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2017年10月22日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 雨・不良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13  ◎  キセキ       牡3 57 デムー  3:18.9  1
2[2] 4  ☆  クリンチャー    牡3 57 藤岡佑  2      10
3[7] 14      ポポカテペトル   牡3 57 和 田  ハナ    13
4[3] 6      マイネルヴンシュ  牡3 57 柴田大  1.1/2   11
5[7] 15  ○  ダンビュライト   牡3 57  武   1      4
6[6] 12  ☆  ミッキースワロー  牡3 57 横山典  ハナ    3
7[8] 16  ▲  アルアイン     牡3 57 ルメー  ハナ    2
8[5] 9      クリノヤマトノオー 牡3 57  幸   3.1/2   16
9[8] 17     Bプラチナヴォイス  牡3 57 田 辺  2      18
10[6] 11  ☆  サトノクロニクル  牡3 57 福 永  3/4     6
11[4] 8  △  サトノアーサー   牡3 57 川 田  3/4     5
12[1] 1      ブレスジャーニー  牡3 57 柴田善  1/2     12
13[5] 10      ベストアプローチ  牡3 57 岩 田  5      9
14[2] 3      スティッフェリオ  牡3 57 松 若  4      14
15[3] 5      トリコロールブルー 牡3 57 戸 崎  7      8
16[1] 2  △  ウインガナドル   牡3 57 津 村  2.1/2   7
17[4] 7      アダムバローズ   牡3 57 池 添  1.3/4   17
18[8] 18      マイスタイル    牡3 57 四 位  大差    15
  
払戻金 単勝 13 450円
    複勝 13 210円 / 4 770円 / 14 1110円
    枠連 2-7 3070円
    馬連 4-13 10660円 / 馬単 13-4 15890円
    3連複 4-13-14 136350円 / 3連単 13-4-14 559700円
    ワイド 4-13 3730円 / 13-14 4940円 / 4-14 12360円
  

感想と言い訳?!

 台風接近に伴い、近年にないくらいの超不良馬場。波乱が予想されましたが、勝ったのは1番人気キセキでした。ただ、1番人気とはいえ、後方待機馬だけにもっとも敬遠された人気馬だったのではないでしょうか。本命にした私ですら、ダンビュライトやアルアインの先行馬が残ると思いましたが、得てして競馬はそんなもの。あざ笑うかのように先行勢を後続馬が飲み込みました。

 かなりの消耗戦となりました。早めに先頭に出たダンビュライトはあれで良かったと思います。この結果は、まぁ仕方ありませんかねぇ。

2017/10/22 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り
  • 不良
    見込み
スタンド前からはペースがぐんと落ちる。ここでの折り合いが最重要。長丁場だけに、少しでも内に潜り込み距離を稼く必要がある。そのためにはスタートすぐのコーナーでの位置取りが大きなポイントとなる。当然、内枠はこの点においてかなり有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ブレスジャーニー 牡3 57.0 柴田善臣
1 02 ウインガナドル 牡3 57.0 津村明秀
2 03   スティッフェリオ 牡3 57.0 松若風馬
2 04 クリンチャー 牡3 57.0 藤岡佑介
3 05   トリコロールブルー 牡3 57.0 戸崎圭太
3 06   マイネルヴンシュ 牡3 57.0 柴田大知
4 07   アダムバローズ 牡3 57.0 池添謙一
4 08 サトノアーサー 牡3 57.0 川田将雅
5 09   クリノヤマトノオー 牡3 57.0 幸英明
5 10   ベストアプローチ 牡3 57.0 岩田康誠
6 11 サトノクロニクル 牡3 57.0 福永祐一
6 12 ミッキースワロー 牡3 57.0 横山典弘
7 13 キセキ 牡3 57.0 M.デムーロ
7 14   ポポカテペトル 牡3 57.0 和田竜二
7 15 ダンビュライト 牡3 57.0 武豊
8 16 アルアイン 牡3 55.0 ルメール
8 17   プラチナヴォイス 牡3 57.0 田辺裕信
8 18   マイスタイル 牡3 57.0 四位洋文
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
先行馬が揃うも、長丁場に加え、おまけに馬場悪化。各馬折り合いに専念。
信頼度
D
混戦
抜けた馬が不在の上、条件的にも難しいレース。過酷な状況の中での脱落戦が予想され、結果的には力勝負となるかも。
予想本文 

~ 雨中のマラソンレース ~
 ダービーの上位陣が揃って欠席となった今年の菊花賞。加えて秋雨と台風で例年にない状況となった。「強い馬が勝つ」と言われて久しい菊花賞。今年はいかに。

 前走、ダービー馬には完敗の形ではあったが、春の実績も踏まえ、キセキを本命。後方からの競馬がスタイルだけに、今回の馬場が悪い中での長距離レースには不安が先立つが、そこは鞍上の手腕で相殺。好調ぶりをアピールする追い切りを見せ、血統的にも重馬場は問題ないだろう。距離については微妙だが、折り合い次第というところか。

 同じくルーラーシップ産駒、ダンビュライト。前走では本命馬にも後塵を拝したが、春の実績ではむしろ上だろう。休み明けとしては上々の結果と言っていい。切れ味では一歩劣るが、持続力ある末脚が自慢。父の成績からも重馬場ならその強みがより活きてくる。スローの中、前での競馬を心がければ上位には残るはず。

 皐月賞馬アルアインは前走でミッキースワローにあっという間に引き離されてしまう敗戦を喫したが、ダービー敗戦後の復帰戦としては、ひとまず安心できた内容。レースぶりも王者らしく堂々とした内容で、貫禄をみせてくれた。馬場悪化したシンザン記念での敗戦が気になる要素だが、あの頃とは違う所を見せてほしい。

 重馬場と長距離に強いステイゴールド産駒、母父メジロマックイーンのオルフェーブル配合なウインガナドルがここらで化けないか。スローでかつ、重馬場なら前に位置する方が有利なはず。渋とさ活かして逃げ切りがあっても驚けない。

 前走で見事ダービーからの巻き返しを果たしたサトノアーサーのレースぶりには好感が持てた。休み明けで馬体に余裕がある中でも、好位から無難にまとめ上げた姿は、上積みが見込める今回、魅力に映る。実力的にも決して上位陣と引けはとらない。

 前走、完勝を図るアルアインを置き去りにしたすごい脚を見せたミッキースワロー。今回の条件では、その切れ味は逆に不安をともなって評価を落としたが、注目すべき一頭には違いない。

 距離適性的にはサトノクロニクルか。早くから長い距離を意識されレースを使われており、ここは条件ピタリ。好位付けできる点もいい。

 波乱があるなら、クリンチャーも面白い。パワータイプの先行型で、前走大敗も一叩きでガラリ変わる可能性はある。今回は消耗戦となるだけに、周りが乱れれば、チャンスが出てくる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

13=15
→16,02,08,12,11,04
(36点)

13=16
→15,02,08,12,11,04
(36点)
レイテオロにまるで歯が立たなかったが、神戸新聞杯組、それもルーラーシップ産駒の2頭を本命、対抗に据えた。切れ味勝負の部分があるキセキには少々不安も伴うが、今のデキなら先行力あるダンビュライトを相手に差し切るとみて本命。見方によっては一番条件が整う、アルアインにも迷う所があったが、やはり重馬場適性に影が落ちて一歩評価を落とす。馬券はキセキからダンビュライト、アルアインを相手の3連単2頭軸マルチで挑みたい。
2017年5月28日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[6] 12  ▲ レイデオロ     牡3 57 ルメー  2:26.9  2
2[2] 4  △ スワーヴリチャード 牡3 57 四 位  3/4     3
3[8] 18  ○ アドミラブル    牡3 57 デムー  1.1/4   1
4[2] 3     マイスタイル    牡3 57 横山典  クビ    14
5[4] 7  △ アルアイン     牡3 57 松 山  ハナ    4
6[1] 1  ☆ ダンビュライト   牡3 57  武   1/2     7
7[6] 11     ペルシアンナイト  牡3 57 戸 崎  1/2     6
8[4] 8     トラスト      牡3 57 丹 内  3/4     16
9[5] 10     ベストアプローチ  牡3 57 岩 田  1/2     11
10[3] 6  ◎ サトノアーサー   牡3 57 川 田  クビ    5
11[7] 13  ☆ カデナ       牡3 57 福 永  クビ    8
12[8] 16     キョウヘイ     牡3 57 高 倉  3/4     15
13[3] 5  ☆ クリンチャー    牡3 57 藤岡佑  2      9
14[7] 15     ダイワキャグニー  牡3 57 北村宏  ハナ    10
15[8] 17     ウインブライト   牡3 57 松 岡  1.3/4   12
16[5] 9     マイネルスフェーン 牡3 57 柴田大  1/2     17
17[1] 2     アメリカズカップ  牡3 57 松 若  クビ    13
18[7] 14     ジョーストリクトリ 牡3 57 内 田  2.1/2   18
  
払戻金 単勝 12 530円
    複勝 12 180円 / 4 200円 / 18 150円
    枠連 2-6 1180円
    馬連 4-12 1620円 / 馬単 12-4 2860円
    3連複 4-12-18 2220円 / 3連単 12-4-18 11870円
    ワイド 4-12 650円 / 12-18 470円 / 4-18 490円
  

感想と言い訳?!

 レースは予想以上のスローペースとなりました。各馬、動くに動けない中、レイデオロが道中一気に前に進出。俗に言う5番手以内のダービーポジションを下手したら大敗してしまうリスクも有る中、好騎乗と言わざるを得ません。直線で先頭に立ち、さらにそこからグィッと伸びて、スワーヴリチャードの追撃を交わしました。

 1番人気アドミラブルはよく追い上げましたが、外枠と後方待機策がアダになったか。ちょっと欲目を出して狙ったサトノアーサーも後方で何もできませんでした。終わってみれば1~3番人気で決まった堅い競馬なんですが、このメンバーでは中々素直には買えませんね。

 それにしても、またルメールです。買ってる間はすっ飛ばしてくれるし、どうも相性がよくありませんね。(笑)

2017/5/28 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ダンビュライト 牡3 57.0 武豊
1 02   アメリカズカップ 牡3 57.0 松若風馬
2 03   マイスタイル 牡3 57.0 横山典弘
2 04 スワーヴリチャード 牡3 57.0 四位洋文
3 05 クリンチャー 牡3 57.0 藤岡佑介
3 06 サトノアーサー 牡3 57.0 川田将雅
4 07 アルアイン 牡3 57.0 松山弘平
4 08   トラスト 牡3 57.0 丹内祐次
5 09   マイネルスフェーン 牡3 57.0 柴田大知
5 10   ベストアプローチ 牡3 57.0 岩田康誠
6 11   ペルシアンナイト 牡3 57.0 戸崎圭太
6 12 レイデオロ 牡3 57.0 ルメール
7 13 カデナ 牡3 57.0 福永祐一
7 14   ジョーストリクトリ 牡3 57.0 内田博幸
7 15   ダイワキャグニー 牡3 57.0 北村宏司
8 16   キョウヘイ 牡3 57.0 高倉稜
8 17   ウインブライト 牡3 57.0 松岡正海
8 18 アドミラブル 牡3 57.0 M.デムーロ
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
逃げる08をどの馬が突っつくかで、展開も大きく変わりそう。基本的には遅めの平均ペースが想定される。
信頼度
B
実力伯仲
主力馬の力量比較は困難な混戦模様。展開や、騎手の技量も大きく影響しそう。
予想本文 

~ 世代力 ~
 皐月賞では牝馬ファンディーナの参戦を許し、理由は他にもあるとはいえ、「舐められた」という印象が拭えぬ牡馬3歳勢。牝馬に勝たれるということはなかったが、混戦に終止符を打つような結果でもなかった。依然、抜けた馬がおらず、混戦であることには違いない。しかし、それが世代レベルの低さには結びつかないはず。今世代はもしかすると、強い馬がゴロゴロいてどの馬が勝つかわからない…という見方をすれば、また面白みも増す。

 今回は混戦模様。ならば本命にはサトノアーサーで勝負したい。毎日杯では皐月賞馬アルアインに屈し、ここ2戦は届かない場面も続いたが、その末脚は折り紙付き。スローとは言え、32秒台の上がりはなかなか繰り出せるようなものではない。今回も同様に瞬発力勝負の展開が濃厚。鞍上が同じで、ちょうど昨年のマカヒキともイメージが重なる。初遠征は気になるところだが、東京コースの直線で末脚炸裂の場面に期待したい。

  同条件にも関わらず、とにかく青葉賞馬はダービーを勝てない。このジンクスは有名なところではあるが、アドミラブルの青葉賞での楽勝ぶりを見ると杞憂な気もしてくる。ただ、青葉賞からではローテが詰まることも要因の一つ。ましては今回は大外枠。かなり不利な条件が揃っている。それでも皐月賞2着馬を捨てても鞍上が選んだ器となると、この評価になってしまう。もちろん時計面の裏付けも後押し。

 いくら早くからクラッシック候補と騒がれていても成長期の3歳馬は使ってなんぼ。その意味でレイデオロは皐月賞は軽視していたのだが、コンマ4秒差の5着はやや驚きの結果で、すなわちそれは地力の証ともなった。そのひと叩き後の満を持しての東京2,400mなら注目されて当然か。状態良く、好勝負が期待できそう。

  皐月賞は位置取り的にも苦しい結果に終わったスワーヴリチャード。東京2,400mで今度の巻き返しにかける。敗れたとは言え、直線ではよく追い上げており、東京コースも経験豊富で、もちろん距離にも不安はない。この好条件で無様な競馬はできない。

  皐月賞ではやや特殊なレースとなったことに加え、人気薄だったこともあり、アルアインの注目度はまだ低い。確かに距離延長は歓迎ではないだろうし、先行して粘るタイプだけに、ダービーへのイメージが沸かない。だが、なんだかんだ言っても、皐月賞馬のダービーへの連動性は高く、いかなる条件であれ、皐月賞で勝利したという事実は大きな意味を持っている。

  堅実派、ダンビュライト。朝日杯こそ大敗するも、安定した競馬ぶりは健在。ジリ脚気味で、瞬発力勝負は分が悪いが、連下には食い込む余地は十分にある。

  スタミナある先行馬、クリンチャーも怖いところ。時計が早かった皐月賞にもしっかり対応しての4着で、この舞台変わりは、条件的にプラス面の方が大きい。状態もよく引き続き注意。

 こちらも皐月賞巻き返し組として、カデナ。3番人気としては期待を裏切った前走だが、それが言い訳が介在するものであったどうかが、ここで試される。本来、瞬発力なら他馬にそうヒケはとらないはず。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

06
→18,12,04,07
(36点)

軸1頭マルチ:
06=18
→12,04,07,01,05,13
(36点)
皐月賞とは一転、いい意味での混戦となり、楽しみも増えた。皐月賞が異質な結果と終わっただけに、そのまま上位組か、巻き返し組か、あるいは別路線組かで稀に見る混戦となった。ここは本命1頭だけはしっかり固定して挑みたい。迷いはあったが、人気や追い切りの状態も加味して、サトノアーサーを本命視した。ただ、相手が難しい。アドミラブル、レイデオロ、スワーヴリチャード、アルアイン当たりは個人的には横一戦。本線はサトノアーサーからの三連単、軸一頭マルチ流しで勝負する。
2017年5月21日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  ◎ ソウルスターリング 牝3 55 ルメー  2:24.8  1
2[1] 1     モズカッチャン   牝3 55 和 田  1.3/4   6
3[8] 16  ○ アドマイヤミヤビ  牝3 55 デムー  2.1/2   2
4[4] 7     ディアドラ     牝3 55 岩 田  アタマ  9
5[7] 14  ▲ リスグラシュー   牝3 55 武 豊  3/4     3
6[2] 3  △ フローレスマジック 牝3 55 戸 崎  クビ    5
7[6] 12     ブラックオニキス  牝3 55 大 野  2.1/2   17
8[8] 18     マナローラ     牝3 55 蛯 名  1.1/4   16
9[5] 10  ☆ ブラックスビーチ  牝3 55 北村宏  クビ    8
10[2] 4  ☆ ミスパンテール   牝3 55 四 位  1/2     11
11[8] 17     カリビアンゴールド 牝3 55 田中勝  1/2     14
12[3] 5     モーヴサファイア  牝3 55 北村友  1.1/2   13
13[7] 13  △ レーヌミノル    牝3 55 池 添  1.1/4   4
14[3] 6     ハローユニコーン  牝3 55 柴 山  1.1/2   12
15[6] 11     レッドコルディス  牝3 55 吉田豊  1/2     15
16[4] 8  ☆ ホウオウパフューム 牝3 55 松 岡  1.1/4   7
17[5] 9     ディーパワンサ   牝3 55 内 田  1/2     18
18[7] 15     ヤマカツグレース  牝3 55 横山典  7      10
  
払戻金 単勝 2 240円
    複勝 2 130円 / 1 350円 / 16 190円
    枠連 1-1 2280円
    馬連 1-2 2290円 / 馬単 2-1 2790円
    3連複 1-2-16 4600円 / 3連単 2-1-16 20130円
    ワイド 1-2 830円 / 2-16 370円 / 1-16 1680円
  

感想と言い訳?!

 ソウルスターリングが桜花賞の雪辱を果たしました。桜花賞の負けは何だったんだと言わんばかりの完勝劇です。怪物フランケル産駒の今後の評価も高まるでしょう。特にマイラー色が強いだけにこのレースを勝ったことは大きいです。

 2番人気アドマイヤミヤビも前走の大敗から一転の躍進。やはり馬場の影響はあったのかもしれませんね。リスグラシューもまずまずの結果で、ここに割って入ってきたモズカッチャンとディアドラの頑張りが目を引きます。本線なので一応馬券は押さえてはおりましたが、ちょっと侮ってたなぁ。(^^;

2017/5/21 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   モズカッチャン 牝3 55.0 和田竜二
1 02 ソウルスターリング 牝3 55.0 ルメール
2 03 フローレスマジック 牝3 55.0 戸崎圭太
2 04 ミスパンテール 牝3 55.0 四位洋文
3 05   モーヴサファイア 牝3 55.0 北村友一
3 06   ハローユニコーン 牝3 55.0 田辺裕信
4 07   ディアドラ 牝3 55.0 岩田康誠
4 08 ホウオウパフューム 牝3 55.0 松岡正海
5 09   ディーパワンサ 牝3 55.0 内田博幸
5 10 ブラックスビーチ 牝3 55.0 北村宏司
6 11   レッドコルディス 牝3 55.0 吉田豊
6 12   ブラックオニキス 牝3 55.0 大野拓弥
7 13 レーヌミノル 牝3 55.0 池添謙一
7 14 リスグラシュー 牝3 55.0 武豊
7 15   ヤマカツグレース 牝3 55.0 横山典弘
8 16 アドマイヤミヤビ 牝3 55.0 M.デムーロ
8 17   カリビアンゴールド 牝3 55.0 田中勝春
8 18   マナローラ 牝3 55.0 蛯名正義
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
引っ張る馬がおらず、これまでからの距離延長も考えると、道中はスロー。格下馬でも瞬発力があれば、どうにかなる。
信頼度
C
ヒモ馬注
本命馬の安定感はある程度信頼に足りそうだが、どの馬が飛び込んできてもおかしくない。
予想本文 

~ 桜花賞再戦? ~
 桜花賞の大本命、ソウルスターリングが敗れたことにより、牝馬クラシック戦線は一気に混沌と化した。ただ、桜花賞ではソウルスターリングに限らず、思わぬ大敗を喫した馬もちらほら。こちらが思う以上に重馬場が影響したのかもしれない。だとすれば、桜花賞からのリベンジ組が有力かとも思えるが…。

 ソウルスターリングの復権を信じたい。桜花賞では3着と、まさかの敗戦とはなったが、何度も手前を変えており、少なからず重馬場は影響したといっていいだろう。ただ、その程度を言い訳にするような立場ではない。言い訳の効かない舞台で今一度、その強さを見せつけてほしいところ。状態に不安はなく、距離延長も気にならない。

 同じく、桜花賞ではびっくりするほどの大敗を喫したアドマイヤミヤビ。その敗因はしきりに緩くなった馬場のせいと報じられてはいたが、それだけではまだ納得がいかない部分もある。終始、行きっぷりも悪く、精神的な要素もあったようにも見える。ただ逆に、あれほどの大敗となると、さすがに本来の姿ではないはずで、態勢さえ整えば巻き返しは必至。

 常に安定した競馬っぷりで、桜花賞の舞台でも崩れなかったリスグラシューはやはり力上位の存在だろう。忙しいマイル戦より、距離伸びるこの舞台の方が競馬もしやすく、引き続き上位評価。安定した末脚があるため、東京の直線で確実に差し込めるはず。

 今ひとつ、一皮剥けない印象があるが、良血フローレスマジックもこの舞台なら、好走があっても驚けない。東京コースは走り慣れた舞台でもあり、桜花賞回避も計算ずくか。ここにしっかりと照準を合わせてきている点が不気味。

 重い馬場をもろともせず、力強く桜花賞を押し切ったレーヌミノル。前目の競馬でしっかり残るのはこの血統の持ち味。今回は距離延長がもっとも響きそうなため、評価は下げたが、桜花賞馬のこのレースへの連動性は高いことは周知の事実。

 ミスパンテールも桜花賞で大きく人気を裏切った一頭。チューリップ賞での2着はフロックとは思えず、巻き返しがあったもおかしくはない。

 期待された前走のローラSは着順を大きくおとしたホウオウパフューム。休養明けを叩いてどこまで変わるか。高い能力が見込めそうな馬だが、まだ成長途上の感も。伸びしろに期待したい。

 連勝によるOP勝ちで勢いに乗るディープ産駒、ブラックスピーチも穴で一考。東京1800で見せた上がり33秒台の瞬発力は頼もしく、ここでも同じ展開の可能性もありえる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=16
→14,03,13,04,08,10
(36点)

02=14
→14,03,13,04,08,10
(36点)
結局のところ、桜花賞での評価と変化はない。本命、対抗にしたソウルスターリング、アドマイヤミヤビとも巻き返す舞台と見る。別路線組に今ひとつ抜けた馬も見当たらず、波乱があったとしても桜花賞組での決着が濃厚か。なかでもソウルスターリングは前走の悪条件でも3着には入線したことは評価したい。人気でも軸はこの馬だ。問題は相手だが、大敗後で疑わしさも持ちながら、アドマイヤミヤビとする。馬券はこの2頭からの3連単マルチながし。安定感を買ってリスグラシューでも押さえておきたい。
2017年4月16日(日) / 中山 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[6] 11      アルアイン     牡3 57 松 山  1:57.8  9
2[4] 7  ▲  ペルシアンナイト  牡3 57 Mデム  クビ    4
3[5] 10      ダンビュライト   牡3 57 武 豊  3/4     12
4[8] 16      クリンチャー    牡3 57 藤岡佑  1 1/4   13
5[3] 5  ☆  レイデオロ     牡3 57 ルメー  クビ    5
6[1] 2  ○  スワーヴリチャード 牡3 57 四 位  クビ    2
7[4] 8  ◎  ファンディーナ   牝3 55 岩 田  クビ    1
8[8] 17      ウインブライト   牡3 57 松 岡  アタマ  6
9[2] 4  △  カデナ       牡3 57 福 永  クビ    3
10[5] 9  △ Bプラチナヴォイス  牡3 57 和 田  アタマ  10
11[7] 13  ☆  サトノアレス    牡3 57 戸 崎  1/2     8
12[3] 6      アウトライアーズ  牡3 57 田 辺  アタマ  7
13[8] 18      トラスト      牡3 57 柴田大  1      17
14[2] 3      コマノインパルス  牡3 57 江田照  クビ    16
15[7] 14      キングズラッシュ  牡3 57 柴田善  1/2     18
16[1] 1      マイスタイル    牡3 57 横山典  5      14
17[7] 15      アダムバローズ   牡3 57 池 添  4      11
18[6] 12      アメリカズカップ  牡3 57 松 若  1.1/2   15
  
払戻金 単勝 11 2240円
    複勝 11 650円 / 7 320円 / 10 1340円
    枠連 4-6 2380円
    馬連 7-11 8710円 / 馬単 11-7 20720円
    3連複 7-10-11 176030円 / 3連単 11-7-10 1064360円
    ワイド 7-11 2250円 / 10-11 16960円 / 7-10 6770円
  

感想と言い訳?!

 レースは比較的早い流れで、出入りのある競馬となりました。このペースに戸惑ったか、ファンディーナはいい感じで4角先頭に立ちながら馬群に沈みました。同じような位置にいながら力強く伸びたのはアルアイン。松山騎手の初戴冠となりました。

 それにしても皐月賞は難しいですね。加えて牝馬が1番人気となるようなレースだと尚更です。アルアインもダンビュライトも軽視はしていませんでした。ファンディーナのもしかしたら・・・も考えてましたが、スワーヴリチャードも惨敗とは予想外でした。その点、ペルシアンナイトはさすがです。

2017/4/16 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタートとゴール前の2度の坂越えがあるタフなコース。スローペースになりやすく、内回りゆえ多数頭なら差し馬は捌くのに苦労することもあり、器用さと力のある先行馬が有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   マイスタイル 牡3 57.0 横山典弘
1 02 スワーヴリチャード 牡3 57.0 四位洋文
2 03   コマノインパルス 牡3 57.0 江田照男
2 04 カデナ 牡3 57.0 福永祐一
3 05 レイデオロ 牡3 57.0 ルメール
3 06   アウトライアーズ 牡3 57.0 田辺裕信
4 07 ペルシアンナイト 牡3 57.0 M.デムーロ
4 08 ファンディーナ 牝3 55.0 岩田康誠
5 09   プラチナヴォイス 牡3 57.0 和田竜二
5 10   ダンビュライト 牡3 57.0 武豊
6 11   アルアイン 牡3 57.0 松山弘平
6 12   アメリカズカップ 牡3 57.0 松若風馬
7 13 サトノアレス 牡3 57.0 戸崎圭太
7 14   キングズラッシュ 牡3 57.0 柴田善臣
7 15   アダムバローズ 牡3 57.0 池添謙一
8 16   クリンチャー 牡3 57.0 藤岡佑介
8 17   ウインブライト 牡3 57.0 松岡正海
8 18   トラスト 牡3 57.0 柴田大知
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
このレースに限っては近年は早い流れが続いており、差し馬の方が有利な傾向。
信頼度
D
混戦
不確定要素が多く、各馬の実力差が測りにくい上に、その地力も拮抗している。
予想本文 

~ 必然の選択 ~
 牝馬であるファンディーナが皐月賞に参戦する。元来、マイルより、2000m向きの馬と思われる上に、今年の牡牝の情勢を見れば当然の選択か。ハイレベルな牝馬組を相手するより、適距離で牡馬を相手にした方がよいとの判断。これに奮起するような牡馬の意地も見てみたい所。

 現時点では、牡馬クラシックの参戦は単に選択の一つでしかないファンディーナ。だが、もし、ここを勝ってダービーに駒を進めれば大きく話は変わってくる。そして、それも十分現実味のある現状。過去3戦全く危なげなく、まだ底を見せていないスケールの大きさ。近年の差し有利の皐月賞において、牡馬の相手にマークされながら先行押し切りは思った以上に困難なはず。しかし、それをやりきれる高い能力の持ち主と断ずる。

 混戦模様の情勢ではあるが、スワーブリチャードを対抗格に据えたい。中山コース未経験ではあるが、安定した末脚の持ち主で、特に前走の内容は秀逸。まだ粗さは残るが、33秒台の決め手があり、荒れた馬場も苦にしないので、安定した成績が望めそう。

 瞬発力ならペルシアンナイト。距離が伸びることが気にかかることは否めぬが、前走の楽勝っぷりにまだ底の深さを感じる。地味に映るが過去5戦、すべて1番人気の期待馬。引き続きの鞍上を得て、ここは勝負どころ。

 難しい馬だが、ハマれば…の期待を抱かせるのがプラチナヴォイス。前走、スプリングSでは3着と敗れたものの、能力の高さはもっとも感じさせた。ササる悪癖さえどうにかなれば、一発があっても驚けない。

 実績的にはカデナが筆頭候補だろう。重賞連勝中の弥生賞馬。本来であれば1番人気であってもおかしくはない。若干ジリ脚気味も、力強く最後まで伸びてくるタイプ。その点で大崩れはなさそうだが、人気的に旨味が少なく、やや評価を控えた。

 ぶっつけ挑戦となるレイデオロだが、何と言っても3戦無敗馬。まだ底を見せておらず、仕上がり途上でも、いきなりの好走も。

 朝日杯ホース、サトノアレスも一叩きで変わり身あるか。差し有利なこのレースでもある程度は前につける必要があるだろう。それができれば無論、上位も狙える。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

08=02
→07,09,04,05,13
(30点)

08=07
→07,09,04,05,13
(30点)
構図的には紅一点のファンディーナを巡る戦い。この馬を素直に信じるか、否かがポイントとなるが、現メンバー構成と、同馬の能力を省みると逆らう気は起きなかった。人気でも馬券戦略の中心。ただ問題は相手。一長一短で取捨に迷う部分はあったが、スワーヴリチャードを相手筆頭。馬券はこの2頭からの3連単マルチながし。配当的に許されれば、相手をペルシアンナイトに変えても押さえておきたい。
2017年4月9日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・稍重
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 10     レーヌミノル    牝3 55 池 添  1:34.5  8
2[3] 6  △ リスグラシュー   牝3 55 武 豊  1/2     3
3[7] 14  ◎ ソウルスターリング 牝3 55 ルメー  クビ    1
4[4] 8     カラクレナイ    牝3 55 田 辺  クビ    7
5[6] 12  ☆ アエロリット    牝3 55 横山典  クビ    6
6[8] 17     ディアドラ     牝3 55 岩 田  1.1/4   14
7[8] 18     カワキタエンカ   牝3 55 和 田  1.1/4   10
8[1] 2  ☆ ライジングリーズン 牝3 55 丸 田  1/2     9
9[2] 4     ジューヌエコール  牝3 55 北村友  3/4     12
10[7] 13     ヴゼットジョリー  牝3 55 福 永  ハナ    13
11[1] 1  ▲ ミスエルテ     牝3 55 川 田  1/2     5
12[7] 15  ○ アドマイヤミヤビ  牝3 55 デムー  1/2     2
13[5] 9     ゴールドケープ   牝3 55 丸 山  1.1/4   11
14[6] 11     アロンザモナ    牝3 55  幸   クビ    16
15[4] 7     ショーウェイ    牝3 55 松 若  クビ    15
16[8] 16  △ ミスパンテール   牝3 55 四 位  6      4
17[3] 5     ベルカプリ     牝3 55 藤岡佑  2.1/2   17
-[2] 3     サロニカ      牝3 55 浜 中  取消
  
払戻金 単勝 10 4080円
    複勝 10 480円 / 6 240円 / 14 110円
    枠連 3-5 7470円
    馬連 6-10 17000円 / 馬単 10-6 45330円
    3連複 6-10-14 5020円 / 3連単 10-6-14 94890円
    ワイド 6-10 2760円 / 10-14 880円 / 6-14 420円
  

感想と言い訳?!

 昨年と同様にメジャーエンブレムと同じようにソウルスターリングが敗れました。同じことは続かないと、根拠のない盲信から下手を打ってしまいました。対抗格としたアドマイヤミヤビも最初から行き足がつかず大敗です。朝に降った雨の影響で…とはされているものの、それでも腑に落ちない敗戦でした。

 勝ったのは力強くそして粘り強く伸び続けたレーヌミノル。父や母父を思わせる競馬っぷりでした。この馬といい、カラクレナイ、カワキタエンカなど、迷いながら切った馬の好走が目立ちました。本命馬が3着に来ているとはいえ、気持ち的には大敗でした。

2017/4/9 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ミスエルテ 牝3 55.0 川田将雅
1 02 ライジングリーズン 牝3 55.0 丸田恭介
2 03   サロニカ 出走取消 牝3 55.0 浜中俊
2 04   ジューヌエコール 牝3 55.0 北村友一
3 05   ベルカプリ 牝3 55.0 藤岡佑介
3 06 リスグラシュー 牝3 55.0 武豊
4 07   ショーウェイ 牝3 55.0 松若風馬
4 08   カラクレナイ 牝3 55.0 田辺裕信
5 09   ゴールドケープ 牝3 55.0 丸山元気
5 10   レーヌミノル 牝3 55.0 池添謙一
6 11   アロンザモナ 牝3 55.0 幸英明
6 12 アエロリット 牝3 55.0 横山典弘
7 13   ヴゼットジョリー 牝3 55.0 福永祐一
7 14 ソウルスターリング 牝3 55.0 ルメール
7 15 アドマイヤミヤビ 牝3 55.0 M.デムーロ
8 16 ミスパンテール 牝3 55.0 四位洋文
8 17   ディアドラ 牝3 55.0 岩田康誠
8 18   カワキタエンカ 牝3 55.0 和田竜二
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
逃げ馬数頭いるものの、想定レベルのペースに収まりそう。基本的には差し馬有利。
信頼度
B
軸馬信頼
メンバー揃うも軸馬の信頼は高そう。馬場も回復傾向にあり、展開や馬場によるマギレは少ない。
予想本文 

~ 怪物の仔 ~
 14戦不敗という成績で引退したフランケル。その初年度産駒としてミスエルテとソウルスターリングの2頭が顔を揃える。欧州馬産駒の日本の競馬への適性が懸念される中、あっと言う間に産駒がG1を勝ち、今後サンデーサイレンス級の旋風が巻き起こる期待があり、両馬のレースぶりに注目が集まる。

 世界的大良血馬ソウルスターリングの父譲りの不敗記録は継続が濃厚。特に前走の完勝っぷりは文句のつけようがなく、昨年のG1勝利よりもさらに成長した姿を見せてくれた。安定感あるレースぶりで、まず大崩れはないだろう。湿った馬場、差し馬有利の条件であってもやはり主役を努めそうだ。鞍上も昨年のメジャーエンブレムの二の舞いはゴメンのはず。

 相手筆頭にはアドマイヤミヤビ。休養明けで臨んだ前走のレースぶりが秀逸。後方からの安定した差し脚が武器で、阪神外回りは絶好の舞台。マークしての差しに徹する分、本命馬を破るとすればこの馬か。

 果敢に牡馬に挑み1番人気に支持されたもう一頭のフランケル産駒、ミスエルテ。休養明けでのぶっつけとなるが、牝馬戦に戻ったとなればやはり怖い存在。叩いてないだけに、気性的な不安が大きいものの、一発の魅力に溢れる。

 本命馬には連敗中のリスグラシューだが、他馬には負けられない。前走の3着も、後続馬に差されはしたが、自身は勝ち馬を捕まえにいった分、おつりがなくなった感。きっちり伸びており、調子も上々。人気的にも旨味。

 キャリア2戦でここに間に合ったミスパンテール。やはり売りはその決め手ある末脚。引き続きペース早めの阪神外回りで、一叩きを得てその豪脚に上積み。上位を賑わす公算は高い。

 先行脚質から一転、持続力ある末脚で勝ち馬に食い下がったアエロリット。混戦になればなるほど強みが増す。

 アネモネS組はこのレースには縁遠いがそれでもライジングリーズンには1票投じておきたい。前走も然ることながら、2走前の直線での力強い差し脚に能力の高さを感じる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

14=15
→01,06,16,12,02
(30点)
かなりハイレベルなメンバーが揃ったが、それでもソウルスターリングの軸は揺るがないと見る。相手も素直にアドマイヤミヤビを指名したい。馬券はこの2頭からの3連単2頭軸マルチながしが基本線となる。
2016年10月23日(日) / 京都 3000m 芝・右 外 / 曇・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  ◎  サトノダイヤモンド 牡3 57 ルメー  3:03.3  1
2[6] 11  ☆  レインボーライン  牡3 57 福 永  2.1/2   9
3[7] 13      エアスピネル    牡3 57 武 豊  ハナ    6
4[3] 6  ○  ディーマジェスティ 牡3 57 蛯 名  クビ    2
5[4] 8  △  ミッキーロケット  牡3 57 和 田  1.1/2   4
6[2] 4  △  シュペルミエール  牡3 57 北村宏  ハナ    7
7[8] 18      マウントロブソン  牡3 57 川 田  1.1/4   12
8[1] 1  ▲  カフジプリンス   牡3 57 岩 田  ハナ    3
9[4] 7  ☆  レッドエルディスト 牡3 57 四 位  クビ    5
10[8] 17      ジュンヴァルカン  牡3 57 Mデム  1.3/4   8
11[8] 16      プロディガルサン  牡3 57 田 辺  クビ    11
12[5] 10  ☆  ウムブルフ     牡3 57 浜 中  2      10
13[3] 5      ミライヘノツバサ  牡3 57 藤岡康  1/2     13
14[7] 14      アグネスフォルテ  牡3 57 松 山  2      18
15[1] 2      ジョルジュサンク  牡3 57  幸   2.1/2   14
16[6] 12      コスモジャーベ   牡3 57 丹 内  1.3/4   15
17[5] 9      イモータル     牡3 57 ヴェロ  8      17
18[7] 15     Bサトノエトワール  牡3 57 池 添  4      16
  
払戻金 単勝 3 230円
    複勝 3 130円 / 11 500円 / 13 430円
    枠連 2-6 2960円
    馬連 3-11 3510円 / 馬単 3-11 4720円
    3連複 3-11-13 17550円 / 3連単 3-11-13 69380円
    ワイド 3-11 1080円 / 3-13 950円 / 11-13 5460円
  

感想と言い訳?!

 サトノダイヤモンドが実に強い内容で完勝しました。懸念されていた距離や折り合い不安を圧倒する力量差でねじ伏せるといった形で、3強が3冠を分け合う心情的に望ましい結果となりました。

 後は2着、3着争いですが、ここが予想外といえば予想外の結果。2着は札幌記念でモーリスにクビ差攻め寄った実績馬、レインボーライン。3着には、3強でなく4強ならこの馬!といえるエアスピネル。どちらも実力はこのメンバーではトップクラスながら、距離不安があり軽視してしまった馬たちです。レースは比較的ハイペースだったのですが、それでも普通に距離を度外視しての力量馬が上位に来たという結果でした。特にエアスピネルはここまで無冠であることが気の毒なほどの好走でした。さすが長距離での武騎手ですね。

2016/10/23 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
スタンド前からはペースがぐんと落ちる。ここでの折り合いが最重要。長丁場だけに、少しでも内に潜り込み距離を稼く必要がある。そのためにはスタートすぐのコーナーでの位置取りが大きなポイントとなる。当然、内枠はこの点においてかなり有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 カフジプリンス 牡3 57.0 岩田康誠
1 02   ジョルジュサンク 牡3 57.0 幸英明
2 03 サトノダイヤモンド 牡3 57.0 ルメール
2 04 シュペルミエール 牡3 57.0 北村宏司
3 05   ミライヘノツバサ 牡3 57.0 藤岡佑介
3 06 ディーマジェスティ 牡3 57.0 蛯名正義
4 07 レッドエルディスト 牡3 57.0 四位洋文
4 08 ミッキーロケット 牡3 57.0 和田竜二
5 09   イモータル 牡3 57.0 ヴェロン
5 10 ウムブルフ 牡3 57.0 浜中俊
6 11 レインボーライン 牡3 57.0 福永祐一
6 12   コスモジャーベ 牡3 57.0 丹内祐次
7 13   エアスピネル 牡3 57.0 武豊
7 14   アグネスフォルテ 牡3 57.0 松山弘平
7 15   サトノエトワール 牡3 57.0 池添謙一
8 16   プロディガルサン 牡3 57.0 田辺裕信
8 17   ジュンヴァルカン 牡3 57.0 M.デムーロ
8 18   マウントロブソン 牡3 57.0 川田将雅
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
長距離戦ゆえの当然のスローペースではあるが、位置取り争いの前半の流れは微妙。
信頼度
C
ヒモ穴注意
春の実績馬には引き続き一定の信頼がおけるが、別路線組の能力や成長度はまだ底が割れていない。
予想本文 

~ 3 - 1 = 2 ? ~
 史上最高とも言われた3強対決のダービーを制したマカヒキは遠くフランスの地で惨敗を喫するという結果に終わった。国内に残った2強はそれぞれ順当にトライアルを制し、残り1冠の長距離レース、菊花賞へ挑む。春から秋。3強から1頭減って2強対決となるのか、夏を越して他馬が割って入るのかが、注目ポイント。

 3冠は3強で分け合ってほしいという心情的な部分も手伝って、サトノダイヤモンドを本命。高いレベルのメンバーが揃った神戸新聞杯で、休養明けながらきっちり人気に答えての勝利は評価。長距離どんと来い!とまでは言い切れない面はあるが、地力最上位であることは間違いないだろう。好位から34秒台の脚で上がれる点にも安心感がある。仮に他馬に足元を救われたとしても、大敗する姿はちょっと想像できない。軸馬筆頭。

 対抗格にはやや迷いを残しつつもやはり2強の一角、ディーマジェスティ。セントライト記念のレベルにはやや疑問を残すも、3コーナーを外からまくって力でねじ伏せる競馬。着差以上に強さを見せつけた感。本番で同じ競馬をするかどうかはわからないが、折り合いに全く不安のない馬だけにこの距離への適性は疑いようがない。ただ、2強のうちどちらかが飛ぶとしたら…を想定した場合、難しい取捨ではあるが、やはり神戸新聞杯組が怖く、一歩譲った。

 神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドに3馬身以上引き離されたカフジプリンス。だが、最後の末脚は目を見張るものがあり、脚を余した結果ともいえる。菊花賞で好走する穴馬タイプの夏の上がり馬のステイヤー。さらに最内枠を引き当てたとなれば、評価は当然の急浮上。追い切りの状態も絶好で、2強に割って入るムードが漂う。

 前走、サトノダイヤモンドをクビ差まで詰め寄ったミッキーロケット。血統的に距離の不安が残るが、2400mをこなしたことは大きい。スローからの瞬発力勝負は得意スタイルでもあるし、脚を貯めることさえできれば、この舞台でも上位は狙える地力の持ち主。

 夏の上がり馬としては、シュペルミエールも脅威の存在。長く良い脚が使えるタイプで、長距離向きの脚質。最初から長めの距離を意識して使われ、その中で大崩れしていない実績にも好感。内目の好枠を引き、相手は強いがここでも通用する可能性は十分ある。

 ダービーでは不完全燃焼に終わったレッドエルディスト。しかし休養を挟んでの前走は大健闘の3着。末一手の難しい側面があるが、ハマれば面白い。

 ウムブルフは条件馬ながら、長距離路線で連勝中。折り合いには自身があり、この距離はお手の物。今なら皐月賞ほどの差はつかないはず。

 マイル戦も使われているだけに距離適性には不安が残るが、強力メンバーの札幌記念の好走が光るレインボーラインにも1票投じておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

03
→06,01,08,04,07,10,11
(42点)
軸2頭マルチ:
03=06
→01,08,04,07,10,11
(36点)
結局は、3-1=2。サトノダイヤモンドとディーマジェスティの一騎打ちは濃厚と考えざるを得ない。ただ、どちらかとなると、サトノダイヤモンドを推す。その意味でも本線はサトノの1着流し。2頭軸マルチながしはあくまで押さえとして。ただ、その場合のヒモの範囲は可能な限り広げておきたい。距離不安も地力あるエアスピネル、ミルコ駆るジュンヴァルカン等、その候補は事欠かない。
2016年5月29日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  ▲ マカヒキ      牡3 57 川 田  2.24.0  3
2[4] 8  ○ サトノダイヤモンド 牡3 57 ルメー  ハナ    2
3[1] 1  ☆ ディーマジェスティ 牡3 57 蛯 名  1/2     1
4[3] 5  ☆ エアスピネル    牡3 57 武 豊  2      7
5[6] 12  ◎ リオンディーズ   牡3 57 Mデム  1/2     4
6[5] 10  ☆ スマートオーディン 牡3 57 戸 崎  ハナ    5
7[5] 9     マウントロブソン  牡3 57 ベリー  1/2     10
8[2] 4     レインボーライン  牡3 57 福 永  クビ    12
9[7] 13     レッドエルディスト 牡3 57 四 位  3/4     8
10[8] 18     プロディガルサン  牡3 57 田 辺  クビ    11
11[4] 7     ロードクエスト   牡3 57 岩 田  3/4     9
12[6] 11     アジュールローズ  牡3 57 ボウマ  1/2     13
13[7] 14     ヴァンキッシュラン 牡3 57 内 田  1.3/4   6
14[3] 6     アグネスフォルテ  牡3 57 松 山  クビ    16
15[7] 15     イモータル     牡3 57 石 川  2.1/2   15
16[1] 2     マイネルハニー   牡3 57 柴田大  クビ    14
17[8] 17     プロフェット    牡3 57 浜 中  1.1/2   18
18[8] 16     ブレイブスマッシュ 牡3 57 横山典  大差    17
  
払戻金 単勝 3 400円
    複勝 3 130円 / 8 120円 / 1 140円
    枠連 2-4 700円
    馬連 3-8 700円 / 馬単 3-8 1420円
    3連複 1-3-8 850円 / 3連単 3-8-1 4600円
    ワイド 3-8 240円 / 1-3 280円 / 1-8 310円
  

感想と言い訳?!

 注目された史上最高レベルの競馬の祭典を制したのはマカヒキでした。従来と異なりこの馬にしてはかなり前での競馬を試みました。結果それが大成功。サトノダイヤモンドを射程にいれながらハナ差の争いをしのいでの見事な戴冠となりました。もっと後ろからの競馬で届かないケースを懸念していたのですが、実にお見事なレースでした。一方、逆に後方に控え、敗れてしまったのが本命リオンディーズ。皐月賞とは逆の競馬で、これもまた裏目になりました。ただ、当日入れ込みがキツく、どうしようもない面もあったのかもしれません。

 予想通り、上位人気馬同士の決着となりましたが、ここは絞り込みが必要なレース。上位陣の中では人気が落ちるリオンディーズとエアスピネルに期待してました。ずばり馬券は1着リオン、2着サトノ、3着エアスピネルの1点にドカンといきましたが、見事に散りました!(笑)まぁこの結果は仕方ありませんね。大敗喫しましたが、悔いはありません!(負け惜しみw)

2016/5/28 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ディーマジェスティ 牡3 57.0 蛯名正義
1 02   マイネルハニー 牡3 57.0 柴田大知
2 03 マカヒキ 牡3 57.0 川田将雅
2 04   レインボーライン 牡3 57.0 福永祐一
3 05 エアスピネル 牡3 57.0 武豊
3 06   アグネスフォルテ 牡3 57.0 松山弘平
4 07   ロードクエスト 牡3 57.0 岩田康誠
4 08 サトノダイヤモンド 牡3 57.0 ルメール
5 09   マウントロブソン 牡3 57.0 ベリー
5 10 スマートオーディン 牡3 57.0 戸崎圭太
6 11   アジュールローズ 牡3 57.0 ボウマン
6 12 リオンディーズ 牡3 57.0 M.デムーロ
7 13   レッドエルディスト 牡3 57.0 四位洋文
7 14   ヴァンキッシュラン 牡3 57.0 内田博幸
7 15   イモータル 牡3 57.0 石川裕紀
8 16   ブレイブスマッシュ 牡3 57.0 横山典弘
8 17   プロフェット 牡3 57.0 浜中俊
8 18   プロディガルサン 牡3 57.0 田辺裕信
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
皐月賞ほどのハイペースとはならないまでも、道中はある程度流れるはず。とはいえ、先行勢がバテるような期待はできず、後方待機馬も自力で動いていく必要あり。
信頼度
B
実力伯仲
ハイレベルの高メンバー。複勝圏までの軸としては本命馬を信頼。低配当を絞り込んでの馬券戦略となる。
予想本文 

~ 史上最高のダービー?! ~
 皐月賞では、3強ではなく、4強だと述べた。そして他馬とは群を抜くレベルゆえ、この4頭での勝負とも断言した。しっかりその4頭は上位を独占したが、なんと、その4強に勝つ馬が現れた。1分57秒台という3歳馬として破格の時計。ならば、今度はこの5頭での争いになるかと思いきや、トライアルに目を移すと、こちらにも新星が登場。時代が違えば、おそらくどれもが三冠馬クラスかもと思われる馬がゴロゴロと揃った。近年にない最高のメンバーが揃ったダービーに胸躍る。

 降着もあり、5強の中での最下位に甘んじたリオンディーズの逆襲に賭けてみる。皐月賞は鞍上も騎乗ミスを認める暴走ペース。それでもこの馬なら押しきれた可能性はあったが、いかんせん相手も強かった。この敗戦で人気を落としているならば逆に狙い目となる。気性的に問題があるわけではなく、スペシャルウィーク産駒シーザリオの仔で、エピファネイアの半弟。父はキングカメハメハ。血統的にはまさに「THE 東京2400m」。自在性もある上に、ヤネには当代一の騎手。確かに相手は強く、切れ味と言う点では一歩劣る部分があることも否めない。しかし、長く持続力ある脚を考慮すれば、連軸を想定した場合、もっとも強固な軸馬と思われる。

 2番手も比較的安定性重視でサトノダイヤモンド。皐月賞での本命視は今でも間違っているとは思っていない。超ハイペースの中、後方待機馬のキレには屈したが、むしろよくあの不利を受けながらの展開での3着は評価に値する。皐月賞組の中ではこの馬が一番上積みが見込める。きさらぎ賞から間があいていた事、初の長距離輸送、それらの問題がクリアになり、調教も絶好調。初の左回りは懸念点ではあるが、大跳びゆえ中山よりも東京の方が合うだろう。前後に他有力馬を見ながら競馬ができることも強み。ちょっとこの馬が大きく順位を落とす姿は想像できない。

 おそらくは私を含め、最も多くの者を惹きつけているのがマカヒキだろう。やはりこの切れ味は非常に魅力的で、こと東京コースではその期待は一層膨らむ。単勝であれば、1番人気もありえるだろう。とにかく追えば追うだけ伸びる末脚は他馬の追随を許さず、前走、皐月賞でのディーマジェスティとは位置取りの差。決して追い込み一辺倒の馬ではなく、広い東京コースを利して確実な差し脚を披露するはず。

 「○強」という表現からは完全に外されてしまっているエアスピネルだが、悲観するほどの大きな差はない。確かに近3走は勝利に見放されていることは事実だが、自身の競馬はできており、負けた相手も恥ずべき相手ではない。この馬こそ時代が違えばG1をいくつも獲っていたかもしれない実力馬。勝負付け済んだと判断するにはまだ早い。ダービー最多勝ジョッキーはまだ諦めてはいないはず。こなす下地はあるとはいえ、距離適性の部分で多少不安を残す。この僅かの弱点がこのメンバーでどこまで影響するかがカギ。

 ディーマジェスティの前走には本当に驚いた。いくら展開が向き、他馬の脚が止まっていたとはいえ、あれだけのそうそうたるメンバーをゴール前まるで次元の違う勢いでまとめて差し切ルトは思わなかった。3歳馬の1分57秒台の時計は破格で、以降の人気通りの着順を踏まえても、フロックなどではありようもない。ただ、今度は前回とは異なりマークもきつくなる。展開に恵まれる可能性も少ないだろう。それでもより得意の東京コースに戻れる強みで相殺できると考えることもできる。ある意味ここが真価を問われる形なるが、十分期待に応える力は備えている。

 別路線組では唯一スマートオーディンを選抜。共同通信杯ではディーマジェスティだけでなく、大敗を喫する内容だったが、その後、きちんと立てなおして重賞2連勝。かつてのダービー馬、キズナを彷彿させるローテでここダービーに挑んできた。一気の相手強化で、早いペースへの対応に不安は残るものの、常に繰り出す32~33秒台の末脚はやはり脅威。この相手でも食い込む可能性も十分残している。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
BOX:
12=08=03
(6点)

軸2頭マルチ:
12=08
→03,05,01,10
(24点)
中山と東京という違いから、皐月賞よりもダービーの方が差し馬が有利に思えるが、東京2400m、それもタフなG1での消耗戦となると、ある程度前に付ける必要性もある。加えて今年の皐月賞は異例のハイペースで後方待機馬に利がある展開だった。その点でマカヒキや、ディーマジェスティは今度は前回同様にうまく運ぶとは思えない要素を残す。また、人気的にも今回は皐月賞の敗戦組の巻き返しを見込んだシナリオを想定したい。
とはいえ、これらはあくまでも僅差の範囲での話で、ハイレベルな上位陣の力は高いレベルで拮抗し、かつ他馬より抜きん出ているもの。皐月賞同様、限られた上位陣の馬での争いは濃厚といえよう。
馬券は3連単ではリオンディーズから。サトノダイヤモンドとの2頭軸マルチながし。特に、リオン、サトノ、マカヒキの3頭BOXを本線で勝負したい。このレースに限っては単勝勝負も面白いだろう。
2016年5月22日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳 / オープン / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  ◎ シンハライト    牝3 55 池 添  2:25.0  1
2[7] 13  ○ チェッキーノ    牝3 55 戸 崎  クビ    2
3[7] 14  ☆ ビッシュ      牝3 55 Mデム  1/2     5
4[8] 16     ジェラシー     牝3 55 横山典  1.1/2   10
5[3] 5     ペプチドサプル   牝3 55 四 位  ハナ    8
6[6] 12  △ フロンテアクイーン 牝3 55 蛯 名  クビ    12
7[7] 15     レッドアヴァンセ  牝3 55 田 辺  ハナ    11
8[8] 18     ダイワドレッサー  牝3 55 三 浦  クビ    17
9[4] 8  △ デンコウアンジュ  牝3 55 川 田  ハナ    6
10[6] 11  ▲ エンジェルフェイス 牝3 55 ルメー  1      3
11[2] 4  ☆ アットザシーサイド 牝3 55 福 永  3/4     4
12[1] 2     アウェイク     牝3 55 吉田豊  1.3/4   13
13[8] 17  ☆ ロッテンマイヤー  牝3 55 ベリー  1.1/2   7
14[5] 9     ウインファビラス  牝3 55 松 岡  1.1/2   16
15[3] 6     アドマイヤリード  牝3 55 岩 田  アタマ  9
16[1] 1     フロムマイハート  牝3 55 石 橋  1.1/4   14
17[4] 7     ゲッカコウ     牝3 55 柴田大  4      15
18[5] 10     ダンツペンダント  牝3 55 古 川  4      18
  
払戻金 単勝 3 200円
    複勝 3 110円 / 13 130円 / 14 320円
    枠連 2-7 300円
    馬連 3-13 420円 / 馬単 3-13 650円
    3連複 3-13-14 2070円 / 3連単 3-13-14 5790円
    ワイド 3-13 200円 / 3-14 660円 / 13-14 910円
  

感想と言い訳?!

 またしても、ミルコ!ビッシュの勝利かと思いきや、シンハライトが差し切り。予想以上に後方からの競馬となり、直線では包まれ気味。半ば強引なライン取りも、怯むことなく馬群をこじ開け、前を捉えきりました。この馬の根性は物凄いとしかいいようがないですね。これで桜花賞時の3強は揃ってG1を取りました。秋の再戦が非常に楽しみになりました。

 尚、シンハライトを徹底マークした形のチェッキーノは、同じ脚色で差してきましたが、一歩届かず。悔しい結果ではありますが、あの形で勝てなかったことは相手が強かったとしか言いようが無いですね。

 馬券は当たりはしましたがものすごく安い配当。もう少しヒモ荒れを期待したんですが、まぁ良しとしましょう。

2016/5/22 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   フロムマイハート 牝3 55.0 石橋脩
1 02   アウェイク 牝3 55.0 吉田豊
2 03 シンハライト 牝3 55.0 池添謙一
2 04 アットザシーサイド 牝3 55.0 福永祐一
3 05   ペプチドサプル 牝3 55.0 四位洋文
3 06   アドマイヤリード 牝3 55.0 岩田康誠
4 07   ゲッカコウ 牝3 55.0 柴田大知
4 08 デンコウアンジュ 牝3 55.0 川田将雅
5 09   ウインファビラス 牝3 55.0 松岡正海
5 10   ダンツペンダント 牝3 55.0 古川吉洋
6 11 エンジェルフェイス 牝3 55.0 ルメール
6 12 フロンテアクイーン 牝3 55.0 蛯名正義
7 13 チェッキーノ 牝3 55.0 戸崎圭太
7 14 ビッシュ 牝3 55.0 M.デムーロ
7 15   レッドアヴァンセ 牝3 55.0 田辺裕信
8 16   ジェラシー 牝3 55.0 横山典弘
8 17 ロッテンマイヤー 牝3 55.0 ベリー
8 18   ダイワドレッサー 牝3 55.0 三浦皇成
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
10の逃げに内から01が絡む展開が予想されるも、ペース自体はおそらく落ち着きそう。
信頼度
C
軸馬信頼
無冠の本命馬が意地をみせる一戦。取り巻き陣も多士済々。穴馬が食い込む余地もある情勢。
予想本文 

~ 3 - 2 = ? ~
 桜花賞の3強のうち、その覇者ジュエラーは戦線離脱、メジャーエンブレムは路線変更して二つ目の戴冠。残ったのは無冠のシンハライトのみ。連動性は高いとはいえ、桜花賞から一気の距離延長となるオークス。シンハライトが貫禄をみせるか、あるいは新たなヒロインが台頭するかが見どころ。

 少々迷いも生じたが、ここはシンハライトに敬意を払いたい。距離の面で不安がないわけではないが、気性的には問題なくこなせそう。母父シングスピールの血統も後押し。桜花賞は2着に敗れはしたが、勝利に等しいと言える内容で、3着馬との着差も十分なもの。長くいい脚を使うため、東京コースも向くはず。ただ、懸念材料もないわけではなく、初となる長距離輸送は気にかかる。あと、マイル戦での強すぎる内容が却ってこの舞台での不安を誘う。

 チェッキーノは権利がありながら、敢えて桜花賞を回避し、オークス一本に絞ってきたローテに好感。桜花賞組との力関係は明瞭でないが、レコードとなったフローラSのレースレベルは高く、桜花賞組とも遜色ないと見る。血統的には2400mに少々不安も残すが、気性的な部分で補えるレベルだろう。3強の一角の本命馬の相手は十分務めることができよう。

 2戦連続逃げ切り勝ちを収め、勢いにのるエンジェルフェイス。正直なところ、前走のレースメンバー的に他路線組との力関係は微妙なところがある。ただ、今回、有力馬に瞬発力ある差し馬が揃っているだけに、この馬の脚質がやはり目立つ。ここ2戦のマイル戦G1とは異なり、この舞台での前残りは困難とも思えるが、今の前が残る東京コースはちょっとわからないところもある。

 G1 2勝のメジャーエンブレムに勝利実績のあるデンコウアンジュ。メイショウサムソン産駒で距離適性については申し分ない。ここ3戦は凡走が続いているものの、左回りの距離延長でガラッと変わってくる可能性がある。ハマった時の強烈な末脚が印象にあるだけに無視できぬ存在。

 同じくメイショウサムソン産駒のフロンティアクイーンも不気味な存在。フローラSは4着とは言え、すこし間が開いていたこの馬にとっては上々の内容。さらに距離が伸びることは歓迎材料のはずで、先行してしぶとい競馬を見せれば、上位食い込みも有り得そう。

 ビワハイジ、アーデルハイトと、ハイジシリーズを継ぐ名のロッテンマイヤー。クロフネ産駒とはいえ、近親にブエナビスタを持つだけに一概にマイラーとは決めつけられない。前走はスローペースながら、前に行っての33秒台の末を披露。ここは試金石となるが、未知ゆえの期待と不安が同居する。

 ビッシュは前走フローラSでは最後方からの追い上げとなったが、5着まで追い上げた末脚は勝ち馬と遜色ない脚色だった。もう少し前で競馬ができていれば、かなりの接戦に持ち込めたかもしれない内容。400キロ台という小柄な牝馬ではあるが、強力な鞍上に恵まれたのが魅力。

 桜花賞で1,2着馬と少々離されたとはいえ、後方から追い上げての3着は見事だったアットザシーサイド。血統的にこの距離はさすがにしんどいところかと思われるが、まだ底を見せていない分、警戒は必要か。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

03
→13,11,08,12,17,14,04
(128点)
桜花賞での3強が崩れ、一気に混戦模様に拍車がかかった今年のオークス。色々な思案が巡ったが、結局のところシンハライトを信頼することが妥当と判断した。後方からの競馬を身上とするだけに、届かないケースは想定されたが、これまで見せた勝負根性なら勝ち負けまで持ってくるはず。2番軸もチェッキーノで事足りそうではあるが、馬券的に面白みがなくなるので、ここは少々点数が多くとも、シンハライトの3連単一頭軸マルチ馬券を推奨としたい。
2016年4月17日(日) / 中山 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差    人気
1[8] 18     ディーマジェスティ 牡3 57 蛯 名  1:57.9   8
2[2] 3  △ マカヒキ      牡3 57 川 田  1.1/4    3
3[6] 11  ◎ サトノダイヤモンド 牡3 57 ルメー  1.1/4    1
4[7] 15  ▲ エアスピネル    牡3 57 武 豊  1/2+ハナ 4
5[8] 16  ○ リオンディーズ   牡3 57 Mデム  4位降着  2
6[3] 5     マウントロブソン  牡3 57 ベリー  1.1/4    6
7[5] 9     ナムラシングン   牡3 57 田 辺  1/2      9
8[7] 14     ロードクエスト   牡3 57 池 添  2.1/2    5
9[2] 4     アドマイヤダイオウ 牡3 57 福 永  2.1/2    7
10[4] 7     ウムブルフ     牡3 57 柴 山  3/4      16
11[7] 13     プロフェット    牡3 57 戸 崎  1.1/4    10
12[3] 6     ミライヘノツバサ  牡3 57 柴田大  1/2      11
13[4] 8     ミッキーロケット  牡3 57 横山典  1/2      14
14[5] 10     トーアライジン   牡3 57 大 野  2       18
15[1] 1     ドレッドノータス  牡3 57 藤岡佑  1.1/4    13
16[1] 2     ジョルジュサンク  牡3 57 吉田隼  3       12
17[6] 12     リスペクトアース  牡3 57 石 川  10       15
18[8] 17     アドマイヤモラール 牡3 57 内 田  4       17
  
払戻金 単勝 12 350円
    複勝 12 160円 / 13 220円 / 5 220円
    枠連 6-7 480円
    馬連 12-13 1100円 / 馬単 12-13 2040円
    3連複 5-12-13 3200円 / 3連単 12-13-5 12240円
    ワイド 12-13 490円 / 5-12 560円 / 5-13 860円	
  

感想と言い訳?!

 いやぁ、参りました。レースは4強!もっといえば、2強+2強!紛れがあっても勝つのはこの中からと決めつけていただけにディーマジェスティの勝利には正直驚きました。大外枠は嫌ったものの、決して過小評価していたわけでもないのですが…。それだけ4強は抜けた存在と見ていました。さすが皐月賞ですね。競馬は難しい。

 本命、サトノダイヤモンドは敗れはしましたが、次回に繋がるいい内容でした。リオンディーズは暴走ともいえる超ハイペースでレースを引きましたが、これはさすがに予想外でした。他馬はついてこれないと見たのでしょうか。エアスピネルは自身の競馬はできてましたが、やはり不利を被ったとはいえ、一歩地力で劣る感。ただ、NHKマイルに出るなら注目の存在。マカヒキは理想的な展開で、さすがの32秒台の最速の豪脚。しかし前に位置した勝ち馬には届かなかった。

 4強の短評としてはこんなものでしょうか。それらをあざ笑うかのように好位から差しきったディーマジェスティ。当然、ダービーでも注目されることにはなるのでしょうが、ちょっと扱いに困ってます。(^^;

2016/4/17 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 B
  • 芝2000m
    内・右回り
  • 稍重
    見込み
スタートとゴール前の2度の坂越えがあるタフなコース。スローペースになりやすく、内回りゆえ多数頭なら差し馬は捌くのに苦労することもあり、器用さと力のある先行馬が圧倒的に有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ドレッドノータス 牡3 57.0 藤岡佑介
1 02   ジョルジュサンク 牡3 57.0 吉田隼人
2 03 マカヒキ 牡3 57.0 川田将雅
2 04   アドマイヤダイオウ 牡3 57.0 福永祐一
3 05   マウントロブソン 牡3 57.0 ベリー
3 06   ミライヘノツバサ 牡3 57.0 柴田大知
4 07   ウムブルフ 牡3 57.0 柴山雄一
4 08   ミッキーロケット 牡3 57.0 横山典弘
5 09   ナムラシングン 牡3 57.0 田辺裕信
5 10   トーアライジン 牡3 57.0 大野拓弥
6 11 サトノダイヤモンド 牡3 57.0 ルメール
6 12   リスペクトアース 牡3 57.0 石川裕紀
7 13   プロフェット 牡3 57.0 戸崎圭太
7 14   ロードクエスト 牡3 57.0 池添謙一
7 15 エアスピネル 牡3 57.0 武豊
8 16 リオンディーズ 牡3 57.0 M.デムーロ
8 17   アドマイヤモラール 牡3 57.0 内田博幸
8 18   ディーマジェスティ 牡3 57.0 蛯名正義
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
コーナー4回でペースは緩みがちでも、例年、スローまでには至らない。差し馬も勝負できる。
信頼度
C
一騎打ち
上位陣のレベルは一段上と見る。波乱のない決着が濃厚だが、配当も期待できないため、絞り込んでのリスクを覚悟。
予想本文 

~ 桜花賞再現?! ~
 直結のトライアルをレコードで駆け抜けた1、2着馬と、別路線組の圧倒的1番人気馬という構図は、鞍上も含め、奇しくも先週の桜花賞と同じ構成。桜花賞と同じなら、リオンディーズの戴冠となる。ただ、今回は3強と呼ぶことはできぬほど、近年ないくらいのメンバーが揃った。今年の皐月賞はどの馬が勝つのか、心踊るレースとなった。

 実績不足の上、弥生賞組との力関係は未知でも、皐月賞という舞台においてなら、サトノダイヤモンドの完成度を信頼したい。とにかくこの3戦が文句のつけようのない完勝っぷり。相手が楽すぎて、未だ本気を出した競馬をしていないかのようで、底が知れない。気性的に落ち着きがあり、センスもよく大物感に溢れている。弥生賞組の実力馬に対し、どこまで通用するかは確かに不明の余地が残る。また、きさらぎ賞からの直行は、皐月賞での連動が皆無に等しく、この馬自身の重賞経験もこの一戦のみ。データ的には非常に厳しいが、それでも本命を張れるだけの馬と見る。相手も相当強いが、それをも超える超大物であることに期待したい。

 朝日杯では直線一気を決めたリオンディーズ。注目された復帰戦の弥生賞では敗れたとはいえ、この本番へ向けての予行練習として申し分のないものであった。前走から一転、皐月賞を意識した積極的に前につける競馬で、直線先頭から押し切る横綱相撲を試みた。結果、末に徹したマカヒキには屈したものの、相手のあの末脚は計算外で、2分を切った時計は十分勝利に値する内容。相変わらず、かかり気味で気性に不安は残すが、それでも前で競馬ができたことは、ここで非常に大きな意味を持つ。今回は前走を教訓に、鞍上もアジャストしてくる。ひと叩きの上積みも見込め、態勢は十分整った。

 本質的にはマイラーであることは承知の上で、エアスピネルを3番手。朝日杯の1番人気であったように、本来、この馬が世代代表馬であり、それに見合う十分な実力の持ち主でもある。ただ、今年は他にも匹敵する傑出馬がゴロゴロ出てきた。すでにリオンディーズとは勝負付けが済んでしまった感もあるが、まだ安定感ではこちらが上だろう。高いレベルでまとまっていて、完成度高く、器用さが要求される中山内回りなら、付け入る余地は十分にある。3強から外れ、人気的にも旨味十分。

 弥生賞を2分を切るという信じられない時計で勝利したマカヒキ。それも上がり3ハロンを32~33秒前半の脚を使うとんでもない豪脚の持ち主。中山の内回りでは不向きと思える脚質だが、逆にコーナー4回の2000mでは瞬発力勝負になりやすく、そういう展開であれば、この馬の末脚はうってつけ。ただ、前走はリオンディーズに勝利はしたものの、かなりスムーズにレース展開が出来たことを踏まえると、鞍上も変わる今回、どうしてもひとつ躊躇が残る。加えて、馬場渋化も気になるところ。それでもクラシック級の実力馬であることは間違いなく、相手強力でも展開一つ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単 :
11-16-15
11-16-03
16-11-15
16-11-03
(4点)
 3強とは言われているが、実質はサトノダイヤモンドと、リオンディーズの一騎打ちと見る。そして、エアスピネルとマカヒキがそれに続いた「4強」という見解に至った。この4頭はいずれも世代代表馬クラスで、他馬とは一線を画するだろう。ロードクエスト、マウントロブソン、アドマイヤダイオウら取り巻き陣も気になるところではあるが、配当的にもここは大胆に4強のみの馬券で勝負したい。さらに1,2着もサトノダイヤモンド、リオンディーズ固定で、4点馬券で大きく勝負。ボックス馬券は押さえまで。
2016年4月10日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13  ◎ ジュエラー     牝3 55 Mデム  1:33.4  3
2[6] 12  ▲ シンハライト    牝3 55 池 添  ハナ    2
3[5] 10  △ アットザシーサイド 牝3 55 福 永  1.3/4   6
4[3] 5  ○ メジャーエンブレム 牝3 55 ルメー  1/2     1
5[8] 17     アドマイヤリード  牝3 55 藤岡康  1/2     13
6[7] 15  △ ラベンダーヴァレイ 牝3 55 戸 崎  1.1/4   5
7[6] 11  ☆ レッドアヴァンセ  牝3 55 武 豊  1.1/4   4
8[1] 2     ブランボヌール   牝3 55 三 浦  クビ    10
9[3] 6     ビービーバーレル  牝3 55 石 橋  3/4     12
10[4] 7  ☆ デンコウアンジュ  牝3 55 川 田  クビ    7
11[2] 3     メイショウスイヅキ 牝3 55 松 山  1.1/4   14
12[8] 16     ウインファビラス  牝3 55 松 岡  1/2     9
13[1] 1     キャンディバローズ 牝3 55 菱 田  クビ    11
14[7] 14     カトルラポール   牝3 55 秋 山  2.1/2   17
15[5] 9     ジープルメリア   牝3 55 松 田  クビ    16
16[8] 18     メイショウバーズ  牝3 55 古 川  ハナ    18
17[2] 4     ソルヴェイグ    牝3 55 蛯 名  1.1/4   8
18[4] 8     アッラサルーテ   牝3 55 和 田  クビ    15
  
払戻金 単勝 13 500円
    複勝 13 240円 / 12 260円 / 10 810円
    枠連 6-7 730円
    馬連 12-13 960円 / 馬単 13-12 1950円
    3連複 10-12-13 5650円 / 3連単 13-12-10 20330円
    ワイド 12-13 320円 / 10-13 1320円 / 10-12 1430円
  

感想と言い訳?!

 まさかのメジャーエンブレムの4着。脚質的にターゲットにされやすいとは思っていましたがそれでも3着までには…と思っていました。直線挟まれる不利はありましたが、見事に割ってきた点はさすがも、チューリップ賞の1、2着馬には及びませんでした。こちらは再度ハナ差の大接戦でしたが、ジュエラーがモノにしました。シンハライト、アットザシーサイドも力量をみせつけました。どうやらオークスは高レベルの接戦模様で、難しくなってきましたね。

2016/6/1 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   キャンディバローズ 牝3 55.0 菱田裕二
1 02   ブランボヌール 牝3 55.0 三浦皇成
2 03   メイショウスイヅキ 牝3 55.0 松山弘平
2 04   ソルヴェイグ 牝3 55.0 蛯名正義
3 05 メジャーエンブレム 牝3 55.0 ルメール
3 06   ビービーバーレル 牝3 55.0 石橋脩
4 07 デンコウアンジュ 牝3 55.0 川田将雅
4 08   アッラサルーテ 牝3 55.0 和田竜二
5 09   ジープルメリア 牝3 55.0 松田大作
5 10 アットザシーサイド 牝3 55.0 福永祐一
6 11 レッドアヴァンセ 牝3 55.0 武豊
6 12 シンハライト 牝3 55.0 池添謙一
7 13 ジュエラー 牝3 55.0 M.デムーロ
7 14   カトルラポール 牝3 55.0 秋山真一
7 15 ラベンダーヴァレイ 牝3 55.0 戸崎圭太
8 16   ウインファビラス 牝3 55.0 松岡正海
8 17   アドマイヤリード 牝3 55.0 藤岡康太
8 18   メイショウバーズ 牝3 55.0 古川吉洋
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
昨年のようなスローは考えづらく、ある程度流れる展開。基本的には差し馬に有利。
信頼度
B
軸馬信頼
本命馬の連軸としての役割に期待。波乱の可能性は低そう。絞り込んでの金額勝負。
予想本文 

~ 3強?! ~
 いよいよクラシック第1弾、桜花賞。今の阪神は時計が速い。それも、一般的には差し有利のコース形態にも関わらず、比較的前が止まらない傾向も目立つ。そんな中、この時期の3歳牝馬が1分32秒台を叩きだした。それも3頭も。時計通りならこのタイムは圧巻。レースは3強で決まる公算はかなり高いはず。しかし、そううまく行かないのも競馬。果たして結果やいかに。

 ジュエラーは前走チューリップ賞ではかなり好展開にも関わらず、シンハライトに力負けともいえる着差以上の大きなハナ差負け。だが、これで勝負付けが済んだといえるほど決定的な差でもない。むしろ、1.32.8の時計で走破できた点は収穫で、さらに敗れたことでも人気的な旨味が増した点は大きい。調教に不安なく、前走以上に好調。この鞍上であれば今度はアジャストしてくるはずで、正直、単アタマとしての本命は断言しがたいが、連軸としてなら今回はうってつけの存在。

 2歳女王、メジャーエンブレムの前走は圧巻のひとこと。比較的手薄な相手だったとはいえ、東京コースを逃げてそのまま5馬身突き放し、そのタイムはなんと1分32秒5。前後半、ともに34秒台でまとめた内容でこれではちょっと、他馬にはどうしようもない。阪神コースは差し有利も、それでも十分押し切れる計算。後は、やはりチューリップ賞組との力関係。脚質的には分が悪く、人気もダントツなのでどうにか逆らいたいので、少し印を落とした。が、走りたくて仕方がないような躍動感溢れる調教をみるかぎり、実力的なトップはやはりこの馬かもしれない。

 シンハライトはいずれも僅差とはいえ、無敗の3連勝を成し遂げた点と、やはり連動性高いチューリップ賞を勝っている点を評価したい。末脚勝負の脚質、阪神1600の鬼、ディープインパクト産駒である点にも大いに安心感がある。相手2騎は強力だが、地力は互角以上。相手鞍上はG1コレクターの外国人ジョッキー。どうしてもその点で印的に下げたが、本心としては日本人ジョッキーの意地を見せて欲しいところ。

 敗れたとはいえ、アットザシーサイドの最後の伸び脚は目を見張るものがあった。阪神JFでは5着ではあるが、この時も末の良さは見せており、侮れない存在。ひと叩きの効果で上積みも見込めそう。

 少々離されたとはいえ、ラベンダーヴァレイのチューリップ賞3着の内容は評価すべき。10番人気での激走ではあるが、こちらもディープ産駒で適性は高く、3強崩しの一角を担える存在。

 外枠で半ば意図的だったかもしれないが、前走チューリップ賞で出遅れたレッドアヴァンセは上がり33.1秒の脚を繰り出しながら、前にも同じ脚を使われ、勝負にならなかった。今回も追い込み一手では苦しいが、好位つければ面白い。

 今一つ掴みどころのないデンコウアンジュ。後で我慢させれば確実な脚を使ってくれる。やや展開頼みの側面があるものの、幸い流れは早そうで出番はあるかも。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

13=05
→13,10,15,11,07
(30点)
ハナ差決着に終わったチューリップ賞の1,2着馬にメジャーエンブレムを加えた3強は、やはりまともに予想すれば死角は少ない。超スローに陥る可能性も少なく、阪神外回りなら、力通りの決着が濃厚。やはりメジャーエンブレムが力としては抜けている印象があるが、この馬を頭にしてしまうと配当は1ケタでこれでは割にあわない。ならば、連軸としてならという観点でジュエラーを本命に据えてみた。2強の各馬からの2頭軸マルチ流しでヒモ穴狙いが妥当なところか。

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2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
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後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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