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2019年4月7日(日) / 阪神 1600m コース・右 外 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[4] 8  ▲ グランアレグリア   牝3 55 ルメー 1:32.7  2
2[8] 16  ☆ シゲルピンクダイヤ 牝3 55 和  田 2.1/2   7
3[2] 4  △ クロノジェネシス   牝3 55 北村友 クビ    3
4[7] 15  ◎ ダノンファンタジー 牝3 55 川  田 ハナ    1
5[7] 14  ○ ビーチサンバ       牝3 55 福  永 クビ    4
6[8] 18     プールヴィル       牝3 55 秋  山 3/4     14
7[1] 2     エールヴォア       牝3 55 松  山 1.1/4   8
8[7] 13     ジュランビル       牝3 55 松  若 3/4     16
9[1] 1     シェーングランツ   牝3 55   武   クビ    6
10[4] 7     アウィルアウェイ   牝3 55 石  橋 2      11
11[6] 12     ノーワン           牝3 55 坂  井 1.1/4   12
12[6] 11     メイショウケイメイ 牝3 55 古  川 1.1/4   18
13[5] 9  ☆ アクアミラビリス   牝3 55 デムー 1.1/4   5
14[8] 17     レッドアステル     牝3 55 戸  崎 1/2     15
15[5] 10     フィリアプーラ     牝3 55 丸  山 1.3/4   13
16[3] 6     ホウオウカトリーヌ 牝3 55 大  野 クビ    17
17[2] 3     ノーブルスコア     牝3 55 岩田康 3/4     10
18[3] 5     ルガールカルム     牝3 55 三  浦 2.1/2   9
  
払戻金 単勝 8 340円
    複勝 8 170円 / 16 400円 / 4 200円
    枠連 4-8 3110円
    馬連 8-16 4410円 / 馬単 8-16 5700円
    3連複 4-8-16 5990円 / 3連単 8-16-4 31810円
    ワイド 8-16 1280円 / 4-8 420円 / 4-16 1410円	
  

感想と言い訳?!

 いや、恐れ入りました。グランアレグリアの強いこと、強いこと。
堂々と前をいって突き放す完全勝利です。どうしてこれで、朝日杯を敗れたのか不思議なほどの強さでした。いくらなんでもこの時期の3歳馬の長休明けはしんどいと思っていましたが、なんのその。アーモンドアイを彷彿させる次元の違う競馬っぷりでしたが、当面はマイル路線を進むそうです。

 敗れることはあっても、3着以内は死守すると思っていたダノンファンタジー。だが、この結果は責められません。突き放す勝ち馬に仕掛けるのは本命馬として当然のこと。結果、力尽き、後続馬に差されはしましたが、立派な戦いぶりでした。

 1頭次元の違う勝ち馬を除いては、有力馬の接戦となり、見応えあるレースだったと思います。

2019/4/7 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   シェーングランツ 牝3 55.0 武豊
1 02   エールヴォア 牝3 55.0 松山
2 03   ノーブルスコア 牝3 55.0 岩田康
2 04 クロノジェネシス 牝3 55.0 北村友
3 05   ルガールカルム 牝3 55.0 三浦
3 06   ホウオウカトリーヌ 牝3 55.0 大野
4 07   アウィルアウェイ 牝3 55.0 石橋脩
4 08 グランアレグリア 牝3 55.0 ルメール
5 09 アクアミラビリス 牝3 55.0 Mデムーロ
5 10   フィリアプーラ 牝3 55.0 丸山
6 11   メイショウケイメイ 牝3 55.0 古川
6 12   ノーワン 牝3 55.0 坂井
7 13   ジュランビル 牝3 55.0 松若
7 14 ビーチサンバ 牝3 55.0 福永
7 15 ダノンファンタジー 牝3 55.0 川田
8 16 シゲルピンクダイヤ 牝3 55.0 和田
8 17   レッドアステル 牝3 55.0 戸崎圭
8 18   プールヴィル 牝3 55.0 秋山
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
マイル戦にしてはゆったりのした流れが予想される。ただし、その分、上がり勝負になる可能性が高い。
信頼度
B
上位決着
3歳牝馬戦ゆえの怖さは残るが、概ね上位決着が濃厚。波乱があるなら、前残り。
予想本文 

~ 阪神JF再戦? ~
 いよいよ春G1戦線の本格化を告げる桜花賞。今年の顔ぶれは暮れの阪神JFの上位がそのまま主力を形成している形、ここに真打ちグランアレグリアが登場してくる。今後を占う意味でも注目度の高い一戦となりそう。

 確かに明らかに幼さを残しており、危なっかしいところのあるダノンファンタジーだが、残した足跡は、ほとんど完璧といっていいもの。勝たねばならぬ前走チューリップ賞では、前が塞がり、外に振る不利がありながら見事に差し切った。状態、ローテも万全。唯一土をつけられた相手がいるが、ここで勝てなければ、先は開けない。行きたがる気性は鞍上の手腕に期待しよう。

 1勝馬ながら、これまで有力各馬と僅差の接戦を演じ、その持てる能力は折り紙付きのビーチサンバ。後方からの差し一手の脚質は前が止まらぬ場合の不安は残るが、一方で確実に上がってくるという安心感もある。また、人気的にも旨味があり、この脚質ながら気性的には安定してあり、器用さも兼ね備えている。

 グランアレグリアは果敢に牡馬に挑み、敗れはしたが、悲観する内容ではない。新馬戦でダノンファンタジーを2馬身ちぎったその実力はさすがと思わせるに十分な内容だった。ただ、やはり気になるのは、そのローテ。予定通りとはいえ、ぶっつけで挑んで勝てるほどクラシックは甘くないのではなかろうか。もちろん、それすらものともしないスケールは感じるものの、ここは一歩引いておきたい。

 阪神JFのコンマ1秒差の2着で、ほぼ無敗馬状態のクロノジェネシスもやはり上位と遜色ない。こちらも少し間隔が空いているのが気になるものの、それを払拭する好内容の追い切り過程だった。スローペースで繰り出す33秒前半の末脚はやはり阪神マイル戦では脅威。先週G1初勝利の鞍上の連続戴冠も十分可能性がある。

 やはり、上記4頭に目が行くが、割って入るならアクアミラビリスか。前走で一変してみせた末脚は、新境地を切り開いた。一発ムード漂う。

 こちらも前走で見る目が変わったシゲルピンクダイヤ。今回は差し馬が揃い、上がりの攻防は激しさを増すだろうが、外枠はかえって競馬がしやすいはず。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

15
→14,08,04,09,16
(60点)
 度々荒れるレースでもあるので過信はできないが、今年は概ね実績馬での争いとみる。そこからの取捨選択には難しい面もあり、好みの問題でもあるが、データ的に死角が少ないのはダノンファンタジーだろう。ここは素直に信頼したい。ヒモ穴はないと割り切り、軸1頭マルチ馬券で、金額面でメリハリをつけたい。
2018年4月8日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 馬名               性齢 斤 騎手   印  着差   人気
1[7] 13  アーモンドアイ   牝3 55 ルメー △  1:33.1  2
2[1] 1  ラッキーライラック 牝3 55 石 橋 ◎  1.3/4   1
3[5] 9  リリーノーブル   牝3 55 川 田 ○  1/2     3
4[4] 7  トーセンブレス   牝3 55 柴田善     1.3/4   8
5[8] 17  マウレア      牝3 55  武  ▲  ハナ    4
6[2] 3  リバティハイツ   牝3 55 北村友     ハナ    10
7[3] 5  レッドサクヤ    牝3 55 松 山     ハナ    12
8[3] 6  スカーレットカラー 牝3 55 岩 田     クビ    15
9[8] 18  ツヅミモン     牝3 55 秋 山     ハナ    16
10[7] 15  プリモシーン    牝3 55 戸 崎 ☆  1.1/4   6
11[2] 4  アンコールプリュ  牝3 55 藤岡康 ☆  2      9
12[8] 16  フィニフティ    牝3 55 福 永 △  1.1/2   5
13[6] 12  デルニエオール   牝3 55 池 添     クビ    13
14[4] 8  ハーレムライン   牝3 55 大 野     クビ    11
15[7] 14  レッドレグナント  牝3 55 デムー ☆  1/2     7
16[6] 11  コーディエライト  牝3 55 和 田     2.1/2   17
17[5] 10  アンヴァル     牝3 55 藤岡佑     3/4     14
-[1] 2  アマルフィコースト 牝3 55 浜 中     取消
  
払戻金 単勝 13 390円
    複勝 13 140円 / 1 110円 / 9 140円
    枠連 1-7 380円
    馬連 1-13 480円 / 馬単 13-1 990円
    3連複 1-9-13 830円 / 3連単 13-1-9 3780円
    ワイド 1-13 230円 / 9-13 430円 / 1-9 230円
  

感想と言い訳?!

 無敗の桜花賞馬の誕生は間もなく!というところで、アーモンドアイが大外から異次元の末脚で強襲しました。あの競馬をされたら、仕方ありませんね。ラッキーライラックは完璧なレースをしての敗戦です。オークスでの巻き返しを期待しましょう。

 それにしても強かったのはアーモンドアイ。レース前は半信半疑でしたが、これは本物ですね。こちらも次走が楽しみです。

2018/4/8 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ラッキーライラック 牝3 55.0 石橋脩
1 02   アマルフィコースト 牝3 55.0 浜中
2 03   リバティハイツ 牝3 55.0 北村友
2 04 アンコールプリュ 牝3 55.0 藤岡康
3 05   レッドサクヤ 牝3 55.0 松山
3 06   スカーレットカラー 牝3 55.0 岩田
4 07   トーセンブレス 牝3 55.0 柴田善
4 08   ハーレムライン 牝3 55.0 大野
5 09 リリーノーブル 牝3 55.0 川田
5 10   アンヴァル 牝3 55.0 藤岡佑
6 11   コーディエライト 牝3 55.0 和田
6 12   デルニエオール 牝3 55.0 池添
7 13 アーモンドアイ 牝3 55.0 ルメール
7 14 レッドレグナント 牝3 55.0 Mデムーロ
7 15 プリモシーン 牝3 55.0 戸崎圭
8 16 フィニフティ 牝3 55.0 福永
8 17 マウレア 牝3 55.0 武豊
8 18   ツヅミモン 牝3 55.0 秋山
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
阪神外回りを意識して各馬ゆったりとした流れ。直線の瞬発力勝負は必至。
信頼度
B
一本かぶり
強い本命馬が存在するが、スローで上がりの競馬になりやすく、伏兵が出し抜くことも十分可能。
予想本文 

~ 無敗の桜花賞馬 ~
 無敗で桜花賞を制した馬は、過去6頭しかおらず、前回となるとダンスインザムードまで遡らねばならない。さて、怪物オルフェーブルの娘はこの偉業を成し遂げることができるか、注目が集まる。

 奇策が不要なこの馬にとって、1枠1番はどうでるか。一抹の嫌な予感が頭をかすめるがそれでもラッキーライラックの頭は譲れぬところ。阪神JF組とは一度ならず、二度三度と勝負付けが済んでおり、あとは未対戦馬との力関係。前走チューリップ賞で見せた完勝劇はよほどの事がない限り覆らない。

 さて、注目は2番手争いだが、どうしても未対戦馬に目がいくなか、ここは素直にリリーノーブルが正しい選択に思えた。前走3着とはいえ、上々の結果。2着馬とは1度使った差もあるだろう。本命馬との差は大きいがそれゆえに、打倒一番手候補の中ではもっとも旨味がある。

 とにかく、阪神マイルはディープ産駒の外枠の馬を買えばよい。あろうことかその条件にマウレアが入った。1番人気に応えられなかった2走前のクイーンCはいただけないが、前走でしっかり立て直してみせた。余計な1戦だった気もしないでもないが、栗東入り後も状態はよく、やはり怖いそんざい。

 アーモンドアイの前走はかなりのインパクト。悪化した馬場を大外一閃で34.4の末脚。ラッキライラックが敗れるなら、この馬かもとも思われる高いポテンシャルを秘めている。とはいえ、まだまだ不確定要素も多い。背負う人気を考えると、この評価あたりが妥当なところか。

 ステファノスの全妹、フィニフティも未知の魅力に溢れる馬。前走での好走は目を見張る成長ぶりを見せた。さらなる上積みがあるとすれば上位陣とも十分に渡り合える。

 レッドレグナントはやはり鞍上が怖い。実績もそう見劣るものでもない。今回はハナはないと思われるので番手からの競馬っぷりが鍵。

 アンコールプリュはここ2戦は短い所からではあるが、中々良い決め手を持っている。混戦を抜け出す根性も持ち合わせており、内枠でも一定の安心感がある。

 3ヶ月明けとなるがプリモシーンも怖い外枠のディープ産駒。気性にムラが有るタイプで、当日気配には注意したい。落ち着いて流れに乗れれば一波乱起こす可能性も。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=09
→17,13,16,14,04,15
(36点)

01=17
→09,13,16,14,04,15
(36点)
荒れる傾向の強い桜花賞。ラッキーライラックはデータ的に過信はできないことは承知で、本命視。内で包まれて出られないという競馬だけは見たくないところ。この1強馬に対し、つい未対戦組に食指が動くところだが、あえて、阪神JF、チューリップ賞組を相手に据えたい。ラッキーライラックから、リリーノーブル、マウレアを相手の3連単、2頭軸マルチ。ラッキーの1着ながしも厚めに持っておきたい。
2017年4月9日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・稍重
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 10     レーヌミノル    牝3 55 池 添  1:34.5  8
2[3] 6  △ リスグラシュー   牝3 55 武 豊  1/2     3
3[7] 14  ◎ ソウルスターリング 牝3 55 ルメー  クビ    1
4[4] 8     カラクレナイ    牝3 55 田 辺  クビ    7
5[6] 12  ☆ アエロリット    牝3 55 横山典  クビ    6
6[8] 17     ディアドラ     牝3 55 岩 田  1.1/4   14
7[8] 18     カワキタエンカ   牝3 55 和 田  1.1/4   10
8[1] 2  ☆ ライジングリーズン 牝3 55 丸 田  1/2     9
9[2] 4     ジューヌエコール  牝3 55 北村友  3/4     12
10[7] 13     ヴゼットジョリー  牝3 55 福 永  ハナ    13
11[1] 1  ▲ ミスエルテ     牝3 55 川 田  1/2     5
12[7] 15  ○ アドマイヤミヤビ  牝3 55 デムー  1/2     2
13[5] 9     ゴールドケープ   牝3 55 丸 山  1.1/4   11
14[6] 11     アロンザモナ    牝3 55  幸   クビ    16
15[4] 7     ショーウェイ    牝3 55 松 若  クビ    15
16[8] 16  △ ミスパンテール   牝3 55 四 位  6      4
17[3] 5     ベルカプリ     牝3 55 藤岡佑  2.1/2   17
-[2] 3     サロニカ      牝3 55 浜 中  取消
  
払戻金 単勝 10 4080円
    複勝 10 480円 / 6 240円 / 14 110円
    枠連 3-5 7470円
    馬連 6-10 17000円 / 馬単 10-6 45330円
    3連複 6-10-14 5020円 / 3連単 10-6-14 94890円
    ワイド 6-10 2760円 / 10-14 880円 / 6-14 420円
  

感想と言い訳?!

 昨年と同様にメジャーエンブレムと同じようにソウルスターリングが敗れました。同じことは続かないと、根拠のない盲信から下手を打ってしまいました。対抗格としたアドマイヤミヤビも最初から行き足がつかず大敗です。朝に降った雨の影響で…とはされているものの、それでも腑に落ちない敗戦でした。

 勝ったのは力強くそして粘り強く伸び続けたレーヌミノル。父や母父を思わせる競馬っぷりでした。この馬といい、カラクレナイ、カワキタエンカなど、迷いながら切った馬の好走が目立ちました。本命馬が3着に来ているとはいえ、気持ち的には大敗でした。

2017/4/9 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ミスエルテ 牝3 55.0 川田将雅
1 02 ライジングリーズン 牝3 55.0 丸田恭介
2 03   サロニカ 出走取消 牝3 55.0 浜中俊
2 04   ジューヌエコール 牝3 55.0 北村友一
3 05   ベルカプリ 牝3 55.0 藤岡佑介
3 06 リスグラシュー 牝3 55.0 武豊
4 07   ショーウェイ 牝3 55.0 松若風馬
4 08   カラクレナイ 牝3 55.0 田辺裕信
5 09   ゴールドケープ 牝3 55.0 丸山元気
5 10   レーヌミノル 牝3 55.0 池添謙一
6 11   アロンザモナ 牝3 55.0 幸英明
6 12 アエロリット 牝3 55.0 横山典弘
7 13   ヴゼットジョリー 牝3 55.0 福永祐一
7 14 ソウルスターリング 牝3 55.0 ルメール
7 15 アドマイヤミヤビ 牝3 55.0 M.デムーロ
8 16 ミスパンテール 牝3 55.0 四位洋文
8 17   ディアドラ 牝3 55.0 岩田康誠
8 18   カワキタエンカ 牝3 55.0 和田竜二
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
逃げ馬数頭いるものの、想定レベルのペースに収まりそう。基本的には差し馬有利。
信頼度
B
軸馬信頼
メンバー揃うも軸馬の信頼は高そう。馬場も回復傾向にあり、展開や馬場によるマギレは少ない。
予想本文 

~ 怪物の仔 ~
 14戦不敗という成績で引退したフランケル。その初年度産駒としてミスエルテとソウルスターリングの2頭が顔を揃える。欧州馬産駒の日本の競馬への適性が懸念される中、あっと言う間に産駒がG1を勝ち、今後サンデーサイレンス級の旋風が巻き起こる期待があり、両馬のレースぶりに注目が集まる。

 世界的大良血馬ソウルスターリングの父譲りの不敗記録は継続が濃厚。特に前走の完勝っぷりは文句のつけようがなく、昨年のG1勝利よりもさらに成長した姿を見せてくれた。安定感あるレースぶりで、まず大崩れはないだろう。湿った馬場、差し馬有利の条件であってもやはり主役を努めそうだ。鞍上も昨年のメジャーエンブレムの二の舞いはゴメンのはず。

 相手筆頭にはアドマイヤミヤビ。休養明けで臨んだ前走のレースぶりが秀逸。後方からの安定した差し脚が武器で、阪神外回りは絶好の舞台。マークしての差しに徹する分、本命馬を破るとすればこの馬か。

 果敢に牡馬に挑み1番人気に支持されたもう一頭のフランケル産駒、ミスエルテ。休養明けでのぶっつけとなるが、牝馬戦に戻ったとなればやはり怖い存在。叩いてないだけに、気性的な不安が大きいものの、一発の魅力に溢れる。

 本命馬には連敗中のリスグラシューだが、他馬には負けられない。前走の3着も、後続馬に差されはしたが、自身は勝ち馬を捕まえにいった分、おつりがなくなった感。きっちり伸びており、調子も上々。人気的にも旨味。

 キャリア2戦でここに間に合ったミスパンテール。やはり売りはその決め手ある末脚。引き続きペース早めの阪神外回りで、一叩きを得てその豪脚に上積み。上位を賑わす公算は高い。

 先行脚質から一転、持続力ある末脚で勝ち馬に食い下がったアエロリット。混戦になればなるほど強みが増す。

 アネモネS組はこのレースには縁遠いがそれでもライジングリーズンには1票投じておきたい。前走も然ることながら、2走前の直線での力強い差し脚に能力の高さを感じる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

14=15
→01,06,16,12,02
(30点)
かなりハイレベルなメンバーが揃ったが、それでもソウルスターリングの軸は揺るがないと見る。相手も素直にアドマイヤミヤビを指名したい。馬券はこの2頭からの3連単2頭軸マルチながしが基本線となる。
2016年4月10日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13  ◎ ジュエラー     牝3 55 Mデム  1:33.4  3
2[6] 12  ▲ シンハライト    牝3 55 池 添  ハナ    2
3[5] 10  △ アットザシーサイド 牝3 55 福 永  1.3/4   6
4[3] 5  ○ メジャーエンブレム 牝3 55 ルメー  1/2     1
5[8] 17     アドマイヤリード  牝3 55 藤岡康  1/2     13
6[7] 15  △ ラベンダーヴァレイ 牝3 55 戸 崎  1.1/4   5
7[6] 11  ☆ レッドアヴァンセ  牝3 55 武 豊  1.1/4   4
8[1] 2     ブランボヌール   牝3 55 三 浦  クビ    10
9[3] 6     ビービーバーレル  牝3 55 石 橋  3/4     12
10[4] 7  ☆ デンコウアンジュ  牝3 55 川 田  クビ    7
11[2] 3     メイショウスイヅキ 牝3 55 松 山  1.1/4   14
12[8] 16     ウインファビラス  牝3 55 松 岡  1/2     9
13[1] 1     キャンディバローズ 牝3 55 菱 田  クビ    11
14[7] 14     カトルラポール   牝3 55 秋 山  2.1/2   17
15[5] 9     ジープルメリア   牝3 55 松 田  クビ    16
16[8] 18     メイショウバーズ  牝3 55 古 川  ハナ    18
17[2] 4     ソルヴェイグ    牝3 55 蛯 名  1.1/4   8
18[4] 8     アッラサルーテ   牝3 55 和 田  クビ    15
  
払戻金 単勝 13 500円
    複勝 13 240円 / 12 260円 / 10 810円
    枠連 6-7 730円
    馬連 12-13 960円 / 馬単 13-12 1950円
    3連複 10-12-13 5650円 / 3連単 13-12-10 20330円
    ワイド 12-13 320円 / 10-13 1320円 / 10-12 1430円
  

感想と言い訳?!

 まさかのメジャーエンブレムの4着。脚質的にターゲットにされやすいとは思っていましたがそれでも3着までには…と思っていました。直線挟まれる不利はありましたが、見事に割ってきた点はさすがも、チューリップ賞の1、2着馬には及びませんでした。こちらは再度ハナ差の大接戦でしたが、ジュエラーがモノにしました。シンハライト、アットザシーサイドも力量をみせつけました。どうやらオークスは高レベルの接戦模様で、難しくなってきましたね。

2016/6/1 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   キャンディバローズ 牝3 55.0 菱田裕二
1 02   ブランボヌール 牝3 55.0 三浦皇成
2 03   メイショウスイヅキ 牝3 55.0 松山弘平
2 04   ソルヴェイグ 牝3 55.0 蛯名正義
3 05 メジャーエンブレム 牝3 55.0 ルメール
3 06   ビービーバーレル 牝3 55.0 石橋脩
4 07 デンコウアンジュ 牝3 55.0 川田将雅
4 08   アッラサルーテ 牝3 55.0 和田竜二
5 09   ジープルメリア 牝3 55.0 松田大作
5 10 アットザシーサイド 牝3 55.0 福永祐一
6 11 レッドアヴァンセ 牝3 55.0 武豊
6 12 シンハライト 牝3 55.0 池添謙一
7 13 ジュエラー 牝3 55.0 M.デムーロ
7 14   カトルラポール 牝3 55.0 秋山真一
7 15 ラベンダーヴァレイ 牝3 55.0 戸崎圭太
8 16   ウインファビラス 牝3 55.0 松岡正海
8 17   アドマイヤリード 牝3 55.0 藤岡康太
8 18   メイショウバーズ 牝3 55.0 古川吉洋
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
昨年のようなスローは考えづらく、ある程度流れる展開。基本的には差し馬に有利。
信頼度
B
軸馬信頼
本命馬の連軸としての役割に期待。波乱の可能性は低そう。絞り込んでの金額勝負。
予想本文 

~ 3強?! ~
 いよいよクラシック第1弾、桜花賞。今の阪神は時計が速い。それも、一般的には差し有利のコース形態にも関わらず、比較的前が止まらない傾向も目立つ。そんな中、この時期の3歳牝馬が1分32秒台を叩きだした。それも3頭も。時計通りならこのタイムは圧巻。レースは3強で決まる公算はかなり高いはず。しかし、そううまく行かないのも競馬。果たして結果やいかに。

 ジュエラーは前走チューリップ賞ではかなり好展開にも関わらず、シンハライトに力負けともいえる着差以上の大きなハナ差負け。だが、これで勝負付けが済んだといえるほど決定的な差でもない。むしろ、1.32.8の時計で走破できた点は収穫で、さらに敗れたことでも人気的な旨味が増した点は大きい。調教に不安なく、前走以上に好調。この鞍上であれば今度はアジャストしてくるはずで、正直、単アタマとしての本命は断言しがたいが、連軸としてなら今回はうってつけの存在。

 2歳女王、メジャーエンブレムの前走は圧巻のひとこと。比較的手薄な相手だったとはいえ、東京コースを逃げてそのまま5馬身突き放し、そのタイムはなんと1分32秒5。前後半、ともに34秒台でまとめた内容でこれではちょっと、他馬にはどうしようもない。阪神コースは差し有利も、それでも十分押し切れる計算。後は、やはりチューリップ賞組との力関係。脚質的には分が悪く、人気もダントツなのでどうにか逆らいたいので、少し印を落とした。が、走りたくて仕方がないような躍動感溢れる調教をみるかぎり、実力的なトップはやはりこの馬かもしれない。

 シンハライトはいずれも僅差とはいえ、無敗の3連勝を成し遂げた点と、やはり連動性高いチューリップ賞を勝っている点を評価したい。末脚勝負の脚質、阪神1600の鬼、ディープインパクト産駒である点にも大いに安心感がある。相手2騎は強力だが、地力は互角以上。相手鞍上はG1コレクターの外国人ジョッキー。どうしてもその点で印的に下げたが、本心としては日本人ジョッキーの意地を見せて欲しいところ。

 敗れたとはいえ、アットザシーサイドの最後の伸び脚は目を見張るものがあった。阪神JFでは5着ではあるが、この時も末の良さは見せており、侮れない存在。ひと叩きの効果で上積みも見込めそう。

 少々離されたとはいえ、ラベンダーヴァレイのチューリップ賞3着の内容は評価すべき。10番人気での激走ではあるが、こちらもディープ産駒で適性は高く、3強崩しの一角を担える存在。

 外枠で半ば意図的だったかもしれないが、前走チューリップ賞で出遅れたレッドアヴァンセは上がり33.1秒の脚を繰り出しながら、前にも同じ脚を使われ、勝負にならなかった。今回も追い込み一手では苦しいが、好位つければ面白い。

 今一つ掴みどころのないデンコウアンジュ。後で我慢させれば確実な脚を使ってくれる。やや展開頼みの側面があるものの、幸い流れは早そうで出番はあるかも。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

13=05
→13,10,15,11,07
(30点)
ハナ差決着に終わったチューリップ賞の1,2着馬にメジャーエンブレムを加えた3強は、やはりまともに予想すれば死角は少ない。超スローに陥る可能性も少なく、阪神外回りなら、力通りの決着が濃厚。やはりメジャーエンブレムが力としては抜けている印象があるが、この馬を頭にしてしまうと配当は1ケタでこれでは割にあわない。ならば、連軸としてならという観点でジュエラーを本命に据えてみた。2強の各馬からの2頭軸マルチ流しでヒモ穴狙いが妥当なところか。
2015年4月12日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6  ◎ レッツゴードンキ  牝3 55 岩 田  1:36.0  5
2[4] 7  ☆ クルミナル     牝3 55 池 添  4      7
3[1] 1  ▲ コンテッサトゥーレ 牝3 55 ルメー  3/4     8
4[7] 13  △ クイーンズリング  牝3 55 Mデム  ハナ    3
5[2] 3     ノットフォーマル  牝3 55  黛   1/2     16
6[5] 9  ☆ アンドリエッテ   牝3 55 川 田  ハナ    4
7[6] 11  ☆ キャットコイン   牝3 55 柴田善  クビ    6
8[5] 10     アースライズ    牝3 55  幸   ハナ    15
9[4] 8  ○ ルージュバック   牝3 55 戸 崎  クビ    1
10[7] 15  △ ココロノアイ    牝3 55 横山典  ハナ    2
11[8] 17     レオパルディナ   牝3 55 武 豊  3/4     12
12[7] 14     テンダリーヴォイス 牝3 55 福 永  クビ    9
13[3] 5     ペルフィカ     牝3 55 菱 田  1/2     11
14[1] 2     ムーンエクスプレス 牝3 55 松 山  1/2     10
15[6] 12     ローデッド     牝3 55 川 島  3/4     13
16[8] 16     メイショウメイゲツ 牝3 55 吉田豊  ハナ    14
17[2] 4     トーセンラーク   牝3 55 吉田隼  クビ    18
18[8] 18     クールホタルビ   牝3 55 小 牧  クビ    17
  
払戻金 単勝 6 1020円
    複勝 6 260円 / 7 610円 / 1 750円
    枠連 3-4 740円
    馬連 6-7 7860円 / 馬単 6-7 17370円
    3連複 1-6-7 34480円 / 3連単 6-7-1 233390円
    ワイド 6-7 2030円 / 1-6 2260円 / 1-7 3910円
  

感想と言い訳?!

 失礼ながらスタートして、レッツゴードンキがハナに立った時にはもう終わったと思ってしまいました。だが、まさかまさかのスローペースとなり、誰も競りかけないまま直線へ。これなら・・・と思い直すと、そのまま33.5という上がりで逃げ切ってしまいました。これでは後続は為す術なく、1番人気ルージュバックも、アンドリエッテも、末自慢の馬は完封されてしまいました。

 そして2,3着争いは、クルミナルと、コンテッサトゥーレのディープインパクト産駒。やはり阪神マイルは鬼でした。

 久しぶりに3連単ガッツリ当たって快勝!ではあるのですが、土壇場ビビッて、コンテッサトゥーレをルージュバックより印を下げたのが、いかにもな私の弱さですねぇ。

2015/4/12 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 コンテッサトゥーレ 牝3 55.0 ルメール
1 02   ムーンエクスプレス 牝3 55.0 松山弘平
2 03   ノットフォーマル 牝3 55.0 黛弘人
2 04   トーセンラーク 牝3 55.0 吉田隼人
3 05   ペルフィカ 牝3 55.0 菱田裕二
3 06 レッツゴードンキ 牝3 55.0 岩田康誠
4 07 クルミナル 牝3 55.0 池添謙一
4 08 ルージュバック 牝3 55.0 戸崎圭太
5 09 アンドリエッテ 牝3 55.0 川田将雅
5 10   アースライズ 牝3 55.0 幸英明
6 11 キャットコイン 牝3 55.0 柴田善臣
6 12   ローデッド 牝3 55.0 川島信二
7 13 クイーンズリング 牝3 55.0 M.デムーロ
7 14   テンダリーヴォイス 牝3 55.0 福永祐一
7 15 ココロノアイ 牝3 55.0 横山典弘
8 16   メイショウメイゲツ 牝3 55.0 吉田豊
8 17   レオパルディナ 牝3 55.0 武豊
8 18   クールホタルビ 牝3 55.0 小牧太
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
内枠引いた03の逃げ。続く馬もおり、近年程度には早く流れる。必然的に差し馬が中心か。
信頼度
D
実力伯仲
実力馬が揃ったハイレベルなメンバー構成。極端な穴馬の台頭はなさそうだが、明確な軸馬も不在。
予想本文 

~ 百花繚乱 ~
 既成勢力の地力比較もままならぬところに3戦無敗馬が3頭も加わった。前走敗戦馬の巻き返しも見込まれ、今年は混戦模様の桜花賞。まさに百花繚乱の粒揃いメンバーだが、この一戦でおおよその勢力図は固まりそう。

 1勝馬の身でありながら、王道ローテを堅実な走りで依然として中心勢力に居座るレッツゴードンキ。前走は3着でココロノアイには負け越しとなった。だが前走は重馬場の中、先行策をとった位置取りの差で、決して力負けとは思えない。無敗馬や重賞勝ち馬に目を奪われがちではあるが、未知の人気馬より堅実に結果を重ねてきたこの馬を軸馬として中心に据えたい。とはいえ、やはり勝ちきるとなると一皮剥ける必要もある。

 勝つなら圧勝もありそうなのがルージュバック。デビュー戦では32秒台で駆け抜け、復帰戦の牡馬混合重賞も楽勝。ぐんぐん伸び、止まることのない末脚には目を見張るものがあり、ここまで圧倒的な足跡を残してきた。この舞台もこの馬向きで、極端なスローにならない限りは、末は確実だろう。ただ、ずば抜けた能力で派手さはあるが、G1レベルの多数頭で早い流れは未経験。広いコースゆえ杞憂に終わりそうでもあるが、一抹の不安も残る。

 チューリップ賞では5馬身差大敗も、良馬場ならコンテッサトゥーレをここで見直したい。良血馬ゆえ人気的に旨味少ない馬だが、ここでは盲点となっており狙い目。最内枠がどう出るかだが、強力な母系をバックボーンに、父は阪神マイルに無類の強さを誇るディープインパクト。鞍上もルメール騎手となり、かなり面白みのある存在。

 当然ながらココロノアイも有力馬の一角。前走は危なげない見事な勝利。このレースに臨むにあたり特に不安点はなく、最も死角の少ない馬とも言える。他の有力馬を内に見る外枠もこのレースに限っては好枠と言えよう。

 こちらも3戦無敗のクイーンズリング。中距離路線からの1400mのフィリーズレビューの選択は異色のローテ。ただ、そこでもしっかりと勝利したことで、ぐっと信頼度は高まった。距離が延びる今回は、当然のプラス要素。輸送の影響か、極端に馬体重が減っていたことはやや気にかかる。

 チューリップ賞では1番人気で迎えたディープ産駒、クルミナルは期待を裏切る大敗を喫した。ただ、湿った馬場でノメっていたし、直線の不利もあった。それまでの勝ちっぷりが良いだけに、見限るのはまだ早計か。

 接戦が多いため地味な勝ち方に映ることもあって、無敗馬の中では比較的軽視されがちなキャットコインだが、負かした相手は次走のトライアルレースでそれぞれ好走しており、その実力は保証されている。血統的にもまだまだ伸びしろがありそうで将来性もある1頭。

 アンドリエッテは前走、コーナーでいったんは後方に置かれる状況に陥ったが、そこから重馬場をものともせず猛追してみせた。この馬もディープ産駒。言わずもがな、この舞台への適性は推して知るべし。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

06
→08,01,15,13,07,11,09
(126点)
無敗馬が揃ったが、今回はあまりなびくことなく、まずは既成勢力を信頼したいところ。となると阪神JFの上位馬、レッツゴートンキとココノアイあたりとなるが、実力的には互角とみる。ならば配当的に旨味あるレッツゴードンキの渋とさに期待して本命としたい。
一方、無敗馬軽視とはいえ、ルージュバックは別格。他、穴目を狙ってコンテッサトゥーレにも注目したい。実力比較が難しく、馬券的には困難な一戦。点数が増えてしまうが、ここはレッツゴードンキ1頭の3連単マルチで挑みたい。
2014年4月13日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・良 サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 18  ◎ ハープスター    牝3 55 川 田  1:33.3  1
2[6] 12  ▲ レッドリヴェール  牝3 55 戸 崎  クビ    2
3[5] 10  △ ヌーヴォレコルト  牝3 55 岩 田  3/4     5
4[7] 15  ☆ ホウライアキコ   牝3 55 和 田  1.1/2   6
5[3] 6  △ レーヴデトワール  牝3 55 福 永  アタマ  7
6[7] 13  ☆ アドマイヤビジン  牝3 55 四 位  クビ    8
7[7] 14     マーブルカテドラル 牝3 55 田 辺  1/2     9
8[5] 9  ○ フォーエバーモア  牝3 55 蛯 名  3/4     3
9[8] 16     リラヴァティ    牝3 55 松 山  1/2     10
10[8] 17  ☆ ベルカント     牝3 55 武 豊  1.1/4   4
11[2] 4     ペイシャフェリス  牝3 55 川 島  1/2     13
12[1] 2     ニシノミチシルベ  牝3 55 シュタ  1.1/2   11
13[4] 8     シャイニーガール  牝3 55  幸   アタマ  15
14[3] 5     モズハツコイ    牝3 55 浜 中  1.1/4   17
15[6] 11     フクノドリーム   牝3 55 横山和  1.1/4   18
16[1] 1     カウニスクッカ   牝3 55 松 田  1/2     16
17[4] 7     ニホンピロアンバー 牝3 55 秋 山  4      14
18[2] 3     コーリンベリー   牝3 55 藤 田  大差    12
  
払戻金 単勝 18 120円
    複勝 18 110円 / 12 170円 / 10 270円
    枠連 6-8 370円
    馬連 12-18 370円 / 馬単 18-12 450円
    3連複 10-12-18 1310円 / 3連単 18-12-10 2540円
    ワイド 12-18 200円 / 10-18 340円 / 10-12 960円
  

感想と言い訳?!

 フクノドリームの思わぬ大逃げで、まさか…届かない?とハラハラさせながらも、ハープスターが見事に差し切り勝ちで戴冠。2歳女王レッドリヴェールの勢いを上回る外強襲で昨年の雪辱を果たしました。

  敗れたレッドリヴェールも、小さい体で驚嘆の伸びを見せ、素晴らしい内容。勝ち馬ばかりが注目されがちですがこの馬の今後も楽しみです。

 概ね力通りに決まったといえますが、フォーエバーモアは存外でした。懸念された差し優勢の展開になったことは差し引いてももう少しやれるかなと思っていたのですが…。

 馬券はまぁ、的中は的中なんですけどもね。
  ・・・安いよね・・・ものすごくww

2014/4/12 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
広くコースと長い直線で、有利不利の少ないコース形態。
ポイントはゴール前の急坂。当然ながら差し馬有利ではあるが、それゆえ逆にペースが緩みがち。マイル戦としては比較的ゆったり。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カウニスクッカ 牝3 55.0 松田
1 02   ニシノミチシルベ 牝3 55.0 シュタル
2 03   コーリンベリー 牝3 55.0 藤田
2 04   ペイシャフェリス 牝3 55.0 川島
3 05   モズハツコイ 牝3 55.0 浜中
3 06 レーヴデトワール 牝3 55.0 福永
4 07   ニホンピロアンバー 牝3 55.0 秋山
4 08   シャイニーガール 牝3 55.0
5 09 フォーエバーモア 牝3 55.0 蛯名
5 10 ヌーヴォレコルト 牝3 55.0 岩田
6 11   フクノドリーム 牝3 55.0 横山和
6 12 レッドリヴェール 牝3 55.0 戸崎圭
7 13 アドマイヤビジン 牝3 55.0 四位
7 14   マーブルカテドラル 牝3 55.0 田辺
7 15 ホウライアキコ 牝3 55.0 和田
8 16   リラヴァティ 牝3 55.0 松山
8 17 ベルカント 牝3 55.0 武豊
8 18 ハープスター 牝3 55.0 川田
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
ペースは逃げ馬07の動向一つ。本命馬を封じるには、なんとかスローに落とす必要あるも、極端なスローはなさそう。
信頼度
B
本命戦
しっかりした軸馬と脇を固める有力馬。ヒモ荒れはありえる情勢も1頭までか。
予想本文 

~牝馬クラシック第一戦 負けられぬ本命馬~
 昨年の桜花賞でも話題にした、ドバイシーマCのジェンティルドンナが、今年度はまさに力ずくで2着の雪辱を果たした。ジェンティルドンナ以降、女傑と呼ばれるまでの存在は今のところいないといえよう。そうこうしている内に新たな世代の争いが始まってしまった。

 阪神JFではハナ差で戴冠を逃したハープスター。注目された始動戦のチューリップ賞で圧巻の競馬を見せた。時計的にも申し分なく、同じ舞台の阪神1600mなら順当だろう。大外枠も、この馬の脚質と、阪神外回りなら、むしろ歓迎。少々の距離ロスより内に包まれる不安が少ない方がよいだろう。オークスではまだ絶対視できるほどの裏付けはないだけに、ここは取りこぼしは勘弁願いたい。

 コンスタントに34秒台の上がりを持つフォーエバーモアも安定した競馬が期待できそう。阪神JFではレッドリヴェール、ハープスターとハナ、クビの接戦の3着。こちらも前哨戦をしっかりと勝利し雌雄を決する体制は十分。自在性がある馬だが、本来は先行タイプ。やはり差し馬が有利と思われる展開だけに、後続馬に飲み込まれる不安は若干あるが、一方で出し抜ける利もある。

 阪神JF勝利の2歳女王、レッドリヴェールはぶっつけでここに挑んできた。体の小さい馬で消耗が大きいとの理由からの陣営の予定通り。しかし、やはりどうにもその点が気に掛かる。成長著しいこの時期、現状維持では置いて行かれる。やはり1戦の経験不足が大きなハンデとならないか心配。とはいえ無敗の3勝馬。しかも展開も向くと思われ、前走のハープスターを上回る脚色を見せたデキにあればもちろん首位争い。

 すみれSという少し変わったところを叩き台に選んだレーヴデトワール。長めの距離を意識されていることから、狙いはオークスとも言えようが、ここで凡走するようならそれも叶うまい。調子は良さそうで、主戦騎手は僚馬を選んだが、牝馬レースはお任せの頼もしい鞍上も得た。毛色こそ違うがやはり姉を彷彿させる。

 前走の着差はやや力の差を感じたヌーヴォレコルトだが、自身の競馬はできていた。安定した末脚の持ち主で、どのような展開でも大敗は考えにくい。まだ底が割れたわけでもなく、鞍上も2戦目で手の内にいれているだろうし、侮れない存在。

 アドマイヤビジンは差し合いの流れになった時の割り込みが怖い。本命馬とともに上がってこれるのも強み。馬混みの内を突ければ奇襲となりそう。

 阪神JF2番人気のホウライアキコ。早熟のきらいはあるが、前走の敗戦は不利があった。まだ見限るほどの材料は揃っていない。

 マイルは長いベルカントも、牡馬に挑んだ朝日杯の結果だけでは断定できぬ。前走で控える競馬も身につけ、徐々に距離適性にも幅。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
フォーメーション:

1着:18
2着:09,12
3着:09,12,06,10,13,15,17
(12点)

1着:18
2着:09,12,06,10,13,15,17
3着:09,12
(12点)

別路線組からはこれといった新星は現れず、基本的には暮れの2歳G1、阪神JFの再戦模様。今年はレベルが高いと思わせる粒揃いのメンバーだが、やはりハープスターの前走は別格のインパクト。軸は不動といえよう。
このレース、的中させるのは比較的容易に思えるが、配当的には厳しい。それなりの割り切りは必要か。やや迷いは生じたがハープスターを頭固定とし、フォーエバーモア、レッドリヴェールを相手に、2着、3着ながしで挑む。

2013年4月7日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 7  × アユサン      牝3 55 Cデム  1:35.0  7
2[7] 14  ◎ レッドオーヴァル  牝3 55 Mデム  クビ    2
3[5] 9     プリンセスジャック 牝3 55 福 永  2.1/2   14
4[7] 13  ▲ クロフネサプライズ 牝3 55 武 豊  クビ    1
5[3] 6     ローブティサージュ 牝3 55 秋 山  1.1/2   8
6[2] 4     サンブルエミューズ 牝3 55 岩 田  クビ    10
7[6] 12  △ トーセンソレイユ  牝3 55 シュタ  1/2     3
8[7] 15     ナンシーシャイン  牝3 55 大 野  アタマ  15
9[6] 11     サウンドリアーナ  牝3 55 戸 崎  1/2     13
10[8] 18  ○ メイショウマンボ  牝3 55 武 幸  ハナ    4
11[3] 5     ウインプリメーラ  牝3 55 和 田  1.1/4   9
12[5] 10     シーブリーズライフ 牝3 55 田中勝  1/2     17
13[4] 8     ティズトレメンダス 牝3 55 川 須  1/2     11
14[8] 16     ジーニマジック   牝3 55 川 田  3/4     12
15[8] 17  × コレクターアイテム 牝3 55 浜 中  1.1/4   6
16[2] 3  △ クラウンロゼ    牝3 55 三 浦  クビ    5
17[1] 1     ストークアンドレイ 牝3 55 藤 田  9      18
18[1] 2     サマリーズ     牝3 55 藤岡佑  大差    16
  
払戻金 単勝 7 1800円
    複勝 7 460円 / 14 200円 / 9 1860円
    枠連 4-7 1120円
    馬連 7-14 3300円 / 馬単 7-14 9350円
    3連複 7-9-14 102860円 / 3連単 7-14-9 679300円
    ワイド 7-14 1100円 / 7-9 12830円 / 9-14 7100円
  

感想と言い訳?!

 前日のアクシデントで急遽乗り替わりとなったC.デムーロ騎手。今回、武兄弟のワンツーはあり得るかも・・・と思っていたところに、デムーロ兄弟のワンツー。まさかこの舞台であっという間に実現してしまうとは・・・やはり「持ってる」人は違いますね。

 兄の駆るレッドオーヴァルを差し替えしてアユサンが勝利。3着にプリンセスジャックが入って波乱となりました。岩田、福永両ジョッキーは人気薄ゆえに、当然の「買い」なんですが、2頭軸ながしのヒモでした。本線のレッドオーヴァル1頭軸ながしではそこまで手を広げる度胸がなく、無的中です。比較的とりやすい68万馬券といえるだけにやや悔やまれます。

 1番人気のクロフネサプライズは、さすがにチューリップ賞より早いペースは厳しく、最後に力尽きました。それでも4着は立派だと思います。

 期待外れといえば、メイショウマンボでしょうか。直線いい感じで上がってきたので、期待したのですが直線は伸びきれませんでした。

2013/4/7 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
展開の紛れ少ない良コース。
枠順、脚質による有利・不利は少ない。ペースも落ち着きがちにはなり、瞬発力が要求される。
前日の雨が残り、渋化傾向。それがどのように作用するかがポイント。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ストークアンドレイ 牝3 55.0 藤田 伸二
1 02   サマリーズ 牝3 55.0 藤岡 佑介
2 03 クラウンロゼ 牝3 55.0 三浦 皇成
2 04   サンブルエミューズ 牝3 55.0 岩田 康誠
3 05   ウインプリメーラ 牝3 55.0 和田 竜二
3 06   ローブティサージュ 牝3 55.0 秋山 真一郎
4 07 × アユサン 牝3 55.0 丸山 元気
4 08   ティズトレメンダス 牝3 55.0 川須 栄彦
5 09   プリンセスジャック 牝3 55.0 福永 祐一
5 10   シーブリーズライフ 牝3 55.0 田中 勝春
6 11   サウンドリアーナ 牝3 55.0 戸崎 圭太
6 12 トーセンソレイユ 牝3 55.0 シュタルケ
7 13 クロフネサプライズ 牝3 55.0 武 豊
7 14 レッドオーヴァル 牝3 55.0 デムーロ
7 15   ナンシーシャイン 牝3 55.0 大野 拓弥
8 16   ジーニマジック 牝3 55.0 川田 将雅
8 17 × コレクターアイテム 牝3 55.0 浜中 俊
8 18 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
阪神外回りマイル戦は意外にペースは落ち着きがち。G1レースであることを考慮しても、緩めのミドルペースか。
信頼度
D
混戦
確たる軸馬不在の混戦ムード。加えて前日の雨の影響など、不確定要素も多い。
予想本文 

 ドバイシーマCのジェンティルドンナは2着に敗れ、何ともおしい結果。それでも世界レベルでの2着。昨年の年度代表馬は伊達でないことを思い知らされた。もはや強い牝馬の出現にはそう驚かなくなったが、早くも次世代の戦いが、早くも散り始める桜吹雪の中、幕を開ける。
今年の3歳牝馬戦線はG1馬や1番人気馬があっさり敗れたりと、混戦模様。このレースも例外ではなく、非常に難しいレースとなりそう。

 前走、不可解ともいえる大敗を喫したレッドオーヴァルを人気落ちの旨味も踏まえて、もう一度信じてみたい。前走の敗戦は、出遅れよりもむしろ馬体減が指摘されていた。直近発表の調教後馬体重は430キロ台まで戻してきているが、やはり当日の馬体重のチェックは必須となろう。そして後は脚質的な展開不利の懸念。3歳牝馬戦線がここまで安定しないのは有力馬に後方一気型が多く、ペースが落ちた時に対応出来ないことも原因となっている。今回のレースもこれといった逃げ馬不在だけにペースが緩んでくる可能性が多分にある。G1レースである以上、極端なスローはないとみて、この馬の台頭を計算しているが、それでも後方直一気は難しいだろう。すなわち出遅れは致命的になり、できれば中団あたりでの競馬が理想。

 メイショウマンボの能力は相当高いのでは?と思わせるほどの前走の好内容。まさかの位置から差しきる豪快な勝ち方を見せた。阪神JFでは大敗をしているが、今の状態ならかなりいいレースをみせてくれそう。ただ、この馬も後方からのレースが身上だけに、前が残るような展開と、雨による馬場渋化は歓迎しない。この馬の力の発揮できる展開になれば他有力馬にヒケはとらないはず。

 阪神マイル戦で逃げ馬は・・・と言いたいところだが、G1阪神JF、前走チューリップ賞といずれも先行押し切ったクロフネサプライズ。3馬身ちぎった前走、チューリップ賞は圧巻だったが、それよりも阪神JFでのレースぶりが凄い。ハイペースのレースとなり、直線坂の手前では完全に捕まってしまい、通常なら馬群に沈むところだった。しかし、勝ち馬ローブティサージュに並ばれると、再び二の脚で伸びて2着となった。この勝負根性は特筆ものと言え、この馬には確かに先行脚質が合っていると言えよう。順調度ではメンバー随一。人気薄だった阪神JFとは違い、今度は1番人気での競馬。当然ながら前を行くこの馬は後続馬の目標とされ、厳しいレースになる。ここで前走の再現すればたいしたものだし、その可能性も十分ある。だが、他馬が不安定の中、すがるように軸馬としての人気を集めている状況を考えると、この馬を中心に据えるのはあまり得策ではないと判断した。

 やはり無敗の良血、トーセンソレイユは人気でも気になる存在。過去2戦いずれも接戦での勝利だが、自在性のある脚質でセンスの高さを感じる。王道路線が今ひとつ安定しない現状、別路線組へ食指が動くのも仕方の無いところ。調教過程もさることながら、比較的長い距離を経験していることは、スローペース対応への安心感に繋がる。ここから大きく飛躍するであろう大物ムードが漂い、非常に怖い存在。

 もう一方の東の無敗馬、クラウンロゼも侮れない。こちらも派手な勝ち方こそないものの、前走では、これまでの先行一手から一転差す競馬で勝利したりと、一戦ごとに着実に成長の跡をみせている。近年では関東馬であることを意識する必要もなく、なんら気後れする必要もない。もっとも他有力馬との直接対決が少ないだけに、今後通用するかの試金石となる一戦とはなるが、期待感は大きい。

 コレクターアイテムや、ローブティサージュらの復活は怖いところだが、それよりもアユサンの方を評価したい。前走のチューリップ賞では、スローペースで差し馬全滅の中、差し一手だったはずのこの馬は、苦手のスタートも無難にこなし、うまく先行して、勝ち馬には離されはしたが、上位入線を果たした。混戦模様の今回のレースではこういった柔軟性のある馬の方がうまく立ち回れるかもしれない。

 最後の一頭には随分悩んだが、やはりコレクターアイテムを捨てきれなかった。父同様の差し一手で、スローペースが泣き所だが、阪神外回りは元来ベストに近い条件のはず。この馬向きの早い流れとなるかまでは疑問の余地を残すが、もともと地力は持っているだけに、あっさり勝利しても驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸1頭マルチ:

14
→18,13,12,03,07,17
(90点)

本来なら連動性の高い前哨戦チューリップ賞なのだが、今年はクロフネサプライズが3馬身もちぎって勝利したため、その判断が難しい。クロフネサプライズが群を抜いているのか、展開の影響が多分にあるのか・・・。やはり現時点では後者の可能性が高いとみる。であるならば、同じ舞台でも同じ展開にはならぬとみて、このレースの1番人気馬、レッドオーヴァルの復活に賭けたい。

ただ、それであっても混戦には変わりない。目移りするところをグッとこらえて、極力相手を絞って3連単マルチ1頭軸ながしで挑みたい。1頭軸だとどうしても点数が増えるため、3連複勝負も悪くないだろう。

2012年4月8日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 10  ▲ ジェンティルドンナ 牝3 55 岩 田  1:34.6  2
2[7] 15  △ ヴィルシーナ    牝3 55 内 田  1/2     4
3[6] 11  × アイムユアーズ   牝3 55 ピンナ  1/2     3
4[7] 13  ○ サウンドオブハート 牝3 55 松 岡  1.3/4   5
5[4] 7     メイショウスザンナ 牝3 55 武 豊  クビ    11
6[8] 17  ◎ ジョワドヴィーヴル 牝3 55 福 永  クビ    1
7[8] 16     ファインチョイス  牝3 55 池 添  アタマ  15
8[7] 14     トーセンベニザクラ 牝3 55 津 村  ハナ    12
9[3] 5     パララサルー    牝3 55 北村宏  クビ    7
10[2] 4  × サンシャイン    牝3 55 Mデム  1/2     8
11[5] 9     イチオクノホシ   牝3 55 田 辺  ハナ    9
12[2] 3     オメガハートランド 牝3 55 石橋脩  ハナ    13
13[4] 8     マイネエポナ    牝3 55 吉田隼  1/2     14
14[6] 12  △ プレノタート    牝3 55 安 藤  クビ    10
15[1] 2  × エピセアローム   牝3 55 浜 中  1.1/2   6
16[8] 18     アラフネ      牝3 55 丸 山  5      17
17[3] 6     エイシンキンチェム 牝3 55 川 田  3/4     16
18[1] 1     ダームドゥラック  牝3 55 小 牧  3/4     18
  
払戻金 単勝 10 490円
    複勝 10 180円 / 15 300円 / 11 270円
    枠連 5-7 970円
    馬連 10-15 1850円 / 馬単 10-15 3150円
    3連複 10-11-15 5110円 / 3連単 10-15-11 24020円
    ワイド 10-15 720円 / 10-11 740円 / 11-15 1180円
  

感想と言い訳?!

 前評判がよかったのが逆に気になって少し評価を下げたジェンティルドンナがあざ笑うかのような快勝劇でした。
予想された前残りの展開で、比較的前に進めたとはいえ、直線で抜け出すのは力の証明です。

 一時は大魔神 佐々木氏の戴冠か?と一瞬思わせたヴィルシーナ。内容的にはほぼ完璧な2着。オークスでは人気になりそうです。3着にはアイムユアーズで、やはり先行するとしぶとい。

 巻き返しを期待したジョワドヴィーヴルは大敗といっていい内容です。最後方に近いあの位置ではとても届きません。最後よく追い上げてはいましたが展開が向きませんでしたね。

2012/4/8 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
スタート直後と、ゴール前の十分な直線と、広いコースでマギレのない実力どおりに決まる公算の高いコース。差し有利ではあるが、Bコース利用でもあり、ペース緩めば前残りも十分可能。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ダームドゥラック 牝3 55.0 小牧 太
1 02 × エピセアローム 牝3 55.0 浜中 俊
2 03   オメガハートランド 牝3 55.0 石橋 脩
2 04 × サンシャイン 牝3 55.0 デムーロ
3 05   パララサルー 牝3 55.0 北村 宏司
3 06   エイシンキンチェム 牝3 55.0 川田 将雅
4 07   メイショウスザンナ 牝3 55.0 武 豊
4 08   マイネエポナ 牝3 55.0 吉田 隼人
5 09   イチオクノホシ 牝3 55.0 田辺 裕信
5 10 ジェンティルドンナ 牝3 55.0 岩田 康誠
6 11 × アイムユアーズ 牝3 55.0 ピンナ
6 12 プレノタート 牝3 55.0 安藤 勝己
7 13 サウンドオブハート 牝3 55.0 松岡 正海
7 14   トーセンベニザクラ 牝3 55.0 津村 明秀
7 15 ヴィルシーナ 牝3 55.0 内田 博幸
8 16   ファインチョイス 牝3 55.0 池添 謙一
8 17 ジョワドヴィーヴル 牝3 55.0 福永 祐一
8 18   アラフネ 牝3 55.0 丸山 元気
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
SM
スローミドル
逃げ馬不在。強いて言えば6の押し出され気味のハナ。レースはスローが予測され、追い込み一辺倒では苦しい。
信頼度
D
混戦
本命馬に不安要素あり。近年堅めの傾向も、各馬実力差少なく。中荒れ程度の混戦模様。
予想本文 

 ここ数年の傾向と異なり、抜けた馬のいない横一線の印象の強い今年の牝馬クラシック戦線。
名牝の異父妹で1勝馬の身でG1ホースとなったジョワドヴィーヴルがその地盤を固めるか、あるいは、そうはさせじと他馬がつけいるか。その結果次第で今年の流れも大きく左右されそうだ。

 やや迷いが生じたのは否めないが、G1の舞台での勝ちっぷり、チューリップ賞からという王道ローテ、この安定感と格を考慮してジョワドヴィーヴルを本命とする。
チューリップ賞では断然の1番人気も3着に敗れた。鉄砲は効かないタイプかもしれないのだが、絶好位から伸びを欠いた直線の姿はあまりよい印象ではなかった。加えて、不安を倍加させたのが現時点で発表されている馬体重がマイナスであること。ただでさえ小柄な牝馬だけにこれ以上のマイナスはあまり歓迎材料ではない。不安材料が多いといえば多いのだが、調教過程を見る限り上積みはありそうだし、やはりこれまでの実績から窺える地力は、軸筆頭ではあろう。好位差しという脚質を考えても大敗はなさそうで、少々の調子落ちでも阪神JFでの2馬身差はやはりそれなりの差を感じる。

 相手格もかなり迷ったが、サウンドオブハートを据えてみる。思い返せば阪神JFでは1番人気。当時、私はこの馬もジョワドヴィーヴルも無印にしていたが、両馬とも複勝圏内にしっかり絡んできた。今回のメンバーから予想される展開はおそらく先行有利。それゆえ、この馬がどの位置でレースを進めるかがポイントにはなるが、4角あたりでは先団にいる展開を予想する。何より評価したいのは、前走の紅梅Sで、直線届かないかと思われたところからぐんぐんと差しきった様は見事だった。またその後の調教過程がよく、ここはかなりいい状態で臨めそうだ。

 牡馬混合のシンザン記念を勝って一躍主役候補に躍り出たジェンティルドンナ。ジョワドヴィーヴルとの初対戦となった前走では4着と敗れた。熱発の影響があったといわれるが、今回どこまで巻き返してくるか。すべてをマイル戦でレースを続けており、高いレベルでまとまった完成度の高いタイプ。引き続き安定してレースができそうで、上位に顔を出す可能性はかなり高そう。

 展開向きそうなのがヴィルシーナ。黄菊賞、エリカ賞と牡馬混合の王道ローテをでの勝ち負けはここでは重みがある。距離的に短いかと思われた前走クイーンCも完勝してみせた。もちろん、距離は長いにこしたことはないのだろうが、ここはオークスにつながる走りが期待できそう。また、何より今回は緩い流れになりそうなのが、この馬には大きなアドバンテージ。テン乗りとなる鞍上がやや心配なところではあるが、高い能力と展開利で大きく浮上する。先行馬ながら速い上がりを持つことも強み。

 プレノタートは展開次第では本命まで考えたほど。それだけ魅力的な末脚を持っている。7着と大敗した阪神JFでも大外急襲しており、ジョワドヴィーヴルとは離れたものの、2着馬にはコンマ2秒差。その後も重賞で4着、3着と不利な展開であっても確実に差し込んで来ている。阪神外回りで絶好の舞台ではあるのだが、いかんせん今回のメンバーで早い流れは望めそうにない。いかな阪神外回りでもペースが下がれば先行が有利。だが、かといいって捨てきれる存在ではなく、どのような展開でも複勝圏内には十分考慮しなければならない。

 先行しての粘り込みは特筆モノで、ここは展開も向くアイムユアーズ。阪神JFでは2着とはいえ、本命馬に大きく離されてしまったが、復帰初戦をしっかりと勝利したことは評価に価する。これまで関西馬独占だった桜花賞も、前乗り作戦で近年は関東馬が好走。勝機は十分。

 不気味なのはサンシャイン。先行タイプの上、新馬戦を完勝した鞍上とのコンビが魅力。実績以上に人気も背負うが、それでも押さえておきたい一頭。

 折り合いに懸念の残るエピセアローム。今回は待望の内枠引いて馬群に潜り込むことで巻き返しを図る。前走ジョワドヴィーヴルに先着したように、スムーズに行けば、地力は上位陣とは互角。

馬券と総評
推奨馬券 総評

3連単
軸2頭マルチ:

17=13
→10,15,12,11,04,02
(36点)

BOX:
17,13,10,15,12
(60点)

正直、今回幾分自信が持てない。基本差し馬が好きなので、先行有利で印を差し替えたせいもあるかもしれないが、◎と○は随分迷ってのものだし、▲~△もほとんど同評価。本来なら、◎から○~△を格対抗格を変えての3連単2頭軸マルチ・・・といきたいところだがさすがに点数が多すぎる。
無難にジョワドヴィーヴルとサウンドオブハートの2頭軸マルチながしを本線に◎~△までの3連単ボックス馬券を押さえにしたい。
2011年4月10日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良 サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 8  ◎ マルセリーナ    牝3 55 安藤勝  1:33.9  2
2[8] 16  ○ ホエールキャプチャ 牝3 55 池 添  3/4     1
3[8] 17  X トレンドハンター  牝3 55 岩 田  3/4     4
4[7] 14     メデタシ      牝3 55 浜 中  1.1/4   11
5[1] 1     フォーエバーマーク 牝3 55 吉田豊  1.1/4   12
6[3] 6     ハブルバブル    牝3 55 藤 田  3/4     6
7[2] 4  X ダンスファンタジア 牝3 55 横山典  ハナ    3
8[2] 3     カフェヒミコ    牝3 55 柴田善  クビ    14
9[7] 15  X フレンチカクタス  牝3 55 北村宏  3/4     7
10[5] 10     スピードリッパー  牝3 55 蛯 名  1.1/2   10
11[1] 2  ▲ デルマドゥルガー  牝3 55 内 田  クビ    9
12[7] 13     ライステラス    牝3 55 四 位  1      5
13[6] 12     ウッドシップ    牝3 55 藤岡佑  クビ    18
14[4] 7     エーシンハーバー  牝3 55 武 豊  クビ    8
15[5] 9     ラテアート     牝3 55 松 岡  クビ    17
16[6] 11     サクラベル     牝3 55 吉田隼  クビ    15
17[3] 5     マルモセーラ    牝3 55 田中健  5      13
18[8] 18     マイネショコラーデ 牝3 55 和 田  1.3/4   16
  
払戻金 単勝 8 380円
    複勝 8 140円 / 16 120円 / 17 230円
    枠連 4-8 410円
    馬連 8-16 620円 / 馬単 8-16 1230円
    3連複 8-16-17 1480円 / 3連単 8-16-17 5880円
    ワイド 8-16 260円 / 8-17 560円 / 16-17 470円
  

感想と言い訳?!

 レーヴディソールがいなくとも、マルセリーナが勝利し、トレンドハンターも3着。
松田博厩舎はホントに凄いですね。

 ホエールキャプチャはやはり外枠が響いたか終始外を回されました。
それでも十分力を見せつけることができたレース内容でした。

 一方勝ったマルセリーナはコーナーを内で周り、直線で外に出すというややリスクも伴うが、経済コースを通りました。
それにしても、一旦は後方から来たホエールキャプを先にいかせて、差し返すんですから大したものです。
ディープインパクト産駒が初年度でいきなりG1を制しました。

 トレンドハンターもこの好走で地力を完全に証明しましたね。
それぞれオークスが楽しみです。

 馬券は非常に非常に堅かったんですが、絞り込んだおかけで十分なリターンを得ることができました。
メデタシの検討っぷりにドキドキしましたけど。(笑)

2011/4/10 3歳牝馬オープン 55キロ 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
湿気は残るがほぼ良馬場。
阪神単独開催が続くが、先週からBコースで、時計はそれなりに出る。
直線坂があるとはいえ、極端な追い込み馬には厳しい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   フォーエバーマーク 牝3 55.0 吉田 豊
1 02 デルマドゥルガー 牝3 55.0 内田 博幸
2 03   カフェヒミコ 牝3 55.0 柴田 善臣
2 04 ダンスファンタジア 牝3 55.0 横山 典弘
3 05   マルモセーラ 牝3 55.0 田中 健
3 06   ハブルバブル 牝3 55.0 藤田 伸二
4 07   エーシンハーバー 牝3 55.0 武 豊
4 08 マルセリーナ 牝3 55.0 安藤 勝己
5 09   ラテアート 牝3 55.0 松岡 正海
5 10   スピードリッパー 牝3 55.0 蛯名 正義
6 11   サクラベル 牝3 55.0 吉田 隼人
6 12   ウッドシップ 牝3 55.0 藤岡 佑介
7 13 ライステラス 牝3 55.0 四位 洋文
7 14   メデタシ 牝3 55.0 浜中 俊
7 15 フレンチカクタス 牝3 55.0 北村 宏司
8 16 ホエールキャプチャ 牝3 55.0 池添 謙一
8 17 トレンドハンター 牝3 55.0 岩田 康誠
8 18   マイネショコラーデ 牝3 55.0 和田 竜二
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MH
ミドルハイ
それなりに先行馬が揃い、早めの流れ。好位で流れに乗りつつ、終いがバテない結局は地力が問われる。
信頼度
D
主役不在
レーヴディソールと外国人騎手の不在で一気に混戦模様に。
波乱も一応、、頭に置いておきたい。
予想本文 

 今年の牝馬戦線は間違いなくレーヴディソールが主役だったはず。
ここに来ての戦線離脱はかなり大きい。
他馬との実力差がかけ離れていた感があっただけに残されたメンバーでの桜花賞は混戦と考えざるを得ない。

 移動が手軽になった最近ではそれほど関東馬、関西馬の意識は薄れつつあるものの、桜花賞といえば関西馬が独壇場だったレース。
昨年のアパパネがそうだったように、最近は早め入厩が当たり前になり、今年も見渡せば関東馬が主力を形成している。
他の特徴といえば、外国人ジョッキーがいないことと、ディープインパクト産駒が目立つというところか。そして、何より昨年の阪神JFの1~3着がすべて芦毛馬…。
そう思うと、主役はいなくとも、注目に値する一戦となりそう。

 関西馬だからというわけでないが、本命にはマルセリーナを推す。
まだ、実績不足と思われる状況での2番人気はいささか人気しすぎの感もないわけではない。
しかし、他馬がほとんどレーヴディソールと勝負付けがすんでしまっただけに、期待感が違う。
いずれもスローの流れでの末脚とはいえ、34秒フラット以下の脚があるのは魅力。
年明け2戦を消化し、トライアルを使わず直行も好感。
調教過程も素晴らしく、早い流れに戸惑わなければ、長い阪神の直線で切れ味を発揮するはず。
シンザン記念では後の重賞ホース、レッドデイヴィスとオルフェーヴルの差のない3着。
相手は骨っぽいが、この馬が気後れする必要はどこにもない。

 レーヴディソールがいない以上、やはりホエールキャプチャが中心とはなるだろう。
前もよし、差してもよしの自在性のある脚質で、常に安定した成績。
阪神の外回り1600mならまず大崩れはないだろう。
どっしり構えていれば問題ないとはいえ、これまでチャレンジャーの立場からマークされる側になる。また、影響度は少ないだろうが外枠もあまり歓迎とはいえない。
とはいえ、各メンバーを見渡して最も死角が少ないことも事実だ。

 3番手あたりで少し冒険してデルマドゥルガー
前走のクイーンCの末脚に目を引いた。
今回、人気を背負っているダンスファンタジアをより後ろの位置からあっという間に交わしての3着。しかも決してスムーズな展開ではなかった。
右回りの方が向くようで、直線ある阪神でペースが上がるとなれば、あの末脚には警戒すべき。

 レーヴディソールに2連敗だが、決して大負けしなかった点を評価してのライステラス
特に前走チューリップ賞では4馬身もちぎられてしまったとはいえ、他馬に負けなかったことは地力を証明できた形。
成績と同じく、常に安定した末脚を発揮できる事が大きな武器。
鞍上の手替わりが、良くも悪くも不確定要素。

 トレンドハンターは前走が強い内容。外枠だが、底知れぬ魅力に溢れる。
一方で、前走だけでは評価しきれぬ部分もあり、あまりに人気するようなら敬遠したい。

 地力はあるとみているダンスファンタジア
だが、どうにもポカが多い。良血ゆえに人気も背負っているので、あまり食指は動かない。
ただ、大駆け要素はある上に、圧勝した赤松賞の鞍上に戻ることも怖さに拍車をかける。

 フレンチカクタスも侮れない一頭。
距離がやや不安要素ではあるが、状態よく堅実でレース上手。
どんな展開でも自分のレースはこなすだろう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

1・2着ながし:

1着→08
2着→16
3着 →02,13,17,04,15
(5点)

1・3着ながし:
1着→08
2着 →02,13,17,04,15
3着→16
(5点)

1・2着ながし:
1着→16
2着→08
3着 →02,13,17,04,15
(5点)

 大本命の不在で風雲急を告げる桜花賞となったが、それでも有力馬はある程度しっかりした実績を残している。
◎~△で挙げたマルセリーナ、ホエールキャプチャ、デルマドゥルガー、ライステラスらは頭ひとつ抜けているように思える。
もちろん、人気面や不安定要素から評価を下げたとはいえ、トレンドハンター、ダンスファンタジア、フレンチカクタスらも差はほとんとないと言っていいほど僅か。

 問題は軸で、マルセリーナとホエールキャプチャには迷ったが、マルセリーナの頭で勝負したい。
マルセリーナとホエールキャプチャの1・2着ながしの裏表、1・3着ながしの3連単の少数点数に絞り込み。

2010年4月11日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 9  ○ アパパネ      牝3 55 蛯 名  1:33.3  1
2[4] 8  ▲ オウケンサクラ   牝3 55 安藤勝  1/2     3
3[6] 11  × エーシンリターンズ 牝3 55 福 永  クビ    11
4[1] 1     ショウリュウムーン 牝3 55 佐 藤  1/2     5
5[2] 3  △ アプリコットフィズ 牝3 55 横山典  3/4     2
6[8] 17  × シンメイフジ    牝3 55 岩 田  3/4     4
7[1] 2     ギンザボナンザ   牝3 55 北村宏  アタマ  10
8[7] 13  △ アニメイトバイオ  牝3 55 内 田  アタマ  6
9[2] 4  △ コスモネモシン   牝3 55 石橋脩  ハナ    9
10[3] 6     ワイルドラズベリー 牝3 55 浜 中  クビ    12
11[5] 10     レディアルバローザ 牝3 55 和 田  1.1/4   13
12[4] 7  × タガノエリザベート 牝3 55 川 田  1.1/4   8
13[8] 18     プリンセスメモリー 牝3 55 勝 浦  クビ    15
14[6] 12     ステラリード    牝3 55 藤 田  クビ    17
15[3] 5     モトヒメ      牝3 55 大 野  1/2     16
16[7] 15     サウンドバリアー  牝3 55 渡 辺  クビ    14
17[8] 16  ◎ ラナンキュラス   牝3 55 四 位  3.1/2   7
18[7] 14     ジュエルオブナイル 牝3 55  幸   2.1/2   18
  
払戻金 単勝 9 280円
    複勝 9 130円 / 8 310円 / 11 550円
    枠連 4-5 1030円
    馬連 8-9 1440円 / 馬単 9-8 2430円
    3連複 8-9-11 8500円 / 3連単 9-8-11 38520円
    ワイド 8-9 570円 / 9-11 1020円 / 8-11 3220円		
  

感想と言い訳?!

 順当といっていい、アパパネが一叩きの効果も大きく完勝の内容。
1番人気に応えました。
とにかく関東馬には辛い桜花賞なのですが、この馬が勝利したことで栗東滞在という手法は定着してゆくことになるでしょう。

 2着は前走が非常に強かったオウケンサクラ。
これも順当といえる内容で、心配された強行軍もなんのそのでした。

 配当をおいしくしてくれたのがエイシンリターンズ。
安定して繰り出せるこの末脚はやはり本物ですね。

 ややムリ目の本命だったラナンキュラスは全然ダメでした。(笑)
原因はよくわかりませんが、レース半ばで手応えのない状態。
幸い馬券は何とか押さえることができましたが、この馬の凡走は期待外れで気持ちは晴れません。

2010/4/11 3歳牝馬オープン 55キロ 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
大外不利とされるこのコースも、何故か8枠がからむこのレース。
良馬場予想で展開面での有利不利は少ない。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ショウリュウムーン 牝3 55.0 佐藤 哲三
1 02   ギンザボナンザ 牝3 55.0 北村 宏司
2 03 アプリコットフィズ 牝3 55.0 横山 典弘
2 04 コスモネモシン 牝3 55.0 石橋 脩
3 05   モトヒメ 牝3 55.0 大野 拓弥
3 06   ワイルドラズベリー 牝3 55.0 浜中 俊
4 07 × タガノエリザベート 牝3 55.0 川田 将雅
4 08 オウケンサクラ 牝3 55.0 安藤 勝己
5 09 アパパネ 牝3 55.0 蛯名 正義
5 10   レディアルバローザ 牝3 55.0 和田 竜二
6 11 × エーシンリターンズ 牝3 55.0 福永 祐一
6 12   ステラリード 牝3 55.0 藤田 伸二
7 13 アニメイトバイオ 牝3 55.0 内田 博幸
7 14   ジュエルオブナイル 牝3 55.0 幸 英明
7 15   サウンドバリアー 牝3 55.0 渡辺 薫彦
8 16 ラナンキュラス 牝3 55.0 四位 洋文
8 17 × シンメイフジ 牝3 55.0 岩田 康誠
8 18   プリンセスメモリー 牝3 55.0 勝浦 正樹
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
スローにはならない程度のミドルローペース。
極端な戦法の決まりにくい地力勝負濃厚。
信頼度
C
実力伯仲
力の差がほとんどないといっていい混戦模様。
予想本文 

 昨年暮れの阪神JFが関東馬のワンツー。
「牝馬は関西馬」という定説を覆す結果で、トライアルを経た後もその勢力図は大きく変わらなかった。
ここも大挙して関東馬が参戦し、長らく続いた冬の時代を打ち砕くべく主力を形成。
この傾向はおそらく近年の牝馬の活躍と同様の理由で、輸送や体調管理の技術向上が考えられる。
今は世界で戦う時代。気難しい3歳牝馬ではあるが関東や関西という違いはもはやないのかもしれない。

 それでも本命には関西馬、ラナンキュラス
馬混み苦手なこの馬にとって、外枠は歓迎材料。
昨年暮れはどうにも馬体が細く、ひ弱な感が否めなかった。
しかし、敗れたとはいえ、前走では随分しっかりしてきた印象があった。
今の状態で十分に調教を積んだ叩き2走目の今回、これだけの良血馬が人気的にもおいしい存在になる。
父スペシャルウィークもこのレースでは結果を出していることも強み。

 対抗にはやはり安定感でこのメンバーでは頭一つ抜けているアパパネ
前走の敗戦は重馬場だったことを考えると、上々の結果。
むしろしっかりと連を確保したところに凄みを感じる。
世代チャンプの貫禄も十分で、大崩れない競馬が期待できそう。
関東馬ではあるが、阪神JFの時と同じく、早くから栗東入りして体制を整えており、ほとんど関西馬といっていいほど。
力は出せる状態にある。

 本命にしようかと思ったほど前走が強かったオウケンサクラ
先行してあれだけの脚が使えるのはこのレースでは大きな武器となる。
それほどペースも早くならないため、前で競馬して早め抜け出せれば、前走の再現は可能だろう。
問題はやはり、権利取りのための強行軍。
タフな馬とのことだが、短い期間での3連戦がどう出るかには一抹の不安。
また、名手とはいえ、騎手の手替わりもやや気に掛かる。

 あまりそういう印象はないのだが、アニメイトバイオは未だ連を外していない堅実派。
中にはG1を含め、レベルの高いレースだけに一定の信頼は置ける。
前走は案外な結果だったが、休養明けで馬体も緩んでいた。
今回絞れてくれば、順調度的にも申し分なく、怖い存在になる。
早い流れでも持続力ある末脚を発揮でき、特に阪神JFでアパパネに再度差し替えそうと迫った状態にまで戻れば好勝負必至。

 アプリコットフィズは気性面で懸念が残る。
だが、前走クイーンCはかなりのハイレベルのレースで、そこでの完勝の1着は相当に重みがある。
ただ、馬体的にはギリギリで、当日馬体重が減っているようなら、黄信号かも。
本来もっと印を重くしてもいいのだが、特に鞍上人気で現時点で2番人気となると、ここはヒモまでに留めたいところ。

 コスモネモシンは現時点では実績やや劣るも先に期待がもてそうなタイプ。
父ゼンノロブロイ、母父シングスピールという血統はなかなか奥深そうで、距離が伸びてよくなりそう。
勝負強いという印象が強く、スタミナを要求される近年の桜花賞なら、ここで先物買いしておくのも悪くない。

 マイル戦2敗、阪神も3敗と強調材料に欠けるタガノエリザベートだが、内容はそれほど悪くはない。
追い込み一手は阪神外回り1600mではやはり怖い。
今回の本命ラナンキュラスをあっという間に差しきったファンタジーSを思うと、前走長い距離を経てここで変わり身があっても驚けない。

 シンメイフジもまだ見限れぬ。
とんでもないタイムを叩き出した新潟2歳S以降、敗戦続きだが、前々走はぶっつけでのG1で出遅れ、前走はやや掛かり気味での逃げ潰れ。
それなりに言い訳はある状態で、今回で真価が問われることになる。

 人気薄でエルフィンSを勝ち、続くチューリップ賞も重馬場ながら34秒台の末脚を使ったエーシンリターンズも少々。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

16=09→08,13,03,04,07,17,11
(42点)
安定感でアパパネが抜けているが、粒ぞろいの好メンバーが揃った今回の桜花賞。
例年と異なり、関東馬が多いせいか、どうも一筋縄ではいかない雰囲気もある。
拍車をかけているのが、実力馬が揃ったとはいえいわゆる堅実派が多く、パンチに欠けるメンバー構成。
冒頭で輸送と体調管理の技術向上を述べたが、若い牝馬だけに当日の馬体重やパドックでのチェックは重要視したい。
すんなりと人気どころでまとまる公算も高いが、ここでは少し冒険してラナンキュラスに白羽の矢を立てる。各馬実力伯仲で、BOX馬券を推奨したいところではあるが、相手が多く玉砕覚悟の割り切りも必要だろう。
大きな勝負は控え、ラナンキュラスとアパパネの3連単2頭軸マルチを推奨馬券に。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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