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2019年10月13日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・稍重
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 5  ▲ クロノジェネシス   牝3 55 北村友  1:59.9  4
2[4] 8  △ カレンブーケドール 牝3 55 津  村  2      2
3[7] 14     シゲルピンクダイヤ 牝3 55 和  田  1.1/2   10
4[5] 9     シャドウディーヴァ 牝3 55 松  山  1/2     13
5[4] 7  △ ビーチサンバ       牝3 55 福  永  クビ    6
6[3] 6     ローズテソーロ     牝3 55 横山典  1      14
7[2] 3  ☆ ブランノワール     牝3 55 浜  中  1.1/4   11
8[1] 1  ○ ダノンファンタジー 牝3 55 川  田  1/2     1
9[8] 17  ◎ エスポワール       牝3 55 シュタ  アタマ  3
10[8] 16     パッシングスルー   牝3 55 戸  崎  クビ    9
11[5] 10     シェーングランツ   牝3 55   武    3.1/2   12
12[2] 4     トゥーフラッシー   牝3 55   幸    1/2     17
13[7] 13  ☆ サトノダムゼル     牝3 55 デムー  1/2     7
14[8] 18     シングフォーユー   牝3 55 藤岡佑  クビ    15
15[7] 15  ☆ コントラチェック   牝3 55 ルメー  3/4     5
16[6] 11     フェアリーポルカ   牝3 55 三  浦  2.1/2   8
17[6] 12     レッドアネモス     牝3 55 藤岡康  大差    16
-[1] 2     メイショウショウブ 牝3 55 池  添  取消
  
払戻金 単勝 5 690円
    複勝 5 240円 / 8 190円 / 14 550円
    枠連 3-4 1680円
    馬連 5-8 2180円 / 馬単 5-8 4950円
    3連複 5-8-14 15170円 / 3連単 5-8-14 70970円
    ワイド 5-8 710円 / 5-14 2120円 / 8-14 2170円
  

感想と言い訳?!

 1000m通過が58秒台というかなり早いペースとなりました。直線脚色落ちる先行馬を置き去りにする見事な勝利がクロノジェネシス。いやぁ馬体重20キロ増でなかなか強気になれない私をあざ笑うような見事な勝利でした。差したといっても比較的前目に位置していたので、やはり地力上位ですね。本命、対抗馬は馬群に沈み、完敗ですっ!

2019/10/13 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタート後の1コーナーがカギ。小回りの内回りコースゆえ、基本的には内枠有利も包まれると厄介。直線短くコーナーでの仕掛けを要するが、外の差し馬も極端な不利はない。とにかく器用さが要求されるコース。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ダノンファンタジー 牝3 55.0 川田
1 02   メイショウショウブ 牝3 55.0 池添
2 03 ブランノワール 牝3 55.0 浜中
2 04   トゥーフラッシー 牝3 55.0
3 05 クロノジェネシス 牝3 55.0 北村友
3 06   ローズテソーロ 牝3 55.0 横山典
4 07 ビーチサンバ 牝3 55.0 福永
4 08 カレンブーケドール 牝3 55.0 津村
5 09   シャドウディーヴァ 牝3 55.0 松山
5 10   シェーングランツ 牝3 55.0 武豊
6 11   フェアリーポルカ 牝3 55.0 三浦
6 12   レッドアネモス 牝3 55.0 藤岡康
7 13 サトノダムゼル 牝3 55.0 Mデムーロ
7 14   シゲルピンクダイヤ 牝3 55.0 和田
7 15 コントラチェック 牝3 55.0 ルメール
8 16   パッシングスルー 牝3 55.0 戸崎圭
8 17 エスポワール 牝3 55.0 シュタルケ
8 18 シングフォーユー 牝3 55.0 藤岡佑
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
直線短い内回りコース。差し馬の仕掛けは早く、流れ早い。とはいえ、馬場は渋く、これといった逃げ馬も不在。
信頼度
C
混戦
各メンバーの力量差はそれほどない。コースや当日の馬場も踏まえると、一筋縄ではいかない情勢。
予想本文 

~ 混戦の秋女王争い ~
 桜花賞馬、オークス馬の姿のいない、秋の3歳女王決定戦。実績的にはダノンファンタジーが中心も、他馬に付け入る隙は十分。

 格下の身の上、鞍上の乗り替わり、加えて外枠と、なかなか厳しい要素が揃ったが、それでも本命にはエスポワールを抜擢。キャリア5戦ながら、逃げ差し自在で、晴雨不問。高い柔軟性を見せており、京都内回りは最適。前走は重馬場を完勝しており、ここでも臆することはないはず。さらに一段上の成長をみせる必要はあるが、期待感の方が大きい。

 桜花賞、オークス馬が姿を見せてこないここは当然の人気馬、ダノンファンタジー。ただ、やはり気になるのは距離の壁。もちろん2000mは守備範囲ではあろうがベストとは言えない。とはいえ、復帰初戦であるローズSをしっかりと人気に応えて勝利してみせた点は高く評価したい。春はやや不完全燃焼に終わっただけに、ここで恥ずかしいレースはできまい。

 G1を3戦含みながらも3着以下なし。クロノジェネシスの安定感はメンバー随一。だが、やはりオークス以来のぶっつけは悩ましいところ。早熟傾向の強いバゴ産駒だけに、一度叩いてほしかった。ここで大敗するリスクも伴うが、鉄砲は効くタイプ。休養明け要因で力を出せないということはないだろう。今回のところはまだ、実績を信頼したい。

 オークスでクビ差2着となったカレンブーケドール。始動となった紫苑Sでは人気を裏切る3着も着差的には僅かで、まぁ上々といえる内容。やはりこのメンバーでは地力的には上位と言えよう。先行しての粘り腰は、京都内回りでも不安は少ない。一方で一発の魅力には欠ける部分もあるが、先行押し切りは十分可能だ。

 前走、ローズSでダノンファンタジーを追い詰めたビーチサンバ。春のチャカチャカした感じが鳴りを潜め、ずいぶん大人びたレースぶりで、春よりも一回り完成度を高めた成長を感じた。春の実績より、ローズSでの内容を素直に評価すべき馬。

 3連勝負けなしでここまで来た上がり馬、サトノダムゼル。現状は、格下であることは否めないが、重馬場経験もあり、伸びしろ見込める高素質馬で、無下にはできない。

 オークス大敗については、やや距離が長すぎたか、コントラチェック。それ以前までの実績を考慮すると、休養明けでもいきなり好走しても決して驚けない。

 連勝の勢いを駆って臨むブランノワールにも注意を払っておきたい。さらに1F伸びるのは歓迎ではないが、距離にも一定の目処はつけている。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

17=01
→05,08,07,13,15,03
(36点)

17=05
→01,08,07,13,15,03
(36点)
ダノンファンタジーの死角は少なそうだが、それでもエスポワールに賭けてみたい。タイム的にはこのメンバーでも通用するはずで、ここでどこまでの競馬ができるか見てみたい。馬券は3連単マルチで、相手は当然のダノンファンタジーと、クロノジェネシスの春の実績馬2頭を。
2018年10月14日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[6] 11  ◎ アーモンドアイ   牝3 55 ルメー  1:58.5  1
2[7] 13  △ ミッキーチャーム  牝3 55 川 田  1.1/2   5
3[1] 2     カンタービレ    牝3 55  武   1      3
4[3] 5  ▲ サラキア      牝3 55 池 添  3/4     4
5[1] 1     ラテュロス     牝3 55 秋 山  ハナ    13
6[2] 4     ランドネ      牝3 55 戸 崎  クビ    8
7[8] 16  △ プリモシーン    牝3 55 北村宏  ハナ    6
8[7] 14     ゴージャスランチ  牝3 55 横山典  1.1/4   10
9[4] 7  ○ ラッキーライラック 牝3 55 北村友  クビ    2
10[5] 9  ☆ サトノガーネット  牝3 55 浜 中  クビ    15
11[4] 8  ☆ トーセンブレス   牝3 55 藤岡佑  アタマ  11
12[3] 6     パイオニアバイオ  牝3 55 柴田善  3.1/2   9
13[8] 18  ☆ ダンサール     牝3 55 デムー  1/2     7
14[5] 10     オールフォーラヴ  牝3 55  幸   1.1/4   12
15[7] 15     ハーレムライン   牝3 55 大 野  4      17
16[6] 12     オスカールビー   牝3 55 川 須  2.1/2   14
17[8] 17     サヤカチャン    牝3 55 高 倉  3.1/2   16
-[2] 3     スカーレットカラー 牝3 55 岩 田  取消
  
払戻金 単勝 11 130円
    複勝 11 110円 / 13 280円 / 2 220円
    枠連 6-7 710円
    馬連 11-13 880円 / 馬単 11-13 1000円
    3連複 2-11-13 2360円 / 3連単 11-13-2 5600円
    ワイド 11-13 420円 / 2-11 340円 / 2-13 1500円
  

感想と言い訳?!

 行くべき馬が行かず、レースはミッキーチャームが引くゆったりとした流れ。アーモンドアイには苦しい展開かと思われましたが、別次元の末脚で悠々と3冠制覇してしまいました。これは、エリザベス女王杯はもったいない。ぜひ、JC、有馬へと駒を進めてほしいですね。2着はミッキーチャームがそのまま残り、3着争いが激しくなりましたが、乗り替わりで軽視していたカンタービレが入りました。ローズSを勝ちは伊達じゃなかったですね。

 問題はラッキーライラック。成長分とはいえ、+18キロ増の510キロは頂けない。レース前の入れ込みもあり、道中早々に脱落してしまいました。次走は正念場ですね。

2018/10/14 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・左回り

  • 見込み
スタート後の1コーナーがカギ。小回りの内回りコースゆえ、基本的には内枠有利も包まれると厄介。直線短くコーナーでの仕掛けを要するが、外の差し馬も極端な不利はない。とにかく器用さが要求されるコース。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ラテュロス 牝3 55.0 秋山
1 02   カンタービレ 牝3 55.0 武豊
2 03   スカーレットカラー 牝3 55.0 岩田
2 04   ランドネ 牝3 55.0 戸崎圭
3 05 サラキア 牝3 55.0 池添
3 06   パイオニアバイオ 牝3 55.0 柴田善
4 07 ラッキーライラック 牝3 55.0 北村友
4 08 トーセンブレス 牝3 55.0 藤岡佑
5 09 サトノガーネット 牝3 55.0 浜中
5 10   オールフォーラヴ 牝3 55.0
6 11 アーモンドアイ 牝3 55.0 ルメール
6 12   オスカールビー 牝3 55.0 川須
7 13 ミッキーチャーム 牝3 55.0 川田
7 14   ゴージャスランチ 牝3 55.0 横山典
7 15   ハーレムライン 牝3 55.0 大野
8 16 プリモシーン 牝3 55.0 北村宏
8 17   サヤカチャン 牝3 55.0 高倉
8 18 ダンサール 牝3 55.0 Mデムーロ
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
内回りコースとあって、比較的流れは早くなりがち。それに加え、逃げ馬2頭。スローは考えづらいか。
信頼度
B
相手探し
休み明けとはいえ、本命馬は強力。完全な相手探しの様相。
予想本文 

~ 牝馬三冠 ~
 牝馬クラシック戦線の春の2強、アーモンドアイとラッキーライラック。その2頭が揃ってぶっつけで挑んできた。春に圧倒的な強さをみせつけたアーモンドアイの3冠達成は濃厚とみられているが、果たして…。

 休み明けとはいえ予定どおり。そして注目の追い切りで圧倒した姿をみせたアーモンドアイの本命は不動と言わざるを得ない。3歳馬においては、春の一線級であっても、その後の成長がなければ秋には埋もれてしまうことが多いが、この馬が春にみせたパフォーマンスは仮にその後の成長がなかったとしても、依然トップレベルのそれ。不向きと言われた2400mを克服し、先行力もみせた完成度はかなり高い。3冠達成はそう簡単なものではないが、その可能性は高いだろう。

 本来主役を張るはずだったオルフェーヴルの仔、ラッキーライラック。アーモンドアイさえいなければ…という悔しい想いはあるだろう。ここでリベンジといきたいところだが、この馬の方が本命馬よりも条件的には厳しい。同じぶっつけでもローズSを回避してのもの。加えて、主戦騎手の乗り替わり。春につけられた差を埋めるには、やはり痛手ではある。ただ、救いは京都内回り2000mというこの舞台設定。展開頼みとはなるが、うまく先行できれば本命馬を出し抜くことは不可能ではない。

 3番手以降は悩ましく、今回の予想のキモとなりそう。迷いは生じたが、やはりローズS組からサラキアに白羽の矢。春にもそこそこの実績を持ち、ディープ産駒らしい持続力ある末脚をもっている。たくましく夏を超えてきたその成長度に期待したい。

 前走では古馬混合重賞を勝利してみせたプリモシーン。距離延長は微妙なところだが、持てるスピード能力はここでは上位。出遅れや脚を余すことの多い不安定さが逆に魅力でもある。上位食い込みは十分ありえる。

 未勝利から3連勝でここに挑む、典型的上がり馬のミッキーチャーム。その状態はまさに上り調子で勢い十分。信頼できる鞍上も得て、臨戦態勢も整った。逃げ馬2頭が多少気になるところもあるが、うまく折り合えればチャンスもある。

 前走ローズS大敗のトーセンブレスだが、それなりに言い訳もあった敗戦。一叩きされて、どこまで上向くか未知数ではあるが、G1善戦の実績はあり、侮れない。

 外枠で、実績も皆無なダンサール。しかし、前走は奥手の素質開花を思わせる5馬身差の圧勝劇をみせた。名手を背に不気味な存在。

 軽量とはいえ前走の勝ちっぷりに光るものがあったサトノガーネット。実績的にも人気は皆無だが、もしかしたらもしかするかも…という大穴で一考。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭ながし:

1着:11
2着:07
→05,16,13,08,18,09
(6点)

1着:11
3着:07
→05,16,13,08,18,09
(6点)

春の実績馬2頭はやはり抜けていたと判断する。特にアーモンドアイは今回のメンバーでも、この相手なら楽に勝てるのではないかと思えるほど。競馬に絶対はないだけにまさかの結末もないとは言えないが、やはり軸としては不動。ラッキーライラックの方はやはりやや躊躇いは生じたが、この馬も春時点の能力は突出しており、今回のメンバーなら本命馬以外には譲れぬと判断した。

馬券はこの2頭の2頭軸マルチといきたいが、配当的に期待できないので、アーモンドアイの1着固定を本線としたい。

2017年10月15日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 雨・重
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 14  ▲ ディアドラ     牝3 55 ルメー  2:00.2  3
2[4] 7  ○ リスグラシュー   牝3 55  武   1.1/4   4
3[2] 4  △ モズカッチャン   牝3 55 デムー  ハナ    5
4[1] 2     ラビットラン    牝3 55 和 田  3      6
5[4] 8  ☆ カワキタエンカ   牝3 55 北村友  クビ    8
6[2] 3     ブラックオニキス  牝3 55 大 野  3      15
7[1] 1  ◎ アエロリット    牝3 55 横山典  クビ    1
8[6] 11  ☆ ミリッサ      牝3 55 福 永  1.1/4   7
9[8] 17     ポールヴァンドル  牝3 55 三 浦  1.1/4   11
10[7] 13     リカビトス     牝3 55 浜 中  クビ    9
11[7] 15     ヴゼットジョリー  牝3 55 菱 田  1      18
12[3] 5     ブラックスビーチ  牝3 55 川 田  1.3/4   14
13[8] 16  △ ファンディーナ   牝3 55 岩 田  1/2     2
14[6] 12     レーヌミノル    牝3 55 池 添  1.3/4   10
15[5] 9     ハローユニコーン  牝3 55 田 辺  クビ    16
16[3] 6     メイショウオワラ  牝3 55 松 若  1/2     12
17[5] 10     タガノヴェローナ  牝3 55  幸   3.1/2   17
18[8] 18     カリビアンゴールド 牝3 55 田中勝  クビ    13
  
払戻金 単勝 14 630円
    複勝 14 220円 / 7 190円 / 4 270円
    枠連 4-7 1100円
    馬連 7-14 1510円 / 馬単 14-7 2900円
    3連複 4-7-14 3180円 / 3連単 14-7-4 14760円
    ワイド 7-14 570円 / 4-14 790円 / 4-7 750円
  

感想と言い訳?!

 予想以上に馬場は悪くなりましたが、ディアドラが後方から見事な差し切りをみせました。直線はモズカッチャンの勢いがよかっただけに、よく差し切ったなぁという印象です。リスグラシューもこれに付いて、さすがの貫禄を見せました。

 本命アエロリットは好位につけながら直線では手応えありませんでした。距離という見方もできますが、クロフネ産駒らしく、芝の重馬場は不向きなのかもしれませんね。

2017/10/15 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り
  • 稍重
    見込み
スタート後の1コーナーがカギ。小回りの内回りコースゆえ、基本的には内枠有利も包まれると厄介。直線短くコーナーでの仕掛けを要するが、外の差し馬も極端な不利はない。とにかく器用さが要求されるコース。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 アエロリット 牝3 55.0 横山典弘
1 02   ラビットラン 牝3 55.0 和田竜二
2 03   ブラックオニキス 牝3 55.0 大野拓弥
2 04 モズカッチャン 牝3 55.0 M.デムーロ
3 05   ブラックスビーチ 牝3 55.0 川田将雅
3 06   メイショウオワラ 牝3 55.0 松若風馬
4 07 リスグラシュー 牝3 55.0 武豊
4 08 カワキタエンカ 牝3 55.0 北村友一
5 09   ハローユニコーン 牝3 55.0 田辺裕信
5 10   タガノヴェローナ 牝3 55.0 幸英明
6 11 ミリッサ 牝3 55.0 福永祐一
6 12   レーヌミノル 牝3 55.0 池添謙一
7 13   リカビトス 牝3 55.0 浜中俊
7 14 ディアドラ 牝3 55.0 ルメール
7 15   ヴゼットジョリー 牝3 55.0 菱田裕二
8 16 ファンディーナ 牝3 55.0 岩田康誠
8 17   ポールヴァンドル 牝3 55.0 三浦皇成
8 18   カリビアンゴールド 牝3 55.0 田中勝春
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
内枠の01の動向次第だが、おそらく08が逃げる形。喧嘩することはないが、他馬も 早め。それなりに早い流れが予想される。
信頼度
D
実力伯仲
展開の影響を大きく受けそうなレース構成。道中ごちゃくつようなら、波乱の目も。
予想本文 

~ 百花繚乱 秋の華 ~
 今年の牝馬クラシック戦線は少々異色。中心ホースと見られていたファンディーナやソウルスターリングは別戦線に果敢に挑戦してしまい、やや空洞化してしまっている状況。その分、均衡した勢力図となり、今回も馬券的には面白いメンバー構成となった。

 少々悩みはしたが、アエロリットを本命に据える。前走クイーンSは軽量だったことを考慮しても、なかなか強い内容での逃げ切り勝ち。今回は番手に控える可能性があるが、先行しての安定ぶりには高い信頼が置ける。クロフネ産駒だけに距離には不安があるが、状態は絶好調。京都内回りで馬場渋化が予想される中、内枠を引いたとあらば、やはり中心視したい。

 ソウルスターリングの影に隠れ、勝ちきれぬレースが続くものの、リスグラシューは高い実力の持ち主だ。こちらも距離には多少不安があるも、展開問わずの堅実な末脚は安心感がある。前走を叩き台に、さらなる上積みが見込め、状態も上向き。ここでも大崩れなく好勝負できるはずで相手筆頭として申し分ない。

 重賞昇格後、連動率の高まった紫苑S組からはディアドラ。こちらも春からの活躍馬で、その実力は折り紙付き。ここ2走は、連勝とはいえ、僅差の勝利ではあるが、G1での好走経験からもそれほど心配はない。むしろ、春の実績馬より充実期と言えるかもしれない。距離不安なく小回りコースが経験済みであることも心強い。

 ファンディーナの復活にも期待したいところ。注目された前走ローズSでは、楽勝かと思われた直線から、伸びきれないまま後続馬に飲み込まれ敗れてしまった。展開面も踏まえれば、休み明けとしては及第点の内容ともいえよう。当代代表する実力馬。要注意の存在。ただ、その割に調教が控えめで、やや不安も残る。

 モズカッチャンのオークスでのソウルスターリングの2着の実績は相当なもの。それだけに期待された前走だったが、7着と大敗してしまった。ただ、ファンディーナを相手と間違えた感もある敗戦で、一叩きの今回が真価を問われる。気性が難しいところがあるので、その点が分かれ目になりそう。当日気配には注意を払いたい。

 末脚勝負となればミリッサも面白い。前走でみせた33秒台の脚には目を見張るものがあった。良血で大舞台にも強いはず。前が早くなれば、混戦縫って浮上の目は十分にある。ここで大仕事があっても驚けない。

 ローズSで差し馬が殺到した展開の中、2着に逃げ残ったカワキタエンカの粘り腰は見事だった。今回、内にアエロリットがいるが、おそらくはハナを主張するのはこの馬だろうと思われる。京都内回りであっても、G1のこのレースでは逃げ切りは至難。それでも押さえておきたい一頭だ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=07
→14,16,04,11,08
(30点)

01=14
→01,16,04,11,08
(30点)
それぞれ一長一短で軸すら決めるのが難しいところだが、前目に着けられる点と追い切り状態を重視してアエロリットを本命に据えた。あまり早くなるようだと、差し馬の台頭を促すが、そのあたりは折り合いもつくはず。相手も難しいところだが、実績と安定感を買ってリスグラシュー。馬券はこの2頭からの3連単2頭軸マルチで勝負。人気でもディアドラからも押さえておきたいところだ。
2016年10月16日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 7  △ ヴィブロス     牝3 55 福 永  1:58.6  3
2[2] 3  ▲ パールコード    牝3 55 川 田  1/2     4
3[7] 15  △ カイザーバル    牝3 55 四 位  1/2     8
4[1] 2  ○ ジュエラー     牝3 55 Mデム  クビ    2
5[3] 5     レッドアヴァンセ  牝3 55 武 豊  1.3/4   5
6[5] 9     クロコスミア    牝3 55 岩 田  1/2     10
7[2] 4  ☆ パーシーズベスト  牝3 55 ルメー  クビ    9
8[7] 14  ☆ ミエノサクシード  牝3 55 川 島  クビ    7
9[4] 8     デンコウアンジュ  牝3 55 内 田  クビ    6
10[5] 10  ◎ ビッシュ      牝3 55 戸 崎  クビ    1
11[8] 18     キンショーユキヒメ 牝3 55 松 若  1/2     14
12[6] 12     ウインファビラス  牝3 55 松 岡  3/4     15
13[3] 6     ゲッカコウ     牝3 55 和 田  アタマ  18
14[6] 11  ☆ フロンテアクイーン 牝3 55 蛯 名  1.1/4   12
15[8] 16     ダイワドレッサー  牝3 55 川 須  1.1/4   13
16[1] 1     エンジェルフェイス 牝3 55 浜 中  9      11
17[8] 17     ネオヴェルザンディ 牝3 55 松 山  1.1/4   17
18[7] 13     ワンダーピルエット 牝3 55 小 牧  1.1/2   16
  
払戻金 単勝 7 630円
    複勝 7 220円 / 3 380円 / 15 480円
    枠連 2-4 1870円
    馬連 3-7 3550円 / 馬単 7-3 6170円
    3連複 3-7-15 20940円 / 3連単 7-3-15 95520円
    ワイド 3-7 1110円 / 7-15 1790円 / 3-15 2950円
  

感想と言い訳?!

 主力不在の混戦模様の秋華賞は好位から直線で鋭く伸びたヴィブロスが戴冠。姉が涙を飲んだこのタイトルをあっさり獲ってしまいました。2着にはパールコード、そして3着はカイザーバルと、概ね有力どころが上位独占の結果になりましたが、1、2番人気が飛んだことでそれなりの配当になりました。特にビッシュは418キロと遠征もあって馬体重を落としたことも影響したか、不完全燃焼な内容となりました。

2016/10/16 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタート後の1コーナーがカギ。小回りの内回りコースゆえ、基本的には内枠有利も包まれると厄介。直線短くコーナーでの仕掛けを要するが、外の差し馬も極端な不利はない。とにかく器用さが要求されるコース。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   エンジェルフェイス 牝3 55.0 浜中俊
1 02 ジュエラー 牝3 55.0 M.デム
2 03 パールコード 牝3 55.0 川田将雅
2 04 パーシーズベスト 牝3 55.0 ルメール
3 05   レッドアヴァンセ 牝3 55.0 武豊
3 06   ゲッカコウ 牝3 55.0 和田竜二
4 07 ヴィブロス 牝3 55.0 福永祐一
4 08   デンコウアンジュ 牝3 55.0 内田博幸
5 09   クロコスミア 牝3 55.0 岩田康誠
5 10 ビッシュ 牝3 55.0 戸崎圭太
6 11 フロンテアクイーン 牝3 55.0 蛯名正義
6 12   ウインファビラス 牝3 55.0 松岡正海
7 13   ワンダーピルエット 牝3 55.0 小牧太
7 14 ミエノサクシード 牝3 55.0 川島信二
7 15 カイザーバル 牝3 55.0 四位洋文
8 16   ダイワドレッサー 牝3 55.0 川須栄彦
8 17   ネオヴェルザンディ 牝3 55.0 松山弘平
8 18   キンショーユキヒメ 牝3 55.0 松若風馬
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
各馬、様子を伺いながらではあるが、京都内回りを意識すると、必然ペースが早まる。
信頼度
D
混戦
本命馬不在の混戦レース。京都内回りのコース形態も手伝い、波乱含み。
予想本文 

~ 主役欠席 ~
 トライアルで鬼脚を見せたシンハライト。間違いなくこの馬がこのレースの中心を担うはずが、まさかの屈腱炎。メジャーエンブレムも戦線離脱しており、非常に残念ではあるが、有力馬不在の混戦模様を呈してきた今年の秋華賞。2番手候補だったジュエラーもトライアル大敗でさらに混迷を極める。

 オークス3着、秋初戦の紫苑Sでは圧勝劇を見せたビッシュ。後方からコーナーで楽にまくって、直線では突き放す完勝で、実に強い内容。シンハライトら、クラシック組有力馬と、どこまでやれるか楽しみな素材ではあったが、軒並み不在となれば、ここは大きなチャンス。小柄な馬だが、馬体はしっかりしてきており、後は関西遠征がどうでるか。

 桜花賞馬、ジュエラー。骨折からの注目の復帰戦のローズSは大敗を喫した。無論、本番を見据えての叩き台であることは承知の上だが、暗雲が立ち込めたには違いない。ローズSは重馬場だったことの影響も多少はあるかもしれない。また、展開を見越して初めて先行という戦法もとった。シンハライトが後方に控えながら、それでも豪脚で差し切ったことに比べると、明暗の差が大きく出てしまった。大型馬ゆえ、当然、叩いての良化は十分に考えられるが、オークスを経験していない以上、どうしても「距離の壁」もちらつくのも否めない。

 秋初戦の前走は人気の割には案外な5着に終わったバールコード。叩いての上積みがどこまで見込めるかだが、今の情勢であれば期待感の方が大きい。瞬発力勝負となると、少々不安が残るが、本調子なら地力上位。

 前走紫苑Sでは不利がありながらも2着に食い込んだヴィブロス。ヴィルシーナの全妹で血統的な裏付けもあり、思った以上に器用なタイプのようだ。脚質的にも安定した競馬が望めるだろう。

 本来、このレースはデータ的にローズS組の方が相性がいい。そこで3着のカイザーバル。勝ち馬の圧倒的末脚に目を奪われたが、この馬も34秒台で上がっている。そして、その勝ち馬が不在となれば、必然注目の存在。

 春の大舞台を含めて、常に安定した成績を残してきたフロンテアクイーン。秋もまずまずの始動となり、相手なりに走る安定した末脚はここでも通用するはず。

 上がり馬ミエノサクシードも面白い。追い込み一手の脚質が京都内回りではネックとなるが、ここ2走の末脚をみると期待も高まる。

 条件馬ながら、鞍上に期待のパーシーズベスト。今回主力を形成する紫苑S組での4着は軽視できず要警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

10=02
→03,07,15,11,14,04
(36点)
ともかくも、大本命馬が不在。トライアルでは紫苑SよりローズSの方が圧倒的に分がいいが、勝ち馬の強さばかりが目立ってこれといった候補がいない。必然的に叩いて変わり身期待のジュエラーに目が行く。一方の紫苑Sではやはりビッシュの強さが際立った。かなり押し出され気味だが、馬券はこの2頭から。3連単2頭軸マルチながし。相手は手広く。
2015年10月18日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 18  ◎ ミッキークイーン  牝3 55 浜 中  1:56.9  1
2[5] 9  ☆ クイーンズリング  牝3 55 Mデム  クビ    5
3[3] 6  ☆ マキシマムドパリ  牝3 55  幸   1.1/4   8
4[6] 12  ▲ アンドリエッテ   牝3 55 川 田  クビ    7
5[8] 17     アースライズ    牝3 55 川 須  アタマ  16
6[6] 11  △ タッチングスピーチ 牝3 55 ルメー  ハナ    2
7[7] 13     アスカビレン    牝3 55 池 添  ハナ    12
8[4] 7  △ トーセンビクトリー 牝3 55 武 豊  1.1/4   4
9[1] 2     クインズミラーグロ 牝3 55 吉田豊  1.1/4   9
10[3] 5     シングウィズジョイ 牝3 55 内 田  1/2     15
11[4] 8     ホワイトエレガンス 牝3 55 丸 田  3/4     10
12[2] 3     ディープジュエリー 牝3 55 柴 山  アタマ  11
13[2] 4     ディアマイダーリン 牝3 55 福 永  クビ    13
14[1] 1     ココロノアイ    牝3 55 横山典  1/2     6
15[8] 16     ノットフォーマル  牝3 55  黛   1.1/2   17
16[7] 14     キャットコイン   牝3 55 柴田善  1.1/2   14
17[5] 10  ○ レッツゴードンキ  牝3 55 岩 田  9      3
18[7] 15     テンダリーヴォイス 牝3 55 松 山  7      18
  
払戻金 単勝 18 300円
    複勝 18 150円 / 9 400円 / 6 560円
    枠連 5-8 670円
    馬連 9-18 2790円 / 馬単 18-9 4100円
    3連複 6-9-18 22790円 / 3連単 18-9-6 85610円
    ワイド 9-18 1170円 / 6-18 1560円 / 6-9 4550円
  

感想と言い訳?!

 ある程度、流れは早くなるかもとは予想されてましたが、それ以上のかなりのハイペースとなりました。主役ミッキークイーンは、4コーナー途中からしごかれ、直線では内の狭いところに閉じ込められました。これは危ない!!と思いましたが、なんのなんの。しっかりと伸びて完勝してしまいました。見事2冠達成です。

 2着はさすがのM.デムーロ、クイーンズリング。3着にマキシマムドパリが入りました。ただ、2着以下は差のない混戦となりました。目立ったところではレッツゴードンキの大敗でしょうか。入れ込みキツく、道中もかかり気味。展開もかなり辛いものとなりました。距離的な限界もあるかもしれません。

 ミッキークイーンの軸を変えるつもりはありませんでしたが、直前になって相手候補に迷いが生じました。特にレッツゴードンキの気配には不安を覚えました。かといって、代わりの相手も見つからず、急遽、ミッキークイーンの1着、2着ながしに切り替えたのですが、これが功を奏しました。 ただ、もうちょっとつくかなぁと思ったんですが…。そこそこ人気あったんですね。まぁ贅沢は言えないですね。

2015/10/18 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタート後の1コーナーがカギ。小回りの内回りコースゆえ、基本的には内枠有利も包まれると厄介。直線短くコーナーでの仕掛けを要するが、外の差し馬も極端な不利はない。とにかく器用さが要求されるコース。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ココロノアイ 牝3 55.0 横山典弘
1 02   クインズミラーグロ 牝3 55.0 吉田豊
2 03 ディープジュエリー 牝3 55.0 柴山雄一
2 04   ディアマイダーリン 牝3 55.0 福永祐一
3 05   シングウィズジョイ 牝3 55.0 内田博幸
3 06 マキシマムドパリ 牝3 55.0 幸英明
4 07 トーセンビクトリー 牝3 55.0 武豊
4 08   ホワイトエレガンス 牝3 55.0 丸田恭介
5 09 クイーンズリング 牝3 55.0 M.デムーロ
5 10 レッツゴードンキ 牝3 55.0 岩田康誠
6 11 タッチングスピーチ 牝3 55.0 ルメール
6 12 アンドリエッテ 牝3 55.0 川田将雅
7 13   アスカビレン 牝3 55.0 池添謙一
7 14   キャットコイン 牝3 55.0 柴田善臣
7 15   テンダリーヴォイス 牝3 55.0 松山弘平
8 16   ノットフォーマル 牝3 55.0 黛弘人
8 17   アースライズ 牝3 55.0 川須栄彦
8 18 ミッキークイーン 牝3 55.0 浜中俊
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
極端に引く馬は不在も、1コーナーを巡って例年前傾ラップを刻む傾向。
信頼度
C
軸馬信頼
不安要素を抱えつつも、本命馬には一定の信頼。
予想本文 

~ 薔薇の再戦 ~
 ほとんど前哨戦であるローズSの再戦となるメンバー構成。予想外なハイペースでの決着だったこと、阪神から京都への舞台替わり、ひと叩きからの巻き返し等、今回は条件は異なってくるため、すんなりローズSの結果を鵜呑みにもできない。とはいえ、連動性の非常に高い両レース。必然的に上位陣は注目が集まるだろう。

 大外枠が気になったが、やはり本命にはミッキークイーン。前走は派手な出遅れがありながら、阪神外回りと早い流れを味方につけ、2着まで食い込んできた。やはりこの馬は長い直線のある広いコース向きと思えるだけに、今回の京都内回りコースに不安がないといえば嘘になる。だた、ひと叩き後の調子はグンと上向きのようで、その不安は打ち消された。大外枠も内でごちゃつくよりは競馬はしやすいかもしれない。後はとにかくスムーズなスタートを祈るばかり。なんだかんだいっても、オークス馬がローズSで好走し、ここに臨んだ場合の連対率は非常に高い。

 前走ローズSは予想以上に早い流れで、結果は後方待機馬が一気に飲み込んだ形。先行勢総崩れの中、逃げて4着に粘ったレッツゴードンキにはさすがの地力を感じた。今回もペースはそこそこ流れるとは思うが、直線短い京都内回りなら一層の期待が増す。オークスでは控える形が裏目となった。多少気性的な成長も見られるが、あえて抑えるようなことはしないだろう。マイラー色が濃いだけに1ハロン伸びる距離が少々気になるが、オークスよりはずっと良い条件。

 やや強気の抜擢だが、アンドリエッテを単穴評価。ひと叩きされてからの状態がかなり上向き。あと一歩足らなかったが、春には鋭い末脚を武器にしていた。ここに来てその切れ味がさらに増してきた感。京都内回りコースでは後ろ一辺倒では苦しいが、うまく立ちまわることさえできれば、人気的にもおいしい存在。

 ローズS勝ち馬、タッチングスピーチ。展開利があったとはいえ、オークス馬に完勝の実績は評価に値する。直一気の追い込み型で、出負けも多く、器用さに欠ける点を懸念してここでは少し印は下げたが、高い地力を有し、かなりの確率で上位を伺ってくるだろう。

 良血馬トーセンビクトリーが、いよいよ本格化の兆し。条件戦からの重賞挑戦、3着とは言え、ある程度期待に応えてみせた。器用さを備え、瞬発力に優れるタイプで、前走よりこちらの舞台の方が向くはず。当然、巻き返しも可能だ。

 少し目線を変えてマキシムドパリはどうか。オークスこそ大敗したが、春もそこそこの実績を残している。その後の始動戦となった前走が楽な相手だったとはいえ、かなり余裕を感じる内容。競馬上手で、器用さの要求されるこの舞台にも向きそう。抽選をくぐり抜けた運も持っている。

 クイーンズリングにも引き続き注意を払っておきたい。ローズSでは、レッツゴードンキと同じく、好位からよく粘っていた。舞台代わりと叩いた上積みで一変も見込める。何より鞍上が怖い。

 今後の成長力という点でディープジュエリーにも1票。スローペースでの上がり勝負での3連勝。ペースの上がったローズSでは大敗してしまい、ここでは疑問は残るが、まだ底は見せていない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

18=10
→12,11,07,06,09,03
(36点)

18=12
→10,11,07,06,09,03
(36点)
奇しくも桜花賞馬とオークス馬2頭が本命対抗。ただ、3冠分け合う他馬の割り込みも十分にありえる情勢。多少迷いも生じたが、前走で大きな不利がありながらも崩れなかったミッキークイーンをやはり信頼したい。馬券はこの馬を軸で3連単2頭軸マルチながし。相手レッツゴードンキを本線に、アンドリエッテからも押さえたい。
2014年10月19日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良 サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6  ☆ ショウナンパンドラ 牝3 55 浜 中  1:57.0  3
2[2] 4  ◎ ヌーヴォレコルト  牝3 55 岩 田  クビ    1
3[6] 12     タガノエトワール  牝3 55 小 牧  1.1/4   4
4[1] 1  ○ ブランネージュ   牝3 55 秋 山  クビ    5
5[7] 14  ☆ サングレアル    牝3 55 戸 崎  1.1/2   9
6[4] 8  ▲ レッドリヴェール  牝3 55 福 永  1.1/4   2
7[2] 3     バウンスシャッセ  牝3 55 北村宏  クビ    7
8[8] 17  ☆ リラヴァティ    牝3 55 松 山  4      12
9[4] 7     ディルガ      牝3 55 武 豊  ハナ    14
10[8] 18     セウアズール    牝3 55 北村友  クビ    10
11[8] 16     オメガハートロック 牝3 55 ベリー  2.1/2   11
12[5] 9     アドマイヤビジン  牝3 55 四 位  1.3/4   17
13[1] 2     レーヴデトワール  牝3 55 川 田  アタマ  6
14[7] 15  ☆ ハピネスダンサー  牝3 55 藤岡康  1.1/4   16
15[6] 11     ペイシャフェリス  牝3 55 川 島  3.1/2   15
16[3] 5     マーブルカテドラル 牝3 55 田 辺  3/4     8
17[5] 10     マイネグレヴィル  牝3 55 柴田大  8      13
-[7] 13     パシフィックギャル 牝3 55 勝 浦  除外
  
払戻金 単勝 6 1010円
    複勝 6 200円 / 4 110円 / 12 270円
    枠連 2-3 520円
    馬連 4-6 630円 / 馬単 6-4 2050円
    3連複 4-6-12 1940円 / 3連単 6-4-12 12790円
    ワイド 4-6 290円 / 6-12 1370円 / 4-12 400円
  

感想と言い訳?!

 人気を嫌って軽視したショウナンパンドラがヌーヴォレコルトを押さえての戴冠。内外別れての見応えのあるレースでした。ショウナンパンドラはずっと期待されながら出世の遅れた馬でしたが、ようやく本格化してきたということでしょうね。勝たれたら仕方がないとも思ってたので素直に脱帽です。

 ヌーヴォレコルトは出負けと、最後外に出した分ちょっと分が悪かったですね。まぁ、面目は保ちました。問題は3着争いで、フランネージュは届かず、タガノエールが割り込みました。前走をフロックと思っていたわけではないのですが、この好走は光りました。

2014/10/19 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回り故、コーナーからの仕掛けが必要。ごちゃつく内を嫌って外を選択する手もあるが、やはり不利は否めず、内をうまく捌く器用さが要求される。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ブランネージュ 牝3 55.0 秋山
1 02 レーヴデトワール 牝3 55.0 川田
2 03   バウンスシャッセ 牝3 55.0 北村宏
2 04 ヌーヴォレコルト 牝3 55.0 岩田
3 05   マーブルカテドラル 牝3 55.0 田辺
3 06 ショウナンパンドラ 牝3 55.0 浜中
4 07   ディルガ 牝3 55.0 武豊
4 08 レッドリヴェール 牝3 55.0 福永
5 09   アドマイヤビジン 牝3 55.0 四位
5 10   マイネグレヴィル 牝3 55.0 柴田大
6 11   ペイシャフェリス 牝3 55.0 川島
6 12   タガノエトワール 牝3 55.0 小牧
7 13   パシフィックギャル 牝3 55.0 勝浦
7 14 サングレアル 牝3 55.0 戸崎圭
7 15 ハピネスダンサー 牝3 55.0 藤岡康
8 16   オメガハートロック 牝3 55.0 ベリー
8 17 リラヴァティ 牝3 55.0 松山
8 18   セウアズール 牝3 55.0 北村友
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
逃げ馬2頭が揃い、例年よりは早い流れが予想される。伏兵あれば差し馬か。
信頼度
C
地力信頼
春の有力馬がそのまま中心となりそうではあるが、予断を許さぬ情勢。
予想本文 

~ 鬼の居ぬ間? ~
 斤量有利な3歳牝馬という点を利して、ハープスターが挑んだ凱旋門賞は6着という結果に終わった。しかし、あらゆるタイプの日本勢各馬の中で、最先着を果たしたことはこの馬の力量を証明できたといえよう。そのハープスター不在の中、同世代3歳牝馬決戦の3冠目が争われる。

 前走ローズSを強い内容で勝ったヌーヴォレコルトにはやはり死角は少ない。スローペースとなった前走と今回では、著しく条件が異なるが、オークス馬がローズSを勝利して、ここに臨んできた場合の連動性を考慮すれば、ここは逆らいがたい。春からの馬体は気になるところではあるし、パンチ力に欠ける印象も否めないが、自在性、完成度は高く、このメンバーなら地力上位であり、無様な姿は見せないだろう。

 以下混戦模様を呈するが、思い切ってブランネージュを対抗格に抜擢。京都内回りで窮屈になる懸念はあるものの、好位で立ち回るタイプだけに包まれるようなことがなければ、今回の舞台は好条件。オークス、ローズSとも一定の結果も残しており、力量的にも上位の存在。京都コースに実績があることも頼もしい。

 ローズSで1人気に応えられなかった2歳女王、レッドリヴェールの復権も怖い。秋華賞はローズS上位組が素直に連動する傾向が強く、その意味では前走敗退はいかなる理由があろうと大きく影を落とす結果。ただ、今回は前走とは大きく展開も異なる見込み。加えて一叩き効果で変わってもおかしくはない。ダービーこそ大敗したが、オークス勝ち時計と同タイムであり、春の調子が戻ってくればトップクラスの実力馬。

 紫苑S組は例年信用ならないが、今年は新潟開催だけに何とも言えないところ。ただ、馬場が思わしくない中、レーヴデトワールの力強い差し切りには見どころはあった。桜花賞5着の実績からも地力で劣るとも思えず、競り落としたショウナンパンドラよりも人気薄となれば、ここは狙い所だ。

 そのショウナンパンドラは別路線組の筆頭格の存在。やや人気しすぎの感もあるが、33秒台の末脚はやはり魅力ではあるし、ここにきてようやく本格化の兆しも。

 良血馬サングレアルはまだ見限る訳にはいかない。前走は出遅れもあって勝負にならず。とにかく馬体が心配なところだが、叩いての上積みは見込めよう。

 ローズSで逃げ粘ったリラヴァティ。今回は前に他馬を置く形になるが、すんなり先行なら前走同様の渋とさをみせるはず。

 後一頭、穴っぽいところでハピネスダンサーを挙げておく。一夏を越え一回り大きくなった馬体に成長の跡。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

04=01
→08,02,06,14,17,15
(36点)

04=08
→01,02,06,14,17,15
(36点)
基本的には春の勢力図に変化はないとみる。必然的にハープスターと鎬を削ったヌーヴォレコルト、レッドリヴェールらが中心。その直接対決となった前哨戦を制したヌーヴォレコルトが、1強とはいわないまでも信頼度は高い。無論、レッドの巻き返しも怖いが、やはり一抹の不安の方が先行する。ならばと割って入ったのがフランネージュ。馬券はやはりヌーヴォから、相手をこの2頭で3連単マルチながし。
2013年10月13日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  ○  メイショウマンボ  牝3 55 武 幸  1:58.6  3
2[1] 1  ◎  スマートレイアー  牝3 55 武 豊  1.1/4   2
3[7] 13      リラコサージュ   牝3 55 池 添  頭      15
4[7] 14  ▲  デニムアンドルビー 牝3 55 内 田  ハナ    1
5[6] 11      リボントリコロール 牝3 55 横山典  1/2     12
6[1] 2      シャトーブランシュ 牝3 55 北村友  ハナ    8
7[4] 7  ×  トーセンソレイユ  牝3 55 メンデ  クビ    9
8[3] 5      セキショウ     牝3 55 吉田豊  ハナ    11
9[4] 8      マコトブリジャール 牝3 55 柴田大  クビ    16
10[3] 6      ウリウリ      牝3 55 浜 中  クビ    7
11[8] 17  ×  ローブティサージュ 牝3 55 岩 田  1/2     5
12[6] 12  △  エバーブロッサム  牝3 55 戸 崎  1.1/4   4
13[2] 3  ×  ティアーモ     牝3 55 川 田  クビ    6
14[5] 9      ノボリディアーナ  牝3 55  幸   クビ    10
15[2] 4      コレクターアイテム 牝3 55 秋 山  クビ    14
16[8] 18      セレブリティモデル 牝3 55 松 山  2      17
17[5] 10      サクラプレジール  牝3 55 福 永  1.1/2   13
18[7] 15      ビーナストリック  牝3 55 津 村  大差    18
  
払戻金 単勝 16 520円
    複勝 16 200円 / 1 180円 / 13 2260円
    枠連 1-8 630円
    馬連 1-16 950円 / 馬単 16-1 2250円
    3連複 1-13-16 50030円 / 3連単 16-1-13 233560円
    ワイド 1-16 500円 / 13-16 9820円 / 1-13 7480円
  

感想と言い訳?!

本命スマートレイアーに対して描いていた勝利イメージを、そっくりそのままトレースしたかのようにメイショウマンボが実行してしまいました。さすがのオークス馬の貫禄を見せつける実に完璧で、強い競馬だったと思います。
 一方、スマートレイアーはスタートですんなりといかず、まさかの最後方スタート。完全に終わったと思いましたが、きっちり詰めてきました。これで、念願どおり、G1レースでの武兄弟ワンツーが見事達成となりました。いつもいつも兄が勝ってたので、幸四郎勝利は素直によかったなぁと思います。それにしても、インタビューで語ってましたが、すごい自信があったようですね。
・・・レース前に言って欲しいです。(笑)

若干、「さっ、詐欺だぁ~!」気味だったのは3着に入ったリラコサージュ。
マイナス12キロの414キロでは、「さすがに…」と思ったんですが、激走してくれました。
今回は武兄弟総ながし馬券があったんで、かすってくれましたけどもね…。

尚、ちゃんと前日にUPしていたんですが、今回の予想はトップページにちゃんと反映できてなかったようでした。 申し訳ありません。

2013/10/13 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りであることと、直線が短いことが最大の特徴。当然内枠先行馬が有利。ただ、包まれるリスクも高い。G1レースともなると、流れも早くなるため、一概に有利不利は論じにくい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 スマートレイアー 牝3 55.0 武 豊
1 02   シャトーブランシュ 牝3 55.0 北村 友一
2 03 × ティアーモ 牝3 55.0 川田 将雅
2 04   コレクターアイテム 牝3 55.0 秋山 真一郎
3 05   セキショウ 牝3 55.0 吉田 豊
3 06   ウリウリ 牝3 55.0 浜中 俊
4 07 × トーセンソレイユ 牝3 55.0 メンディザ
4 08   マコトブリジャール 牝3 55.0 柴田 大知
5 09   ノボリディアーナ 牝3 55.0 幸 英明
5 10   サクラプレジール 牝3 55.0 福永 祐一
6 11   リボントリコロール 牝3 55.0 横山 典弘
6 12 エバーブロッサム 牝3 55.0 戸崎 圭太
7 13   リラコサージュ 牝3 55.0 池添 謙一
7 14 デニムアンドルビー 牝3 55.0 内田 博幸
7 15   ビーナストリック 牝3 55.0 津村 明秀
8 16 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
8 17 × ローブティサージュ 牝3 55.0 岩田 康誠
8 18   セレブリティモデル 牝3 55.0 松山 弘平
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
内回りを意識されてか、例年、このレースはペースが早めの傾向。今回も先行勢はそれなりに揃っており、淀みなく流れそう。
信頼度
D
波乱内在
トライアルレースが極端な展開になったため、連動性に疑問。加えて各馬の実力差も接近しており、波乱の可能性も。
予想本文 

 期待の日本馬2頭が参戦した凱旋門賞は、残念な結果に終わった。だが、叶えば夢は夢でなくなってしまう。引き続き目標があるということは日本の競馬界にとっては、意義あることなのかもしれない。一方、国内秋G1は3歳牝馬の3冠目、秋華賞。今年のこの世代の牝馬は中心馬不在といっていい。空洞の世代か、否か。それが問われる一戦となりそうだ。

 ぎりぎり間に合ったスマートレイアー。この馬を格下扱いにできない事は述べるまでもない。残してきた走破時計は現実績馬をはるかに上回る。無論、時計がすべてではないのが競馬とはいえ、そのレースを見た者には十分期待感を抱かせるレースぶりだった。有力馬より前に位置しながら、速い脚を繰り出せるのはこのメンバーなら大きな武器になる。加えて内枠となれば、包まれるリスクは名手に補ってもらうことで、その利を最大限に活かせる。やはり本命とせざるを得ない。

 前走、道悪と大外枠を考慮すれば、休養明け初戦としてはまずまずの結果のメイショウマンボ。デニムアンドルビーには差し比べで破れたとはいえ、展開面も考慮すれば仕方ない面もあり、それほど見劣りするものではなかった。追い込み脚質に近い差し馬だが、ある程度の器用さは備えており、得意の京都で巻き返しに期待したい。ここはオークス馬の意地がみたいところだ。

 なんだかんだいっても、ローズS組のこのレースにおける連動性はかなり高い。そこでデニムアンドルビーは、14キロ増の馬体重、さらに悪癖の出遅れもありながら、最後方から差し切り、1番人気に応えたことは賞賛に値する。ただ、その豪快なレースぶりは魅力的ではあるものの、やはり京都内回り2000mでは不安の方が先立つ。地力は認めるも、前走と同じような最後方からではおそらくは届かない。もちろんそれは承知の上だろうから、その上でどんな競馬を見せてくれるか。とにかく出負けだけはやはり避けたいところ。

 エバーブロッサムの前走は輸送による馬体減と道悪馬場でまるで競馬にならなかった。秋初戦としては、不安の残る立ち上がりとなったが、一方で人気落ちによる狙いやすさが増した。一叩きを経て、その末脚のキレが戻ってくればやはり怖い存在。少なくとも前走のような無様な負け方はすまいと信じたい。前走が度外視できれば、ここでの好走に頷ける実績がある。

 阪神JF後、どうにもパッとしない成績が続き、よくある早熟馬の流れに陥りつつあるローブティサージュだが、まだ復活要素は残っている。その根拠はやはり前走ローズSにある。一度は勝利もあるかと思わせた直線の抜け出しだったが、最後は後続馬に飲まれてしまった。それでも完全に前崩れのレースの中、先行しての6着は立派。これ以上の距離延長は疑問も、この舞台ならまだ戦える。

 オークスでは7馬身ちぎられたティアーモだが、まだ底を見せた感はない。軽量の上、ローカルではあるが、前走ではハイペースの中、先行してよく踏ん張りをみせていた。ここでも積極策に出れば、面白い結果も期待できる。

 ディープインパクトの妹という注目ばかり集めながら、今のところその重い期待には応え切れていないトーセンソレイユ。しかしここにきて動きはよくなってきており、良血開花の兆しはある。前走大敗からの巻き返しだが大駆けがあっても驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

01=16
→14,12,17,03,07
(30点)
土砂降りによる重馬場、ハイペースによる前崩れと、非常に異質だったローズSは、今回の連動性には確かに疑問。ただ、オークス上位組であるメイショウマンボ、デニムアンドルビーには一定の信頼は置けそう。ここに新星スマートレイアーが絡む構図だが、傑出馬不在の現状と、内枠を買ってこちらを本命にしたい。相手はやはりこの2頭のどちらかというところになるが、京都内回り2000mならメイショウマンボに分があるとみる。いい加減、武兄弟のG1ワンツーが見てみたいが、3連単マルチながしで。
2012年10月14日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 曇・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 14  ◎ ジェンティルドンナ 牝3 55 岩 田  2:00.4  1
2[1] 1  ○ ヴィルシーナ    牝3 55 内 田  ハナ    2
3[1] 2  × アロマティコ    牝3 55 佐 藤  1.1/2   6
4[2] 3     ブリッジクライム  牝3 55 大 野  1/2     11
5[3] 6     チェリーメドゥーサ 牝3 55 小 牧  ハナ    15
6[8] 17  ▲ アイムユアーズ   牝3 55 池 添  ハナ    3
7[6] 11     サンシャイン    牝3 55 浜 中  3/4     16
8[4] 8     キャトルフィーユ  牝3 55 四 位  アタマ  12
9[4] 7     トーセンベニザクラ 牝3 55 武 豊  1.3/4   7
10[3] 5  × ラスヴェンチュラス 牝3 55 川 田  アタマ  9
11[7] 15  × ミッドサマーフェア 牝3 55 蛯 名  ハナ    5
12[5] 9     ダイワズーム    牝3 55 横山典  1/2     13
13[2] 4  × ハワイアンウインド 牝3 55 ピンナ  アタマ  4
14[8] 18     オメガハートランド 牝3 55 石橋脩  3/4     17
15[6] 12     アイスフォーリス  牝3 55 松 岡  1.1/4   10
16[5] 10  × ハナズゴール    牝3 55 田 辺  2.1/2   8
17[8] 16     サトノジョリー   牝3 55 秋 山  1/2     18
18[7] 13     メイショウスザンナ 牝3 55 福 永  2      14
  
払戻金 単勝 14 130円
    複勝 14 110円 / 1 130円 / 2 410円
    枠連 1-7 230円
    馬連 1-14 250円 / 馬単 14-1 300円
    3連複 1-2-14 1990円 / 3連単 14-1-2 3660円
    ワイド 1-14 150円 / 2-14 590円 / 1-2 1130円
  

感想と言い訳?!

 ジェンティルドンナがハナ差を制して3冠達成。これまでで1番苦しい競馬を強いられましたが、きっちりと勝利するあたりさすがでした。ある意味、最もこのレースを盛り上げたチェリーメドゥーサの大逃げ。背筋にヒヤリとしたものを感じる直線でしたが、きっちりと差し切りました。

 一方、ヴィルシーナは本当に惜しかった。ジェンティルドンナより後では勝てないと踏んで、出ムチをくれてハナに立つ積極策。内枠を利する効果的な作戦に思えましたが最後にジェンティルドンナに差されてしまいました。それでも完全にかわされながら、もう一度差し返したあたりに馬自身にも執念があったのかもしれませんね。
この馬も完全準三冠です。ジェンティルドンナさえいなければ・・・という想いは、いつかのG1奪取の力につなげて欲しいです。

 3着にはアロマティコが突っ込みました。デキのよさもさることながら、これくらいやれても不思議ではない地力もあるといっていいでしょう。

 それにしても馬券はさすがに安かったですね。
予想のとおり、ジェンティルドンナとヴィルシーナの1、2着ながし3連単で勝負したんですけど、同額で買ってたんですね。なので、1、2着が逆になってくれるだけで、配当も全然違ったんですけど・・・まぁいいでしょう。(笑)

2012/10/14 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
牝馬には微妙なゴール前からのスタート。
また、内回りで直線が短い。差し馬でも届かないことはないが、4コーナーで仕掛けられる器用さが必要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ヴィルシーナ 牝3 55.0 内田 博幸
1 02 × アロマティコ 牝3 55.0 佐藤 哲三
2 03   ブリッジクライム 牝3 55.0 大野 拓弥
2 04 × ハワイアンウインド 牝3 55.0 ピンナ
3 05 × ラスヴェンチュラス 牝3 55.0 川田 将雅
3 06   チェリーメドゥーサ 牝3 55.0 小牧 太
4 07   トーセンベニザクラ 牝3 55.0 武 豊
4 08   キャトルフィーユ 牝3 55.0 四位 洋文
5 09   ダイワズーム 牝3 55.0 横山 典弘
5 10 × ハナズゴール 牝3 55.0 田辺 裕信
6 11   サンシャイン 牝3 55.0 浜中 俊
6 12   アイスフォーリス 牝3 55.0 松岡 正海
7 13   メイショウスザンナ 牝3 55.0 福永 祐一
7 14 ジェンティルドンナ 牝3 55.0 岩田 康誠
7 15 × ミッドサマーフェア 牝3 55.0 蛯名 正義
8 16   サトノジョリー 牝3 55.0 秋山 真一郎
8 17 アイムユアーズ 牝3 55.0 池添 謙一
8 18   オメガハートランド 牝3 55.0 石橋 脩
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
Ms
ミドルスロー
飛ばす馬が不在。比較的ペースが速くなりがちなこの舞台設定でも落ち着いた流れが予想される。
信頼度
B
本命戦
信頼できる軸に加え、脇を固める対抗馬も堅そう。
穴馬の出番は少なく、からんでも複勝圏に1頭程度か。
予想本文 

 桜花賞前までは確かに混戦ムードだったはずが、気づいてみれば3冠牝馬が誕生しようとしている。 アパパネの時と似たようなムードが漂っているが、今度の本命馬は前哨戦をしっかりと完勝してみせた。当然ながら、3冠達成はより濃厚と人気を一身に集めるが、そんな時こそ落とし穴も潜むものでもある。
果たして今年の秋華賞は・・・。

 やはりどう考えてもジェンティルドンナの本命は致し方ない。当面のライバルであろうと目されるヴィルシーナをはじめ、このレースの出場馬が6頭も出ていた前哨戦のローズSで完勝。またその勝ち方があきらかにここを想定した終始先行しての勝利。この馬につけいる隙があるならば、差し脚質ゆえの京都の内回りだろうと考えていたのだが、死角がなくなってしまった。あのレースぶりが可能なら、阪神外から京都内に移ることは、よりその結果を盤石なものにする。無論、勝負事なので絶対はないが、敗れても2着までではなかろうか。3着はもう波乱の範囲だろう。

 本命馬の3冠を阻むならば、やはりこの馬しかないであろうヴィルシーナ。前走は2着とはいえ大きな差を感じたが、相手の先方は奇襲といっていいものでもあったし、休養明けの18キロ増、コース代わりを踏まえると上々の結果だろう。今回は良くも悪くも最内枠。これを好枠と転じることさえできれば十分逆転も可能。もともと器用なタイプの先行馬だけにこの舞台は願ってもないはず。オークスではまさかの5馬身差をつけられた相手だが、常に2着に甘んじてきた陣営の執念を買う。逆にそれゆえに2着はいらない競馬をされるとリスクも増すのは難点といえば難点。

 至極真っ当だが、3番手もやはりアイムユアーズ。桜花賞、オークスで上記2頭と差の無い競馬。前走では古馬と1戦を交え、軽量の恩恵もあったとはいえ、順当に勝利することができた。すでに春の時点で見せていた高い地力を、一夏超してさらに上回る好調ぶり。枠が外枠になったことは気がかりといえば気がかりだが、上記2頭以外にはそうそう先着を許すこともないだろう。好勝負を期待したい。

 3強とまではいわないが、上記3頭はやはり頭一つ抜けている感がある。一方他馬に目を移すと、この辺りは伯仲模様。

 オークス1番人気だったミッドサマーフェアは、大敗したオークスは度外視したとしても、前走の敗戦は微妙なところ。とはいえ、それなりに地力は見せたし、この一叩きで代わってくる気配も漂う。人気との兼ね合いが難しいが、やはり捨て切れぬ存在には違いない。

 もう少し評価をつけたかった期待馬がラスヴェンチュラス。前走、ローズSでは落鉄しながら本命、対抗馬を追い詰める3着は立派。しかし、この京都内回りではやはりこの馬の魅力は半減してしまう。有力馬はすべて前にいるだけに先行激化してくれれば・・・といったところか。

 毎度毎度、後方からのレースとなるアロマティコだが、その分、末はしっかりしたものを持っている。前走は1番人気を裏切る3着だが、直線届かずの展開で、最後の強襲は地力をみせつける内容だった。このメンバーでどこまで通用するかは未知だが、有力馬と勝負付けの済んでしまった馬より楽しみは持てそうだ。

 展開の助けが必須とはいえ、ハナズゴールはやはり脚質的に油断できない怖い一面がある。
今回、有力馬は軒並み先行勝負するだけに、この馬の無欲の直一気は警戒。
特に、古馬一流どころを相手に、小回りの札幌記念での4着は相当評価していい内容。

 連勝での人気がやや気にくわないものの、ハワイアンウインドの今の勢いも無視できない。デキもよさそうというのもあるが、やはり外国人ジョッキー乗り替わりはどうにも不気味。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1・2着ながし:

1着:14
2着:01
3着:17,15,05,10,02,04
(6点)

1着:01
2着:14
3着:17,15,05,10,02,04
(6点)

1・3着ながし:
1着:14
2着:17,15,05,10,02,04
3着:01
(6点)
 調教も素晴らしく、付けいる隙の見当たらないジェンティルドンナの3冠達成はかなり濃厚とみるも、それだけに馬券の絞り込みが必要となる。
 本命馬を負かすことができるのはヴィルシーナとして、この2頭の1・2着ながしの裏表で3連単本線。ヴィルシーナ3着というケースはありえそうなので、1-3着ながしも押さえておく。
 印的には相手は6点まで絞ったが、オッズ次第ではもっと手広くいってもいい。
2011年10月16日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・稍重
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 4  ▲ アヴェンチュラ   牝3 55 岩 田  1:58.2  2
2[1] 1  △ キョウワジャンヌ  牝3 55 飯 田  1.1/4   7
3[6] 12  ○ ホエールキャプチャ 牝3 55 池 添  1.1/4   1
4[7] 13     アカンサス     牝3 55 横山典  1/2     10
5[1] 2     リヴァーレ     牝3 55 江田照  クビ    12
6[4] 8     デルマドゥルガー  牝3 55 武 豊  1/2     6
7[8] 18  ◎ マルセリーナ    牝3 55 福 永  1.1/4   3
8[2] 3     リトルダーリン   牝3 55 秋 山  1.1/4   13
9[4] 7     マイネソルシエール 牝3 55 柴田大  1.1/4   18
10[5] 9  × エリンコート    牝3 55 後 藤  1/2     5
11[3] 5     フレンチボウ    牝3 55 和 田  3/4     16
12[8] 17  × レッドエレンシア  牝3 55 田中勝  1.1/4   11
13[5] 10     スピードリッパー  牝3 55 北村宏  4      14
14[8] 16     カルマート     牝3 55 安藤勝  クビ    8
15[7] 15  △ マイネイサベル   牝3 55 松 岡  1.3/4   4
16[6] 11     ゼフィランサス   牝3 55 柴 原  1/2     17
17[3] 6     ピュアブリーゼ   牝3 55 柴田善  1/2     9
18[7] 14     メモリアルイヤー  牝3 55 浜 中  ハナ    15
  
払戻金 単勝 4 310円
    複勝 4 130円 / 1 360円 / 12 110円
    枠連 1-2 2840円
    馬連 1-4 3100円 / 馬単 4-1 4250円
    3連複 1-4-12 1720円 / 3連単 4-1-12 12680円
    ワイド 1-4 860円 / 4-12 170円 / 1-12 590円
  

感想と言い訳?!

 馬が凄いのか、騎手が凄いのか…おそらくその両方なのでしょう。
未知の実力馬アヴェンチュラが完勝の結果に終わりました。
牝馬であれ、牡馬であれ、2歳時にすでにオープンクラスの実力馬が3歳のクラシック時期を怪我で棒に振った場合、まず一線級への復帰は無理と思っている私にとっては、この復活劇はかなりお見事でした。 関係者の努力に感服です。

 キョウワジャンヌが再度豪脚を披露し2着入選しました。
前走敗れたホエールキャプチャに先着しているので大したものです。
ホエールキャプチャは、無念の3着。優にG1級の力がありながら無冠に終わりました。
ただ、まだチャンスはあります。今後に期待。

 最後に本命マルセリーナは外枠はともかく、スタートの後手はやはり痛かったですね。
7着とはいえ、よく伸びて差は僅かだっただけに残念です。

2011/10/16 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
スタート後はすぐに1コーナーが待つ。やはり外枠が不利になりがちであることは否めないが、このコースでは、内は内で包まれる危険性も秘めている。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 キョウワジャンヌ 牝3 55.0 飯田 祐史
1 02   リヴァーレ 牝3 55.0 江田 照男
2 03   リトルダーリン 牝3 55.0 秋山 真一郎
2 04 アヴェンチュラ 牝3 55.0 岩田 康誠
3 05   フレンチボウ 牝3 55.0 和田 竜二
3 06   ピュアブリーゼ 牝3 55.0 柴田 善臣
4 07   マイネソルシエール 牝3 55.0 柴田 大知
4 08   デルマドゥルガー 牝3 55.0 武 豊
5 09 × エリンコート 牝3 55.0 後藤 浩輝
5 10   スピードリッパー 牝3 55.0 北村 宏司
6 11   ゼフィランサス 牝3 55.0 柴原 央明
6 12 ホエールキャプチャ 牝3 55.0 池添 謙一
7 13   アカンサス 牝3 55.0 横山 典弘
7 14   メモリアルイヤー 牝3 55.0 浜中 俊
7 15 マイネイサベル 牝3 55.0 松岡 正海
8 16   カルマート 牝3 55.0 安藤 勝己
8 17 × レッドエレンシア 牝3 55.0 田中 勝春
8 18 マルセリーナ 牝3 55.0 福永 祐一
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
内回りの京都コース。G1だけに淀みのないミドルペース。
信頼度
C
上位拮抗
上位陣で堅く収まる可能性が高いが、得てしてこういう時に大波乱は起きる。
予想本文 

 個人的にはやや小粒のメンバー構成に感じる今年の秋華賞。
常に主役級でありながら無冠の春に終わったホエールキャプチャがどのようなレースをするかが注目となる一戦。

 外枠を引いたのは気になるが、それでも叩き2走目のマルセリーナを本命とする。
いくら休養明けとはいえ、前走ローズSはちょっと残念な結果だった。
ただ、この馬には向かない流れで会ったことも否めない。
G1の早い流れ、そして京都コース変更で見なおしたい。
末はしっかりとしているだけに、前が止まらないという展開にさえならなければ勝ち負けになるはず。オークスでは末脚を過信しすぎた感があり、前走の敗戦も逆に旨味の方が増す。

 ダントツ1番人気でも、やはりホエールキャプチャを軸から外しての構想は困難すぎる。
常に一線級の舞台で戦いながら、複勝圏内を決して外さず、それでいてタイトルは無冠。
ただでさえ、票を集める背景を持ちながら、前走完勝までしてしまったとあってはさすがにこの人気は仕方がない。勝つという要素では不安も残り、困った存在ではあるが、軸としては鉄板。
信頼できる軸がいるのはありがたいともいえ、ここも必要以上に逆らう気はない。
どうせなら勝手戴冠してほしい思いも強いが、ここは一歩引いて連軸の意味での対抗とする。

 前走で古馬に完勝してみせたアヴェンチュラ
休養明けとはいえ、後に紫苑ステークス2着のデルマドゥルガーが大敗していたことを踏まえると相当の重み。阪神JFでも期待されていた素質馬が復活してきたとあれば、本命視となっても仕方ないところ。確かに圧勝してもおかしくはないが、これだけ人気だとやや躊躇も生じる。
圧倒的人気馬がいる中での2番人気となると、戦ってないと言う事はかえって不安点に映る。
単穴という候補に一番しっくりくる存在。

 ローズS組はやはりこのレースの主力を形成しそう。
その中ではキョウワジャンヌの末脚はかなり魅力的。敗れた過去のレースを含め、常に安定した上がりを残し、特筆すべきはその末脚がペースに依存していないこと。
夏を使いながら、休養明けのホエールキャプチャに敗れた点は気になるが、大崩れも少なそう。

 マイネイザベルは春から主力級と戦い、勝利こそないものの、多くずれなく大敗は少なかった。
それを支えたのは安定した末脚ではあったが、G1レベルのそれには今ひとつ足りないものがあった。しかし、前走ローズSで見せた末脚はスローとはいえ、33秒台。
自信の時計的な限界を超えて見せたところにこの夏の成長を感じた。

 前走の大敗は案外すぎたオークス馬エリンコート
父デュランダルにも係わらず、オークスを獲った異色の馬だが、成長力も晩成だった父の正反対の早熟におわるのか試金石の一戦。叩いた結果、ここでどこまでかわってくるか。

 どうしても無印にできなかったのがレッドエレンシア
無論距離的な不安があるので、外枠は歓迎材料ではない。
ただ、前走の勝ちっぷりがどうにも頭から離れない。
その時の鞍上から手綱が変わるが、穴狙いで一考。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

18=12
→04,01,15,09,17
(30点)
 やはりホエールキャプチャの軸は不動といったところ。
他馬陣がやや手薄で、アヴェンチュラとの一騎打ちムードも漂うが、マルセリーナの巻き返しを狙いたい。
馬券は、3連単マルセリーナとホエールキャプチャの2頭軸マルチながしで勝負。それでも高配当は期待できないので、相手はある程度絞りたい。
2010年10月17日(日) / 京都 2000m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 15  ○ アパパネ      牝3 55 蛯 名  1:58.4  1
2[5] 10  ◎ アニメイトバイオ  牝3 55 後 藤  3/4     6
3[2] 4     アプリコットフィズ 牝3 55 武 豊  1/2     2
4[8] 17     ワイルドラズベリー 牝3 55 池 添  クビ    4
5[1] 1     レディアルバローザ 牝3 55  幸   クビ    15
6[7] 13     ディアアレトゥーサ 牝3 55 安藤勝  1      10
7[8] 16     クラックシード   牝3 55 吉田豊  1/2     13
8[4] 7  △ レインボーダリア  牝3 55 秋 山  3/4     12
9[5] 9     アグネスワルツ   牝3 55 柴田善  アタマ  7
10[8] 18     プリンセスメモリー 牝3 55 浜 中  クビ    17
11[4] 8  X オウケンサクラ   牝3 55 内 田  クビ    8
12[1] 2     ベストクルーズ   牝3 55 三 浦  3/4     14
13[6] 12  X アンティフリーズ  牝3 55 松 岡  ハナ    18
14[3] 6  X コスモネモシン   牝3 55 和 田  クビ    11
15[6] 11  △ エーシンリターンズ 牝3 55 福 永  3/4     9
16[2] 3  ▲ ショウリュウムーン 牝3 55 四 位  1/2     5
17[7] 14     タガノエリザベート 牝3 55 小 牧  3/4     16
18[3] 5     サンテミリオン   牝3 55 藤岡佑  6      3
  
払戻金 単勝 15 230円
    複勝 15 120円 / 10 300円 / 4 230円
    枠連 5-7 670円
    馬連 10-15 1420円 / 馬単 15-10 1990円
    3連複 4-10-15 3250円 / 3連単 15-10-4 12550円
    ワイド 10-15 570円 / 4-15 400円 / 4-10 1490円
  

感想と言い訳?!

 なんと、いともあっさりとアパパネが完勝して3冠達成しました。
阪神JFを含め4冠制覇です。
出るのかどうか不明ですが、エリザベス女王杯を制するようなことがあると完全制覇です。
割とトライアルで負けたりしている馬なので、どうも個人的には周囲が弱いという印象でしっくりこないのです。
それでも悉く私の予想を裏切って完勝してくれる訳ですから、今後、ブエナビスタやレッドディザイアなどとの対決が非常に楽しみになりました。

 本命にしていたアニメイトバイオは意外と人気がなく、美味しい2着を演出してくれましたが、3着が人気馬アプリコットフィズ。
3着以下は比較的混戦気味でしたので、なにもこんな堅いのこなくても…という、とほほ加減でした。

2010/10/17 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りでAコース使用。
どう考えても内枠が有利だが、ごちゃつくデメリットも。
馬群を捌けないなら外をスムーズに回るべきか。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   レディアルバローザ 牝3 55.0 幸 英明
1 02   ベストクルーズ 牝3 55.0 三浦 皇成
2 03 ショウリュウムーン 牝3 55.0 四位 洋文
2 04   アプリコットフィズ 牝3 55.0 武 豊
3 05   サンテミリオン 牝3 55.0 藤岡 佑介
3 06 × コスモネモシン 牝3 55.0 和田 竜二
4 07 レインボーダリア 牝3 55.0 秋山 真一郎
4 08 × オウケンサクラ 牝3 55.0 内田 博幸
5 09   アグネスワルツ 牝3 55.0 柴田 善臣
5 10 アニメイトバイオ 牝3 55.0 後藤 浩輝
6 11 エーシンリターンズ 牝3 55.0 福永 祐一
6 12 × アンティフリーズ 牝3 55.0 松岡 正海
7 13   ディアアレトゥーサ 牝3 55.0 安藤 勝己
7 14   タガノエリザベート 牝3 55.0 小牧 太
7 15 アパパネ 牝3 55.0 蛯名 正義
8 16   クラックシード 牝3 55.0 吉田 豊
8 17   ワイルドラズベリー 牝3 55.0 池添 謙一
8 18   プリンセスメモリー 牝3 55.0 浜中 俊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
09も逃げにこだわるタイプではない。牝馬の若駒、小回りを考慮すればある程度スローとなったとしても、各馬仕掛けが早くなるはず。
信頼度
D
本命不在
2冠馬誕生もそれほどの実力の開きはなく混戦模様の春。
そこに夏を越え、別路線組も混じってくれば、計る「もの差し」はないに等しい。
予想本文 

 史上初となるまさかのG1同着となったオークス。
特に牝馬戦線は、常に関西馬が優勢だったが、今年は関東馬が席巻。
見渡せば、キングカメハメハとゼンロロブロイ産駒が大多数のメンバー。
とにかく今年の3歳牝馬戦線は例年と違うという印象がかなり強い特殊な年。
昨年のレッドディザイア、ブロードストリート、ブエナビスタのきれいな3強対決とは全く異なる混戦模様と言えよう。

 とにかく上記の通り、今年の牝馬戦線は特殊な傾向があるだけに、過去のデータがどこまで当てになるかはわからない。
だが、トライアルとしてローズS組を信用するのは、やはりセオリーと思われる。
自慢の末脚が復活し、そのローズSを見事制したアニメイトバイオをやや押し出され気味ではあるが、本命抜擢。
内枠をうまくすくって上がり33秒台でアパパネを差しきった様は一皮剥けた感。
もちろん今回も同じ様なレースができるとは限らず、1F伸びる距離も不安材料ではある。
それでも、あの末脚はここで信用するに足る説得力のあるものと言えよう。

 3冠かかるアパパネのローズS敗退をどう捉えるか。
今回のレースはここの判断が難しい。
上がりの競馬で、わずかコンマ2秒差。
プラス20Kg以上での休養明けを差し引けば一旦は先頭抜け出したのだから、十分の内容かもしれない。ただ、牝馬3冠を目論む同馬であるなら、内容はどうであれ、4着はやはり負けすぎの着とも言わざるを得ない。
ここから巻き返しての牝馬3冠までは厳しいのではないかと思われる。
つまりは勝つのは厳しいかもしれないが、複勝圏内は確率が高いという軸として対抗扱い。

 勝利という、一発の破壊力ならショウリュウムーンの方が魅力はあるかもしれない。
前走クイーンSは5着と振るわなかったが、直線前が塞がり、敢えて無理しなかったようにも思えるレース振り。
人気を考えれば勝ったアプリコットフィズよりも、同馬の方が魅力的。
オークスでは完全なる大敗を喫したが、ハマッた時の破壊力は周知の通り。
やはり単穴候補にふさわしいといえよう。

 ハイレベルのローズSをアパパネを押さえてよく3着に頑張ったエーシンリターンズ
この馬もキングカメハメハを父に持つ。
地味ながらオークス以外は堅実に駆けており、前走のレース振りも実にスムーズ。
小回りでごちゃつく展開になっても心配なさそう。

 母父ノーザンテーストにブライアンズタイム。
少し前の王道パターンの配合がそそるレインボーダリア
条件馬ではあるが、いかにもスタミナ溢れる血統背景に加え、相手なりに走る堅実味が怖い。

 穴では、前走だけでは見限れぬオウケンサクラ、まだまだ格下も晩成の血が怖いアンティフリーズ、前走敗退も言い訳の効くコスモネモシンまでを圏内としたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

10=15
 →03,11,07,08,12,06
(36点)
 先に結論を述べれば、このレースも必勝を期して勝負するべきレースではない。
確たる本命馬がおらず、ヒモ相手も限定することが困難。

 今回、有力どころではオークス馬、サンテミリオンをはじめ、アプリコットフィズ、ワイルドラズベリーを外した。
とはいえ、無論上位にからんでくる可能性は十分にある実力馬であり、人気薄でもアグネスワルツの単騎逃げやその他の馬の好走も十分にありうる。

 ガチガチの本命戦も大波乱もあり得る情勢だけに、軸を決めたら、後は馬連も3連単も手広くいきたい。
ただ、馬連なら人気あるアパパネ軸は避けたい。逆に3連単なら2頭軸マルチ相手には含めたいところ。
その軸となる本命にはアニメイトバイオを推奨とする。

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一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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