが難しい状況だ。
ただ、いかんせん中山内回りの2500m。ここに食い込む余地がないわけではないし、それができうるメンバーも揃っている。
その点ではどの馬も魅力があり、買いたいのも山々なのだが、この低オッズの中、ばっさり割り切って切れる覚悟は不可欠。
一応、3連単、ブエナビスタ、オルフェーブルの2頭軸マルチながしとはするが、金額の偏りや点数の削減も必要だろう。
2011年6月26日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  △ アーネストリー   牡6 58 佐 藤  2:10.1  6
2[4] 8  ◎ ブエナビスタ    牝5 56 岩 田  1.1/2   1
3[2] 4  X エイシンフラッシュ 牡4 58 安藤勝  ハナ    3
4[5] 9  ▲ ローズキングダム  牡4 58 ウィリ  1/2     5
5[2] 3  △ ルーラーシップ   牡4 58 横山典  3.1/2   2
6[4] 7     ハートビートソング 牡4 58 秋 山  3/4     10
7[6] 11  X ダノンヨーヨー   牡5 58 北村友  アタマ  11
8[8] 15     トレイルブレイザー 牡4 58 小 牧  クビ    16
9[7] 13     トーセンジョーダン 牡5 58 ピンナ  ハナ    9
10[5] 10     ドリームジャーニー 牡7 58 池 添  1.3/4   7
11[8] 16     ビートブラック   牡4 58 武 豊  1/2     12
12[6] 12     シンゲン      牡8 58 藤 田  3/4     13
13[7] 14  ○ トゥザグローリー  牡4 58 福 永  クビ    4
14[1] 1     ナムラクレセント  牡6 58 和 田  5      8
15[3] 5     フォゲッタブル   牡5 58 川 田  1.1/4   14
16[3] 6     アサクサキングス  牡7 58 浜 中  9      15
  
払戻金 単勝 2 1360円
    複勝 2 240円 / 8 120円 / 4 160円
    枠連 1-4 970円
    馬連 2-8 1660円 / 馬単 2-8 4740円
    3連複 2-4-8 2020円 / 3連単 2-8-4 17480円
    ワイド 2-8 450円 / 2-4 690円 / 4-8 290円	
  

感想と言い訳?!

 G1級の力を有しながら、なかなかタイトルに恵まれず、善戦マンに終始していたアーネストリーが見事に戴冠しました。決してスローではない流れで、ハナに固執せず、つかず離れずのこの馬に最も適した絶妙の逃げっぷりでした。内枠だったことも利して、スムーズにコーナーも回れました。それでも並の馬なら直線で差されるところをさすがに実力馬。きっちりブエナビスタ以下を1馬身差を残しての勝利を得ました。

 またしても…の2着となったブエナビスタですが、よくもまぁ、あの位置から差し込めるもんだと逆に感心してしまう内容でした。勝ち切れぬもどかしさはあるものの、引き続き軸信頼度としてはかなり高いと言わざるを得ません。

 3着には人気を嫌ってやや評価をさげてしたエイシンフラッシュ。天皇賞・春での復調は本物でした。 逆に大きく狙ったローズキングダムは続く4着。このあたりは実力的にも紙一重だっただけに、展開や騎手の力量がモノをいったような感もあります。
そんな中、やはりトゥザグローリーの大敗はやはり気になりますね。

2011/6/26 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
G1レースでありながら、内回りコースであることが 特徴。かといって追い込み馬が一概に不利ともいえない。
天候微妙で、加えて坂のあるコースだけにパワーもそれなりに要求される。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ナムラクレセント 牡6 58.0 和田 竜二
1 02 アーネストリー 牡6 58.0 佐藤 哲三
2 03 ルーラーシップ 牡4 58.0 横山 典弘
2 04 × エイシンフラッシュ 牡4 58.0 安藤 勝己
3 05   フォゲッタブル 牡5 58.0 川田 将雅
3 06   アサクサキングス 牡7 58.0 浜中 俊
4 07   ハートビートソング 牡4 58.0 秋山 真一郎
4 08 ブエナビスタ 牝5 56.0 岩田 康誠
5 09 ローズキングダム 牡4 58.0 ウィリアムズ
5 10   ドリームジャーニー 牡7 58.0 池添 謙一
6 11 × ダノンヨーヨー 牡5 58.0 北村 友一
6 12   シンゲン 牡8 58.0 藤田 伸二
7 13   トーセンジョーダン 牡5 58.0 ピンナ
7 14 トゥザグローリー 牡4 58.0 福永 祐一
8 15   トレイルブレイザー 牡4 58.0 小牧 太
8 16   ビートブラック 牡4 58.0 武 豊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
SM
スローミドル
逃げ、追い込みの極端な脚質は少なく、縦長になりやすいコース形態だが、比較的団子状態で進みそう。
信頼度
C
上位拮抗
それほど荒れるレースでもないので、ある程度、地力上位馬で決まるとみるが、その優劣が明確につけにくい情勢。
予想本文 

 春のG1総決算となるグランプリレース、宝塚記念。
それなりに豪華な顔ぶれではあるが、どちらかといえば期待に応えられなかった馬の雪辱戦の様相を呈している。勝ち抜けされた馬への秋に挑むためにも、ここは盛り上げて欲しいところ。

 前走、勝たなければならないレースを落としたブエナビスタ
ドバイでの大敗とあわせ、やや勢いに陰りがみられる情勢となってきた。だが、前走については、アパパネの先行力を見誤った感もあり、最後方からはしっかり追い上げてはおり、まぁ、仕方がないともいえる結果だったともいえる。
一方、ここのところズブくなってきたのか、あるいはそういう作戦なのか、かなり後方から追い上げるレースが続いているのは少し気に掛かる。昨年このレースで2着した際も先行してのものであるし、内回りである以上、後方から差し込むにはコーナー途中からのまくりが必要。その辺はあまり器用なタイプでもないだけに、先行して力で押し切る正攻法がよさそうに思える。
ただ、なんといっても国内では3着以下を外していない馬。これだけ2着が続くとさすがに勝ちきるまでには自信を持てないが、多少でも人気が落ちてくる今なら絶対的に軸馬筆頭だ。

 天皇賞・春の1番人気に応えられなかったトゥザグローリー。充実一途の今なら折り合い懸念も少ないとみていたが、騎手の手替わり、長距離のスローペースなどが影響したのか、まるでレースにならなかった。ここは巻き返しの一戦となる。逆に後のない一戦ともいえ、一度目は許されてもここで再度大敗するようならしばらくG1の舞台は厳しいかもしれない。だが、京都記念、日経賞の連勝ぶりから、適距離で再び見直したいところ。
今回のメンバー構成なら比較的先行してレースを運べるはずで、その辺は有利に働きそう。

 現4歳馬は高レベルがごろごろいて、このレースでも主勢力となっている。
互いに勝ったり負けたりでドバイを制したヴィクトワールピサを含めてもまだ絶対的な王者は不在と言っていいだろう。実力差が僅かなら当然により人気薄の方が旨味があり、そういう意味では前走好走したエイシンフラッシュよりも、勢い盛んなルーラーシップよりも、ローズキングダムの方が気にかかる。
すでに日本で十分すぎる実績のあるウイリアムズ騎手を鞍上に迎え、逆襲に転じる。
JC馬だが、降着の恩恵に預かったものでもあり、このあたりですっきりとした形での戴冠を目指したいところだ。

 4歳馬以外の古馬ではやはりアーネストリー。この馬も地味ながら本命馬と負けず劣らずの堅実ぶりで大レースでも3着圏内への信頼感は高い。こと中距離での地力は現役屈指で、休養明けの金鯱賞をまずますの3着で終え、叩き2走目の上積みを持って昨年3着のこのレースに再度挑む。
また、今回の場合は、おそらくはハナに立つであろう展開が予想される。逃げる戦法はこの馬にとっては諸刃の剣ともいえる危うさも秘めるが、うまく内枠を利し、レース全体のペースをコントロールできれば流れ込みは十分考えられる。あるいは持ち前の先行力を活かしてそのまま逃げ切ることもないことではない。

 昨年の有馬記念では重い印を打ったルーラーシップ。その時は6着と善戦どまりだったが、国内重賞2連勝。ここに来て一気に主役候補に躍り出てきたわけだが、そうなると逆に買いにくくなるのが、難しいところ。
ドバイでは折り合いがつかず期待に応えること叶わずだったが、その直後の前走で重馬場での致命的な出遅れを挽回しての勝利はまさに良血開花を裏付けするものであった。まだG1タイトルは手にしていないが、そろそろ頃合いという雰囲気が漂う。

 調教で猛アピールのエイシンフラッシュ。現状絶好調であることは誰の目にもわかるところ。
ダービー馬でもあり、十分にその実力は認められたものではあるが、やはり前走、天皇賞・春での好走での人気は大きく。ここに来てグッと注目を集めることになった。無視できない実力馬だが、この人気に加え、後方から差し込むタイプでもあるだけに、敢えて押さえ程度が妥当なところか。

 今回は、極端な波乱はないと見ているが、穴っぽいところでは、ダノンヨーヨー
安田記念で絶対の信頼を寄せて裏切られたわけだが、出遅れたあったとしてもやや負けすぎの感。
今回、距離が伸びるが、実はこのくらいの距離の方がレースがしやすいのではという思いがあり、この路線変更はマイナス面よりも新味が出る可能性もあるとみる。
ほぼ主戦騎手といっていい北村騎手に戻り、その執念も怖いところ。

馬券と総評
推奨馬券 総評

3連単

軸2頭マルチ:

08=14
→09,02,03,04,11
(30点)

08=09
→14,02,03,04,11
(30点)

年齢的な衰えを加味したドリームジャーニーは外したものの、概ね人気上位馬での決着を予想する。
それゆに絞り込みが必要なため、その順序づけが重要となる。
軸としての安定感ではやはりブエナビスタが群を抜く。この馬を中心に、4歳馬が相手を務めるという構図。
主力馬の実力差はほとんどないといっていいほどの差。ならば人気的に旨味のある天皇賞・春で折り合いを欠いて大敗したトゥザグローリーとローズキングダムにウェイトを置きたい。
馬券はブエナビスタから相手をトゥザグローリー、ローズキングダムで3連単 2頭軸マルチ流し。
2010年12月26日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  △ ヴィクトワールピサ 牡3 55 デムー  2:32.6  2
2[4] 7  ◎ ブエナビスタ    牝4 55 スミヨ  ハナ    1
3[6] 11     トゥザグローリー  牡3 55 ウィリ  クビ    14
4[7] 14     ペルーサ      牡3 55 安藤勝  3/4     3
5[2] 4     トーセンジョーダン 牡4 57 三 浦  1.1/2   7
6[3] 5  ○ ルーラーシップ   牡3 55 ルメー  クビ    6
7[5] 10  ▲ エイシンフラッシュ 牡3 55 内 田  アタマ  5
8[1] 2     ネヴァブション   牡7 57 後 藤  2.1/2   12
9[5] 9  X ダノンシャンティ  牡3 55 ベリー  1.1/2   10
10[2] 3     フォゲッタブル   牡4 57 岩 田  クビ    13
11[7] 13  X オウケンブルースリ 牡5 57 横山典  1/2     8
12[4] 8     メイショウベルーガ 牝5 55 蛯 名  クビ    9
13[6] 12  X ドリームジャーニー 牡6 57 池 添  アタマ  4
14[8] 15  △ レッドディザイア  牝4 55 四 位  1.1/4   11
15[8] 16     ジャミール     牡4 57 福 永  アタマ  15
-[3] 6     ローズキングダム  牡3 55 武 豊  取消
  
払戻金 単勝 1 840円
    複勝 1 200円 / 7 110円 / 11 1260円
    枠連 1-4 480円
    馬連 1-7 550円 / 馬単 1-7 1640円
    3連複 1-7-11 11610円 / 3連単 1-7-11 60770円
    ワイド 1-7 270円 / 1-11 5680円 / 7-11 2430円
  

感想と言い訳?!

 先行にかなり有利な流れになったとはいえ、見事にヴィクトワールピサがハナ差を制し、グランプリホースとなりました。
ジョッキーの仕掛けも絶妙で追い技術もさすがでした。
一時はこの世代の実力に疑問を持っていた私ですが、ローズキングダムに続いての3歳馬の古馬G1勝利で疑う余地はなくなりましたね。

 2着には女王、ブエナビスタ。
さすがの貫禄です。敗れはしたものの本当に頭の下がる強さでした。
まだまだこの馬の時代は続きそうです。

 3着に波乱を起こしたトゥザグローリー。
前走だけではなんとも判断できなかったのですが、この馬もこれから伸びそうな3歳馬です。
フロック介在の余地のない展開でしたから、この結果は額面通りの実力と受け取っていいと思います。

…それにしても外国人ジョッキーばかりですね。(笑)

2010/12/26 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
小回りの5つのコーナー。
起用さが要求されるコースだが、距離があるだけに地力があればどうにかなる。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ヴィクトワールピサ 牡3 55.0 M.デムーロ
1 02   ネヴァブション 牡7 57.0 後藤 浩輝
2 03   フォゲッタブル 牡4 57.0 岩田 康誠
2 04   トーセンジョーダン 牡4 57.0 三浦 皇成
3 05 ルーラーシップ 牡3 55.0 C.ルメール
3 06 取消 ローズキングダム 牡3 55.0 武 豊
4 07 ブエナビスタ 牝4 55.0 C.スミヨン
4 08   メイショウベルーガ 牝5 55.0 蛯名 正義
5 09 × ダノンシャンティ 牡3 55.0 F.ベリー
5 10 エイシンフラッシュ 牡3 55.0 内田 博幸
6 11   トゥザグローリー 牡3 55.0 C.ウィリア
6 12 × ドリームジャーニー 牡6 57.0 池添 謙一
7 13 × オウケンブルースリ 牡5 57.0 横山 典弘
7 14   ペルーサ 牡3 55.0 安藤 勝己
8 15 レッドディザイア 牝4 55.0 四位 洋文
8 16   ジャミール 牡4 57.0 福永 祐一
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
SM
スローミドル
行く馬が不在の状況。
内枠1もできれば、ハナは避けたいところか。
信頼度
C
ヒモ混戦
軸信頼もヒモ相手が接戦。
オッズ的に絞り込む必要もあり、意外に難易度は高い。
予想本文 

 ローズキングダムが直前になり回避し、15頭になった今年のグランプリ。
メンバーを見渡して思うことは、生産のほとんどが社台ファームとノーザンファームだということ。
そして、グランプリらしく、名だたる名馬が揃ったが、特定の騎手が「お手馬」として乗り続けていることがないということ。
どれも時代の流れなのかもしれない。

 JCを完勝したブエナビスタ
しかし、あえなく降着になり、秋G1 3連覇ボーナスをふいにしてしまった。
G1での2度の降着は実にもったいないが、それでも海外レースも含め3着以下なしで実質歴代最強馬ともいえる素晴らしい成績。
なんといっても、この馬のよいところはずば抜けた瞬発力。
好位からあっという間に抜け出せる力があるからこそ、安定した成績につながる。
波乱の起きやすい小回り中山コースではあるが、一瞬で抜けるキレがあるだけに直線が短くてもそう問題ではない。
この馬を外すことは、アクシデントを期待することを意味するだけに、今更、逆らう意味も全くない。

 軸は不動としても、以降は非常に難しい。
今後の期待を込めてルーラーシップはどうか。
昨年は兄フォゲッタブルにも期待したが、今年は今ひとつ。
もちろんこの弟はまだまだ実績不足。
早くからクラシック候補と騒がれ、順調度を欠いてしまったが前走を完勝できたことで上げ潮ムード。
ローズキングダム、エイシンフラッシュ、ヴィクトワールピサ、ダノンシャンティ、ペルーサ、ヒルノダムール…
今年の3歳世代はとにかく粒揃いで、実力差も非常に接近している。
そしてこのルーラーシップもそれに加えることができる地力は十分にある良血馬。

 前走JC8着とはいえ、大混戦の中で着順ほど負けてはいないエイシンフラッシュをもう一度。
やはり、このレース後方待機馬は圧倒的に不利。
先行もできる自在性があることは大きな武器。
繰り返すが3歳世代の実力差は均衡している。
ならば、人気あるヴィクトワールピサやペルーサよりもこちらを狙いたい。

 同様に人気的にはレッドディザイアをこの扱いでいいのかと問いたくなる。
確かに海外帰りできついローテーション、しかも外枠。
買いの要素は非常に少ない。
だが、ここまで人気が落ちるなら話は別。
ブエナビスタには一歩譲るが常に接戦を演じ続け、海外でも決して大敗はしなかった。
厳しい戦いになるのは承知の上だが、それでもどうにかしてしまいそうだけに警戒が必要。

 有力馬がほとんど差し、追い込みという中で、ほぼ唯一の先行馬であるヴィクトワールピサ
ましてや内枠を引いたことでさらにやりやすくなった。
海外では振るわなかったが、国内でならその地力はトップクラス。
ただ、いかんせん人気もそれなりに絶大。
展開が向くのは事実だが、ハナを切る展開になると、逆に飲み込まれる怖さもある。

 昨年の覇者ドリームジャーニー
休養明けではあるが、グランプリだとやはり怖い。
小回りでもしっかりとした末脚が使える確かさがある。

 本来ならもっと評価を高くしていいオウケンブルースリ
ただ、追い込み馬がこのレースで好走するにはかなり厳しい。
実は近年追い込み馬がからんでもいるのだが、今年のメンバー構成ならそれもなさそう。
ただ、鞍上が横山典ジョッキーに変わっただけに、外すこともできない。

 後一頭、どうしても切りきれなかった馬にダノンシャンティ
骨折明けはわかってはいるが、仕上がり具合がよさそう。
大きな馬体重増減がなければ、押さえておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

1着ながし:

07→06,10,15,01,12,13,09
(42点)

 軸不動のブエナビスタとはいえ、実は群を抜いた地力というわけではない。
1、2着への信頼感が群を抜いているという見方。
現にナカヤマフェスタやドリームジャーニーなどに不覚をとったこともある。
つまり、東京コースならともかく、中山なら他馬が出し抜く可能性も否定できない。
そのため、3連単の場合、2着の場合のオッズが気になるが、正直手を広げすぎるのは得策ではない。
3着はほぼないだろうと考え、1・2着までを想定しておきたい。

 ただ、買い方は実に多彩なパターンが検討できる情勢。
しかも、おそらく配当はそれほど期待できない。
一応ここでは3連単、ブエナの1着ながしを推奨とする。
これを基本線として、本線となるところ数点を厚めに買い増ししておきたい。

2010年6月27日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 晴・稍重
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[8] 17      ナカヤマフェスタ  牡4 58 柴田善 2:13.0  8
2[4] 8  ◎  ブエナビスタ    牝4 56 横山典  1/2    1
3[1] 2  ○  アーネストリー   牡5 58 佐 藤  1/2    3
4[8] 18  X  ドリームジャーニー 牡6 58 池 添  1/2    4
5[2] 3      ネヴァブション   牡7 58 後 藤  1     12
6[6] 12      メイショウベルーガ 牝5 56 幸     クビ   13
7[2] 4      スマートギア    牡5 58 和 田  1.1/2  14
8[5] 10  ▲ Bジャガーメイル   牡6 58 ウィリ  ハナ   2
9[3] 5      ナムラクレセント  牡5 58 小 牧  クビ   9
10[7] 13  △  フォゲッタブル   牡4 58 蛯 名  クビ   6
11[1] 1  X  イコピコ      牡4 58 岩 田  2.1/2  11
12[4] 7      マイネルアンサー  牡6 58 川 田  ハナ   15
13[5] 9      ロジユニヴァース  牡4 58 安藤勝  クビ   5
14[6] 11      トップカミング   牡4 58 浜 中  クビ   16
15[8] 16  X  アクシオン     牡7 58 藤 田  1.1/2  10
16[3] 6  △  セイウンワンダー  牡4 58 福 永  1.3/4  7
17[7] 14      マキハタサイボーグ セ8 58 太 宰  5     17
-[7] 15      コパノジングー   牡5 58 藤岡佑  取消
  
払戻金 単勝 17 3780円
    複勝 17 710円 / 8 120円 / 2 200円
    枠連 4-8 780円
    馬連 8-17 5150円 / 馬単 17-8 16990円
    3連複 2-8-17 7920円 / 3連単 17-8-2 77160円
    ワイド 8-17 1580円 / 2-17 2870円 / 2-8 330円	
  

感想と言い訳?!

 ブエナビスタの勝利と思いきや、まさかの大外強襲でナカヤマフェスタが勝利をかっさらった。
ブエナビスタ以降もアーネストリー、ドリームジャーニーと続いているだけに、もちろんフロックとはいえません。

好走することの可能性はまだありましたが、まさか勝利するまではさすがに想定外でした。
参りました。

2010/6/27 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
連日の雨で重馬場予想。
まだ開幕2週目で馬場そのものは良好。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 × イコピコ 牡4 58.0 岩田 康誠
1 02 アーネストリー 牡5 58.0 佐藤 哲三
2 03   ネヴァブション 牡7 58.0 後藤 浩輝
2 04   スマートギア 牡5 58.0 和田 竜二
3 05   ナムラクレセント 牡5 58.0 小牧 太
3 06 セイウンワンダー 牡4 58.0 福永 祐一
4 07   マイネルアンサー 牡6 58.0 川田 将雅
4 08 ブエナビスタ 牝4 56.0 横山 典弘
5 09   ロジユニヴァース 牡4 58.0 安藤 勝己
5 10 ジャガーメイル 牡6 58.0 C.ウィリ
6 11   トップカミング 牡4 58.0 浜中 俊
6 12   メイショウベルーガ 牝5 56.0 幸 英明
7 13 フォゲッタブル 牡4 58.0 蛯名 正義
7 14   マキハタサイボーグ セン8 58.0 太宰 啓介
7 15   コパノジングー取消 牡5 58.0 藤岡 佑介
8 16 × アクシオン 牡7 58.0 藤田 伸二
8 17   ナカヤマフェスタ 牡4 58.0 柴田 善臣
8 18 × ドリームジャーニー 牡6 58.0 池添 謙一
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
02は必ずしもの逃げ馬でなく、スローに落とすことは必至。
信頼度
C
ヒモ荒れ要素あり
本命馬の軸は堅そうで、実績馬出決まる公算だが、思わぬ馬の好走はないとは言えない展開。
予想本文 

 レッドディザイアの回避は残念だが、それなりにG1ホースが揃い、グランプリらしくはなった。
京都記念の1~3着が主力を形成する今年の宝塚記念。
ジャガーメイルが天皇賞馬になったことにより、いずれもがG1ホース。
この対決には興味が持てる。
ただ、京都記念とこの宝塚記念、距離こそ同じではあるが、コースや時期、レース性質も異なるため、あまり連動性はない。
当日の馬場も芳しくはなさそうだし、新興勢力もなかなかの実力馬が揃った。
このレースの結果次第では、また秋には混戦模様が展開されることになるかもしれない。

 古馬になり、牡馬混合戦、果ては海外レースを経験しても全戦3着以下なし。
ブエナビスタのこの実績にケチをつける余地はない。
今さらの牝馬限定戦だった前走のヴィクトリアマイル、当然必勝を要求されたが、なんとかギリギリでの勝利となった。この結果をどうとるかではあるが、ウォッカでさえ敗れたことを考えると、まずは勝ちきった事を素直に評価したい。
また、マイルの忙しい流れも、決して苦手ではないが得意ともいえないだけに、及第点ではなかろうか。
そして今回、再度の牡馬との混合戦G1。
この馬の使命として古馬G1は制しておく必要はあるだろう。
地力的には申し分ないが、今回は展開がやや気になるところ。
馬場が渋化の懸念のある中、さらに間違いなくスローペース予想。
自在性があるのでさほど心配はないが、先行馬の前残りには注意する必要があり、かつ後方待機馬にも気を遣う1番人気特有のプレッシャーにさらされることにはなる。
ただ末脚は確実なので、前目中団からの競馬ができれば、複勝圏内は確実。

 対抗にアーネストリーを指名してみる。
今回、先行馬はかなりのアドバンテージがある。
有力馬は軒並み末脚勝負型。 逃げ馬不在の上、阪神、内回りコースで馬場も重。
できればロジユニバヴァースを先に行かせる展開になれば、好勝負はかなり期待できるはず。
佐藤哲騎手・逃げに近い先行馬・そして宝塚記念といえば、やはりタップダンスシチーを意識してしまう。 また、加えてこの馬はグラスワンダー産駒。 奇しくも本命馬ブエナビスタの父、スペシャルウィークとの激戦をもフィードバックさせる。
父が圧勝したこのレースで、同じくパワー型のアーネストリーにとっては、今回は絶好の舞台となる。 ただ、それゆえなのか、3番人気はやや見込まれすぎかなという印象も受ける。

 いつか必ずG1をとると見込んでいたジャガーメイルは、見事に天皇賞・春を勝利した。
ただ、父ジャングルポケットということもあり、加えて追い込みタイプでもあったことから、何となく東京2400mという印象があった。それだけに天皇賞・春の勝利はやや意外で、やはり本来は中距離あたりがベストではないではないだろうかと思われる。
スローペースで33秒台の脚を使うのが得意戦法。
阪神内回りではしんどい面もあるが、スロー必至の展開はありがたい。
加えて脚質には自在性が出てきており、最後方でなくても競馬ができるのは大きい。
とにかく調教過程も抜群で、早くから注目されていながら出世の遅れた素質馬が、今ようやく華開くところと言えよう。
前走だけで終わってしまうのか、今後もG1戦線を引っ張ってゆく存在となるか、このレースが正念場となる。

 アーネストリーと同じく、この馬もグラスワンダー産駒のセイウンワンダー
G1戦線でことごとく上位を賑わせながら、朝日杯以来の勝ち星をようやく前走でつかんだ。
格下相手で、もたもたしながらの勝利ではあったが、とにかく勝ったということが大きい。
阪神は向く力馬タイプで、混戦にも強い。
実力の割に人気の盲点になっており、旨味要素もかなり高い。
気になるのは、どうみてもマイラー体型の520キロを超える馬体重で、菊花賞3着馬に失礼ではではあるのだが、もう一絞りあればより安心感も増す。

 前走、人気を裏切ったフォゲッタブル
出負けでリズムを崩したともいえるが、期待された長距離レースでの惨敗は大きなマイナス要素。
ただ、やはりこれまでの戦績とその血統背景を考えると、前走だけで見限りもできない。
瞬発力勝負はできないので、スローペースは歓迎できないが、阪神コースというのは救いがある。
鞍上手替わりの期待感もあり、警戒対象には引き続き加えておきたい。

 2大グランプリの覇者にして、このレースの2連覇を目指すドリームジャーニー
昨年ほどの順調さを欠き、球節炎明けというのはやはり気になる材料。
上位の可能性十分の馬ではあるが、大外枠と人気を考慮すると今回は押さえまでに留めたい。

 条件戦から一気に重賞連勝まで昇り詰めたアクシオン
一呼吸おいての前走が注目されたが、見せ場無く惨敗。
落鉄もあったが、やはり休養明けが響いた感。
相手関係との実力差は未知数だが、一叩きで変わり身でどこまで通用するか注目したい。

 もう見限ろうかと思ったイコピコだが、鞍上手替わりでもう一戦様子を見たい。
神戸新聞杯の豪脚ばかり注目されるが、その後の敗れた菊花賞、鳴尾記念の末脚に確かな力を感じた。
その後は惨敗続きだが、ここでどんなレースをするかによって今後を見定めようと思う。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

08=02→10,06,13,18,16,01
(36点)

08=10→02,06,13,18,16,01
(36点)
 あまり荒れることの少ないこのレース。
やはりブエナビスタを中心とした展開となりそう。
問題は馬場と、ペース。
極端にスローになる可能性があり、その場合はどの馬でも勝負になってしまう。

 ヒモ荒れ要素はあるが、ひとまずブエナの中心は動かしがたい。勝ちきるかまでは微妙なので、ブエナの2着、3着固定ながしで狙い撃つのもおもしろい。
一応、無難に3連単、ブエナ、アーネストリーの2頭軸マルチながし、可能ならブエナから、相手をジャガーメイルに変えても押さえたいところ。

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一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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