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2019年6月23日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 12  ◎  リスグラシュー     牝5 56 レーン  2:10.8  3
2[1] 1  ▲  キセキ             牡5 58 川  田  3      1
3[8] 11  ☆  スワーヴリチャード 牡5 58 デムー  2      6
4[4] 4  ☆ Bアルアイン         牡5 58 北村友  2      5
5[2] 2  ○  レイデオロ         牡5 58 ルメー  3/4     2
6[7] 10      ノーブルマーズ     牡6 58 高  倉  1.3/4   10
7[5] 6      スティッフェリオ   牡5 58 丸  山  クビ    8
8[7] 9      クリンチャー       牡5 58 三  浦  3/4     9
9[3] 3  △ Bエタリオウ         牡4 58 横山典  クビ    4
10[6] 8      ショウナンバッハ   牡8 58 吉田豊  アタマ  11
11[6] 7      マカヒキ           牡6 58 岩田康  1.1/2   7
12[5] 5      タツゴウゲキ       牡7 58 秋  山  6      12
  
払戻金 単勝 12 540円
    複勝 12 180円 / 1 140円 / 11 260円
    枠連 1-8 620円
    馬連 1-12 970円 / 馬単 12-1 2210円
    3連複 1-11-12 2720円 / 3連単 12-1-11 14560円
    ワイド 1-12 340円 / 11-12 760円 / 1-11 630円
  

感想と言い訳?!

 誰もが驚いたリスグラシューの先行策。折り合いがついていることを見届けた時点で勝利を確信しました。ほんとにこんなレースができるなら、もっと早くにしてほしかったですね。(笑)早くからこの馬はもっと勝てるはず!と思っていただけにうれしい勝利でした。

 キセキも1番人気に応えて、よく頑張りましたね。ただ、相手の選択にはレイデオロの方に太く行ってしまい、大きなゲインは得られませんでした。

2019/6/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
内回りコースというのが最大のポイント。直線短いが急坂がある。パワー型の先行馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 キセキ 牡5 58.0 川田
2 02 レイデオロ 牡5 58.0 ルメール
3 03 エタリオウ 牡4 58.0 横山典
4 04 アルアイン 牡5 58.0 北村友
5 05   タツゴウゲキ 牡7 58.0 秋山
5 06   スティッフェリオ 牡5 58.0 丸山
6 07   マカヒキ 牡6 58.0 岩田康
6 08   ショウナンバッハ 牡8 58.0 吉田豊
7 09   クリンチャー 牡5 58.0 三浦
7 10   ノーブルマーズ 牡6 58.0 高倉
8 11 スワーヴリチャード 牡5 58.0 Mデムーロ
8 12 リスグラシュー 牝5 56.0 レーン
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
逃げる01はある程度は押さえたいところだが、内回りを意識して突かれる。それなりに流れる展開。
信頼度
C
実力伯仲
大きな波乱はなさそうも、海外遠征帰りも多く、力関係の比較は難しい。
予想本文 

~ 大阪杯組 vs 海外遠征組? ~
 グランプリながら時期が悪いのか、近年盛り上がりにかける宝塚記念も、今年はなかなかのメンバーが揃った。しかし、その頭数は12頭と、やはり寂しい構成。高速馬場の東京コースから一転、力のいる阪神に変わる。同コースの大阪杯組が有力も、海外遠征組が加わり、その力関係は…??

 牝馬でも本命にはリスグラシューを据える。末脚にかけるだけに取りこぼしも目立つが、その末脚は、牡馬一線級とも決して引けをとらない。阪神コースに至っては6戦3着以下なし。マイル戦が多いが、エリザベス女王杯を制しているように、このぐらいの距離の方が持ち味が活きそう。初コンビとなるレーン騎手との相性は気になるところだが、このメンバーでもしっかり差し込んでくることに期待したい。

 前走のドバイは散々な結果に終わったレイデオロ。こんな姿もみせるのかと思うほど、テンションが高いまま、逃げバテの結果に終わってしまった。ただ、国内に限れば随一の実績と安定感。やはりその点を考慮すると、これ以上印は下げられないところか。ここは立て直しの一戦。敗れるようだと、今後に暗雲も立ち込めるゆえ、陣営もしっかり仕上げてくるはず。

 キセキは最内枠を引き、ここではこの馬がハナにたち、レースを作ることとなる。状態もよく、父ルーラーシップの血統はいかにも宝塚記念向き。実際にこの馬自身、阪神コースに実績もある。トータルで死角の少ない馬だが、やはり気になるのは前走同様目標にされがちということ。あと昨年このレースを大敗しているだけに、人気を背負うここでは、一歩引いてみる。

 とにかく強い4歳世代。勝ちきれないとはいえ、そのクラシック戦線で主力級だったエタリオウは、そろそろ…の感がある。力のいる阪神の馬場は、この血統には願ってもないところ。前走の天皇賞も展開的に、後からでは厳しかった。ある程度流れる今回なら、もっとやれてもいいはず。

 すっかりG1の常連組のスワーヴリチャード。近年は少し陰りがみえるとは言え、相変わらず大舞台でも堅実なレースぶり。阪神コースにも、雨が降らなければ不安はない。少数頭だけに、連下候補には加えておきたい。

 少し間隔が開いての参戦となる大阪杯覇者、アルアイン。今回も前走同様、前をいくキセキを見ながらの非常にやりやすいレースとなるはず。ただ、一方でそれなりにマークもきつくなり、その点で少し控えめな評価としたが、もちろん上位とはほとんど差はない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

12
→02,01,03,11,04
(60点)
阪神、内周りで、東京での一連のG1とは大きくレースの質は異なってくる。同じ先行有利でも、力がいる馬場に対応できる能力が必要。ただ少数頭ということもあり、大きなごちゃつきもなさそうで、力通りに終わる公算も高い。およそ人気馬での決着が濃厚も、有力馬を外から見ながらレースができるリスグラシューを本命に。馬券は低オッズは気にしながらも、3連単軸一頭ながしで勝負。
2018年6月24日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 晴・稍重
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気 
1[2] 4     ミッキーロケット  牡5 58 和 田  2:11.6  7
2[7] 13  ▲ ワーザー      セ7 58 ボウマ  クビ    10
3[1] 2  ☆ ノーブルマーズ   牡5 58 高 倉  3      12
4[5] 10  ☆ ヴィブロス     牝5 56 福 永  クビ    3
5[4] 8  △ ダンビュライト   牡4 58  武   1.1/4   5
6[2] 3  △ サトノダイヤモンド 牡5 58 ルメー  1/2     1
7[1] 1     ステファノス    牡7 58 岩 田  ハナ    11
8[8] 16  ◎ キセキ       牡4 58 デムー  クビ    2
9[4] 7  ○ パフォーマプロミス 牡6 58 戸 崎  3/4     4
10[7] 14     スマートレイアー  牝8 56 松 山  アタマ  13
11[3] 5  ☆ ストロングタイタン 牡5 58 川 田  1      8
12[5] 9     サトノクラウン   牡6 58 石 橋  クビ    6
13[3] 6     アルバート     牡7 58 藤岡康  3.1/2   15
14[8] 15     ゼーヴィント    牡5 58 池 添  7      9
15[6] 12     タツゴウゲキ    牡6 58 秋 山  クビ    16
16[6] 11    Bサイモンラムセス  牡8 58 小 牧  7      14
  
払戻金 単勝 4 1310円
    複勝 4 390円 / 13 550円 / 2 790円
    枠連 2-7 2110円
    馬連 4-13 9200円 / 馬単 4-13 19630円
    3連複 2-4-13 93450円 / 3連単 4-13-2 492560円
    ワイド 4-13 3450円 / 2-4 3540円 / 2-13 7160円
  

感想と言い訳?!

 4コーナーでは横綱相撲でサトノダイヤモンドが勝ってしまうのかぁ…と思ったところ、最後は失速。そして、内でじっと先行していたミッキーロケットが、最後まで伸び続け、見事なG1勝利となりました。2着には香港馬ワーザーが猛追。見応えあるゴール前でした。

 実績馬が不調の中でのレースでしたので、非常に読みにくい難解なレースでした。馬券もかなり荒れましたね。

2018/6/24 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り
  • 稍重
    見込み
内回りコースというのが最大のポイント。直線短いが急坂がある。パワー型の先行馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ステファノス 牡7 58.0 岩田
1 02 ノーブルマーズ 牡5 58.0 高倉
2 03 サトノダイヤモンド 牡5 58.0 ルメール
2 04   ミッキーロケット 牡5 58.0 和田
3 05 ストロングタイタン 牡5 58.0 川田
3 06   アルバート 牡7 58.0 藤岡康
4 07 パフォーマプロミス 牡6 58.0 戸崎圭
4 08 ダンビュライト 牡4 58.0 武豊
5 09   サトノクラウン 牡6 58.0 石橋脩
5 10 ヴィブロス 牝5 56.0 福永
6 11   サイモンラムセス 牡8 58.0 小牧
6 12   タツゴウゲキ 牡6 58.0 秋山
7 13 ワーザー セ7 58.0 ボウマン
7 14   スマートレイアー 牝8 56.0 松山
8 15   ゼーヴィント 牡5 58.0 池添
8 16 キセキ 牡4 58.0 Mデムーロ
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
例年の傾向を踏まえても、スローペース濃厚。前日の雨で馬場は重く、直線短い内回り。先行有利。
信頼度
D
混戦
負けてきた馬同士の対戦。確たる軸馬見当たらない混戦模様。
予想本文 

~ 1、5、7位 ~
 ファン投票によるグランプリである宝塚記念だが、夏場に開催されることもあってか、例年、寂しい構成。今年は人気投票上位、10頭のうち、1位 サトノダイヤモンド、5位 サトノクラウン、7位 キセキの3頭のみ。人気投票結果だけでいえば、サトノダイヤモンドが断トツではあるが、果たして…。

 香港で一頓挫の後、期待された国内復帰戦となる日経賞を惨敗し、冷水を浴びせられたキセキ。ただ、あれはスローを嫌って、かかったのか、3コーナーから大まくりをして潰れた形で、まともな競馬とはいえなかった。その後じっくり立て直し、ようやく挑む重要な一戦。まだ仕上がり途上であることと、大外枠は少々気になるところではあるが、ここで無様な競馬をみせれば先はない。

 いまいち調子の出ないメンバーの中、好調なのがパフォーマプロミス。休養明けの前走、目黒記念も無難にまとめ、満を持してのG1の舞台。パワー型で水を含んだ阪神も合うだろうし、相手は強いといっても十分、つけ入る隙がある情勢。スローで先行有利な点も後押し。

 正直、今回の日本馬メンバーは手薄。ならば、香港のG1 4勝馬ワーザーは要注目馬。さすがに年齢的にも、勢いには陰りがみられるが、休み明けをしっかり叩いて、3着以下なしの主戦騎手を配して万全の体制。雨の影響で力のいる馬場になれば、よりチャンスも増す。

 こちらも4歳時の華々しい活躍から、どうにもパッとしてこないサトノダイヤモンド。凱旋門賞挑戦があったとはいえ、もう1年以上も勝利からは遠のいている。それでもファンはこの馬を1位に選んだということは、それだけ復活を望まれているということ。主戦騎手に戻って今一度復活の狼煙を上げたい。

 4歳時の堅実なレースぶりからその実力は高いダンビュライト。もう一皮むけるにはやはりG1タイトルは欲しい。このメンバーならそのチャンスは十分。力のいる阪神、それも内回りで先行有利ならば、上位争いはできるはず。

 前走の勝ちっぷりがよく、この時期に強いストロングタイタン。格上相手でもその勢いに一票を投じたい。

 穴っぽいところでノーブルマーズ。こちらも人気薄での連続2着で勢いがある。積極的なレースを心がけたい。

 遠征帰りではあるが、やはりヴィブロスの突っ込みは怖い。牝馬とはいえ、その実績はここでは上位で侮れない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

16=07
→13,03,08,05,02,10
(36点)

16=13
→07,03,08,05,02,10
(36点)
馬券的にはつまらないが、至って普通の順位付け。牝馬のレッドリヴェールはともかく、基本的には別路線組よりも皐月賞組を信頼。ただ、皐月賞とダービーはそのレース形態は異質。大敗組の巻き返しにも警戒が必要。馬券は3連単 2頭軸マルチながし。本命はトゥザワールドで譲らぬが、対抗格にはやや迷いも。イスラボニータだけでなく、レッドリヴェールからのながしも持っておきたい。当然ながら配当はあまり期待できないが、そういうレースでもないだろう。
2017年6月25日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 曇・稍重
3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 11  ▲  サトノクラウン   牡5 58 デムー  2:11.4  3
2[2] 2      ゴールドアクター  牡6 58 横山典  3/4     5
3[7] 8  ☆  ミッキークイーン  牝5 56 浜 中  1.1/2   4
4[6] 6  △  シャケトラ     牡4 58 ルメー  1.3/4   2
5[6] 7      レインボーライン  牡4 58 岩 田  1.3/4   7
6[1] 1      ミッキーロケット  牡4 58 和 田  アタマ  8
7[3] 3      スピリッツミノル  牡5 58  幸   1.3/4   9
8[5] 5  ○  シュヴァルグラン  牡5 58 福 永  ハナ    6
9[8] 10  ◎  キタサンブラック  牡5 58  武   1/2     1
10[4] 4      クラリティシチー  牡6 58 松 山  1.1/4   11
11[7] 9     Bヒットザターゲット 牡9 58 川 田  1.3/4   10
  
払戻金 単勝 11 900円
    複勝 11 480円 / 2 550円 / 8 450円
    枠連 2-8 710円
    馬連 2-11 5250円 / 馬単 11-2 10330円
    3連複 2-8-11 10670円 / 3連単 11-2-8 70420円
    ワイド 2-11 1500円 / 8-11 1170円 / 2-8 1060円
  

感想と言い訳?!

 ダメな時は徹底してダメですね。いつも敬遠がちだったキタサンブラックを本命にした途端に、この結果。ちょっとそんな気はしてましたが…。11頭立てで本命、対抗いずれも大敗という散々な結果となりました。お恥ずかしい。

 それにしても、わからないのがキタサンブラック。シュヴァルグランが主張してきてハナに立たなかったこと、重馬場だったこと、ペースが上がり勝負になったこと…etc.とにかくどう説明しても、疑問が残ってしまうような敗戦でした。結果論ですが、いっそ無理にでもハナに立って、自らレースコントロールした方が良かったのかもしれませんね。

 すっかり後回しになりましたが、勝ったのはサトノクラウン。もしキタサンが敗れるならこの馬だろうと思っていたので、国内初G1制覇にさして驚きはありません。見事な競馬っぷりでした。問題は今後の活躍ですね。期待したいです。

2017/6/25 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2400m
    右回り

  • 見込み
内回りコースというのが最大のポイント。直線短いが急坂がある。パワー型の先行馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ミッキーロケット 牡4 58.0 和田竜二
2 02   ゴールドアクター 牡6 58.0 横山典弘
3 03   スピリッツミノル 牡5 58.0 幸英明
4 04   クラリティシチー 牡6 58.0 松山弘平
5 05 シュヴァルグラン 牡5 58.0 福永祐一
6 06 シャケトラ 牡4 58.0 ルメール
6 07   レインボーライン 牡4 58.0 岩田康誠
7 08 ミッキークイーン 牝5 56.0 浜中俊
7 09   ヒットザターゲット 牡9 58.0 川田将雅
8 10 キタサンブラック 牡5 58.0 武豊
8 11 サトノクラウン 牡5 58.0 M.デムーロ
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
堂々主役10が引く流れ。楽に行かせる訳にはいかないため、各馬前を詰めてくるようなら、多少はペースも早まるか。
信頼度
B
一本かぶり
本命馬の安定感はケチのつけようなく、ここは負けられないが、それゆえの難しさも…。
予想本文 

~ 王者独裁 ~
 例年フルゲートを割る宝塚記念だが、今年は11頭とかなり小数頭の参戦となり、寂しい限り。新設大阪杯、天皇賞・春を制し、名実ともに現役最強馬の称号を手にしたキタサンブラックのG1 3連勝は目前。しかし得てしてこういう時に波乱が起きるのも競馬。他馬の活躍にも期待したいところ。

 とはいえ、もはやキタサンブラックに逆らう気は起きない。前年3着と敗れたこのレース。そして、昨年同様、馬場も渋化すると思われるが、昨年うんぬんより、今春の大阪杯の勝ち方を見る限り、死角は少ない。強いてあげれば今回有利と思われるスローペースが逆にアダにならないか。ここのところ前に他馬を置いて競馬をしていただけに、ハナを切って勝利できるかには一抹の不安も残る。それでもこれまで数々の不利を覆してきた馬だけに重箱の隅をつつくレベルと言えよう。

 対抗格も素直にシュバルグランが妥当か。この馬も昨年のこのレースで大敗を喫したが、以降は安定した競馬を続け、G1にては届かないものの、見せ場のあるところを演出。今回のメンバーなら、その地力はNo.2といって差し支えないだろう。もう2着はいらないはずで、今回は勝ちに行く競馬を試みるはず。そのために前で競馬をする可能性が高く、上手く行かない場合は、大きく敗れるリスクも多少伴う。

 思えばクラシック主役候補だったサトノクラウンは香港G1こそ勝ったものの、国内G1はまだ手にしていない現状。香港帰りの昨年とは違い、今年はここはじっくりと調整。課題の気性面にまだ多少は不安を残すが、このメンバーなら胸張れる実力の持ち主。ここに鞍上の力が加われば、前走敗れた大本命馬に一矢報いることもありえる。

 G1の舞台は荷が重かったか、シャケトラは大敗という結果に終わった前走の天皇賞・春。切れる脚こそないがパワー型で、阪神コースに合い、事実3戦全勝。鞍上にルメールを配し、前走を糧とすれば前進は大いに見込める。ここが真価問われる一戦となろう。

 牡馬混合となると、一歩苦しいミッキークイーンだが、宝塚記念での牝馬の活躍は周知の通り。牝馬限定戦のヴィクトリアマイルで大敗の直後ではあるが、デキに陰りはなくむしろ好調気配。復活の兆しは十分ある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭ながし:

1着:10
2着:05
→11,06,08
(3点)

1着:10
3着:05
→11,06,08
(3点)

少数頭の絶対本命馬がいるレースはやりにくい。逆らって冒険に出るのも面白いがリスクの割にリターンも少なく。必然的に窮屈な馬券戦略とならざるを得ない。

ここはオッズ的にもキタサン頭固定を狙うしかないだろう。相手もシュバルグランで、ここは、2着、3着固定の2番軸。ヒモも絞って3頭のみでの3連単勝負。ただし、心の何処かでキタサンの2,3着の可能性は留めておきたいところ。

2016年6月26日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 晴・稍重
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  ☆ マリアライト    牝5 56 蛯 名  2:12.8  8
2[5] 9  ◎ ドゥラメンテ    牡4 58 Mデム  クビ    1
3[2] 3  ▲ キタサンブラック  牡4 58 武 豊  ハナ    2
4[4] 7  ☆ ラブリーデイ    牡6 58 ルメー  1.1/4   4
5[4] 8     ステファノス    牡5 58 戸 崎  2.1/2   7
6[8] 15     サトノクラウン   牡4 58 岩 田  3/4     9
7[3] 6  ☆ ラストインパクト  牡6 58 川 田  1.3/4   11
8[6] 12  △ サトノノブレス   牡6 58 和 田  1/2     10
9[3] 5  △ シュヴァルグラン  牡4 58 福 永  1.3/4   5
10[7] 14     ヒットザターゲット 牡8 58 小 牧  クビ    17
11[5] 10     カレンミロティック セ8 58 ベリー  アタマ  14
12[7] 13     タッチングスピーチ 牝4 56 浜 中  クビ    16
13[8] 17     ヤマカツエース   牡4 58 池 添  1/2     15
14[2] 4     ワンアンドオンリー 牡5 58 田 辺  2.1/2   13
15[6] 11     トーホウジャッカル 牡5 58 酒 井  クビ    6
16[1] 2  ○ アンビシャス    牡4 58 横山典  クビ    3
17[1] 1     フェイムゲーム   牡6 58 柴 山  1      12
  
払戻金 単勝 16 2510円
    複勝 16 350円 / 9 110円 / 3 150円
    枠連 5-8 1050円
    馬連 9-16 2440円 / 馬単 16-9 8460円
    3連複 3-9-16 2800円 / 3連単 16-9-3 26250円
    ワイド 9-16 770円 / 3-16 1150円 / 3-9 250円
  

感想と言い訳?!

 なんとなく、ディープインパクト産駒が絡んでくるような気はしていましたが、差しきったのは牝馬のマリアライト。ずっと大外をぶん回しての勝利ですので、これは素晴らしい内容です。お見事でした。注目のドゥラメンテは、スタート後手を踏み、思ったより後方での競馬。それでも幸いペースは早くなっており、最後猛追しましたが、直線は塞がり、先に仕掛けた勝ち馬も止まらなかった。差のない3着に粘ったキタサンブラックも流石でした。意外だったのはアンビシャスの大敗。懸念された気性的な部分の問題なのか、ちょっとよくわかりませんね。

 そして・・・ドゥラメンテはゴール後は残念な結果となりました。凱旋門賞は見たかったのですが、そのまま引退となりそうです。

2016/6/26 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り
  • 稍重
    見込み
内回りコースというのが最大のポイント。直線短いが急坂がある。パワー型の先行馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   フェイムゲーム 牡6 58.0 柴山雄一
1 02 アンビシャス 牡4 58.0 横山典弘
2 03 キタサンブラック 牡4 58.0 武豊
2 04   ワンアンドオンリー 牡5 58.0 田辺裕信
3 05 シュヴァルグラン 牡4 58.0 福永祐一
3 06 ラストインパクト 牡6 58.0 川田将雅
4 07 ラブリーデイ 牡6 58.0 ルメール
4 08   ステファノス 牡5 58.0 戸崎圭太
5 09 ドゥラメンテ 牡4 58.0 M.デムーロ
5 10   カレンミロティック セ8 58.0 ベリー
6 11   トーホウジャッカル 牡5 58.0 酒井学
6 12 サトノノブレス 牡6 58.0 和田竜二
7 13   タッチングスピーチ 牝4 56.0 浜中俊
7 14   ヒットザターゲット 牡8 58.0 小牧太
8 15   サトノクラウン 牡4 58.0 岩田康誠
8 16 マリアライト 牝5 56.0 蛯名正義
8 17   ヤマカツエース 牡4 58.0 池添謙一
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
03がスローに落としこむ展開は明白。当日の馬場状態も気になるところだが、直線短い阪神内回りで基本的には先行馬に利。
信頼度
C
ヒモ穴注
均衡した粒揃いの実力馬が揃う。一方で現時点で抜けた存在もおらず、波乱の可能性も否定出来ない。
予想本文 

~ 2冠馬始動 ~
 春の総決算のレースではあるが、昨年の2冠馬ドゥラメンテにとっては、国内始動のリスタートの一戦となる。迎え撃つは不在だった残る1冠を制したキタサンブラック。今年の春のグランプリはやはり4歳勢が中心となりそうだが、取り巻き陣も力のある馬が揃って見応え充分。

 ドゥラメンテは故障明けの復帰戦、今思い返せばかなりの豪華メンバーだった中山記念を完勝。その勢いでドバイに飛び、落鉄しながらも人気以上の好走を見せ、その実力が世界レベルにあることを証明した。良血を背景とした力もキレも一級品のその実力は疑う余地はない。依然2着以下なしの同馬に逆らうつもりはなく、本命は致し方ないところか。ただ、なんといっても今回は海外帰り。決して絶好調と言える状態ではないだろう。また復帰後の国内戦も1戦のみとなれば、不安がないわけではないが、先を見据えればここで立ち止まる訳にはいかない。ここはすんなりと期待に応えてほしい。

 気性的に難しいところは抱えているが、折り合えばその強さは折り紙つきのアンビシャスに期待したい。2走前の中山記念ではドゥラメンテをクビ差追い詰め、前走大阪杯ではキタサンブラックに競り勝った。出遅れた毎日王冠、折り合い欠いた天皇賞・秋。そこで落とした株を再上昇させてきた点は評価したい。前走後、一旦放牧に出されて休養明けとはなるが、心身ともリフレッシュされ、かえって状態は良い。前走同様、キタサンをマークする形になれば理想的。

 気づけば菊花賞、春の天皇賞と、見事な立派なステイヤーの勲章を得たキタサンブラック。当然本質的にはステイヤーではなく、距離短縮は歓迎材料のはず。ただ、この馬のスローペースの逃げという特性を考えれば、一概に手放しでも喜べない側面もある。とはいえ、ダービー以外はどんな展開でも簡単に崩れない実績の持ち主。その並々ならぬ勝負根性がこの馬の素晴らしいところ。内回りの阪神でスロー濃厚となれば、おそらく大きく崩れることはないだろう。

 好調、シュバルグランも引き続き。前走、天皇賞・春では3着という結果ではあったが、展開的に厳しいものがある中、よく差し込んできてのもの。G1レースでの目処もたち、ここも大きなチャンス。今回もスローが予想されるとはいえ、元来はもう少し前で競馬ができる馬。うまく立ち回れば上位食い込みは十分可能。

 鳴尾記念をレコード完勝のサトノブレス。前走こそ大敗したが、展開的にもこの馬の望むものではなかった。先行できればしぶとさがあり、それ以外はきっちりとまとめた実績を誇っている。このレースと鳴尾記念の連動性は周知の通り。その割には人気がなく、オッズ的には美味しい1枚。

 ラブリーデイはM.デムーロが駆り必勝を期す大阪杯でも勝てなかった点が大きく陰を落とす。どうしてもピークを過ぎてしまったた印象もあるが、まだ見限っていいという根拠が揃っていない。逆に旨味を狙って押さえておきたい昨年の覇者。

 牝馬ながら牡馬一線級と渡り合っても大きく崩れないマリアライト。前走は不利があったとはいえ、敗戦は痛いところ。しかし、やはり無視のできないディープ産駒。このレースは牝馬も好相性で侮れない。

 あと一頭、ラストインパクトを加えておきたい。どうしても本命ドゥラメンテの陰に隠れるが、内容は悪くない。この馬もディープ産駒の一角。まだJCでの激走が頭から離れない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

09=02
→03,05,12,07,16,06
(36点)

09=03
→02,05,12,07,16,06
(36点)
ドゥラメンテの実績を素直に信頼。そろそろ国内G1を再度獲って、世界に挑戦してほしい想いを込めての本命。
対抗格がキタサンでは少々面白みにかけるので、アンビシャスをより上位に抜擢した。基本はそれぞれの3連単 2頭軸マルチ馬券。ヒモには無印馬も含め、手広く行きたいところ。点数を考慮すれば、ドゥラメンテは1着固定で決め打ちしてもよいかもしれない。
2015年6月28日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  ☆  ラブリーデイ    牡5 58 川 田  2:14.4  6
2[3] 6  △  デニムアンドルビー 牝5 56 浜 中  クビ    10
3[1] 1      ショウナンパンドラ 牝4 56 池 添  1.1/4   11
4[7] 14      トーホウジャッカル 牡4 58 酒 井  1/2     7
5[6] 11  ○  ヌーヴォレコルト  牝4 56 岩 田  クビ    3
6[4] 8      ディアデラマドレ  牝5 56 藤岡康  ハナ    8
7[6] 12      レッドデイヴィス  セ7 58 松 若  クビ    12
8[7] 13  ▲  ラキシス      牝5 56 ルメー  クビ    2
9[2] 3      ネオブラックダイヤ 牡7 58 秋 山  クビ    13
10[5] 9      トウシンモンステラ 牡5 58 和 田  1.1/4   16
11[4] 7  ☆  ワンアンドオンリー 牡4 58 Mデム  クビ    4
12[1] 2  ☆  トーセンスターダム 牡4 58 武 豊  1/2     9
13[3] 5  △  カレンミロティック セ7 58 蛯 名  1      5
14[5] 10      オーシャンブルー  牡7 58 松 山  3/4     15
15[8] 15  ◎ Bゴールドシップ   牡6 58 横山典  3/4     1
16[2] 4      アドマイヤスピカ  牡5 58  幸   1/2     14

  
払戻金 単勝 16 1420円
    複勝 16 470円 / 6 640円 / 1 1630円
    枠連 3-8 750円
    馬連 6-16 12900円 / 馬単 16-6 19250円
    3連複 1-6-16 157770円 / 3連単 16-6-1 528510円
    ワイド 6-16 3490円 / 1-16 11080円 / 1-6 10140円
  

感想と言い訳?!

 いや、鞍上の横山典騎手じゃないですが、もう笑うしかなかったスタートでした。
スターターももうちょっとどうにかならなかったのか?と言いたくなるような歴史的な大出遅れのゴールドシップ。この馬に振り回されるのは今に始まったことじゃないですが、やっぱり笑うしかありませんね。なんか憎めない馬です。

 では、本命がこけるなら、すわ!牝馬勢か?!との思惑通り、牝馬がワンツースリーを独占。だが、人気のヌーヴォレコルトや、ラキシスではありませんでした。勝ったのは鳴尾記念完勝のラブリーデイと、ゴール前猛追したデニムアンドルビー。そして、忘れてはいけなかったG1ホースのショウナンパンドラの復活。3頭とも実に見事な競馬でした。

 馬券はもうちょっと付くと思ったんですが、それほどでもなかったですね。みんな全然信用してなかったんですねぇw

2015/6/28 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りコースというのが最大のポイント。直線短いが急坂がある。パワー型の先行馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ショウナンパンドラ 牝4 56.0 池添謙一
1 02 トーセンスターダム 牡4 58.0 武豊
2 03   ネオブラックダイヤ 牡7 58.0 秋山真一
2 04   アドマイヤスピカ 牡5 58.0 幸英明
3 05 カレンミロティック セ7 58.0 蛯名正義
3 06 デニムアンドルビー 牝5 56.0 浜中俊
4 07 ワンアンドオンリー 牡4 58.0 M.デムーロ
4 08   ディアデラマドレ 牝5 56.0 藤岡康太
5 09   トウシンモンステラ 牡5 58.0 和田竜二
5 10   オーシャンブルー 牡7 58.0 松山弘平
6 11 ヌーヴォレコルト 牝4 56.0 岩田康誠
6 12   レッドデイヴィス セ7 58.0 松若風馬
7 13 ラキシス 牝5 56.0 ルメール
7 14   トーホウジャッカル 牡4 58.0 酒井学
8 15 ゴールドシップ 牡6 58.0 横山典弘
8 16 ラブリーデイ 牡5 58.0 川田将雅
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
今回のメンバー構成に加え、例年の傾向からもスローが濃厚。追い込み馬には苦しい展開が予想される。
信頼度
C
軸馬信頼
本命馬にムラッ気がある点は否めぬが、この舞台での実績は群を抜く。
予想本文 

~ モテモテGシップ? ~
 このレース3連覇を狙うゴールドシップ。今回の取り巻きメンバーは牝馬勢がずらり。古馬陣との勝負付けはほぼ済んでいる状況だけに、やはり同馬の3連覇に壁となるは、名だたる牝馬のいずれかとなりそう。追いかけられるのか、追い抜かれるのか、モテモテかどうかともかく、なかなか興をそそる一戦となりそう。

 連勝中とはいえ、往年の力強さには少し陰りを感じつつ、また大ポカも多いゴールドシップ。しかし、やはり宝塚記念の舞台となるとやはり本命に推したい。強力牝馬陣が相手とはなるが、ここは王者としての貫禄を見せて欲しいところ。

 前走の敗戦で少し人気落ちが狙えそうなヌーヴォレコルトを対抗格。やはり現役最強牝馬となると実績的にはこの馬ではあろうし、その安定感は高く評価したい。前走はやや流れが忙しすぎたきらいもあり、ペースが緩む今回の中距離戦は、牡馬混合レースであることを踏まえても、臨むところの舞台。今後を占う一戦となりそう。

 大阪杯では必勝期すキズナを制し、その実力の確かさを見せつけたラキシス。能力的にはもっとも魅力を感じる一頭で、すでに牡馬混合戦でも実績を残している点も心強い。ここも好勝負気配濃厚で有力馬の一角を担う。

 今回は牡馬陣が手薄だが、昨年このレース2着のカレンミロティックが次点候補となる。勝利が少ないため、実績的に地味に映るが、G1でもきっちりと実績を残しており、その実力はこのメンバーなら胸を張れる存在。

 デニムアンドルビーはちょっとまだ判断に迷うところはあるが、阪神コースならその実績から引き続き警戒したい。距離的にもこれくらいの方が現状はよさそう。

 鞍上頼みである点は否めぬが、4歳勢代表としてワンアンドオンリー。ダービー馬としてこのあたりで立て直しは必要だろうし、その意気込みに賭けたい。

 鳴尾記念の勝ちっぷりが鮮やかだっったラブリーディも引き続き。3000m級で敗戦しているものの、この距離なら当然見直す一手。

 あと一頭、未知の魅力という点でトーセンスターダムにも1票を投じておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

15=11
→13,05,06,07,16,02
(36点)
基本は素直にゴールドシップ軸としておきたい。相手がなかなか迷うところ。ヌーヴォレコルトとラキシスのいずれかを選択となるが、オッズ的には両方は追いづらく、どちらか一頭を選択したい。キズナの信頼度が揺らいでいる今、人気的にもラキシスより、ヌーヴォレコルトの方に旨味があるとみて、こちらを対抗に据える。3連単 2頭マルチながしで勝負。
2014年6月29日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 11  ▲ Bゴールドシップ   牡5 58 横山典  2:13.9  1
2[5] 5      カレンミロティック セ6 58 池 添  3      9
3[3] 3      ヴィルシーナ    牝5 56 福 永  1.1/4   8
4[4] 4      ヒットザターゲット 牡6 58 武 豊  クビ    12
5[2] 2      デニムアンドルビー 牝4 56 浜 中  ハナ    6
6[8] 12      フェイムゲーム   牡4 58 北村宏  クビ    7
7[6] 7  ◎  ウインバリアシオン 牡6 58 岩 田  3/4     2
8[1] 1  ☆  ホッコーブレーヴ  牡6 58 戸 崎  ハナ    5
9[5] 6  ○  ジェンティルドンナ 牝5 56 川 田  1.3/4   3
10[6] 8      トーセンジョーダン 牡8 58 内 田  1.1/4   11
11[7] 10  ☆  メイショウマンボ  牝4 56 武 幸  クビ    4
12[7] 9      ヴェルデグリーン  牡6 58 田 辺  4      10
  
払戻金 単勝 11 270円
    複勝 11 170円 / 5 810円 / 3 820円
    枠連 5-8 660円
    馬連 5-11 8990円 / 馬単 11-5 10210円
    3連複 3-5-11 57870円 / 3連単 11-5-3 251440円
    ワイド 5-11 2130円 / 3-11 2630円 / 3-5 9110円
  

感想と言い訳?!

 本命を外した瞬間から、完勝するんだろうなぁという予感はありましたが、案の定圧勝してみせたゴールドシップ。相変わらずスタートはもたつくものの、直線で掛かり気味に好位につけ、後はもういつもの横綱相撲でした。どうしてこれが他場でできないのか不思議で仕方ありません。逆に阪神、中山以外では買えないとも思える強さでした。

 さて、3強形成のウインバリアシオン、ジェンティルドンナはこれまた良いところなし。直線までに好位キープが必至の展開の中、あの位置ではどうにもなりません。結果、先行したカレンミロティックやヴィルシーナに先着を許す結果となってしまいましたね。

2014/6/29 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りの中距離戦。直線に坂があるとは言え、やはり先行有利で差し馬勢には苦しい。時計を要する馬場で、京都とは異なるイメージを持つ必要がある。天候は持ちこたえそうで良馬場見込み。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ホッコーブレーヴ 牡6 58.0 戸崎圭
2 02   デニムアンドルビー 牝4 56.0 浜中
3 03   ヴィルシーナ 牝5 56.0 福永
4 04   ヒットザターゲット 牡6 58.0 武豊
5 05   カレンミロティック セ6 58.0 池添
5 06 ジェンティルドンナ 牝5 56.0 川田
6 07 ウインバリアシオン 牡6 58.0 岩田
6 08   トーセンジョーダン 牡8 58.0 内田博
7 09   ヴェルデグリーン 牡6 58.0 田辺
7 10 メイショウマンボ 牝4 56.0 武幸
8 11 ゴールドシップ 牡5 58.0 横山典
8 12   フェイムゲーム 牡4 58.0 北村宏
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
少数頭ゆえ、それなりには流れるはず。 積極策が功を奏した03が再度ハナに立つか。元来逃げ馬ではないため、ある程度は落ち着く。
信頼度
B
ヒモ穴注意
上位陣には一定の信頼は置けそうだが、不安点もそれぞれにある。有力馬の自滅待ちの面も否めぬが、各馬にもチャンスは十分。
予想本文 

~ 上半期総決算 ~
 個人的には散々だった今年の成績。平穏に終わった3歳牝馬戦線以外はすべて不発に終わり、一区切りのここはしっかりとモノにしたいところ。グランプリとしては頭数的には寂しい12頭だが、出るべき有力馬は顔を揃えた。また外国人ジョッキー不在の影響も受け、有力馬の騎手替わりもあって、どのようなレースになるか興味深い一戦。

 ハーツクライ産駒旋風吹き荒れる中、悲願のG1タイトルにまだ手が届かないウインバリアシオン。そういう心情的な部分があることも否定はできない。しかし、付け加えておくと、宝塚記念は比較的そういうタイプの馬が戴冠しやすいレースでもある。2200mという距離はこの馬にとって微妙な長さではあり、脚質的にも先行する2強に後からの競馬でかわしきれるかにも不安はある。ただ、評価したいのはこの馬の大崩れしない安定感。不安要素はあるのは確かだが、しっかりと自分の競馬は全うしてそうで、軸馬としての本命抜擢ともいえる。

 海外レースを制し、今や牝馬ながら、格的には最上位といっていいジェンティルドンナ。オークス以来の川田騎手とのコンビで再始動となる。前走のドバイシーマCは、力でねじ伏せる圧倒ぶりだったとはいえ、右回りでは今ひとつ実績を残せていない。さらに気になるのは、2走前の京都記念での凡走。昨年3着だった状態から、衰えはないのかという懸念も残る。しかし、そんな疑念は不安をみじんも感じさせない追い切り見て解消した。牝馬らしからぬ力強い競馬ぶりには信頼が置けるし、ここで臆するような馬ではないはず。

 春天皇賞を2年連続で期待を裏切り、どうにも確実性に欠けるゴールドシップ。ただ、阪神コースにおいては5戦4勝、2着1回とほぼ完璧な実績。昨年は阪神大賞典を完勝、天皇賞を惨敗のパターンで、圧勝したこのレース。当然ながら前走の結果如何に関わらず、ここでは見直す必要はあるだろう。ただ、人気の面では、昨年と異なり旨味が少ない。一本かぶりというほどではないが、やはり鞍上人気も手伝い1番人気で迎えることだろう。その評価に異論はないし、昨年の再現があればそれはそれで喜ばしいことではあるが、馬券的には一歩引いてみたい。

 天皇賞・春で僅差3着と大いに自信をつけての参戦ホッコーブレーヴ。奥手の血統ようやく開花と思わせる今の充実ぶり。ただ、このレースは先行有利となる可能性が高く、後方一気の競馬では苦しい。一工夫は必要だが、今の状態なら期待感の方が先立つ。

 休養明け初戦なった大阪杯での大敗で暗雲が立ちこめたが、次走のヴィクトリアマイルCでしっかりと変わって見せたメイショウマンボ。阪神コースと、牡馬混合戦に実績がない点は大いに気になるところだが、このメンバーなら上位が乱れれば一角崩しは十分狙える位置。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

07=06
→11,01,10
(18点)
ウインバリアシオン、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ。ひとまずこの3強には一目を置かざるを得ない。それぞれ不安要素は抱えているが、その中ではウインバリアシオンを本命視。相手もジェンティルドンナ絞りたい。ゴールドシップは怖いし、3強決着も多分にありえるが、他馬の食い込みも十分見込めるはず。少数頭ゆえ、馬券戦略は難しいところだが、ウインージェンティルでの3連単2頭軸マルチで挑みたい。
2013年6月23日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 10  ◎ ゴールドシップ   牡4 58 内 田  2:13.2  2
2[4] 4  × ダノンバラード   牡5 58 川 田  3.1/2   5
3[8] 11  ▲ ジェンティルドンナ 牝4 56 岩 田  クビ    1
4[3] 3  ○ フェノーメノ    牡4 58 蛯 名  1/2     3
5[6] 6  × トーセンラー    牡5 58 武 豊  2      4
6[7] 8     ナカヤマナイト   牡5 58 柴田善  1.1/2   7
7[7] 9  × ローゼンケーニッヒ 牡4 58 ウィリ  クビ    8
8[6] 7     スマートギア    牡8 58 松 山  1.3/4   10
9[2] 2     タニノエポレット  牡6 58 浜 中  3.1/2   11
10[5] 5     シルポート     牡8 58 酒 井  ハナ    6
11[1] 1     ヒットザターゲット 牡5 58 福 永  1.1/2   9
  
払戻金 単勝 10 290円
    複勝 10 140円 / 4 370円 / 11 120円
    枠連 4-8 2560円
    馬連 4-10 5150円 / 馬単 10-4 6180円
    3連複 4-10-11 2910円 / 3連単 10-4-11 23420円
    ワイド 4-10 850円 / 10-11 210円 / 4-11 860円
  

感想と言い訳?!

 天皇賞・春惨敗の1番人気馬の巻き返しは今後トレンドとなるのでしょうか。昨年のオルフェーブルと同じく、ゴールドシップも鮮やかに復活を遂げました。正攻法とはいえないものの、スタートから前目につけ、他有力馬よりはやや早仕掛け程度という比較的、「普通」のレースぶりでした。力の違いで押し切る横綱相撲で、今後3強とはいわせない全くの完勝でした。

 他2強もきっちりこなしたが、ここに割って入ったのがダノンバラード。さすがの阪神巧者ぶりで、前日までの雨で力の要る馬場だったのも幸いしたのかもしれません。

 とにかく、ゴールドシップの頭固定、2、3着も2強に絞ったため、3連単を大きく仕留めることができました。ほんと助かりました。一時はどうなることかと… (ほっw)

2013/6/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りで直線は短い。当然ながらの先行有利も、直線の坂と展開次第では差しも届くはず。少数頭と地力差から、コース面での優劣はほぼ無視出来る状況。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ヒットザターゲット 牡5 58.0 福永 祐一
2 02   タニノエポレット 牡6 58.0 浜中 俊
3 03 フェノーメノ 牡4 58.0 蛯名 正義
4 04 × ダノンバラード 牡5 58.0 川田 将雅
5 05   シルポート 牡8 58.0 酒井 学
6 06 × トーセンラー 牡5 58.0 武 豊
6 07   スマートギア 牡8 58.0 松山 弘平
7 08   ナカヤマナイト 牡5 58.0 柴田 善臣
7 09 × ローゼンケーニッヒ 牡4 58.0 C.ウィリアムズ
8 10 ゴールドシップ 牡4 58.0 内田 博幸
8 11 ジェンティルドンナ 牝4 56.0 岩田 康誠
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
先行有利は各馬周知。逆にそれゆえ、後続馬も早めに動いてくる。
信頼度
C
巴戦
完全なる3強構成。頭数も少なくマルチ馬券も許さぬ絞り込みが必要か。
予想本文 

 オルフェーブルの回避は残念だが、代わって昨年秋のG1をわけ合った牡牝のチャンプの初対戦が実現した。牝馬はいうまでもなくジェンティルドンナ。牡馬はゴールドシップに加え、この馬に2戦2勝のフェノーメノ。今年のグランプリは4歳最強馬決定戦でもある一方で、ステイゴールドとディープインパクトの代理戦争となる種牡馬対決としても見どころがある。

 今回のレースは3強の中でどの馬を選択するかが最大のポイント。迷いはあったがゴールドシップの巻き返しに賭ける。天皇賞・春の5着はいくらなんでも負けすぎといっていい惨敗だった。この馬の特徴は強靱な心肺機能を活かした早い段階からのロングスパートが身上。菊花賞制覇を背景に、3200mという長丁場でもロングスパートを仕掛けたが、菊花賞とは異なる厳しい流れの中ではさすがに強引すぎた。決して度外視できる敗戦ではないが、少なくとも例外的な状況であったことは事実。直線短い内回りコースがどう出るかだが、ややマークも薄れる今回、他馬を出し抜くマクリ上げができれば、ねじ伏せることは可能なはず。他2強に比べ、上がりタイムの見栄えはよくない点は、この馬の競馬ぶりの特性によるものなので、特に気にする必要はない。

 どうしても3強の中では地味に映るフェノーメノ。だが、前走がG1初勝利とは思えぬ高い能力を持っている。どうしてもジャパンカップでジェンティルドンナにつけられた5馬身差がクローズアップされてしまうが、そう悲観するほどのことではなく、そこまで大きな差はないだろう。この馬は前目に位置していながら、かつ速い脚を使えるタイプで安定感に優れている。決して得意距離とはいえない天皇賞・春を制した勢いは大きい。出世が遅れただけに、余勢を駆って、一気の才能開花があっても驚けない。逆に不安もそこにあり、前走の激走の疲れや、再度の輸送競馬はやや気になるところ。

 無論、ジェンティルドンナの地力を軽視している訳ではない。むしろ地力・実績はNo1といっていいだろう。だが一方で、最も不安要素が多いのもこの馬だ。オルフェーブルを破ったJCは見事だが、結局、国内で牡馬、古馬を交えての勝利はこの1戦のみ。休養明けを挟んでドバイの2着も文句ない内容だが、海外競馬は良くも悪くもアテにならない。そこから間隔が再度空いていることも気になる。加えて、右回りはやや苦手としているのではないか?という懸念もある。とはいえ、どんなレースでも力を発揮してくる勝負強さ、先行しながら33秒台の切れる末脚を考えれば、その地力差で完勝してしまうことも十分あり得るだろう。圧勝と惨敗の背中合わせはまさに単穴候補だ。

 地力では3強はやはり抜けていると言わざるを得ない。ただ、3頭が3頭とも自身の競馬ができればよいが、そうすんなり決まることもなかなかに難しい。この一角が崩れた際に他馬の滑り込みが生じる。その筆頭にはダノンバラードを挙げておきたい。まだ重賞クラスの域を出ないが、パワー型で今の荒れた阪神コースは向くはず。ゴール前横一線の混戦になるようなら、脈はある。

 格下挑戦ながらローゼンケーニッヒも底知れぬ強さを感じる素質馬。折り合いに難があり、追い込みに近い差しを行う馬だが、その末脚には強烈なものがある。早い流れでも同じような脚が使えるかに疑問は残るが、底が割れている他馬よりは魅力がある。

 3強、3強と騒がれているが、トーセンラーを加えて4強といってもいいほど地力差は感じない。勝ちきれない面はあるが、G1含めた重賞戦線でこれだけ堅実に走れれば、当然、3強にほころびが出来た際の対抗最有力馬。オッズ的に旨味が少ないので、評価を落としたが、やはり押さえには入れておきたい一頭だ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸1頭1着ながし:

10
→03,11,04,09,06
(20点)

少数党の3強構成で、予想としてのポイントはこの3強の順位付けに尽きる。どれも一長一短で、一概に地力比較は難しい。最後には好みの問題ともなろう。単純には、ゴールドシップに負けていないフェノーメノを子供扱いしたジェンティルドンナこそ、最上位という構図が成り立つが、そう簡単にいかないのも競馬。時間も場所も変えた再戦はどう転ぶかわからないだろう。

このレース、「負けない馬券」を買うのは簡単だが、それではゲインが少なく、買わない方がマシだ。単勝気分で、頭は1頭固定で勝負。その頭には随分悩みもしたが、ゴールドシップを抜擢する。3連単1着固定ながしで勝負。

2012年6月24日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[6] 11  △ オルフェーヴル   牡4 58 池 添  2:10.9  1
2[4] 7  ◎ ルーラーシップ   牡5 58 ウィリ  2      2
3[1] 2  ○ ショウナンマイティ 牡4 58 浜 中  1.1/4   6
4[1] 1  × ウインバリアシオン 牡4 58 岩 田  2      3
5[2] 4  × マウントシャスタ  牡3 53 川 田  ハナ    12
6[3] 6     エイシンフラッシュ 牡5 58 内 田  5      4
7[4] 8     アーネストリー   牡7 58 佐 藤  4      8
8[5] 10     ナカヤマナイト   牡4 58 柴田善  1.3/4   13
9[5] 9     ビートブラック   牡5 58 石橋脩  1.1/2   9
10[6] 12  △ フェデラリスト   牡5 58 蛯 名  3      7
11[2] 3     ヒットザターゲット 牡4 58 古 川  1.1/4   14
12[8] 15  ▲ トゥザグローリー  牡5 58 福 永  2      5
13[7] 13     モンテクリスエス  牡7 58  幸   3/4     16
14[7] 14  × ホエールキャプチャ 牝4 56 横山典  1.1/4   11
15[3] 5     スマイルジャック  牡7 58 田 辺  5      15
16[8] 16     ネコパンチ     牡6 58 江田照  6      10
  
払戻金 単勝 11 320円
    複勝 11 180円 / 7 170円 / 2 230円
    枠連 4-6 680円
    馬連 7-11 1010円 / 馬単 11-7 1760円
    3連複 2-7-11 3230円 / 3連単 11-7-2 11550円
    ワイド 7-11 520円 / 2-11 990円 / 2-7 650円
  

感想と言い訳?!

 オルフェーブルが勝つ場合のシナリオは、もっと強烈なものを想像してたのですが、あまりにもしれっと勝たれてしまいました。もっとも2馬身差なんですから、完勝なんですが、中団前目から内を通って抜け出すという、なんかこう・・・こういっては失礼なのでしょうが、この馬らしくない完璧な勝ち方でした。まぁ、とにかくも復活して、すこしホッとしました。

 ルーラーシップはやや外を回ったロスはあるが、オルフェーブルにあの競馬をされてはどうしようもありません。自身は文句ない内容だったと思います。3着ショウナンマイティの差し脚もさすがの一言でした。

 それにしても・・・春のオーラス◎-○で本線的中も、超安目・・・。
マウントシャスタが見せ場をつくった時はいい夢もみれましたが、泣いてもいいですか?(笑)

2012/6/24 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
直線の坂があるとはいえ、内回りコースであるがゆえに、やはり内枠先行有利。
G1レベルともなると、多少の速い流れは期待できるが、追い込み馬不利は否めない。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 × ウインバリアシオン 牡4 58.0 岩田 康誠
1 02 ショウナンマイティ 牡4 58.0 浜中 俊
2 03   ヒットザターゲット 牡4 58.0 古川 吉洋
2 04 × マウントシャスタ 牡3 53.0 川田 将雅
3 05   スマイルジャック 牡7 58.0 田辺 裕信
3 06   エイシンフラッシュ 牡5 58.0 内田 博幸
4 07 ルーラーシップ 牡5 58.0 ウィリアムズ
4 08   アーネストリー 牡7 58.0 佐藤 哲三
5 09   ビートブラック 牡5 58.0 石橋 脩
5 10   ナカヤマナイト 牡4 58.0 柴田 善臣
6 11 オルフェーヴル 牡4 58.0 池添 謙一
6 12 フェデラリスト 牡5 58.0 蛯名 正義
7 13   モンテクリスエス 牡7 58.0 幸 英明
7 14 × ホエールキャプチャ 牝4 56.0 横山 典弘
8 15 トゥザグローリー 牡5 58.0 福永 祐一
8 16   ネコパンチ 牡6 58.0 江田 照男
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
このレースなりの平均ペース。G1ゆえにスローはないだろうが、極端に速くもならない。
信頼度
C
上位拮抗
様々な路線からの参戦があり、地力比較は困難。 加えて、11の復権なるか、ならざるかの判断も要する。
予想本文 

 今年の古馬戦線はオルフェーブルが中心と思われていたが、まさかの前走大敗で思わぬ混戦模様を呈してきた。結局勝ち星のないまま、春のG1シリーズの締めくくり、宝塚記念を迎える。
勝ち負けはともかく、このファン投票1位のオルフェーブルがどのようなレースをみせるか、その点に注目が集まる。牝馬に3歳馬、海外遠征組も加わって、グランプリらしい多種多様なメンバーも揃い、レースとしても見応えがありそう。

 海外ではあるが、ようやくG1の戴冠を得たルーラーシップ。勢いにのって、さらに国内でもG1制覇へ期待したい。良血ゆえに早くから期待されながらも、G1ではいま一歩届かない。それでも重賞レベルでは勝利を積み重ねるため、期待を裏切るまででもない。この血統が奥手とも思えないのにもどかしい状況が続いたが、ようやくここにきて順調さを取り戻しつつある。特に前走の香港では強い競馬で、一皮剥けた印象を残した。その後の検疫で十分な調教ができない懸念があったが、軽めの調教だったとはいえ、そう不安もなさそう。心配された天候も回復し、良馬場で臨めるとなれば、少々人気でも食指が動く。以前はスタートが悪く、後方からのレースも多かったが、今の状態なら中団好位からのレースが運べそうで、この鞍上なら、全く不安もない。オルフェーブルの調子が上がらない今こそ最大のチャンスと捉えて欲しい。

 飛ぶ鳥を落とす勢いのショウナンマイティを対抗格に据える。本命に据えてもいいほどの強烈な末脚の破壊力がなんとも魅力的。4戦連続で阪神コースを経験し、いずれも連を確保している点は大きく評価したい。特にここ2走は特筆もので、大阪杯ではとても届かない位置からの大外強襲、鳴尾記念では完全にスローの競馬ながら、32.9の末脚で2着まで迫った。本来、阪神の内回り中距離は先行有利であり、追い込み馬には苦しい。その点で本命を譲ったが、それでもこれだけの結果を残せる点を評価した。G1の速い流れが必ず追い風になるとも言い切れない面もあるが、確実に差し込んでくるのは間違いないだろう。除外された安田記念でどれだけやれるか見たかったが、今の段階で十分上位を賑わす存在たり得る。

 時々の大ポカがあるので難しいところのあるトゥザグローリー。だが、気性的に大人になったのか、随分と折り合えるようになった。その成長ぶりが如実に表れたのが前走で、しっかりと先行して、スローペースを利してショウナンマイティを完封してみせた。レースに勝利したことよりもこの積極策で結果を残せたという事が大きい。今回、逃げ馬が数頭いるが、それでも先行有利は変わらないだろう。万一予想以上に速い流れなら控える事もできるわけで、この自在性は鞍上にとっても非常にやりやすいはず。後は外枠の不利をどう克服するかがポイントになる。

 衝撃の阪神大賞典から、次走に注目されたオルフェーブルだったが、まさかの大敗北。長距離レースだとか、展開だとかがまるで言い訳にならない大敗を喫してしまった。調整失敗をささやかれても仕方が無いほどの結果で、そのダメージは計り知れない。加えて体調というよりも、精神面での要因となれば、立て直しは相当に困難で、さすがに今回強気に推せない。
ただ、裏を返せば、気持ちさえ戻れば・・・という面も含んでおり、鞍上もここは正念場を迎える。何より陣営が出走を決めたという事実は大きく、恥ずかしいレースはしないとも言い切っている。敗因の一つと言われていたメンコも今回は外し、復活要素も多分にあり、取捨は本当に難しい。
軸にはできないが捨てきれず・・・中途半端ではあるが、やはり今回はこのあたりの評価が妥当なのではないだろうか。
1番人気でも順当であれば単勝1倍台でもあっただろうし、このオッズは逆においしいともとれる。

 これだけの良血ながら、実は地方馬の身を経験しており、船橋から地震の影響で園田へと転厩など変わった経歴を持つフェデラリスト。ここまで昇り詰めたG1の舞台でどこまでやれるかが楽しみな逸材。阪神と同じゴール前急坂のある中山巧者で、先行力も有しており、このレース向きの脚質。大阪杯以降となるのがやや気になるところだが、それを差し引いても近走の中距離レースでの充実ぶりは目を見はるものがあり、ここでの好走も十分に期待できそう。

 内枠を引いたことはよいが、やはり追い込み脚質は苦しいウインバリアシオン。だが、調教は絶好でこの鞍上なら展開に合わせた乗り方もしてくるだろう。勝ち星こそ少ないが、安定感は随一であることは忘れてはならない。やはり要警戒対象だ。

 ヴィクトリアマイルでようやくの初G1タイトルを手にした紅一点のホエールキャプチャ。牡馬混合のこの舞台では厳しいが、持ち前の先行力はここでも大きな武器となる。前走後も好調さをキープしており、まだ、この世代牝馬の古馬との力関係もはっきりしていない以上、一概に軽視できる存在とは言えない。

 さらに穴では軽量の3歳馬、マウントシャスタにも1票。NHKマイルでの失格の後、あっさり復帰戦を飾り、ダービーを回避して一気にここへステップアップ。さすがにこのメンバーでは厳しいだろうが、53キロで楽に先行できれば面白い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

07=02
→15,11,12,01,14,04
(36点)

07=15
→02,11,12,01,14,04
(36点)
混戦とはいえ、上位陣の力量はある程度信頼できる。ただ、その中での地力の優劣は甲乙つけ難く、加えての問題は、良くも悪くもオルフェーブルを意識しなければならない。それゆえ、3連単勝負の場合、軸の選定が最大のポイントとなる。やや迷いもあったが、ルーラーシップを本命に据え、相手をショウナンマイティ、トゥザグローリーとで2頭軸マルチながしで勝負したい。
相手はある程度はっきりしているので、選択は楽だろう。
ただ、無印にはしたが、アーネストリー、エイシンフラッシュらの人気馬も可能ならヒモに押さえておきたいところ。
2011年6月26日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  △ アーネストリー   牡6 58 佐 藤  2:10.1  6
2[4] 8  ◎ ブエナビスタ    牝5 56 岩 田  1.1/2   1
3[2] 4  X エイシンフラッシュ 牡4 58 安藤勝  ハナ    3
4[5] 9  ▲ ローズキングダム  牡4 58 ウィリ  1/2     5
5[2] 3  △ ルーラーシップ   牡4 58 横山典  3.1/2   2
6[4] 7     ハートビートソング 牡4 58 秋 山  3/4     10
7[6] 11  X ダノンヨーヨー   牡5 58 北村友  アタマ  11
8[8] 15     トレイルブレイザー 牡4 58 小 牧  クビ    16
9[7] 13     トーセンジョーダン 牡5 58 ピンナ  ハナ    9
10[5] 10     ドリームジャーニー 牡7 58 池 添  1.3/4   7
11[8] 16     ビートブラック   牡4 58 武 豊  1/2     12
12[6] 12     シンゲン      牡8 58 藤 田  3/4     13
13[7] 14  ○ トゥザグローリー  牡4 58 福 永  クビ    4
14[1] 1     ナムラクレセント  牡6 58 和 田  5      8
15[3] 5     フォゲッタブル   牡5 58 川 田  1.1/4   14
16[3] 6     アサクサキングス  牡7 58 浜 中  9      15
  
払戻金 単勝 2 1360円
    複勝 2 240円 / 8 120円 / 4 160円
    枠連 1-4 970円
    馬連 2-8 1660円 / 馬単 2-8 4740円
    3連複 2-4-8 2020円 / 3連単 2-8-4 17480円
    ワイド 2-8 450円 / 2-4 690円 / 4-8 290円	
  

感想と言い訳?!

 G1級の力を有しながら、なかなかタイトルに恵まれず、善戦マンに終始していたアーネストリーが見事に戴冠しました。決してスローではない流れで、ハナに固執せず、つかず離れずのこの馬に最も適した絶妙の逃げっぷりでした。内枠だったことも利して、スムーズにコーナーも回れました。それでも並の馬なら直線で差されるところをさすがに実力馬。きっちりブエナビスタ以下を1馬身差を残しての勝利を得ました。

 またしても…の2着となったブエナビスタですが、よくもまぁ、あの位置から差し込めるもんだと逆に感心してしまう内容でした。勝ち切れぬもどかしさはあるものの、引き続き軸信頼度としてはかなり高いと言わざるを得ません。

 3着には人気を嫌ってやや評価をさげてしたエイシンフラッシュ。天皇賞・春での復調は本物でした。 逆に大きく狙ったローズキングダムは続く4着。このあたりは実力的にも紙一重だっただけに、展開や騎手の力量がモノをいったような感もあります。
そんな中、やはりトゥザグローリーの大敗はやはり気になりますね。

2011/6/26 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
G1レースでありながら、内回りコースであることが 特徴。かといって追い込み馬が一概に不利ともいえない。
天候微妙で、加えて坂のあるコースだけにパワーもそれなりに要求される。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ナムラクレセント 牡6 58.0 和田 竜二
1 02 アーネストリー 牡6 58.0 佐藤 哲三
2 03 ルーラーシップ 牡4 58.0 横山 典弘
2 04 × エイシンフラッシュ 牡4 58.0 安藤 勝己
3 05   フォゲッタブル 牡5 58.0 川田 将雅
3 06   アサクサキングス 牡7 58.0 浜中 俊
4 07   ハートビートソング 牡4 58.0 秋山 真一郎
4 08 ブエナビスタ 牝5 56.0 岩田 康誠
5 09 ローズキングダム 牡4 58.0 ウィリアムズ
5 10   ドリームジャーニー 牡7 58.0 池添 謙一
6 11 × ダノンヨーヨー 牡5 58.0 北村 友一
6 12   シンゲン 牡8 58.0 藤田 伸二
7 13   トーセンジョーダン 牡5 58.0 ピンナ
7 14 トゥザグローリー 牡4 58.0 福永 祐一
8 15   トレイルブレイザー 牡4 58.0 小牧 太
8 16   ビートブラック 牡4 58.0 武 豊
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
SM
スローミドル
逃げ、追い込みの極端な脚質は少なく、縦長になりやすいコース形態だが、比較的団子状態で進みそう。
信頼度
C
上位拮抗
それほど荒れるレースでもないので、ある程度、地力上位馬で決まるとみるが、その優劣が明確につけにくい情勢。
予想本文 

 春のG1総決算となるグランプリレース、宝塚記念。
それなりに豪華な顔ぶれではあるが、どちらかといえば期待に応えられなかった馬の雪辱戦の様相を呈している。勝ち抜けされた馬への秋に挑むためにも、ここは盛り上げて欲しいところ。

 前走、勝たなければならないレースを落としたブエナビスタ
ドバイでの大敗とあわせ、やや勢いに陰りがみられる情勢となってきた。だが、前走については、アパパネの先行力を見誤った感もあり、最後方からはしっかり追い上げてはおり、まぁ、仕方がないともいえる結果だったともいえる。
一方、ここのところズブくなってきたのか、あるいはそういう作戦なのか、かなり後方から追い上げるレースが続いているのは少し気に掛かる。昨年このレースで2着した際も先行してのものであるし、内回りである以上、後方から差し込むにはコーナー途中からのまくりが必要。その辺はあまり器用なタイプでもないだけに、先行して力で押し切る正攻法がよさそうに思える。
ただ、なんといっても国内では3着以下を外していない馬。これだけ2着が続くとさすがに勝ちきるまでには自信を持てないが、多少でも人気が落ちてくる今なら絶対的に軸馬筆頭だ。

 天皇賞・春の1番人気に応えられなかったトゥザグローリー。充実一途の今なら折り合い懸念も少ないとみていたが、騎手の手替わり、長距離のスローペースなどが影響したのか、まるでレースにならなかった。ここは巻き返しの一戦となる。逆に後のない一戦ともいえ、一度目は許されてもここで再度大敗するようならしばらくG1の舞台は厳しいかもしれない。だが、京都記念、日経賞の連勝ぶりから、適距離で再び見直したいところ。
今回のメンバー構成なら比較的先行してレースを運べるはずで、その辺は有利に働きそう。

 現4歳馬は高レベルがごろごろいて、このレースでも主勢力となっている。
互いに勝ったり負けたりでドバイを制したヴィクトワールピサを含めてもまだ絶対的な王者は不在と言っていいだろう。実力差が僅かなら当然により人気薄の方が旨味があり、そういう意味では前走好走したエイシンフラッシュよりも、勢い盛んなルーラーシップよりも、ローズキングダムの方が気にかかる。
すでに日本で十分すぎる実績のあるウイリアムズ騎手を鞍上に迎え、逆襲に転じる。
JC馬だが、降着の恩恵に預かったものでもあり、このあたりですっきりとした形での戴冠を目指したいところだ。

 4歳馬以外の古馬ではやはりアーネストリー。この馬も地味ながら本命馬と負けず劣らずの堅実ぶりで大レースでも3着圏内への信頼感は高い。こと中距離での地力は現役屈指で、休養明けの金鯱賞をまずますの3着で終え、叩き2走目の上積みを持って昨年3着のこのレースに再度挑む。
また、今回の場合は、おそらくはハナに立つであろう展開が予想される。逃げる戦法はこの馬にとっては諸刃の剣ともいえる危うさも秘めるが、うまく内枠を利し、レース全体のペースをコントロールできれば流れ込みは十分考えられる。あるいは持ち前の先行力を活かしてそのまま逃げ切ることもないことではない。

 昨年の有馬記念では重い印を打ったルーラーシップ。その時は6着と善戦どまりだったが、国内重賞2連勝。ここに来て一気に主役候補に躍り出てきたわけだが、そうなると逆に買いにくくなるのが、難しいところ。
ドバイでは折り合いがつかず期待に応えること叶わずだったが、その直後の前走で重馬場での致命的な出遅れを挽回しての勝利はまさに良血開花を裏付けするものであった。まだG1タイトルは手にしていないが、そろそろ頃合いという雰囲気が漂う。

 調教で猛アピールのエイシンフラッシュ。現状絶好調であることは誰の目にもわかるところ。
ダービー馬でもあり、十分にその実力は認められたものではあるが、やはり前走、天皇賞・春での好走での人気は大きく。ここに来てグッと注目を集めることになった。無視できない実力馬だが、この人気に加え、後方から差し込むタイプでもあるだけに、敢えて押さえ程度が妥当なところか。

 今回は、極端な波乱はないと見ているが、穴っぽいところでは、ダノンヨーヨー
安田記念で絶対の信頼を寄せて裏切られたわけだが、出遅れたあったとしてもやや負けすぎの感。
今回、距離が伸びるが、実はこのくらいの距離の方がレースがしやすいのではという思いがあり、この路線変更はマイナス面よりも新味が出る可能性もあるとみる。
ほぼ主戦騎手といっていい北村騎手に戻り、その執念も怖いところ。

馬券と総評
推奨馬券 総評

3連単

軸2頭マルチ:

08=14
→09,02,03,04,11
(30点)

08=09
→14,02,03,04,11
(30点)

年齢的な衰えを加味したドリームジャーニーは外したものの、概ね人気上位馬での決着を予想する。
それゆに絞り込みが必要なため、その順序づけが重要となる。
軸としての安定感ではやはりブエナビスタが群を抜く。この馬を中心に、4歳馬が相手を務めるという構図。
主力馬の実力差はほとんどないといっていいほどの差。ならば人気的に旨味のある天皇賞・春で折り合いを欠いて大敗したトゥザグローリーとローズキングダムにウェイトを置きたい。
馬券はブエナビスタから相手をトゥザグローリー、ローズキングダムで3連単 2頭軸マルチ流し。
2010年6月27日(日) / 阪神 2200m 芝・右 内 / 晴・稍重
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[8] 17      ナカヤマフェスタ  牡4 58 柴田善 2:13.0  8
2[4] 8  ◎  ブエナビスタ    牝4 56 横山典  1/2    1
3[1] 2  ○  アーネストリー   牡5 58 佐 藤  1/2    3
4[8] 18  X  ドリームジャーニー 牡6 58 池 添  1/2    4
5[2] 3      ネヴァブション   牡7 58 後 藤  1     12
6[6] 12      メイショウベルーガ 牝5 56 幸     クビ   13
7[2] 4      スマートギア    牡5 58 和 田  1.1/2  14
8[5] 10  ▲ Bジャガーメイル   牡6 58 ウィリ  ハナ   2
9[3] 5      ナムラクレセント  牡5 58 小 牧  クビ   9
10[7] 13  △  フォゲッタブル   牡4 58 蛯 名  クビ   6
11[1] 1  X  イコピコ      牡4 58 岩 田  2.1/2  11
12[4] 7      マイネルアンサー  牡6 58 川 田  ハナ   15
13[5] 9      ロジユニヴァース  牡4 58 安藤勝  クビ   5
14[6] 11      トップカミング   牡4 58 浜 中  クビ   16
15[8] 16  X  アクシオン     牡7 58 藤 田  1.1/2  10
16[3] 6  △  セイウンワンダー  牡4 58 福 永  1.3/4  7
17[7] 14      マキハタサイボーグ セ8 58 太 宰  5     17
-[7] 15      コパノジングー   牡5 58 藤岡佑  取消
  
払戻金 単勝 17 3780円
    複勝 17 710円 / 8 120円 / 2 200円
    枠連 4-8 780円
    馬連 8-17 5150円 / 馬単 17-8 16990円
    3連複 2-8-17 7920円 / 3連単 17-8-2 77160円
    ワイド 8-17 1580円 / 2-17 2870円 / 2-8 330円	
  

感想と言い訳?!

 ブエナビスタの勝利と思いきや、まさかの大外強襲でナカヤマフェスタが勝利をかっさらった。
ブエナビスタ以降もアーネストリー、ドリームジャーニーと続いているだけに、もちろんフロックとはいえません。

好走することの可能性はまだありましたが、まさか勝利するまではさすがに想定外でした。
参りました。

2010/6/27 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
連日の雨で重馬場予想。
まだ開幕2週目で馬場そのものは良好。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 × イコピコ 牡4 58.0 岩田 康誠
1 02 アーネストリー 牡5 58.0 佐藤 哲三
2 03   ネヴァブション 牡7 58.0 後藤 浩輝
2 04   スマートギア 牡5 58.0 和田 竜二
3 05   ナムラクレセント 牡5 58.0 小牧 太
3 06 セイウンワンダー 牡4 58.0 福永 祐一
4 07   マイネルアンサー 牡6 58.0 川田 将雅
4 08 ブエナビスタ 牝4 56.0 横山 典弘
5 09   ロジユニヴァース 牡4 58.0 安藤 勝己
5 10 ジャガーメイル 牡6 58.0 C.ウィリ
6 11   トップカミング 牡4 58.0 浜中 俊
6 12   メイショウベルーガ 牝5 56.0 幸 英明
7 13 フォゲッタブル 牡4 58.0 蛯名 正義
7 14   マキハタサイボーグ セン8 58.0 太宰 啓介
7 15   コパノジングー取消 牡5 58.0 藤岡 佑介
8 16 × アクシオン 牡7 58.0 藤田 伸二
8 17   ナカヤマフェスタ 牡4 58.0 柴田 善臣
8 18 × ドリームジャーニー 牡6 58.0 池添 謙一
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
S
スロー
02は必ずしもの逃げ馬でなく、スローに落とすことは必至。
信頼度
C
ヒモ荒れ要素あり
本命馬の軸は堅そうで、実績馬出決まる公算だが、思わぬ馬の好走はないとは言えない展開。
予想本文 

 レッドディザイアの回避は残念だが、それなりにG1ホースが揃い、グランプリらしくはなった。
京都記念の1~3着が主力を形成する今年の宝塚記念。
ジャガーメイルが天皇賞馬になったことにより、いずれもがG1ホース。
この対決には興味が持てる。
ただ、京都記念とこの宝塚記念、距離こそ同じではあるが、コースや時期、レース性質も異なるため、あまり連動性はない。
当日の馬場も芳しくはなさそうだし、新興勢力もなかなかの実力馬が揃った。
このレースの結果次第では、また秋には混戦模様が展開されることになるかもしれない。

 古馬になり、牡馬混合戦、果ては海外レースを経験しても全戦3着以下なし。
ブエナビスタのこの実績にケチをつける余地はない。
今さらの牝馬限定戦だった前走のヴィクトリアマイル、当然必勝を要求されたが、なんとかギリギリでの勝利となった。この結果をどうとるかではあるが、ウォッカでさえ敗れたことを考えると、まずは勝ちきった事を素直に評価したい。
また、マイルの忙しい流れも、決して苦手ではないが得意ともいえないだけに、及第点ではなかろうか。
そして今回、再度の牡馬との混合戦G1。
この馬の使命として古馬G1は制しておく必要はあるだろう。
地力的には申し分ないが、今回は展開がやや気になるところ。
馬場が渋化の懸念のある中、さらに間違いなくスローペース予想。
自在性があるのでさほど心配はないが、先行馬の前残りには注意する必要があり、かつ後方待機馬にも気を遣う1番人気特有のプレッシャーにさらされることにはなる。
ただ末脚は確実なので、前目中団からの競馬ができれば、複勝圏内は確実。

 対抗にアーネストリーを指名してみる。
今回、先行馬はかなりのアドバンテージがある。
有力馬は軒並み末脚勝負型。 逃げ馬不在の上、阪神、内回りコースで馬場も重。
できればロジユニバヴァースを先に行かせる展開になれば、好勝負はかなり期待できるはず。
佐藤哲騎手・逃げに近い先行馬・そして宝塚記念といえば、やはりタップダンスシチーを意識してしまう。 また、加えてこの馬はグラスワンダー産駒。 奇しくも本命馬ブエナビスタの父、スペシャルウィークとの激戦をもフィードバックさせる。
父が圧勝したこのレースで、同じくパワー型のアーネストリーにとっては、今回は絶好の舞台となる。 ただ、それゆえなのか、3番人気はやや見込まれすぎかなという印象も受ける。

 いつか必ずG1をとると見込んでいたジャガーメイルは、見事に天皇賞・春を勝利した。
ただ、父ジャングルポケットということもあり、加えて追い込みタイプでもあったことから、何となく東京2400mという印象があった。それだけに天皇賞・春の勝利はやや意外で、やはり本来は中距離あたりがベストではないではないだろうかと思われる。
スローペースで33秒台の脚を使うのが得意戦法。
阪神内回りではしんどい面もあるが、スロー必至の展開はありがたい。
加えて脚質には自在性が出てきており、最後方でなくても競馬ができるのは大きい。
とにかく調教過程も抜群で、早くから注目されていながら出世の遅れた素質馬が、今ようやく華開くところと言えよう。
前走だけで終わってしまうのか、今後もG1戦線を引っ張ってゆく存在となるか、このレースが正念場となる。

 アーネストリーと同じく、この馬もグラスワンダー産駒のセイウンワンダー
G1戦線でことごとく上位を賑わせながら、朝日杯以来の勝ち星をようやく前走でつかんだ。
格下相手で、もたもたしながらの勝利ではあったが、とにかく勝ったということが大きい。
阪神は向く力馬タイプで、混戦にも強い。
実力の割に人気の盲点になっており、旨味要素もかなり高い。
気になるのは、どうみてもマイラー体型の520キロを超える馬体重で、菊花賞3着馬に失礼ではではあるのだが、もう一絞りあればより安心感も増す。

 前走、人気を裏切ったフォゲッタブル
出負けでリズムを崩したともいえるが、期待された長距離レースでの惨敗は大きなマイナス要素。
ただ、やはりこれまでの戦績とその血統背景を考えると、前走だけで見限りもできない。
瞬発力勝負はできないので、スローペースは歓迎できないが、阪神コースというのは救いがある。
鞍上手替わりの期待感もあり、警戒対象には引き続き加えておきたい。

 2大グランプリの覇者にして、このレースの2連覇を目指すドリームジャーニー
昨年ほどの順調さを欠き、球節炎明けというのはやはり気になる材料。
上位の可能性十分の馬ではあるが、大外枠と人気を考慮すると今回は押さえまでに留めたい。

 条件戦から一気に重賞連勝まで昇り詰めたアクシオン
一呼吸おいての前走が注目されたが、見せ場無く惨敗。
落鉄もあったが、やはり休養明けが響いた感。
相手関係との実力差は未知数だが、一叩きで変わり身でどこまで通用するか注目したい。

 もう見限ろうかと思ったイコピコだが、鞍上手替わりでもう一戦様子を見たい。
神戸新聞杯の豪脚ばかり注目されるが、その後の敗れた菊花賞、鳴尾記念の末脚に確かな力を感じた。
その後は惨敗続きだが、ここでどんなレースをするかによって今後を見定めようと思う。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

08=02→10,06,13,18,16,01
(36点)

08=10→02,06,13,18,16,01
(36点)
 あまり荒れることの少ないこのレース。
やはりブエナビスタを中心とした展開となりそう。
問題は馬場と、ペース。
極端にスローになる可能性があり、その場合はどの馬でも勝負になってしまう。

 ヒモ荒れ要素はあるが、ひとまずブエナの中心は動かしがたい。勝ちきるかまでは微妙なので、ブエナの2着、3着固定ながしで狙い撃つのもおもしろい。
一応、無難に3連単、ブエナ、アーネストリーの2頭軸マルチながし、可能ならブエナから、相手をジャガーメイルに変えても押さえたいところ。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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