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2018年12月23日(祝・日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 曇・稍重
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 8  ○ ブラストワンピース 牡3 55 池 添  2:32.2  3
2[6] 12  ◎ レイデオロ     牡4 57 ルメー  クビ    1
3[8] 15  ☆ シュヴァルグラン  牡6 57 ボウマ  1.1/4   9
4[6] 11     ミッキーロケット  牡5 57 マーフ  1.1/2   8
5[7] 14  ▲ キセキ       牡4 57 川 田  3/4     2
6[3] 6  ☆ サトノダイヤモンド 牡5 57 アヴド  クビ    6
7[8] 16     サクラアンプルール 牡7 57 田 辺  クビ    15
8[2] 3  ☆ モズカッチャン   牝4 55 デムー  3/4     4
9[1] 1     オジュウチョウサン 牡7 57  武   アタマ  5
10[2] 4     マカヒキ      牡5 57 岩 田  アタマ  12
11[5] 10     ミッキースワロー  牡4 57 横山典  1/2     10
12[5] 9     リッジマン     牡5 57 蛯 名  2      13
13[7] 13     スマートレイアー  牝8 55 戸 崎  クビ    16
14[3] 5  △ パフォーマプロミス 牡6 57 Cデム  1.1/4   7
15[1] 2  △ クリンチャー    牡4 57 福 永  1/2     11
16[4] 7     サウンズオブアース 牡7 57 藤岡佑  4      14
  
払戻金 単勝 8 890円
    複勝 8 270円 / 12 130円 / 15 370円
    枠連 4-6 970円
    馬連 8-12 940円 / 馬単 8-12 2400円
    3連複 8-12-15 4910円 / 3連単 8-12-15 25340円
    ワイド 8-12 460円 / 8-15 2560円 / 12-15 690円
  

感想と言い訳?!

 レイデオロに勝てるなら底の割れていないこの馬と期待したブラストワンピースが見事に勝利。最後の最後でようやく…ようやく、日本人ジョッキーがG1勝利できました。グランプリといえばこの人ですね。ただ、2着以降は外国人ジョッキーがずらりではありますが…。(^^;

 ちょっと案外だったのは、パフォーマプロミスとクリンチャーですかね。注目のオジュウチョウサンは9着。これはよく頑張ったといっていいんじゃないでしょうか。

2018/12/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
スタートはいきなりコーナーからで、内回りのコーナー5回、直線短く、急坂があるという、G1レースの中ではもっともトリッキーなコース設定。外枠不利は言うまでもなく、内枠の先行馬が有利。ただ、1番人気の信頼感は意外に高い傾向がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   オジュウチョウサン 牡7 57.0 武豊
1 02 クリンチャー 牡4 57.0 福永
2 03 モズカッチャン 牝4 55.0 Mデムーロ
2 04   マカヒキ 牡5 57.0 岩田
3 05 パフォーマプロミス 牡6 57.0 Cデムーロ
3 06 サトノダイヤモンド 牡5 57.0 アヴドゥラ
4 07   サウンズオブアース 牡7 57.0 藤岡佑
4 08 ブラストワンピース 牡3 55.0 池添
5 09   リッジマン 牡5 57.0 蛯名
5 10   ミッキースワロー 牡4 57.0 横山典
6 11   ミッキーロケット 牡5 57.0 マーフィー
6 12 レイデオロ 牡4 57.0 ルメール
7 13   スマートレイアー 牝8 55.0 戸崎圭
7 14 キセキ 牡4 57.0 川田
8 15 シュヴァルグラン 牡6 57.0 ボウマン
8 16   サクラアンプルール 牡7 57.0 田辺
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
外枠でも14が自然とハナ。ゆったりとしたペースが想定。位置取りが重要で先行有利は明白。
信頼度
C
混戦
実績的十分であっても、近走は振るわぬメンバーが揃っている。思わぬ復活劇にも要警戒。
予想本文 

~ 障害王の挑戦 ~
 今年の有馬記念はもはや結果以前にオジュウチョウサンにすべて持っていかれた形。当然、ファンにとっては心躍る称賛されるべき挑戦だし、関係者の尽力には敬意を表したい。もちろんしっかり平場を勝ってここに望む馬自身にも。かつてのメジロパーマーとは過程が違いすぎる。果たしてここでどこまでやれるか注目に値する。

 他ライバル馬は今ひとつ見つからないという事情もあるが、レイデオロが本命とせざるを得ない状況か。前走、天皇賞・秋は完勝で良い内容だったが、まだ、全幅の信頼を置けるまでには至っていない。ただ、2走前のオールカマーで中山を克服していることは大きい。ダービー馬でもあり、東京コースのイメージが強い同馬だが、皐月賞を除いては中山では負けなし。なんと言っても今年を勝ちまくった鞍上だ。あまり逆らう気力はおきない。

 破れはしたが菊花賞1番人気馬、ブラストワンピース。少し間隔はあいたが、JC組よりもフレッシュな状態を保っていることは好ましい。末脚自慢の馬ではあるが、さすがに有馬記念で後方一気は難しく、加えて今年はスロー濃厚。通常であれば狙いにくいが、この馬は前でも競馬ができ、それほど不器用なタイプではない。トリッキーな小回りコースでも、乗り方ひとつで克服可能だ。強い3歳世代の代表格。ここは狙ってみるべきか。

 キセキは中山コースに実績はないが、近走は逃げて競馬を作るスタイルだけに、内回り中山では不利が少なく、逆に向くのではないだろうか。特に競りかけてくる馬もいなさそうで、自身のペースで逃げることが可能。ごちゃつく内に蓋することができれば、勝機は十分。ただ、折り合いには難しいところがあり、なんと言っても、前走が世界レコードゆえ、激走後の消耗が心配。その点を考慮して一段評価を下げた。

 海外帰りの久々でも、逆にそれが盲点となっているクリンチャー。海外での大敗、国内でも不完全燃焼なレースが続いているが、このレースでは時計がかかればチャンスもありそう。天候も微妙で馬場渋るようならさらに期待は高まる。本命馬のレイデオロを差し切ったこともあることを忘れてはならない。

 宝塚記念では期待したものの、大敗してしまったパフォーマプロミス。しかし、前走アルゼンチン共和国杯で、しっかりと勝利し、自らの力で再度G1の舞台に挑んできた。実績ある中山2500mでもう一度、賭けてみたい。

 前走が少々案外だっただけに強気にはなれないが、とにかく強い牝馬の主力勢、モズカッチャンはやはり押さえる必要がある。引き続き主戦騎手の鞍上であることも大きい。

 外枠を嫌って評価を下げたが、シュヴァルグランも侮れない。中山はあまり得意なコースとは言えないものの、好調を維持している地力上位馬。

 有馬記念は優秀のラストランの歴史。サトノダイヤモンドにもその資格は十分。前走はあまりに時計が早く、この馬には辛い形。今回はもう少しやれるはず。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

12=08
→14,02,05,03,15,06
(36点)

12=14
→08,02,05,03,15,06
(36点)

キタサンブラックが不在となって、再度の有馬記念。さすがになかなか難しいメンバー構成。決して、レベルが低いとは思わぬものの、比較的迷わず本命に据えたレイデオロでさえ、一抹の不安を抱える状況。もちろん、他馬に至ってはかなりの混戦模様で2番軸も絞り込めない。一応は、ブラストワンピース、キセキを相手にした3連単2頭軸マルチながしを基本線。当日は天候も気になるところであり、ギリギリまで見定めたい。

あと、印こそつけてはいないが、オジュウチョウサンも応援馬券はもっておく。

2017年12月24日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  ○ キタサンブラック  牡5 57  武   2:33.6  1
2[2] 3     クイーンズリング  牝5 55 ルメー  1.1/2   8
3[5] 10  ☆ シュヴァルグラン  牡5 57 ボウマ  ハナ    3
4[7] 14  ◎ スワーヴリチャード 牡3 55 デムー  クビ    2
5[6] 11     ルージュバック   牝5 55 北村宏  1.1/4   10
6[4] 7  △ シャケトラ     牡4 57 福 永  3/4     7
7[8] 16     サウンズオブアース 牡6 57 Cデム  クビ    14
8[4] 8  ☆ レインボーライン  牡4 57 岩 田  1/2     9
9[3] 6     サトノクロニクル  牡3 55 戸 崎  クビ    11
10[1] 1  ☆ ヤマカツエース   牡5 57 池 添  1/2     6
11[7] 13  ▲ ミッキークイーン  牝5 55 浜 中  1/2     5
12[2] 4     ブレスジャーニー  牡3 55 三 浦  3/4     12
13[6] 12  △ サトノクラウン   牡5 57 ムーア  ハナ    4
14[3] 5     トーセンビクトリー 牝5 55 田 辺  1.1/4   15
15[8] 15     カレンミロティック セ9 57 川 田  1.3/4   16
16[5] 9     サクラアンプルール 牡6 57 蛯 名  2.1/2   13
  
払戻金 単勝 2 190円
    複勝 2 120円 / 3 550円 / 10 180円
    枠連 1-2 1600円
    馬連 2-3 3170円 / 馬単 2-3 3810円
    3連複 2-3-10 5420円 / 3連単 2-3-10 25040円
    ワイド 2-3 1180円 / 2-10 280円 / 3-10 2760円
  

感想と言い訳?!

 キタサンブラックが見事な有終の美を飾りました。後続が為す術のない実に完璧な逃げでした。もう少し、他馬がつっかけると見ていたのですが、なされるがままでしたね。まぁ、キタサンブラックの勝利はもちろん想定済みでしたが、2,3着が意外でした。クイーンズリングはいくらな中山後者で内枠だとしても…と思ってましたし、シュヴァルグランもよく健闘しました。

 …はぁ。餅食べれないなぁ。(笑) ホープフルSと東京大賞典に賭けましょう!

2017/12/24 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
スタートはいきなりコーナーからで、内回りのコーナー5回、直線短く、急坂があるという、G1レースの中ではもっともトリッキーなコース設定。外枠不利は言うまでもなく、内枠の先行馬が有利。ただ、1番人気の信頼感は意外に高い傾向がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ヤマカツエース 牡5 57.0 池添謙一
1 02 キタサンブラック 牡5 57.0 武豊
2 03   クイーンズリング 牝5 55.0 ルメール
2 04   ブレスジャーニー 牡3 55.0 三浦皇成
3 05   トーセンビクトリー 牝5 55.0 田辺裕信
3 06   サトノクロニクル 牡3 55.0 戸崎圭太
4 07 シャケトラ 牡4 57.0 福永祐一
4 08 レインボーライン 牡4 57.0 岩田康誠
5 09   サクラアンプルール 牡6 57.0 蛯名正義
5 10 シュヴァルグラン 牡5 57.0 ボウマン
6 11   ルージュバック 牝5 55.0 北村宏司
6 12 サトノクラウン 牡5 57.0 ムーア
7 13 ミッキークイーン 牝5 55.0 浜中俊
7 14 スワーヴリチャード 牡3 55.0 M.デムーロ
8 15   カレンミロティック セ9 57.0 川田将雅
8 16   サウンズオブアース 牡6 57.0 C.デムーロ
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
先行有利なコース形態だけに、内と前の取り合いはある程度激化する。
信頼度
C
ヒモ穴注
およそ勝ち馬に大きな波乱はないとみるものの、連下には穴馬のツッコミも要警戒。
予想本文 

~ 有終の1枠 ~
 キタサンブラックのラストラン。芸能人馬主の馬、どうみても短距離の血統。私にとってはどうにも買いにくい馬で、何度も振り回されっぱなし。しかし残した実績は紛れもなく名馬のそれ。ドラマ好きの有馬記念はやはりこの馬をどう終わらせるのだろうか。今年の漢字は「北」。そして枠順はこの馬の象徴である1枠。フラグが揃いすぎてて逆に怖い。

 3歳馬筆頭格スワーヴリチャードを本命に。ダービー2着後、復帰戦を見事に勝利。強力の鞍上を得て、一気に有力馬に躍り出た。何気に大きく負けたの皐月賞のみ。ダービー馬レイデオロはジャパンカップでキタサンに先着となれば、いやでも注目は集まる。やはり何より、M.デムーロ騎乗馬というだけで理由としては十分。外枠を引いたのはかなり痛いところだが、古馬より軽い斤量を活かして、好位からおそらく前にいるであろう大目標を捉えたい。

 死角は大いにある。というのがキタサンブラックの評価。惨敗した宝塚記念後、秋の天皇賞では強い競馬を見せたが、超不良馬場という特殊な条件で時計のかかったレース。この馬の強さは今も十分なものではあるが、やはり前に行く馬だけに目標にされやすく、潰す攻略法もある程度露呈している。しかし…今回は他馬にそれだけの地力のある馬がいない。また、有力と思える馬も軒並み外枠で、競りかけることができる馬もいないだろう。結論としては、勝てないかもしれないが、複勝圏内は超高確率で安泰ということになる。

 ミッキークイーンは牝馬扱いしてはならぬ。その地力はかなり高く、昨年のこのレース、そして宝塚記念と、両グランプリでの好走がそれを物語る。前走、エリザベス女王杯では敗れてしまったが、猛追届かずの展開で、全く悲観する内容ではない。外枠、追い込みと、このレースには不向きな条件が揃うが、それでもこの評価。

 有馬記念はヒモ穴で高配になることが多い。ならば、シャケトラが面白そう。東京での前2戦のG1では、まるで話にならない大敗。だが、実績ある中山なら変わり身あっても驚けない。距離にも不安なく、時計がかかるようなら波乱の立役者にもなりえる。

 前走不可解な敗戦を喫したサトノクラウン。激走の反動とも言えなくはないが、キタサンブラックは格好を付けただけに悪目立ちした。だが、時計のかかる中山に変わることはこの馬にとってはプラス。距離は少々気になるが、巻き返しは十分ありえる。

 ジャパンカップで鮮やかな勝利を収めたシュバルグラン。持ち味はやはり東京コースといえ、器用さのいるこのレースへの適性にはやや疑問符がつく。実力はもちろん上位も今回は押さえまで。

 昨年このレース4着の実績が光るヤマカツエース。今秋はどうも調子が出ないが、この時期から調子が上向く馬。得意コースにかわって、最内枠。好走条件は揃った。

 レインボーラインは菊花賞ではサトノダイヤモンドとエアスピネルに割り込んでの2着。その後のG1レースでも大崩れなくほとんど上位入賞を果たしており、侮れない一頭。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

14=02
→13,07,12,10,01,08
(36点)

14=13
→02,07,12,10,01,08
(36点)
ほぼキタサンブラックと決めていたところではあったが、追い切りをみてスワーヴリチャードを本命に切り替えた。キタサンはラストランに向け渾身の仕上げと思われるが、全盛期よりは陰りがあるとみる。それでもかなり高い次元であり、ここを捉えるのはM.デムーロであり、3歳の若さであるとみる。馬券は3連単2頭軸マルチ、スワーヴ軸で相手はキタサンをメインも、ミッキークイーンに相手をかえても勝負したい。ヒモもできるだけ手広く行きたい。
2016年12月25日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[6] 11  ◎ サトノダイヤモンド 牡3 55 ルメー  2:32.6  1
2[1] 1  ○ キタサンブラック  牡4 57 武 豊 クビ     2
3[1] 2  △ ゴールドアクター  牡5 57 吉田隼 1/2      3
4[2] 4  ☆ ヤマカツエース   牡4 57 池 添 1.1/4    8
5[4] 8  ☆ ミッキークイーン  牝4 55 浜 中 クビ     7
6[7] 14  ☆ シュヴァルグラン  牡4 57 福 永 1/2      5
7[8] 15     アルバート     牡5 57 戸 崎 1.1/2    10
8[3] 6  ▲ サウンズオブアース 牡5 57 Mデム 1/2      4
9[7] 13     デニムアンドルビー 牝6 55 バルザ クビ     11
10[8] 16     マリアライト    牝5 55 蛯 名 1.1/2    6
11[5] 10     アドマイヤデウス  牡5 57 岩 田 ハナ     9
12[5] 9     ヒットザターゲット 牡8 57 田 辺 3       15
13[6] 12     サトノノブレス   牡6 57 シュミ 4       13
14[2] 3     ムスカテール    牡8 57 中 谷 1/2      16
15[4] 7  ☆ マルターズアポジー 牡4 57 武士沢 1/2      12
16[3] 5     サムソンズプライド 牡6 57 横山典 3.1/2    14
  
払戻金 単勝 11 260円
    複勝 11 120円 / 1 120円 / 2 200円
    枠連 1-6 330円
    馬連 1-11 440円 / 馬単 11-1 770円
    3連複 1-2-11 1050円 / 3連単 11-1-2 3940円
    ワイド 1-11 200円 / 2-11 450円 / 1-2 420円
  

感想と言い訳?!

 見ごたえのある良いレースでした。前を行くキタサンブラックに、道中いったんはじわりと詰め寄るサトノダイヤモンド。直線ではゴールドアクターが突き放しにかかったところで、キタサンブラックがさすがの二の脚のエンジン点火。そして、かかりが遅かったのか、それとも敢えてこの瞬間を待っていたのか、サトノダイヤモンドが全力で襲いかかって、交わしたところがゴールとなりました。

 1,2,3番人気どおりの着順で、3連単でも全然面白くない結果とはなりましたが、多くの人が勝ってハッピーとでも思いましょうかね。(笑)

2016/12/25 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
スタートはいきなりコーナーからで、内回りのコーナー5回、直線短く、急坂があるという、G1レースの中ではもっともトリッキーなコース設定。外枠不利は言うまでもなく、内枠の先行馬が有利。ただ、1番人気の信頼感は意外に高い傾向がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 キタサンブラック 牡4 57.0 武豊
1 02 ゴールドアクター 牡5 57.0 吉田隼人
2 03   ムスカテール 牡8 57.0 中谷雄太
2 04 ヤマカツエース 牡4 57.0 池添謙一
3 05   サムソンズプライド 牡6 57.0 横山典弘
3 06 サウンズオブアース 牡5 57.0 M.デムーロ
4 07 マルターズアポジー 牡4 57.0 武士沢友
4 08 ミッキークイーン 牝4 55.0 浜中俊
5 09   ヒットザターゲット 牡8 57.0 田辺裕信
5 10 アドマイヤデウス 牡5 57.0 岩田康誠
6 11 サトノダイヤモンド 牡3 55.0 ルメール
6 12   サトノノブレス 牡6 57.0 シュミノ
7 13   デニムアンドルビー 牝6 55.0 バルザロ
7 14 シュヴァルグラン 牡4 57.0 福永祐一
8 15   アルバート 牡5 57.0 戸崎圭太
8 16   マリアライト 牝5 55.0 蛯名正義
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
SH
スローハイ
01は逃げる07を追いかけないが、各馬が早めにまくってくる。前後半の流れがかなり急変する可能性も。
信頼度
B
ヒモ穴注
有力馬決着が濃厚もヒモ穴がからむことが多いのもこのレースの特徴。
予想本文 

~ Betの選択 ~
 古馬と3歳がここで初めて相対することの多い有馬記念。今年も古馬代表馬クラスに、3歳代表馬が挑む形が見られる。やはり競馬ファンとしては楽しみなところであり、来年を占う意味でもこのレースは重要。今年は比較的上位馬の実力がはっきりしており、低オッズを見据えての絞り込みが要求される。少ない配当でもとにかく勝って最後を迎えるか、一か八かの大勝負に出るか、が各々過ごした1年にも影響されるだろうし、まさにこれが有馬記念の醍醐味かも知れない。

 3歳代表、サトノダイヤモンドを本命に据える。いくら斤量差があるとは言え、3歳馬がそのまま有馬記念を制するのはハードルは高く、3冠馬クラスの力が必要。だがこの馬はそれに匹敵する力の持ち主と見る。皐月賞で3着と敗れた中山コースではあるが、直線僅かとは言え、不利があったもの。ダービーでは落鉄があった。何より前走菊花賞の勝ちっぷりが素晴らしく、まだ余裕があるほど。本来この馬には長めの距離とは思うが、それは微々たる問題。むしろ不安があるとすれば、中山内回りだけにあまり後すぎると届かない懸念が残る。前を行くキタサンをどう捉えにいくのかが見ものとなりそう。逆に前が崩れる展開なら、菊花賞と同様、圧勝する可能性もある。

 キタサンブラックは強い。前走、JCにて現役最強馬の座を手にしたと言っていいだろう。東京2400mを自らペースを作っての逃げ切り完勝は圧倒的な価値があり、中山2500mはこの馬にとっては、さらに条件が良くなる。そして、何と言っても、またまた1枠1番を引いたこと。偶然の要素ではあるが、この枠に入った時の結果は周知の通り。後世まで語り継がれるためには、ここでは負けられないところだろう。強いて本命を譲った点としては、やはり前を行く馬の存在。控えて競馬できる馬ではあるが、マークもキツくなること、JCからの連勝が少ないことから少し割引きした。ただ、これまでダービー以外はすべて複勝圏内に入った馬だけに、その点の信頼は厚い。

  長らく勝ち星から遠ざかっているサウンズオブアースだが、当然その力はG1級であることは言うまでもない。特に前走JC2着は秋初戦の京都大賞典で敗れた後だけに、意義ある2着となった。昨年2着のこの舞台で引き続き注目が集まるのも必然と言えよう。状態も依然好調で、やはり連下にはうってつけの有力候補。有力各馬とは勝負付け済んだ感もあるが、まだ逆転の目も展開一つ。

 ゴールドアクターは前走のJCにでは、弾けることができず4着に終わった。しかし、それでも力を見せた4着ともいえ、大きく崩れなかったところはさすが。相性のいい中山に戻って、このレースの連覇への期待も高まる。ただ、やはり前走敗れてしまったことと、昨年のこのレースではうまく行き過ぎた点も考慮すると、多少控えめな評価とならざるをえない。

牝馬と侮れぬミッキークイーン。ぶっつけで臨んだエリザベス女王杯は3着とはいえ、格好はつけた形。一叩きの上積みはかなり見込める所で、今の状態は絶好調のはず。ただ、中山向きの器用さには疑問が残り、後からの競馬が身上でもあるため、短い中山の直線でどういう競馬を行うかが難しいところ。

 シュバルグランも上位陣と引けはとらない。ただ、枠がやや外過ぎてしまった。相手が強力なだけに何か一つ展開利を味方につけたいところ。やはりキタサンを意識して、各馬、早仕掛けによる前崩れが起きることが望ましい。いずれにせよ確実な末脚があるので、連下には十分脅威の存在。

 波乱があるならやはり内目の枠の先行馬。ならば金鯱賞を勝って勢いに乗るヤマカツエース。距離適性には少々不安があるが、時計がかかる展開なら面白い。

 キタサンを差し置き、ハナを切るだろうマルターズアポジー。さすがに直後に本命馬にぴったりつけられる展開はしんどいが、3連勝中の勢いもあり、前残りの展開もありえなくはない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

11=01
→06,02,08,14,04,07
(36点)

11=06
→01,02,08,14,04,07
(36点)
抜けた1、2番人気となったキタサンブラックと、サトノダイヤモンド。どちらも3着以下に敗れる姿はちょっと想像できない。そしてこの2頭に割り込みそうな馬も限られている。負けないことを望むなら馬券的には簡単。だが、当然配当との戦いになるため、大きくゲインするには絞り込みも必要になる。穴馬も挙げたため、推奨馬券は3連単2頭軸マルチとした。主軸にはサトノダイヤモンドを据え、相手にはキタサンか、サウンズオブアースのどちらかは絡むと見る。後は1着ながしで厚めに重ねたい。
2015年12月27日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 7  ☆ ゴールドアクター  牡4 57 吉田隼  2:33.0  8
2[5] 9  ▲ サウンズオブアース 牡4 57 Mデム  クビ    5
3[6] 11  △ キタサンブラック  牡3 55 横山典  3/4     4
4[8] 16     マリアライト    牝4 55 蛯 名  アタマ  12
5[2] 4  ○ ラブリーデイ    牡5 57 川 田  1/2     2
6[5] 10     トーセンレーヴ   牡7 57 ボウマ  クビ    14
7[3] 5     アドマイヤデウス  牡4 57 岩 田  ハナ    11
8[8] 15  △ ゴールドシップ   牡6 57 内 田  クビ    1
9[4] 8     ワンアンドオンリー 牡4 57 浜 中  1      10
10[7] 13  ☆ ルージュバック   牝3 53 戸 崎  クビ    6
11[3] 6  ☆ アルバート     牡4 57 アッゼ  クビ    7
12[2] 3     ラストインパクト  牡5 57 菱 田  クビ    9
13[1] 2     ヒットザターゲット 牡7 57 小 牧  1/2     13
14[7] 14     ダービーフィズ   牡5 57 大 野  1.1/4   16
15[1] 1     オーシャンブルー  牡7 57 石 川  9      15
16[6] 12  ◎ リアファル     牡3 55 ルメー  クビ    3
  
払戻金 単勝 7 1700円
    複勝 7 410円 / 9 290円 / 11 340円
    枠連 4-5 5010円
    馬連 7-9 6840円 / 馬単 7-9 13780円
    3連複 7-9-11 20360円 / 3連単 7-9-11 125870円
    ワイド 7-9 1760円 / 7-11 2300円 / 9-11 1720円
  

感想と言い訳?!

 今年調子良かったので最後にドカンとやられる気はしてたのですが、まさかのリアファル最下位。故障かどうかもはっきりしていませんが、何か異常があったのはおそらく間違いないでしょう。予想通り先行勢が残っただけに、ちゃんとした状態で見たかったですね。

 それはともかく、勝ったのはゴールドアクター。別路線組ではアルバートの方を重視してましたが、いや実に強い内容でした。菊花賞3着の時も比較的人気薄での健闘でしたが、ステイヤーとしての能力は高く、早くも春の天皇賞が期待できそうですね。以下、さすがのミルコでサウンズオブアース、逃げて残ったキタサンブラックが続き、マリアライトが頑張りました。先行そのままで、ラブリーデイは位置取りの差もありましたが、使い詰めと距離の壁はあったかもしれません。

 今年も終わりました。すぐにまたフェブラリーステークスが始まりますが、良いお年を~。

2015/12/27 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
スタートはいきなりコーナーからで、内回りのコーナー5回、直線短く、急坂があるという、G1レースの中ではもっともトリッキーなコース設定。外枠不利は言うまでもなく、内枠の先行馬が有利。ただ、1番人気の信頼感は意外に高い傾向がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   オーシャンブルー 牡7 57.0 石川裕紀
1 02   ヒットザターゲット 牡7 57.0 小牧太
2 03   ラストインパクト 牡5 57.0 菱田裕二
2 04 ラブリーデイ 牡5 57.0 川田将雅
3 05   アドマイヤデウス 牡4 57.0 岩田康誠
3 06 アルバート 牡4 57.0 アッゼニ
4 07 ゴールドアクター 牡4 57.0 吉田隼人
4 08   ワンアンドオンリー 牡4 57.0 浜中俊
5 09 サウンズオブアース 牡4 57.0 M.デムーロ
5 10   トーセンレーヴ 牡7 57.0 ボウマン
6 11 キタサンブラック 牡3 55.0 横山典弘
6 12 リアファル 牡3 55.0 ルメール
7 13 ルージュバック 牝3 53.0 戸崎圭太
7 14   ダービーフィズ 牡5 57.0 田辺裕信
8 15 ゴールドシップ 牡6 57.0 内田博幸
8 16   マリアライト 牝4 55.0 蛯名正義
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
逃げ馬は不在に近く、先行勢が少ない。後方待機馬には苦しい展開が予想され、コーナーでの大まくりが必要。
信頼度
C
上位拮抗
主役不在の混声模様。極端な波乱はなさそうだが、思わぬ馬の好走もありえる。
予想本文 

~ 灰色が白色に変わる頃 ~
 良くも悪くも我々を振り回してくれたゴールドシップの引退レースとなる。いつまでも記憶に残るであろう個性的な馬がまた1頭ターフを去る。黒みがかった芦毛の馬体は、今や真っ白。舞台は「復活」の有馬記念。3年連続3着以内をキープしたこの馬の最期の勇姿をしっかりと見届けたい。

 Gシップには敬意を払いつつも、ここは次世代を担う3歳馬リアファルを本命。菊花賞はこの馬にとってはかなり厳しい競馬となった。逃げることができず、後半は出入りの激しい競馬。通常なら大敗があってもおかしくないような展開だった。鞍上の手腕もあったとは思うが、それでもしっかりと我慢し、直線では一旦は抜け出す形をつくりあげ、実績には乏しいが、十分なポテンシャルを有する事を証明してみせた。今回、ハナを切るかはわからないが、少なくともスローは必至。コーナー多いこのコースをロスなく内を回れば後続完封はできるはず。

 今年の最も飛躍した馬といえばラブリーデイだろう。重賞初勝利後は、あっというまに年度代表馬が狙える位置まで上り詰めた。ジャパンカップも1番人気に応える堂々とした内容で、3着の敗戦は負けて強しの内容。ここでも当然の主力勢力ではあるが、やはり心配なのは、僅かとはいえ伸びる距離。そして連勝ストップに加え、秋4戦目となる使い詰めが気になるところ。とはいえ、中山での2500mであれば、内枠も引けたことで十分相殺できる材料。先行脚質の上、起用なタイプでもあるので大崩れはないとみて、ここは信頼したい。

 サウンズオブアースを再度狙う。前走、JCでも上位評価としたが、スタートでの不利がありながら直線はあわやのシーン。流石に勝ち馬には脚色で劣ったが、中山へ舞台変わりし、距離も伸びる有馬記念でなら…と思わせるには十分な内容。なかなか勝ち星に恵まれないが、菊花賞2着の実績があり、父は中山実績の高いネオユニヴァース。加えてこの鞍上なら、期待せずにはいられない。

 本命はリアファルに譲ったが、菊花賞を制したのはキタサンブラック。血統的に苦しいと思われた3000mの長丁場を、内から抜け出し見事混戦を制した。3歳菊花賞馬がこのレースに駒を進めた場合はオルフェーブルやゴールドシップなど、連動勝率は高い。この2頭と比べると、多少小粒感はあるが、これまでダービー以外に大敗がなく、実に堅実で優秀な成績。前で競馬できる点もこのレースでは有利で、本来ならもっと人気を背負ってもおかしくない存在。菊花賞が接戦でのものだけにここが真価を問われる一戦になりそう。

 ゴールドシップは宝塚記念に続き、続くジャパンカップも10着と不本意な結果に終わってしまった。だが、レースは混戦で、その着差は僅か。着順ほど悲観する内容ではない。叩き2走目で、舞台は得意の絶好舞台。加えて、かつての相棒、内田騎手を配し、引退レースとなる有馬記念ともなれば、注目せざるを得ないだろう。ただ、不運も重なったとはいえ、今年の実績は天皇賞・春以外は残せなかった。馬の気持ち次第の面があり、強気に出ることはやはり躊躇してしまう。

 前走G1以外の重賞から参戦してきた馬は、人気ほど成績に結びつかないのがこのレースの傾向ではあるが、アルバートはその勝ちっぷりは圧勝だけに否が応でも気にかかる。この夏から一気に能力開花し、一気に4連勝。その内容は非常にスケールの大きさを感じさせる内容で、例年に比べ抜けた実力馬がいない今回の顔ぶれなら、ここで一気にG1奪取までありそうな不気味さが漂う。

 3歳牝馬ルージュバックの未知の力にも期待したい。オークス2着後、エリザベス女王杯ぶっつけでの参戦となったが、そこでの4着はさすがといっていい内容。さすがにこのメンバー相手だと苦しいところもあるが、使い詰めの目立つ他馬と異なり、復帰2走馬でフレッシュどころか、上積みが見込める状態。斤量も53キロで、あっと言わせる可能性は秘めている。

 菊花賞3着の看板と、条件戦ながらずば抜けた勝率でここまでたどり着いたゴールドアクター。ここは一気の相手強化となるが、底を見せていない点には魅力がある。距離実績も十分あり、スタミナ自慢の先行馬で、このレース向きとも言えるだろう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

12=04
→09,11,15,05,13,07
(36点)

12=09
→04,11,15,05,13,07
(36点)
軸馬が決まっていれば、あまり悩まずに済みそうだが、その軸馬選出が難しいところ。今の古馬勢はそれほど高いレベルにはないとみて、3歳馬リアファルを本命に据える。菊花賞はキタサンブラックが制してはいるが、さらなる伸びしろに期待してのもの。相手も頭を抱えたが、現エースたるラブリーデイを素直に信頼することにした。ここになんといっても怖いサウンズオブアースが加わって、このあたりで主力形成といったところか。縦目は怖いが、馬券はリアファルからそれぞれの3連単2頭軸マルチで勝負。
2014年12月28日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 4  ☆  ジェンティルドンナ 牝5 55 戸 崎  2:35.3  4
2[3] 6  ☆  トゥザワールド   牡3 55 ビュイ  3/4     9
3[7] 14  ◎ Bゴールドシップ   牡5 57 岩 田  ハナ    1
4[8] 15  ○  ジャスタウェイ   牡5 57 福 永  クビ    3
5[7] 13  ▲  エピファネイア   牡4 57 川 田  ハナ    2
6[3] 5  △  ラキシス      牝4 55 Cデム  アタマ  11
7[4] 7      ラストインパクト  牡4 57 菱 田  クビ    7
8[1] 1      トーセンラー    牡6 57 武 豊  1      8
9[6] 12      デニムアンドルビー 牝4 55 浜 中  クビ    16
10[5] 10  ☆  フェノーメノ    牡5 57 田 辺  アタマ  6
11[6] 11      サトノノブレス   牡4 57 池 添  1.1/2   13
12[5] 9      ウインバリアシオン 牡6 57 藤岡康  ハナ    10
13[2] 3  △  ワンアンドオンリー 牡3 55 横山典  1/2     5
14[1] 2      ヴィルシーナ    牝5 55 内 田  クビ    12
15[4] 8      メイショウマンボ  牝4 55 武 幸  2      14
16[8] 16      オーシャンブルー  牡6 57 蛯 名  ハナ    15
  
払戻金 単勝 4 870円
    複勝 4 280円 / 6 500円 / 14 160円
    枠連 2-3 2610円
    馬連 4-6 12350円 / 馬単 4-6 21190円
    3連複 4-6-14 15250円 / 3連単 4-6-14 109590円
    ワイド 4-6 3390円 / 4-14 850円 / 6-14 1190円	
  

感想と言い訳?!

 来場されていた長嶋茂雄氏。直前に誕生日が同じだと放送されたジェンティルドンナ。うわぁ、嫌なフラグ立てるなぁ・・・と思ったら、さすがは有馬記念。「ほんとかよーーー?!」っと言わんばかりに勝っちゃいました。w もちろん、この馬の実力です。内枠を利してエピファネイアを先にみながらの先行策で、見事に先を制しました。天皇賞・秋のときもお見事でしたが、戸崎騎手の好騎乗も光りました。・・・そして、やっぱりディープインパクトw

 それにしても、史上最多の7冠ですか。終わってみれば、ウォッカやブエナビスタを凌ぐ、もの凄い成績で有終の美を飾りましたね。ここまでの馬になるとはほんとに思いませんでした。

 2着に波乱を演出したトゥザワールド。ワンアンドオンリーが馬群に沈み、きれいに上位を有力馬で占めたこのメンバーの2着は価値があります。1番人気ゴールドシップは大まくりを敢行し、自分のレースに持ち込みましたが、外を回った分のロスがありました。それでも3着死守はさすが。それにしても岩田騎手だとすんなり出ますね。後触れておきたいのはやっぱりジャスタウェイ。この馬の最後の脚も見事。最後は混戦となり見応えのある好レースでした。

 結局、ジャスタウェイ、エピファネイアの2番軸にちょっと自信が持てず、ゴールドシップの1頭軸マルチで勝負しました。最後の最後で、やっと大きく取り戻すことが出来ました。(ほっw)

 みなさま、良いお年を。。。

2014/12/28 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りのコーナー6回、G前の急坂2回のタフなコース。スピードよりもタフさが要求される。近年はスローによる先行馬残りよりも、差し馬が活躍傾向。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   トーセンラー 牡6 57.0 武豊
1 02   ヴィルシーナ 牝5 55.0 内田博幸
2 03 ワンアンドオンリー 牡3 55.0 横山典弘
2 04 ジェンティルドンナ 牝5 55.0 戸崎圭太
3 05 ラキシス 牝4 55.0 C.デムー
3 06 トゥザワールド 牡3 55.0 ビュイッ
4 07   ラストインパクト 牡4 57.0 菱田裕二
4 08   メイショウマンボ 牝4 55.0 武幸四郎
5 09   ウインバリアシオン 牡6 57.0 藤岡康太
5 10 フェノーメノ 牡5 57.0 田辺裕信
6 11   サトノノブレス 牡4 57.0 池添謙一
6 12   デニムアンドルビー 牝4 55.0 浜中俊
7 13 エピファネイア 牡4 57.0 川田将雅
7 14 ゴールドシップ 牡5 57.0 岩田康誠
8 15 ジャスタウェイ 牡5 57.0 福永祐一
8 16   オーシャンブルー 牡6 57.0 蛯名正義
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
全体的には淀みなく流れる平均ペース。ただ、道中、ペースの緩急変化は起きそうで、本命馬の仕掛けがその鍵を握る。
信頼度
C
実力伯仲
実力馬揃いの混戦模様。展開次第で様相一変するが、ひとまず上位陣を信頼したい。
予想本文 

~ ディープを退ける者 ~
 今年を振り返るとディープインパクト産駒が大暴れとなった年。平地G1は9勝で、中山大障害までもがディープ産駒が勝利した。さて舞台はオーラス有馬記念。かつて絶頂期にあったディープインパクトをねじ伏せたのはハーツクライ。メンバーは揃った。ディープインパクトを退けるのはハーツクライか、ステイゴールドか、それとも・・・。

 やはりこの舞台ならゴールドシップか。宝塚記念連覇、皐月賞、有馬記念の結果からも、ロングスパートが通用する舞台なら、堅実な成績を残し、大敗してからの巻き返しもザラ。凱旋門賞大敗から、間を空けての復帰戦のため、自信の本命ともなると、不安も残すが、連軸としての信頼度は高いだろう。外枠に入ったが、この馬にとってはスムーズにまくれる外の方がかえって好都合だろう。緩急のペースコントロールの主導権を握れば得意のスタミナレースに持ち込む事ができる。相変わらずスタート後の行きっぷりに難を残すため、危うさはあるが、まずはこの馬から中心とせねば、組み立てられない。

 対抗格には本命馬と同厩、須貝厩舎の僚馬、ジャスタウェイ。調教でゴールドシップを寄せ付けないパフォーマンスはある程度想定内。ただ、一叩きしてのデキがさらに上向きであることは間違いないはず。この馬はやはり東京コース、それももっと距離の短い中距離がイメージとしてはぴったりで、今回の舞台が向いていない事は鞍上自身の口ぶりからも窺える。ただ、前走JCでは、一頓挫後の2400mで、厳しい条件ながらも2着した点はさすが。あらためてこの馬の能力の高さを思い知らされた。とにかく覚醒後、国内では2着以下がないわけだから、逆らう理由は少ない。

 ジャパンカップで圧巻の強さをみせたエピファネイア。致命的な欠点である かかり癖に悩まされてきたが、まともに走ればあれだけの競馬ができる。あの豪華メンバーでの圧勝劇はとにかく強いのひとこと。しかも、まだ道中はいきたがって、スムーズなレースだったとは言えなかった。今回は、東京から中山に変わる点が焦点。スペシャルウィークの血を引き、中山が駄目ということはないだろうが、それでも本来は、広いコース向きではあろう。コーナー多く、道中息も入れやすいという救いもあるが、それも外枠ではどうか。有力馬が軒並み外枠に入ったが、その中でこの馬が一番辛いように思える。無論、折り合い面は進境をみせており、ここも「もう1丁!」の可能性もあるが、前走は騎手の手腕もあったとみており、手替わりした以上、それが誰であれ1段評価を落とした。

 3歳勢からはやはりダービー馬、ワンアンドオンリーの復活が怖い。菊花賞大敗後、仕切り直しのJCも7着に終わったが、悲観するような内容でもなかった。直線ハープスターと同じ脚色で、勝ち馬は別としても、2着馬とは僅差の好内容。今年の3歳世代は古馬陣とは若干の力の差をまだ感じるが、今回、強力な古馬勢は軒並み外枠になった。終始外を回らされて敗れた菊花賞の雪辱に絶好の機会を得た。今秋4戦目で使い詰めとはなるが、馬の方はまだまだ元気。3歳馬代表として無様なレースはできない。

 牝馬限定戦だからといってエリザベス女王杯馬、ラキシスも決して軽視できない。中長距離では牡馬混合重賞でも良績を残しているし、スローでの上がり勝負の切れはなかなかのもの。中長距離戦に良積があることも好ましい。とにかくディープインパクト産駒はすべてが激走する可能性を秘めている。より厳しくなる流れと、初となる中山コースの対応に不安を残すが、それを補ってあまりある頼もしい鞍上も得た。

 ラストランとなるジェンティルドンナには敬意を払いつつも、評価は下げざるを得ない。今回が初の中山コースとなる。決してこなせないとまでは思えないものの、これまで陣営が避けてきたことも事実。前走、得意の東京で敗れた以上、強気には出れない。ただ、それでもジェンティルドンナ。連下には食い込む余地は十分。

 これだけのメンバーだとさすがに影が薄いが、3歳馬ならトゥザワールドも一考。菊花賞は大敗だったが、弥生賞、皐月賞で実績のある中山なら、まだ見限れない。なんといっても有馬記念連続3着のトゥザグローリーの全弟。人気的にも旨味が強く押さえておきたい1頭。

 中山2500mの舞台なら春天皇賞2勝馬、フェノーメノも気に掛かる。ここ2戦は精彩を欠くが、条件ハマると、いきなり好走してくるので油断できない。消耗戦となりがちな今回の舞台には、この馬向きの条件が整っている。事実ステイゴールド産駒は中山に相性がよく、ここは要注意。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

14=15
→13,03,05,04,06,10
(36点)

14=13
→15,03,05,04,06,10
(36点)
 枠順が外に並んだハンデを考慮しても、ゴールドシップ、ジャスタウェイ、エピファネイアを素直に上位評価。ただ、人気もこちらに集中しており、この3頭で決まってしまうと面白みがない。主軸にはゴールドシップ。ここには迷いはないが、3連単2軸マルチの相手にやや迷いも。高配狙うなら他馬がよいが、そこまでは荒れないとみて、ジャスタウェイ、エピファネイアを相手のヒモ穴狙いが妥当。
2013年12月22日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6  ◎  オルフェーヴル   牡5 57 池 添  2:32.3  1
2[2] 4  ×  ウインバリアシオン 牡5 57 岩 田  8      4
3[7] 14  ▲ Bゴールドシップ   牡4 57 ムーア  1.1/2   2
4[6] 11      ラブイズブーシェ  牡4 57 武 豊  2.1/2   12
5[4] 7      タマモベストプレイ 牡3 55 和 田  クビ    16
6[2] 3  ×  カレンミロティック セ5 57 戸 崎  アタマ  6
7[3] 5      デスペラード    牡5 57 横山典  ハナ    7
8[7] 13  ×  トゥザグローリー  牡6 57 ルメー  2.1/2   13
9[6] 12      テイエムイナズマ  牡3 55 Mデム  1.1/4   15
10[1] 2  △  ヴェルデグリーン  牡5 57 田 辺  クビ    8
11[5] 10  ○  アドマイヤラクティ 牡5 57 ウィリ  2.1/2   3
12[4] 8      ラブリーデイ    牡3 55 蛯 名  1.1/4   14
13[8] 15      ナカヤマナイト   牡5 57 柴田善  1.1/2   10
14[8] 16      トーセンジョーダン 牡7 57 内 田  1/2     5
15[1] 1  △  ダノンバラード   牡5 57 川 田  7      9
16[5] 9      ルルーシュ     牡5 57 福 永  大差    11
  
払戻金 単勝 6 160円
    複勝 6 110円 / 4 250円 / 14 170円
    枠連 2-3 610円
    馬連 4-6 860円 / 馬単 6-4 1020円
    3連複 4-6-14 1420円 / 3連単 6-4-14 5240円
    ワイド 4-6 350円 / 6-14 250円 / 4-14 950円
  

感想と言い訳?!

 「・・・」もはや言葉を継げぬ圧勝劇でした。いや、むしろ圧巻すぎて笑いが止まりませんでした。本来、マクリ戦法をとるゴールドシップを並ぶ間もなく3コーナーでまくり上げ、直線前に先頭に入って突き放す。もはや他馬には為す術無く、2着争いなんて誰も見ていない8馬身差でした。 これまでにも多くの伝説を残した馬でしたが、最後にまたとんでもない伝説を残しましたねぇ。そして、この馬をして世界を制すること叶わなかった。すなわち、今後、この馬以上でなければ世界に通用しない。

 これまでも何度も述べましたが、母父メジロマックイーンに、父ステイゴールドに、兄ドリームジャーニーですよ。本当に感慨深いです。引退は惜しまれますが、果たせなかった悲願は、あなたの仔に託しましょう。お疲れ様でした。

 2着にはまたまたウインバリアシオン。オルフェーブルがいなかったら何気にG1勝ちまくってますよね。ゴールドシップの復活も見事でしたが、オルフェーブル以外見てませんでした。そんな中で、武豊騎手のラブイズブーシェ、タマモベストプレイの好走が光ってました。

2013/12/22 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りの5コーナーで、トリッキーなコースの上に加え、今の中山コースは時計がかかる。加えて前日までの雨の影響で、水を含む馬場。スピードよりも器用さとタフさを要求される。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ダノンバラード 牡5 57.0 川田 将雅
1 02 ヴェルデグリーン 牡5 57.0 田辺 裕信
2 03 × カレンミロティック セン5 57.0 戸崎 圭太
2 04 × ウインバリアシオン 牡5 57.0 岩田 康誠
3 05   デスペラード 牡5 57.0 横山 典弘
3 06 オルフェーヴル 牡5 57.0 池添 謙一
4 07   タマモベストプレイ 牡3 55.0 和田 竜二
4 08   ラブリーデイ 牡3 55.0 蛯名 正義
5 09   ルルーシュ 牡5 57.0 福永 祐一
5 10 アドマイヤラクティ 牡5 57.0 C.ウィリア
6 11   ラブイズブーシェ 牡4 57.0 武 豊
6 12   テイエムイナズマ 牡3 55.0 M.デムーロ
7 13 × トゥザグローリー 牡6 57.0 C.ルメール
7 14 ゴールドシップ 牡4 57.0 R.ムーア
8 15   ナカヤマナイト 牡5 57.0 柴田 善臣
8 16   トーセンジョーダン 牡7 57.0 内田 博幸
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
もともとスローになりがちなコース形態に加え、引く馬も見当たらない。必然的にペースは遅め。
信頼度
C
軸不動
軸不動も鉄板とまではいかない状態。だが、肝心の迎え撃つ他馬に頼もしさなく混戦気味。
予想本文 

 有馬記念ともなると通常ほとんどのメンバーはこれまでの実績をチェックせずとも頭に入っているクラスなので、通常は予想は楽だ。しかし昨年に続いて、今年もそうもいかないようだ。ジェンティルドンナはもちろん、エイシンフラッシュも急遽の引退。3歳主力陣もいない状態でグランプリと呼ぶには寂しいメンバーになった。オルフェーブルが有終の美を飾る舞台としての意味合いが強くなってしまったが、そう楽観できる状況でもない。

 私が最後に競馬場に脚を運んだのが、今年の大阪杯の阪神競馬場。そのオルフェーブルの完勝劇を目の当たりにして、この馬の国内次走が引退レースとなるとは、当時は想像すらしなかった。2年連続凱旋門賞2着。「世界」は簡単に勝たせてはくれなかったが、それでもこの馬がワールドトップクラスであることは認めさせることはできただろう。ムラ駆けのある馬なので、不安要素は確かにある。最大目標を終え、馬自身もテンションが下がってしまったかのような今ひとつな調教。今回のコース形態も決してこの馬向きではないだろう。それでもこの馬以外に◎を打つことはできない。私情を挟んで申し訳ないが、やはりそれすらも競馬なのだとも思う。幸いながらメンバーは弱体化。一本かぶり人気の中、絶対に負けられないプレッシャーが最大の敵となる。

 地味ながらG1でも上位実績を持つアドマイヤラクティ。今回は相手に恵まれ、最大のチャンスが巡ってきた。ここ2走の好走は言うに及ばず、このメンバーなら胸を張れる実績がある。だが、それよりも中山コースに対しても実績があるということことが大きな拠り所。また鞍上も前走から跨がっている点も好感。ただ、堅実な反面、パンチ力に欠け、勝ちきるイメージが沸かない点も否めない。

 ゴールドシップは最高速のスピードには限界がある。ロングスパートが可能なタフさを活かす競馬が身上なだけに、東京コースよりは今回の舞台の方が向いているのはあきらか。ただ、だとしても前走は負けすぎ。そろそろ見限りの声も聞こえつつあるが、この秋一連のG1レースでは、この馬に限らず、それまでの実績馬が大敗しているケースが目立っていた。そういう意味では東京から中山へ大きく舞台が変われば、あっさりの巻き返しありえるのではないか。また、今回からブリンカーを装着、さらに鞍上の乗り替わり。どちらに転ぶかはともかく、打てる手をすべて打ってきた陣営の意気込みも買いだ。

 天皇賞・秋で思わぬ大敗を喫したダノンバラードも巻き返す要素十分。スローペースが予想される今回のレース。そしてこの舞台だとやはり内枠先行馬は有利といえよう。右回りに変わるのも歓迎だし、先行有利の展開でゴール前混戦ともなれば、宝塚記念同様に上位食い込みもあるだろう。前走はさすがに負けすぎといえるが、逆に力負け以外の要素があったとも思え、引き続き要注意の存在。

 そのダノンバラードをオールカマーで破ったヴェルデグリーン。この1勝が初の重賞制覇となるが、とにかく調子は絶好といって良い状態。この勢いに加えて中山実績も豊富な背景を持つ。得意の中山とはいえ、差す競馬を身上とするので、今回のレースでは位置取りが重要となるが、中団につけることができれば、好結果を生み出せそう。

 休養明けを一叩きのウインヴァリアシオン。その結果は3着と上々ではあるが、この馬の力を考えれば、まだ十分とは言えぬ。長期明けだけに1戦だけでどこまで戻ってくるかだが、かつてオルフェーブルとは鎬を削った器。結局ずっと同馬の影を追うだけに終わったが、同期の花道に華を添えるどころか、最後の最後でリベンジする可能性もまだ秘めている。

 金鯱賞で重賞初制覇を成し遂げ、5歳ながら勢いのあるカレンミロティック。メンバー的にハナに立ってしまう可能性が高い点は微妙なところだが、底が割れていない分、楽しみは大きい。良くも悪くも今回のレースのカギを握りそうな存在で、後続馬に蓋をすることにでもなれば、自身の利だけでなく、レースそのものも相当な混戦となってしまうだろう。

 波乱があるならトゥザグローリーの激走か。この季節に走ることは周知の通りだし、有馬記念を2度3着している実績も光る。今年は不振といえる内容だが、鞍上の乗り替わりで大駆けムードが立ちこめてくる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

06
→10,14,01,02,04,03,13
(42点)
ここはどれだけ人気でもオルフェーブルの頭固定で勝負。この馬は負けるときは大敗までありえるだろうし、勝つか、派手に散るかの結果を望みたい。
2番軸は微妙なところで固定は危険。ひとまずはオルフェーブルの3連単1着ながしを本線。オッズ的には期待できないので、金額の強弱には気を配りたい。
2012年12月23日(祝・日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良 サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[7] 13  ◎ ゴールドシップ   牡3 55 内 田  2.31.9  1
2[3] 6     オーシャンブルー  牡4 57 ルメー  1.1/2   10
3[5] 9  ○ ルーラーシップ   牡5 57 ウィリ  クビ    2
4[1] 2  × エイシンフラッシュ 牡5 57 三 浦  1.1/2   3
5[2] 3     スカイディグニティ 牡3 55 スミヨ  1/2     7
6[5] 10  △ ダークシャドウ   牡5 57 ムーア  ハナ    4
7[8] 15  ▲ ナカヤマナイト   牡4 57 柴田善  3      5
8[8] 16  × ルルーシュ     牡4 57 横山典  2.1/2   6
9[7] 14     ビートブラック   牡5 57 石橋脩  アタマ  8
10[4] 7     ダイワファルコン  牡5 57 北村宏  3/4     12
11[2] 4     アーネストリー   牡7 57 福 永  アタマ  14
12[1] 1     ローズキングダム  牡5 57 岩 田  1/2     13
13[4] 8  × トレイルブレイザー 牡5 57 武 豊  3.1/2   9
14[6] 12     オウケンブルースリ 牡7 57 田 辺  1.1/2   15
15[3] 5     ネヴァブション   牡9 57 田中勝  3/4     16
16[6] 11     トゥザグローリー  牡5 57 蛯 名  10      11
  
払戻金 単勝 13 270円
    複勝 13 130円 / 6 530円 / 9 140円
    枠連 3-7 3350円
    馬連 6-13 3730円 / 馬単 13-6 5200円
    3連複 6-9-13 4020円 / 3連単 13-6-9 24250円
    ワイド 6-13 1250円 / 9-13 240円 / 6-9 1360円
  

感想と言い訳?!

 出が悪くともマクリができるゴールドシップはあまり心配していませんでしたが、ほぼ祈りに近かったルーラーシップのスタートはあろうことか過去最悪レベルの大出遅れ。予想本文で書いたように、その時点でルーラーシップが馬券に絡むことはないだろうと覚悟しました。

 一方のゴールドシップもほとんど最後方での我慢の競馬。菊花賞とおなじく3コーナーから全力で手綱をしごきあがっていきました。有馬記念での大マクリはマヤノトップガンが思い出深いですが、それをも越えるある意味で「無茶な競馬」を敢行しました。

 果たしてゴール前ではいくつもの驚きがありました。急遽の乗り替わりで、馬券対象から外れたエイシンフラッシュの粘り、それを大マクリをかけながら、一旦減速後、再スパートで突き放したゴールドシップ。あれだけの出遅れながら、本命馬の動きとレースの流れが幸いしたか、ルーラーシップが間に合う。そして、今回無印にした馬の中で最も怖かったルメールが駆るオーシャンブルーが内を強襲。

 馬券は比較的無難なところで収まりましたが、その実、いくつもの予想外を伴い、色々な意味で見応えのある有馬記念となりました。

2012/12/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りの中山でのおなじみのトリッキーコース。コーナーが多く、時計を要し、力の劣る馬でも立ち回り次第で通用する。圧倒的に内枠先行馬が有利で、外からの強襲はかなり困難といえる。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ローズキングダム 牡5 57.0 岩田 康誠
1 02 × エイシンフラッシュ 牡5 57.0 デムーロ
2 03   スカイディグニティ 牡3 55.0 スミヨン
2 04   アーネストリー 牡7 57.0 福永 祐一
3 05   ネヴァブション 牡9 57.0 田中 勝春
3 06   オーシャンブルー 牡4 57.0 ルメール
4 07   ダイワファルコン 牡5 57.0 北村 宏司
4 08 × トレイルブレイザー 牡5 57.0 武 豊
5 09 ルーラーシップ 牡5 57.0 ウィリアムズ
5 10 ダークシャドウ 牡5 57.0 ムーア
6 11   トゥザグローリー 牡5 57.0 蛯名 正義
6 12   オウケンブルースリ 牡7 57.0 田辺 裕信
7 13 ゴールドシップ 牡3 55.0 内田 博幸
7 14   ビートブラック 牡5 57.0 石橋 脩
8 15 ナカヤマナイト 牡4 57.0 柴田 善臣
8 16 × ルルーシュ 牡4 57.0 横山 典弘
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
04、14の動向次第。
逃げ残りを目論み大きく引き離す可能性も。
信頼度
C
上位拮抗
一概に有力馬有利とも思えぬ情勢。波乱誘発する穴馬台頭もありうる。
予想本文 

 今年は3日開催のため、「今年で最後!」感はやや希薄ではある。加えてやはり今年のベストメンバーはジャパンカップだったのだろう。その1,2着馬、オルフェーブル、ジェンティルドンナが不在では、その敗者復活戦の様相も呈してはいるが、やはり今年最後のG1レース。有馬記念は一種独特の盛り上がりをみせてくれる。

 ハイレベル3歳世代の2冠馬ゴールドシップ。菊花賞後は放牧に出し、JCは回避した。そのJCではそれぞれ古馬と3歳牝馬の筆頭格が後続に大差をつけるデットヒートを見せた以上、3歳牡馬エースたるこの馬がここで無様な競馬をみせるわけにはいかないだろう。前走、菊花賞は京都コースの昇り坂で一気に最後方から先頭を伺う大マクリをみせ、持続力ある脚を活かしてそのまま押し切った。そして同じ中山コース開催だったもう1冠、皐月賞は他馬が外を選ぶ中、荒れた内をついての勝利だった。正直この馬の力を測りかねるところは、その大胆な戦法による勝利であるがゆえに、それが圧倒的地力差か、単なる奇襲としての作用が大きいのかの判断が難しい点にある。菊花賞後の2ヶ月の休養明け、ダービーでの5着敗戦も影を落としている事も否めない。だが、それでもこのメンバーなら、やはりその能力は最上位と判断せざるを得ない。

 ルーラーシップはどうにもあと一歩の競馬が続く。それだけにスタートの悪癖が惜しまれるところではあるが、ここ中山での有馬記念では、スタート失敗は致命的。もし、今回も出遅れるようなら、東京コースのように複勝圏内まで挽回を見せることは難しいだろう。それゆえに全幅の信頼が寄せきれない。ギャンブル要素も含むが、今度こそはスタートも大丈夫と信じての対抗格。問題のスタートさえ上手くいけば、この馬は一躍首位候補に躍り出るはずだ。中山コースをいなした実績も十分。これは本命馬にもいえることだが、4コーナーで先頭集団は絶対条件にはなりそう。その上で本命馬との叩き合いに持ち込めれば、念願の国内G1タイトルも見えてくるだろう。

 名は体を表すを地でいく中山巧者、ナカヤマナイト。中山では5戦、3,2,0.0の完璧な連対率を誇る。他場でのG1では着順的には大敗しているため、印象が薄いが、内容はそれほど悪くない。しっかりとした地力の上に基づいていることは見直さなければならない。もちろん中山連対パーフェクトとはいえ、今回が初のG1の舞台となるため、ここでその看板が露呈することも多分にありえる。ただ、それでもここでなら自分の競馬はしっかりとしてくれるだろうという点をくみ取った。

 JC4着は好走といえるが、それが距離適性を証明したともまだ自信がもてないのがダークシャドウ。後方からレースを進め、スタミナ温存の上、東京コースの長い直線を利して伸びた形は、やはり東京コースでこその馬といった印象をいっそう強くさせた。小回りコースを先行してのスタミナの削り合い勝負は分が悪いのではないか。ただ一方で、このコースではコーナーが多く息も入れやすい。スタミナと器用さが要求される展開とはなるが、持てる地力を踏まえればこのあたりの評価が妥当ではないだろうか。この馬にとってもそろそろこのあたりが正念場になってくる。

 エイシンフラッシュはムラ駆けが多いので、どうにも取捨が難しい。「人気薄で買い、人気で切る」が理想なのだが、それも今回は微妙なポジション。末脚に賭けるタイプだけに、決してこのレース向きではないはずだが、昨年はオルフェーブルの2着という健闘をみせた。今年は昨年のような展開にはなりにくそうだが、それでも天皇賞・秋を快勝した鞍上に戻る以上、馬券対象から外すことはできそうにない。有力馬が軒並み外枠の中、内枠を引き当てた点も後押し。

 今回最も穴人気しそうなのがルルーシュ。今夏ぐんぐんと力をつけ、ついには重賞制覇を成し遂げた。大外枠は不利には違いないが、先行できる点は強み。オープン戦ながら札幌日経OPのレベルは高く、好走の下地も有している。ただ、折り合いには難のあるタイプだけに長丁場では不安も残る。

 米国帰りのトレイルブレイザーも1考。調教過程ではあまりいい状態は伝えられてはいないが、なにぶん現時点の力が未知数。それまでの国内実績を顧みると、今回のメンバー相手なら、あっといわせる場面があっても驚けない実績がある。米国での経験がどこまで加味されているかが純粋に楽しみでもある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

13=09
→15,10,02,16,08
(30点)
決して堅いレースとは思えないし、不安要素も多分に含むが、それでもゴールドシップの本命には逆らえなかった。相手もルーラーシップと、最後だから守っているいるわけでもないのだが、無難なところに落ち着いてしまった。
3連単でも100倍もいかない低オッズになってしまうが、その分点数の絞り込みと金額で勝負したい。
旨味は本命馬の3着に賭け、ゴールドシップとルーラーシップ×2の2頭軸マルチながしで勝負。
(※余談だが、ルーラーシップの馬名に「船」の意味はないそうだ。)
2011年12月25日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[6] 9  ○  オルフェーヴル   牡3 55 池 添  2:36.0  1
2[4] 5      エイシンフラッシュ 牡4 57 ルメー  3/4     7
3[5] 7      トゥザグローリー  牡4 57 福 永  クビ    9
4[8] 14      ルーラーシップ   牡4 57 メンデ  3/4     11
5[6] 10  ▲  トーセンジョーダン 牡5 57 ウィリ  クビ    3
6[3] 3  X  ヒルノダムール   牡4 57 藤 田  3/4     8
7[1] 1  ◎  ブエナビスタ    牝5 55 岩 田  3/4     2
8[2] 2  △  ヴィクトワールピサ 牡4 57 デムー  ハナ    4
9[8] 13  X  レッドデイヴィス  セ3 55 武 豊  クビ    6
10[7] 12  X  アーネストリー   牡6 57 佐 藤  クビ    5
11[7] 11     Bジャガーメイル   牡7 57 四 位  1.1/2   12
12[5] 8      ローズキングダム  牡4 57 後 藤  2      10
13[4] 6      キングトップガン  牡8 57 柴田善  1.3/4   13
-[3] 4      ペルーサ      牡4 57 安藤勝  取消
  
払戻金 単勝 9 220円
    複勝 9 140円 / 5 490円 / 7 740円
    枠連 4-6 2500円
    馬連 5-9 3170円 / 馬単 9-5 3650円
    3連複 5-7-9 24290円 / 3連単 9-5-7 78260円
    ワイド 5-9 1020円 / 7-9 1660円 / 5-7 5630円
  

感想と言い訳?!

 3着圏内は絶対と思っていたブエナビスタがまさかの失速をしました。またも内でもがく状態に陥り、最後の最後で大敗を喫してしまいました。

 そして、世代交代を印象づける結果となったオルフェーブルの完勝劇。予想以上の超スローになり、くわえてやや出遅れ気味のスタートで道中では一時最後方。これでは連確保すら難しいのではと思われたのですが、恐ろしく強い馬ですね。着差以上に力の差を感じる勝利でした。間違いなく2012年はこの馬が中心となるでしょうね。

 超スローになり、時計的にマギレが生じやすくなったとは言え、エイシンフラッシュ、トゥザグローリーの2,3着も見事でした。私としてはこの2頭ともこのメンバーでは力及ばずと軽視し、思い切って切り捨てておりました。

 いやぁ、それにしてもほんとに惨敗といっていい惨憺たる結果でした。
ブエナビスタと心中してことを含め、ぐぅの音もでない完敗です。

2011/12/25 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 10R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
とにかく難解といっていい中山内回りの2500m。先行馬は圧倒的有利ではあるが、距離があるため、地力通りに決まることも多々ある。
少なくとも穴馬は先行できることが絶対条件。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ブエナビスタ 牝5 55.0 岩田 康誠
2 02 ヴィクトワールピサ 牡4 57.0 デムーロ
3 03 × ヒルノダムール 牡4 57.0 藤田 伸二
3 04   ペルーサ 牡4 57.0 安藤 勝己
4 05   エイシンフラッシュ 牡4 57.0 ルメール
4 06   キングトップガン 牡8 57.0 柴田 善臣
5 07   トゥザグローリー 牡4 57.0 福永 祐一
5 08   ローズキングダム 牡4 57.0 後藤 浩輝
6 09 オルフェーヴル 牡3 55.0 池添 謙一
6 10 トーセンジョーダン 牡5 57.0 ウィリアム
7 11   ジャガーメイル 牡7 57.0 四位 洋文
7 12 × アーネストリー 牡6 57.0 佐藤 哲三
8 13 × レッドデイヴィス セン3 55.0 武 豊
8 14   ルーラーシップ 牡4 57.0 メンディザ
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
Ms
ミドルスロー
確実性はないが、一応12がハナを切りそうな展開。
先行勢が少ないがそれなりにペースは上がりそう。
信頼度
C
実力伯仲
2強がいながらも他馬も強力で、そのくせ頭数少ない。
低オッズの中の絞り込みが必要で、馬券的な難易度はかなり高い。
予想本文 

 まさに今年の最後を飾るにふさわしい素晴らしいメンバーが揃ったグランプリ、有馬記念。
現役最強馬である女帝のラストランに3冠馬が最初で最後の戦いを挑む。取り巻き陣も脇役に甘んずるようなメンツではない。
ただ、いかんせん頭数は少なく、少数精鋭状態。このクリスマス決戦をオーラスの大勝負とするなら、穴を狙うよりも、金額をつぎ込む方向で臨んだ方がよいのかもしれない。

 最も信頼できるとの意で、3冠馬よりも女帝ブエナビスタのこれまでの実績を優先した。
なんといっても、このレースを2年連続2着の実績は、複勝圏内の連軸として圧倒的存在であり、否応ない説得力がある。一方で、やはり、この馬の場合、勝ちきれるのかという不安感がぬぐえないのは誰しもが考えるところ。そういう意味で、頭はオルフェーブル、連軸にブエナビスタとするのがセオリーではあり、それが単勝人気にも現れている。
しかし今回はそこを逆手にとって、きっちりこの馬が有終の美を飾っての引退となるとみる。
特に最内枠を引いたことに好感。ここからならある程度先行することは間違いなく、直線であっという間に突き放す事も可能なはず。

 対抗扱いではあるが、単候補としての要素の方が強い3冠馬オルフェーブル
それゆえ、下手をすると連も外してしまうリスクも持ち、危うさも秘める。これまでのように普通に乗れば勝てるという楽な相手ではない。短期放牧明けでの古馬との初対戦。しかも先行有利な小回り中山の内回りコース。少しの油断で、馬群から抜け出せなくなることも十分にありえる。
ただ、今回は幸い少数頭、加えて斤量も恵まれるわけで、もちろん地力はずば抜けている。
危険性をはらむとはいえ、一方で本命馬すら圧倒的に凌駕してしまう可能性だって秘めている。
クラシックは常に圧勝。差し一辺倒であることを気にしていたが、菊花賞では早めにまくって押し切り、最後は流す余裕もみせた。ここでも同様のレースができるなら、少々外を回る不利があっても力で圧倒してしまうかもしれない。

 トーセンジョーダンのジャパンカップは見事だった。ハイペースの中、後方から差しきった天皇賞・秋から一転、果敢先行してブエナビスタとのデットヒート。これは地力なくしてできない芸当で、相当の器とみていいだろう。昨年のこのレースは逃げての5着。今年の宝塚記念の大敗は多少腑に落ちないが、自在性があり、ペース不問で、どこからでも確実に切れる脚が使えるのは、大きな武器。こういう自由度の高い馬は騎乗そのものが大きく左右されるが、その点、昨年トゥザグローリーを3着に持ってきた鞍上なら頼もしい限り。

 昨年の覇者、ヴィクトワールピサの取捨が本当に難しい。不利があったとはいえ、復帰戦の前走は負けすぎ。本来、ドバイWC馬がこんな評価で甘んじててはいけないのだが、国内では大敗することはなかっただけに致し方ないともいえる。今回、好走することができなければ、黄信号がともる状況にもなるだろう。一方で、先行してこその馬でもあるので、前走のような後方からのレースになったことは度外視できる要素でもある。であるならば、内枠も引いたことだし、すんなり先行できるようなら、いきなり巻き返してくることも考えておくべき。

 人気がなければ…と思っていたが、やはりアーネストリーは皆が狙ってくるのは避けられないようだ。 見渡せば差し馬がずらり。先行馬有利が明白の中、単騎逃げが見込めるのは願ってもない展開。ハイペースで外枠発走だった前走からは、変わり身は相当見込めるはず。
ただ、ここまで人気するとやはどうしても躊躇してしまう。展開利は認めるが、現状上位陣とは少し差を感じる事も否めない。

 ヒルノダムールもここまでのメンバーが揃うと実績的にもさすがに一歩劣ってしまうが、確実に差し込める末脚はやはり連下には脅威。凱旋門賞からの国内復帰第一戦でどこまでやれるかは楽しみでもあり、オッズ的には旨味もある。2、3着あたりまでの突っ込みはあっても驚けない。

 復帰戦を鮮やかに勝利してみせたレッドデイヴィス。古馬陣はブエナビスタとの勝負付けは済んでしまっている。その点では3冠馬に土をつけた馬として、未知の伸びしろがある分、押さえる必要はありそう。前走の内容も地味ながら無視できないかなり秀逸なもの。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

01=09
→10,02,12,03,13
(30点)
 本当にすべての馬に印を打ちたいほどの好メンバー。明日には結果がわかってしまうのがもったいないと思うほど。
それだけの一流馬が集ったとはいえ、ブエナビスタ、オルフェーブル、トーセンジョーダン、ヴィクトワールピサはさらにもう一段上のレベルに位置するとみている。つまりはおそらくはこの4強での戦いが濃厚というのが見解。極めて無難な予想となるが、それほど奇をてらうのが難しい状況だ。
ただ、いかんせん中山内回りの2500m。ここに食い込む余地がないわけではないし、それができうるメンバーも揃っている。
その点ではどの馬も魅力があり、買いたいのも山々なのだが、この低オッズの中、ばっさり割り切って切れる覚悟は不可欠。
一応、3連単、ブエナビスタ、オルフェーブルの2頭軸マルチながしとはするが、金額の偏りや点数の削減も必要だろう。
2010年12月26日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  △ ヴィクトワールピサ 牡3 55 デムー  2:32.6  2
2[4] 7  ◎ ブエナビスタ    牝4 55 スミヨ  ハナ    1
3[6] 11     トゥザグローリー  牡3 55 ウィリ  クビ    14
4[7] 14     ペルーサ      牡3 55 安藤勝  3/4     3
5[2] 4     トーセンジョーダン 牡4 57 三 浦  1.1/2   7
6[3] 5  ○ ルーラーシップ   牡3 55 ルメー  クビ    6
7[5] 10  ▲ エイシンフラッシュ 牡3 55 内 田  アタマ  5
8[1] 2     ネヴァブション   牡7 57 後 藤  2.1/2   12
9[5] 9  X ダノンシャンティ  牡3 55 ベリー  1.1/2   10
10[2] 3     フォゲッタブル   牡4 57 岩 田  クビ    13
11[7] 13  X オウケンブルースリ 牡5 57 横山典  1/2     8
12[4] 8     メイショウベルーガ 牝5 55 蛯 名  クビ    9
13[6] 12  X ドリームジャーニー 牡6 57 池 添  アタマ  4
14[8] 15  △ レッドディザイア  牝4 55 四 位  1.1/4   11
15[8] 16     ジャミール     牡4 57 福 永  アタマ  15
-[3] 6     ローズキングダム  牡3 55 武 豊  取消
  
払戻金 単勝 1 840円
    複勝 1 200円 / 7 110円 / 11 1260円
    枠連 1-4 480円
    馬連 1-7 550円 / 馬単 1-7 1640円
    3連複 1-7-11 11610円 / 3連単 1-7-11 60770円
    ワイド 1-7 270円 / 1-11 5680円 / 7-11 2430円
  

感想と言い訳?!

 先行にかなり有利な流れになったとはいえ、見事にヴィクトワールピサがハナ差を制し、グランプリホースとなりました。
ジョッキーの仕掛けも絶妙で追い技術もさすがでした。
一時はこの世代の実力に疑問を持っていた私ですが、ローズキングダムに続いての3歳馬の古馬G1勝利で疑う余地はなくなりましたね。

 2着には女王、ブエナビスタ。
さすがの貫禄です。敗れはしたものの本当に頭の下がる強さでした。
まだまだこの馬の時代は続きそうです。

 3着に波乱を起こしたトゥザグローリー。
前走だけではなんとも判断できなかったのですが、この馬もこれから伸びそうな3歳馬です。
フロック介在の余地のない展開でしたから、この結果は額面通りの実力と受け取っていいと思います。

…それにしても外国人ジョッキーばかりですね。(笑)

2010/12/26 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
小回りの5つのコーナー。
起用さが要求されるコースだが、距離があるだけに地力があればどうにかなる。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ヴィクトワールピサ 牡3 55.0 M.デムーロ
1 02   ネヴァブション 牡7 57.0 後藤 浩輝
2 03   フォゲッタブル 牡4 57.0 岩田 康誠
2 04   トーセンジョーダン 牡4 57.0 三浦 皇成
3 05 ルーラーシップ 牡3 55.0 C.ルメール
3 06 取消 ローズキングダム 牡3 55.0 武 豊
4 07 ブエナビスタ 牝4 55.0 C.スミヨン
4 08   メイショウベルーガ 牝5 55.0 蛯名 正義
5 09 × ダノンシャンティ 牡3 55.0 F.ベリー
5 10 エイシンフラッシュ 牡3 55.0 内田 博幸
6 11   トゥザグローリー 牡3 55.0 C.ウィリア
6 12 × ドリームジャーニー 牡6 57.0 池添 謙一
7 13 × オウケンブルースリ 牡5 57.0 横山 典弘
7 14   ペルーサ 牡3 55.0 安藤 勝己
8 15 レッドディザイア 牝4 55.0 四位 洋文
8 16   ジャミール 牡4 57.0 福永 祐一
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
SM
スローミドル
行く馬が不在の状況。
内枠1もできれば、ハナは避けたいところか。
信頼度
C
ヒモ混戦
軸信頼もヒモ相手が接戦。
オッズ的に絞り込む必要もあり、意外に難易度は高い。
予想本文 

 ローズキングダムが直前になり回避し、15頭になった今年のグランプリ。
メンバーを見渡して思うことは、生産のほとんどが社台ファームとノーザンファームだということ。
そして、グランプリらしく、名だたる名馬が揃ったが、特定の騎手が「お手馬」として乗り続けていることがないということ。
どれも時代の流れなのかもしれない。

 JCを完勝したブエナビスタ
しかし、あえなく降着になり、秋G1 3連覇ボーナスをふいにしてしまった。
G1での2度の降着は実にもったいないが、それでも海外レースも含め3着以下なしで実質歴代最強馬ともいえる素晴らしい成績。
なんといっても、この馬のよいところはずば抜けた瞬発力。
好位からあっという間に抜け出せる力があるからこそ、安定した成績につながる。
波乱の起きやすい小回り中山コースではあるが、一瞬で抜けるキレがあるだけに直線が短くてもそう問題ではない。
この馬を外すことは、アクシデントを期待することを意味するだけに、今更、逆らう意味も全くない。

 軸は不動としても、以降は非常に難しい。
今後の期待を込めてルーラーシップはどうか。
昨年は兄フォゲッタブルにも期待したが、今年は今ひとつ。
もちろんこの弟はまだまだ実績不足。
早くからクラシック候補と騒がれ、順調度を欠いてしまったが前走を完勝できたことで上げ潮ムード。
ローズキングダム、エイシンフラッシュ、ヴィクトワールピサ、ダノンシャンティ、ペルーサ、ヒルノダムール…
今年の3歳世代はとにかく粒揃いで、実力差も非常に接近している。
そしてこのルーラーシップもそれに加えることができる地力は十分にある良血馬。

 前走JC8着とはいえ、大混戦の中で着順ほど負けてはいないエイシンフラッシュをもう一度。
やはり、このレース後方待機馬は圧倒的に不利。
先行もできる自在性があることは大きな武器。
繰り返すが3歳世代の実力差は均衡している。
ならば、人気あるヴィクトワールピサやペルーサよりもこちらを狙いたい。

 同様に人気的にはレッドディザイアをこの扱いでいいのかと問いたくなる。
確かに海外帰りできついローテーション、しかも外枠。
買いの要素は非常に少ない。
だが、ここまで人気が落ちるなら話は別。
ブエナビスタには一歩譲るが常に接戦を演じ続け、海外でも決して大敗はしなかった。
厳しい戦いになるのは承知の上だが、それでもどうにかしてしまいそうだけに警戒が必要。

 有力馬がほとんど差し、追い込みという中で、ほぼ唯一の先行馬であるヴィクトワールピサ
ましてや内枠を引いたことでさらにやりやすくなった。
海外では振るわなかったが、国内でならその地力はトップクラス。
ただ、いかんせん人気もそれなりに絶大。
展開が向くのは事実だが、ハナを切る展開になると、逆に飲み込まれる怖さもある。

 昨年の覇者ドリームジャーニー
休養明けではあるが、グランプリだとやはり怖い。
小回りでもしっかりとした末脚が使える確かさがある。

 本来ならもっと評価を高くしていいオウケンブルースリ
ただ、追い込み馬がこのレースで好走するにはかなり厳しい。
実は近年追い込み馬がからんでもいるのだが、今年のメンバー構成ならそれもなさそう。
ただ、鞍上が横山典ジョッキーに変わっただけに、外すこともできない。

 後一頭、どうしても切りきれなかった馬にダノンシャンティ
骨折明けはわかってはいるが、仕上がり具合がよさそう。
大きな馬体重増減がなければ、押さえておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

1着ながし:

07→06,10,15,01,12,13,09
(42点)

 軸不動のブエナビスタとはいえ、実は群を抜いた地力というわけではない。
1、2着への信頼感が群を抜いているという見方。
現にナカヤマフェスタやドリームジャーニーなどに不覚をとったこともある。
つまり、東京コースならともかく、中山なら他馬が出し抜く可能性も否定できない。
そのため、3連単の場合、2着の場合のオッズが気になるが、正直手を広げすぎるのは得策ではない。
3着はほぼないだろうと考え、1・2着までを想定しておきたい。

 ただ、買い方は実に多彩なパターンが検討できる情勢。
しかも、おそらく配当はそれほど期待できない。
一応ここでは3連単、ブエナの1着ながしを推奨とする。
これを基本線として、本線となるところ数点を厚めに買い増ししておきたい。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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